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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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861.  帝都物語 《ネタバレ》 流れが断片的で、説明的台詞も言い放つだけで上手く回収されておらず、ストーリーを追いかけづらい。結果としてオカルト描写や役者のピン演技だけが際立った印象を残す。まぁ、実相寺監督らしい映画とも言える。エンドロールを見ていると、日本近代史に銘記される人名が並ぶんだけど、劇中に名字だけで呼ばれるとその本人とは分らない。そのあたりも少し工夫してほしかったなと思います。この映画の収穫は嶋田久作さん。インパクトありました。顔が長い! ショッカー(古い)の怪人将軍みたいな空気を振り撒きながら名前が加藤保憲! 普通の名前が妙に可笑しかった。公開当時、確か流通系の企業とタイアップしていて、そのポスターには戦慄しました。彼の顔のどアップがセンターにドンと据えられていて、キャッチコピーが「インパクトって、何ですか?」。駅貼りのB倍ポスターの前でしばし見惚れましたね。映画よりも強く記憶に刻まれました。イメージに偏重した作り方が、まさにバブリーな80年代後半でもありました。[ビデオ(邦画)] 4点(2011-04-27 22:46:46)

862.  クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国 《ネタバレ》 環境問題をテーマにしています。ちょいと不謹慎発言ですが、エコエコと小うるさい世情に窮屈を感じる者の気持ちを代弁している内容ですね。官庁や大企業の四角四面な環境への傾倒に画一的で表層的な印象を持つ自分には、無駄遣い大好きのエゴ丸出しネエちゃんが爽快だったけど、掘り下げの浅いサブキャラに過ぎないことが残念でした。ストーリーには疑問符が付きます。ヒョウ(?)になったみさえがしんのすけをいたぶるシーンなんて残酷で観てるのが辛くなった。児童虐待をアニメでやるな。スキンシップで母子の絆を取り戻すにしても振り幅が大き過ぎます。最後は例によって家族愛で勝負する野原一家だけど、環境やエコを大義にしている相手に対して何ひとつ回答せずに戦闘に持ち込んだだけで、戦いの意義が見えません。テーマという意味では焦点がボケてスッキリしませんが、これを観た子供たちが2~3日なら無駄遣いを意識した生活をするような気がしたので、最後に1点プラスしました。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-04-27 22:09:30)

863.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 邦題の副題にとても説明的な言葉が並んでいますが、その通りの内容でした。その字面がくだらない内容を想像させるので、少し損をしています。いや、実際にやってることはくだらないけど、映画としてはかなり上出来な作品です。トラ、赤ん坊、パトカーなどなど、酒とドラッグで記憶を失くしている間にしでかしたことの残骸を次々に並べて混乱させ、笑いで回収しながらエンディングに向かうストーリーに退屈する暇がありません。途中でマイク・タイソン(本人)にグーで殴られたりもしますが、ありえないと切り捨てるほど荒唐無稽でもないのが上手いところ。事態に対応する3人の個性を上手く使い分けて物語を転がすシナリオが良く考えられていると思います。マフィアみたいな中国人やスタンガン警官にひと泡吹かせてやりたかったけど、主人公たちがやったことを考えると天罰みたいなもんですね。残っていたモヤモヤを晴らすエンドロールの写真集も逸品でした。ニワトリだけが分かんねぇ。下ネタが多いので観る人を選ぶ内容かもしれないが、結婚式を控えた行方不明の友人を捜す真摯な必死さが、くだらないコメディとのバランスを取っています。いい歳した男どもの長年の関係が感じられることが私には好感でした。諸々の調整を経たバカ騒ぎだったのに記憶が無いのは勿体ないことですが、この騒動は間違いなく一生の記憶に残る。独身パーティーの目的は達成したのでしょう。自分にもそんなバカ騒ぎの記憶があります。やっぱり友人の結婚式がらみです。忘れたくても忘れられない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-24 22:37:03)(良:1票)

