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プロフィール
コメント数 4750
性別 男性
年齢 41歳

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61.  トラック野郎 望郷一番星 《ネタバレ》 確かに、露骨とも言える下ネタが特徴的でしたねぇ。そしてなんといっても熱い。実に暑苦しい演技。終盤の愛川欽也のアチアチの演技は実にエネルギッシュでしたねぇ。そんでカーアクションも気合はいっとります。オンボロ橋をトラックで渡るシーンなんて、結構ハラハラしちゃいましたもんね。70年代の、勢いのあった時代そのままを反映してるような出来栄えがたまりません。[地上波(邦画)] 6点(2014-12-09 16:53:55)

62.  トラック野郎 故郷特急便 《ネタバレ》 このシリーズは相も変わらずの無軌道、ハチャメチャ、強引なストーリー展開で、桃次郎の登場の仕方が毎度タイミング良すぎだろと突っ込み入れちゃうんですが、なぜか許せちゃうんですよね。トラック野郎が主人公だから無軌道でもOKだぜってのもあるけど、この無茶苦茶さを人情劇の素晴らしさが凌駕してるから許せちゃう。本作で良かったシーンは、死にそうな母の為どさ回りの子を強引に連れて唄わせるところ。それから、父と息子であんだけいがみあってたけど、闘犬ショーの時に父がやってきて互いに泣きながらねぎらうシーン。この2つのシーンほんと良かったわ~。それからラストね。「迷惑だぜ~。俺と一緒になりたい女はたくさんいるんだ~」みたいな台詞言って去っていくの。トラック野郎は心優しすぎて、ずっと女を独り占め出来なかったんだな、なんて憎い奴だ全く、と思いました(笑)。それにしても石川さゆりの歌声は本当に素晴らしい。これぞ歌手だな~と再認識。[地上波(邦画)] 7点(2014-11-05 20:41:11)

63.  トラック野郎 度胸一番星 《ネタバレ》 「トラック野郎」シリーズは一度も見たことがなく、本作は5作目とのことですがシリーズ通して初鑑賞。いやぁ、なんか無茶苦茶ですね(笑)。よく言えば自由奔放。うん、主人公がトラック野郎だから、ストーリーそのものも無軌道でいく、ということなのかな。しかし、友の為にトラック爆走させて市場に魚届ける終盤の直球っぷりはぐっときましたね。あと思ったのは若い頃の片平なぎさって可愛かったんだなと(笑)。今の武井咲ちゃんとかに似てますね。それから、新潟を中心とした当時の日本の風景も興味深く楽しめました。[地上波(邦画)] 5点(2014-08-23 23:39:53)

64.  フェイズIV/戦慄!昆虫パニック 《ネタバレ》 なんとなく、巨大な昆虫が人類をワ~っと襲うパニック映画を想定していたのですが、全く想像とは違っていましたね。知能を持った蟻と科学者が地味ながらも頭脳戦を繰り広げていくという、他に類を見ない内容。語り口もシリアスで、「カルト」作品と言われるのもわかるような気がします。ただ、個人的にはシュールすぎて入り込めない面も。どアップで映し出される蟻たちのシーンだけ見ると、なにかの教育映画みたいですけど(笑)。今だったらCGでなんでも写実的に表現されるんだろうけど、当時はそういう技術もないからか、冒頭やらラストやらの表現がサイケデリックなのよね。こういうのもまた時代を感じさせます。[DVD(字幕)] 5点(2014-07-19 19:58:01)

65.  少林寺三十六房 《ネタバレ》 少林寺映画って初めて見たけど面白いですね~。闘ってるときの効果音がね、いかにも効果音って感じの音なんだけど、今見るとそれが逆に新鮮で面白いですね。そんでまた修行の一つ一つが凄いね~。そんなことやって、なんか役に立つの~?て思うんだけど、ちゃんと後々の闘いでそれらが全て役立ってるっていう(笑)。主役の彼のきりっとした眼差しが印象的。勧善懲悪ものとしてしっかりカタルシスを味合わせてくれる良作。[地上波(吹替)] 7点(2014-07-03 23:29:02)

