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年齢 58歳
自己紹介 短くって、切れ味のいいレビューには「良」投票してしまいます。

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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61.  モーリタニアン 黒塗りの記録 《ネタバレ》 見るべき作品だとは思うが、釈然としないところがある。■映画を通じて印象に残っているのは、①アメリカでは、諸々不都合なことはあったとしても、記録は改ざんされたりしない(一次資料である記録用覚書/MFRには事実が記されていた)。②アメリカでは不正があった場合、自らの不利益を顧みず、「できません」と言える人がいる。それらは、(たぶん)本当のことだと思うのだけれど、本作で見るほどに単純なのか?■領収書も明細書も出さない、あうんの忖度で公文書も改ざんする我が国よりましじゃんとも思えるんだけど、本当だろうか?■ラムズフェルドの”特殊尋問”は十分えげつないけど、何かを暴いたふりして、もっと重要なことを隠してないか?■なにかこう取り繕っているような感じで消化不良。どうぜならこれを題材に、マイケル・ムーアにやって欲しかった。[DVD(字幕)] 6点(2022-04-19 20:28:40)

62.  CUBE 一度入ったら、最後 《ネタバレ》 コロナ禍なので、少ないスタッフで規模小さく作れるのが「CUBE」のリメイク、ってのが作った動機じゃないのか。それならば、それで一つの試みとも言えますが。しかし。■くだらねえというより、やりやがったなという視聴後の第一感。■トラウマに手を突っ込んでメンタル痛めつけるトラップってなんだよ。■「大人はずるい」って言葉が大嫌い。手垢のついたセリフ使うなよ。間違いなくそれ言ってる子供の方がズルいはず。おそらく、今どきは錦の御旗でも掲げているつもりだ。■「リメイク」じゃなくて、日本人がやるのなら「パロディ」だよ。発言小町で相談しながら進むとかさ。相談するけど、無責任な発言するヤツが混ぜ返してまとまらないとか。三谷幸喜版のCUBEとかなら見てみたい。[DVD(邦画)] 2点(2022-04-01 21:35:53)

63.  Mr.ノーバディ 《ネタバレ》 うーん。正直言って、メチャクチャじゃないですか。娘のブレスレットが見あたらないことが発火点だったと思いますが、そんなキャラクターかなあ。いえ、娘がとっても大事なのはわかりますが、それで家族を危険に晒すほど我を忘れる主人公とは思えない。反撃を開始し始めてからは、多少ダメージを食らっても見ていて負けるような気がしない。好きなシーン(火曜日にゴミを出し忘れるところ、ラザニア作ると宣言するとき、自慢げなところ)もあるんだけど、冒頭の強盗シーン(ゴルフクラブで殴りつけなかった)のように、本当に「NOBODY(なんでもない人)」が、暴力に対して、合理的で最低限の対処を繰り返し、難局を抜け出すような話ならよかったのに、と思っています。漫画「マイホームヒーロー」の鳥栖哲雄みたいに。「Mr」つけた邦題もどうか。Mrつけたら、NOBODYじゃないだろ。あえてかもしれないが、そんな映画じゃなかったと思うが。原題は、普通名詞だったはず。【追記】ああ、なるほど。目隠シストさん、ワタシもアレっと思ったクチです。確かに作中、彼の経歴を調べて「存在しない人」という意味でNOBODYを使っているシーンがあります。ただ、冒頭の1週間の繰り返しは、まさに「なんでもない人」のシーンですよね。タイトルのNOBODYは2つの意味を持つものであり、その意味でも「Mr」 はいらないだろと思っています。[DVD(字幕)] 3点(2022-03-15 15:37:46)

