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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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81.  バイオハザード2012 クライシス・オブ・ジ・アース<OV> 《ネタバレ》 つまんないのもいい加減にしてください。 何がバイオハザードなのか?たしかに軍のガスマスク隊が出動して隠ぺい作業してるし、 未知のウィルスが出てくるからバイオハザードなのかもしれない。 しかしあのゲームのバイオハザードとは関係なし!惑わされやすいタイトルとパッケージやめてください。 いやもう騙される人は少ないだろうか。 クライシス・ジ・アースって、この映画の時点ではぜんぜんアースって規模じゃない。 クライシス・ジ・キャンプがちょうどいい。よくてクライシス・ジ・民間だ。 未知のウィルスはやがては地球の危機にもなるんだろうけど、この映画は規模が小さすぎてそんな危機感は感じられない。 ゾンビはほぼ登場しないが、これはゾンビといえるだろうか凶暴化した感染者は強い。 ゾンビというよりもサイレンのクリーチャーを思い出した。 感染者は目から血を流す。空気感染ではなく珍しい感染方法をする。 そういえば以前に見たある映画(ネタバレなのでタイトルは伏せる) も感染者は目から血を流してた気がする。 感染者のほとんどがゾンビにならないで顔をザクロみたいにして死んでしまう。 それから彼女の足はもうダメだと思う。穴の中では声が響きすぎてウゼー。 この映画、地球人がD●Nとかヤンキーしかいないのか。 もう監督がひとりでウィルスに感染すればいいのに。[DVD(字幕)] 2点(2013-04-13 01:59:33)《改行有》

82.  ホーンテッドマンション(2003) 《ネタバレ》 昔1回見た。ほとんど忘れてたのでまた見てみた。 シチュエーションはホラーテイストであるが内容はファンタジー。 ディズニーのアトラクションをもとに作られた映画とのこと。 まずエディーマーフィーをはじめ黒人の家族が西洋の洋館と全然雰囲気が合っていない。残念。 歌う石像や水晶玉の魔女など愉快なキャラクターではあるが最後まで少々ウザい。 これもホラーなシチュエーションに全く場違い。 給仕の老人二人はまだ好感がもてるけど。 それでも最初はファンタジーで面白かった。 徐々に展開がオンパレードでウザくなってくる。 犯人捜しとか自分は鈍いほうなのでアレだったけど、 ちょっと意外な人物を黒幕に仕立てて急展開とかホントどうでもよくなっていく。 それにしても館主の悲しい恋物語には心惹かれるところがあった。 実は自分は趣味で洋館の画像や資料などをコツコツ集めてるのですが、 このホーンテッドマンションはディズニー製作でありながら なかなか怪しげで美しいファンタジーに満ちた洋館の場面が多々あったのが個人的にかなりの収穫だった。 この映画でもっとも美しいのはオーブの青い光だった。[地上波(吹替)] 4点(2013-04-11 23:56:55)《改行有》

83.  カールじいさんの空飛ぶ家 《ネタバレ》 最初の回想シーン。 優しい絵本でも読んでるかのような素敵な夫婦の姿、 やがて年老いた老夫婦の心温まる姿には恥ずかしくもマジで感涙した。 久々に映画で素敵な老夫婦の姿を見れてそれだけで大満足。 現実に戻り、家を出たら周りが激しい工事をしてるあの感じ、ガッカリするけどけっこう面白い。 家が空飛んだまでは良かった。 施設の人を玄関に待たせた後で風船がわーってなる場面は観客に「キレイ!」っていわせたいんだろうなと思う。 でも実際に綺麗だからいい。ラピュタみたいだ。 家に飾ってある奥さんの写真だけでなんか感涙しそうになる。ここまでで8点。 乱気流から抜けたあと南アフリカ?に到着した辺からいかにもディズニーな展開というか、 愉快な仲間が二人くらい増えての冒険アクション。 憧れの冒険家の年齢はいくつなのか知りたい。 この年になるとディズニーのギリギリのアクションにそれほど緊張感は持てなくなるが、 愉快さだけは何となく楽しめる。 このアクションシーンはご老体にはかなりキツイんじゃないのか。 まあディズニーのアクションはキャラクターがかなりデフォルメされてるのでそこらへんは全然大丈夫。 僕は見たことない映画の話だけど車に顔がついてるのもあるし。 なんとなくジブリな雰囲気も感じられた。タイトルからしてジブリ風。 最後の最後でまた感動した。中盤あたりは無難な感じもしたが最終的に心温まる話ではあった。 [地上波(吹替)] 6点(2013-04-03 23:40:27)《改行有》

