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合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 203
性別 女性
自己紹介 映画とケロロ軍曹をこよなく愛する埜波です。

長いブランクの後、コソーリと復活。
映画を見る気になれなかったところから、這い上がって参りました。
今後ともよろしくお願いします。

現在、ある「ウワサ」に、心躍らせている今日この頃・・・

あたしの点数はハートです。なもんで、
かなり世間の大勢とは違う点数つけてることが多い気もしますが、
まあこんなやつも必要かなと思ってます。
君は君、僕は僕、これ幸せなり。なんつって。
人の感想を自分が肩代わりできる訳ではないし、逆もまた然り。
どんなに酷評されようが、ある人が面白いと思ったら、それはその人にとっては傑作。
・・・なもんで、あたしは自分の心のままにレビュー致しております。

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61.  マイティ・ジョー 旅先でのTVで、しかも「ながら」状態での鑑賞だったんで前半はあまりまともに見られなかったけど、クライマックスのパニックシーンに入ってからはぐいぐい引き込まれた。「北京原人」とかぶってしまうのはご愛嬌、ってことで。でも元を正せばこうなってしまったのは人間の逆恨みのせいなんだよなあ・・・野生生物を凶悪なものにしてしまうのも、心優しい森の守り神にするのも、結局は人間の心。生活を豊かなものにもするけれど、人殺しにも利用できる科学のようにね。6点(2004-08-22 21:23:11)(良:1票)

62.  アンドリューNDR114 《ネタバレ》 私としては2つの意味で文句なしに10点つけさせていただきます。まずは、テーマの「引出し」が豊富。ロボット映画って程度の差こそあれ、大抵は人間ではないロボットを通じて人間の本質を描いてるものなんだけど、これの場合まあ確かに「人間とは何か」という一言でまとめることもできるけど、その範囲がとても広い。永遠の命、自分とは異なる存在に対する関わり方(サーやリトルミスと他の人を比べると良く分かるよね)、ありのままの自分とはどういうことか(ありのままならロボットでいいじゃないかという問題ではない。人間として認められたいという気持ちが彼を動かしてきたのだから)、人間としての尊厳、そして愛。深く考えさせる要素がこれだけありながら食い合うことなく全く破綻していない。アシモフが原作だけあってバックボーンがしっかりしているし、もしかするとアンドリューの「愛」っていうのはロボット3原則を突き詰めていけば自然とそうなるのかもしれないなーなんて考えた。納入する時の箱に「一生使え守る」って書いてあったけど、よくよく考えれば3世代に渡って大切にしてくれた人に使えて守った訳だから。そういう人たちに何かしたいと思うようになれば、それが愛なんだろう。  もう1つは、この映画はロビン・ウィリアムズの「幸せ配達人」としての集大成であること。これを最後にしばらく映画を離れて、復帰後はどちらかというとダーティな役が多い。だからこれは幸せ配達人としての最後の仕事なわけだけど、最初の全く感情のないところから人間らしく愛を表現するまで、少しずつ感情が盛りがっていく中で時にコミカルな場面もあって抑揚があり、リトル・ミスの最期のシーンは、感情を殺しているのに悲しさが伝わってきて、オトナコドモだけではないロビンの役者としての凄さを再認識してしまった。かなり主観入ってると思いますが、これでオスカーノミネートされなかったのが不思議なくらい・・・ラストシーン、アンドリューの安らかな顔の中に役目を終えたロビンの安堵感が重なったようにも見えて、何とも言いようのない感慨に襲われた。それは彼の「幸せ配達人」としての最期でもあったのか・・・何とか1000文字で収まったみたいです。本当はこの映画を語りだすと止まらないんですよね、私(^^;10点(2004-08-14 21:08:11)《改行有》