864.  シャッター アイランド 《ネタバレ》 謎めいたセリフやシーンをばら撒いておいて、結局は主人公にオチがありましたって映画が増えているような。どんでん返し系は半分以上がこのパターンだろう。最近のこの種の作品には「緻密な仕掛け」がありません。何をやっても妄想で済ませるので、騙される楽しさがない。騙されるというより、ただ嘘をつかれているだけです。本作に関しては種明かし後にも明るい材料が無い。ひたすら重たい。その重たさはこの監督と俳優が醸していて映像としては上等な部類に入りますが、内容が伴わないとただのデブです。[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-04-24 01:44:20)

865.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 すでに30年ほど昔のことだけど、初めて観たときはかなり衝撃的でした。明確な動機が存在しない犯罪心理を映像で解き明かした傑作という意見です。鬱屈した想いが行き場を失って行動に繋がる。大統領候補の暗殺もポン引き殺しも、主人公の中では同列に扱われて矛盾しない。彼は銃を使って「何かをしたかった」だけだ。その流れに不穏な空気は感じても、不自然な違和感を覚えない。社会通念的には狂気であるが、トラヴィスの行動は分かる気がする。それは、実際に一線を越えるかどうかは別にしても、自分の中にもトラヴィスがいるということだ。世間では時々、何を考えてそんなことを、という犯罪が起こる。あれもトラヴィスじゃなかろうか。それらしく報道される動機は真相の一面しか捉えていないと思える。トラヴィスが英雄扱いされているエンディングには、アメリカって怖い国だなと思いましたが、もはやよその国の話じゃないですね。[地上波(吹替)] 9点(2011-04-23 21:55:13)(良:3票)

866.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 《ネタバレ》 退屈はしなかったです。この種の作品はベテラン勢が脇を固めることが多いけど、生首で連れまわされるユマ・サーマンがちょっと可哀相ですな。007と呼ばれていた人たちはその役をやめてからの方が存在感が増すパターンが多いのが不思議です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-23 15:50:55)

867.  婚前特急 《ネタバレ》 いやいや、面白かった。タイトルの特急という単語がテンポの良い喜劇を想像させますが、期待を裏切らない。たくさん笑わしてもらいました。5人の男と付き合っている(!)女性が、友人の結婚に触発されて自分の将来を考え始める。その男たちを伴侶という視点で絞り込むためにリサーチを始めると不愉快が募って行く。自分が優位にいると思っていたのに、相手の男たちは誰も彼女との関係を真剣に考えていなかったようで…。結局は、5人の男を値踏みするというより、最安値の男との関係が中心に展開します。この女性を演じるのが吉高由里子。美人だけど極めて性格が悪い。男たちとの関係も、自己中が高じて相手の態度に無自覚だっただけ。その事実が彼女をイラつかせ、ますます性悪になって行く。でも、相手を選んで本音を言い放つ姑息な毒舌が可愛くもある。嫌な女なんだけど悪女ではなく、ギリギリで性格が悪いという範囲に収まっていて(それ、とても誉められたことじゃないけど)、見ていて飽きないし何だか憎めない。性悪がコミカルに映るのは役者の個性でもある。最後はやや予定調和的で、そこに至る経過を見ている分には少し大人しい締め方でしたが、人を好きになることの本質が軽いタッチで描けていると思う。「紀子の食卓」や「転々」で見受けられた特殊な存在感がやっと主演で発揮された印象ですね。主演女優を目当てに観に行って、十分に元は取った気分です。性格が悪くても相手が吉高ならオッケーという人にはおススメします。[映画館(邦画)] 6点(2011-04-23 01:50:52)(良:1票)

