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プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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981.  許されざる者(1960) 《ネタバレ》 これは今作るとしたら、間違いなく「インディアン差別批判」の映画になるでしょう。しかし55年前には、インディアンは「家族の絆は何より大切なのだ」という、家族至上主義を主張するための道具にすぎません。なにしろ、最後には家族のためにバンバン皆殺しにしてますからね。こういう映画を見ると、改めてアメリカ人は恐ろしい(恐ろしかった?)のだと感じさせられます。今見ると何が「許されざる者」なのかもよくわかりませんが、家族のために妹の実の兄とその同胞を皆殺しにするのが許されない? それならば常識的な線ですが、この映画に常識的なものを期待していいものやら……。実はインディアンなのに、白人一家の家族になっているヒロインが許されないのか。内容からすると、こっちの方がしっくり来るように思えます。 まあ何にせよ、ひどいというかおぞましい映画でした。この手の話が2度と作られないよう祈っています。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-06 19:43:30)《改行有》

982.  上を向いて歩こう 《ネタバレ》 世界的な大ヒット曲を元に、よくこんな映画が作れたな、というのが正直なところ。もっともひどいのが浜田光夫が演じている良二で、単純で身勝手なアホとしか思えず、主役格なのにまったく魅力が感じられません。九ちゃんのトラックを盗んで大破させたのもひどいが、九ちゃんが届けたドラムを見たとたん、それまでのことはすべて忘れたかのように大喜びでドラムを叩きまくるというのは、人間性を疑ってしまう。これで友達がいるというのは不思議なものだ。あとの主人公のうち、九ちゃんパートはいちばん見られます。高橋英樹の健ちゃんは、ノミ屋が大学をめざすという設定は面白いのですが、ちょっと騒々しすぎるか。終盤喧嘩のアクションに持っていこうとするのは強引で、とってつけたようなかんじ。 ところで吉永小百合のフィルモグラフィーを見ると、この年は『キューポラのある街』や『若い人』にも出演していて、女子高生役が定番だった頃です。が、本作で演じている紀子は学校に行っている様子もないし、働いているようにも見えない。はっきり言うと、生活というものをまったく感じさせない。そんな彼女の言葉で最後にすべてが解決されてしまうというのは、作中で他の人物を超越した、ある種“神”のような役割を与えられているように思われます。それなら生活感がないのもうなずけますし、最後の演出も合点がいきます。しかし、生活感あふれる九ちゃんや健に対して“天の声”でご託を並べても、まったく説得力がありません。この点で大失敗でしょう。[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-05-22 17:47:00)《改行有》

983.  真剣勝負 《ネタバレ》 内田吐夢監督、宮本武蔵五部作の番外編ということなのですが、見てはいけないものを見てしまった感じ。前半はまあ悪いとは思いませんが、梅軒一味が武蔵を襲うあたりから、グチャグチャになってしまいます。武蔵は乳飲み子を盾にとるし、梅軒夫婦はわめき散らすし、製作側には意味がありそうなストップモーションなど、見苦しいとさえ思えてきます。東映のシリーズでは沢庵和尚役の三國連太郎が梅軒を演じているので、違和感も大きい。どことなくアングラを思わせる作りで、そういうのが好きな人には貴重かもしれません。[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-05-06 16:35:41)

984.  やればやれるぜ全員集合!! 《ネタバレ》 ドリフ映画なのですが、脇役が無駄に豪華。ドリフの5人を逮捕するのはクレージーキャッツの3人と殿山泰司だし、ヒロインが松尾嘉代でその同僚が木の実ナナ、敵役はいかにも嫌味な藤村有弘で万全。おまけに田中邦衛と水谷良重がほんのチョイ役というもったいなさ。これらの方々が映画俳優としては「新人」のドリフを助けているわけですが、肝心のドリフが精彩を欠いています。というか、シナリオが面白くない。はっきり言ってつまらないです。脇の皆さまにこの点数。[CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-10 22:05:05)

985.  憎いあンちくしょう 《ネタバレ》 これはキツイわー。一応純愛とかテーマらしいのですが、裕次郎が怒鳴り、ルリ子がわめき、シッチャカメッチャカ。こんな2人がくっつこうが離れようが、もうどうでもいいです。全然魅力が感じられない。監督はヌーベル・バーグの影響を受けているのか、手持ちのカメラを使ったりしていますが、なんか格好をつけただけ感があって、演出も特にいいとは思えません。[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-10-21 19:46:43)