84.  少林サッカー 《ネタバレ》 とても面白い。 まずエンターテイメントとして成功している。 映像効果の成功度はあのマトリックスと並ぶかも。 派手な映像効果、そして音響効果がともに迫力あってカッコいい。 特に「蹴り」の威力が見事に伝わる。風圧が感じられるほどに。変な金属音が交じってるのがまた効果的。 個性豊かな仲間が集まる面白さがまたいい。 それでみんな冴えないところがなんか見てて勇気づけられる。 練習試合でボロ負けしそうになったとき「感じるんだ みんなが戻った」ってところがマジで神降臨な場面だと思う。 それはまるで中国四千年の歴史だ。 あと変な相手選手がダブルラリアットみたいのしてたのがなんか面白かった。 宿命的な音楽もあってか凄く熱血な感じの映画だ。いやまさに漢だ。 痛々しい笑いもあるけど、失笑しながらも愛しいと感じるギャグも多い。 日本語吹き替えで見ると饅頭の歌とかかなり面白い。 女性が饅頭を作る場面は美しい。 もはやサッカーじゃないじゃんという型破りさが非常に良い。 「キャプテン翼」とか「ドラゴンボール」とかも入ってそう。 「サッカー」と「少林寺拳法」そして「笑い」これらの融合度は高い。 作品としてナンセンスだという人もいると思うけど エンターテイメントというジャンルにおいてはこの作品はかなりの成功だったと思う。[DVD(吹替)] 8点(2013-03-26 19:14:45)(良:1票) 《改行有》

85.  テキサス・チェーンソー 《ネタバレ》 スプラッタホラー映画としてよくできていると思いますが、 オリジナルの異様な、乾いたシュールな雰囲気が無いのが残念です。 オリジナルが好きな人が反応するようなものが沢山出てきますが、 この映画はリメイクというよりもアレンジバージョンみたいで、 登場人物の設定などオリジナルとは多少違います。 だいたい悪魔のいけにえシリーズはレザーフェイスを軸にしているのは分かりますが その変態家族の家族構成は意味不明です。 全てにおいてスタイリッシュに描かれたこのリメイクはオリジナルにあった土臭さや 腐敗臭、退廃などをかなり無味にしてしまったと思います。 オリジナルには蠅が飛んでいそうな空気があります。 しかしこの作品で強烈なのは車で自殺して自らの肉片をまき散らした女性の匂いというのが映像から伝わってくるようで それがかなり強烈です。 レザーフェイスはだいぶカッコ良くなったのですが、 オリジナルのような天然からくる怖さというか低能ゆえの危険さみたいなものがないのがちょっと迫力不足かもしれません。 それからこのリメイクはオリジナルと同じような場面でも「笑い」がないのかなと思います。 たとえばレザーフェイスが自分の持つチェーンソーで自らの脚を負傷する場面はオリジナルではけっこうケッサクだったんです、自分的には。 それがこのリメイクだとその場面はリアルで痛々しいんですけど、それがなんなのかよくわかりません。 スプラッタの名作のリメイクですが、スプラッタ描写なら「ソウ」シリーズのほうが上だと思います。 このリメイクは怖いのですが音でビックリさせるようなところがだいぶあってこれがなんだか直接的だなというか。 オリジナルには狂気があって、音でビックリさせなくたってそこからくるいろんな意味での深い恐怖があって それが今でも親しまれているのかなと思いました。 主人公の女性はセクシーだなと感じました。 [DVD(吹替)] 6点(2013-03-16 01:17:19)《改行有》

