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781.  忍 SHINOBI 日本初の「個人向け映画ファンド」で一部資金を調達し、結局、ファンドが元本割れになったという、映画史だけでなく経済史に於いても「失敗作」として名を残すこととなった忍者ムービー。ファンドの最大の失敗は、「忍者」という非常にマニアックな題材を選定したことに尽きる。CG満載のアクション大作にすれば何でも客が呼べると思ったら大間違い。これでは大人の(しかも女性客の)気が引けない。一応、旬の人気スターを主人公に立ててはいるものの、テレビを点ければいつでも見られる人達に、往年の市川雷蔵や吉永小百合の様なことを期待しても無理。その上、負の実績しかない監督に撮らせるなんて一般投資家を馬鹿にし過ぎ。もしかして「プロデューサーズ」みたいな悪巧みを考えてたんじゃないの? 4点献上。[地上波(邦画)] 4点(2007-02-09 00:03:30)(笑:1票)

782.  サヨナラ COLOR 話自体が陳腐で面白くないから、本来なら演出や俳優を見せる映画として作るべき。しかし竹中直人の演出は淡々としてるだけで盛り上がりに欠ける。また、所々に「オシャレな」小物等を配してあるものの、それが映画の個性としてまでは昇華されず、単なる小手先の飾りつけにしか見えない。そして最も大きなマイナス点は、肝心要のヒロイン・原田知世が全然魅力的に撮られていないこと。病気の時も回復した時も、笑ってる時も悲しそうな時もずっと一本調子。この人の持つ他に類を見ない「透明感」や「爽やかさ」が全く活かされないまま終了。こりゃ勿体ないです、4点献上。[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-02-09 00:01:18)

783.  マリー・アントワネット(2006) フランス政府からヴェルサイユ宮殿での撮影を許可され、一種の「お墨付き」を貰った形になりながらも、フランス国民からは総スカンを食らったという、正にマリー・アントワネットの人生を地で行くアメリカ製フランス宮廷映画は、「ヴァージン・スーサイズ」風のポップな少女趣味と、「ロスト・イン・トランスレーション」風の浅い異国情緒をミックスさせた、全くソフィア・コッポラらしい仕上がり。しかも本物の宮殿や壮麗なセット、絢爛な衣装等をインディーズ風の発色の悪い手持ちカメラで撮影するという、「宝の持ち腐れ」も甚だしい演出。時代感と現代的なポップ感の融合も中途半端。また、彼女の心の変遷が全く伝わってこない脚本も、何が言いたかったのかさっぱり解りません。朝の「儀式」のリピートの最後は、つい頭の中で“It's showtime, folks!”と叫んでしまいました…。もうこの人は映画を作るのは止めて、女性誌の編集者にでもなった方が良いんじゃないの、4点献上。[映画館(字幕)] 4点(2007-02-03 00:04:46)(良:2票)

784.  クン・パオ!燃えよ鉄拳 カンフー映画好きの人は、そのパロディとして楽しめるかもしれませんし、みうらじゅんみたいな人には受けるかもしれませんけど、そうじゃない人は全くお呼びでないリサイクル・カンフー・コメディ。やってることは映像版「空耳アワー」。オリジナル映画の「それらしく見えるシーン」を脚本に合わせて繋ぎ直したり合成したりして、30年前の香港映画を新作馬鹿映画にレストアするという前代未聞のプロジェクト。たぶん昔のアメリカでの「吹替えのいい加減さ」もパロディになってるのでしょう。「衣装よ、赤になれ。黒に戻れ」って部分が結構好き。こういう無理矢理な部分をもっと残しておいた方が更に笑えたと思います。それにしても、スティーヴ・オーデカークの凄くビルド・アップされた身体も合成なんでしょうか…? 4点献上。[地上波(字幕)] 4点(2007-02-03 00:02:34)

785.  フリーダムランド 《ネタバレ》 「ジュリアン・ムーアの息子が連れ去られる」というプロットで思い出すのが、忘れようにも忘れられない「フォーガットン」(監督のジョー・ロスはそれにも名を連ねてます)。本作はそこに「ドゥ・ザ・ライト・シング」を足した様な社会派サスペンス映画になってますが、テーマとして子供失踪のミステリーを強調したいのか、人種問題の緊張感を描きたいのかが判らず、中途半端で退屈な仕上がりでした。それに肝心の、ムーア演ずる母親の狂言の動機が理解できないので、物語として最後まで腑に落ちません。たぶん「黒人(若しくは黒人居住区)をサポートしている“良い白人”の心の奥底にも眠っている“偏見”」こそが本来のテーマだったんだとは思いますけど、とてもそんな映画にはなってません。という訳で、4点献上。[試写会(字幕)] 4点(2007-01-19 01:05:18)(良:1票)