64.  香川1区 《ネタバレ》 うーん、興味深い。■もうこれは、正々堂々の、すがすがしいまでの「良いもん対悪いもん」の映画じゃないですか。赤勝て、白勝てにしなかった大島監督は、潔いと思いますよ。普通だと、「お互いの正義を懸けて戦った」みたいな語り口になるじゃないですか。両論併記というか(ちょっと違う)。■画面に現れる平井卓也候補者に、まったく輝くところがない。なぜ、こんなにもカッコ悪いんだ。動員かけられて集まった支持者のような人たちも、映画のカメラに写るのも憂鬱そうだ。■しかも、パーティーの件とか、高松市役所の脇の瀬戸ビルで行われていることなど、悪いもんのやり口は、もう犯罪的じゃないか(注)。■だが、一転して自転車に旗を立てて隊列を組む小川淳也候補者のやり方も、自民党のえげつないやり方を知ってしまうと、ホントにこれで良いのかと天を仰いでしまう。■とはいえ、小川候補勝利のシーンでは、小川候補自身より、それを喜ぶ支援者の姿に胸が熱くなり、娘のスピーチでは、一発でやられました。目の玉が熱くなる。■「なぜ君は総理大臣になれないか」の続編と思っていましたが、それとは趣が違う。登場人物は同じだが、別なテーマ「戦いとしての選挙」の作品として面白かったです。「問われたのは、一人ひとりの民主主義」というキャッチコピーの意味はそういうことなんだと解釈しています。■フィクションだったら、こんな勧善懲悪はご都合主義って言われそうです。選挙って本当にドラマチックなんだなあ。□(注)公開されて1月半以上たっているが、このやり口について、他のマスコミが後追い検証しないのも解せないなあ。これって、スルーして大丈夫なことなの?アウトでしょ。[映画館(邦画)] 9点(2022-02-09 18:36:38)

65.  総理の夫 《ネタバレ》 相馬総理の人間として品格、懐の大きさなど見るところはたくさんあったのだが、いくつか残念な点がある。今時、若い女性総理が誕生したのであれば、総理自身も自分の働き方も十分に配慮して、番頭役や右腕やらを何人も用意しておき、妊娠~出産は淡々かつ華麗にクリアしてほしかったです。つまり、あるべき姿のモデルになって欲しかったのですね。また、映画というよりも連続テレビドラマで見たい作品でもあったかな。いくらでもエピソードやイベントがありそうなネタですし、今の政治の状況を加味したりもできるはず。もっと長く見てみたいと言う気持ちはありますね。できれば、地上波ではなく、ネットのドラマでお願いします(無忖度でね)。[DVD(邦画)] 5点(2022-02-02 20:53:44)(良:1票)

66.  ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。 《ネタバレ》 うーん。ワタシには、素人をダシに使って山師(製作陣)が電波少年やってる映画のように見える。もちろん、妹さん自らの希望で北朝鮮の姉に会いに行ってるのだと思うし、純粋に、北朝鮮での姉の友人である日本人妻のための行動だったのだと思うが、結果として、ヒドく日本人妻のことを傷つけてしまうような作品になっている。しかも、不必要に。作中でいってたじゃん。「うれしいのが半分。そうじゃないのが半分」。彼女たちが本当は求めてないようなことを、わざわざ日本の身内にアポなし(ホントか?)で相談しにいったり、ツイッターの「自己責任論者」まで見つけてきて、対立軸を作り出してあおって。他にもいろいろ考えさせられるような部分はありましたが(なぜ、北朝鮮の一市民は昔の心優しい日本人に見えるか、など)、なんかこの映画、オラは好きじゃないです。[映画館(邦画)] 2点(2021-12-13 17:03:57)

67.  ザ・ファブル 殺さない殺し屋 《ネタバレ》 面白い。今まで見てきた映画の中でも屈指の素晴らしいアクションシーン。駐車場のシーンも団地のシーンも、よくこんなこと考えて、しかもそれができると思ったな。アクション監督の横山誠氏の名前は覚えておこうと思う。ただ、佐藤(ファブル)の性格設定ってこれでいいのか。本作では、まるで聖人のようじゃないですか。いろんな物差しがぶっ飛んだ人格が、どうにかフツーを装っているのがファブルなんじゃないですか。かっこいいんだか、そうじゃないんだかわからない岡田准一・ファブルのいでたちは好きなんだけど。岡田准一さんは、こういう役をやりたかったんじゃないか。[DVD(邦画)] 7点(2021-12-04 05:29:49)(良:1票)

