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プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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61.  ヘブン・アンド・アース 《ネタバレ》 香港の俳優さんは北京語を喋っても広東語なまりがあるので、 同じ中国人でありながら上映では吹き替えられてしまうらしいです。 アンディ・ラウや金城武さえそうだったから、 この作品の中井貴一は素直にがんばってるんだ日本人偉い!と感心。 この作品のラストはほとんどの方が違和感を感じるでしょうが、 わりと私は大丈夫でして逆にもうちょっとそれなら全体に妖術とか入れてほしいと・・ 「レイダース」のようなCGのまやかしは大うけしてしまい、 「ああ、レイダースだ面白い、ならばもっと全体に脅かしてほしい」と。 結局「西遊記」みたいな筋なんですからもったいないです。 もっと面白くありえないくらいなファンタジーを入れてほしい。 緑の湖や赤い洞窟(みたいな名前)とやらRPGのようで、 「ロード・オブ・ザ・リング」のような旅の仲間遊びもやってたし、 「アラビアのロレンス」のカメラワークそのまんまじゃないか!みたいな、 砂漠に馬賊にラクダの群れに・・そして異国の遣唐使中井貴一。 もっと面白く出来そうなお話でした。 中国の歴史映画ってここがだめなのかもしれないなぁ・・ ファンタジーを優先としたら「HERO」みたく絵で読めみたいになるし、 絵で魅せるのは当たり前と期待され、 お話も欲張って楽しませようとしたらこの時間は中途半端。 どこかB級活劇になってしまったのが残念だけど・・ 割り切って冒険活劇として派手で脅かす演出をしてほしかったなぁ・・ その他の俳優陣では主役のチアン・ウェンと似た俳優さんがいてて、 見分けがつきにくく困った(笑) ヒロイン役のヴィッキー・チャオは日本のビジュアル系って感じのかわいい女優で、 なんかジャニーズの滝沢君を女の子にしたみたいでした。 突っ込みどころを探して笑える映画ですし、 そんなに気難しい内容でもありませんし、 そこそこ見逃せばまあ楽しめる娯楽作だとは思います。 何かを学ぼうという気で観れば学べないこともないのですが、 それは本当にエンディングで演出されるシーンですので、 感情移入はできにくいかな。 「ラスト・エンペラー」のような高尚な映画でもありません。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-20 04:52:24)《改行有》

62.  サイン 《ネタバレ》 「シックスセンス」がホラーのうたい文句に反して、 最終的には泣かせるほどの感動作になり、 大衆の支持を得たのに対してこの「サイン」は・・ SFのうたい文句であるのにその怖さや不思議さが伝わらず、 抑揚がなく淡々としているけれど「アンドロメダ」のようなのめりこめる映画でもない。 子役が不気味に暗いのに怖さも感じない。 流れは「シックスセンス」に近い家族愛や魂救済映画。 シャマラン監督って・・ SFには向いていないのかもしれない。 家族愛を描かせたらスピルバーグよりずっとうまいのに。 ラストのオチについては異論もないし私は好きですが、 派手に自滅する世界が見たかったなぁ・・ とにかく後半から観ても十分わかる世界というのが、 それまでの演出や編集はなんなんだろうと思う作品。 人間ドラマはよく描けていて演出がつまらないSF映画と、 人間ドラマは破状しているが演出は面白いSF映画とでは、 どちらが観てよかったか?? ・・2005年の「宇宙戦争」とよく比べられるので興味で観ました。 SF映画とはやはり演出が大事なんだなぁと痛感。 「これは宇宙戦争だ」とホアキン・フェニックスが劇中後半で言うように、 攻撃こそ派手ではないけれどもこの作品も「宇宙戦争」なのだと納得。 しかし演出がまずい。 「シックスセンス」の監督作とは思えないくらい地味すぎて退屈。 テレビ映画かドキュメンタリーのような作りではSFの意味がない。 まだSFテレビ映画の「ヘキサゴン」のほうが面白い。 スピルバーの初期ホラー作なんですが・・ 宇宙人の描写はどの映画にも賛否両論ですが、 この作品の宇宙人は・・笑えてしまう。 感動するシーンにもつながってたりするのに、 全身タイツ姿のようないでたち・・ しかし後半からの宗教的な(ギブソンはキリスト教で監督が仏教ですか) 運命ドラマはやはり「シックスセンス」の監督だ・・ ちなみにこのインド系のシャマラン監督は登場人物の一人でもある。 科学的な根拠も描くならば大雨を降らすラストはほしかった・・ しかしトム・クルーズとメル・ギブソンを変えて出演させたら、 この「宇宙戦争」「サイン」どうなったでしょうか?? [DVD(字幕)] 4点(2006-01-20 04:47:11)《改行有》

