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921. オブリビオン(2013) どこかで見たことあるようなストーリー展開に斬新さは感じなかったけど、登場するメカはなかなか良かった。 デザイン優先かと思える斬新さだったけど、意外とその形が機能的でよく考えられてると思います。 パトロールロボも優秀で、各家庭に1個ずつ欲しいくらい。 それぞれにナンバーが割り振られていたので、あの時修理したやつだったのか?!みたいな伏線が張られているのかなと思ったけど、何番を修理したんだか覚えてなくて有耶無耶になってしまいました。 DVDなので改めてもう1回見て確認することもできるんだけど、それだけの労力を費やすほどではなかったので、1回見ただけで満足ということにしておきます。 終盤になって謎は明かされるけど、ほぼ想像通りで驚きはなかった。 横恋慕が原因で人類が滅んじゃったくらいのオチなら笑えたかも知れないけど、いまいち盛り上がらない感じでしたね。 ドロドロの三角関係を描くような展開なら面白かったのかも知れないけど、女同士のバトルもあっさりした感じで残念でした。 あと、ラストは綺麗に纏めた印象だけど、それでいいのか???という疑問は残った。 まあ、女はバカだから顔がトム・クルーズならそれでいいんだろうけど、他の奴らも真相を知って押し寄せてきたらどうするんだろうか? その辺りをオブリビオン2に期待ということにしておきます。[DVD(吹替)] 6点(2014-05-26 20:46:42)《改行有》 922. 最強のふたり 意味不明な邦題に騙されて、危うく名作を1本見逃すところでした。 障害者と健常者の友情とか、貧富の格差を超越した信頼関係とか、胡散臭いキーワードに偏見を持ってしまって、どうせお涙頂戴の感動物語なんでしょ?なんて思ってたけど、この作品にそんな偽善的な涙はありませんでした。 ユーモアと不謹慎の境界線みたいなものがあるとしたら、もう完全に超えてしまってると思えるくらい不謹慎だけど、何故か許せてしまう。 すべてはドリスの魅力の成せる業といったところでしょうか。 正直、冒頭のシーンではこのキャラにどう感情移入すればいいのかわからなかった。 街中を暴走して、警察には嘘を吐くし、ほぼ犯罪者ですからね。 でも、実はいい人なんて展開なのかと思ったら、話を遡ってみてもやっぱり犯罪者。 卵は盗むし、マリファナは吸うし、前科もある。 ここまで酷い設定だと、黒人に対して差別的過ぎると怒られそうではあるけど、それがどうした?って気にもしないような性格のドリスが魅力的過ぎてどんどん嵌っていく。 フィリップがドリスを雇った理由とか、ふたりの関係性に心から納得できました。 オペラのシーンくらいになってくると僕の常識も少し麻痺してきて、他のお客さんに迷惑掛けてマナー違反じゃないかと思いつつ、ドリスの言動に共感させられてしまうんです。 誕生日会でドリスが踊り出したときには思わず僕も踊り出しそうになりましたよ。 あと、絵を売り付けるシーンとかも最高ですね。 世の中のありとあらゆる偏見や価値観に対して、最高の皮肉で笑い飛ばしてしまう爽快さがありますね。[DVD(字幕)] 9点(2014-05-26 20:11:14)(良:2票) 《改行有》 923. ユニコ/魔法の島へ 前作と同じくやっぱり怖いんだけど、多少はマイルドな恐怖感に和らげられていると思います。 憎悪や復讐心が原動力という設定は怖いんだけど、その解決策が提示されているのが救いになっていたように感じられます。 あのどうしようもなく恐ろしい夜風の来襲が無かったのも怖さの軽減に繋がっていますね。 前作はキャラクターの魅力だけで話が進む感じで、特にストーリーはなかったように感じたけど、今回はきっちりとした物語になっていて良かったと思います。[地上波(邦画)] 7点(2014-05-26 20:05:53)《改行有》 924. ふがいない僕は空を見た 田畑智子の濡れ場なんてどこに需要があるんだろう???なんてスタンスで見てたはずなのに何故だか妙に惹かれて行く。 田中美晴の方がいいに決まってるということは頭では理解できるんだけど、何故だか田畑智子の方を選んでしまう。 悔しいけど、ラストの台詞ですべて納得できた。 ほんとあいつが厄介なんです。 まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、この作品は命の尊さとか、崇高な理念とか、堅苦しいメッセージを押し付けるんじゃなくて、ただ生きてさえいればそれでいいという至極真っ当なことを言ってくれる。 本当にそれでいいのかはよくわからないけど、傷付いて心が沈んでいるときには助けになる言葉だと思います。 安定感のあるいい役者を揃えて、とても説得力のあるいい作品に仕上がっているんじゃないでしょうか。[DVD(邦画)] 8点(2014-05-26 14:46:16)(良:1票) 《改行有》 925. 幸福の鐘 《ネタバレ》 実験的な興味深い作品だったけど、敗因は寺島進に喋らせ過ぎたことにあると思う。 一言ただいまで終わらせておけば綺麗に収まったのにラストが蛇足だった。 篠原涼子の件だけ妙に面白くて、思わず巻き戻して2度見してしまった。 あとは全体的に退屈な印象ですね。[DVD(邦画)] 4点(2014-05-24 18:07:26)《改行有》 926. 冷たい熱帯魚 これは良いおっぱい映画かと期待した僕が馬鹿でした。 グロいシーンは目を瞑って、おっぱいだけ観賞出来たら最高だったんですけど、おっぱい1に対してグロ9くらいの割合なので吐き気を催しました。 おっぱいで得した分を全部吐き出すくらい催したので、どう考えても得してません。 かなり損してます。 おっぱいシーンだけを繋ぎ合せた10分くらいの作品に編集してくれたら嬉しいです。 作品の持つエネルギーというか、破壊力は凄いので、グロいのが好きな人にならオススメできなくもないけど、僕はもう2度と見たくありません。 いろんな人に警告したい危険な作品ですね。[DVD(邦画)] 2点(2014-05-23 15:13:32)(笑:2票) 《改行有》 927. きみにしか聞こえない 《ネタバレ》 これはファンタジー設定につい騙されてしまいそうだけど、絶対に会っちゃいけないパターンだよね。 何らかの手段で知り合った見ず知らずの男女が実際に会ってしまうとどうなるかという教訓のような作品。 僕の経験から言わせて貰うと、ほぼ確実に悲劇が待ち受けています。 さて、この作品自体の評価だけど、登場人物を殺して泣かせようという魂胆が気に食わないので、面白くなかったと言いたい所だけど、原田さんの存在に想像が膨らんでしまって、ちょっと面白いと言わざるを得ない状況です。 僕の想像によると、原田さんは10年後のリョウで、2人が会ったらどうなるかもちろん知ってるわけで、それでも会うことを薦めた理由を考えるとなかなか面白い。 名字が原田に変わってるということは、10年後のリョウは結婚して幸せな生活を送ってそうなので、その生活を守りたかったということなのか??? 10年前に死んだ元カレの命と現在の自分の幸せな生活を天秤に掛けたときにどっちを取るのか? 事故直後なら当然自分のことなんて考えずシンヤの命を救おうと努力するだろうけど、10年の歳月を経て冷静になった場合は、やっぱり現在の幸せを守ろうとするということなんだろう。 そういう視点でもう1度見直して原田さんの言動を確認してみたいです。[DVD(邦画)] 6点(2014-05-21 18:59:01)《改行有》 928. デュエット(2000) 号泣しました。 こういう話に弱いんですよね。 作品全体としての構成には難があるけど、それぞれの物語はとても良かったと思います。 崇高な自己犠牲の精神は素晴らしいし、僕も誰かの為に何かしてあげたいと思うことがよくあるので、クライマックスの行動には共感できるんだけど、やっぱりもう少し救いのある顛末だったなら嬉しかったですね。 悲しい涙はあんまり流したくないものです。[DVD(吹替)] 8点(2014-05-20 22:47:49)《改行有》 929. 親子ねずみの不思議な旅 絵本をそのままアニメにしたような子供向けの作品なんだけど、主題歌の歌詞とか、子ネズミの最初の台詞がなんとも意味深で、哲学的なテーマが隠されてるのかと勘繰ってしまいました。 結局、そんな深いテーマはなかったようだけど、終盤の展開はちょっと衝撃的でした。 最終的には丸く納まるだろうとは思いつつ、流石にちょっとやり過ぎじゃないかと心配になりました。 あと、歌詞が日本語に訳された主題歌は味わい深い名曲に仕上がっていると思います。[地上波(吹替)] 6点(2014-05-20 22:24:25)《改行有》 930. ナナとカオル 《ネタバレ》 とりあえず着るシーンと脱ぐシーンを丸ごとカットとかアホかと。 