みんなのシネマレビュー |
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921. ファントム・オブ・パラダイス ショービジネスの内幕を描いたという点で意義のある作品。 実に腐れきった世界だ。 でもこれをまともに描いてしまうと、大人の事情が許さない。 そこで、「ハチャメチャに描いて風刺してやろう!」と、ブライアン・デ・パルマが考えた、、、かは定かでないが、勝手にそう想像してみる。 とにかく内容はめちゃくちゃ。 こういうのは気軽に観られるが、決して好みではない。 限られた時間の中で、寸暇を惜しんで観る映画ではなかったかな…[ビデオ(字幕)] 3点(2021-02-09 18:33:54)《改行有》 922. パターソン 《ネタバレ》 ジム・ジャームッシュは相変わらず一期一会の描き方が魅力的だ。 永瀬正敏との公園でのやり取り、これが特にいい。 見知らぬ人間とのほんの少しのやり取り、しかも最後はノートまでプレゼントしてあげて、でもアッサリさようなら。 見知らぬ人間同士の、ほんの短い時間のやり取りなのに、お互いの人間性、そして生きてきた歴史まで垣間見た気がするのは、やはりジム・ジャームッシュならではの魅力なんだろう。[インターネット(字幕)] 7点(2021-02-09 11:42:27)(良:1票) 《改行有》 923. ボーダーライン(2015) 《ネタバレ》 序盤に5台の車が隊列を成してメキシコに乗り込むシーンが一番好き。 見知らぬ怖い街に侵入していく緊張感がたまらない。 そして、それを盛り立てる音楽も素晴らしい。 家族を殺された事による復讐心ってのは、やはり人間が持ち得る復讐心の中でも最強か。 それを思い知らされる作品。[インターネット(字幕)] 7点(2021-01-30 22:36:04)《改行有》 924. 台北セブンラブ 《ネタバレ》 映像センスは良いが、内容が極めて物質的で拝金主義。 内容が薄っぺらいので、7つの挿話を集めてきたのでは?と勘ぐりたくなる。 なんというか、内輪ネタ大好きな芸能集団が自己満足で好き放題作ったような作品で、とても評価する気にはなれない。[インターネット(字幕)] 2点(2021-01-27 18:41:34)《改行有》 925. 緑色の髪の少年 《ネタバレ》 髪が緑色という事で、カラー初期の映画としては、とても適している。 オープニングタイトルも緑文字で、なかなか良い。 反戦映画としての色合いが強い、非常に真面目な映画。 が、真面目すぎて物足りない。 もし自分がある日、急に髪が緑色になったら… たぶん坊主にはしないだろう。 普通に染めるはず。 その点、若干無理がある内容。[インターネット(字幕)] 4点(2021-01-26 19:10:47)《改行有》 926. 昼下りの情事 ビリー・ワイルダーは、とにかく巧い! ただし、内容が二人の恋愛関連話一本槍なのが、たまにキズ。 だけど、このキズというかクドさが、好きな人にはたまらないはず。 とにかく、恋愛模様満載なのだ。 若き少女が、初恋の相手に選んだのは、長身で二枚目とはいえ、50代のオッサン。 しかも遊び人。 この組み合わせ、男にとっては、羨ましさを通り越して、怒りさえ感じてしまう。 逆に、この年代の男なら、希望を感じるのかな? いや、人によりけりか。 とにかくけしからん恋愛絵巻![DVD(字幕)] 6点(2021-01-26 06:13:23)《改行有》 927. 砂漠のシモン 《ネタバレ》 奇人、変人、精神病者、、、いや失敬、聖者シモンが、砂漠にそびえ立つ石柱の上で修行をするという、キリスト教的ブニュエル的寓話。 柱の下にやってくる様々な者たち。 おっぱい丸出しの若き女性も石柱の下に来るが、聖者シモンは眼を背け、悪魔には決して屈しない強固な神への信仰を見せる。 なんだか絶妙な面白さ加減。 なんというシチュエーション、なんというアイデアに満ちた環境設定だろうか。 本作はルイス・ブニュエルの構想半ばで頓挫し、最後を強引に編集でまとめて作り終えたらしい。 だけど、ラストは非常に突飛で面白い。 シモンのヒゲの凄まじさ、片足で立ち続けるという無茶な設定、悪者が泡を吹いてアッサリくたばるという始末・・・ 何だか、ブニュエルのユーモアと変態性が、特異な形で現れた作品だ。 ピエル・パオロ・パゾリーニにも似たユーモアさえも感じさせるのがまた良い。[DVD(字幕)] 7点(2021-01-24 21:39:54)《改行有》 928. 悲しみは空の彼方に 《ネタバレ》 後半になるにつれ面白くなった。 子供を思う親の気持ち、それはどの国、どの時代も変わらない。 子供の幸せをただ願っている。 ただこの作品には、そこに人種差別の問題も絡んでいる。 この時代にこういった人種差別を訴えた作品があったにも関わらず、いまだに人種差別は無くならない。 とても根深い問題だと、つくづく感じた。[DVD(字幕)] 5点(2021-01-24 20:46:23)《改行有》 929. 翼よ!あれが巴里の灯だ 《ネタバレ》 飛行士は眠たいだの、ガソリンタンクを切り替え間違えただの、とにかくダメ。 それより、この偉大な単葉機を造ったエンジニアが凄い![CS・衛星(字幕)] 6点(2021-01-23 12:15:40)《改行有》 930. オペラハット 《ネタバレ》 話はテンポが良くて楽しいんだけど、どうにも都合が良過ぎる展開。 特に最後の法廷シーン。 あれは主人公の勝ちありきで進行していく。 都合が良過ぎず、もう少し展開にリアリティがあれば満足できたのだが…[インターネット(字幕)] 5点(2021-01-21 20:35:03)《改行有》 931. アラスカ物語 《ネタバレ》 かなり壮大なスケールだが、内容はショボい。 