63.  レディ・キラーズ 《ネタバレ》 その中途半端さと結局は勧善懲悪になってしまったのに、 すっきりしない後味はまるで「宇宙戦争」のような脱力感。 これもまたいいんじゃあないかな。 結局のところ私はブラックなファンタジーが好きなのです。 ホラーがもっとあればいいかなとも思いましたが・・ 特にラストの猫がくわえたある忘れ物・・ これは「ボディスナッチャー」の人面犬のような悪趣味で、 何回か巻き戻して確認し笑えました(という作業自体悪趣味かも) 監督の趣味の悪い策略にケッとしらけることなく楽しめたのも絵の色のおかげ。 キャストは主役がトム・ハンクスということで期待はありましたが、 このハンクスのこわばった偽善の塊のような演技・・うまい。 「ザ・プロデューサー」のケビン・スペイシーを思い出しました。 演技的にはわざとらしいんで今更うまいのはわかってるってとも思いますが、 仕切り屋、知識ひけらかし屋、うそつきと・・古風な嫌われ者を演じていました。 いい人ばかりを演じているハンクスをよく見てきたので逆に感心。 イルマ・P・ホールおばあちゃんも味があってうまかったのですが、 私がこの出演陣のなかでとくに興味を持ったのが意外と地味な役者。 ツィ・マー演じるベトナム?中国?の将軍。 この役者はなかなか面白く作品の古風さを再現。 古風な脚本と最新の役者と80年代ファンタジー映像の融合が私に合いました。 ハンクスのセリフ回しが舞台的でほとんどがE.A.ポーの詩や聖書からの引用。 ばあさんとのやりとりとかからもメッセージ性を探したのですが・・ 結局はこういう普通にコメディでも聖書が出てくるんですよねぇ。 勝手に暴れて勝手に滅びる・・ それは「宇宙戦争」と同じ脱力感。 これがいい。 ばあさんは無防備で中途半端な悪人たちから守られた。 それはこの街の環境に適応できなかった侵入者たちのバカさ。 そして亡きじいさんが制裁をくだしてくれたのかもと、 ちょっとファンタジーが入るあたりに毒の少なさがあり物足りない。 「宇宙戦争」となんの関連性もありませんがちょこっと頭のスミに浮かべてくれると、 笑えないネタも笑えてしまいますよ。 あとDVD特典がよいのです。 ゴスペルシーンや楽器の紹介。 楽器制作紹介はギター弾きには当たり前に有名な人が出てきました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-20 04:10:06)(良:1票) 《改行有》

64.  堕天使のパスポート 《ネタバレ》 なんというか、映画がホルマリン漬けの色なのですよ・・ 鑑賞中は食事しないほうがいいです(笑) 腎臓を売って偽造パスポポートを作り夢の国外へ・・ 社会派映画としてはわかりやすいんですが、 どうも描写がキモイのと主人公たちの本当は身勝手じゃあないのかという思いに、 共感もできなかったし逆に元締めである闇の支配人=仲介者のいうことが的を得てて、 悪い奴はわかるんだけれどもこいつの言う道理もわかるんだよ・・と、 私が日本人だから特にそう思ったのが正義や悪とかの問題ではなく、 そこで我慢できないものが他の場所を求めてもおなじ事の繰り返しだと。 本当に夢を追って新天地に生きたいならば他にも方法があるわけで。 その努力ができないならばそこで我慢して働けば?とちょっといらいらしました。 もちろん主人公の黒人はあとで無実の罪に国を追われたと弁明するも、 それは一部でもあり厳しい見方をすれば国にいられなくなったわけは他の移民にもある。 法の抜け道を通って別の安息地を探すのならまずはその償いを忘れてはいないか? それが無実というのは主人公の設定であり他の不法侵入者はどうなんでしょうか。 そこにふれてはいないしましてや自分が選んだロンドンが住みにくいからといって、 ひとつの腎臓を命の危険を犯してまで売る。 次の場所でも差別や法務局の監察から逃げるため残りの腎臓も売ったら、 何が残ると言うのでしょうか?? たぶんそういうことを問いかけたかった真面目な映画なのでしょうけれど、 恋愛が絡んだ演出がどうもモサッとしていてこれは自分らのことしか考えていないのでは・・ といらいらしながら後半に入ったのです。 そして最大に腑に落ちなかったのが、 彼女が本気でN.Yに行きたかった理由がイマイチ伝わらず説得力に欠ける。 工作員や不法侵入者のスパイサスペンスを期待したので、 やけにシリアスで暗い映画鑑賞になりました。 ただ、真面目に底辺でもがく人々たちのどうにもならない運命はわかりました。 音楽がよかったことくらいですね・・ デヴィッド・バーン と調べてわかったのですが、 彼の前いたグループがトーキング・ヘッズというのも知りませんでしたが、 このメンバーがバラバラに集まりユニットを組んだトムトムクラブというグループ、 それを調べてわかりちょっと嬉しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-20 04:04:26)《改行有》

65.  SAYURI 《ネタバレ》  大後寿々花は日本人であって「さゆり=千代」を演じていますが、 華はあるものの憂いや寂しさはあまり感じられないツィイーを食っていました。 日本人から見たひいきかもしれませんがやはり主役は日本人がいいなぁと。 ツィイーは「LOVERS」の方がよかったです(中華映画だから当たり前ですね) しかし彼女の目の演技はやはりうまい。 けれどもさらに大後寿々花の目の演技のほうが上回っていたということ。 彼女の頼りなげでいて無垢な目はある意味怖いです。 あとの俳優で気になったのが コン・リーのきれいなこと。 性悪女の役なんですが私は彼女のような昔の中国美人は好きですね。 昔のチャイニーズ・ゴースト・ストーリーもこういう顔立ちの人だったと思うんだけど・・ ミシェル・ヨーは日本人にいてそうな顔立ちのタイプで、 役的にとてもおいしいいい役で好感が持てました。 渡辺謙と役所広司・・ どちらがどちらかわからなくなるくらい濃い(爆) まあ私の日本の俳優の好みも中井貴一みたいな薄いのが好きなもんで・・ このふたりを一度に出さなくてもと思いましたね。 ちょっとくどかったかな・・ 桃井かおりは思ってたよりガクッときました。 たぶん日本語で日本の映画ならもっと艶っぽくいい味が出ると思うのですが・・ この桃井かおりといい最初の方の千代の(さゆり)少女時代といい、 思いっきり「千と千尋の神隠し」をだぶらせたのは私だけでしょうか・・ 工藤夕貴はさすがに英語がうまくて(うわ英語ペラペラで逆に違和感)と変に感心。 あとよく似た雰囲気を感じ取った映画をご紹介。 「エリザベス」・・しかしエンディングで(この映画はある国の女帝の物語ではなく・・) と解説されたので(そうだよね~)と納得したものの、 やはり白塗りで名を変えてのし上がるサマは、 規模は違うし内容も違えどもエリザベスのケイト・ブランシェットを思い出した。 このエンディングで少女時代の回想をだぶらせる演出(グリーンマイルなど)手法は、 私が特に昔から好きな手法であります。 最後にいい場面を持ってくると映画自体がその人の一生を見たような重さがあるから。 まあここに少女時代のさゆりを持ってきたあたりに、 この映画の本当に描きたかったことが凝縮されていると思います。 [映画館(字幕)] 6点(2006-01-20 03:59:28)(笑:1票) 《改行有》