66.  白い家の少女 《ネタバレ》 これは面白かったです。まずなんといっても、ジョディ・フォスターの魅力に尽きる。少女らしいチャーミングさと、なんともいえない冷めた目つきからくるミステリアスな雰囲気。芯の強さ、孤独と悲しさ、それらを表現する上で、彼女以外にこの役を務められる子役は考えつかないですね。もう本当に見事。そして、サスペンスの中のこのラブストーリー。これがまた魅力的。リンとマリオの、子供っぽいいたずらのシーンから見舞いにいった時に泣きながら心境を吐露するシーンまで、その全てが微笑ましく、そしてぐっときちゃいます。やってることは人殺しとその幇助なんだけど、観客はこの二人を応援せずにはいられない。犯罪を応援するのは現実にはいけないことだけど、そこを乗り越えてしまえるのが映画の凄さ面白さですよね。そして、ストーリー運びが実に巧い。全てのシーンが印象深くて記憶に残るんですよね。おばちゃんが地下室の扉に頭ぶつけて死ぬシーン、飼ってたハムスターが息子に殺されるシーン。ほとんどずっと家の中だけで起きているから印象深いというのもあるのかもしれませんが、なにより「意外性」の積み重ねがあると思うんですよね。父親はいないと観客は理解した上で、2階から父親が降りてくる(実際はマリオ)シーン、それから、無事にやり過ごした後でおもむろにリンが全裸になりマリオとことの続きをするシーン、このへんの唐突さ、意外性は素晴らしいですね。そして地下室の扉がバタンバタンと開くホラー的な展開に、そこから登場したのが変装した息子という。どのシーンもまるで往年のヒッチコック映画みたいなサスペンス要素を思わせるんだけど、そういう要素にさらに少年少女の純粋な恋愛という魅力ある要素が加わり、そしてジョディ・フォスターの役者としての溢れる魅力で全てがまとめられているという、とにかく面白い、見事な一本だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2014-03-03 00:16:57)(良:1票)

67.  ザ・カー 《ネタバレ》 無人の車が人を襲うという内容なので、またくだらないB級ホラーなんだろうなと思って観てみたのですが、いやいや全然くだらなくない、とっても真面目に作り上げられたシリアスホラーだなと感じましたよ。もちろん、車を運転してる悪魔だか悪霊の気持ちを考えると、おかしみを感じるのは事実なんですよ。ちょっと煽られたり馬鹿にされたら徹底してやっつけてやろうというもの凄い短気っぷり。気性荒くキレやすい悪魔さんなんだな~って思いました。いや、悪魔だから当然か、、、、?まぁそれはともかく、ホラー映画としてちゃんと怖さは出ていたと思うんですよね。おどろおどろしい音楽も良いですし、どこにいても、家の中にいても即殺されるという悪魔カーの無敵さが恐ろしい。そんでインディアンの警察官の人が「あの女性が言うには、運転手がいなかったそうです」って伝えたときの、なんとも言えない不気味さも好き。そしてなにより、一人、また一人と自分たちにとって大切な仲間や街の人、友人などが次々と死んでいき、絶望に打ち拉がれる警察官に凄く心撃たれる。アメリカ映画って、そういうのをさらっと流すのが普通だと思うんだけど、本作はそれが主軸になってるんですよね。それがなんだか、この作品の特異性といいますか、魅力だなって思うんです。悪魔だか悪霊がなぜ突然現れて人を襲うことになったのか、なぜ車なのか、そういうのは全く語られないんですけど、本作はむしろ語らなくていい、これでいいような気がします。基本的に、スピルバーグの激突とかジョーズと同じだと思うので、つまらんバックグラウンドを語られるよりは人間対車の対峙に絞って潔く見せてくれるほうがいい。その意味で成功している内容だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-09 22:15:20)

68.  天使のはらわた 赤い教室 《ネタバレ》 70年代のエロの雰囲気、それは自分にとっては未知の世界なので、全編とても興味深く拝見致しました。見終わっての感想は、「そ、そこで終わりなん!?」。彼女は救われることなく、またいっちゃいけない道に戻って「終」。なんという悲しい、切ない話だこと。巷には、こういう悲しい女性がたくさんいるんだよな、と、影のある女達に思いを馳せておりました。[DVD(邦画)] 6点(2014-01-22 19:49:07)