奥さんはどう見ても日本人にしか見えず。 原住民を日本人が演じているので興ざめ。 どうにかして原住民を配役すべきだったのでは? スケールの大きい現地ロケが台無しだ。[CS・衛星(邦画)] 3点(2021-01-17 23:41:13)《改行有》 932. ドラゴン怒りの鉄拳 《ネタバレ》 ツッコミどころ満載で、中だるみもあるが、そんな些細(些細ではないが)なことはどうでもよくなってしまうくらい、ブルース・リーのアクションが凄い! あの動き、あれはブルース・リーにしかできないスピード感。 独特のほえ声も決まっている。音楽もカッコイイ。 これでディティール部分の演出と、ストーリーに重みが出れば、完璧なアクション映画だ。 それにしてもラストは、あの角度でピストルを撃つと、後ろの人達に当たる様な気がするのだが・・・[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-17 14:28:24)《改行有》 933. フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳 《ネタバレ》 娯楽作品として楽しめるが、ストーリーがあまりに適当過ぎて、作り手側の真剣度を疑う 内容的には、90年代にありがちな香港カンフー映画。 とにかく適当で、それが逆に持ち味だったりする・・・ 本作を鑑賞した目的は、中山忍。 まだまだ初々しく、そして何よりかわいい! そして演技がヘタ。 ジェット・リーとのカップルは、あまりに不似合。 そして唐突に別れてしまうというオチ。 もういい加減にしてくれ!と言いたくなる適当さでした。[DVD(字幕)] 6点(2021-01-17 14:26:50)《改行有》 934. ラストレター(2020) 《ネタバレ》 思い出をとても大切に扱っている。 同窓会から始まるのも、その一つの現れ。 松たか子の背中はおばさんだけれども、彼女の中には美しい学生時代の思い出がある。 先輩に片想いした美しい思い出。 同じく福山雅治も、在りし日の広瀬すずの姿をひたすら追い求める。 その記憶を薄れさせまいと小説に記した。 誰しも、心の奥底に思い出を隠し持っているもの。 それを映像化したのが、この作品の魅力の一つ。 ラストレターの文面は、まさしくそれを表している。[インターネット(邦画)] 6点(2021-01-16 21:47:10)《改行有》 935. 影裏 《ネタバレ》 またもや前知識なしで見た弊害が発生。 冒頭から妙に綾野剛のモッコリ姿が出てくると思ったら… これは私の苦手ジャンルだった。 しかも間の長さが自分の好みではなかったかな。 ただ単にテンポが遅い映画としか感じられなかった。 あと不謹慎かもしれないが、震災モノが苦手なのも致命傷。 キャスティングで見る映画を選ぶと失敗する、典型的なパターンになってしまった。 綾野剛と松田龍平は好きなだけに、残念な結果になってしまった。[インターネット(邦画)] 3点(2021-01-16 21:32:38)《改行有》 936. 女の暦 《ネタバレ》 杉葉子、香川京子の両美人が出ているので見ることに。 二人は期待通りとても綺麗だった。 特に杉葉子のスタイル! スカート、そしてくびれた腰回りに悶々。 小豆島を舞台にした女の物語。 この当時の女性たち、そして恋愛に関する事、その根本は今とさほど変わらない事に驚いた。 ところで、香川京子が恋人に甘えるシーン。 甘い声を出して、とにかく甘えまくる。 これ意外とレアかも。[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-01-16 11:35:29)《改行有》 937. 三池 終わらない炭鉱の物語 《ネタバレ》 記録映画として、非常に貴重なドキュメンタリー。 戦後復興を支えた炭鉱の裏で、事故後何十年も苦しみ続けた家族。 この歴史を葬り去ってはならない。 今の快適な生活は、こうした過去があるからこそ成り立っているという事を、私たちは知るべきだ。 私たちも生きていく中で、不満や苦しみもあるが、この方々の苦しみに比べたら大したことがない、取るに足らないと感じる。 そう思えただけでも、見た価値はあった。 後世に残したいフィルム。[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-01-14 05:54:46)《改行有》 938. ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 追い込まれた人間のエゴを、目を背けたくなるほど、これでもかと描く。 心の闇を描いた作品。 バットマンが活躍してる時よりも、ジョーカーが暴れている時の方が面白かった。[インターネット(字幕)] 6点(2021-01-12 21:57:13)《改行有》 939. 原爆の子 《ネタバレ》 こういう真っ当な映画に低い点数をつけるのは気が引ける。 この映画を見て、戦争のない平和な暮らしを見つめ直す機会も得られた。 だがしかしながら、この映画を見て映画世界を堪能できたかと言えば、そうでもない。 むしろ、映画を見る悦びとは正反対の内容に、ただただ疲れた次第。[CS・衛星(邦画)] 3点(2021-01-10 21:10:32)《改行有》 940. ぼくの伯父さん 《ネタバレ》 苦手な『地下鉄のザジ』に似た雰囲気。 隣りに住んでるご婦人はスタイル抜群だ。[CS・衛星(字幕)] 2点(2021-01-09 23:13:56)《改行有》
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