みんなのシネマレビュー
青観さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1963
性別 男性

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899

1001.  お嬢さん乾杯 《ネタバレ》 華族の令嬢、池田恭子演じる原節子の燐とした美しさ、気品に満ち溢れた姿、そして、そんな原節子に「おなか、空いたわ!」なんて笑える台詞を言わせてしまう木下恵介監督、凄い!あの場面は本当に笑った。それとこの映画、不器用な男と女の大人の恋愛を描きつつも、本来なら暗くなりがちな所をユニークな場面と会話のやり取りで楽しい仕上がりになってます。原節子が佐野周二にお茶を進める場面での「どうぞ!どうぞ!」ていう時の可笑しさときたらたまりません。木下恵介監督と言えば悲劇のドラマばかりの監督だと思われがちですが、そんなことはなく、こういう上品で楽しい喜劇も撮れる素晴らしい監督だということがこの映画を観れば解ると思うし、とにかくどの俳優にしても上品で嫌味がないのが素晴らしいです。これもまた日本映画全盛期の頃の日本的な雰囲気を感じるそんな一本です。[ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-11 22:14:02)(良:1票)

1002.  お嬢さん社長 川島雄三監督作品に美空ひばりが出ているというのがとにかく凄い。びっくりである。川島雄三監督作品としては特別凄い作品でもないし、喜劇としてもかなり物足りないが、美空ひばりの歌の上手さ、歌手としての美空ひばりがどれだけ凄かったか、この映画を見れば解るぐらいとにかくこの若さでのあの歌声の見事さ、そんな美空ひばりがひょんなことから社長になってしまって、あれよこれよと色々あっての大騒動てな感じの内容で、川島雄三監督の持ち味の才気はほとんど感じられないが、それでも相変わらずこの時代の描写などの上手い部分も見えたりと、まあ、そんな感じで物足りないけど、見て損のない作品にはなっていると思います。[ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-11 22:12:06)

1003.  ロマンス娘 《ネタバレ》 何だかやたら腹の減る映画だなあ!寿司屋での美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみのワサビを沢山付けての食べ方、目玉くりくりの雪村いづみの表情を見て楽しんでる仲良し三人組の他の二人、寿司を握ってる藤原釜足、このシーン、更に仲良し三人がお好み焼き食べてたり、他にも美味そうな食べものばかり出てきて、見てたらやたら腹が減って参った。参った。社長シリーズの監督らしい軽い感じが見られて気軽に見れるものの、あと一押し足りない。後半に出てくる森繁久彌の使い方も勿体ないなあ!ところでこの三人娘の内、美空ひばりと江利チエミの二人はもう居ないんだね。昭和の時代を代表する映画俳優の一人である森繁久彌と雪村いづみのお二人様、昭和の時代を代表する映画俳優が次から次へとお亡くなりになっていくのをニュースで見たり、聞いたりしてる中、今も健在な二人には美空ひばり、江利チエミの分もいつまでも長生きして頂きたく思う。末永くお元気で![ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-11 16:56:19)

1004.  トップガン 学生時代にどうしても見たいていう友人の誘いに飯ぐらいおごるからさあ!て一言で釣られてしまい仕方なく見に行った映画でしてってお前は魚かよ?そんなことよりもこの映画はアメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人ってほら、こんなにも凄いんだよ!ねえ、見て見て、かっこ良いでしょっと言ってるだけにしか思えない。つまり、人が死のうがそんなことよりもただゲーム感覚で見る者に対して、空を飛ぶってことは凄いんだよ!強いヒーロー、戦闘機の迫力ある映像で世のパイロットに憧れている。ゲームが大好きな若者の世代を引き付け、女性にはトム・クルーズをはじめとするケリー・マクギリスとのラブシーンで劇場に来てもらおうというような狙いが見え見えの作品!あの例の大ヒットした音楽についても正しく映画よりも音楽で観客を引き付けようというものがありありと見える。駄目なハリウッド映画=大ヒット映画=必ずしも良い映画とは限らない。むしろ、大ヒット映画=駄作であるというイメージを私に叩き込ませたという意味でも許しがたい作品です。この映画を劇場で観て以来、私の中では全米ナンバーワンヒットは駄作のオンパレードというイメージしかありません。[映画館(字幕)] 0点(2009-07-11 11:40:34)(笑:1票) (良:5票)