868.  許されざる者(1992) 《ネタバレ》 映画の世界では、悪人は簡単に人を殺す。そしてヒーローも簡単に悪人を殺す。2時間で終わる映画にその後があったなら、登場人物たちはそのままの人生を送れるのだろうか? 本作は彼らのその後を描いた、言わば娯楽映画の裏側を見せるような作品でした。それぞれに過去がある登場人物たち。昔の栄光にすがっている賞金稼ぎ。正義という大義に依存してやりたい放題を続ける保安官。そして、過去の悪行が呵責となっている元極悪人。彼らはそれぞれに「許されざる者」だったと思う。だた、元極悪人のイーストウッドを「許されざる者」と呼ぶとき、それは断罪しているのではなく、悔恨を背負った状態を指した言葉でした。死んだ奥さんとの生活が自分を更生させたと、まじないを信じるように言いすがる。「俺は変わったんだ」。そのしつこさにガンマンのカッコ良さは微塵もなく、自身の肯定や自己憐憫は哀れでさえある。しかし少なくとも、悪に対して粛清意識が暴走する保安官よりは共感できる。イーストウッドが過去に演じたガンマンを普通の人にしてその後を覗いたら、地味でも深い物語が姿を現した。監督としてのイーストウッドの作風が変化して行く出発点が本作だったと思います。主人公像の変化を俯瞰した時、「荒野の用心棒」と本作、そして「グラントリノ」は一直線に並ぶ作品という印象です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-04-23 00:35:22)(良:2票)

869.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 アキラが試験管標本から蘇り一瞬しか能力を発揮しないストーリーには落胆しました。映画化された際に原作連載は終わっておらず、そちらのアキラの描写が強く印象にあったためです。巨大な力を巡る思惑が交錯し、結局はカタストロフィへと至る。その力が争いを生むヒトの業であると同時に生命力の源として表現したかったようです。だけど破壊表現が際立っていて焦点がボケる。「アキラは生きている」という台詞が浮いてました。原作者が監督する映画ってかなり珍しいことだけど、その才能をもってしても2時間に収めることには無理があった。以下、他に書く場所もないので原作への所懐を。原作は凄い作品だと思う。もともと大友氏は突出した画力を持つ漫画家だったけど、初めてSFの分野に名乗りをあげて日本SF大賞を獲った『童夢』に驚かされた。賞に驚いたのではなく、超能力と心霊の世界をリンクさせたユニークな発想と、さらに彼の写実的画風がそれにマッチしていたことにである。その彼が次に取り組んだ作品が『AKIRA』だった。見応えたっぷりな鉄雄の覚醒でさえ壮大なストーリーのプロローグでしかなく、連載初期から全体の構成が出来上がっていたことが窺える。物語の核はやはり超能力であるが、『AKIRA』では力の解放が「ビッグバン」にリンクしている。アキラや鉄雄の力の根源は、破壊ではなく創生である。その発想は作品を一気に高次元へ押し上げる。その一方で、「健康優良不良少年」と胸を張る金田たち若者のバイタリティが超能力に比肩する能力として描かれる。このバランスが絶妙である。宇宙の創生という深遠な自然科学を持ち込むことでSFとしての純度を保持し、超能力表現でエンタティメントの味付けする。まるで巨大なパズルを組み立てて行くようなドラマ作り。かくも気高く完成度が高い創作物が漫画の世界に存在することに感嘆する。私にとっては『2001年』に並ぶ作品。こんなこと書いてたら、また原作が読みたくなった。[映画館(邦画)] 5点(2011-04-22 00:35:15)

870.  (500)日のサマー 《ネタバレ》 止めときゃいいのに、サマーに結婚した理由を問うトム。彼女は誰とも深い関係にならないと言っていた。だから自分たちが別れた理由もそこにあると思っていた。つまり、自分ではなく彼女に原因があると思っていた。「ある朝起きたら、あなたとは違う気持ちを感じたの」。それは正直な台詞なのだろう。しかし、その言葉は限りなく残酷だ。彼女が特殊なのではなく、トムが彼女の心を獲得できなかっただけなのだ。恋愛のカタチはたくさんあって本作もそのひとつだが、そのひとつをかなり深く掘っている。この行き違いに覚えのある者には古傷が疼く映画。自分の傷跡は風化が進んで丸くなっていて助かった。恋愛とは不条理なもの。なぜって、いくら相手を好きになっても、同じだけ好きになってくれるとは限らないから。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-18 03:19:42)