68.  ゾッキ みんなはそう言うかもしれないけれど、オレは結構、面白かったよ。という映画でした。[DVD(邦画)] 6点(2021-11-25 22:56:48)(良:1票)

69.  ミナリ 当たり前の毎日のありがたさなんて、もうあらためて言うべきことではないのでしょうが、とにかくもう、いたいけで観ていると息苦しくなる日々。何も起きないでと祈るような気持ち。韓国出身のアメリカ移民の1980年代の物語という文化もバックグランドも大分違うフレームなんだけど、日本の地方にすむワタシたち家族と何も変わらないです。最後に重篤とも言えるような事件が起こりましたが(ああ、起きちゃった)、それもまたなんでもないことなんですよ。いろんなことがあるけれど、一つづつ踏みしめて、前に進むだけ。ワタシたちは皆そうして生きています。いい映画だよ。[DVD(字幕)] 9点(2021-10-30 09:04:50)

70.  浅田家! 《ネタバレ》 原案本既読(というか、鑑賞済み)。是非とも、写真集を手にしてから観て欲しい本作。前半1時間(授賞式まで)までは、あの素晴らしい写真集からこんな物語を監督は読み取ったのね、と感慨深い。きっと、浅田家に取材などしていないで、中野監督オリジナルの物語でありますように。チャランポランだけど家族に愛されただけの男が、そのことだけを元手に何者かになっていく物語。…それでよかったのに。ワタシ、後半は蛇足だったと思います(非道い?)。お父さんの写真がない理由は、あの子が「見つからない」って言った時にすぐにピンときましたよ。浅田カメラマンなら、すぐに分かるはずのこと。お父さんも参加した「内海家」の家族写真なら、数値表示(露出とか、シャッタースピードなど)も含めたファインダーの画像(お父さんの視線)じゃないでしょうか。[DVD(邦画)] 6点(2021-10-21 06:05:42)

71.  騙し絵の牙 今、銀幕のスタアと呼ばれるような人がいるとすれば、大泉洋さんじゃないでしょうか。彼が演じる速水が、次にどんな手を打つのか待ち望む観客(ワタシのことですけど)がいましたし、他の演者も安心してる雰囲気があるんですよね。結果、ほとんどストレスなく視聴できて、ただ、ああ面白かったという感想ですよ。すごくないですか。渥美潔と並ぶ人だと、ワタシはそう思っています。[DVD(邦画)] 8点(2021-09-04 19:11:52)

72.  パンケーキを毒見する 《ネタバレ》 中距離程度のドライブになるが、県境は越えないし見に行ってみようと劇場に足を運びました。しばらくぶりに行った国道沿いの町では、いつか入ってみようと思ってた飲食店が閉店していたり、ああここは元コンビニだったんだろうなというような、中古車店、雑品屋、ケータイショップ、コインランドリーが増えていました。遅めの昼飯を食べようと入った定食屋のテレビで、「菅総理総裁選不出馬」の報道。ガビーン、今見た映画の中心人物、完全に逃げモードじゃん。それはさておき、本作について。ここ1~2年の日本の病状を、菅義偉氏を中心に丁寧に紹介してくれていると思う。ただ、内容よりも、手際よくまとめて、就任中に世に出したのがすばらしいと思う。後出しじゃんけんをしなかったのが偉いよなあ。総理は辞める意向ですが、何も終わってないと思う。またもいいタイミングで、こんなのをパシッと打ちこんで欲しい。【以下蛇足】作中、石破茂氏に小泉純一郎氏が話したことに同意(ここには書きませんが)。私も、この有様は選挙制度のシステムエラーの積み重ねだと思っています。小選挙区制って、非自民の連立政権が成立させたことを考えると意識が遠くなります。[映画館(邦画)] 8点(2021-09-03 19:52:47)(良:1票)