1005.  世にも怪奇な物語 これは本当に怖い。人間の怖さ、内面的な怖さ、何を考えているのかさえ解らないその怪しい雰囲気、1話、1話それぞれが回を増すことにどんどん恐ろしくなる。第1話のジェーン・フォンダの異常なまでの美しさ、好きな男が目の前で別の女といちゃついてる時の嫉妬深い女の目付きには女にしか出せない色気と怖さの両方を見ることが出来て、いやはや、怖い。怖い。そして、とにかく美しい。第2話のアラン・ドロンの冷酷さもそれに耐える女、ブリジット・バルドーの演技、第3話のこの話、フェリーニて監督の凄さ、画面全体を支配するまるで何かに取り付かれたかのような不気味さ、とにかく全てが不気味であり、タイトル通りの怪奇な世界を上手く表現していると思いました。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-11 10:42:10)

1006.  学校の怪談4 《ネタバレ》 これは今の時期にピッタリの夏の風情、夏休みの体験、単なるホラーなんかじゃないきちんとした子供の気持ちというものを描いて見せていて感心させられた。兄が目の前から姿を消すことの妹にとっての哀しさ、恐怖、大人なら誰しも子供の頃に一度や二度は経験しているであろう、身近な存在が突然、居なくなる怖さ、そういうものをきちん描いているのと兄を思いやる優しい妹と妹思いの兄、人が人を思いやる姿を子供の視線で描いているところに単なるホラーではない、人間ドラマであり、また素敵なファンタジーとしても描いている平山秀幸監督の力量を感じさせられた。正に夏に見たい。夏にこそ見たい子供の為のそして大人も楽しめるファンタジーだ! [ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-09 19:58:14)(良:2票) 《改行有》

1007.  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇> 既に放浪紳士チャーリーさんが書かれてるように、少なくともリリー登場の作品の中でこれがベストだとは思いません。何かの本で寅さんファンによる好きな一本アンケートでこれが1位に選ばれたというのを見たことがあるけど、えっ?何かの間違いだろ!この作品も合わせた49本中、一番最初の作品やリリー登場の中で最高の「寅次郎相合傘)や個人的最高傑作「寅次郎夕焼け小焼け」よりも上というのだけは絶対にあり得ないこと。納得出来ません。誰が何と言おうとリリー登場の最高傑作は「寅次郎相合傘」以外はない。 例え太陽が西から昇ることがあっても、リリー登場の最高傑作は「寅次郎相合傘」であることだけは覆りません。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-07-08 22:04:27)(良:2票) 《改行有》

1008.  眠狂四郎 勝負 《ネタバレ》 三隅研次監督の美しい映像美、それに市川雷蔵の美しさ、かっこよさ、吐く台詞がいちいちかっこよく、時々見せる笑顔、加藤嘉の老人にお主の住まいは?と聞かれて、吉原と答える。なんて贅沢三昧な暮らしをしてやがるんだ!羨ましいぞ!女に毒を飲まされ、風呂では敵に命を狙われ、しかし、絶対に死なない。当たりまえだな!主役なんだから死ぬわけない。眠狂四郎というとニヒルで無口な狂四郎しか知らない私にはとても新鮮!見る順番が滅茶苦茶だからそう見えるだけかもしれない。いずれにせよ、作品全体の美しさとテンポの良さに女に対する狂四郎の態度の冷たさがある意味痛快で良かった。 [ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-08 20:26:37)《改行有》