871.  大空港 《ネタバレ》 パニック映画というほどパニックしていないんだけど、後のパニック映画ブームの源流的な位置づけの作品だと思っています。吹雪の空港に起こった事態に対して警鐘を鳴らすような内容ではなく、そこで働く人たちの仕事と人間関係と人間性がテーマになっている。そうなると不倫や離婚や妊娠といったゴシップ要素も絡んで来る訳だけど、ジメジメした後味を残さないのがこの作品の良いところ。主人公の離婚や爆弾男の自殺などを、心情に沈潜せずにサラッと流し、タダ乗り婆さんや保安担当のジョージ・ケネディの個性なども同じ深度で描写する。人の営みを普遍的に描いた作品という印象で、堂々としています。久しぶりの鑑賞だったけど、ジャクリーン・ビセットはやっぱり麗しい。彼女を不倫妊娠させたディーン・マーチンが憎らしかったです。ヤキモチです。[地上波(吹替)] 6点(2011-04-16 23:15:20)(笑:1票)

872.  エンジェル ウォーズ 《ネタバレ》 勤務先で女性の同僚にこの映画を観に行くと言ったら「やっぱり男はあんなのが好きなのね」的な反応が返ってきた。自分としてはザック・スナイダーの絵を観るのが楽しみだったんだけど、世間の視線は違うようです。主人公にとってつらい現実があって、そこから逃避した妄想があって、その妄想からさらに踏み込んだ世界で戦闘が展開する。言葉にするとそんな構成ですが、やっぱり最深部の虚構世界の戦闘シーンを見せるための映画です。鎧武者、ナチスゾンビ、ドラゴン、アンドロイドと色んな敵を相手に戦う少女たちがアンバランスに強い。戦闘の重量感とか体技への細かい拘りがエッセンスです。ストーリーに言及するものがないのでこの点数だけど、映像的見応えは期待通り。最後に現実に理屈を付けて終わりますが、そんな言い訳しなくていいから、終始あの戦闘シーンの世界で物語が展開した方がスッキリしたと思いますね。主人公が意味不明にセーラー服で戦いますが、特にロリ趣味やパンチラで非難されるような作風でもなく、ストイックに作っている印象さえ受ける。羽目を外して品格を落とすようなことが無いのは私には好感でした。この程度で制作者の趣味性が言及されるなら、日本でアニメを作ってる人の大半は同類だと思いますよ。反対に、映像作家はみんな、この監督くらいに個性を主張すべきでしょう。ちなみに私が通うシネコンでは吹き替え上映だけでした。人気女性声優ユニット(そんなものがあることに驚く)の着ボイスキャンペーンとタイアップしているからなんだけど、やっぱり洋画は字幕で観たかったですね。[映画館(吹替)] 5点(2011-04-16 23:07:47)

873.  最前線物語 《ネタバレ》 好きな映画です。連合軍の侵攻に合わせて戦地を巡る小隊に起こる出来事を横に並べてゆく構成にストーリーのうねりは無い。また、局地戦での勝敗や連合軍の勝利は重要視されていない。それを散漫と感じるかどうかで評価は分かれるでしょう。私は物語の根底に押しつけの無いヒューマニズムが感じられて、劇場で観たときからお気に入りです。原題はこの小隊の名称だけど、邦題も良い視点を持っていると思う。最前線は兵士が死んでゆく場所。そこでは命の価値が暴落します。この小隊は常に最前線に身を置きながらも死を回避し、やがて終戦にたどり着く。決して彼らの命が高値を付けた訳ではなく、暴落しながらも価値を保った風情です。でも、それが生き残るということ。長く大きな戦争を生き延びた生命と兵士たちの人間味がリンクしてほのぼのとした感慨が湧いてくる。戦争映画には珍しく、あたたかな見応えを残してくれる作品です。老兵に指揮された若者たちが生き残る様は、親ガモに見守られた子ガモが巣立つようで、青春映画の趣きもありました。学生時代以来で約30年ぶりの鑑賞でしたが、アメリカもこの戦争までは戦う大義があったからか、空気が爽やかです。ベトナム以降の戦争映画と比べると、とても健康的に映ります。[映画館(字幕)] 7点(2011-04-13 21:58:47)

