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プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345678
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81.  イン・ザ・ビギニング<TVM> 《ネタバレ》 天地創造から十戒までを約3時間で観られるのですから、 かなり駆け足で創世記の歴史が楽しめます。 が・・短すぎていそがしいいそがしい。 大河ドラマのダイジェストを観ているような感じでした。 天地創造からでもアブラハム主体ですから、 当然ノアの箱舟もなし。 ソドムとゴモラもなかったのであららどこで魅せるのかと観ていましたら、 やはり最終章にモーセ海を割るシーンを持ってきました。 CGの力でかなりリアルになりましたが・・ 私が思うにこういった創世記ものは絵心も必要だと思うのです。 実写にこだわらなくてもいいと思うんだけど・・ つまりは神話のようなファンタジーさもあったほうがいいと。 それと昔の宗教スペクタクル映画の役者と今の役者とは顔立ちが違う。 「キングダム・オブ・ヘブン」を観た時にも思いました。 そういうところでなにかピンとこないのかもしれません。 ところで今回のテレビ映画でもいいところはありました。 あまり映画化されてはいない章が観られたこと。 [DVD(字幕)] 5点(2005-10-09 15:29:50)《改行有》

82.  エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000) 《ネタバレ》 まず、カラーでは当たり前ですが国旗や景色やら色がついていて観やすい。 けれど潜水艦の中の色使いがあまりにも派手すぎ。 これでは宇宙船の中です(苦笑) 演出、これはもうオリジナルのわかりくいところを解明してくれていますが、 あまりに説明しすぎて逆にしらけてしまったところがラスト・・ ラストの描き方が湿っぽすぎてそれが大きな不満なのですが。 エンディングなんかもうメロドラマ状態ですよ。 家族愛に恋愛にとそれぞれの終焉を丁寧に見せられるのですが、 フェラーリの博士の最期の描写以外はしらけてしまいました。 逆に感動したのが中半の黄色い車の一家自殺シーンです。 ああいう描き方のほうが客観的でいてすごく哀しさや悲惨さは伝わってくる。 ラストの家族愛描写はひつこいというかいきなり子供が入ってくるので、 全然感情移入ができなかったのです。 それまでにも出てはきますがあまりにも描かれなさすぎでした。 言葉は少なくとも最期は映さなくとも恋愛や家族愛を想像させ、 後味の悪さと観るものに考えさせるゆとりを与えてくれたのはモノクロのほうだった・・ 伝えたいことがわかったのはモノクロの説明不足のほう、それをカラーで観て気がついたのも 皮肉です。 さてではこのリメイク版はなぜオリジナルより自分はいいと思うのか? わからないことよりもわかるのに描かれてなかったリアルさです。 ジワジワと時間が迫るのでパニックになって逃げ惑う人々とまではいきません。 でも暴徒や身勝手な行動を起こす人々はきちんと描かれており、 しかも主人公がアメリカ軍人ということでモノを投げられるなどの描写は納得できる演出です。 絶対にやってほしかった死体や病んでゆく人々はもちろんのこと、 これらリアルな描写がきちんと描けているからこそリメイクは成功したといっていいでしょう。 大統領や世界のニュースが流れるのはワンパターンなので好みませんが、 この作品に関してはなにしろ戦争当事者であるアメリカのニュースは必要です。 自然現象などではないのですから説得力があります。 「渚にて」でキーポイントになったあのコカコーラの空き瓶は、 このリメイク版でも使われていて感心しました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 13:09:17)《改行有》

83.  エクソシスト ビギニング 《ネタバレ》 なかなか借りれなくて期待したわりには怖くなかったです。 大きな理由はやっぱり・・メリン神父が私のイメージと違うということですね。 どうも明るく健康的に見えて太ったアメリカのパパみたいな・・ がんばれベアーズに出てそうな感じで元の1のメリン神父と違う・・ 同じ俳優を使うことはまず無理ですが、 もうちょっとやせて背の高い紳士のような記憶があるのです。 除霊シーンも1、2、3と比べても怖くないしまず品も感じられず。 あと演出というかカメラが28日後や最近のゾンビシリーズにあるような、 サブリミナル&ズームの多用で見ていて飽きがきました。 音が大きいのでまずそれに慣れるとシーンは予想され怖くないのです。 アイディアはまあよかったですね。 弱みに付け込む悪魔はシリーズ定番で今回も変わらず、 今回はナチスの残虐シーンのトラウマですが昔の歴史モノにあるパターンです。 墓のアイディアならクリムゾンリバーのほうが面白かった。 よかったのはやはり私が好きなインディジョーンズに後半になるところ(爆) あとから建てられた教会の謎、ここらはなんか既存の宗教映画が入っていますね。 観ていてなんとなく作られた変な教会の世界に入れたのも、 イスラム、キリスト、ユダヤと宗教映画を見てきたおかげかも(爆) ホラー映画を楽しむために今のところ宗教映画を観てる私(おろかな奴) 手首に数字の刺青や、あとから建てられた教会には逆さイエスとか、 まあ考えれば色々想像できるのですが一貫性もなく、 この作品にはさほど意味はないんだと思いました。 それでも楽しめたのはやはり元のエクソシストがよかったから。 このシリーズで神父は何人死んだのでしょうか?? この4は1の前の話なんですよね。 まるでホラー界のSWではないでしょうか(苦笑) 死霊のはらわたはホラー界のバック・トゥ・ザ・フューチャーで・・ エクソシスト2は脚本的に邪道ですからまとめてみると、 この4が1の謎だから一番古いお話で、 4でメリンの過去の話で、1で少女に辿りつきメリンを呼び出した悪魔。 3で犠牲になったメリンはもう出せないからカラス神父を生かすと。 復活させて最後の対決をさせる最終章となるのです。 順番としては、4、1、3です。 なのでこの作品の最大のテーマは1の謎解きです。 [DVD(字幕)] 5点(2005-09-23 13:00:22)《改行有》

