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プロフィール
コメント数 2282
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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761.  コッホ先生と僕らの革命 《ネタバレ》  『スポーツもの』というよりは、スポーツを題材とした教育ドラマといった趣。実話がベースなので、心揺さぶられるほどのドラマはなし。でもサッカーを通して子供たちの諍いがなくなっていく様子、サッカーにはまって一人一人が精神的に自立していく様子に元気がもらえます。  で、良い映画なんですが、こーゆー作品にしては、気になる点が多々あり。  まずハートゥングのいじめ。これが結構陰湿。で、その発覚はなし。当然お咎めもなし。のこぎり事件の濡れ衣もそのままだし、靴事件もそのまま。そーゆーのを放置されると、ちょっともやもやします。コッホ先生が来たことで、いじめられっ子のボーンシュテッドのいじめの環境が変わっていく過程が、少しでも良いからほしかった。  正直コッホ先生は『サッカー』と『子供たちにサッカーをさせること』にしか興味がないように見えます。『ばれたら退学になる』と言ったボーンシュテッドに対し、『ばれるわけがない』と言ったのにはびっくりする。  結局はサッカーでクラスに絆が芽生え、物事が良い方向へと動いたけれど、偶然の産物に因る部分が大きい。視察団が来るきっかけを作ったのは生徒たち。ラストの逆転劇は、友人イアンの来訪によるもの。肝心なところでは、何かしているようで何もしていないコッホ先生。彼にそこまで魅力を感じきれなかったのが正直な感想です。  使用人の女性は仕事をクビになったまま。ボーンシュテッドは何も悪くないのに、退学になったまま。結局この2人がこの後どうなったかわからないまま雰囲気だけハッピーエンドで幕が下りちゃいました。[DVD(字幕)] 6点(2019-09-15 17:18:04)(良:1票) 《改行有》

762.  ツイてない男 《ネタバレ》  おお、なんか『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を思い出すテイスト。あちらよりスケールはしょぼいですが、ギャップでは良い勝負?  『オーシャンズ11』みたいな雰囲気で始まったかと思いきや、『クライムサスペンス』?いやいや、まさかの殺人鬼ものでしたっていうぶっとんだ映画。  間抜けな殺人鬼。ゆるい展開。でもグロ描写はしっかり。これはもうマニア向けの異色作。胃腸が弱い人が見たら食中り起こしそうな食べ合わせの悪さ。強盗帰りに偶然乗りこんだエレベーターの中で、殺人鬼兼ビルのオーナーが居合わせるって、よく考えたら凄いプロットです。変な映画をいっぱい見てきた私も、最初の人質がはさみで首ちょんぱされるシーンでは、開いた口が塞がらなかったですね。一瞬何が起こったかわからず、ちょっと巻き戻して確認した次第。あれ?この辺からちょっと映画にひきこまれちゃっている気が・・・まあ、いいか。  とは言え、とは言えですよ、わざわざ借りてまで観るほどのものではありません。まさに『暇つぶし』程度の映画。ただ、個人的に、ちょっと好きなんです、このギャップが。悪くない。[DVD(字幕)] 6点(2019-09-15 04:01:14)《改行有》

763.  セブンデイズ 《ネタバレ》  ちょっと豪華な火曜サスペンス劇場といった雰囲気。吹替えで見ちゃったのでなおさら。  『誘拐された敏腕弁護士の娘ユニョン』『犯人の要求はある人物を無罪にすること』で、その人物は連続強姦魔。前科ありで、しかも強姦した相手を殺しちゃってる鬼畜。こいつがどう見てもクロ。そしてクズ。この人物を僅かな日数でどうやって無罪にするのか。娘はどこなのか。二つの事件、調査を同時進行で行うので、サスペンス要素はてんこ盛り。それなりにハラハラできます。  ところが途中でちょっと中だるみ。なぜでしょう。次々出てくる容疑者との追いかけっこに、ちょっと疲れちゃったのかもしれません。また、『娘を誘拐した犯人』と『連続強姦魔を無罪にしてほしいその動機』が途中で読めちゃったので、中盤以降は答え合わせをするような気持ちで見たのも緊張感を削いだ一因かも。  『どうせ娘は殺されない』とタカをくくっていたので、トランクケースに入れられていたのにはビックリ。  最後まで見て、ユニョンを誘拐した犯人に同情する気持ちもなくはないです。ですが殺された女性にも『ドラッグ』『私生活の乱れ』などの落ち度があり、そんな子供に育てたのは親の責任。にも関わらず完全な被害者づら。で、無関係な人間の幼い娘を誘拐。あまりにも身勝手で、やはり同調はできないですね。[DVD(吹替)] 6点(2019-09-12 10:30:14)《改行有》