66.  タイムライン 《ネタバレ》 俳優の顔が見分けがつきにくいこと(映像が暗いこともある) SFとしてのストーリーが曖昧で突っ込みどころ満載。 後半はむちゃくちゃ面白いのに前半から中半にかけて全くつまらない。 しかし後半は本当に「ロード・オブ・ザ・リング」状態の戦闘アクションや、 かなりお金をかけて作ってるなぁと感心させられる映像。 日本でいえば戦国絵巻豪華な城攻めスペクタクル! ここだけでも価値があろうというものの、 全体的には時間不足で人物関係が難解(すぐ人が死ぬので) よって死んだ人の歴史に与える影響は考えない方が、 歴史映画の豪華さを楽しむとうことで面白い作品ではありました。 戦闘シーンは特に投石車の演出が迫力がありました。 ただ・・「ロード・オブ・ザ・リング」などはそれだけが売りの映画ではないのに比べ、 この作品はまさに後半の戦闘シーンの迫力に比べその他の要素は、 恋愛ドラマ中心になっています。 時空を越えた純愛のような描き方だったのでそれは好感は持てましたが・・ [DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 03:52:21)《改行有》

67.  メイド・イン・マンハッタン 《ネタバレ》 まあまあ楽しめる小品。 音楽がアラン・シルヴェストリということで、 うわぁ~なんか懐かしいと思ったのは変でしょうか(笑) バック・トゥ・ザ・フューチャー以外あんまりピンとこないので・・ あと挿入歌とかに使われてる70年代風な音楽は・・ ポール・サイモンかなぁ? ちいさい息子が70年代にはまっててニクソン元大統領のファン(爆) そういうギャップが面白かったのと、 ロマンチック・コメディでしかも私の苦手そうな展開なのに、 さらりと観れるので内容よりいい印象でした。 俳優が「シャル・ウィ・ダンス?」とかぶっちゃって・・ ジェニファー・ロペスがメイド役なんだけれどすごい肉感的で、 やはりラテンな人だと妙に納得。 ん?で、メイド・イン・マンハッタン(爆) 私は前からロペスとアンジェリナ・ジョリーを間違えてたりしてて、 今回はおまけにキャサリン=ゼタ・ジョーンズも入ってて・・ やはりエキゾチックでいいですねぇ。 どこがどうしてか「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツになれないのは、 やはり変身してだんだんきれいになっていくさまのセンス。 ひっつめ髪よりもっと違うエレガントな変身を期待したのですが・・ 同じくシャル・ウイ・ダンス?のスタンリー・トウィッチも出てたり。 そして主役のレイフ・ファインズ、彼は好きなのですが、 思ったよりしっくりこの普通ならリチャード・ギアがやるような役をやっている。 こういう役も似合うんだ~とちょっと嬉しい。 メイドがほとんど有色人種ちうことで、 ニューヨークってそんなところなんだ~とまた納得。 全体的には色んなラブコメの要素が楽しめる軽い映画なのですが、 撮影の色があまりきれいだとは思いませんでしたね。 音楽はいいので気軽に流しながら観賞するにはそれ以上の娯楽作。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 15:50:01)《改行有》

68.  幸せになるためのイタリア語講座 《ネタバレ》 冒頭から手持ちカメラの揺れが気になり、 全編にわたりちょっとこれ素人が撮ったみたい?? と妙な気分のカメラワークだったのですが、 ラストのイタリアのベニスでの記念写真が意識してのものかまんま素人。 これは作品自体が暖かい手作り感に満ちているのかもしれません。 しかし冒頭から中半にかけてかなりシリアスな展開になっており、 この作品は取りようによっては嫌悪感を抱く人もいるかもしれないと・・ 前半にシリアスを持ってきて後半に娯楽を入れる展開は、 成功しやすいように見えて実は難しいものです。 しかし最初が暗いから最後まで作品に付き合わないとは思います。 登場人物たちがみんなそれぞれどうしょうもない不幸な悩みを抱えている・・ さらにどんどん不幸になっていくかのように見えたが・・ 幸せとは?不幸とは?それは第三者が決めることではない。 自分が決めることなのかもしれない。 ソレは当たり前にわかっていても理解しにくい。 他人の目を通して幸せや不幸を描いているのかもしれないから。 ・・ああまた人が死んでゆくんだとあきれて観ていましたが(爆) この展開になれてくるともう人事。 なんか登場人物に都合の悪い人が消えてゆかない? と「なんか、なんだよなぁ・・」と中半私も取りようによっては・・と思い始めていたところ、 イタリア語講座に集まりカップルが都合よくできそうな展開になってきたところ、 イタリア語講師でもある傲慢サッカー青年が鍵を握る行動を起こします。 この役はとても貴重であり彼の嫌われっぷりがないとこの映画も成り立たない。 クリスマスにもうなにも暗い材料もなくなったというのに、 ここから急展開になり面白くなってきます。 だから最初は暗くシリアスなのですが我慢して観ることで、 最後の手書きの制作紹介の紙切れさえも暖かく感じることでしょう。 何が言いたかったのかはそれぞれみなさんも感じてくださいね。 なぜなら登場人物と同じ境遇や同じ感性で観る人もいれば、 あくまでも客観的に観終える人もいるから・・ 私なりに考えてみました。 不安定な将来を考えて悩むよりも、 今が大切だということなんじゃないのかなと。 考えて悩んでそこにとどまるのは今までであり、 これからはそこから近い今を現実を形にしてゆけばいいと。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 15:42:47)《改行有》