86.  ローズ・イン・タイドランド 《ネタバレ》 テリーギリアムの描く不思議な世界を久しぶりに見た。 テリーギリアムの描く”不思議の国のアリス”は現代風な現実を毒たっぷりにまた独特な視点で強く描き、 それが突拍子もないぶっ飛んだファンタジーと融合する面白いものだった。 最初の現実の荒んだ家庭内風景は「どこが不思議の国のアリスやねん!」って感じで ”不思議の国のアリス”とはあまりにかけ離れた雰囲気でびっくりしたけど。 でも場面場面で不思議の国のアリスのような美しくメルヘンな場面がみられた。 たぶん映画サイレントヒルでも子役を務めたこの少女は非常に美少女だった。 そんな美少女が変な男ときわどい場面がけっこうあったのでなんかドキドキした。 現実と幻想が入り乱れるこの作品で、嫌というほどに現実が浮き彫りになる。 この作品にあるファンタジーとはまったく無責任なものであると思える。 主役の少女にしたって登場人物にしたってみんな現実というものを全く見ようとしないので、 観賞者が逆に登場人物のことが心配になってくる。 そこでイラッとはしないけど気の毒になってくる。 特に主役の少女は自分の世界で生きるしかなかったから必死で自分の世界を作ってるような気がしてなんか健気だ。 宗教女はひどかった。彼女の言う「罪人」とは「自分以外の誰か」のことであるかのようで、自分の「罪」には立派に目をつむる。 そんな風に現実というものにちゃんと向き合っている登場人物が皆無なこの映画は非常にぶっ飛んでいる映画でした。 さらに野暮なこというと、自分の知る映画の範疇でいうと ヤンシュヴァンクマイエルの人形、”悪魔のいけにえ”の食卓、”パンズオブラビリンス”の現実と幻想、”ミツバチのささやき”のラスト、 などをほのかに思い出させる場面があったかもしれない。これもまた個人的な感想。 [DVD(字幕)] 8点(2013-03-12 20:51:29)《改行有》

87.  アバター(2009) 《ネタバレ》 素晴らしい! 唯一の3D映画アバター。それは感動の映像体験だ。 スピルバーグはたぶん嫉妬したであろう。 いや、恐らくすべてのクリエーターが嫉妬したであろう美しすぎる映像世界。 個人の芸術家はこの作品を前に何ができるのか。 この世界を創造したキャメロンはまさに天才である。 自分はこんな素晴らしい世界を見たことがない。 ファンタジー世界を崇拝する者にとっては最高の幸せだ。 完璧に構成された見事な一場面一場面に息を呑み、 圧倒的なスケール感と物凄い迫力にただただ感動するばかりだった。 震えるほど美しい場面がある。それはもう美の極致だ。 SFファンタジー映画はこの映画をしばらくは超えないだろう。 内容はエンターテイメントの次元をとうに超えている。 CGで作られた世界はFFなどのゲーム美術に共通するところもある。 しかしFFなんかよりも遥かに美しい。 いや、これはアメリカ版「ラピュタ」といっても良いくらいに幻想的な世界。 ネイティリはどことなくもののけ姫のサンを彷彿とさせる。 色彩的に青が非常に美しく神秘的。 まるで海のように深く静かに輝く幻想的なムードの青に癒される。 また水の表現が非常に美しい。 これはタイタニックやアビスを監督したキャメロンならではの成せる業。 この作品には人間の原始の美しさとエネルギーで満ちている。 この作品を見ると現在に生きる人類はどれだけ霊や自然との一体感を失ってしまったのかと思う。 ナヴィ族の生活は美しく生のエネルギーに満ち溢れる。 そこで生きる強さと逞しさが生命の強さを思わせていて美しい。 獰猛な獣や奇妙な植物たちが埋め尽くす森こそ正に「命」そのもの。 しかしこの作品で行われるのは人類がこれまでにしてきた残虐な行為だ。 軍人たちが神聖な巨大樹を焼き倒すとき神をも殺した。 巨大樹こそ自然の象徴で、それを欲しいもののために破壊する人間の姿がそこにはある。 そういった自分よりも遥かに大きな神聖なものを破壊してしまうことに「畏れ」のような感情はないのだろうか? 戦闘機をはじめとする背景には、キャメロン映画にあるメカデザインのカッコ良さがみられる。 戦闘機に描かれたドラゴンの絵にはドラゴンの霊が宿ってるみたいでカッコいい。 このアバターは映画史の中で唯一3D映画として語られる映画だと思う。 [映画館(吹替)] 10点(2013-01-24 23:37:35)(良:2票) 《改行有》