764.  フロンティア(2007) 《ネタバレ》  こーゆー『悪魔のいけにえ系』の映画って、ほんとにたくさん作られているんだなーとしみじみ。しかもこちらは『おフランス』。こーゆー人間の狂気って、国境を越えて、人がたまに見たくなるものなんでしょうか。まさに怖いものみたさってやつですか。  こーゆー系は救いようのない『全滅系』か、カタルシスを味わえる『復讐系』のどちらかが多い。この作品はどちらかと言えば『復讐系』。ですがカタルシスはあまり感じません。主演女優の反撃が、『偶然の産物』や『キチガイ一家の仲たがい』によるものが多いからです。  それに、主人公グループ、5人それぞれが良いキャラしていたのに、そのうち4人は早々にリタイヤってのがもったいない。序盤で警官相手になかなかの戦闘力を見せていたので期待しちゃったじゃないですか。それがキチガイ一家と会ってからは人が変わったように泣き叫んで逃げ惑うばかり。がっかりさせてくれます。せめてファリッドやアレックスは反撃に参加させてほしかった。  主演の女優さんもさすがにちょっとうるさすぎるかな。過剰演出。きゃーきゃーきゃーきゃーちょっとジャマ。  ホラーテイストは及第点だし、キチガイぶりが恐怖をかきたてていて、刺激的でなにより。その一方で『家族間の権力争い』に垣間見える人間臭さ、『銃の台頭』によるありきたりなドンパチが恐怖と狂気を半減させているのも確か。ビビリの自分にはそれぐらいが丁度いいんですが、それを物足りないと感じる強者もいるかもしれませんね。[DVD(字幕)] 7点(2019-09-12 01:20:05)《改行有》

765.  インベージョン 《ネタバレ》  どっかで見た映画だと思ったら、『SF/ボディスナッチャー』のリメイクだったのか。なるほど。どーりで。  個人的にはこちらのほうが好き。『SF/ボディスナッチャー』より上映時間が短く、テンポがよく、それでいて見所が多い。前半の雰囲気作りがとても上手い。  序盤にちょいちょい街の様子をさりげなく挿入しているのが大事。自分が知らない間に少しずつ変わっていく街。日常。マジョリティーだった『人間』という種がいつの間にかマイノリティーへとすり替わっていく恐怖。これぞホラー、これぞSFでしょう。  巷の評判は厳しいみたいですが、私は好きです。とっても。ゾンビやモンスターと違ってぱっと見は人間。外見ではその脅威に気付けない恐怖。オリジナルのもつ最も重要な核となる恐怖が引き継がれているのが大事。そこさえ変わらなければ、『免疫』や『睡眠』なんかの追加設定やアレンジがされていても全然問題ないわけです。  オチは賛否両論ありそう。『SF/ボディスナッチャー』のバッドエンディングも嫌いではありませんが、丸く収まっちゃうこちらのほうが好みです。点数低かったから期待していなかったのですが、リメイクだから低かったのですね。オリジナルより点数が低くなりがちなのはリメイクものの宿命。納得です。  迷っている人がいたら、この映画に関しては平均点をあまり気にせず鑑賞することをオススメします。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-09-12 01:05:11)(良:1票) 《改行有》