84.  コンスタンティン 《ネタバレ》  最初からエクソシストしていますね(笑) なんでみんな砂漠で発掘するのよ~(今回のは発掘とは言わないが) 内面まで描けているように見えて私には伝わりませんでした。 自殺がいけないことと禁煙しなければあの世に行けるという映画としか伝わらず・・ サタンの都合よく「自己犠牲・・」と言う主人公が地獄に行けなかったところとか、 双子の片割れがどうのこうのというよくあるストーリーは大変わかりやすく、 しかもそれなのに観終えたあと記憶に残らないというのはどういうことなのか?? わざわざ話をわかりにくく演出するほうに力を入れて、 心理描写などを観客に考えさせてくれていなかったり・・ 全く怖くはないエクソシストとは別のエクソシスト2に一番似てるんじゃあないかな? あれは砂漠から始まるし昆虫の群れの使い方も似てるしで・・ しかしこちらのほうが人間のトラウマは(だからエクソシストなんですが) よく描けています・・(私に共感できないだけで) 観ている最中に主人公に違和感を感じてきて、 この役はR・デニーロみたいなハードボイルドな疲れた役者がいいと。 でもさらに後半に近づくとかなり体育会的なひつこい描写が続き、 やはりこの映画は濃すぎるからキアヌしかいないかと納得。 最初から主人公を神父として描いてくれればついてゆけたんですが・・ まんまエクソシストになっても主人公が神父でもかまわないと思うけど。 逆に若い神父が活躍する作品ってないから珍しいし。 アメコミが元という設定からか漫画そのものみたいなんですが、 正直アメコミ映画はスパイダーマンは好きですが苦手な方です。 双子やラストの大御所現れ解決ってのはまさにファンタジー・アメコミ・・ エクソシスト+丹波哲郎の世界+エンド・オブ・ディズみたいな・・ 日本の漫画にもありそうなネタでした。 ロープを使ったりあの世の世界に行くシーンなどは、 作品は違えどポルターガイストも思い出しました。 登場人物でよかったのはガブリエルです。 一瞬ケイト・ブランシェットかと思いましたがティルダ・スウィントンという人なんですね。 キアヌのファンか宗教ファンタジーが好きな方にお勧め。 私はちなみにマトリックスも観ていませんので似ているかは言えません。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-23 12:49:43)《改行有》

85.  キッド(2000) 《ネタバレ》 かわいい映画ですね! 最初は「そんなアホな」と映画の世界に入っていけなかったのですが、 ブルース・ウィリスが子役と息のあったコメディをするシーンが面白く、 たいくつもせずに観ていましたらば・・ ああこれは自分探しのトラウマ映画なんだなぁと真剣に見出しました。 音楽がバック・トゥ・ザ・フューチャーみたいな感じで、 しかも内容もよく似ているんですよ。 最期の方ではまた・・感動しちゃって泣けました。 ただしちょっと子供向けすぎな感がありました。 よくも悪くもディズニーだなぁと。 あともう少し押しがほしかったかな・・ でも全体的にライトでコミカルでさほど重くなくていいです。 特によかったエピソードが(ブルースの目の痙攣のワケ)ですね。 犬を飼わなくなったわけもいいです。 ラストのどんでん返しがなければこの映画はまた違ってきます。 おそらく私的にこのラストがないとただのファンタジーで終わります。 あのファミレスからのシーンはなかなか面白いですよ。 この映画だからできる発想にはついていけないんですが、 それでも許せますね~! バック・トゥ・ザ・フューチャー(特に後半)とE.T.(まあ子供の自転車のシーンですが)と、 合わせた現代版自分探しファンタジーです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 12:39:06)《改行有》