786.  エラゴン/遺志を継ぐ者 戦士に憧れる農民の若者が、偶然(物語上は「竜に選ばれて」)「竜騎士」となり、反乱軍を率いて悪の帝国と戦うという話。古より何度も何度も繰り返されてきた定番ファンタジーの焼き直しであり、100人が100人、想像した通りの映画になってる筈です。従ってストーリーは退屈(印象としては「ブレイブストーリー」に近いか)。映像的にも今更驚く様なシーンも無く、一応はA級作品なんでしょうけど、B級のバッタもん的匂いがプンプンします(私的には「ダンジョン&ドラゴン」の方が上)。そして、私が最も気に食わないのがドラゴンのデザイン。雌という設定の所為なのか、何だか迫力不足な感じでした。たぶん次回では、主人公が実は「偉大なる竜騎士○○の血を受け継ぐ者」だという出生の秘密が明かさることでしょう…、4点献上。[映画館(字幕)] 4点(2007-01-19 01:03:53)(良:1票)

787.  NANA 「えっ、これで終わり?」って感じ。一体、この物語が伝えたかったことって何だったの? 絶対にあり得ないアンティークな洋風マンションでのシェア生活(例え金を持ってたとしても、無職の人間に簡単に物件を紹介する不動産屋があるか?)。宮崎あおいの崩れたお蝶夫人みたいなヘア・スタイル。周りから浮きまくってる登場人物達のファッション…。映画化は「マンガをそのまま再現する」だけで良いのか? どうせなら、もっとファンタジックに演出してくれれば良かった(そもそも大谷健太郎に監督させるのが良く解らない)。この映画からは成功への努力も、恋愛の機微も、友情の大切さも、何もかもが伝わってこない。役者の演技も含めて全部がおままごとでした。役者の顔触れからして「2」は更に酷いんだろうなぁ…、4点献上。[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-01-04 00:03:32)

788.  容疑者 室井慎次 映画として画的に派手だった「交渉人 真下正義」に対し、こちらはかなり地味めの印象。だったら話くらい二転三転させて楽しませて欲しいのに、何とも一本調子な脚本。そのくせ全くリアリティが感じられないんじゃ、どうにも楽しみ様がない。ファンにはシリーズを通した楽しみ方もあるかもしれませんけど、私の様な一見の客には如何にも不親切な作り。特に気になったのはクライマックスの、昔の芝居小屋みたいな取調べ風景。こんなんあり? 哀川翔が「こんなことの為に…」と絶句してましたけど、私も正に「こんなことの為に2時間を費やしたのか」って感じでした、4点献上。[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-01-04 00:03:02)

789.  ライアンを探せ! 《ネタバレ》 そもそも、ほとんど同じ設定・ストーリーのCGアニメ「マダガスカル」が1年以上も前に公開されてるんだから、いつから準備してたのかは知りませんが、ここは潔く製作を中止するか、脚本やキャラクター設定に大幅な変更を加えるべきでした。しかもディズニー単独CGアニメ特有の、リアルさとデフォルメが非常に中途半端な冴えないキャラ・デザインで、見た目にも退屈な仕上がり。“The Wild”という原題のクセに、文明へと戻っていくラストすら「マダガスカル」と一緒(因みに、映画としても技術的にも「マダガスカル」の方が上です)。ヌー達のシーンに「ライオン・キング」の名残も感じられますが、却ってディズニー・スタジオの凋落振りばかりが目立ちます。ピクサーを買収しておいたのは大正解でしたネ、4点献上。[試写会(字幕)] 4点(2006-12-08 00:05:33)

790.  ワンダフルデイズ パッケージのヴィジュアルから「ほのぼのとした韓国アニメなのかなぁ」なんて想像してたんですけど、全く違い、どこかで観たことある様なお馴染みの環境系近未来SFでした。「模倣」自体は否定しませんけど(日本のアニメなんか模倣の模倣の模倣ですからネ)、美術なり、キャラクターなり、ストーリーなり、何がしかのオリジナリティは欲しい所です。しかも2Dと3Dの融合では「イノセンス」の足元にも及ばず、何の為にミニチュア・セットまで組んだのか解りません。何にも知らずに日本語版を観せられたら、10人が10人、出来の悪いジャパニメーションだと思うことでしょう、4点献上。[CS・衛星(吹替)] 4点(2006-12-08 00:04:07)