63.  シックス・センス 《ネタバレ》 オチをを聞いてて「ああ、またそういうことですか」って冷めた感じで思ったからずっと見てなかった。しかもその後の「サイン」がえらくつまんなかったんで見た後どうやってけなしてやろうかなーなんて思ってたんですよ、ぶっちゃけ。確かにオチを聞いた私がいうのもナンですが、ああいうオチが待っていることは何となく予感できる。撃たれた後に俯瞰になるカメラとか、ブルース・ウィリスがレストランに入ってもいつまでたってもウェイターが来ないとか。分かってたんだけどね。ラストまで見て思ったのは、「霊」はこの映画のキモではないってこと。こういう話ははっきり言って霊なんて使わなくても作れるし、テーマはベタだと思う。たまたま(意図的に作られる映画にこんな言い方するのも変だけど)少年を助けてくれたのは人間じゃなかった。ラストでブルースが本当の自分を知った時、それを認めた時に、ようやく相手を許し、受け入れることができた。早い話が、「素直になったらお互い分かり合えた」たったそれだけのこと。ベタだよね。でも私もそうだけど、人間って分かっててもなかなか素直になれない。ましてや大人になってしまうと、つまらないメンツとかこだわりとかに心が縛られて。だからベタだって分かっていても、こういう話見て、毎度ながら素直になること、許しあうことっていいなって思ってしまうんだろうな。オチばっかりが取り上げられることが多いけど、話自体はレンタルショップのホラーの棚ではなくてドラマのところにあってもおかしくない。まあ、もしこれがドラマの棚にあって、ドラマのつもりで見てたらもしかしたら0点つけたかもしれないけどね。7点(2004-08-13 19:20:09)

64.  ゼイリブ 子供の頃妄想していたこと。この世は全てまやかしで、見えること聞こえること触れるものも全て、それを感じてこの世は確かに存在すると錯覚させているんじゃないかと。何でそんなことを妄想したかは分かりませんが、そんな妄想を持っていた子供だった私にとってはまさにツボだったことはご理解いただけるかと。見えないことが真実という歌でよくありそうなテーマで語られるのはTVや雑誌や広告などで造られた消費社会への風刺、なんだけど哀しいことにそれがアメリカのGDP(当時の言い方ならGNPかな)を押し上げているから、おかしいなあと思いつつも正面切って批判することは難しい。こんなことができるのはB級とマイケル・ムーアくらいだよね。「デス・レース2000」もそうだけどB級の名作といわれる映画ってアメリカや世の中の真実をえぐるような内容が多いから見応えある。ただいくら批判してみせたとしても、結局はアメリカという巨大な消費システムの中でないと生きていけない。ジョン・カーペンターもそれは自覚しているようで、中盤の殴り合いは主演のロディ何とかさんが元プロレスラーってこともあって後半はプロレスと化していたけど、もうちょっとあっさりさせてもいいのにプロレスに興味がないとホント苦痛ですよね。あれも監督が観客に服従を強いているような感じなんだけど、今まで書いて思ったけど案外「クソ」がつくほど長くしたのはメディアが民衆に服従を強いていることを実感させるための演出手法だったようにも思えます。それにまんまと乗せられて私も長いなあ・・・と思ったわけですが。とにかくそんな訳で、ラストは女の驚く顔で終わらせたのもその先は決してハッピーな未来が待っている訳ではない、消費文化になれきった人間はこの先どうなるか予測がつかない(つくんだけどやっぱり悲観的になりそう)からじゃないかと思うんですよ。8点(2004-08-11 18:39:24)(良:1票)

65.  デス・レース2000年 《ネタバレ》 これバカ映画じゃない。確かに最初はすごいバカっぽくてビンボー臭いんだよね、下手な色鉛筆イラストのタイトルバックにタイトルロゴ。出場する車5台(全米最大のレースのはずなのにたった5台。予算がないのか?)はみんな変。主人公の車なんてステゴザウルスじゃんか(苦笑)でもその後の展開はオースドックスだったのがかなり以外(笑)って言うか、中だるみ。先にバトルランナーを見てしまったからなあ・・・あちらが次から次へと変な人を繰り出すのに対し、こちらはどんどん減っていく。最後に残るのが主人公と、キャラとしては一番立ってない(と言うか芝居下手で一番過激なはずなのに一番インパクトに欠ける)スタだからなあ・・・でもさっきバカ映画じゃないと言ったけど、B級バカというオブラートに包んだ、アメリカに痛烈ジャブのかなり真面目な映画で、ラストシーンでジュニアが叫んだ一言がとてつもなく重かった。そして権力を手にした男は真実を叫んだ男を消す、そのことが男の言葉が真実であることを駄目押しして、また歴史は繰り返されていく。ハッピーエンドのフリをして、すごく重い気持ちになる。エンドクレジットの音楽がどこか哀しい。ちなみに「ムトゥ・踊るマハラジャ」では悪役の乗る車がボンネットに異様にでかい水牛の角のエンブレムつけてるんだけど、多分と言うか絶対これに影響されてると思うな。 6点(2004-08-09 00:03:31)《改行有》