766.  ホームランが聞こえた夏 《ネタバレ》  正統派スポーツドラマ。凄く良かったです。  まず、主演のチョン・ジェヨンが良い。『選手を叱咤激励するシーン』『他校の選手を叱るシーン』『学校の経営陣に啖呵をきるシーン』どれも凄い迫力で、胸があつくなります。日本の俳優さんで、この人くらいアツい演技をする人が、今どれくらいいるでしょうか。  プロ野球の花形ピッチャー。でも素行不良で問題児。警察沙汰で謹慎処分。社会貢献の一環で聾学校の野球部のコーチに。最初は渋々。やる気なし。そこから徐々に子供たちといっしょになって、真剣に野球のコーチをやりはじめる。まあいたってシンプルでよくあるシチュエーション。ただその見せ方がとても自然ですごく上手い。トレーニングの様子を丁寧に、かつテンポよく見せてくれたことに監督さんや脚本家さんのセンスの良さを感じます。ラストの試合の決着も、ちょっと虚をつかれたけれど個人的にはアリ。これといって非の打ち所の無い作品で、よく出来ています。  ただ、こーゆー映画を見ると過去に見た野球マンガの数々とどうしても比較しちゃいがち。野球マンガに必ずある、『無名の高校が周りをあっといわせる展開』が、やはりこの映画にもありません。野球マンガってその辺の盛り上げ方が凄くうまくて、比較しちゃうと物足りなさを感じる部分はあります。ついでに言うと、女教師との恋エピソードもイマイチ。あの程度の味付けで済ますなら無いほうが良いでしょう。[DVD(字幕)] 8点(2019-09-09 13:09:44)《改行有》

767.  キングダム/見えざる敵 《ネタバレ》  オープニングの時間差テロ。このシークエンスの衝撃は凄い。休日のソフトボール大会を狙った無差別テロ。それだけでも凄惨なのに、救助に集まってきた人々を狙う大爆発が本命。この映画を見るにあたっての心構えは、このオープニングで強制的に完成されます。  惜しいのはその先。『リアリティ』『臨場感』、そういったものを重視しすぎてしまったのか。ちょっとだらだら。中だるみ。もうちょっとテンポよく見せてほしい。人の緊張ってそんなに長く続きません。オープニングで得られた張りつめた緊張感がぷっつりと切れてしまうのが残念。  FBIのスペシャリストチーム。それぞれの専門分野で大活躍。と思いきや、捜査が犯人逮捕に効果的には結びつかない。やたら捜査を強調していたので、そっち方面も期待しちゃいましたが、『捜査もの』としての面白さはほとんどなさそう。  最後に、オープニングほどではないですが、ラストのFBI襲撃は本作の見所のひとつ。そこからクライマックスまでは目が離せません。急がなければ仲間が殺されてしまう中、四面楚歌状態での市街戦は緊張感抜群です。仲間を救って一安心、からの、ビー玉⇒指のない指導者の発見、ありきたりだし予想はついてもやっぱり驚くサプライズ。サスペンスアクションとしてはなかなか良かったと思います。  とまあ、一見社会派っぽいけど、その実体はわりと単純なサスペンスアクション。あくまで娯楽作品として、単純な思考で鑑賞するのが正しいのかもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-08 02:37:52)《改行有》

768.  恋するモンテカルロ 《ネタバレ》  『ロードムービー』や『ラブコメ』かと思っていたのですが、『なりすまし系』ですか。苦手なんですよね、このジャンル。いつばれるかとひやひやするので、落ち着かない。悪いことをしているのは明らかなので、居心地が悪いのです。  もちろん、それがメインテーマの『潜入捜査』や『スパイもの』であれば平気なんです。ですがこれは『ラブコメ』がメイン。『なりすましちゃっている現実』が気の休まらない状況をつくっちゃって、三者三様の恋愛を全然集中して見られなくなります。  途中からはネックレスまで気になって、3人がどこの誰とどんな恋愛しようがどーでもよくなってきます。『早く現状をなんとかしなさい!』という気持ちのほうが勝ってしまいます。これって『ラブコメ』としては致命的だと思います。  グレース、メグ、エマ、一人一人の恋愛エピソードは悪くなかった。いっそ『なりすまし』なんて奇をてらったストーリーはやめて、直球3本勝負のラブコメに徹したほうが楽しめたかもしれないです。[DVD(字幕)] 5点(2019-09-05 13:40:00)(良:1票) 《改行有》