69.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 後半の最大の見せ場(プライベートライアン顔負けの演出) ここまで人間ドラマに力を入れ大和の全景をリアルに描写しておいて、 人が死んでゆく演出が軽すぎます。 最近のハリウッド映画に特に多いのですが、 名前を呼ばれないとわからないくらい死体の扱いが粗末。 カメラワークが早すぎるのです。 ハリウッド映画では最近の「アイランド」「キングダムオブヘブン」の戦闘シーンのような・・ 人間ひとりが死ぬ場面を丁寧に撮れとは言わないけれど、 命の尊さが逆にあまり私には伝わってこなかった。 だから生き続ける人のほうが存在感があったことはまあいいことなんですが・・ この後半の最後の船出に向かう大和は圧巻で、 この映画の最大の見せ所だと私は思いました。 「鳥」のように囲まれサンドバックのように米軍戦闘機に攻撃を受ける大和。 これはすごくよくできているなぁと思いました。 それまでの人間ドラマからしてここから主役は大和から人間だ。 ひとりひとりきちんと最後まで描いてほしいと見ていました。 ・・なぜ早回しをするんだろう。なぜ必要以上にカメラを揺らせるんだろう。 誰が誰やらわからないじゃあないか(爆) 大事なところで感情移入ができないのに、 なんと回りは泣いている・・?? そしてさらに感情移入ができなかった理由があります。 若い役者の顔が見分けがつきにくい(苦笑) 現在のシーンと回顧シーンとが重なっているのですが、 コレだけよく似た役者を揃えると誰を主体に見たらいいのかわからない。 パンフを購入しあとで見たらよくわかるんですがやっぱり似てた・・ 仲代達矢の若い頃の神尾君役松山ケンイチ がピンとこなくて、 結局は神尾君と西君と内田守が必要な役であり、 その他の配役に時間をさけばこの3人の焦点がぼやけてしまう。 もちろん上司は必要不可欠ですが・・ 反町はどうだったんだろうか・・ 渡哲也が出てきたあたりから面白くなってきたんだけど、 それまでが誰を主体にしているのかついてゆけませんでした。 私の評価としては、 後半の大和の最後の戦闘シーン(人間の描き方は悪い) 歴史をきちんと描けている。 天皇制や戦争の意味など今の時代に描けたこと。 こういったことが評価の好対照です。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-23 14:33:06)(良:2票) 《改行有》

70.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 6点に近いんですが・・ご祝儀&ブラピが好きなので甘く7点。 ストーリーはもういたって単純そのもので、 サスペンス好きの私には全然物足りなく、 アクション嫌いの私なのにいいのかこの点でと思うんですが・・ 苦手のカメラ早回しは予告でもわかってたし覚悟してたんですが、 意外と見やすいことに気づきました。 撮影監督の腕がよいのか監督の演出がいいのか、 速いだけでなく見せ場にはスローや長回しも駆使し、 飽きさせることはありませんね。 カーチェイスも撮る対象がはっきりしていて、 画面酔いすることもなくスピード感がありました。 演出は単純な映画の割りによかった。 舞台劇のコメディとSF映画のような高さのある演出で緩急がある。 ついてゆきかねるくらいの(ありえない)演出は派手すぎてこっけいで、 これはコメディ色の強い恋愛アクションだなぁと。 ブラピとジョリーの顔立ちがなんとなく兄弟に見えた。 唇が気になって(爆)ふたりとも唇がめくれてるから・・ キャラ自体がユーモラスですよね。 きれいなんだけれどグシャッとぶさいくになるし、 そこがかわいいんです。 お似合いだなぁ~と変に感心してしまいました。 マイケル・ダグラスの「ローズ家の戦争」という映画が昔ありましたが、 あれをスパイものにしたような感じです。 どこか昔の映画のような感じがしたのも、 それに似ているからか、 それとも舞台劇のようなドタバタコメディだからか、 セリフや演出はもろ3枚目のブラピ全開です。 今までに何人殺した?このあとのジョリーの答えにほうけた顔のブラピがよい。 対するジョリーは2枚目のほうが強かったかな? そのギャップがなんともユニーク。 目がいっちゃってるジョリーがマネキン人形のようにビルから直立不動で落下するシーン、 逃げまくるブラピが無人の車に飛び乗ってお約束どおり撃沈するシーン・・ 真面目にふたりともイカレ役をやっていて似合っています。 音楽も軽快なラテン調で、 なんとなくタランティーノの全盛期アクションを思い出しました。 妙にひと昔の映画と今の流行とのミスマッチを、 2枚目なのに3枚目のふたりがやっていることもヒットした要因と思いました。 根本は夫婦愛とか恋愛倦怠期からの脱出とか真面目なのですが、 それはおかずとしておいておいてコメディとして楽しみましょう。[映画館(字幕)] 7点(2005-12-23 14:22:32)《改行有》