69.  死の追跡(1973) 《ネタバレ》 序盤、保安官の妻子がゴロツキどもに殺される。保安官は馬に乗り、ゴロツキの後を追う、という展開。なるほど、単純明快なよくある復讐劇なのね~と思い観ていると、メキシコの保安官と出会うことになる。彼は「殺してはいけない。捕まえて法廷で裁かなければいけない」と説く。そこで目撃者がいなきゃ、釈放になる、それが法律だ、と。復讐に燃えるキルパトリックは、終始このメキシコの保安官と対立するわけです。協力しながら闘う、そういう不思議な関係。この二人の関係は、そのまま「法律」かそれとも「復讐」か、どちらが正義なのか、という、この話のテーマを浮き彫りにする。ただの復讐劇だと思って観ていたら、以外と深い映画なんだなと感心してしまいました。明らかな殺人犯なのに、自分の妻子が殺されたのに、復讐してはいけない、そして無罪放免にしなきゃいけない、というのは果たして正義なのか。キルパトリックの気持ち凄いわかる。しかし、最後にメキシコの保安官がキルパトリックを撃ったのは理解出来ない。あんだけ「殺しはいかん、法で裁かなきゃ」って言ってたのに、なんで撃つねん。映画としてはかなり粗い作りで決して完成度の高い作品とは言いがたいが、その無骨さ、そしてテーマ性に惹かれるものがあったので、佳作の6点を献上します。[DVD(字幕)] 6点(2014-01-20 22:24:22)

70.  野性の証明 《ネタバレ》 あまりに荒唐無稽で無茶苦茶。当時の角川映画を知るファンにとっては、この荒削りさやエネルギッシュさが好きな人も多いのかもしれないけど、こんなよくわからん話に高得点はつけられない。自衛隊のドンパチからヤクザ、刑事もの、さらには超能力と、とにかくいろんなもの詰め込んで高倉健のかっこよさと薬師丸ひろ子のアイドル性、そして海を超えての戦車やヘリのドンパチロケなど、当時の制作者たちの鼻息が聞こえてきそうな展開に失笑してしまう。シーンの繋げ方も雑過ぎると感じるし。まぁ、良く言えば印象には残るけど。凄く時代を感じると思ったのは、銃撃の音や殴る音や爆発等の「どきゃーん!ばしゃーん!ぱしゃーん!」というやたらと威勢のいい破裂音と、血のりの朱色ですかね。今の映画だと、こんな音&色は使わないなぁ。[地上波(邦画)] 4点(2014-01-08 17:20:41)

71.  コント55号とミーコの絶体絶命 《ネタバレ》 コント55号の映画って初めて見ましたが、本当にいいコンビで、そしてまさにTHE・喜劇という内容で楽しかったですね。特に兄ちゃんを死んだことにして御香典を集めようとする展開が実に笑える。仕事も恋も失っても、二人ともはつらつとしてるのが良い。なんだか元気をもらえるような。由美かおるのチャーミングさも印象深かった。[地上波(邦画)] 6点(2013-08-11 22:11:24)

72.  ある兵士の賭け 《ネタバレ》 いや~、けっこう感動してしまいました。なにが良いって、アレン大尉の正義感、人柄、優しさ、これが全てですね。特にタケシとふれあってるシーンがジーンときてしまう。最初は人を信じられなくて、一人ですねてたタケシをボールで誘うシーン、んで成長していい子に育ったタケシと再会して抱き合ったりとかしてるシーン、ジーンてくる。孤児院の子供たちが、「アレンさ~ん!」と言いながらかけよってくるその素敵な光景、マザー山田との交流、ジーンとくる。このアレン大尉が主人公で、石原裕次郎演じるカメラマンの北林はかなりのサブキャラ。朝鮮戦争での光景を見ているから最初のうちはアレンを非難していたけれど、あれもちょっと独善的というか、北林には肩入れ出来ない展開だったと思う。アレンさんは終盤になってベトナムに行くことになるわけだが、そこでの北林との会話とか、マザー山田との会話で「死亡フラグ」がビンビンに立ってたので、もしや、と思ったら案の定。うう、、、、悲し過ぎるやん。子供達がみんなで演奏しながら出迎えてるの、そんなの残酷すぎるやん。タケシが察してもらったハーモニカ握りしめるの、ベタだけど泣けるやん。総じて、けっこういい映画だったやん。8点献上。[DVD(邦画)] 8点(2013-07-02 23:27:49)