どうやって着て、どうやって脱いだか、そこが肝心なのに。 でも、夜の競技場のシーンは秀逸だった。 M側の意思と行動が一致しなくて苦しむ描写とか、S側がそれに気付いて導くという構成は素晴らしかった。 この手の作品でMが成長していくのはよくあるパターンだけど、Sも一緒に成長していくのは微笑ましくて良い。 ほとんどストーリーらしきものもなく、ただエロいだけで終わってしまったけど、続編も見ることになるだろう。 どう考えても糞映画なのに悔しいくらいに興奮させられる。 役者のやらされてる感アリアリの演技が逆に作風に合ってるのかも知れない。[DVD(邦画)] 6点(2014-05-20 16:52:24)《改行有》 931. ナナとカオル 第2章 《ネタバレ》 ナナのキャストが変更になったのはプラスに作用したように思う。 ビジュアル的にかなりアップしてる。 但し、エロ度は多少減ったように感じる。 前作でかなり調教が進んでしまってるので、ナナが意外と簡単に何でも受け入れてしまうのが残念。 羞恥心と欲求の間で揺れ動く葛藤のような描写がもっとあった方が興奮度は増すのかも知れない。 まあ、ストーリー的な整合性で言うと、素直に受け入れるのが正解なんだろうけどね。 あと、スパンキングに関する豆知識が盛り込まれてたのは良かった。 肌を傷付けないように事前の準備をしたり、お尻より掌の皮の方が薄いから叩く方も痛いとか、事後に炎症を抑えるクリームを塗るとか、知らない世界の常識みたいな描写は興味深かった。 相変わらずストーリー性とかは皆無なので、映画作品として高い評価を与えるのは難しいように感じるけど、損はしてないと思います。[DVD(邦画)] 6点(2014-05-20 16:36:45)《改行有》 932. ユニコ 子供の頃に見て怖いイメージが残っていたけど、改めて見てみてやっぱり怖いということを再確認した。 キャラクターは愛らしいし、子供向けの作品なんだろうけど、ユニコの孤独な設定が残酷すぎる。 神々の妬みが物語の出発点となっていたり、手塚作品らしい皮肉の効いた奥深いメッセージ性を感じさせられる作品です。 悪魔くんやチャオとの出会いで多少は救われた気分になったけど、最終的にはなんとも言えない寂しさが残ります。 あと、夢に夜風が出てきそうで心配です。[地上波(邦画)] 6点(2014-05-20 14:43:12)《改行有》 933. シリウスの伝説 《ネタバレ》 海外アニメっぽい作風にいまいち乗り切れなかったけど、マルタの登場で一気に引き込まれた。 突然目の前に全裸の少女が現れたら、年頃の少年じゃなくたって恋してしまうわな。 それでも、乳首までは描かない最低限のモラルは守っているので、とても幻想的で美しい絵になっている。 そんな低俗な目線で見てた僕を嘲笑うかのように物語は崇高な自己犠牲と純愛を貫き通す悲しい展開を辿る。 クライマックスで女王マルタが誕生した瞬間に最低限のモラルすら消え去って、この作品は大人のアニメへと昇華したと思います。 でも、シリウスはもうそれを見ることができないんですよね。 なんとも悲しい結末でした。 [地上波(邦画)] 7点(2014-05-20 14:42:13)《改行有》 934. 懲戒免職 これは思わぬ掘り出し物に出会った気分です。 意味不明な冒頭シーンから短編作品にありがちな抽象的な展開なのかと思わせたけど、きちんと起承転結のある作品に仕上がっていて良かったです。 エロい吉高由里子の無駄遣いとか贅沢な演出も良かったし、流れ弾を食らったお母さんも面白かったです。 僕は男なのでオダギリ先生の魅力はイマイチ理解できないけど、こういう作品は大好きです。[DVD(邦画)] 8点(2014-05-16 17:35:15)《改行有》 935. 映画 鈴木先生 何の予備知識もないままに見始めたので、この作品がふざけた学園コメディなのか、真面目な教育ドラマなのかすらわからず観賞していましたが、とても面白かったです。 序盤のコメディ部分に関しては、登場人物の背景などよくわからない部分もあったけど、結構笑えました。 奥さんや復帰した女教師の設定を自分なりに想像しながらでしたが、いろいろあったんだろうなぁって感じで笑えました。 中盤くらいから単なるコメディ作品じゃなさそうだぞって雰囲気が漂ってきて、真面目を通り過ぎて、やや不謹慎なくらい踏み込んだ教育論が展開されて興味深かったです。 