88.  ROCK YOU! ロック・ユー! 《ネタバレ》 中世の時代背景が自分好みで楽しめた。 その時代を見事に再現しながらロックミュージックを随所に取り入れてる。 普通こんだけ時代を真面目に再現すればそこに近代ロックミュージックを入れるなんてそんな実験的なことしないと思うけど。 大胆だ。 中世とロックの融合は面白かったけど、それをメインに掲げるほどでもなかった。 しかし融合度はなかなか高い。 ロックだけではなく中世風な音楽も聴けてこれがなかなか気に入った。 騎士の精神が非常にカッコいい。 どちらが本当の騎士であるかなんて勝負する前から分かりきってたけど、真剣勝負には燃えた。 ここで燃えたので対決する映画としては余裕で合格点だ。 黒騎士は憎ったらしいけど鎧はカッコ良かった。 奈落から栄光まであって上り詰めた時が気持ちいい。 運命、名声、金、友情、美女、プライド、それからロック、、、男の憧れる全てがある映画だ! [DVD(吹替)] 7点(2013-01-13 17:04:18)(良:1票) 《改行有》

89.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 たまに車中で聞く同名ラジオ番組がきっかけでレンタルした。 面白かった!子供と熱血教師の学園映画の、とくに校外学習映画の良作だと思う。 しかしここまで公私混同してる奴はみたことない。 偽教師が自分の好きなハードロックを子供たちに教える。それが研究課題だという。 僕の高校の担任だった恩師も授業中にギター弾いてくれたり、 準備室にメタルのCDやフィギアをたくさん持ち込んでたけど。 ハードロックが沢山出てきたので最初はスクールオブメタルじゃねとか思ったけど 一応はスクールオブロックだった。 自分もメタル好きだけど、メタル好きな人って他の音楽ジャンルを一切認めない傾向ありますが この先生はそうじゃないみたいだった。 すべてが上手くいったので見終えた後はロックした後のように爽快な気分。 こんなことって絶対にないと思う。 こんな上手く行く筈ないし、こんな素敵なこと無いからそれが映画の醍醐味。 ギター、ベース、キーボード、ドラム、コーラス等バンドの子供たちの可愛いプレイがとても良い。 ちょっと差別してるけど照明係や警備係、荷物持ちにマネージャーなどみんながそれぞれ力を合わせてるところがなんか良い。 この偽教師の情熱とハイテンションさがおかしい。 校長先生はやたらとセクシーだ。 教育(授業)とロック(反抗)を通して大切なものが見えてくる、ような気がする。 プチ元気が出る楽しい映画であると思う。 [DVD(吹替)] 8点(2013-01-13 11:44:35)《改行有》

90.  レスラー 《ネタバレ》 ずっと前に見たランボーを少しだけ思い出した。 それと前に見たアンヴィルという映画も思い出す。 内容は非常に男らしい。 観客の男心に共鳴する映画だ。 ドキュメンタリータッチな風味もあり非常にストレートな映画だ。 余分なものが少ないので観る者によく伝わる。 何が男らしいってその真っ直ぐさだ。 自分の夢に命を懸ける姿が非常に感動的。 パッケージではレスラーの顔が見えないようになっていてそれが他の映画とは少し違った趣がある。 その理由がなんとなく分かる。 その理由のひとつをあげるとこの映画の独特な1人称視点。 3人称視点だけど1人称視点に近い撮り方(用語があったけど忘れた)が観客をラムの視点に投影する。 観客の視点がラムの視点と非常に近いところにある場面が多い。 よってラムの顔が見えない時、ラムは観客の自己である。 もう一つの理由はネタバレなのでいえない。 一人の人間を描いたヒューマンな映画で、夢と現実を見事に描く。 ファンの栄光の中にいながら、しかし時代の栄光から遠ざかった男の孤独と現実が切実だけど惹かれる。 (吹き替えで観ましたが)ラムは人間的にも親しみがもてるキャラクターだ。 ファンも友人も多くみんなから親しまれたがしかし孤独だった。 飲み屋の姉さんとの関係、ファンや同僚からの尊敬のまなざし、、、しかし彼と等身大の友人はあまりいなかったのかもしれない。 娘と歩いた時に荒涼とした風景が何ともいえず美しい。 ファンを愛し家族といったヒーローの末路はあまりに感動的だった。 観客にファイトと感動を与えてくれるこの映画は非常に素晴らしいと思う。 これはDVD買うと思う。歳とっても楽しめると思うし。[DVD(吹替)] 9点(2013-01-13 11:36:43)《改行有》