73.  甦える大地 《ネタバレ》 石原裕次郎作品が一挙にレンタル可能になったので順次見ているのですが、本作はその中でも一番地味な内容でした。なんというか、全体的にどっちつかずな、奥歯にものが挟まったような、煮え切らない感じなんです。他の作品は、日本の高度成長期を切り開いた、男達の熱き思いと努力の物語、みたいな感じで楽しく見れるのですが、どうもこの作品は「文明批判」みたいなものが根底にあって、それが本作の煮え切らない感じに繋がってるんだと思うんです。わざわざ、江戸時代の治水対策のところから話が始まり、そこからさらに現代の貧しい農民達のために土地を開発するという話になるんですが、それ自体が公害だの、私利私欲だの、スカッとしない展開になっていく。勿論時代的にそういうメッセージの有る作品にしてもかまわないのですが、どうもこの作品はその立ち位置がいまいちしっかりとせず、悩ましい感じで終わってる。自分としては、スーツ姿でブツブツと思い悩む裕次郎よりも、やり遂げた顔を見せる裕次郎のほうが好き。[DVD(邦画)] 5点(2013-06-14 23:36:32)

74.  富士山頂(1970) 《ネタバレ》 人間関係や葛藤等、極力省いた淡白な内容なので、ストーリー的にはそれほど面白味はないのだが、富士山頂にレーダードームを設置するという前人未到の工事が行われたんだという、その出来事それ自体がドラマチックだと言えるわけです。それまで、高所に設置されれているレーダー施設はアメリカにある2600mの山頂にあるものが世界で最も高かったのだが、それを1100mも上回る高さに作り上げた、もうこれ自体が一つの冒険といってもいい。高山病、頭痛、倦怠感といったものに悩まされながら、そして期限内に工事を完了させるという時間との闘いの中、試行錯誤しながら、物資を運び上げ、建物を作り上げる。こういう地道な努力は、普段生活しているとその恩恵の中にいて忘れがちだけど、あぁ、あの建物も、この交通機関も、なにもかも先人たちの努力の積み重ねの上に成り立ってるんだなって、そういうのを思い起こさせるための映画。最近はこういうタイプの映画がまったく見当たらないので、そういう意味でも貴重な作品。[DVD(邦画)] 7点(2013-06-01 01:34:20)

75.  青春の構図 《ネタバレ》 一言で言えば、「きっちりとした少女漫画」でしょうか。 スポーツと恋に邁進する女子大生。 恋愛に対しては、みんな実に初々しい感じなんだけど、 ガソリンスタンドの店長やってたり、 堀君は実業家から経営を任されたりと、 実に早熟なんですよね。先を行くような 大人っぽい人格が少女漫画的であると同時に、 それは決して嘘くさく感じない。たぶん、 この頃の若者は本当に自立心が強かったんじゃないか。 現代っ子の自分としては、70年代の青春というものは いろんな意味で考え深く、それ故に面白く見る事が出来た。[DVD(邦画)] 6点(2012-11-04 16:29:58)《改行有》

76.  ダメおやじ 《ネタバレ》 いや~愉快愉快。大いに笑わせてもらいました。なにをやってもダメな平社員のダメおやじと、いつもしごきまくるオニババの掛け合いはそれだけですでにコントになってるんだけど、課長の不倫のいざこざが引き起こす悲喜こもごもの人情劇などストーリーもよく出来ていて実に感心させられる。資格をとるために徹夜で勉強させられて、ノイローゼ気味になり、かなり危うい妄想を試験中にはじめちゃうシーンなんかは少し可哀想な気もするが、課長の件も含め、ブラックユーモアがちゃんとユーモアとして機能していた古き良き時代というものを感じさせてくれる。こういうのを今やるとコメディにならなそうな気もするので、昔はとてもおおらかな時代だったんだなと思う。[DVD(邦画)] 7点(2012-10-15 20:26:06)