1009.  踊る大紐育(ニューヨーク) 凄いテンションだなあ!まあ、ミュージカル映画だから、余計なことなど考えずに楽しもうじゃありませんかっていう姿勢が伺えられる。ジーン・ケリーにフランク・シナトラ、ジュールス・マンシンの凄いハイテンションに少々疲れはするものの、見ていて「ウエストサイド物語」みたいに余計なもの、人種差別やら、社会問題やらといったものが無いのでそういう意味では気持ち良く見ることが出来た。女優陣に関してもそれぞれが魅力的であり、中でも私はヴェラ・エレンがお気に入りです。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-06 21:32:27)

1010.  殿方ご免遊ばせ 《ネタバレ》 「殿方ご免遊ばせ」なんて男心を刺激する素晴らしいタイトルだ!素晴らしいと言えばブリジッド・バルドーの暴れぷり、お茶目な姿、そして、男なら誰もが絶対に眼がそこに行ってしまうこと間違いなしの衣裳、胸元を強調した衣裳についつい眼が行ってしまう。これは完全にブリジッド・バルドーを見る映画である。浮気癖のある夫への当て付けのようにして、殿下を口説くというその凄さには流石の殿下までもが狂ってしまいます。狂ってると言えばもう、あのまるで11PMのオープニングのような音楽に乗って前は白のエプロン、一歩後ろを向けばミニスカートという男にとっては最高の女のあるべき姿に殿方所か、世の奥方にご免遊ばせと言いたくなるぐらいとにかくブリジッド・バルドーが良い。とにかく可愛くて、可愛くてたまらん。それにしても監督って仕事は羨ましく思える。女優を自分の好きなように好きなかっこさせて、楽しんでるのが解るぐらいこの映画はまるでブリジッド・バルドーの着せ替え人形でも見ているようである。ベッドに裸でバスタオル一枚だけで横にして、夫であるミッシェル、こいつの名前がミッシェル・ルグランなんて、なんて洒落た名前だ!フランスを代表する有名な音楽家と同じではないか!にパジャマを探させるふりして、ブリジッド・バルドーの首筋にキスさせたり、その他、男なら絶対に好きな服装ばかり着させたり、水着姿まで見せたりと、チキショー!監督もあの夫役の俳優も殿下も出てくる男達がどいつもこいつも羨ましいたらない。あのブリジッド・バルドーに抱かれている犬が一番、羨ましかったりする。最後、殿下を見送る時のブリジッド・バルドーがこれまたたまらん。殿下と二人で同時にくしゃみまでしてみせたりと、何と心憎くて気の利いた演出、話としてはよくあるドタバタ喜劇でそれほど新鮮味はないが、眼の保養には最適な映画であるということでこの映画についての感想を終えたいと思う。[ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-05 21:19:41)(良:1票)

1011.  近頃なぜかチャールストン これは何て言うべきか?話としては少々、難しくて解らないところがあって、ところが、これがだからってつまらなくはないし、なかなか面白いから不思議である。岡本喜八監督作品に漂うテンポの良さ、はじける笑い、既にお二人が書かれているようにヤマタイコクの老人たちが何とも惚けていて面白い。[ビデオ(邦画)] 7点(2009-07-05 18:03:22)

