みんなのシネマレビュー |
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61. キリング・フィールド 《ネタバレ》 〇半ばドキュメンタリー風で、一気に戦場に放り込まれる追体験ができる。〇登場人物に降りかかる出来事があまりにも不埒で、胸が締め付けられる。〇再会するラストは素晴らしかったが、Imagineを流すエンディングは安直すぎるな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-25 17:59:56) 62. はなれ瞽女おりん 《ネタバレ》 〇はなれ瞽女って何か知らずに鑑賞。岩下志麻の眼力を見られないことにがっかりしたが、それを忘れさせる好演。もう少し若い時に演じてほしかった役ではあるが素晴らしかった。〇残酷な現実が襲うが、おりんの力強さがひしひしと伝わってくる。決して仰々しくなく淡々と描いているのも好印象。[映画館(邦画)] 7点(2017-11-25 17:55:32)(良:1票) 63. ボディ・ダブル 《ネタバレ》 〇ヒッチコックへのオマージュを組み入れながら、デパルマらしさが随所に目立つ作品。〇いやしかし、それは無理があるんじゃないというような展開が続く。〇デパルマって不思議な監督だな。いまいちな作品でも、インパクトは残すんだよな。[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-11-25 17:48:16) 64. ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 〇オープニングからラストシーンまで「映画らしく」て良い。〇それに相応しい主人公とヒロインだった。〇音楽とカーチェイス。非常にセンスが求められる映画だが、セリフも凝ってて、観客の期待のハードルを越えている。[映画館(字幕)] 8点(2017-11-25 17:44:34) 65. ティアーズ・オブ・ザ・サン 《ネタバレ》 〇主人公の心理描写がもっと深ければ良いのだが、彼の生い立ち、境遇などがあまりにわからないとな。〇後出しで色んな要素が組み込まれるが、違和感しか残らない。〇終盤の一撃ですべてやっつけられるかね。あれではカタルシスは得られない。[DVD(字幕)] 3点(2017-11-25 16:52:59) 66. RED/レッド(2010) 《ネタバレ》 〇初老のスターたちの健在ぶりを楽しむ作品。入れ代わり立ち代わり画面をスターが登場するので見ていて飽きることはない。〇肝心のストーリーは…。コメディ色が強いのである程度は目を瞑るが、ご都合主義も往年のアクション映画そのまんま。一度見れば十分。[DVD(字幕)] 5点(2017-11-25 16:45:55) 67. 泥の河 《ネタバレ》 ○午前十時の映画祭にて鑑賞。○本来なら関わりたくないのだけど、優しく接する板倉一家。特に田村高廣の好演が光る。それぞれが距離を縮める家庭が絶妙だった。○お金を落としたきっちゃんが信雄に何か返してやらなきゃと蟹を拾い上げ酒に浸して火をつけるなんて。優しい信雄はドン引きだっただろうな。[映画館(邦画)] 8点(2017-10-29 11:10:42) 68. 野良犬(1949) 《ネタバレ》 ○午前十時の映画祭にて再鑑賞。○終戦から数年後の時代を映している映像的貴重さとともに、この時代の邦画にして刑事ものの礎を築いていたのは本当に驚かされる。○「悪」とは何か。村上刑事が佐藤刑事と議論した後の子供たちの眠るシーンや、同じ財産をすられた者同士である村上刑事と遊佐が横たわるシーンの俯瞰カットなど表現者として素晴らしい領域に達している。○黒澤映画では毎度のことだが、セリフが聞き取りづらいのが残念でならないなぁ。[映画館(邦画)] 8点(2017-10-28 09:59:34) 69. 散歩する侵略者 《ネタバレ》 ○「SF/ボディ・スナッチャー」的な映画。侵略者は何人かいるのに「散歩」しているのは冒頭の松田龍平のみ。その場面を見ていない長谷川博己が「彼らは散歩する侵略者なんです!」と演説するシーンは違和感しかない。その場面は俯瞰ショットと各国のフラッグがある辺りセンスあったのにもったいない。○「愛」で落としたのは良いが、彼らの侵略シーンのCGがしょぼすぎてこれまたもったいない。あえて映さない表現方法もあると思うが。○長澤まさみは良い女優になったな。他の役者陣も良かったが、彼女の映画だった。[映画館(邦画)] 6点(2017-10-28 09:52:08) 70. 悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 ○爆音映画祭にて鑑賞。チェーンソーの爆音、サリーの悲鳴はこの上なく生かされていた。○画面上に現れる突然が観客をも何度も襲う。朝日をバックにレザーフェイスがチェーンソー振り回して終わる唐突さもインパクト大。○邦題はちょっと酷いな。「悪魔」と付ければ良いみたいな流れを作ってしまった印象。[映画館(字幕)] 7点(2017-10-28 09:46:32) 71. ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 ○他のイーストウッド映画ではお目にかかれない類の作品。