769.  ラブ & ドラッグ 《ネタバレ》  ジャンル『ラブコメ』になるとは思うのですが、後半になるにつれてコメディ要素は失速。まあラブコメってだいたいそういうパターンが多いのですが。前半笑わせて。後半しんみりさせて。そのギャップが良いんでしょうね。  で、この映画は『難病』を取り扱っている分、よりシリアス度が高め。とゆーか重い。主演の二人が美男美女だったからまだ良いが、この二人じゃなかったらもっと暗い雰囲気になってそうです。  『パーキンソン病とその家族』というのを真面目に扱った映画。だから軽い気持ちでこの作品手に取っちゃうと、後半はリアル路線がちょっとつまらなく感じるかもしれません。  ジェイミーが持ち味を活かして、仕事で頭角を現しつつ、二人の恋も始まっていく、その様子を同時進行で描くシークエンスが一番好きかな。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-09-04 11:45:59)(良:2票) 《改行有》

770.  ニューイヤーズ・イブ 《ネタバレ》  ラブアクチュアリー系の同時進行群像劇。こちらの作品には女性の裸も出てきませんので、家族で安心して見られる内容となっております。  とにかく人、人、人。大物俳優も多数参加。それにテンポが良い。だからなのか、薄味なわりに、あまり飽きません。  出てくる人は皆良い人。全員がハッピーエンド。毒は一切なし。薬になるかどうかは観る人次第。  個人的に好きなエピソードは1人さびしい女性の願いをかなえてまわるエピソード。エレベーターの二人も良かったのですが、全然トイレの心配しないのがリアリティに欠けますね。エレベーターの女性に、最後の最後でチャンスをあげるのは心にくい演出。ありきたりだけど好きです。  女の子の母親は『過保護&過干渉』で共感できず。ラストにこの母親はサムと結ばれますが、個人的にはミスマッチ。年齢差も容姿も性格さえも、ちょっと似合わない。  妊婦さん達の賞金争奪戦は完全なるコメディパートかと思いきや、これも最後にはちょっとイイ話に。『こっちは0時4分。そっちは?』『こっちは0時5分』ここまでだったら普通ですが、『じゃあ0時5分ということで』という女医さんの一言が真相を物語っています。こーゆー演出は最高に良い。  よって、全体通して良かったのですが、薄味は薄味。  アメリカ、ニューヨークの一般的な社会を見ることが出来るという点では貴重な作品かもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-03 03:19:27)(良:1票) 《改行有》

771.  シューテム・アップ 《ネタバレ》  銃の名手という設定からの百発百中。そこは百歩譲って良しとしましょう。ですが『大勢から一斉に撃たれて一発も弾が当たらない』という説明にはなっていません。娯楽作品への愛が半端ない私。そんな自分がいくらなんでもあんまりだと思っちゃう。今まで見た映画の中でもこれがダントツでひどいかもね。  アクション?サスペンス?いやいや、これはもはやコメディです。  車を正面衝突させて相手の車に飛び移る。スカイダイビングしながらのガンアクション。やりたい放題の究極のカタチ。  弾は全く当たらないけれど、居場所はどこにいてもすぐにばれるというご都合主義。  何でも開き直れば凄いもんができる良い見本です。  で、設定のいい加減さに対し、ストーリーは無駄に凝りすぎ。ちょっと黒幕が多すぎる印象。そんでそれが特にサプライズになっているわけでもないんですよね。『へー。銃会社の社長さんが黒幕なんだー』『へー。大物政治家のドナーが狙われていたんだー。』ぐらいです。ストーリー的面白さは皆無と言って良いでしょう。  ただいろんな銃の扱い方、一風変わったガンアクションが見られるので、普通のガンアクションに飽きちゃっている人は楽しめるかもしれません。  結構マニア向けかもしれない作品。悪くはないですが、映画そのものを楽しみたい人にはオススメできかねます。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-01 13:11:33)(良:1票) 《改行有》

