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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
81. フォーン・ブース 《ネタバレ》 密室劇のような緊迫感にハラハラしました。ほんとにこんな状況に追い込まれたら、どうしようもないでしょうね。そこら辺が計算し尽くされてるような見事な作りに感心。得体の知れぬ者からの電話に怯えつつ、つっかかって来る男と女どもを振り払おうとするとことか、実際に起こり得そうだったんで興奮して見てしまいました。警察、野次馬、そして妻と浮気相手の前で自らの内なる羞恥をブチまけるとこなんてほんと見えない敵との戦いですよ。短い時間の中によくぞここまで凝縮したなって感じです。7点(2005-01-09 20:55:14)(良:1票) 82. 少林サッカー サッカーのルールとかそんな枠は完全に無視したフリースタイルの格闘技映画です。ここまで無茶苦茶、痛快かつ豪快にやってくれると面白いという言葉しか出てきません。新たなジャンルじゃないでしょうか。いいですね~、こういう真剣に作ったお馬鹿な映画ってのは。決勝戦のくせに終わってみれば1対0という地味なスコアも良し。決勝点のトルネードシュート凄すぎ。7点(2005-01-09 20:34:43) 83. 着信アリ 基本的な骨組みはまんま「リ○グ」でした。ビデオから携帯に変わっただけです。なので目新しさは、皆無。悲鳴や効果音の音量はやたらデカく、逆に俳優の声はボソボソで聴き辛かった。映画の内容以前にこれに参りました。字幕が欲しかったぐらいです。3点(2005-01-09 20:25:46)(良:1票) 84. タイタンズを忘れない 人種の問題を抱えてるからこそ、我々は強いというコーチの言葉が印象的でした。初めは仲違いしていた者同士が徐々に理解、協力し合い、目標に向かって一つになっていくという様はありきたりと言えばそれまでですが、青春ヒューマンドラマとして、これはなかなかの良作。一番牽制し合ってたのは実はコーチ同士でしたね。生徒一人一人も個性的で◎です。8点(2005-01-04 17:25:58) 85. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 何ですかね、これは真面目な映画なんでしょうか。キャストは固いのに内容はどっか緩いおかしな作品でした。ちょっと狙って作ってとしか思えない。バンデラスはクールで濃くてかっこいいですが、デップは変というか最後マイケル・ジャクソンみたいでダサいです。総じてまあまあ。5点(2004-12-26 16:04:50) 86. 千と千尋の神隠し なかなかおもしろい映像展開してくれるなと思ったけど、内容的にはどうも馴染めなかった。声優さんにもちょっと無理があるような気がします。話題にもなって、おもしろい映画なんだという先入観があったからかな。見てて疲れました。3点(2004-12-12 18:17:47) 87. キル・ビル Vol.2 こっちの方が映画らしいというか、1に比べてド派手なアクションは控えめで、逆にセリフが多く俳優陣も演技してるので普通に見れます。しかも1の時にわからなかった部分が解明されてくので面白いです。アクションが控えめと言っても、ないわけじゃないですし。そこら辺の映画とは一味違う変わった完成度の高さを見せつけられました。パイ・メイ伝授の奥義・五点掌爆心拳は意外にさり気ない技でしたね。9点(2004-12-12 17:51:27) 88. O〔オー〕 いくら親父の愛に飢えていたとはいえ、ジョシュさんヒド過ぎです。18歳らしからぬ、したたかな計画実行ぶりは見てて恐ろしくなってしまいました。しかし、あの男ら二人、ほんとに素直にダマされてましたね。最悪の結末を迎え、何とも言えない後味の悪さ。たまにはいいかもしれません、こういうの。個人的にロジャーが一番お馬鹿でかわいそうな役回りでした。6点(2004-12-12 17:25:15) 89. 座頭市(2003) はっきり言って、おもしろくなかったです。音楽のリズムに合わせて畑を耕すという小ざかしい演出は不要極まりないです。明らかに不自然。ストーリー展開も起伏がなく、内容も淡白。人を斬るシーンだけ、やたら生々しいのが気に掛かった。 2点(2004-12-02 06:40:13)(良:1票) 《改行有》 90. 8人の女たち なかなか愉快な作品で良かったです。こんな緊張感のない密室劇があってもいいんですね。合間に導入されるミュージカル風な部分もいいし、これがないと逆に締まらなかったんじゃないかな。誰が犯人でもかまわないよ、と思ってしまうほど緩い殺人事件。皮肉な結末。惨めな男の物語です。6点(2004-11-23 19:04:21)(良:1票) 91. キル・ビル Vol.1(日本版) とんでもないミクスチャー映画ですね。