874.  ドラえもん のび太と鉄人兵団 リメイクの劇場公開に合わせてCSで放送してくれたものを観ました。なるほど、名作と言われているのは分る気がします。ドラえもんの世界観の中で、スケールが大きなストーリーとレギュラーキャラの活躍とゲストキャラの役割が上手く噛み合っています。でも、リアルタイムで観なかったからか、自分にはさほど響く作品でもなかった。視覚的に興奮するような作画が無いことや、危機的状況でも緊張を覚えないことがその理由なんだと思う。リルルが妙に色っぽくて、それが強く印象に残りました。邪道なおっさんの視線ですね。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-04-12 00:20:43)

875.  夕陽のガンマン あのメロディを口笛で吹こうとしたら、鳴らない。えぇ~っ! 考えてみれば、口笛なんて何年も吹いていなかった。口の形が変わったのか、唇の型を忘れたのか、原因ははっきりしないが口笛が吹けなくなっている自分にショックを受ける。現在、口笛特訓中。そんなことに躍起になるくらい、このテーマ曲は名曲ですね。いちど聴いたら忘れない。久々の鑑賞だったけど、冒頭であのメロディーが流れるだけで気分が乗ってくる。マカロニ・ウエスタンのすべてを表現しているような気がします。「荒野の用心棒」でも同じようなことを書いたけど、楽曲としての味わいがさらに増した感じです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-11 02:03:03)

876.  天使の恋 《ネタバレ》 想像していたほどひどく無かったです。主演女優が目当てで、ストーリーに期待していなかったことが良かったのでしょう。佐々木希ちゃんはお人形さんみたいでした。もの凄く可愛く見えるアングルもあれば、どうってことないアングルもあって、そのムラはたぶん役者としてのキャリアでしょう。朴念仁でも可愛い人に構ってもらうと鼻の下が伸びる。あくまで可愛いことが前提で、谷原章介の単純さは分かりやすい。ラストシーンにびっくり。まつ毛の長い瞳に大さじ3杯分くらいの涙をこぼさずに湛えていました。あのウルウルは感動もの。目の前でやられたらきっとイチコロですね。こちらも、あくまで可愛いことが前提ですが。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-04-07 23:17:03)(笑:1票)

877.  月に囚われた男 《ネタバレ》 まず最初に月の裏側での労働環境の非人間的側面を見せる導入が上手い。孤独と闘うことがテーマなのかと思わせたうえで足元をすくわれるような展開にゾクゾクします。クローン技術がもたらす不具合を大上段に構えるのではなく、主人公が感じる違和感として見せる展開も上手い。自分と同じ顔と同じ記憶を持つ者がすぐそばにいる。今後、起動する自分がたくさんいる。その状況を想像すると、今度はクラクラする。そして個の存在があやふやに崩れていく感じがとても怖い。さらに、たぶん地球で普通に暮らしているオリジナルの「自分」がこの企てに賛同している前提であることに思い至る。これは「自分」と同じ思考を持つ人間が認めたこと、つまり「自分」が認めたことで、混乱が深まります。良い意味で裏切られるのがロボットのガーティの行動です。真相に迫る主人公を抹殺するのかと思ったら、しっかりロボット三原則に則って機動している。本編中に「自分」を除く唯一の味方が血の通わないロボットだったということが物語世界を際立たせます。贅沢を言うと、最後の結び方には少し不満が残りました。株価暴落とか言ってたので、この未来世界にはクローンの使役に不正、もしくは非倫理的という判断があるらしい。せっかくクローンの在り様を良い具合に掘り下げているのに、企業不正に落として気分を晴らすだけでは勿体ない。物語にしっかり人の感情が織り込まれているので、最後までそこにフォーカスして欲しかったです。「ブレードランナー」のレプリカント然りですが、そこまで突っ込めばさらに作品のランクがあがったと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-04 22:27:33)(良:4票)