66.  少林サッカー 話が進むに連れ爆笑が失笑に変わっていった・・・初めのうちはインチキ臭いCGにかなり笑わせてもらったけど決勝戦ともなるともうやりすぎ、お腹いっぱいです。ノリは嫌いじゃないけど、くどい。5点(2004-08-08 23:00:08)

67.  愛を乞うひと 《ネタバレ》 すみません、これについてははっきり言って私情抜きでコメントすることは不可能です。正直に言いますが、私自身、映画の中の照恵のように実の母親に憎しみを抱いていたことがあり(照恵が「なぜ私を引き取ったの?」と泣きながら問い詰めたのとは対照的に、「なぜ私を捨てたの?可愛くないの?」と目の前にいない母親を責めるように心で問い掛けていました。ただ母の温かいぬくもりを求めていた点では同じだと思います)、母のようには絶対ならないと思えば思うほどその呪縛から逃れられず長いこと苦しみました。だから「もしも私自身が母親と暮らしていたらこうなっていただろう」出来事がスクリーンで展開していることに心中穏やかではいられなかった。最初に劇場で見た後しばらく私自身の人生もめまぐるしく動き、今年になってずっと会いたくないと思っていた実母となぜか話したくなり、あっさりと連絡が取れてしまったが、その間に実の祖父母の墓探しをして墓参りをしたりして、本当は割と簡単に手が届くはずだったのに随分遠回りをしてしまったようにも思う。それは照恵のルーツである台湾への旅をしなくても、実は父の遺骨が日本国内にあったのと同じように。でもね、分かるんです。本当は近くにいても、「その時」が来るまで会ってはならなかったんだということを。遠くにいて複雑な事情を抱えながらもやはりみんなが、そして母も自分自身を愛していたことに気付くまでは。娘同然に思っていた王さんだけではなく、戦争によって苦渋の選択をした父の実兄も。そのことがあってようやく、最後に母の美容院で対峙することができたんだと分かるのです。そして母・豊子が照恵を手放そうとしなかった理由も。照恵は、心から好きでずっと一緒にいたかったあの人がいたという証だから。それは子供自身を愛している訳ではないから決して誉められるものではないけれど---それでも美容師になったということが、上手に髪を梳いた娘を忘れたくなかったことのように思います(美容師免許を取得して美容院開業するのってすごく大変なんですよ)。ただ暴力の中の未熟な愛をそういう形でしか昇華できなかった母は、ただ去っていく娘を遠く見つめるしかなかった。「愛こそ全て」なんて単純なものではないからこそ、愛の激しさ・儚さ・そしてどんな形であっても確かにあることを、あのラストで感じるのです。10点(2004-08-08 16:31:21)

68.  バトルランナー 《ネタバレ》 悪趣味おバカ大好きの私としては高得点つけざるを得まい。いや、これむっちゃ完成度高いと思う。元々扱っているネタが殺人番組って言う悪趣味極まりないものだし、センスのかけらもない超悪趣味演出やキャラクター、悪趣味なら悪趣味で完全統一、それでいいんじゃないかな。ニュースやワイドショーでやっているアノ国のプロパガンダ番組を、多分多くの人は一歩引いた視線で見ているんじゃないかと思うけど、恐竜以下の脳味噌と思しきこれまたセンスゼロどころかマイナス点って感じの敵たちを熱狂的に応援する国民たちも、全体主義で体制側から価値観を押し付けられている訳で、普通なら絶対応援したくないような人物を応援してしまう異常さこそが全体主義の本質であることがヒジョ~~~に分かりやすいので、当時両親と一緒に見に行った中学生だった私もこれで全体主義の恐ろしさを植え付けられちゃったんだよなあ・・・まあこの映画としては「全体主義はこんなにも異様で愚かしいことである」というカタクルシイ主張の仕方じゃなくて、「ホントこいつらバカでお下劣でどうしようもねーじゃんよぉ」ってノリなんだけど。戦争モノも含めて政治的なテーマがあると直球勝負よりも変な方向にはぐらかす方が伝わるものがあったりする。体制側は「こんな下らんことはしとらん!」って思うはずだしね。これはあくまでフィクションだけど、自由の国であるはずのアメリカの潜在意識---自由を手にするために、暴力的な手段も使って命以外にもいろいろ犠牲にしてきたから、いつか自分たちの自由が脅かされる日がくるかもしれないって実はおびえているのかも。だから時代は変わっても、脈々とこの手の映画は作られていく。9点(2004-08-06 20:38:41)