986.  ブラス! 《ネタバレ》 非常に腹立たしい映画。炭坑の閉鎖問題そっちのけ、バンドのことばかり言っていた指揮者が、最後に「音楽がなんになる」となって金賞も返上してしまう。真剣に音楽と向き合った人なら、苦しい時にも音楽は心の慰めとなること(仲間と演奏するならなおさら)を知っているはず。こんな極端な宗旨替えはおよそ考えられません。結局、炭坑問題とか政治を批判するためだけに音楽を利用したという感じ。その批判にしても、結局イギリス国内の問題に留まっていて、音楽というグローバルな要素に対して狭い。だから音楽の利用のしかたがせこく映ってしまいます。イギリス人ならともかく、日本人である私には他人事にしか思えず、高みから「ああ、可哀相だね」と無責任に同情する気にすらなりません。日本ではの炭坑は完全に過去のものですし。人物描写にしろ最後のダニーの演説にしろ、あまりにも浅くて単純すぎます。 ついでながら、個人的に「ダニー・ボーイ」っていう題名は好きじゃないんですね。この曲はやはり「ロンドンデリー・エア」でしょう。この映画ではグレインジャーの編曲が使われていますから、正確には"Irish Tune from County Derry"とすべきなんでしょうけど。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-09-26 22:41:06)《改行有》

987.  刑事コロンボ/黒のエチュード<TVM> 《ネタバレ》 『刑事コロンボ』シリーズは基本的に90分枠なのですが、第2シーズンから120分ものも放送することになり(広告収入が上がるらしい)、そのテストケースとして本作には90分版と120分版の両方が存在します。今回両方を見比べることができたのですが、登録されているのは120分版の方なので、そちらをレビューします。 改めて見てみると、音楽関係がムチャクチャですね。ジョン・カサヴェテスの指揮のひどさは言うまでもないです。あれで演奏できるとは、さすがプロ。それとも、音はあとで入れたのでしょうか。しかしそれだけでなく、ベートーヴェンの「田園」を楽章の途中から(カメラを回して)演奏するとか、管弦楽曲のあとに弦楽器だけの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」を演奏するとか(しかもコンサートの最後の曲らしい)、およそ常識的にはありえません。ありえないといえば、コンサートが夜から始まる場合、普通は午後にリハーサルを行い、出演者はそのまま楽屋で待機するものです。車で行かなければならないような自宅に戻るというのも考えられません。本作のスタッフは、クラシック音楽に関しては全くの素人のようです。 また、証拠品であるはずの“遺書”の上から改めてタイプするというのも考えられない。ここまで来ると開いた口がふさがりません。私は映画やドラマに完全な整合性を求めるわけでありませんし、むしろ傑作と呼ばれる作品には、なにがしか常識を超越したところがあると思っているのですが、これはあまりにもひどすぎると思います。 しかし本作を必要以上に持ち上げている人もいるようですが、それは単にゲストがジョン・カサヴェテスだからでしょう。「構想の死角」と似たようなパターンです。たしかにカサヴェテスは悪くないと思いますが、それだけで高く評価できるわけではありません。 とにかくこれは脱力系というか、失笑ものの話でした。[DVD(字幕)] 4点(2013-08-25 10:08:43)《改行有》

988.  刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM> 《ネタバレ》 『刑事コロンボ』では犯人が女性の場合ドラマ中心になるという特徴があります。本作もそのパターンですが、どうもドラマの要素が弱い。これは時間が短いということもあるのでしょうが、豹変したあと経営者としても女性としてもダメということで、魅力がありません。倒叙ものでは犯人の占める部分が大きいですし、そのドラマを描くとなるとなおさら。しかし肝心のご当人に魅力が感じられないのでは、どうしようもありません。 ミステリーとしては、新聞と鞄とか靴底の芝生とか、コロンボの目の付けどころは面白いのですが、いかんせん最後の決め手が簡単すぎ。これもドラマ中心のしわ寄せかもしれませんが、結局ミステリーとしても魅力に欠ける話になってしまいました。ベスが最後コロンボに銃を向けるというのも意味がなく蛇足。ここまで徹底してダメ犯人というのは、かえって潔いかもしれませんが。[DVD(字幕)] 4点(2013-07-13 22:47:36)《改行有》

