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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
81. キル・ビル Vol.1(日本版) こんな風に徹底的に趣味の世界を追求した映画を作って、しかも興行的にも成功するというのは理想でしょう。細部はツッコミどころ満載で笑えたし、見た人と話して盛り上がりたい気持ちも強い。【凛さん】も下で書いておられるが、この映画の世界観て今欧米でもてはやされている「クールジャパニーズ」ってやつで、まさにアートシーンの最先端という気がした。ただ、私は個人的に昨今のこのアニメオタク的なカルチャーは好きになれないし、この映画を手放しで「面白い!」と言える程遊び心がある人間ではないので評価はビミョー。まっ、とにかく見てみてよって感じですか。ところで映画見てからダリル・ハンナが吹いていた口笛のメロディが頭から離れない。あれって何でしたっけ?7点(2003-12-08 11:04:31) 82. ニューヨークの恋人(2001) ちきしょー!今時のラブ・コメなんつー私にもっとも似合わないジャンルの映画で泣いちゃったゾ!きっと自家製コーヒー焼酎で酔っ払っていたからに違いない。6点(2003-12-04 18:11:25)(笑:1票) 83. 雨あがる 淡々とした映画は好きなのだが、これは何もなさ過ぎ。そう言う類の映画はもっと登場人物の感情を細やかに描かないともたないのでは。あと宮崎美子は全然武家のかみさんには見えないぞ。あんな境遇でも武家は武家。妙に現代的で、いただけない。4点(2003-12-02 15:54:33) 84. サウンド・オブ・サイレンス(2001) 主役の女の子とのやりとりをもうちょっとクローズアップした方がよかったのでは?面白くなりそうな話しなのにもったいない気がした。あと娘と少女を救おうと頑張ったマイケル・ダグラスだが、見ていてどうしても応援できない。インサイダー取引やったり、浮気したりする悪人って気がしちゃうからかも。5点(2003-11-27 11:09:55) 85. すべての美しい馬 評判悪いスね。私は好きですけど。ユル~くて、しなやかで、キレイで見ていて気持ちよかった。人生ままならないことだらけだけど、自分の中で一番大切なものは捨てちゃなんねぇ。自分を裁くのは自分だ。そう思った。 8点(2003-11-27 10:56:09) 86. ブリジット・ジョーンズの日記 もの凄く不愉快な映画だった。あんなオンナを30代独身女性の代表だと思って欲しくないね。しかもブリジッドみたく馬鹿で怠惰でだらしないオンナが何故顔も条件もイイ男からモテモテに?ありえない。妄想だよ、マトリックスだよ。そんな都合のいい世界があるなら私も行ってみたいもんだ。 3点(2003-11-26 11:06:13)(笑:8票) (良:1票) 87. ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 先日西アフリカの少年兵を主人公にした本を読んで激しい衝撃を受けた。そこはまさにこの世の地獄。あまりのことに泣くことさえできなかったし、どうするべきなのか見当もつかなかった。内戦に翻弄される貧しいアフリカ諸国の事情は非常に複雑で予測が難しい。そんな国のひとつであるソマリアに軍事介入したアメリカ兵のお粗末な作戦を描いたこの映画、レビューを読むとブッシュ大統領が好きな映画だとの事だが本当なのか?だとしたらやはり彼はサイコヤローだとしか思えない。とにかく全編休む間もなく銃撃に継ぐ銃撃に継ぐ銃撃。見終わっても耳鳴りがする程の絶え間ない銃撃、話しはそれだけである。「こんなんなっちゃって一体どうやって収拾するんだよー!」と見ながら疲れ果ててしまったが、結果は何の成果もなし。ただ殺し合って撤退しただけである。この馬鹿々しさ。大げさなドラマもヒューマニズムもない分むなしさや恐ろしさが強まり、リドリー・スコットの意気は感じるが、映画として面白いかと言えば面白くなかった。ただ、小泉総理はこの映画を見て自衛隊を派遣するってことはどう言うことなのか良く考えろ!と思った。これ見て逆にヤル気になるようなサイコなら辞めさせるべきでしょう。とても命は預けられない。6点(2003-11-21 11:29:38)(良:1票) 88. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 原作に思い入れがあるので評価が難しい作品だが良く健闘していると思う。特に映像に関しては想像との近さに驚かされた。「誰が主人公なのか」と言う話しだが、誰かひとりと言えば指輪保持者であるフロドだがアラゴルンも同じ位主人公に近いのだ。指輪を捨てる(得るのではなく捨てるのである!)旅と世界を守る闘いは同時に行われどちらも重要だ。目的地が近づくにつれて指輪は重く誘惑は強くフロドの心は蝕まれて行くが、そんな自分の心と闘いながらの彼とサムの壮絶な旅は誰からも認められず地味で孤独だ。その辺を映画という短い時間で表現するのは難しい。また映画ではアラゴルンに王としての自覚が無いところがこの辺の話しをあやふやにしているように思う。「誰もが自分のするべきことをする。」この難しさと大切さが物語のテーマだと私は思う。この映画の成否は3作目にかかっている。どう見せてくれるか楽しみだ。8点(2003-11-20 12:34:10) 89. バニラ・スカイ 《ネタバレ》 「ジャイコブズ・ラダー」と「スケキヨ」を思い出した。期待しないで見れば気楽に楽しめる映画。 6点(2003-11-18 11:51:58) 90. 小説家を見つけたら 「グッドウィル~」を知らずに見た感想としては、良い映画だと思いました。こう言う優しくてキレイな映画は見終わったあと気持ちが軽くなります。エンディングのイズラエル・カマカヴィヴォオレが歌う「Somewhere Over The Rainbow/What A Wonderful World」のハワイアンヴァージョンがまた良い余韻を残します。 7点(2003-11-04 18:30:02) 91. es[エス](2001) フツーにサスペンスとして面白かった。最期は予想以上に盛り上がったし。しかし実話としての迫力とか、「自分ももしかして・・」と見ている側に思わせることに関しては失敗しているように思う。だってキレちゃったヤツは最初からちょっとおかしいじゃん。6点(2003-11-04 17:49:43) 92. スパイダーマン(2002) 基本的にアンチ・ファッキン・CGの私ですがこれは意外と面白かったな。クスっと笑えるシーンも結構あったし。ただし、長い!あと30分短ければいいのにと思った。5点(2003-11-04 15:06:49) 93. スパイダー 日曜日の午後、競馬中継が始まるまでの何をしていいやら手持ちぶさたな時間に、偶然TVで見るのにピッタリの映画。薄い、軽い、早い。けどなんとなく最期まで見てしまう。こういう映画もある意味必要。5点(2003-10-31 15:24:30) 94. K-19 女性監督が大勢の男と莫大な製作費を使って硬質な映画を作った。その気合いに6点。しかし、かなり深刻に放射能を浴びた様子のハリソン・フォードが生き残っているのは何故?事実は小説より奇なり。6点(2003-10-28 16:06:27) 95. キス★キス★バン★バン ちょっと期待し過ぎたのでがっかりだった。素人臭い今風のオシャレ映画。ただそれだけって感じ(音楽は良い!)。この映画を見てポール・ベタニーにやられた人は「ギャングスター・ナンバー1」を見て気絶しよう!因みに彼は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のJ・コネリーと出来ちゃった結婚、1児のパパです。5点(2003-10-27 22:08:47) 96. アザーズ 《ネタバレ》 TVで井筒監督が「シックスセンスと同じ」と言ってたので、そのつもりで見てしまった。ひでーよ。ネタバレしていても面白いものは面白いと思いますが、この映画の場合かなり落ちると思います。生きてる側と死人側が同時に存在していて、お互い見えないと言うのは結構おもしろかった(食事やセックスまでするんかい)。ただ、取り返しのつかないことをやらかして「あの時ああしていれば」と気が変になる程後悔するというのは誰もが経験することだと思うけど、そうは行かないのが人生。死んじゃってから都合良くもう一度やり直すなんてそんな都合の良い話しがあっていいものか?永遠に魂が安らがないのは母親だけで十分。子供の魂まで道連れにするとは、死してなお恐ろしきかな母親のエゴイズム。(幽霊相手にそんな正論もナンセンスですけど。)5点(2003-09-16 15:20:26)(笑:1票) 97. 息子の部屋 静かな映画ではありますが、私には十分ドラマチックに思えましたし、心がヒリヒリ痛んで何度も泣けてきました。大きな悲しみと喪失感、「あの時こうしておけば」と何度も何度も繰り返し襲ってくる後悔。それでも時間は流れて行き、残されたものたちはなんとか日常に戻ろうと努力するが、その都度もう二度ともとに戻れないんだと思い知らさせる。そうやって行きつ戻りつしながらも少しずつ進んで行く登場人物達の心が映像によってひしひしと伝わってくる、とても良い映画でした。8点(2003-09-09 11:51:16)(良:1票) 98. 陽だまりのグラウンド 《ネタバレ》 題材が野球じゃなかったらこき下ろしまくるタイプの作品なのかもしれないが、アメリカの野球映画には弱いので6点。狭くて暗い通路を通り抜け、パッと広がるフィードが目に入った時のあのなんとも言えない昂揚した気持ち!それだけで泣いてしまいます。それと、大勝負の賭けをしたブルズ戦でのキアヌ・リーブス、かなり良かったです。さすがにあそこまで命張らないけど、私も競馬やるので大金つっこんだ時の気持ち、すごくわかります。ただし、私だったら借金返して残りでもうひと勝負するけどね。6点(2003-09-01 11:59:58)(良:1票) 99. シティ・オブ・ゴッド ブラジルに実在する「シティ・オブ・ゴッド(神の街)」と呼ばれるスラム街を描いた作品。原作は11歳でシティ・オブ・ゴッドに移住し、その暮らしを経験したパウロ・リンス。演じているのは実際にスラムで暮らす子供達である。蔓延する暴力とドラッグの当事者はみんな10代やそれ以下の子供達で、邪魔者とあれば簡単に銃で撃ち殺してしまう。その無邪気さ、命の軽さに背筋が凍る思いがした。カメラマンを夢見てスラムから脱出できた少年「ブスカペ」のような例は相当運が良いのだろう。犯罪が日常となっている彼らが想像できる将来の選択肢は極端に少なく、その頂点がギャングのボスなのだ。しかし内容のハードさとは対照的にその映像はスタイリッシュで、どこかユーモラス。サントラが本国で大ヒットしたというのも頷ける(実際私も買ってしまった)素晴らしい音楽と共に作品全体に独特のリズム感を与えている。非常にパワーある映画だ。8点(2003-08-26 18:07:10) 100. ミスター・ルーキー 私は関西生まれでありながら30年来の巨人ファンですが、神宮に阪神戦を見に行くこともあれば、月曜日はパリーグの試合中継も見ているし、毎朝出勤前にはメージャーの野球中継も見るという野球ファンです。なので実はこの映画ちょっと期待してたんですが・・。ホンモノの野球選手を使ってるところや、甲子園の雰囲気、対戦相手のユニフォームなど、プロ野球が好きなことは見てとれて好感持てますが、いかんせんストーリー、脚本、一茂ともにお粗末すぎる。もうすこし関西らしいテンポをベースに、落とすところは劇的に落とすという作りにした方がよかった気がしました。それにしてもバース。太りすぎ・・。3点(2003-08-26 12:58:18)
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