86.  クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち 《ネタバレ》  何が面白かったというと最期の晩餐やら12使徒やらアイテムちりばめて、 しかもナチが黒幕(1でもでしたね・・)パターンは昔から変わらないんだけれど、 イエスそっくりの男を初め使徒がみんな職業から名前まで同じ。 このカルト集団の最期の晩餐の写真など全く怖いよりおかしくて、 全編恐怖感全くなしで逆に安心して観られる娯楽作に仕上がっています。 カルトホラーサスペンスを期待した人には大いに不満でしょうが、 私も少なからずその期待はしていましたが・・ どう考えたってそんなに揃えすぎたらコメディでしょうと切り替えました。 1にもいえることですが説明不足はテンポ上仕方ないにしても、 もうちょっとせめて120分くらいにしてほしいですね。 この作品は1でもそうでしたが、とにかく主役の刑事がマヌケ! それがいらいらするのですがまた魅力なのかもしれませんね。 今回もストーリーに置いていかれる刑事たちは演技なのでしょうが天然ぽくていい。 レノの相手役はほとんどの人がよいと言うけれど前の人がいいなぁ・・ 私はクリストファー・リーみたいなまるで中世の貴族のような悪役は好きなのですが、 彼はなんか最近特に不遇な役が多いんですよね。 ロードオブザリングではまだ活躍していたけれど、 特にSW3・・あれは哀しい!なんなのあの役は・・(でもパルパティーンも好きだから仕方ないか) 1941で海に放り込まれたドイツ兵もひどかったけど(なぜドイツ人ばかりまわってくるのだ) 今作の彼の最期は理解不可能!これが大いに不満なマイナス。 あれはただ観念しただけなのか??本当に説明不足で疑問。 とにかく面白い後半は今で言うナショナルトレジャー、伝説のインディジョーンズ映画です。 ここまできたらちらっとでてきたトロッコ列車みたいなのを使ってほしかったり・・ 元気でいこうファイトいっぱ~つ!?みたいなナチのドリンク・・ あれはうけましたよ。やはりこれコメディです。このノリに遅れてはいけない(笑) [DVD(吹替)] 6点(2005-09-11 11:44:20)《改行有》

87.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 逃げまどう人々があの描写では人事だととれてしまいます。 「宇宙戦争」を3回も観にいったから言うのではありません。 今カトリーナでアメリカは大変なことになっています。 この映画と比べなくても現状は予想できるのではないでしょうか。 もちろん阪神淡路大震災のように世界中にお手本として言われているのが日本です。 が・・他民族国家のアメリカが主役の映画、普通に考えてもみんな善人というのはおかしい。 パニック映画のある責任としては災害時にひとはどういう行動を取るかということも描くべき。 そんな暇はないくらい津波や雹は速かったかもしれませんが、 避難地などどこででもそういう描写は出せたと思います。 暴徒を描けとは言いませんがパニックになった分別のないひと、 そういうひとも出さないとただ映像が美しいだけの神から見た映画となってしまう。 避難地から大移動するひとと残るひとなどを見ると聖書そのものです。 昔の「地球最後の日」くらいでも先を争う人々は描けていました。 書物を燃やすシーンなどは過去のSF映画でとてもいい作品があります。 「華氏451」は映像的には地味かもしれませんがある意味怖い映画です。 私はこの映画で1番の見せ場は津波でも氷漬けでもなくここだと思いました。 それは、タクシーやバスがゆっくりと水かさが増す道に浸かってゆくシーン。 あそこは怖いと思いましたよ。 タクシーのホイルハウスから窓・・やがてバスまで漬かってゆく時間が怖いです。 気に入らないなぁと思ったところを付け加えれば、 大統領の演説シーンです。 字幕のせいもあるのかもしれないので誤訳でしたらお詫びしますが・・ アメリカ国境からメキシコに大移動したアメリカ人たちを迎え入れたメキシコ。 そのことを賛美しているのでしょうが、「発展途上国が手をさしのべてくれた」 みたいな字幕ではなかったでしょうか。 もうちょっと言い方があると思うのですが、これが直訳だととても悲しいです。 [DVD(字幕)] 4点(2005-09-11 11:38:32)《改行有》

88.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 まさにホラ話のファンタジーを聞かされている観客と息子はおんなじなんです。 また始まった、どこまでが嘘なのか、恥ずかしすぎるよその展開は~と、 やや引き気味で観ていた私は途中でそれはこの息子なんじゃないかと・・ 父の若いころを地味だと(人畜無害とまで思えば言い過ぎか)思い込んでいた私は、 その役者が実はオビ=ワンでもないムーランルージュの男でもない、 ただの普通のそして実に爽やかな往年のあくまでも普通の夢物語の俳優かもと思いました。 ユアン・マクレガーってこんなにかっこよかったんだ!? そんな普通の夢物語の主人公のドラマなので私は好きですね。 父の語る昔話があまりに飛びすぎている。 ファンタジーはホラ話であり真実かもしれない・・わかりやすく共感できる。 イギリスのトム・ハンクスか?というのはまた違うかもしれませんが(苦笑) 観た方の多くは「フォレスト・ガンプ」に似てるところがあると感じたでしょう。 その面白さとラストになってもシリアスにならず観客に任せる大らかさ。 父のおとぎ話の真実は息子によって解明されていくのだけれど、 そのホラ話に真実が見つかったとき宝石のようにお話は輝きだします。 続きを語ってくれという父に息子は(息子の役が実は一番難しいのでは?) 父よりもうまいくらいのおとぎ話を聞かせるのです。 それが(父の最期の死に方)というおとぎ話なのでした。 ホラ話が解明されてゆく足取りや息子が「子供のころならともかく20、30歳になって、 何回も(1000回とも)聞かされて、僕にも子供が出来たら息子に何を聞かせればいいんだ」 思わず「そのとおり!」とこの息子に共感しつつそこらからもう感動モードに入りまして、 エンドロールが流れるまで感動しまくりでした・・久々に感涙。 この映画で泣けるのはおかしいかもしれませんが、 ホラ話についていけない息子の気持ちで観てください。 こんな何1000回もホラ話をする(しかも人に好かれるので話をやめない)親父はいらないけど、 この親父のような夢のある生き方もいいのではないでしょうか・・ 一番似てるなぁと思ったのは、「マン・オブ・ザ・ムーン」の世界です。 ただしあれはコメディアンの実話で結構シリアスです。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-11 11:20:03)《改行有》