772.  サベイランス(2008) 《ネタバレ》  『ヒッチャー』みたいな雰囲気がたまらなく怖い『雰囲気ゴリ押し系ホラー』。それ自体に文句はないんですが、ネタバラシちょっと弱くないですかね。ミステリー仕立てで凄く面白かったのに、フタを開けてみればたいしたミステリーでもない。『何でもありサプライズ』は逆に驚けないのです。  本物のFBIが殺人鬼なのか。それとも殺人鬼がFBIになりすましているのか。どちらにしても基本設定に無理がある気がします。  『最初から二人組みの殺人鬼なんて実はいなかった』というオチかと思っていたのですが、全然違いました。子供の絵も何かのヒントになるかと思ったのですが、回想シーンで何が描かれるかを示唆するだけで、特にヒントではないですね。この映画にミステリーを期待しないほうがいいかもしれません。  ほぼほぼバッドエンディングなんで、後味はあんま良くない。女の子とその家族はかわいそうすぎます。  それに、警官二人がクソ野郎すぎて、殺人鬼カップルのインパクトが弱くなってしまったのも問題。そもそもあのクソ警官どもがみんなの車を停めなければ、みんな普通にドライブして誰も犠牲者は出なかったはずなんで、クズ警官どもの罪は重い。  と、何か次から次に文句が出てきちゃいますが、映画としては普通に面白いので困ったものです。[DVD(字幕)] 7点(2019-09-01 12:04:31)《改行有》

773.  導火線 FLASH POINT 《ネタバレ》  イップマンのイメージが強いドニー。そのイメージは『瞬殺クンフー』。でもこちらの作品では『投げ』『絞め』『関節技』と打撃以外の技が光ります。なんと多彩な武道家なんでしょう。  ストーリーも単純ながら悪くないです。ウィルソン刑事の潜入捜査がばれているシーンはちゃんとハラハラできます。潜入捜査ものはこのドキドキがたまらない。  ガンアクション、カンフー、ストーリー。どれも一定の水準は超えている完成度の高い娯楽品。ですがその一方で『この作品ならではの突出した面白さ』というものまでは感じ取れず。  3兄妹トニー、アーチャー、タイガーがそれぞれ良いキャラしていたものの、見せ場はほとんどアーチャーの独占状態。ドニーが強すぎるので、3兄弟と順番に戦う『プチ天下一武闘会』みたいなもんをやってくれたら、終盤もうちょっとだけ盛り上がったかも。アーチャーとのバトルは見応えはあったものの、ちょっと長すぎましたね。  まあなんにせよ、この映画は気軽な気持ちでカンフーを楽しむ映画として、完全に合格ラインは超えています。[DVD(字幕)] 7点(2019-09-01 04:03:37)《改行有》

774.  恋とニュースのつくり方 《ネタバレ》  サクセスコメディ。ラブコメの要素があるものの、基本はお仕事コメディ。ラブコメは添え物程度。  駆け出しのプロデューサー、ベッキーがどのようにしてこの業界で成り上がっていくのかがポイント。  仕事を突然クビになり、やっと見つけた転職先は人気低迷の報道番組。まさに定番のストーリー展開で、本来であれば自分とは相性が良いタイプのライトコメディ。  いまいちだったのが盛り上げ方。  番組の打ち切りを宣告され、『6週間以内に視聴率を上げてみせます。』と啖呵をきる主人公。『いいぞいいぞ、面白くなってきたぞ。』と見ていたら、その方法が誰でも思いつくような低俗な企画ばかり。序盤の人物描写で『仕事に夢や信念を持っている主人公』『マイク・ポメロイが憧れのニュースキャスター』と、本格志向なのかと思っていたので、視聴率さえ上がればなんでもいいのかと、ちょっと残念な気分に。  で、そんな低俗な企画で視聴率が上がって、『トゥデイ』からお声がかかる始末。これこそがまさにご都合主義だろうと、ちょっと期待とは違う落としどころ。マイク・ポメロイが独占取材に成功するエピソード。ベッキー自身もそーゆーのを積み重ねていくような、そんな芯のあるサクセスのほうが好みです。この作品は思っていたのと悪い意味で違いましたね。  ただ、レイチェル・マクアダムスはかなり好きな女優さん。彼女が主演というだけでも見る価値はありました。働くレイチェルは凄く魅力的です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-08-30 21:51:29)(良:1票) 《改行有》