91.  スペル 《ネタバレ》 さすがサムライミ監督といった感じだった。 エンターテイメント性の高い迫力満点のホラー映画だった。 しかし最近のサムライミはスパイダーマンなど万人向けエンターテイナーなので 今の彼がホラー映画をやるにしてもアングラ臭に欠け、描写はファンタジックに傾倒してるなと思う。 しかしお婆さんの迫力は凄い。 このお婆さんの存在感だけは死霊のはらわたの正当な続編といっていい。 スティーブンキング(リチャード・バックマン)の小説に「痩せ行く男」という小説があったが、 その内容を思い出す。 この”スペル”の「呪い」というものが”痩せ行く男”にある「呪い」とそっくりである。 それからジプシーのような連中も出てくる。 ”痩せ行く男(の映画化)”に出てきた毒々しいケーキも、この作品で似たようなものが登場する。 そしてこの映画のヒロインは昔太っていたが今は痩せている。 その設定が「痩せ行く男」の主人公から来ているのではないかとさえ思う。 この映画にはスプラッタは少ないが ジェットコースターのように人をビックリさせる恐怖演出で責めてくる。 この作品では恐怖がお化け屋敷のようにエンターテイメントだ。 汚物描写も出てくるがそれほどには重くドロッとしてない。 でもお菓子をつまみながらこの作品を観賞してるとウゲッってなると思う。 猫好きは見ないでほしい。子猫が可愛いだけに。自分もヤダなと思った。 サムライミお得意?の爆笑スプラッタもあったのでまぁ満足。 死霊のはらわたを思い出させるホラーファンタジーも少しみられる。 さすがサムライミ監督作品は最後の最後まで観客を楽しませる。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-09 23:56:16)(良:1票) 《改行有》

92.  着信アリ2 《ネタバレ》 なにこれ?怖く無すぎ・・・。っていったらちょっと嘘になるけど。でもただ音とかでビックリするだけ。 Jホラーってあんま見ないし前作も見てませんが。 リング以降のJホラーは怖さをリングの貞子に依存し過ぎてるような気がする。 この着信アリ2ではそれを脱しようと「短髪の貞子」に挑戦してるけどぜんぜん髪型以外は真似してるし、 髪短かったらダメじゃん、日本の怪談として。たぶん「女性の髪が短いのが怖い」って言われるのってあと何十年後か100年後くらい。下手すると来ない。 それからこれもやっちゃいけないことと思うけど続編で恐怖がワールドワイドになっちゃいけない。 たぶん恐怖はその国を超えない。日本の恐怖は日本を超えない。 その土地の恐怖はその土地の人にしか描けない。 だから他国へ行ってその国で恐怖を表現するなんて図々しい気がする。 たぶん世界を超えて得られるものなんて珍紀行みたいな面白さだけだ。 異国の地で日本人がホラーをやってもミステリアスなだけで恐怖ではない。 と、また言い切ってしまえば嘘になるけど。 追いかけてくる少女の笑顔は不気味だ。まるでaphex twinのcome to daddyのPVのようだ。 でもその土地に土着したものを吸収しないでやってもただただファンタジーなだけだ。 他に恐怖の方法がないからって少女に残虐なことし過ぎ。 トリックはあまり面白くないし、警察も導入してるけど間が抜けている。 張りぼてだけでスケールを大きくしても間が抜けるだけだ。 あと、アクション映画じゃないんだから吹っ飛ぶアクションとか欲しくない。 それにホラー映画であってファンタジー映画じゃないんだからラブストーリーもそんないらないというのが僕の意見。 風呂場の死体はよくできてたと思うけどまるで北斗有情破顔拳だ。 楕円の鏡から幻想に至るシーンもたぶんリングからきている。 ヒット故にエンターテイメント色を強くしたため恐怖は色あせてると思う。 前作は観てないけど。 [DVD(邦画)] 2点(2013-01-09 23:47:03)《改行有》