71.  アビエイター 《ネタバレ》  長い作品それならいっそあるお約束で締めればよかった・・ お話の終わりに実はこうでしたみたいに、 主役のそのあとを5分くらいかけて説明する。 お約束すぎるんですが・・ うまく使うと感動作にもなるんですよ。 わかりやすくなると理解する人が増えるから感情移入しやすくなる。 特にキャラがかぶるディカプリオを使った伝記もので、 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を思い出したけど、 あれもちょっと似てなかったですか? でもあっちの方が私は好きです。 トラウマを抱える主人公の成功と挫折を伝記もののお約束で締めている。 アビエイターもそうしろとは言わないけれど、 いらない場面も削れたと思うしあとの説明もあったほうがいい。 これではハリウッドの本当に個人的な昔の映画ファンしかわからない。 しかしあいかわらずディカプリオは演技がうまいなぁと感心。 童顔が合ってないと言われていますが、 私はもとのヒューズ氏を知らないのでピンとはきませんし、 ディカプリオ自体が現代風な顔ではないので良いと思いました。 が・・調べると体格が全然違うんですねぇ(苦笑)190cmもあったんですか。 トラウマという扱いはわかりやすいし原因もよく描けていますが、 あまりにひつこすぎるので共感はできませんでした。 そして同じ暗いトラウマ映画でもラストの描き方のていねいさや、 同じ日本人としてわかりやすいということで「砂の器」のほうが断然よい。 逃げても忘れたくてもいつかどこかで忘れたいものは蘇るのです。 それが悪いことに弱いときに現れるんですね。 そのときにそばにいてくれる人がいたらどんなに心強いか・・ どんなになってもそばにいてくれるそんなわがままを他人に求めるのも、 満たされなかった幼少時のトラウマから抜け出せないから。 逆にそれを反骨としてバネにしている人もいる。 でも成功のレベルが大きいほど逃げ込む夢が大きいほど、 失ったときにそばにいてくれる人は少ないはず。 ある意味「市民ケーン」と同じような世界の映画なのですが、 この映画が市民ケーンになりえなかった原因はなんだったのでしょうか・・ ヒューズはキャサリンに母親を父親を求めていたのかもしれない。 そして大きな空をも重ねていたのかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-04 15:49:51)《改行有》

72.  M:I-2 《ネタバレ》 冒頭は先日観た「エアポート’77」の始まりシーンみたいで、 サスペンスものだと期待して観てたんですが、 もうこれはおそらく誰もが思ってると思うのですが、 完全なるトム・クルーズのプロモーション映画です・・ (中華圏の監督の映像表現に対してチャン・イーモウのLOVERSも、 チャン・ツィイーのプロモーション映画と書かれてるのを見たときがありますが、 内容の違いは明らかでしょう・・)この映画には内容がない。 しかもだから面白いというものでもなく、 簡単なすじなのにすごく時間が長く感じてしまったのは私だけでしょうか。 ああ、こういう作品が私がアクション映画を観ない理由のひとつかも・・ プロモーション映画のようなこの作品には魅力は感じません。 なぜならスタントがほとんどだしそれならシュワちゃんのほうが見たい。 アクションによってはキアヌもあり?みたいな万能誰でも007でしょう。 宇宙戦争のほうがよかったなぁ・・違和感はあったけど見慣れてくると親近感がわく。 私はアクションは根本的には観ないのですが、 シュワちゃんのとかトラボルタのは観たいかなと思います。 正義にも悪にもなれそうなアメリカン・ヒーローみたいだし。 監督がジョン・ウーということで「フェイス/オフ」は面白くてDVDも持っています。 あれも後半のボート・シーンはひつこかったけどよく出来ていた。 で、このMIP2と比べるのもなんですが、 比べてしまうでしょうやはり・・ スローモーション、二挺拳銃、長回し、極めつけに鳩が舞うとなれば・・ 脚本なのかなぁやっぱり・・ でも単純なお話をどれだけ面白く魅せるかの結果がこれでは・・ それにA・ホプキンズの使い方もぱっとせず、 悪役のダグレー・スコットが怪しい魅力だったなぁと。 ただ・・私がサスペンスのほうがアクションより大好きだということで、 もしこの先「007」シリーズを観るようなことがあれば今作はまた違ってくるかな??[DVD(字幕)] 3点(2005-12-04 15:30:18)《改行有》