989.  機関車先生(2004) 《ネタバレ》 邦画ですがフル字幕つきで鑑賞。字幕放送ではなく、問答無用でもれなく字幕がついてきます。 内容の方ですが、肝心の機関車先生がダメでしょう。声と同時に感情もなくしてしまったのか? 喜怒哀楽がなく、ひたすらそこにたたずんでいるだけ。剣道に勝っても嬉しいんだかなんなんだかまったく不明。教師なのにここまでポーカーフェイスでいいんでしょうか。およそ共感を呼ぶような人物ではありません。結局、子どもたちで保っているようなものですが、最後に手話で「ありがとう」と(ご丁寧にもひとりずつ)呼びかける場面は、あまりにもわざとらしくて辟易しました。話の流れも平板で、そこは主人公に合わせたのか? これまた魅力を感じません。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-04-16 22:38:07)《改行有》

990.  君美しく これはキビシイですね。基本的にホームドラマであり、きょうだいの対立と和解を描いているのですが、内容的にはけっこう重い。しかし、結局なにが言いたかったのか、そのあたりがよくわかりませんでした。戦死した長男の遺言により、弟妹の面倒をみてきた長女。最後に弟妹は独立するわけですが、姉の苦労が報いられたかというと、疑問が残ります。すでに婚期を逸しているわけですし、これからの彼女に幸せが訪れるのか、映画はそんな予想を感じさせずに終わってしまい、なにやらやり切れなさが残ってしまいます。どうも貧乏くじを引いただけという感じです。 本作が公開された翌年の1956年、経済白書で有名な「もはや戦後ではない」という言葉が使われています。しかし本作の登場人物にとっては、戦後ではないどころか、まだまだ戦争は終わっていないという気持ちではないでしょうか。長男の戦死による影響は、10年経っても続いていて、残された人々の生き方まで支配しているようです。そうした点をもっとも興味深く感じました。「戦争はまだ終わっていない」と感じる人は、当時少なくなかったのではないかと思います。[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-04-07 17:39:47)《改行有》

991.  ファンシイダンス 《ネタバレ》 こいつぁダメでした。序盤の修行が、まあまともな修行もありましたが、今からすればいじめとかパワハラにしか見えないところもあります。しかもそれで笑いを取ろうというのですから、気分悪いです(はっきり言って笑えない)。それと、当人たちがまともに修行をする気がないのですから、見ているこちらもどうでもよくなってきます。そんなの見てもしかたがないって。だから、主人公がリーダーとやらに選ばれてからはそれなりですが、そこまで80分もかかるとは論外。主人公の恋愛話も、最後を見ると一応意味があるようですが、どうも効果的とは思えません。この恋愛パートは、トレンディドラマの影響でもあるのでしょうか(鈴木保奈美だし)。そもそもトレンディドラマなるものを見たことがないので、よくわからないのですが……。蘊蓄系映画としてはそれなりに存在意義があると思いますが、今やそれだけだと思います。 それにしても、主役2人がセリフを棒読みというのは、狙ってるんでしょうか?[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-01-07 19:43:56)《改行有》

992.  市川崑物語 おおむね先のレビュワーの皆様、特にイニシャルKさんが書かれているとおりです。付け加えるならば、金田一シリーズについては紹介されている時間が短いにもかかわらず、ほとんど犯人が明かされているので、見ていない人は注意が必要です。まあ、見ていることを前提に作っているのでしょうが。本作については、市川監督のファンならば当然見ているでしょうが、ファンでなくても前半はそれほど悪くないと思います。金田一シリーズになったら止めればよいのです。しかし、金を出してレンタルするだけの価値があるかどうかは微妙。監督の生涯や作品論だけならば、書籍でも手に入ります。それと映画を突き合わせる方が、よほど有益だし金の使い方としても正しいでしょう。私のように、テレビで放送されたから見るというのでなければ、この映画と出会う機会はそうそうないと思うのです。しかし、ちゃんと劇場公開されているのですよね、これ……。結局あの会社の体質というのは、30年経って社長が替わってもあいかわらずだった、ということでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-20 11:21:16)(良:1票)

993.  夏時間の庭 遺産として残された美術品をどうするか~とかいうお話がメイン。それに家族のエピソードとかからんでくるのですが、それほど引きつけられるものでもない。まあ、「花器は飾っておくのではなく、花を生けてこそ」というのが印象に残ったくらいでしょうか。で、見終わって調べてみたら、〈オルセー美術館開館20周年記念作品〉として作られた作品で、出てくる美術品はすべて美術館の所蔵品らしい。要するに、美術品を見せたかったのですね。人間ではなく美術品が中心の映画なんて、見ていて面白いわけがないですわ。納得。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-08-11 12:27:17)