93.  ISOLA 多重人格少女 《ネタバレ》 そういえば多重人格って当時流行ったなぁ。 この作品のタイトルは「多重人格探偵サイコ」と少しかぶるかもしれない。 なんの前知識もなく鑑賞。 ビックリしたのは阪神大震災の被災地を舞台に描いていること。 「復興を心よりお祈りいたします」みたいなことを最初に丁寧に述べておきながら 被災地が舞台である意図は悪意によるものか観客集めにしか見えない(原作があったなんて知らないから)。 恐怖も感動もあまり感じられず、そのくせ被災した土地で生きてる人や犬を呪いで殺していくというのが信じらんない。 なんとなく多重人格ネタとしても面白みがないように思う。 浮遊霊が多重人格者の人格に紛れ込むってアイディアも僕の中にはもう既にあったし、 いつか使おうと思ってたのに、ああもう既にやってたのかと思った。 あとリングの貞子の真似みたいのをJホラーで見ると少しシラケる。 公開当時は週刊誌の背表紙とかで広告観た記憶があるからインパクトはあったのかも。[DVD(邦画)] 3点(2013-01-09 23:24:20)《改行有》

94.  アポカリプト 《ネタバレ》 キ○スト様をフルボッコした映画から3年。 その血なまぐさい衝撃を今度はマヤ文明で!? これは現代のエルトポであろうか? どの場面を切り取っても正に神。まるでナショナルジオグラフィック! 迫力がすごい。並みの映画とはスケールが違う。これが映画だ!とでもいうかのようだ。 並みの映画は反省するしかない。 映像の中に神が宿る映画を久々に見た。 当時の恐ろしい儀式の再現度は神がかり。 博物館や図鑑でしかなかなか見ることのできない文明をハイクオリティーで映像にしただけで資料的価値と意義がある。 なんだか違うと思うけどパゾリーニのアポロンの地獄を思い出した。 この映画は人の原始の美しさ、勇敢さ、そして野蛮さを体感することができる。 音楽が非常に良い。 疫病の巫女少女は印象に残る。 お腹がキリキリと痛むような人間の腐敗ぶりと暴力はパッションに通じるかも? 人間と自然の迫力は僕の知る映画では頂点に近い。[DVD(吹替)] 8点(2012-12-28 23:15:55)《改行有》

95.  ナショナル・トレジャー 《ネタバレ》 なかなか面白いです。 タイトルだけでワクワクする感じなんですが。 音楽もいいですし。 謎が謎を呼ぶミステリーが面白いです。 そして犯人たちは何となくお利口なんですね。 そんな犯人と主人公らの協力関係がなんとも面白いです。 父さんがいいですね。「20年も無駄にした」とかいっておきながらやっぱ黙ってられないんだなぁみたいなところが。 最近の映画はオタクな青年も大活躍するらしいです。 そこは今まで愉快な黒人のポジションじゃなかったっけ。 ダヴィンチコードで築いたミステリーのジャンルで フリーメイソンという誰もが魅了される謎をテーマにした映画として、 エンターテイメント性もミステリー度もあって良かったと思います。[DVD(吹替)] 7点(2012-12-28 23:08:32)(良:1票) 《改行有》

96.  人間人形 デッドドヲル 《ネタバレ》 基本はC級ホラー。 しかし独特のエロスが面白い。 ある人形作家が作った美しすぎる美女人形。 その美女人形を手にした男はやがて発狂し死す。 人形愛と人形エロスをモチーフにしたこの作品は 生身の女性よりもセクシー・フィギュアが好きな男性は必見。 ダッチワイフとかラブドールのファンの男性はマジ必見な作品である。 球体人形好きにも見てほしい。 ラブドールのエロスが男を魅了してゆく様をまるで「呪い」のように描く。 解釈が変かもしれないけど、この作品は「リング」の影響も感じる。 リングの「呪いのビデオ」はこの作品では「呪いのダッチワイフ」となり、 ダッチワイフの持ち主になった男性(ときに女性)を発狂死させる。 ちょっとアートな感覚と、ちょっとシュールな音楽が何とも言えない。 断片的に回想が入るので話の流れもちょっとだけシュールな感じ。 人形愛独特のエロスがけっこう的確かもしれない。 人形愛=ネクロフィリアという感じがする。 (子供のころ家族でよくファミリー映画とならんで怪談映画を見た。 そんなあるとき父親が家族全員で見るようにこのビデオ借りてきた。 パッケージが怪談ビデオみたいだったからだろうか? マジで引いた) [DVD(字幕)] 5点(2012-12-28 22:45:42)《改行有》