1012.  乱れ雲 《ネタバレ》 成瀬巳喜男監督の遺作にして、これまた素晴らしい傑作になっていて凄い。普通、遺作ともなると大抵の場合、かなり質が落ちたりするものなのに、この監督さん、やはり凄い。もうそれしか言葉が浮かびません。よくこれだけ一人の女性の傷ついた心、感情的な心のゆれを描けるものだ!恐ろしいほどです。夫を交通事故で失った女(被害者)と加害者との恋愛という設定の中で、描かれる男と女の心のゆれ、どうしようもないやるせなさを映像によって映すこの何とも言い様のない表現方法の凄さに、そして、被害者であるにも関わらず加害者の男に対して、次第に愛情、恋愛的な心を持ちはじめるという女性にとって、何ともやるせない、哀しさみたいなものを眼と表情によって演技している司葉子の美しさに、ただただ泣けて仕方がない。最初は相手の男(加山雄三)にどこかに消えて欲しいとばかりに必要に迫ってたいたものの、どんどんと惹かれるようになり、遂には身体を許そうとする姿など、下手なセックスシーンよりもゾクゾクっとさせられる色気があるし、官能的です。それにしても成瀬巳喜男って監督さんは、男なのにどうしてこれだけ女性の心理というものを上手く描けるのか不思議です。その表現方法と映像的、センスにあの何ともやるせない音楽がこれまた抜群の成果を持たらしていて、終り方も物凄く余韻を残したまま終わらせる。とにかくこれまた成瀬巳喜男監督の代表的作品として、外せない。私はこれを観て、司葉子という女優が一気に好きになってしまった。まだ観てない彼女の出演作品、幾つもあるので他のも観たいと思います。 そんな司葉子の美貌にクラクラすること間違いなしの一押し作品です。これを観たらほとんどの男は司葉子に惚れるだろう!そして、あの「ばはは~い!けろよ~ん!」が忘れらなくなることでしょう!それでは皆さん一緒に「ばはは~い!けろよ~ん!」←一日の終わりの挨拶はこれで決まり!最後にやっぱり10点に変更する。えぇい!持っていきやがれ!文句なしの10点満点だ![DVD(邦画)] 10点(2009-07-05 12:00:00)(良:2票)

1013.  日本女侠伝 侠客芸者 藤純子主演の任侠もの、しかも監督は山下耕作監督である。そりゃあ、もう、期待するなってのが無理なわけでして、まあ、それなりに楽しめたし、藤純子は相変わらず美しくてかっこ良かったけど、緋牡丹シリーズと比べてしまうと、どうしても物足りない。藤純子を引き立てる脇を固める俳優陣に関しては悪くはないし、良かったと思うが、それでも何か足りない。もう一度、見れば印象変わるかもしれないけど、一度見れば良いかなあ![ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-02 22:25:51)

1014.  小原庄助さん 《ネタバレ》 小原庄助さんが野球している時、投げた打球が打ち返されて急所に直撃して、倒れる。何だかもう、コントでも見ているようで楽しい。しかし、あの痛さ、もがき苦しむ庄助さんの姿は男にしか解らん痛さであって、まずは女性には解らんだろう!それはさておき、清水宏というこの監督さん、なんてことのない日常の姿、小原庄助さんと子供達の姿を映すその何気ないショットの中にある温かさ、優しさとでも言うべきか、子供の姿を部屋の中から見送る小原庄助さん、ロバに跨って歩くシーンやラストの奥さんとの二人で去っていく場面のロングショットなど、良い場面が沢山あって、それだけで良い気持ちにさせられる。実際にある風景を見事に生かす相変わらずの上手さ、昨今のやたらめまぐるしくてうるさいだけのCG満載の大作などではとても味わうことの出来ない良さ、素晴らしさというものがこの映画でも見られる。どうすれば人の心を癒すことが出来るかよく解っているこの清水宏という監督さん、もう、癖になりそうでやめられなくなりそうです。[DVD(邦画)] 9点(2009-07-02 21:12:49)

1015.  切られ与三郎 《ネタバレ》 美しい!まず何よりも最初に出てくる言葉は美しい!これに尽きる。宮川一夫撮影のカメラの相変わらず美しさに、そして主演市川雷蔵と市川雷蔵を惑わす、誘惑する女、中村玉緒の美しくて可愛い女ぷりに眼を奪われる。全身傷だらけになりながらの市川雷蔵、あの三味線の見事な腕前と歌声、全編歌舞伎の世界を感じさせるいかにも日本的な味わい深さ、画面からほとばしるエネルギーと美しさ、この美しさよ!この美しさは日本映画にしか表現出来ないであろう!これまた狂四郎とは一味も二味も違う市川雷蔵の美しくてかっこいい代表作間違いなし! [ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-01 22:21:33)《改行有》