994.  クララ・シューマン/愛の協奏曲 《ネタバレ》 途中からむちゃくちゃ眠くなった。睡魔と戦いつつなんとか最後まで見ましたが、やめちゃえばよかったかな。たしかに睡眠不足ですが、いい映画なら眠気も吹き飛ぶものですし。 とりあえず、撮り方が凡庸。お話の方も、単なるプラトニックな三角関係に終わっていて、シューマンに対するブラームスの尊敬の念とかほとんど伝わってこない。ブラームス自身も子供に人気のある陽気な兄ちゃんで、あまり芸術家らしく思えません。最後まで見終わっても、結局なにが言いたかったのかよくわからんし……。 あとクラシックをよく聞いている人間として気になったのは、劇中に登場するオーケストラの楽器配置。チェロが指揮者の右手側にあり、そうなるとおそらくヴァイオリンは第1と第2が並んでいるのだろうと思いますが、これって20世紀になって指揮者のレオポルド・ストコフスキーが採用してから一般的になったというのが通説なんです。それまではヴァイオリンを指揮者の左右に置く、いわゆる「両翼配置」が主流だったんですね。この映画での配置が史実通りだとすると、デュッセルドルフのオーケストラはずいぶんと進歩的だったようですが、その辺どうなんでしょうか。この映画、どの程度「史実に忠実」なんでしょう?[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-07-27 22:32:02)《改行有》

995.  花のあと 《ネタバレ》 これは酷い。まず北川景子や佐藤めぐみを始めとする若手タレントの台詞回し。あまりにも下手くそで、時代劇にも不似合い。もっとまともなキャスティングはなかったのか。それと、前半は単調でかなり退屈。というか、ムダなシーン、カットが多かったように思います。以登が才助に相談を持ちかけてからやっと話が転がっていくのですが、それまで1時間以上というのは時間がかかりすぎ。最後に主題歌を流してダラダラとした映像を流すのも、見ていて痛々しいです。年老いた以登が若い頃を語るという設定も、あまり成功しているとは思えません。というか、必然性が感じられない。語りはなしでよかったのでは。 國村隼の父親はさすがに存在感がありますが、食事中に孫四郎が自害した話をしなくてもいいのでは……。こうしたところも、脚本がダメというか、ヘンなところです。唯一よかったのは才助役の甲本雅裕。飄々としてとらえどころのない人物を巧みに演じていました。しかしそれでも、この失敗作を救うなどとても無理です。[映画館(邦画)] 4点(2010-03-27 13:15:00)(良:2票) 《改行有》

996.  追憶(1973) 《ネタバレ》 いやはや、これは参りました。なんなんですか、あのバーブラ・ストライサンドが演じたケイティとかいう女は。自己主張がやたらと強く、そのくせ他人の言うことには耳を貸さず、気に入らない人間は罵倒してばかり。その狭量で身勝手な言動には、開いた口がふさがりません。自己の信念に忠実といえば聞こえはいいですが、この人の場合単に視野が狭いだけだとしか思えません。これほど魅力のない人物が出てくる映画も久しぶりです。で、その相手役のロバート・レッドフォード。軍服姿はパリッとして格好いいのですが、どうも小説家とかシナリオライターのイメージではありません。こちらは役柄云々ではなく、ミスキャストではないかという気がします。 この2人がきわめて魅力に乏しいため、惚れた腫れたと騒いでもこちらにとってはまったくどうでもよく、勝手にすれば、というところです。2人を取り巻く人物も、それを補うほどのインパクトはありません。話の内容としては、要するに「恋愛と結婚は別」ってことでしょう。まあそれだけのお話。 ということで、なぜこれが名作と言われるのか、よくわかりません。が、想像するに、ケイティのようなとんでもない女性でも、レッドフォードのような二枚目が愛してくれるかもしれないという幻想を抱かせてくれるからかもしれません。もちろんそんなものは、単なる幻想にすぎないわけですが。そうなると、ケイティ同様身勝手でわがまま、自己主張だけは強い女性に人気が高いということになるのでしょうか? ちなみに、上映の途中で2名ほど退出した方がありました。やっぱりつまらなかったんでしょうね。[映画館(字幕)] 4点(2010-03-17 17:11:57)《改行有》