73.  バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら 《ネタバレ》 TVドラマはシーズン1のみ視聴済み。■TVドラマの映画化は、劇場で視聴されることよりも、ドラマのファンがレンタルして、あるいはサブスクで家庭内視聴することを念頭に置いたものなので、2時間ドラマ仕様で十分というのが持論だったのですが、本作は違いました。■TVドラマでは、「脇役(バイプレーヤー)」であることの誇りというか、いぶし銀のきらめきというか、そういうのが要素としてあったと思いますが、本作ではまるでない。■じゃあこれはなにを狙っているんだろうと考えたところ。昭和の元日には、新春スター隠し芸大会というのがありましたよね。そこには、決まってショートドラマがあったと思うのですが(あれ、ワタシ、大好きでした)。本作は、あれの令和デラックス版であると解釈し直し、仕切り直して視聴しました。■結果。ああ、そういえば隠し芸大会のドラマも、なんか白々しかったよね、というところに思いが至りました。■役所広司はやっぱりすごい。主役級の役者の役というドラマの文脈からはアウェイなところをきれいにやりこなしてました。■これだけ一線の名脇役がいるなかで、むしろ出なかった人が気になります。オファーがあって出なかったのか、バイプレーヤー枠じゃないからよばれなかったのか。単に呼ばれなかったのか?■佐藤二朗、香川照之、オダギリジョー、大泉洋あたりが気になるなあ。脇に回ったときには主役を喰いにいくタイプのバイプレイヤー。罪作りな作品だと思う。[DVD(邦画)] 3点(2021-08-23 10:55:34)

74.  私をくいとめて 《ネタバレ》 ガチャンといわせないようにドアをロックする。恋愛のはじめの頃の、ため口と丁寧な口調が混じったたどたどしい様子など。せっかくお呼ばれしてきたのにバイク乗ってくる多田。そして、みつ子が部屋の中を取りなそうとした様子を素早く察知した気遣いにも思えるシーン。初めての料理で、かき揚げをだす黒田は本当に料理がうまいんだなとか。監督、巧いなと思うシーンを数えればいくらでもある。そして 語尾にハートマークをつけるしゃべり方が”苦手”な演技とか、のんがさすがだなともうシーンもたくさんあるのだが。でも、なんかちぐはぐだったんじゃないでしょうか。めんどくさい女性が、一歩踏み出すというか、すこし変わる映画だったんだと思いますが、なんか、まだひたすらこじらせ続けているようでした。【追記】のんのその場の空気を制圧する力は、往時の藤谷美和子のそれに似て。[インターネット(邦画)] 7点(2021-06-18 16:37:58)(良:1票)

75.  コンフィデンスマンJP プリンセス編 《ネタバレ》 終幕近く20分くらいから、解答編が入る。決して期待を裏切らない、どんでん返し。クセのある3人組のストーリー。とくれば、我々がなじんできた大好きな物語なワケです。ものすごく心揺さぶられるワケではないけれど、間違いなくそこそこおもしろい。だから「コンフィデンスマンJP」こそが、現代の大衆演劇。ダー子、ボクちゃん、リチャード各氏は、2代目あるいは3代目と演者を交代しながら、毎年1作くらい作り続けていくってのはどうでしょうか。アレ、ひどいこといったかな。いやいや、フォーマットが手堅すぎて、演者のモチベーションの維持が難しいような気がして。ワタシは、市川実日子さんのダー子が見たいです。[DVD(邦画)] 6点(2021-06-09 11:15:50)