69.  月夜の願い/新難兄難弟 話は結構ベタです。父子愛がテーマだし、タイムスリップするのも方法は違うけど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたい。それでも私としては8点はあげたいいい映画。忘れかけたものを思い出させてくれる気持ちが温かくなる映画です。香港の下町風情は「こち亀」の両さんの子供時代の浅草みたいでみんながお互いに気にかけ合って助け合ってて、昔は当たり前だったこと、本当なら今でも当たり前のはずの「困った時はお互い様」の気持ちが生きている。レオン・カーファイの若かりし日のお父さんがすごく生き生きしてて良かった。頑固だけど情に厚い昔気質だけど、すごくお人よし。こんな人絶滅してしまったのかなあなんて思っちゃうけど、こういうのに感動してしまうってことはまだまだ昔の熱い心があるってことなのかもしれないなって思う。このレオン・カーファイ、「ア○ノ式」顔負けのすごいダンス見せてくれます(笑)歌が下手なのはご愛嬌ってことで。さすが香港映画、真面目なのかふざけてるのか分からない胡散臭さ(ウォン・カーウァイは別)も忘れてません。トニー・レオンの「目からビーム」とか。でも一番の注目はトニーとカーファイの○○シーンです。あんたたち、ラーメンマンやん(特にカーファイ)・・・(笑)笑えて最後にはほろっとできる気持ちいい映画です。温かい気持ちになりたいときにオススメ。8点(2004-08-02 20:37:56)(良:2票)

70.  ガタカ 《ネタバレ》 反発は覚悟の上で書くが、これは「アメリカ万歳」映画だと私は思っている。 一般的にアメリカ万歳映画だと思われているアレやソレに高評価を与えている私なんだけれども、それらの圧倒的なスケール感は、今の時代ではやはりアメリカじゃないとできないということは否定できないし、軍や宇宙技術といったアメリカの充実した「ハードウェア」に依存している面は大きい。一方こちらは未来のNASAである「ガタカ」が舞台だが、中心に描かれるのは遺伝子によって人生を決められた人間の運命への抵抗と、それへの勝利並びに敗北である。 どうも日本人の多くの傾向として、滅びや別れの悲しい運命が待ち受けていようともそれを潔く受け入れる姿は美しいと考えがちである。この映画を見た人の中にも主人公に対し「何もそこまでしなくたって・・・」と思う人は少なくないと思う。しかしその運命の渦中にいる者にとっては今にも逃げ出したい現実でしかない。実際映画の中では何かと遺伝子的に優れた弟と比較され、生きるために必要な自尊心さえ傷つけられる。主人公が宇宙飛行士を目指す理由も現実から逃げることだった。アメリカという国はフロンティア精神と言われるように自ら進んで開拓していくイメージがあるが、実際のところは清教徒が迫害を逃れるために新世界に希望を求めたというのが本音であり、やがて移民が増えるに連れ徐々に西へ西へと地平を広げていく過程で自由、自主、独立、開拓・・・アメリカのパブリックイメージであるこうした国民性を手に入れた。時には銃で先住民を駆逐する「犯罪」を犯しながら・・・主人公もこうして宇宙という「西海岸」へ到達し映画が終わる。 決められた運命を受け入れるのは美しく見えるが、本来人間と言うのはより良い存在になろうとすべく努力を重ねる。それは生きるために必死に道を探す、「生物」としての人間の姿でもある。(私は決して主人公の犯罪を肯定しているのではない。ただ自分の生きる道が自分の運命とは違う所にあると知って罪を犯すことを選んだその心を否定はできない)ドクターが最後に不正を許したのもジェロームの人生の選択も、あくまで自分自身として生きようとした主人公に胸を打たれ夢を託したからだと思うが、その姿は自分の道は自分で切り開くプラスのイメージでのアメリカ人の在り方でもあった。 これはアメリカの精神の部分に光を当てた「アメリカ万歳」映画だと思うのだ。9点(2004-08-01 18:43:52)(良:1票) 《改行有》