73.  リクルート 《ネタバレ》 前半すぐにおおよそのことがわかってしまったので、 嘘~やはりなぁと内容のつじつまとか深く考えず観ました。 私にはミスキャストだったです・・ 最初の10分くらいでしょうか、 これはたぶん「ゲーム」のような映画なんだろうなぁと思ったら・・ とここまでにしときますね。 でも私くらいですよね。 今頃この映画観る人って・・ 最後まで引っかかるものがありそれが気になり観続けたというのは、 コリン・ファレルの父の存在です。 まあ役どころが「セブン」のブラピとちょっとだぶり、 あ、ブラピをかなり濃くしたような感じの役者だと感じました。 演技はいいですが私は濃い人はちょっと苦手だ(爆) 濃い演技のアルがまだ薄く感じました(というか濃い演技はアルは慣れた) アルは特にデビュー当時の暗い目が好きだったんでファンなのですが、 この作品ではどうなんでしょうか。 その失望しやけになったプライドだけの教官が伝わらなかった。 脚本の問題もあるかもしれません。 ちょっと未見の方は気をつけてね! ↓ ファレルは父をアルに見て、 アルはもしかしたらファレルに昔の自分を見たのかもしれない。 でもそれはあくまできっかけということで、 拾い上げ育てて突き放しかく乱させたのも、 後半になるとただ自分のエゴの駒としか扱っていない。 それがファレルには悲しかったのでしょう。 なにしろ父の秘密を知っているかもしれないというのがきっかけなのに、 父を感じてしまったのだろうから・・ しかしなぜあそこまで難解に込み入ったことをアルは計画したのか、 金のためだとか言うけれど授業では違うと言っていた。 私はそれが真実だと思いますよ。 要するに過去の自分をファレルに見出し、 育てることで終わればいい教官だったのに、 やってるうちに面白くなってきたんでしょうね。 CIAの元現場の血が騒ぐわけです。 挑戦させてるんですよね・・ だからあの開き直りはどうもしらけてしまったなぁ・・ 両方の気持ちはわかるだけに(ってことは主役ふたりの演技には非はない) やはり「ゲーム」と化しちゃってテンポをよくしすぎて、 何か大事なものを描くのを忘れてしまったような気がします。 ラストの「血は争えないな」と言うくだりがそれなんですが・・ 映画として面白いところもあるのにもったいないなぁと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2005-12-04 15:28:04)《改行有》

74.  10億分の1の男 《ネタバレ》 世界で一番強運な男とされているのがなんと・・ 「エクソシスト」の神父役のマックス・フォン・シドーで、 私はこの俳優さんしか知りません。 雑誌週刊少年ジャンプで連載されていた、 ハンター×ハンター(合ってるかな?富樫先生の) と、ジョジョの奇妙な冒険(だったっけ?荒木先生の) ドラゴンボール を思い出しました(笑) 運を操れ支配できる人間は、最後に勝つのは誰? すぐそのあと7年後となります(忙しい) ・・とにかくお話はよくできているので、 演出はハリウッドのほうが面白いのですが、 それでも2回は続けて観られる映画だと思いますよ。 運を賭けるゲームに招待され強運の持ち主が集まる。 最初は家や馬や車(ポラロイド写真で表示)がカードのように、 そして自分の運の力に気づかず勝ち抜いてゆくと、 最終的には賭けるもの(写真)は人間となるのです。 森の中を目隠しで走り抜けるチャレンジャーたち・・(こわっ) 一番の勝利は尊敬というアイテムを与えられる。 場所はサムのいるカジノ・・ ゲームはひとつだけ弾の抜いたロシアンルーレット・・ それまでも気を抜く暇がないくらい駆け足なのに、 最後の最後にこんなものを持ってきます。 音楽もスペイン音楽なのかイタリア音楽なのか最初わからなかったけど、 物悲しい旋律でまるでマフィア映画のようでもあります。 さてこの作品は何が言いたかったのか・・ 私なりに解釈してみますと、 本当にほしかったものの尊さだと思いました。 それが最終的には生き残れた力なのかもしれない。 観ている途中でまたこんな解釈もしました。 ユダヤ人の神は生き残ることを祈った。 しかし最後の祈りはひとつは叶いひとつは相手を殺すことで生きる方法を選んでしまう。 ここにメッセージがあるかもしれないならかなり重いなと・・ あの戦争の生き残りの運はふたとおり、 戦争で生きのこらえてさげずまれるか英雄ともなるのか・・ 戦って生き残ったのではなく生かされていた。 サムは瓦礫からフェデリコを助けたときは何を思ったのか・・ この解釈だとラストのオチも明るくてうなづけます。 人は生かされているんだ・・ ああ、もう少し上映時間が長かったらなぁと思う惜しい作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-21 00:08:42)《改行有》

75.  サラマンダー 《ネタバレ》 全然期待しないで観たのですが・・ めちゃくちゃ面白かったです~! もしこれを劇場で観ていたらもっと採点上げていたでしょう(大画面向き) 音も効果的に使われているし映像も悪くないです。 しかし観ている途中で不思議な感覚になり首をひねりました。 まるでスピルバーグの映画を観ているような錯覚を覚えたのです(苦笑) ロブ・ボウマン監督はXファイルくらいしか劇場監督作はありませんが、 かなりスピルバーグ技法が身についた人だと思いました。 もちろん既存のあらゆるSFにも似てるのですが、 カメラワークや音入れや演出が非常にスピルバーグしています。 それも真似とかの次元ではなく観て育った感じの自然さです。 この映画の演出をわかりやすく言えば、 ロストワールドと宇宙戦争の世界なのです。 宇宙戦争は最近のですがあれこそスピルバーグの演出の展示会です(爆) さて、この作品のどこにその共通点を見たかというと・・全部かな(笑) 簡単なことを演出することが一番難しいと思うのです。 大きいものはより大きく、高い場所はより高く、這うものはより低く・・ こういう単純なことが映像化されるとお金や技術がかかるのですが、 それができず伝わりにくい作品だってあるのです。 例えば・・聳え立つビルの廃墟に立つ男、それをはいつくばって見上げる男、 ものすごく遠い彼方から近づく物体、見上げる群衆、その規模の広さ、 こういった単純で言葉では簡単な描写って映像化は大変ですね。 カメラの切り替わり、アングルなどの技術はセンスというお金のかからないもので、 高さや低さや感情の揺れなどが表現できるのです。 いやぁ・・この監督のこれからの作品が脚本に恵まれていますように・・ 単純な話をどこまで面白く出来るか・・ 最後のほうではヒッチコックの「鳥」のラストそっくりなシーンも観れます。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-20 23:44:24)《改行有》