○フォー・シーズンズとそのメンバーの歴史をなぞりながら、当時ヒットした曲のライブ映像を見ているような感覚に陥る。曲のシーン以外はテンポ良く、淡々と展開していくところはイーストウッドらしい。○最後のミュージカルシーンはもう少し続いてほしいと思えるものだった。[映画館(字幕)] 9点(2017-10-28 09:33:31) 72. マイ・ボディガード(2004) 《ネタバレ》 ○2017.10.25久しぶりに再鑑賞。○序盤から用心棒になるまでの下りは少し違和感あるが、ピタと交流深めてからの緩和と、誘拐の突然の緊張の均衡は素晴らしかった。○誘拐に身内が関わっていたというのは何となく想像でき、かつストーリーを安っぽくしてしまっている。○中盤以降はデンゼル・ワシントン無双を味わえるが、それなら後年の「イコライザー」の方が良い。○身内が関わっている為か納得はできるが、ピタが生存しているのはなぁ。[映画館(字幕)] 5点(2017-10-28 09:25:18) 73. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 ○インディジョーンズのシリーズらしい雰囲気は感じるが、それだけ。○最後のSFは一体何?唐突すぎてついていけない。○落とした帽子を息子が拾おうとしてインディが拾って、シリーズは引き継がれないよというメッセージは良かった。[DVD(字幕)] 4点(2017-10-13 08:39:40) 74. 複製された男 《ネタバレ》 ○非常に考察のしがいのある映画なんだが、蜘蛛のところだけは調べないと分からない。観客の一体何人が意味を理解できたというのか。○隠喩や暗示は好きだが、もう少し分かりやすく見せるのも監督たちの仕事だろう。[DVD(字幕)] 6点(2017-10-13 08:34:17) 75. ハード・ターゲット 《ネタバレ》 ○いかにも恵まれた生活しているヴァンダムがホームレスにはまず見えない。重火器の取り扱いも然り。○B旧アクションとしてみればまあまあ。コートを広げて腰にさした銃を見せると見せかけて、蹴りをかましたり、走るバイクの上に立ってみたり印象的な場面は多い。○ただ、アクションシーンにストーリーがなく、台本には「ヴァンダム:撃つ、蹴る」「敵A:撃たれる、やられる」くらいしか書いてないのではと思ってしまう。○やられないのなら、やられないなりのストーリーを作ってほしい。[DVD(字幕)] 5点(2017-10-05 17:30:37) 76. ハートブルー 《ネタバレ》 ○配役や演出は良いが、脚本が滅茶苦茶。○3年でほぼ手がかりゼロは酷くないか。あの程度の集団のことならわざわざサーファーにならなくても情報入手できるだろうに。身バレしてからも呑気すぎる。○二人の間の友情って。彼女が拉致されても揺るがないほどのものを全く感じない。○キアヌとスウェイジは非常に魅力的だった。[DVD(字幕)] 4点(2017-09-29 08:38:00) 77. マーシャル・ロー(1998) 《ネタバレ》 ○後の911テロを惹起させるニューヨークでのテロの数々。非常に緊張感のある序盤であった。○今で言うホームグロウンテロリストの走りのようなものが登場する。○各組織の縄張り争い、マイノリティの位置付け、テロへの対処等の様々な問題提起はなされるが、どれも具体的な答えの明示はなく、軍の暴走を止めることと、相棒家族の釈放という、いわゆる紋切り型の映画的な落としどころにしてしまっている。○自国批判は色んなしがらみがあって大変だろうが、もう少し冒険してほしかった。[DVD(字幕)] 5点(2017-09-27 11:15:17) 78. グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 ○2017/9/24二度目の鑑賞。○ストーリーは分かりやすく、対立構造もシンプル。分かりやすくするためか、主人公の役割があまりにも多く、そして大きい。本来なら複数の登場人物が担う役割を一人でやっているため、違和感を感じる。○夜の場面が多く、何をやっているのかわからない場面が後半特に多くなる。○このテーマを取り上げる意義はあるが、エンタメ性をこれ以上求めるのは酷か。[映画館(字幕)] 5点(2017-09-25 10:21:17) 79. 三度目の殺人 《ネタバレ》 ○随分と余白の多い映画で、かつ隠喩的なシーンが続くため、気を抜けない二時間であった。○三度目の殺人の意味こそわかったが、最後の接見での「器」は直前に示唆する表現やシーンがないのでちょっと置いてきぼり。考えてなんとなく理解できたが。○日本語らしい曖昧な表現や忖度と取れる言い回しなど邦画ならではなのかもしれない。[映画館(邦画)] 8点(2017-09-21 13:43:17) 80. 氷の微笑 《ネタバレ》 ○主演の二人ありきのような映画。特にシャロン・ストーンだが、マイケル・ダグラスもこういう役を演じることが多いな。○あそこまで引っ張って結局キャサリンが犯人というのもなぁ。少し動機が弱い気もするが、サスペンスミステリーとして十分楽しめる。○ジェリー・ゴールドスミスのスコアも良く、何より邦題が素晴らしい。[DVD(字幕)] 6点(2017-09-21 13:28:19)
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