997.  七年目の浮気 経験則から言うと、舞台劇を映画化したものは外れが少ないようです。劇として評判をとったものだから、当然といえば当然でしょうか。が、これはど真ん中ストレートの大ハズレ。ここまで外せば、ある意味おみごと。コメディを狙っているようですがまったくおかしくないし、埒もない会話が延々と続くのみ。一応主題らしきものはわかりますし、50年前ならこれで受けたのでしょうが、時代は変わりますしね。わざわざ映画を作る必要があったのか疑問に思えるので、4点献上。 それはともかく、『大アマゾンの半漁人』を見てみたい。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-01-22 20:18:45)《改行有》

998.  友子の場合 とにかくつまらない。何がつまらないといって、ウケを狙ってまったくおかしくない話ほどつまらないものはないです。それだけならまだマシだと思うのですが、ネットで調べたら「忠実に原作のセリフや場面を再現している」という評を発見。原作は読んでいないのでわからないのですが、その通りなら原作を読めばすむことで、わざわざ映画にする必要がないのでは? これもあえて狙ったのかも知れませんが、それで面白いのならまだしも、まったくつまらないわけですから。ということで、0点を差し上げます。 【追記】鑑賞後に得た情報を元に点数をつけるのもどうかと思い、変更します。貫禄の原ひさ子さんに2点、あら出てたのネの仲間由紀恵に1点。ともさかりえにはあげない。[CS・衛星(邦画)] 3点(2010-10-06 21:21:08)《改行有》

999.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 《ネタバレ》 ○「歴史を変えてはいけない」とか言いながら、自分が殺されると知ったらとっとと逃げようとする。 ○「未来に戻ったらタイムマシンを解体する」とか言っておいて、今度は機関車型のものを作って未来に行く。 ○そのくせ「未来は自分で作るものだ」とか説教垂れる。 ……どこまで観客を舐めるつもりだ? ふざけるな! それにしても、2~3日で馬に乗れるんですかね。少なくとも、私には無理だな。[CS・衛星(字幕)] 0点(2016-04-08 19:37:17)《改行有》

1000.  オーケストラ! 《ネタバレ》 結局なにが描きたかったのか、よくわからないんですが……。とりあえず、旧ソビエトの政治批判のために音楽を利用しただけだというのはわかりました。この利用した“だけ”というのが問題でして。 すでに指摘されているように、集められたメンバーにやる気がなさ過ぎ。それを感じさせるのは、職場に楽器を持ってきていることと、30年経ってもそれなりに弾けてるってことぐらいですか。しかし、それ以外の行動がひどい。 というか、この映画でのロシア人の描かれ方がひどい。ニセのオーケストラをでっち上げ、偽造パスポートで出国し、パリに着いたら蟻のようにギャラに群がる。しかもそのあと勝手に出て行ってリハーサルも無視。などなど、ギャグのつもりかもしれませんが、ロシア人でない私も不快なだけでまったく笑えません。近頃アメリカで、某国最高指導者の暗殺計画を題材にした映画が話題になっていますが、このニュースを聞いて私が思ったのは「どうせなら自国の大統領の暗殺計画を題材にすればいいのに」ってこと。この映画にしても、フランス人をもっと浅はかでバカに描けば、少しは笑えたかもしれません。いずれにしろ、異国の人間を映画の中でこれだけ悪意を持って描けるというのは、人間性を疑います。 で、そのムチャクチャ元オーケストラ団員ご一同様が、「レアのために」のメールで集まって、ソリストがレアの娘だとわかったとたんに張り切って演奏し出す。要するにこの人たちは、30年前の恨みつらみを晴らしたいだけのことで、音楽自体を愛しているとはとても思えない。とうか、そのように描かれていない。当然でしょう、「ロシア人なんてロクな連中じゃない」というのがこの映画なんですから。こんな、都合のいい時だけ「音楽やってます」なんていうのが、通用するわけないでしょう。こんなのは奇跡とかファンタジーじゃなくて、嘘っぱちです。 これ以外、共産党を茶化すあたりなども、お寒い限り。見られたのはアンヌ=マリー役のメラニー・ロランくらいのもの。あとは、終始これほど不快で腹の立つ映画も珍しいでしょう。こんなもんにくれてやる点数などあるものか。[CS・衛星(字幕)] 0点(2014-12-30 10:54:50)《改行有》

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