71.  シベリア超特急2 近所のツ○ヤは毎週木曜が旧作半額のサービスデイであり、大抵私は木曜に何本かまとめて借りる。普段は適当に選ぶが、気が向いた時はテーマを決めて関連作をまとめ借りしたりする。で、今回は「クソ映画に乾杯!ウィークエンド」である。ラインナップは「北斗の拳」「北京原人」そしてコレである。邦画の棚からまず「北京原人」、続いてコレを、初めてシベ超第1作を手にした時のように胸躍らせながら手に取り、喜び勇んでアクションコーナーに向かう。しかしこんな私でもいざレジに並ぶとなるとためらわれた。このクソ映画3本立て。サービスデイの大行列の中、このラインナップを奇異な目で見られるかと思うとさすがに気が引け、無意識にラベルを下に向けてしまう・・・意気地なし。いつもより長く感じられる行列がやっと終わり自分の番が来たが、レジのお姉さんはその前にいた「ファインディング・ニモ」の親子連れに対するのと変わらぬ笑顔で「全部1週間でよろしいですか?」・・・プロや。この人プロや!この最強ラインナップに一歩も引かず変わらぬ笑顔で応対するお姉さんに感激していると、お姉さんの胸のバッジにでかでかと「実習中」の文字が・・・そうか。知らないんだ。まだ駆け出しで、スレてないんだ・・・そんなお姉さんにささやかな感動を覚え家路についたのだった・・・さて北京と北斗の鑑賞を済ませようやく見たのだが・・・例によって「話さないでください」の字幕。しかし実を言うと、3度のどんでん返しの最後がどこなのか分からなかったのである。エンドロールの後のテロップではないようだ・・・じゃあどこに?!前作で観客を驚愕と不安と激昂と(心の中で)慟哭と、そして果てしない感動に陥れたあのエンディングが、今作のどんでん返しをどんでん返しと思わせなくなってしまったように思う。確かに映画としては前よりまとまっていたのだが、まさに「破壊神降臨!!」であった前作ほどのパワーはなかった・・・点数としてはこちらの方が高くなるが複雑な心境である。子供の成長を喜ぶ一方で、成長と引換えに穢れなき純真な瞳は失われてゆく・・・そして晴郎も成長し、知ってしまった。成長することで失われるものもある。どうか○タヤの新人のお姉さん、今の新鮮な気持ちを忘れずにこれからもレジで笑顔で頑張って欲しい。そしてこれを読んでもし「私のことかな?」と思ったら、この場を借りて言わせてね。ありがとう・・・2点(2004-07-31 19:14:09)(笑:2票) (良:1票)

72.  北京原人 Who are you? 遠泳ってしたことありますか?中学の時臨海学校で一度体験したんですけど、すごく不思議なもんです。マラソン大会どうやってサボるかばかり考えていた私なので、遠泳の日にもサボれるように朝の体温測定の時に脇の下を揉んで揉んで揉みまくって、熱があることにしようとしたけれどあっさり保健の先生に「泳いでらっしゃい」と言われ撃沈・・・でもまあ実際泳いで見ると確かに海岸線が遠くなって不安にならないでもないですが、折り返して海岸に向かう後半になると不思議と泳げる気がするんです。そして砂浜が近づくに連れ、これで終わってしまうの?何か物足りないなぁ、もっともっと泳げそうな気がするのです。そして陸に上がると普通水から上がった時って体が重いんですが、すごく軽いんですよ。ふわーっとしてて。あんなに遠泳嫌がっていた私だったのにとても気持ちが良かった。きっとマラソンの「ランナーズ・ハイ」っていうのもこんな感じなんだろう・・・えっ?何でこんな話をしたかって?佐藤純弥氏のフィルモグラフィー拝見しました。「君よ憤怒の河を渉れ」・・・ユリーカ。そういうことだったのか!この映画はまさしく「憤怒の河」と呼ぶにふさわしいものであったのです。「川」ではなく、「河」。これは中国の揚子江のようにとにかく大きな「河」なのです。あっちで実際に見たことありますが、当日うまい具合に霧が立ち込めていたせいもあって向こう岸が全然見えなくて、利根川とか信濃川くらいしか知らないニッポン人の私には海かと思うようなデカさでした。同じようにこの映画も、向こう岸の予測など到底つかない大河であり、自分の映画人生を賭け、自身の映画に対しオマージュを捧げた・・・つもりだったのかもしれません。これをずっと見ているとどんなにぬるい映画ファンでも叫びたくなること請け合いです。何じゃこりゃって。しかし次から次へと押し寄せるトンデモの細波にいつしか怒る気力さえ失い・・・気がつくと様々な感情を超越し、むしろ清々しさを感じる自分がいるのです。そう、それはかつて大海原を泳ぎきったあの時のような---どうだ純弥、泳ぎきってみせたぜ、この憤怒の河を!!・・・まあ私はシベ超なんかも見ているので、すでに憤怒の河は何度も越えてしまい、最早この手の映画に対して怒りの感情どころか征服欲が湧いている状態でありますが。君も渉ってみないか、この憤怒の河を。1点(2004-07-30 18:10:01)(笑:2票) (良:1票)