791.  奇跡の朝 《ネタバレ》 この映画で「還って来る」死者達は「ゾンビ」の様なモンスターではなく、生前と全く変わらない「黄泉がえり」でもない。そこにいるのは紛れもない故人でありながら、明らかに普通とは異なった存在。作者は宣伝にある様な「愛と生を描いた“いのち”の寓話」ではなく、フランスに於ける移民問題を描きたかったんだとは思う(そう考えると、2004年時点では非常にタイムリーな作品)。実際、本作では死者達に対し国際難民法を適用する。しかし私には物語の意図する所が良く解らなかった。映画では死者と再会する「喜び」や「恐怖」等が全く描かれず、ひたすら淡々とした展開。死者達も難民と言うよりは、軽度の認知症患者って感じ。また、彼らの「暴動」の目的も良く判らないまま終了。余り面白い作品ではなかったですけど、決して打ち解けることのない異者が直ぐ隣に存在することの不気味さは解りました。「人類皆兄弟」は綺麗事に過ぎません、4点献上。[試写会(字幕)] 4点(2006-11-30 00:06:59)

792.  赤いアモーレ 《ネタバレ》 傍目には満ち足りた暮らしを送ってる様に見える男が、社会の最底辺に暮らす女に惹かれ、何とか心の空白を埋めようとするものの、結局はその女を棄てて元の平安な暮らしへと戻っていくという、恐ろしく古臭いメロドラマ。イタリア映画に登場する貧しい女性は昔から生命力に溢れてるイメージがあるんですけど、スペイン人のペネロペ・クルス演じるその名も「イタリア」は、まるで昔の邦画に登場するキャラクター。男の為に潔く身を引き、艱難辛苦を耐え忍ぶ。おまけに、最後には守護天使にまでなってくれるの? いくら何でも、これは身勝手な男の妄想でしかないでしょう。ペネロペの並々ならぬ役作りが一つの見所にはなってますが、例によって私的にはとても受け入れ難いストーリーでした…、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-11-30 00:05:12)

793.  珈琲時光 21世紀の「東京物語」と言うよりも、東京版「ミレニアム・マンボ」って感じ。フワフワと都市を浮遊する女を淡々と追うだけで、起承転結どころか、ストーリーそのものが存在しない作りは、全く「ミレニアム~」と一緒。それでも、開始25分に唐突に告げられる主人公の妊娠の事実に、「おおっ、こっからドラマが始まるのか」と期待したものの、結局、終わりまで何も語られることはありません。確かにこーゆー女の人も実在してるかもしれませんが、少なくとも、ここまで何を考えてるのか判らないキャラクターが小津作品に登場することは無かった筈です。ボリューム満点のハリウッド大作に衝撃を受けた小津安二郎は、「俺は“お茶漬け”を撮るよ」と言ったそうですが、この映画は明らかに「日本のお茶漬け」とは別物です、4点献上。[地上波(邦画)] 4点(2006-11-15 00:02:25)

794.  7月24日通りのクリスマス 大沢たかお38歳、中谷美紀30歳というカップルとクリスマスという題材から、「セレンディピティ」みたいな大人向けのロマンティック・コメディを想像してたんですが、どうにもこうにも子供染みた内容だったのでがっかりしてしまいました(この中身では主役二人の薹が立ち過ぎてる)。邦画としては未開拓のロマンティック・コメディという分野に果敢に挑戦したまでは良かったんですけど、この分野に欠かせない「テンポ」と「ユーモア」が全く感じられないのも厳しい。折角、現実の長崎と妄想のリスボンという舞台を設定してるのに、それさえも活かしきれないまま終了。それに、ポルトガル・サポーター親子が凄くウザいよ。単純なロマコメで十二分に楽しませるだけの技術に於いては、まだまだハリウッドに遠く及びませんネ、4点献上。[試写会(邦画)] 4点(2006-10-26 00:05:05)

795.  冬の幽霊たち/ウインターゴースト 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004」に因み、夕張市を舞台にWAHAHA本舗が総力を結集して製作したファンタジック・コメディ。行政区画としての夕張市内に忽然と現れた幽霊達と町の人々の交流を、ショート・ストーリーを積み重ねる様に描いてます(作りや設定は少し「黄泉がえり」風)。大した事件も起こらず、終始、淡々とほんわかムードで映画は進むので、私的には少し退屈でした。たぶん本作は物語を見せると言うより、そこに住む人達も含めた夕張という町を紹介する目的で作られたのでしょう。しかし本作の甲斐もなく、「夕張ファンタ」が無くなるどころか、財政再建団体へと転落した「市」自体が「幽霊」みたいな存在になってしまうとは…。今やこの映画は、かなり皮肉な作品になってしまいましたね、4点献上。[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-10-26 00:03:54)