775.  かぞくはじめました 《ネタバレ》  ハートフルなドタバタコメディと思っていたら、友人二人が事故死。ちょっと驚きます。赤ちゃんといっしょに暮らすシチュエーションを他の方法で作り出すことはできなかったのでしょうか。  内容は定番のラブコメ。お約束好きの自分にとっては楽しい作品となりました。  主役の独身男女、ホリーとメッサー。良いところもあれば悪いところもある。でも根が善人なので、感情移入しやすい、もっというなら応援したくなる二人。最初はチャラ男のメッサーにホリーが我慢していくのかと思っていたのですが、意外にも逆のケースが多いです。メッサーが結構寛容で良いやつオーラが出ています。それとも自分が男なので、メッサーびいきで見てしまっているのか。  赤ちゃんがかわいいのもポイント高いです。隣人や調査員、恋敵などいろんな人が出てきますが、みんな癖はあるものの基本良い人ばかり。そのぬるさがこの作品には合っているように思えます。  前半から中盤はともかく、終盤になるにつれて、やや恋愛要素にウェイトをシフトしすぎた感はあるかも。『擬似家族が本物の家族になっていく。』その過程をもっとソフィー(赤ちゃん)中心に描いてくれたら、傑作になったかもしれません。悪くはないのですが、終盤にはただのラブコメに収まってしまったのがちょっと惜しいかな。それはそれで楽しいから良いんですけどね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-08-23 11:24:45)(良:1票) 《改行有》

776.  イースタン・プロミス 《ネタバレ》  思い雰囲気。暗いトーン。ミステリアスな人々。『いきなり首を切られる人』『血だらけで助けを求める少女』断片的で衝撃的なオープニング。いったいどんな謎やドラマが隠されているのか。  いやいや、何てことはない、よくある潜入捜査ものでしたね。  日記に書かれた少女の秘密。その内容は悲惨なものでありますが、マフィアの性犯罪を立証するくらいの扱いで、『さもありなん』の域は出ていません。本格的なミステリーではないみたいです。  ボスの息子キリル、マフィアのボス、潜入捜査官、誰を見てもステレオタイプで、この映画ならではのキャラクターに昇華されてるわけではありません。既視感はあるものの、一人一人の人物描写は精巧で完成度は高いです。  ストーリー、真相は、雰囲気に騙されそうになりますが、結構浅い。とは言え、娯楽作品とも言い難い。でも深みのあるドラマではない。うーん。物語の着地点が気になっちゃうし、目を引くシーンは多くあります。ですので暇つぶしにはなりますが、それ以上にはならない映画です。[DVD(字幕)] 6点(2019-08-19 04:28:29)《改行有》

777.  宇宙人ポール 《ネタバレ》  宇宙人ポールを故郷に帰してあげるってだけの映画。ストーリーは単純明快。だからこそ、ちょっとゆるくてちょっと良い人たちの、コメディテイストな逃亡劇を楽しむことができるのです。単調になりそうなシナリオを、個性あふれるメンバーたちのおもしろおかしいやりとりで乗り切っちゃう力技。悪くないですね。  ポールは何十年も地球にいるために、すっかり地球かぶれしていて神秘的な雰囲気は皆無。登場シーンからして宇宙人らしさはゼロ。ただその容姿と特殊能力だけが、彼を宇宙人たらしめています。こんな宇宙人を出しちゃう発想の転換が最高ですね。エンターテイメントはこうでなくては。  ゾイルが実はポールの友人であり協力者だったというちょっとしたサプライズ。  宇宙人が宇宙人の人形のモノマネをしてやりすごすといった、ちょいちょい笑える演出。  工夫はいっぱい。ですがそれらをふまえても、ストーリーがのめりこむほど面白いとは言い難い。コメディも小ネタを散りばめただけでパンチは弱い。決してつまらなくはないのですが、暇つぶしの域は出ていない作品だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-08-17 03:33:34)(良:1票) 《改行有》