76.  三島由紀夫VS東大全共闘 50年の真実 《ネタバレ》 ワタシには、この作品がわからなかったです。900番教室で行われた討論はイライラするくらいわからなかったし、ちょうど50年という節目の年でもないのに、このタイミングで公開される意図もわからない。この映画の監督が豊島圭介氏であることも何故?と思うし、なによりこのフィルムは秘蔵するような類のものか(そんなセンセーショナルなものと思えない)。わからないんですよ。でも。作中、内田樹氏も触れていますが、三島由紀夫氏はなんて粘り強いんだろう。このくそボンズの大学生を相手に一つ一つ丁寧に応対する三島由紀夫氏の姿に誠実を感じます。なんかよくわからないが、三島由紀夫の魅力だけはわかった。今度、食わず嫌いだった氏の小説を読んでみようと思います。[DVD(邦画)] 5点(2021-05-06 22:09:34)(良:1票)

77.  一度も撃ってません 《ネタバレ》 これは、感慨深い。■松田優作の「探偵物語」や大泉洋の「探偵はBARにいる」系のコメディなハードボイルドなんだと思います。喜劇要素全開の予告編にいい意味で裏切られました。■石橋蓮司氏の代表作になるのではないか。伝説のヒットマンなのに、一発も撃っていない。ヒモで書けない売れない小説家なのに、ダサかっこいい。■桃井かおり氏がまた、S K IIのCMを捨てたかのような吹っ切れた感じ。樹木希林の後釜を狙ってるなと思うのだけれど、それも確かにアリだ。■定年を迎える編集長を演じる佐藤浩市氏に、釣りバカ日誌での父上の面影があったが、それもいつか行く道だ。■シニア系のハードボイルド。なんかいろいろ狙ってる感じがあざといんだけど、嫌いになれない。■脚本の丸山昇一さんの映画なのだと思う。■絶対に「2」の企画が進んでいると思います。[DVD(邦画)] 8点(2021-04-16 12:54:19)(良:1票)

78.  すばらしき世界 《ネタバレ》 すごくいい。三山がちっともかわいそうな人じゃないのがいい。むしろ、だからお前はマズいんだといいたくなるような、ヤキモキというかウンザリというか、しょうがない人なところがいい。そんな三山が、暴力をふるわれる人を見て見ぬふりしたり、人を揶揄するのに同調したりするのが、堅気になることと気づくかのようなところがいい。みんな、ちゃらんぽらんに生きてるんだよ。こころに暖かいもの(元妻との約束)を抱えて、自分のアパートへの帰り道。やっと人生が和らいだ時。三山にとって、最期の最後で、この世はすばらしき世界だったのだと思います。[映画館(邦画)] 8点(2021-02-21 17:17:29)

79.  前田建設ファンタジー営業部 《ネタバレ》 50代男の気持ちを鷲掴みにするお仕事映画。悪ふざけの対義語が良しふざけなら、これがそれ。社外にノウハウを求めたところは是非が問われるところですが、ワタシはあり。この仕事はここまでやらなきゃって思う。前田建設の建設会社として品質を広報しているんですからね。いろんなところとの関係も含めて。観ている途中で、何度も「あれ。これでも、ホントには作らないんだよな」ってことを思い出して、フッと変な感覚になることしばしば。これはいいですよ。わかってやってますからね。これは「ファンタジー」なんだって。「大丈夫ですよ。そんな酔狂な会社、うち以外ないですから」って言った小木が好き。六角精児、よかった。[DVD(邦画)] 8点(2021-01-30 06:09:52)(良:2票)

80.  透明人間(2020) 《ネタバレ》 うーん。結構な大立ち回りをするにもかかわらず、彼女以外の人には気配(空気の動き、立ち振る舞いの物音)を感じさせないというのであれば、最終的にはホントに彼女の妄想だった(あのスーツも含めて)ということかと思いましたが、そうではないのですね。オチもそうすっきりするものではありませんでした。はっきりとエイドリアンがボロを出すところを見てからの展開だったらよかったのですが。当方、簡単な観客なので。[DVD(字幕)] 4点(2021-01-03 09:04:54)

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