878.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 私はエンドロールを最後まで見ることをポリシーにしています。なんとなく、それが映画に対する礼儀のような気がするから。でも、本作のエンドロールはなんと15分近くあってさすがに嫌気が差しました。エンドロールに難癖を付けることはレビューからは外れますが、15分は非常識でしょう。本編の方は何も伝わって来ないし残らないスカスカな作品でした。最後のキスを除くと、死後に現世にとどまっている意義が見当たりません。あんな手段でキスができるなら、変質者を告発することも容易だったはず。殺された魂が自由を得る条件は、変質者が自由を奪われることのようだったが、その理屈も良く分らない。うじうじと待っているなら、悪霊になって復讐すりゃいいのにと思ってしまう。奴が罰を受けたのは成仏の後だったので、転落死は鑑賞者の溜飲を下げるためだけに挿入されている。何たる安直。彼女が憧れの彼氏とキスするシーンと金庫に入った遺体がゴミ穴に沈んでゆくシーンがカットバックされる構成に、すごくアンバランスな違和感を覚える。遺体が確保されて、それからキスでしょう。遺体が投棄される描写自体も容認したくない。そもそも、彼女が死後にいた世界がすでに天国のように美しく見飽きない。狭間の世界としてはなんとも能天気で、成仏する意義も希薄に感じられる。結局、何を伝えたかったんでしょう? かわいい骨? タイトルも分りません。[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-04-04 21:43:45)(良:1票)

879.  KG カラテガール 初回投稿、失礼します。私、「ハイキック・ガール」は観ていないんですが、この種の作品には食指が動きます。ブルース・リーから入った映画DNAと美少女好きが混然となって相乗した状態ですな。いや、ストーリーは酷いものでした。「ハイキック・ガール」のレビューを読んでいてもそんな意見が見られたので進歩していないようです。ロケ場所などは、低予算で作っていることを主張しているような風情です。いきなり雨が降ったり晴れたりします。でもいいんです。武田梨奈を観るのが目的だったから。芝居の方はまだまだですが、体を動かすことにかけては逸品でした。「チョコレートファイター」のジージャーに較べても見劣りしない。重心を落として構えた姿にはカンフーやテコンドーにはない、空手らしい凛とした美しさも感じました。しかもジージャーより色気あります。ただ映画全体としては見劣りします。褒められるのは最後の戦いに制服姿で臨んだことくらい(笑)。このマイナー感は予算さえ付けばある程度は改善されるのだろうが、スタッフにはもうひと頑張りして欲しい。確実に彼女にしか見せられないものがある。それを映画として活かしてあげたいと強く念じます。余談ですが、劇中に「それ、もしかすると空手?」という台詞が出てきます。これは「空手バカ一代」という往年の漫画の中で、ケンカ十段と異名を取った空手家が道場破りに使った常套句でした。製作陣のルーツも似たようなところにあるのだと思った次第です。[映画館(邦画)] 4点(2011-04-03 00:10:53)(良:1票)

880.  映画 レイトン教授と永遠の歌姫 《ネタバレ》 ゲームが母体となっている世界の映画化ですが、初めて観る人にはあまり面白さを感じられる作り方をしていないですね。悪役を含めて教授の周囲にいる何人かのキャラクターはしっかり設定が出来ているようだけど、映画的な魅力として伝わって来ず、謎解きによって減って行くその他の登場人物たちと同程度にしか見えなかった。中盤の謎解きも犯人の目的に対して正しい方法論だったと思えず、結果として散漫な印象を残します。主人公(?)のレイトン教授の目だけがクロマルで、あれはゲーム世界で誰でも本人にすり替われる為の演出なのでしょうが、その人相のままルパンまがいの活躍をされると違和感がありますね。まぁ、ゲームの方をやっている人ならそれなりに楽しめる作品なのでしょう。なぞ制作のスタッフとして多湖輝さんがクレジットされていました。私が子供の頃に熱中した「頭の体操」というベストセラーの著者として記憶している方で、懐かしかったです。[CS・衛星(邦画)] 2点(2011-04-02 19:04:02)(良:1票)

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