97.  キャットウーマン 《ネタバレ》 猫好きを魅了するミステリアスなオープニングムービーが秀逸気味。 猫という神秘的な動物に魅了され続けてきた人間の歴史だ。 その猫の神秘さと女性のセクシーさはたぶん相性が良い。 ずっと昔からあったかもしれない女性が美を巡る壮絶な物語。 でも社長夫人はババァだから若い乙女に美で張り合おうなんて図々しすぎ。 嫉妬深さと現実逃避さが醜い。まさに悪女。 野生の力を借りたヒーローアクションもの。 猫好きな陰謀が平均点+1点くらいありそうですが自分も猫好きなので+1点差し上げます。 バスケシーンは大人気ないなぁと思いました。 セクシー・アクションをスタイリッシュな映像と織り交ぜて見せているところが良い。 スピード・アクションが非常にエロス。 正直、外人のセクシーさって強すぎてどうも自分はキモく感じてしまう。 もし外人女性好きでボンテージファッション好き、さらにSM鞭プレイ好きならこの映画はおススメです。 銀行強盗の場面は少しだけマスクみたいだ。 全然違うけど復讐劇と、夜のビルの飛び移りは少しクロウみたいだ。 主人公の同僚は日本語吹き替えだと良いキャラしてる。 2年ぶりの鑑賞です。2度目の鑑賞だったけど楽しんで観れる作品だった。 [DVD(吹替)] 6点(2012-12-28 22:43:06)《改行有》

98.  グリンチ(2000) 《ネタバレ》 クリスマスに家族で見るのに非常に良い映画だと思う。 まるでディズニー映画のようにファンタジックなクリスマスをみせる。 ティムバートンの映画みたいなダークファンタジーも楽しい。 クリスマスの楽しい雰囲気を描き出すが、 クリスマスに孤独な人の心情もうまく表してる。 そこら辺がホームアローンとかぶるような。 グリンチは日本でいうバイキンマンかもしれない。 女の子が可愛いし、町中の人が亜人みたいな特殊メイクしてて面白い。 家族向けであり、子供向けといわれる内容だと思うけど 変な話こういう映画見て感動できる自分で良かったと思う。 最高のクリスマスファンタジー。(2回目の鑑賞) [DVD(吹替)] 7点(2012-12-24 01:15:38)《改行有》

99.  恋する幼虫 《ネタバレ》 なんか変な映画だ。 いつか見たイタリアンホラーのようなオープニング。 目玉をいじくる行為、傷口から触手が、、、変態すぎ。 技巧も何もなく、やってることはバラエティー番組のVTRと同等かそれ以下。 グロ系の純愛もの。 吸血鬼やエイリアンみたいな感じで、 ストーカー行為やカルト宗教、それら人を食い物にする存在をクリーチャーと同等に描いているみたい。 吸血行為の恍惚感は伝わってくる。 この映画のグロ表現はエロスな描かれ方だ。 そして五目あんかけが厭らしい。 B級女優、B級男優が独特なエロさと変態さが漂っていい。 普段の映画とは違うマニアックな面白さがあり、しょうがない映画にもかかわらず最後まで見てしまった。 グロいのにほのぼのするラストの辺は非常に気色悪い。 [DVD(邦画)] 3点(2012-12-15 23:11:28)《改行有》

100.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 なんでも出来ちゃう男ってあんま好きじゃない。 だからか知らないけど007シリーズってあんま興味ない。 でも全然知らないのもマズいと思ったので見てみることにした。 これだけシリーズが続く秘訣は何か知りたいし。 007シリーズがこれで初めてじゃないけど。 褐色女はセクシーだ。フィールズもセクシーだ。 それはボンドがセクシーだからか。 でもボンドって接着剤の名前だ。 悪党のボスが素晴らしくキレた様子だった。 最新機器のタッチパネルを意識した操作が嫌だ。 時代とともにカッコよさも違ってくるので、 最近のアクションの主人公は最新機器もスマートに使いこなせないと話にならないらしい。 ちょっと流行りのフリーランニング風アクションが楽しい。 序盤で銃をどちらが先に手にするかというアクションが少ししつこいと感じた。 「ここが見せ所」という意気込みが伝わってくる。 他にも動きの激しいアクションが楽しめた。 あんま分かんなかったですが、セクシーな男が招く不吉さというか、 そういうものを招いてしまう影響力?なんか痺れる。 [地上波(吹替)] 6点(2012-12-05 23:21:37)《改行有》

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