73.  北斗の拳(1995) 何だ普通のB級じゃんかよ、と思って楽しんでしまった私は多分死んでいる。5点(2004-07-30 01:00:24)(笑:4票)

74.  ラスベガスをやっつけろ ひょえ~~~、ぼぼぼぼぼ・ぼーぼぼ、帽子とるな、美しきジョニー・デップの波平マイナス1本!現「目で妊娠させる男」デルトロがブヨブヨでパンツ見えてるぅ~~うわぁあ~~~ひぃ~~イッちゃってるぅぅぅ!!!!!今夜はまともにレビュー書けそうにありません。タイピングがまともにできねぇ~~~何書きたかったのか全然わかんねぇぇええよぉぉぉおおぉおぉぉ★∞∂▼∀∬†∃Å⊆ァ●〒☆∇・・・・・(壊れてます。らりぱっぱ♪) ↑・・・・・これが見た直後にupした文章です。何だかまぁ~、すごい文章書いちゃってる・・・(ーー;; 自分で唖然。ジョニー波平がしらふに戻った時ってきっとこんな感じなんだろう。見た後は頭がボーっとして指先に大脳からの命令伝わらなくなっちゃってました、マジで(だからタイピングがまともに出来なくて、↑この文量で10分近くかかった・・・)二日酔いや温泉の入りすぎで頭がボーっとする時は私はアイスクリーム食うとしゃきーーんっ☆とするので、先ほどアイス買いにコンビニまで行きましたさぁ。そしたら、アパートの階段降りる足が、歩道を歩く足がふらつく、ふらつく・・・傍目から見れば完全に酔っ払いでありましょう(アルコールは入ってません念のため)。もしかすると、ジョニー波平&高体脂肪率デルトロのようにお尻をちょっと突き出してカクカク歩いていたのかも知れない・・・と思うとちょっと怖い(汗)この映画のリアルタイムは1971年。それ以降に生まれて時代を体感できなかったワタクシは、この映画でもってその時代のらりぱっぱー♪なおかしさをこの身で実感したのでありました・・・ドラッグはダメ。ゼッタイ。by西村○美。 それにしてもハー○ン○ッツのリッチミ○クはうまい・・・9点(2004-07-28 23:32:02)(笑:1票) 《改行有》

75.  ジャック 《ネタバレ》 偉大なる親バカ映画。何しろあのコッポラが若くして亡くなった息子に捧げた話だというじゃないか。タイトルバックからして本当に息子を赤ん坊のジャック自身に投影しているみたいに、舐めるように撮っている。カメラ越しの視線が愛に溢れている。ここですでに1泣き。こんな元気に好奇心旺盛にカメラを見つめるこの子が、限られた命しかない。それだけで涙。そしてはしゃぐロビン登場、見た目40歳のジャックはもう人生の半分を消化してしまっちゃったのね、そこで2泣き目。見てるこっちまで、自分より老けたこの子に幸せに生きて欲しいって気持ちになっちゃう。実はロビンの役の設定というのは有り得ない。早老症とは違います。そのことについては最初の方、ジャックの病気について説明を受けるシーンでお医者さんが言ってます。早老症は映画の中のロビンみたいなおじさんになるわけではなく、子供なのに顔や体はお爺さんお婆さんっぽくなる。有り得ないんだけど、それが監督ならではの愛。せめて4倍早く年を取る以外は健康体にして、限りある命をエンジョイさせてやろうじゃないか。そんな監督の愛が泣ける。息子さん早く死んでしまったけれど、こんないい映画を作らせてくれた。例え短い生涯でも、意味のない人生ってないんだね。そのことを誇りにして、せめてあの世じゃ幸せに暮らして欲しい。9点(2004-07-28 22:01:45)