ユマ・サーマンの体技が素晴らしいです。無情なまでの軽快な残酷さに拍手。日本の時代劇、完全に喰われちゃってます。あと、全編通して音楽が良い。栗山千明も良い。7点(2004-11-23 18:49:01) 92. 海辺の家 《ネタバレ》 余命いくばくも無いオヤジの願望、熱いです。素直に感動できました。あの息子、最初は廃人みたいで腐ったヤツかと思ってたけど、ハイテンションで海に飛び込むオヤジを心配して浜辺まで駆けて来るという意外な姿に好印象を受けました。家を新たに建てるという目的の下、オヤジと息子、それに人々が徐々に結束していく様は見てる方を否応無しに引き込んでくれます。どこでオヤジが自分の病を告白するのか、息子はどう変化してゆくのか、別れた妻とは寄りを戻すのかなど、さり気ないやや地味な魅力が満載。ラストのオヤジの語りは感動へのとどめの一発でした。9点(2004-11-13 17:26:55) 93. インファナル・アフェア 《ネタバレ》 発想がおもしろい映画でした。それにしても若い頃と顔違いすぎて、途中わけが解からなかった。ラウは目覚めたかのように、これからは善人として生きると言っときながら、ラストでちゃっかり部下を殺した何食わぬ顔で警察気取り。頭のキレるヤツが生き残る時代か。トニー・レオンは哀愁漂わせてかっこいいけど表面的な部分だけで、特に内通者としての働きは描かれていなかったので、どうしても感情移入出来なかった。7点(2004-11-13 17:08:31) 94. オクトパス 何となくタイトルからして想像できたんだけど、まさかそのままとは。冒頭はまだ興味をそそられたが、あとが続かない。2点(2004-10-23 15:09:51) 95. オールド・ルーキー 大リーガーになってからではなく、大リーガーになるまでの過程を描いてます。子供と一緒にテストを受けに行くとこがいいですね。メジャーでの初登板後に仲間たちや高校野球部の教え子たちが出迎えてくれるとこは感動してしまいました。このご時世になかなか希望を与えてくれる有難い一本です。8点(2004-10-17 15:04:54) 96. HERO(2002) 一体どの話が真実なのかと見てるこっちを悩ませてくれるサスペンスのような要素が入ってるところは意外に良かった。剣に対するうんちくに思わず感心しました。決闘シーンは相変わらずの人間離れした芸術の剣舞。もう見慣れてしまってるので、何か新しいアイデアが欲しいですね。矢は凄かったですけど。 8点(2004-10-11 18:26:03)《改行有》 97. 陰陽師Ⅱ 何かグリーン・デスティニーの縮小版みたいな感じでした。俳優陣にインパクトがないためか、野村萬斎のワンマン映画に見えてしまって残念。ストーリーも発想に乏しいような。5点(2004-10-04 06:29:06) 98. ミスティック・リバー 《ネタバレ》 あの時車に乗ったのがもしもお前だったらという言葉が何とも切ないです。幼少時の出来事がきっかけで人生がどこか狂ってきた、それだけにそういうことをするような輩は許せないと己の正義を示したティム・ロビンス。しかし、ストーリー展開上、ティムのあの夜の行動は謎のままで、映画を見る側も、映画の中の人物も彼のもどかしい悩める姿を見てやっぱ犯人なのかなと思わせるとこは憎すぎます。またあの主役3人もそれぞれ違う立場なんだけど、ほんとうまく感情を表現してると思います。そしてあの真犯人、悪意なき犯罪という何ともいえないやり口でまんまとやられました。ところで、終始、善人刑事のケビン・ベーコンは新鮮。いつもどっかで悪さしますから。ショーン・ペンの怒りの報復行為は誤ってたけど、誰も責められないでしょう。あの密告奥さんが悪いんです。悩める男、ティム・ロビンス、素晴らしいよ、アンタ。9点(2004-09-26 18:45:17)(良:1票) 99. マスター・アンド・コマンダー 艦隊ものということでもっと軍事的な内容かと思ったら、わりと船内の人間模様を描いた内面的な映画でした。敵艦隊に一度打ちのめされてから、船内での色々な葛藤、艦長と医師との友情談話、そして敵艦との再対決とありますが、どれもいまひとつ物足りない展開。ラッセル・クロウの名前だけで稼ぐ気か。最後の冒険はまだまだ続くみたいな終わり方はけっこう好きですがね。6点(2004-09-26 17:18:06) 100. ノー・マンズ・ランド(2001) 感動する映画だと思ってたら、ぜんぜん違いました。いい映画だとは決して言えません。戦争と人間の愚かさを描きたいのか、何とも後味の悪い内容。まあ、戦争映画としてはかなり個性的な作品だと思います。4点(2004-09-12 22:19:34)
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