76.  ステルス 《ネタバレ》 あまりの懐かしそうなノリと娯楽を風刺として評価します。 ナイトレンジャー&2001年宇宙の旅HALの氾濫でしょうか・・ 何も考えずに楽しめるSFかと思っていたら、 映画の進行状況より先に理解できてしまうのは一体・・ 普通に友達と喋るように考えたらこういう映画ができたみたいな、 でも映画化するとなればひねるでしょう。 それではなぜ普通に先が予想できるかというと、 作りは80年代B級のアクション映画で、 演出はCG技術を駆使したもろ今のSF映画だからです。 「ステルス」は近未来の設定なのですが内容が80年代SFであり、 国交設定が真面目に勝手に作られているので、 怖さというよりもあきれて観ていました。 アメリカ映画ってこんなんだよ!というお手本のような作品なのですから、 そう取れば逆にそんなに悪い作品でもありませんが・・ 風刺、風刺、風刺とおかしく作れなかったのかなぁ・・ それかシュミレーション系に走ってもよかったのに・・ 「アイランド」と「ステルス」とどちらがいいかぐらい難しい。 戦闘シュミレーション映画では小松左京ですね。 観てない方はぜひ「復活の日」「日本沈没」観ちゃってください。 邦画の方が真面目に面白いときもありますよ。 昔の戦争映画なら史実に基づいてることもあり善悪を描かれるのは仕方ない時代もあった。 あまりの映画の暴走ぶりに(まさかこれが美談だ正義だと葬式するんじゃないのか) 空母で葬式・・椅子から落ちそうになった。 私にでも予想できるような映画だった・・ しかも「グッバイ」と爆発を起こしステルスは散ったのです。 ここ、泣くところなんだろうか・・嘘~!! 大気圏から爆発が見えたらあの国やあの国はどうなったんだろう?? 最後まで観てくださいと冒頭にあったので最後の最後に期待しました。 (続編をほのめかせない)お願い~! [映画館(字幕)] 5点(2005-11-20 23:10:27)《改行有》

77.  ブラザーズ・グリム 《ネタバレ》 かなり前で見たのでそれも苦痛だったのですが控えめな毒気でも、 やはり変な演出は相変わらずで筋が通っている(笑) 子供の顔がノッペラになり井戸から目玉が飛び出したのには気味悪くなった。 虫の大群はありきたりで全然怖くないのでやめてほしかった。 子供向けのファンタジーではありませんから中途半端ですね。 しかし映像は目をみはるものがあり最近見たこのてのファンタジー系(ロードオブザリングなど) のなかでは一番きれいだなぁと感心しました。 映像の演出が凝っていてさすがだなぁと・・(懲りすぎて中途半端になったか) ファンタジー界のトラフィック(爆)のごとくシーンが変わるたびに色調が変わる。 映像の立体感がありカメラワークもよいからリアリティがある。 ただし長続きはしないから退屈に感じられる。 この監督の作品はヤマばかりでつながりがないけどつなげてしまう。 良いところと悪いところを考えて思ったことは、 真面目に作りすぎかなぁと。 普通にディズニーやティム・バートンのファンタジー(それも面白くないほう)のような感じで、 監督は誰?と思うほど昔の個性は薄れていました。 ハリー・ポッターみたいだなぁとも思いましたからもう・・ デビッド・リンチのストレイトストーリーを見たような寂しさです。 意外性で売ってきた監督ですからかなり期待しすぎたのかも・・ ちなみに余談ですが私はスピルバーグ映画が大好きなのですが、 1941の世界は全体的には面白くはないけど好きです。 あと、この監督の作品の大きな特徴としてはとにかく馬が出てくること。 騎士がよく出てくるのです。 今回は中世ですから出てきましたしおなじみのJ・プライスも登場したし(ちょっと嬉しい) M・ディモンはあんまり合ってなかったかなぁ・・ 笑えるところで笑えませんでしたのでH・レジャーのほうが主役級でしたね。 あとこの監督は絶対、「ソフィーの世界」を撮ったほうがよかったと憶測。 あっちの方が面白いから。 たぶん向いてると思います(苦笑) この作品もグリム兄弟が自分たちの書いた物語の中に迷い込んでしまうのだから・・ 赤ずきんちゃんが一番よかったかな。 ホラーかよって思いましたもの。 てゆうかマジ、ホラー撮ってください(爆) サム・ライミのような笑えるホラー・・ [映画館(字幕)] 6点(2005-11-20 23:07:55)《改行有》