778.  ただ君だけ 《ネタバレ》  ベタな恋愛ドラマで、前半は退屈極まりない。チョルミンの過去、ジョンファの過去、無関係と思われた二つの過去が交錯するとき、ちょっとだけドラマが面白くなります。決して真新しさはありません。ですが、そこに定番ならではの趣が確かにあります。  ジョンファの吹替えがいまいちだったのと、感情移入できるほどのストーリーではなかったため、評価は厳しめ。ただソ・ジソブはかっこいいし、ハン・ヒョジュは正統派美人女優で魅力的。ラストもなんだかんだいってハッピーエンドでめでたしめでたし。のめりこめるタイプの作品ではありませんが、定期的に世に出回って欲しいタイプの恋愛ドラマです。[DVD(吹替)] 5点(2019-08-15 23:35:17)《改行有》

779.  30デイズ・ナイト 《ネタバレ》  2時間近い長尺ながら、開始20分足らずで最初の犠牲者を出す潔さ。田舎町ひとつを壊滅させるスケール。犠牲者多め。適度なペースで物語がどんどん進むのが良い。  いわゆる『ゾンビ系映画』では『すでに荒廃した街』や『ゾンビが巣食う街』ってのはよく描かれます。ですがそうなるに至った経緯を描いた作品っていうのは、意外と多くないんです。この映画はゾンビ系ではありませんが、吸血鬼の一団によって田舎町ひとつが壊滅するまでを描いた貴重な作品です。次々と町の人たちが襲われていく様子は圧巻です。  嫌悪感を抱かない程度のグロ描写。心臓が止まらない程度の緊張感。私の好きな『かくれんぼホラー』のテイストも含まれているおまけつき。ホラーアクションとして、バランスが良い作品と言えそうです。  難点を挙げると、主人公達の行動選択に説得力が欠けていたこと。まあ元々が吸血鬼サイドに有利すぎる条件で八方塞がりなので、仕方ない面もありますが。だとしても『警察署まで行って○○をすれば助かる』『町外れの工場へ行って○○すれば逃げられる』など、明確な理由、説明、説得力が欲しいです。『成功すれば必ず助かる』という希望は、ホラー映画では絶対に必要。希望が無い状況では、恐怖ではなく『絶望』や『諦観』が幅を利かせてしまうのです。[DVD(字幕)] 7点(2019-08-15 18:44:52)(良:1票) 《改行有》

780.  NEXT-ネクスト- 《ネタバレ》  2分先が見える特殊能力を上手く利用したクライムサスペンス。ライトな仕上がりながら、緊張感もちゃんとあって安定感のある作品。  ニコラスケイジ演じるクリス・ジョンソンは能力を使いこなして、なかなかの無敵ぶり。『カジノ脱出』『ナンパ』『弾丸よけ』などその才能を遺憾なく発揮。ヒーローや主人公がガンガン活躍するのが好きな自分にとっては、この無双モードは結構楽しい。  ストーリーやディテールは荒削り。犯人グループが核爆弾やクリスを狙う明確な理由が明かされない。営利目的なのか、それとも大義名分を掲げたテロリストなのか。それすらも明かされません。  リズが何者なのかも結局わからずじまい。『俺は2分先の未来しか見えないのに、なぜ彼女のことが見えるのか、その理由が知りたい。』と、序盤でクリス自身が高らかに宣言。にも関わらず、それに対するアンサーはないんですね。面白いし、ロマンティックな設定だったので楽しみにしていたのですが。ただ単純に『運命の女性だから』ってだけだとしたら、なんともつまらない。例えば、『リズも能力者』とかゆう因果関係があれば、説得力も生まれたし、ナンパシーンでの『もう止めて』の謎も解けたと思います。  最後の夢オチのような締めくくりは、必要のないサプライズでしょう。そんなものなくても十分面白かったのに。ちょっとやりすぎです。リズを救い、核弾頭を回収して終わり。あとはFBIの特別捜査官にスカウトされるくらいのベタなおまけつきくらいでちょうど良いと思います。『オーソドックス=駄作』という風潮は個人的に歓迎できないです。[DVD(字幕)] 7点(2019-08-14 19:13:17)(良:1票) 《改行有》

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