今更ながら、ドラマの方も見てみたいと思いました。[DVD(邦画)] 8点(2014-05-14 17:52:55)《改行有》 936. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 偏見や誤解から悲劇が生まれる一方で、崇高な信念や情熱からも悲劇が生まれる。 挙句の果てには深い愛情からも悲劇が生まれるという負の連鎖を描こうとしていたのはよくわかるのだけど、それが上手く表現されていたかどうかは怪しい。 なんだか最初から最後まで殴り合いしてただけの印象が強く残ってしまった。 事件の真相を隠そうとするミスリードに囚われ過ぎていて、シナリオそのものの面白さが伝わって来ない。 しかも、そこまでして隠そうとした真犯人の種明かしが滑稽過ぎる。 動機や手口が稚拙なのは仕方ないとしても、せめてもうちょっとマシな演出は考えられなかったんだろうか??? 真犯人の言動がアホ過ぎて唖然としてしまった。 それでも、探偵と助手のコンビはキャラが立っていて、コメディ的な面白さは随所に感じられたので、このシリーズ自体には今後も期待したいとは思う。[地上波(邦画)] 5点(2014-05-12 10:45:19)(良:1票) 《改行有》 937. ザ☆ビッグバン!! 《ネタバレ》 映像が斬新でオシャレな感じだし、話も意味深な展開で興味をそそる。 それぞれの伏線がラストで綺麗に繋がるような傑作を期待させる優良シナリオなのにどうしてこうなった??? まず物語の中心となるダイヤモンドが結局は欲望の対象で終わってしまったのが残念。 てっきり実験に必要な希少なダイヤモンドなのかと思ってた。 その壮大な実験も失敗。 しかも、その失敗が主人公の窮地を救うような伏線になってるのかと期待してたのに、主人公は自力で窮地を乗り切っちゃって、実験の失敗はちょっとしたカーアクションの演出に使われるだけという勿体無い結末。 あと、ヒロインがいい女だったのでラブロマンスオチも悪くないかなぁって気持ちを切り替えてたのに途中で寝た女が割り込んで来て、意味不明な3Pオチ。 完全に迷走しちゃってます。[地上波(吹替)] 4点(2014-05-10 15:32:58)《改行有》 938. 舟を編む 登場人物がそれぞれに魅力的でとても良かったです。 辞書編集という地味な作業を描いた作品ですけど、内に秘めた静かな情熱のようなものが感じられて感動的でした。 1つの辞書が完成するまでに途方もなく長い時間が掛かるということがよく伝わってきて、久し振りに辞書を持ち出して引いてみたくなりました。 最近はネットでなんでも調べられるようになって便利になったけど、ずっしりと重みの感じられる分厚い辞書でわからない言葉の意味を調べるというのは、言葉の海に航海に出る冒険物語のようでワクワクしますね。[地上波(邦画)] 8点(2014-05-07 15:47:19)《改行有》 939. 漫才ギャング 漫才のシーンがちゃんと漫才になってたのと脇を固めた芸人の演技がちゃんとしてたのには感心した。 でも、それほど突き抜けた面白さはなくて、皮肉にも一番笑えたのは庄司だった。 やっぱり役者の演じる芸人より、本物の芸人の方が面白いということなのか、相方の扱い方を熟知した監督の成せる業なのかよくわからないけど、本筋の方で庄司を超える笑いを引き出せてないのは残念でした。 それでも、駄作というほど酷い内容でもなくて、それなりにちゃんとした映画になってたと思います。[地上波(邦画)] 6点(2014-05-01 17:43:08)《改行有》 940. 初夜と蓮根 初夜を避け続けてきたこの夫婦の設定は抜群に面白い。 でも、その面白さを活かし切れてないのが残念でした。 設定はコメディなんだけど、役者が真面目に演じることでギャップが生じて面白味が浮かび上がるのだと思うけど、一部の役者の演技が酷過ぎて台無しになってしまってる。 もう少しまともなキャストで撮り直せば傑作になる可能性もあると思います。 あと、作品の内容とはあまり関係ないけど、登場する料理がとても美味しそうでした。 蓮根はあまり好きではないけど、食べてみたいと思いました。 [地上波(邦画)] 5点(2014-04-16 17:15:51)《改行有》
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