78.  クイルズ 《ネタバレ》 観るきっかけとなったのは俳優の演技が見たかったからなのですが、 何でも出ちゃあいけないでしょう。J・ラッシュ(笑) でも他にやりそうな俳優は現在いませんよね・・ J・フェニックスもうまいんですがアカデミー賞他ノミネートされた(てゆうか常連) ラッシュの演技は普遍的でもあります。 いつもうまいからこれも普通ですね。 ただ「シャイン」は映画自体が感動作でしたからよかったのですが、 「エリザベス」もまあよかったけど他はぱっとしない・・ これは久々の主演でしかも史劇っぽいからハマリ役かなと期待したのですが、 もとからうさんくさい演技ですからはまってはいるもの・・ まあパチーノがやってたとしてかなり濃いでしょうから他にいないでしょう(爆) 俳優は悪くはないが作品にクセがありすぎるということで、 次回のスピルバーグのテロ映画でのモサド役のラッシュに期待大! 配役であと気になったのはM・ケイン。 もしかしたら一番胡散臭いのは彼かもしれない。 ラッシュが十字架を飲むシーンで終わっていれば作品の価値も上がったかも。 後味が悪くメッセージ性を残すということならばね。 そのあとJ・フェニックスがエクソシストの神父状態(取り付かれた)でしらけた。 かなり下品なそれでいてセリフ回しは品がある困った官能映画を、 コミカルに(途中笑えてしまうところも)面白く描いていたので、 なかなかブラックな作品だとも観ていたので、 ラストに怖さを持ってきてほしかったなぁ・・ なんというかよくわからない人物の物語なのですが、 この時代の宗教は腐敗していることの風刺と、 サド男爵が最期に実は洗濯女のK・ウィンスレットが処女であることを知り、 かなりショックを受けたところと神父ゆえ正直に生きられぬJ・フェニックスが、 その両方を失うショックはちょっと入り込みました。 役者の演技が良いとしかいえない映画かな・・ それとも私が拒否反応を起こしているのかもしれません(笑) 想像の主人公であるK・ウィンスレットを愛したふたりは、 実は彼女こそ存在していたいとしい人だった。 実際のところ彼女はどちらを本気で愛したのか・・ 小説の中の主人公になったつもりでいたのかもしれません。 ある意味この男爵は「時計じかけのオレンジ」のような本能を剥奪される人間で、 精神病院の患者もその物語のなかで本能のまま自分も生きられる自由を持っています。[DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 07:51:23)《改行有》

79.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 ・・見事につまらなかったです。 面白いと思う人もいると思うけど私は合わなかったです。 最初にディズニーと現れた瞬間、まさかピーターパンやフック船長みたいなお話か? とひいたのですが、やはりそんな感じでした(アニメはディズニーいいんですが) この長い作品中全くヒトコマも笑えなかったのです。 笑わせようと見えるというかコメディに入る前にタメが入り笑えない。 同じギャグや同じことを何度も繰り返す。 採点も同じような冒険モノで「バロン」と比べて明らかにバロンが大笑いできたので・・ それにバロンはついてゆけない独走ギャグわが道を行く精神がある。 これはそれがなぜか感じられず立ち回りばかり目立ちました。 チャンバラ(に見えるのよ)が固い、笑いが台本どおりのような間合いがある・・ と同じように思う人もいるはずです。 何も考えずに楽しむには時間が長く間延びしてしまいました。 役者も主役級を揃えているのになぜなんだろうか?? さてこの作品をなぜ観ようかと思ったか? 冒険モノだろうということと、 好きな役者が出ているからです。 さてその好きな役者とは・・ジェフリー・ラッシュです。 ところがこの役もそつなくこなしてはいるものの、 コメディなのか娯楽なのか中途半端な演出ゆえちょっと・・ そういえば同じように「フック」でも、D・ホフマンの演技が映画と合っていなかった。 役者はよくても演出がチグハグだったのかもしれません。 このての映画はどれだけ役者をそろえても演出が難しいのかも。 ドタバタになっちゃってお金だけかかっちゃう・・ ということで意外にもワケがわからない「バロン」を再評価したくなったのでした。 ところで面白いことに私はこれがJ・ディップ出演作初観賞です。 実は・・苦手なのですよ(爆) 苦手な俳優が今のハリウッド映画で活躍しているほとんど上位の人!というこまりもの。 観る映画というかジャンルが限られてしまうので努力しようと思います。 さて・・これをディップ初観賞は失敗でしたね。 これは演技も素顔もわかったもんじゃあないですね(苦笑) J・プライスが(未来世紀ブラジル)どこに出ていたのか・・? [DVD(字幕)] 4点(2005-10-22 12:33:58)《改行有》

80.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 泣ける映画ということで久しぶりにこういうのも観ようと借りてきました。 な・・泣けないし、感動もできない。 見ている最中初めの方でもうおおまかなストーリーや結末もわかり、 いやぁこれはサスペンスではないのだからそういう見方はやめようと思ったのです。 オープニングとエンディングはだいたい繋がっていることと、 キーワードになるものが何回も出てくる映画はたいていは回想映画の基本・・ いや、よそうそういう見方は今回は・・ でもよくわかりすぎるのですよ。 作り手が自分のことを語りすぎるんではないかと思い始め、 登場人物に感情移入できなくなってしまった。 (まあそういう私が好きなのはスピルバーグ映画という皮肉) E.T.がやたらと出てくるんですがE.T.はファンタジーなのです。 そしてあれは宇宙人=かぐや姫の世界であり、 人類愛=異質なものも愛せよという聖書の味付けもあります。 黒人がE.T.であり、もう居ない弟と同じ世界へ旅立つというのはどうかと・・ 子供がかわいいのですがどうもこの世界には感情移入できなかった。 月に自転車をこいでE.T.は帰るからお別れを言おう・・ コレ・・あまりに美化しているように思えるのです。 E.T.では何度でも泣けるのですがコレはちょっと・・ 同じ事を違う解釈で観たみたいに冷静にひきました。 そしてママがどうも共感できず・・ 死んだ子を忘れられずに家族が崩壊してゆくが結局家族はつながり感動という、 「普通の人々」この作品はシリアスでファンタジーのかけらもないのですが、 私はこちらのほうがかなりインパクトがあり泣けました。 「リバーランズスルーイット」も同じです・・ みんなモデルがいる作品なんですが・・ [DVD(字幕)] 5点(2005-10-22 12:23:03)《改行有》

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