1016.  旅の重さ 《ネタバレ》 これは一人の少女の眼から見た母への思いを手紙を通して伝えると共に自分が求めている男、理想とする父親探しの旅の物語だ!高橋洋子の映画デビュー作品とのこと、何という初々しさ、少なくともこの映画一本で高橋洋子という女優を私は忘れない。そのぐらい強烈な印象を残します。旅の途中で出会う色々な人達との交流、葛藤、三國連太郎演じる一座の親方、あの旅の一座を見ている時の高橋洋子の笑顔の素晴らしさ、また、旅先で出会った一人の女に誘惑され、身体を許してしまう姿がとても痛くて、苦しい上に切ない。四国の美しい風景、海、砂浜に裸で寝そべる高橋洋子も、倍以上歳の離れた男、高橋悦史とのやりとり、高橋悦史が食べているパンを後ろから美味しそうだとばかりにジュースを飲みながら見ている表情も、更に二人で逆立ちをする場面も強烈な印象を残します。高橋洋子が求めていた愛とは何か?父親の愛に飢えた少女の男への愛情表現も何とも不器用ではあるが、その不器用さが何とも言えない余韻、刹那さを残します。あっ!そうそう、これが同じく映画デビュー作となる秋吉久美子の可愛さも忘れられないぐらいの印象を残します。そして、映画や出演者と同じように吉田拓郎の名曲中の名曲「今日までそして明日から」も一度聞いたら絶対に忘れることは出来ないほどの印象を残します。映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツオトナ帝国の逆襲」の原恵一監督はもしかして?この映画の大ファンなのかな?「今日までそして明日から」のこのタイトルに相応しいこの作品は少女が大人への階段を一つ一つ登る。見つめながら自分探しと理想の男、理想の父親像を描いた青春映画の秀作の名に相応しい映画だと感じることが出来る。そして、この映画の成功はやはり高橋洋子、高橋洋子の存在なくして語れない。高橋洋子あってこその映画でもあるというのが私のこの映画の感想でございます。[ビデオ(邦画)] 8点(2009-06-30 23:18:19)(良:1票)

1017.  妻として女として 《ネタバレ》 凄いねえ!女の恐ろしさと男の駄目さ加減がここまで徹底して描かれているのがまずは何よりも凄い。そして、その凄さを表現して見せているのは二人の女優、高峰秀子と淡島千景、更にそんな二人の間でただただウロウロしているだけの駄目亭主ぶりの森雅之、妾である高峰秀子と正妻淡島千景の女同士の凄まじいバトルの間で何一つとして出来ずにいる森雅之の駄目ぷりが素晴らしい。こういう駄目男、そして、常に何かに対してイライラしている男のだらしなさを演技させるとより凄さを発揮するその名演技ぶり、成瀬監督らしい女の強さと弱さ、男のだらしなさを描く中で高峰秀子と飯田蝶子のやりとりの可笑しさが単なるドロドロした作品でない面白さを見せてくれている。この映画、高峰秀子の友達が皆、誰かしら男がいて愛人であるというのも面白い。また、水野久美の女スパイもこれまた似合いすぎだし、キャスティングの妙とでも言っていい面白さというものがある。星由里子の可愛さも印象に残るし、そんな星由里子が二人の女、高峰秀子と淡島千景に向って吐く捨て台詞における強烈なまでのパンチ、家を出た二人、弟と最後、映画でも観に行こうかと去っていく終わり方も成瀬監督ぽい。あの二人が観に行った?本当は観に行かなかったのかもしれない?が何の映画を観に行ったのか気になる。観る者に対し想像させる力をここで教えてくれているような感じがするのもこの映画の良いところではないだろうか!それにしても浮気は金がかかるけど本気は金がかからないなんて台詞が出てくるのを聞いたりすると、そういうものかな?と考えたくもなるし、これを観たら恐ろしくて私など浮気なんて絶対に出来なくなる。そういう色んなことも真剣に考えさせる力の持った作品だと思いました。現在、きちんとした奥さんがいるにも関わらず別の女と浮気中のあなた!若しくはこれから浮気しようなどと本気で思っているあなた!そういう方にこそ見せて女の恐ろしさを教えてやりたいと監督がまるで言っているようでもあり、いやはや、本当に怖い。怖い。[CS・衛星(邦画)] 8点(2009-06-30 22:02:01)