89.  28日後... 《ネタバレ》 始まりはなかなか良く出来ており、これは今までにないリアルなパニックホラーかと期待。 しかし・・「アウトブレイク」と「ゾンビ」を合わせたような既存の作品のようになってしまう。 特に後半の軍が出てきたあたりからはもう完全に最近の「ゾンビ」です。 苦手だったのがカメラワーク、というかフラッシュバックの多用。 怖いものは丁寧に映してほしい。それか映さないで予測させるようにゆっくりと・・ やはり私は古典的なホラーファンでしょうか。 いきなり現れてからは丁寧に映してほしいのです。 それとこの作品はゾンビだけの見世物映画ではないようですから、 なにかうったえるものを貫いてほしかったりします。 なんのために凶暴性を植えつけたサルを実験しているのか? これをやるとまた既存のヒットラー映画になるのですが・・ 前半の父娘、あの配役や設定はすごく良くてただのホラーではありません。 この父娘がセットでいるだけで、緊迫感さえ漂うのです。 ここが早く終わるので大変惜しいです。 森のシーンは「ミラーズクロッシング」を思い出し、 這い近づくゾンビか?と思わせるシーンは「死霊のはらわた」のオマージュと言っていい。 ラストにも期待したのですが、この主人公が運ばれた病院で、 時間的なものや場所や細菌のどんでん返しを考えました。 でもオーソドックスなラストでした。 ふたとおりエンディングがあるのですが、 取ってつけたような明るいエンディングよりは私は劇場公開版ので良いと思います。 でもふたつを比べたらのことであり、シリアスな終わりは異議なしですが・・ 前半の環境問題にまで発展しそうな殺伐とした景色は最期に持ってきたほうが良い。 回想のようにもう一回もとにもどしたほうが効果的だと思います。 たどり着いた病院が元の病院だったというのもミステリアスでいい。 考えてみればゾンビ映画なるものは時代に逆らっていますね。 なぜ今でも(劇場公開中)ゾンビは受けているのか? それはクリーチャーや特殊メイクの手作り感あふれる死体の蘇生。 最近のゾンビ映画が全くCGを使っていないとは断定できませんが、 おそらくそのチープさや人間味が今の時代に逆に受けているのだろうと・・ [DVD(字幕)] 5点(2005-09-01 11:26:02)《改行有》

90.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》  「セブン」のようなタイプは生きているのが嫌になるという一瞬のめまいがある。 「クリムゾン・リバー」はちょっとセブンぽい設定じゃあないですか。 その割りに娯楽もありそうだから怖いけど面白そうで・・ 怖さから言えば・・怖くはなかった(苦笑)見た人ならわかりますが・・ 期待度も高かったのでしょう。でもそこそこは面白かったのです。 多分この作品が面白いか面白くないかに別れる線は、 内容がわかるかわからないかによると思うのです。 面白くないという人はわからないまま進み、 後半から登場人物にセリフで行動で説明されるから面白くない。 面白いという人は・・まあ私ですが(ほんと評判悪いんでびっくり) とにかく客観的に観ましたよ。 誰にも共感できないという救いもあってか3人目の刑事として観ました。 そうするとラストのとってつけたようなオチも「はいはい間に合いましたねぇ」と、 許せてしまいます。画面が暗くなったところで終わったと思い「面白い!」とつぶやくと、 まだ続いてたんだなぁ・・でも「まあこっちでも許せるけどさっきのほうがいい」と。 ふたつの別々の事件が絡み合うことがキーワードなので、 単体に考えるとほんとに楽しいですよ。 しかもなかなかリアルでグロイ演出(死体とか)は見ごたえアリ。 墓荒らし事件と雪山惨殺死体・・宮殿(学園)のそばを流れる川・・ 人体実験ものも続いたことで正直飽きてきた題材で、 またしても鍵十字ですよ。 なぜ鍵十字と十字架の学園が結びつくのか? キーワードは十字とふたつの事件ですね。 鍵十字も十字架もふたつの線で出来ています。 ドイツという国もキリスト圏です。 未見の方は自分が第3の刑事になったつもりで推理していってくださいね。 説明は大いに不足で時間も100分くらいしかない忙しい映画です。 私も次観るときには忘れているかもしれません。 そのくらいややこしいのにしっかり観客を置いて内容は解明されます。 あと、日本語吹き替えで見たのは珍しいのですがこれがよかった。 字幕も表示して比べると、字幕が説明不足すぎてわかり辛い。 吹き替えで観た事もわかりやすく楽しめた大きな理由です。 [DVD(吹替)] 7点(2005-09-01 11:22:59)(良:1票) 《改行有》

91.  エクソシスト ディレクターズカット版 《ネタバレ》 ディレクターズカットという触れ込みで再上映されたようで、 元の削除されているシーンを付け加えて完全版になっているのだから観てみようと。 いきなり冒頭から全く違和感ある砂漠の発掘現場から始まり、 違う映画を間違えて借りたのかとびっくりしましたが・・ サスペンスとしても1級品であり全く古さを感じません。 こんなに家族愛が細かく描かれていたなんて! 特に神父が母を救えなかったことがトラウマになるということと、 とりつかれた少女はいい子だけれど実は両親の言い争いを聞いていた・・ このふたつのトラウマが心に根付き後半に結ぶつく見事さ! 心の弱い優しい人間に悪魔はとりつくという恐怖・・ それを救うのは神ではありますが根本的には自己救済ではないでしょうか? 十字を切る神父にかっこいい~!と思いました。 見世物としての娯楽性も観ている最中に何度も「かっこいい」と思いました。 特に手品のように浮く少女はもう大きな画面でまた観てみたい。 「死霊のはらわた」のゾンビはこのメイクがもとだということがわかります。 最期の方で(元を忘れたのでわかりませんが) 階段から神父は落ち悪魔をやっつけたことはわかりますが、 そのあとまた別の知人が駆け寄り(彼も神父だったかな?)魂を救済させます。 このあとすぐ終わればどうなんでしょうか? かなり重く怖く嫌な気分になるのではないかと思いました。 映画的にはここで終わってほしいとも思いながらそれは最悪なトラウマになりかねないとも・・ しかしよく考えたら、ここまで勧善懲悪を潔く映画化した作品は珍しい。 ということであそこの階段オチで終わらない方がこの映画の本質を現せています。 あそこで切ればただ後味の悪さだけが残りますから・・ この監督は階段を使うのがうまいんですね「フレンチコネクション」といい・・ この新たな追加版がどれだけ追加されたのかは元の古い劇場版を見直さなければわかりません。 フラッシュ映像も奇をてらった観にくいものではなくカメラワークも丁寧で素晴らしい。 音楽はもっと流してもいいくらい少なかったけれども効果的で、 「サスペリア2」とすごくよく似ていたのでまた比べてみようと思いました。 あと、俳優の演技が素晴らしくて見ほれてしまいました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-01 11:17:56)(良:1票) 《改行有》

92.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 DVD特典のサスペンスドラマ第1話のほうが面白かったです。 本作は子供が作った脚本に大人が演出したかと思いきゃ、 この監督って・・脚本も書いてるんですね。 しかも「バイオバザード」の監督さんなんですか・・ あまりにもオリジナリティがない(パロディ映画だから仕方ないけど) 途中から私マジに邦画SFかと思いましたもの。 あらら~最後は未知との遭遇を真似たリターナーかい!とあきれましたが、 プレデターは神だということにまで発展させてど~すんの? プレデターびいきの人はうれしいかもしれないけど・・ いや、ダークさがなくなって安っぽくなった。 それと最初の方のえらい丁寧な人間ドラマはいらない。 何も意味をなさないしそんなものを観るために借りたんじゃないし、 何よりじいさんの余命を知って背中を向けたプレデターにじいさんのあの態度はない。 たぶんこの映画の監督がよほどプレデターびいきと思う。 けど・・神ねぇ、私は北国の生ハゲか中世の騎士の置物に見える・・ エイリアンのほうが3まで観てるからというのもあるけど、 悪に徹してるから好きです(エイリアン自体のファンではなく) 今回久しぶりにエイリアンを見て思いました。 こいつはキモイけど映像より音がキモイんだなぁと・・ あの粘着系の音はレタスをつぶしたりして作ってるとか聞いたことがある。 慣れてしまえば映像的には爬虫類の怪獣なんだけど、 生まれ方やネバネバしたものが生理的に匂ってきそうで気味が悪い。 そのクチャクチャっていう音がよけいそう思わせます。 エイリアンが苦手な人は音を消して観てください。 全然平気だと気づくはずです(音を最初に考えた人はえらい) しかし映像がめちゃくちゃ見にくいので途中から電気を消した。 青黒いのはもう最近のSFのお約束といってもこれはひどい。 怪物対決だけ見たかったのにまるでゲームの中の決闘。 またまたロストワールド(あるいはゴジラ)を思い出した。 脚本バツ、人間ドラマもバツ、映像は見にくい、演出もアップと平面が目立ち、 良かったところを仕方なく探せば冒険モノが久しぶりに見えたことくらい。 それもインディシリーズからの明らかな流用がわかるのは少し嬉しい。 インディジョーンズ久しぶりに見てみようかなぁ・・ [DVD(字幕)] 3点(2005-08-10 12:33:14)《改行有》

93.  アイランド(2005) 《ネタバレ》  (選ばれた人、君は特別)そのようなセリフ。 そして科学者が手がけてきたのは人間のコピー。 つまり自分は人間の雛形を作る神だと勘違いしているわけで、 主人公の名がリンカーン(アメリカの創世記ともいえて)というのもおもむろに変だけど、 自分の発注者を逆に殺すあたりはケインとアベルに見えたし。 リンカーンが連れだって逃避行した女性と初めてのキス、 これはアダムとイブだなぁと思いながらでは最後はモーゼだろうと読んでいたら、 やはりノアの箱舟を髣髴とさせる小型の船にはラテン語・・ 基地から逃亡し帰ってきて仲間を救うモーゼになったリンカーン。 コピー人間たちはまだ与えられた記憶しかありませんが、 彼らの未来は明るくはないと思いました。 なぜなら発注者の潜在意識は消えることはないからです。 罪から生まれた無垢な魂はどれだけの可能性を秘めているのか・・ 帰ってきた英雄リンカーンも自分の片割れを殺したのです。 人格も攻撃的に変わりその未来は指導者になるだろうと予測できます。 クローンが本当の人間界と合うはずがなく(同じ人間も多いので) 反体制を強いて滅びることは目に見えている哀しさ。 遅かれ少なかれそういうクローンが現れるのはわかりきっている。 それならばそういうモノを作らなければよかったとまた上のエゴのせいだけにしてよいものか。 このラストの爽やかさには逆に諦めと暗さが残りました。 壮大なSF大作に仕上げられたのに私は疲れただけになってしまったのは、 T3のカーアクションよりひつこい中半からの関係のないシーン。 カーチェイスを映すなら目標を定めてほしいです。 揺れの多いカメラワークと平面的な構図が多くこれは映画館では逆に酔うと思いました。 そこまで描けるのになぜアクションばかりを重視したのか? もうその時点(あまりに長く力を入れていたので)娯楽SFと思ったほうが楽とガックリ。 その割りにメッセージ性が誰が見てもわかるくらいあるから私には長かった。 どちらかといえばこの映画の内容は万人受けではなくSFの古典のようなメッセージ作品でしょう? 旧約聖書のSF版みたいな重厚なストーリーがアクションSFになってしまい残念。 [映画館(字幕)] 5点(2005-08-10 12:06:51)《改行有》

94.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 映画は読むものではなく体感するものというSFの原点、 前に見た地面が裂ける場面との再会、これが見たかったんだ~!ともう嬉しい。 Vの字に裂け視界は左右に広がりやがて後ろから追われる。 スローに丁寧な殺戮シーンが描かれていくのと笑うくらいでかい音響。 気持ちを入れ替えて?ホラー映画だと観ていましたが本当にホラーそのものです。 踏切の音の後火だるまになって走る列車、あの描写はすばらしい。 画面半分以上が炎の列車で主人公たちは線路と車輪の隙間から見ている。 フェリーがなぎ倒される場面もまるでアトラクションでした。 トイレと言って父から離れ茂みに隠れようとする娘(ひとりでそこに行くホラーのお約束) 川に流れる死体が1体、2体、押し寄せる死体の群れ・・ 結局オバケ屋敷のアトラクションに入ったようなもので望んで入ったから満足なのです。 ではドラマはどうでもいいのか??いいんですよ。 泣かせてくれるかもしれないとか感動させてほしいとか思ったらつまらないですよ。 ダコタちゃんが真顔になると奴らが来ます。 効果音よりわかりやすい。奴らとは宇宙人だけではなく暴徒もです。 この子供の目線で見ましたらかなりわかりやすい。 地下室のパニックになったティムを閉じ込め抹殺した父のことを忘れていません。 態度が180度変わりエンディングでは振り返ろうとさえしないのです。 最初からうちとけなかったのですがもう完全に娘の心は帰りません。 手にトゲが刺さり父が抜こうとし触るのも嫌がった・・ 体が異質なものを押し出すと説明するセリフから宇宙人が地球に適応できないことを暗示。 自業自得というかトムがなぜ子供らに(特に娘)嫌われているのか、 娘の生まれたときにいなかったんですね。 2回目を観たきっかけが映像だったんですがこんなドラマも再見できたわけです。 あちこちで、ヨーロッパではとか大阪ではとか飛ぶセリフ、あれは全て真実ではなく、 パニックになったときに人はどうなるかを描いています。 地下を彫り続ければ特殊部隊が待っているみたいなことを言うのも信用できない。 つまりこの映画で主人公たち以外が語られるセリフは映画の中の虚実です。 もしそれらを全部まともにつなぎ合わせて解釈すれば全く意味がわかりません。 [映画館(字幕)] 7点(2005-08-10 11:52:48)《改行有》

95.  ライフ・イズ・コメディ ! ピーター・セラーズの愛し方 《ネタバレ》  実はピーター・セラーズズの出演作品も苦手なほうで観ていないといっていい。 それがこれを観て、観てみようかな?と思いましたから・・ そんな私がなぜこの作品を観たのか? 主役がジェフリー・ラッシュだからです。 舞台俳優で史劇俳優のお手本のような人がコメディなんか合うのだろうか?? しかも共演があのシャーリーズ・セロンときている(両方オスカーです) はっきりいって、ピーター・セラーズ苦手だった私は揺れています。 これからセラーズの作品を鑑賞する機会があるかもしれません。 セラーズについては全く知らないのでこの作品で判断すると危険なのですが・・ まずオープニングがセンスいいアニメ(ビートルズのイエローサブマリンみたいな) で、プッシーキャット(子猫チャン)の歌が流れます。 幕が上がりコメディのような人生物語が始まりますが・・ 映画の演出も見事で何役もラッシュが演じ分けていて面白い。 現存する役者の中で一番うまい人だと思っていた自分がうれしいです。 これもセラーズという役者がうまかったからうまい役者でないとだめなんですよね。 いや、だからセラーズを誤解して観ていないのもあった。 博士の異常な愛情はリメイクされればこの映像描写で・・ というほど見事な色使いでした。 「チャンス」につながる場面では感動して泣きそうになりました。 空っぽの俳優だから何にでもなれるというのは痛いですよね。 自分がないんだから。 こういう映画を観るとありきたりな言葉が浮かんできます。 人生は自分探しのたび・・セラーズが自分を見つけたのは最後の「チャンス」 あの池を傘をさし歩くシーンがとてもいいですよ。 エンディングが最高にいいのが後味が微妙に残りいいです。 こういう自伝は泣かせ系に走ったほうが感動作として成功しやすいものですが、 逆にこのエンディングは品を感じさせ今でもセラーズが生きているかのような切なさも。 ところで・・「博士の異常な愛情」について大変な誤解をしていました。 私がいかにピーター・セラーズを知らなかったかがわかります。 う~ん・・「ピータ・セラーズの愛し方」この作品に本人はもちろん出てないけれど、 セラーズの人生のメイキングとでもいえるできばえです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-24 12:41:37)《改行有》

96.  ブロンド・ライフ アンジェリーナ・ジョリー・・気に入りました。 見たのがはじめてだったんですが(最近の俳優にうとい私・・) どこかクラシックで昔の洋画に出てきそうな女優さんですね! そこが逆に受けてるのかもしれないなぁ・・ 映画自体もなんか古い昔のファンタジーっぽくていいです。 もちろん映像は今の時代のものですが脚本がクラシカルで好きです。 共演のエドワード・バーンズはプライベートライアンでギアにちょっと似てていいなぁと。 いや、角度によったらR・ギア似で~す! ストーリーがわかりやすく先は読めるのですが、 人の不幸を予想して進むわりにはコミカルで明るいのは奇妙。 そこがまた面白い映画なのですが・・ アンジェリナ・ジョリーはうまいです。 ブラピと共演する予定ですのでまた楽しみが増えました。 両方とも共通点があります。 くったくのないところかな? くしゃくしゃにした笑顔ができるというのは好きですね。 ものすごいきれいなのに笑うと不細工、でも本気で笑ってる。 そんな俳優が好きなのです。 トゥームーレーダーも見てみようかなぁ・・ あとこの作品はいかにもR・ウィリアムスがやりそうな感じの 預言者=浮浪者が出てくるのですが、 12モンキーズやフィッシャーキングが思わず浮かびました。 主人公にとっては宣告された命の終わりはこの世界の終わりと同じ。 果敢に挑戦しコミカルに笑い飛ばしでもやはり怖くて寂しい。 簡単なストーリーで飛んでるわりには共感できます。 イチローが出てたらもっと面白かったけれど・・ 日本人としてはね(苦笑) ラストのオチは私の予想の全く反対でした~ 時差オチは栄転のあたりで感じていたのですが、 逆に助かったんですね・・ まあそれで感動はしなかったけれど後味はいいかな。 時を越えた愛の奇跡をふたりの語りでなくもっと演出してほしかったな・・ 人はこのたった5分のために生きてるんじゃないかなと・・ アメリカンビューティーのラストの時も思いましたが、 この短い時間の間に悪夢は観たくはないから、 悟った人は償いをするんじゃないかな・・(暗いか) 意識して借りたわけじゃないんだけれど、 全くジャンル違いの映画に関連性を見つけてしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-24 12:23:27)《改行有》

97.  飛ぶ教室 《ネタバレ》 ボーッと見てたらなにがなんやらわからないまま進んでいきました。 脚本は良い作品ですがちょっとノリについていけず・・ 終わったあとで気がつきました。 あ、ドイツ語いらないや・・ (と言いつつグッバイレーニンは良かったけれど) 日本語吹き替えで最初のほうだけまた見直すと良かったです。 生徒が主役なのか先生が主役なのか、 結局両方がリンクし合ってるんだけれど・・ 題からしてSFものか?と期待してしまった。 ジャンルはコメディらしいんですが、 ネタはシリアスでした(コメディによくあるパターン) でも先生の思いで探しのネタはとても良いお話でした。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 06:31:19)《改行有》

98.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 これから行かれる方は大画面の劇場をお勧めします。 ルーカス映画にある中だるみが全くなくさすがに最終章なんだと感心し、 2番目に好きな作品となりました。 1番はやはり大逆転の帝国の逆襲です。 オープニングから面白く飽きることはありません。 特にR2D2のかわいらしくもマヌケな活躍(エレベーターでの)は見事。 一番好きなシーンは後半の皇帝VSヨーダ。 舞台の見せ所がまるで歌舞伎のせり上がりのようで面白い。 詳しくは書きませんがあんなものを投げるパルパティーンはいったい(爆) シリーズ中最古参のキャラですが(ロボ&CG&かぶりものは除いて) 独特な位置づけが面白く気に入っていたので大活躍?な本作は満足です。 エピ4では皇帝は違う役者さんだったんでしょうか?? クワィ=ガンジンのことにも最後にふれていましたし、 シスの歴史の悲劇が語られていましたが、 師匠を倒した裏切り者の正体はやはりこいつですかぁ・・??? (それならば歴史はジェダイの復讐(帰還)で繰り返されるということ) 展開が速いのでまた観に行って確かめようかと思いました。 CG映像美は全作の中でもちろん1番で前作より数段違和感なしです。 ほとんどのキャラが登場しますのでファンにはたまらないと思います。 大事な終わり方なんですが品よく大人向け。 救いのないストーリーですが最後の〆はジェダイの帰還(復讐)を超えています。 「天地創造」みたいな雰囲気です。 ああその前がもったいないかな・・ 実は自分の中で帝国の逆襲を超えるまでにはいたらなかったのが、 ベイダーの心の葛藤なのです。 エピ2から続けてジェダイの中で浮いていたアナキン。 愛のためとはいえ暗黒面に落ちるまではよく伝わります。 が・・救えなかった瞬間の怒りがあっさりしすぎ。 ああ、無情のように行き場のない怒りを感じさせてほしかったです。 ただしこの映画には特別な魅力があります。 やはり歴史を逆行させるという妙味です。 すでに知っている未来と辿ってゆく過去。 観終わった後にエピ4がすぐに観たくなりました。 でももう少し置いてから・・ エピ3のラストとエピ4のオープニングでは、 少し年月がたちすぎて違和感があると思いますので・・ ロードオブザリングもそうでしたが、 続き物は終わってみると寂しいものです。 SF大河ドラマを見終えたような後味があります。[映画館(字幕)] 8点(2005-07-17 06:27:04)(良:1票) 《改行有》