796.  スペーストラベラーズ 大作感漂うカメラワークや大袈裟な音楽が、少しふざけ気味の小ぢんまりした密室劇と全くマッチしていない。出来るだけスケールを大きく見せるつもりだったんでしょうけど、却って物語の軽快感を殺いでしまって、中途半端に重苦しい雰囲気を作ってます。ケレン味自体は好みですけど、これではセンスが悪すぎる。また、居合わせた人間をアニメのキャラクターに当てはめていくのは面白いし(「レディ・イン・ザ・ウォーター」っぽいかも…)、それなりにワクワクもさせて貰いましたが、何でこんな落とし所を放棄した様なラストにしたんでしょう? 多くの方が指摘されてる様に、これで全体がスポイルされちゃってます。別に後味の悪い映画でも全然構わないんですけど、この映画はそんな作品を意図した訳じゃない筈です、4点献上。[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-10-26 00:02:33)

797.  ユートピア(2003) 確かに「マイノリティ・リポート」からの影響がアリアリ。おまけに映像まで青を基調としたヤヌス・カミンスキー風だから、益々その感が強くなる。しかし、映画のスケールはグッと小ぢんまりしてます。「ユートピア」という組織の実態も良く解らず、主人公がナイワ・ニムリだけにこだわる理由や彼女のバック・グラウンド、そしてマインド・コントロールが解ける過程も割愛(舞台が南米なのかスペインなのかもはっきりしない)。予知モノというSFは細部のディテール(例えば予知と現実の僅かな違い等)がサスペンスを生むジャンルだと思うんですけど、スタイリッシュ風の映像だけに満足してしまって、題材の面白さを活かしきれずに終わってしまったという印象。「未来は自分で切り開ける」というテーマも今更…って感じです、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-10-22 00:04:48)

798.  スネーク・フライト 「エアポート」シリーズに「スパズムス/蛇霊の恐怖」を加えた様な、普通なら絶対にビデオ・スルーの超B級ムービー。まぐれで全米興収No.1なんか獲っちゃたから、たぶん急遽日本公開が決定したんじゃないかな(「パニック・フライト」がビデオ・スルーで「スネーク・フライト」が公開される不条理)。いつ、どうやって、あれ程の量と種類の毒蛇を集めたのかとか、これなら爆弾を仕掛けた方が早くて確実とか、無用な突っ込みは入れずに楽しんだ者勝ち(これが中々難しい)。とにかく「ジャンボに大量の毒蛇を乗せたかった」、唯それだけのコンセプトで作られた映画です。クライマックスのサミュエル・L・ジャクソンの馬鹿げた行動も「ジャンボに穴が開くのはお約束」というだけ。主題歌も本編同様に馬鹿馬鹿しくて笑えました、4点献上。[試写会(字幕)] 4点(2006-10-18 00:05:09)

799.  偶然の恋人 “Accidental Lovers”と英語にしてみれば解らないでもないけど、やっぱり邦題は酷い。本来のテーマとしては原題の「回復」通り、サヴァイヴァル・ギルトに苦悩する男と喪失感に苛まれる女が、そこから回復していく物語です。ふて腐れ顔の似合うグウィネス・パルトロウはまだ良かったと思いますけど、ベン・アフレックの間抜け面でこのテーマを描くのは少し無理があった。彼の役はグウィネスの役以上に複雑な役。罪悪感や同情が徐々に恋愛感情に変化し、しかしそのことが新たな二重の罪悪感を生んでいく。でも映画を観る限りでは、とてもそうは見えませんでした、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-10-18 00:03:24)

800.  トンマッコルへようこそ 《ネタバレ》 中盤までは良い感じで進んでたんですけど、終盤へ近づくにつれ全く別の映画になっていく。それに従い私の心も、どんどんと映画から離れていく。これって「今こそ南北連合軍を創設し、憎き米帝国主義を打ち負かそう」ってこと? 馬っ鹿じゃないの。マジで「ユリョン」並にくだらない映画です(日本じゃなくて北へ持ってった方が良い)。本作といい「グエムル/漢江の怪物」といい、こんなレベルの作品で自らを慰めてる韓国の大衆には、キム・ギドクじゃなくても苦言を呈したくなるのは当然。アメリカとソビエトの犠牲になり、21世紀に至っても分断されたままの民族には心から同情しますけど、少し自己憐憫が過ぎるんじゃないでしょうか。韓流映画を全部観てる訳じゃないから判りませんが、「シュリ」や「JSA」の頃から比べると意識レベルが凄く下がってる様に感じます。あと気になったのは久石譲の音楽。これってジブリ作品からの流用なんですか? 4点献上。[試写会(字幕)] 4点(2006-10-08 00:04:40)(良:1票)

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