76.  父の祈りを 《ネタバレ》 魂を揺さぶられる映画だった。ピート・ポスルスウェイト演じる父ジュゼッペに秘められた揺るぎない強さ。自分に利があろうと信念に反することはしない、その不器用ながら裏のない純粋な生真面目さこそが、威厳や父権の誇示とは一味違うジュゼッペの持つ強さであった。父と息子、分かり合えたと思ったときに訪れる永遠の別れ。ジュゼッペの霊を弔う炎が、ひとつまたひとつ、監獄の小さな窓から投げられる。怒り・悲しみ・憎しみ・侮蔑・・・北アイルランド闘争を巡る「大英帝国」の負の一面を描き、考えられる限りのマイナスの感情が激しくうねるこの映画の中で、その精霊流しに似た美しい場面に私は救いを見た。父の思いは荒波渦巻く海を照らす灯台のように、こんなにも多くの囚人たちの心を導いたのか。私の心象風景と一致したこの映像に涙を堪えることは不可能だった・・・そう言えばこの映画の原題は「In the name of the Father」これは「父なる神の名のもとに」という意味があるらしい。クリスチャンでない私が言うのも恐縮だが、磔になることで人々を罪から救おうとしたキリストのようでもある。ジュゼッペは命を落としても、愛する息子は今や自分の足で歩き出した。ラストの自由を勝ち得て正面から堂々と出て行くジェリーの顔のなんと誇らしいことか。巨悪は消えず許されざることはまだまだたくさんある。しかし最早過去とは違うジェリーの姿に不思議な安堵を覚えたのも確かだ。どんな事実があろうとも、もう決して逃げることはないと。弱く、落ちぶれていたとしても、人は生まれ変わることができるのだから。父親不在が言われる日本でこれほど多くの人がジュゼッペを絶賛するのも、世渡りが下手でも決して自分を曲げない、どことなく「不器用ですから」の高倉健を思わせる、少し懐かしい理想の父親像があるからではないか。どこの誰とは言わないが、近頃男の強さだの父権を誤った形で意識し、力を使うことこそ正義だと言わんばかりの人間がいるが、ただひたすらに家族を愛し神を信じ、信念を持って生きた男の「強さ」もまた、強い父親の姿であることをもう一度見直してもいいと思う。テロが題材となっている以上、今はこのような作品が作られないだろうと思うと残念でならない。序盤の住民と英国軍の衝突シーンの迫力は、アメリカ資本が入って作品の質を高めた稀有な例のひとつであるだけになおさらだ。映像も音楽も文句なし。これぞ名作。10点(2004-07-28 21:54:47)(良:2票)

77.  プレデター この手のホラーはどうも相性悪いな。実は宇宙人だったとか実は異生物だったって時点で何かがっくり来ちゃうんだよ~。最初から宇宙人らしく得体の知れないことやってくれたほうがあたしにはいいみたいです。半透明だけどシルエット見えてるからいるの分かってかなりしらける。宇宙から来てる割にやってることはせこい・・・どうせ最後にあんな事するなら、最初っからやればいいのに・・・ってそれじゃ映画にならないか。しかし右肩を撃たれた直後に川を平気でクロールするシュワこそがプレデターではないのか?!・・・という展開を内心期待したけどやっぱり無理か。しかし実際のシュワはプレデターのごとく異世界アメリカにやってきてあっという間にハリウッドを征服してしまった、やっぱシュワの存在そのものがプレデターなんじゃないかと思うわけよ、あたしは。4点(2004-07-27 20:52:57)

78.  MISTY(1997) あんまりの出来に、0点つける気力もそがれました。1点(2004-07-27 07:59:08)

79.  スーパーマリオ/魔界帝国の女神 「映画」として見れば、デニス・ホッパーのキレぶりはかなりいい線いってた。ただ当初の予定通り、ダニー・デビートのマリオを見たかった。4点(2004-07-27 07:53:02)

80.  ダンジョン&ドラゴン 元ネタを名前しか知らない程度だったので割と楽しめました。「いかにも」という感じの剣士ではなく盗賊(シーフ)が主人公で、シーフ特有の身軽さと、自分自身の知恵でダンジョンを切り抜ける展開は新鮮だった。ただ全体的に華がないのが敗因。あと、いかにもCGって分かる城下街とドラゴンはちょっと・・・5点(2004-07-27 07:49:59)

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294.43%
3136.40%
4157.39%
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62612.81%
72713.30%
82914.29%
92110.34%
10136.40%

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