77.  皇帝のいない八月 《ネタバレ》 う~ん、個人的にはいまいちピンとこなかったですねぇ。国内でのクーデターを真面目に扱った作品なんて今じゃ観る事も無いのでその点は興味深かったのですが、自衛隊を国軍にするために、伝統と秩序をとり戻す為に、国民を人質にとって目的を達成しようとするというのがどうにも非現実的で、なおかつその主張が台詞にもあったように「軍国主義に酔っているだけ」で実に空虚。彼らの主張に共感が持てればぐんと面白くなったと思うんですけどね。70年代だったら、これでも現実味があったのかな。そしてまた例の三角関係も物語を面白くしているようには思えず、むしろいらないのではないかとすら感じる。派閥争いの政治家、総理の私生活、三国の拷問シーンなど、ダーティな雰囲気は巧く描かれていたとは思うが。[DVD(邦画)] 5点(2012-10-10 20:58:09)

78.  妖精たちの森 《ネタバレ》 この作品のテーマは「子供の残酷さ」でしょうなぁ。確かに、子供っていうのは無邪気で考えも浅はかですから、大人から見ると思慮の無い行動をとりがちなわけで、それが残酷な行為であったりすることもまた事実でしょう。子供は映画やテレビに出てくる人たちをよく真似たりすることがあるけど、この映画のお屋敷にはテレビみたいなものはないようなので、姉弟にとってはクイントとジェスルの行いが格好の物まねの対象となったようです。特に、ある種の乱暴さや、「大人にしかわからない世界」はより子供たちの興味を引きつける。良いとこの子である姉弟にとって、下男のクイントにはより影響を受けやすかった。しかもクイントはかなり「Sっ気」があるから、これがよくなかった(笑)。姉弟をエスカレートさせた要因は、クイントのS気質がもたらしたものといっても過言ではない。ただ、だからといってラストに平然と二人殺してしまうのは、さすがに過激過ぎかなと。[DVD(字幕)] 6点(2012-09-09 23:23:12)

79.  八甲田山 《ネタバレ》 まぎれもない大作です。そして、実際にロケ隊が遭難しかかったというのもよくわかるぐらい、全編に渡り吹雪いてる。観ていて寒々しくなるので、真夏に観るにはもってこいかも(笑)。ただ、3時間弱の尺は正直長く感じました。2時間ぐらいにしても別に問題ないのではないかと思う。基本の主軸は、有能なリーダーと無能なリーダーの対比、それに尽きるでしょう。無能なリーダーのせいで、多くの隊員が正気を失い、命を落とした。そしてそのリーダー自身は、隊員たちによって最後まで生かされたという切ないラスト。さすがに自責の念で最後は自害されてたけど、そもそもこの訓練てどれほどの意味があったのかしら、ていう思いもありますよね。案内人の女性に対して徳島大尉が「案内人殿に、敬礼!」と言うシーンが一番良かったです。[DVD(邦画)] 6点(2012-08-20 14:06:47)

80.  発情アニマル 《ネタバレ》 私はリメイクされたほうを先に見たのですが、正直言うとこのオリジナルよりリメイクのほうが良かったですね。あっちのほうがより過激だし、なによりスピード感がありました。まぁ、でも70年代にこれだけ過激な作品を作る心意気というのもありますし、このオリジナルがあってそういうリメイクが生まれる訳ですからね。だから、先駆者としての評価は揺るぎない。勿論、この先駆者っていうのも、ほとんどの人が毛嫌いするような、そういうジャンルの先駆者ですから(笑)、真っ当な人にはとてもお勧め出来ません。女性が男どもにレイプされ、その女性が男どもに「目には目を」な復讐をするという内容ですから。リメイクとちょっと違うなと感じたのは、復讐してるときの彼女は、割とこう淡々としているといいますか、リメイクの子ほど怒りにうち震えてるような感じには見えないんですよね。アニマルたちを誘惑して、まんまと罠にはまったところでサクっとやる、みたいな。その点に少し物足りなさを感じるのも事実なんですが、なんにせよ身体を張って体当たり演技した彼女には賞賛を贈りたいと思います。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-19 20:32:08)

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