99.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 監督変わってたんですね・・知らなかったです。 まあ作品のファンでもないのでショックでもなかったのですが、 変わってることに知らずに観ててなんか違和感。 この監督はホラーっぽい描写が入るのねとうなづきつつ・・ ん?グレムリンやヤングシャーロックやそりゃ感じるけれど・・違う。 だいぶ大人なファンタジーになっていた。 見る分には登場人物も成長しているしいつまでも絵本のような色も?だけれど、 なんか絵本のままのほうがこのシリーズにはよかったんではないかな?? 原作に全然興味はないから読まないけれど、 絵本のようなファンタジーさがないですねこれは。 いや、監督のせいというわけだけでもないと思う。 内容は一番まともというかサスペンス仕立てだし、 大人でも満足できるような凝ったストーリー。 親子愛もお約束で入れてるし次作が観たくなるような役者割りをしている。 でも・・前2作の中だるみあり悪趣味映像ありでも、 魔法使いのお話という童話=逸話性がなくなって新鮮味がなくなった。 そういう風に考えれば前2作はもろ魔法使いの童話の再現でした。 ハリー・ポッターは童話ではなくなってSFファンタジーとなってしまった。 映画のできばえはこちらが数段上でもヤングシャーロックのほうが好きですね。 今回の作品は特に魔法使いのおとぎ話ではなく、 バックトゥザフューチャーごっこをする映像と音楽のできのいい続編といったら失礼か・・ 映像はCGだなぁ・・とかなり思いました。SW3は気にならなかったのですが・・ 音楽が唯一気に入りました。やはりジョン・ウィリアムス。 特にハリー・ポッターはワルツっぽい軽快に変わるところが、 ミュージカルチックでウィリアムスの音楽の中でもかわいい(一番好きなのはE.T.です) ゲイリー・オールドマンが好きなので次も観るだろうと思います。 レイフ・ファインズも出るみたいだし、マギー・スミスも好きです。 大人はいいんですが子役がだんだん大きくなっていき心配ですね。 特に主役の子をあまり私は気に入ってないので・・ 1作目のときはかわいかったんですが・・ かなり映像に力を入れてあるのがわかることと、 バックトゥザフューチャーや銀河鉄道のパロであろうとわかりやすい脚本に、 おまけして★5つが限度かなぁ・・ [DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 06:19:06)《改行有》

100.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 友達が「エイリアンVSプレデター」を借りてくれと切願するのを断る変わりに、 これを借りる羽目になりあまりというか全然期待していなかった作品。 この作品で「エルム街の悪夢」に興味を持ち見てみたくなりました。 脚本アイデアがよい。 脚本が面白くなかったのと同様の追いかけキャラでは「悪魔のいけにえ」のほうがいい。 フレディに興味を持って見たのと何しろ初めて両方見たので不安でした。 エルム街の悪夢って確かややこしい精神にくるホラーなんだよなぁ・・ 見ててなんのことやらよくわからない箇所もありましたが、 登場人物が(被害者たち)語ってくれるのでたいへん初心者にもわかりやすい。 しかもフレディ=夢オチ ジェイソン=SEXシーン(この安っぽい安易なところが実は嫌い) どちらの場面になるかが即わかるのはもしかして、映画界の「トラフィック」か~!? 突っ込みどころもギャグもあるにはあるのですが、 予想に反して意外と真面目に作られており好感が持てました。 これはこのふたつの作品のファンは涙ものなんじゃないのかな?? こういう正攻法でやられたらバーサス映画も笑えません。 しかし本物のわがまま悪のフレディが頭もよく利用されるだけのジェイソンに、 あまり好きなキャラではないんですがかわいそうになりました。 登場人物も言うように、フレディに操られているジェイソンよりフレディを遣るほうが先。 が・・ジェイソン有利にしてあげたのにこの単細胞はやはり頭は空のよう・・ 感動作にしてジェイソンを勝たすのもありなんだけどなぁと思いましたが、 そうすればきっとフレディファンも怒るでしょうし(か?)あくまでB級ホラーにしたかったのか、 続かせようとするラストはまたこのふたりの続編が出る気配。 この作品はばかにしてたけれど、見てみると脚本がよくできてます。 エルム街の悪夢って・・キューブリックが一度でも監督してたらどうなんだろうか・・ 1対1の対決がマイナスです。 あれは・・ターミネーター中華版みたいだった。(キョンシーも未見ですよ) ワイヤー使いすぎて漫画の世界になってしまいました・・ [DVD(字幕)] 6点(2005-07-01 09:19:46)《改行有》

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