1018.  くちづけ(1955) 《ネタバレ》 これまた面白い、面白いというよりは良い映画、それも日本ならではの他国にはないであろう良さが感じられるオムニバス映画を見ることが出来た。第一話の「くちづけ」なるほどね。確かにこれは石坂洋二郎原作らしい雰囲気作り、既にユーカラさんが書かれているように同じ石坂洋二郎原作の「石中先生行状記」を思わせる青山京子と太刀川洋一のやりとり、そして、続く第ニ話「霧の中の少女」ではこれがこの三つの話の中でも一番好きです。何と言っても司葉子、司葉子、とにかく司葉子が可愛い。もう、本当に食べたくなっちゃうぐらい可愛い。あれ?他の作品でも同じこと言ってるような?だって、本当に司葉子のあの可愛さ、この司葉子を見ても何も感じない奴は男じゃないと言いたくなるぐらいの可愛さです。中原ひとみとのやりとりの微笑ましさ、微笑ましいと言えば飯田蝶子の婆ちゃんが最高です。みんなの前で歌声まで披露し、それをみんなで仲良く楽しそうに聞いてる姿も良い。温泉での会話も楽しい。ところでなんでまた小泉博なんだよ?ここだけが不満である。司葉子とフランキー堺だったら文句ないのだが、そんな中、ここでは何と他の作品では見ることの出来ないであろう司葉子の入浴シーンまであって、たまらんですわ。第三話のこれもまた如何にも成瀬映画って感じで良い。高峰秀子と上原謙で成瀬監督だからつまらないわけない。小林桂樹と中村メイコの会話も面白い。最後の方に出てくる八千草薫も可愛いなあ!とにかく一つ一つのお話が作品全体、温かさを感じるのと、可愛く感じる作りになっていて見ていて楽しい。それにしても司葉子のあの白いシャツからすら~っと伸びる細い腕と、スカートから時々、ちらっと覗かれる細い足、いや~もう、参った。[CS・衛星(邦画)] 8点(2009-06-30 21:57:51)(良:1票)

1019.  グラマ島の誘惑 《ネタバレ》 グラマ島と言うけど、グラマーな女性など出てきません。森繁久彌とフランキー堺のやりとりが変な笑いをかもし出している。無人島にだとりついた皇族、軍人、その他いかにも変人ぽい人達が沢山出てきて、あれやこれやと大騒ぎ!ただ、この作品、後半の展開、最後も何が何だかいまひとつ掴み所がないのが難点である。川島雄三監督らしいと言えばらしい、おかしな人物だけらけの何ともおかしな作品![CS・衛星(邦画)] 6点(2009-06-30 21:51:47)

1020.  夜の流れ 大好きな川島雄三監督と成瀬巳喜男監督による共同作品で司葉子も出ている。前に一度、見たたけですが、両監督の持ち味という意味ではまずまずの出来である。相変わらず女を美しく撮ることに関して上手い二人の監督、司葉子のまぶしいほどの水着姿、それを堪能する。それほど特別面白味のある話ではないが、古き日本文化の香りと女優陣の華やかさ、美しさに眼を奪われることだけは間違いなく、もう一度、見れば7点になるかもしれない。そんな気がしてまいりました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-06-30 21:41:23)

0100.51%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
638619.66%
750325.62%
865733.47%
930115.33%
101065.40%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS