みんなのシネマレビュー |
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1001. モスラ(1961) モスラ初登場の本作。モスラの動きが、とても雄大。 子供向けということで、相変わらず脚本に穴は多いが、映像もきれいだし、 怪獣は一体しか出てこないので、ストーリー展開は思ったよりバタバタしていない。 この時代では怪獣映画もドル箱だったのだろうか、昭和36年というとても古い作品だが、 力も入っているし、特に特撮に関しては非常に丁寧に作られているなと感心した。 日本の特撮技術は世界一だ、という話を子供の時に聞いた記憶はあるが、 あながち手前味噌だとも思えない。円谷英二がそれだけ偉大だったということなのだろう。 いつハリウッドに抜かれてしまったのか、ちょっと残念である。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-17 08:39:17)(良:1票) 《改行有》 1002. ティファニーで朝食を オードリーも映像もきれいなラブストーリーで、タイトルも洒落てるけど、 根本的に内容が薄っぺらだし、ストーリーも面白くないよね。 二人の出会いからして唐突でちょっと判りづらく、序盤からドタバタ色が強い。 中盤、ようやく落ち着いてキャラ描写に移ったかと思えば、このヒロインに全く魅力を感じない。 後半はあーだこーだと中だるみ状態が続き、何のヒネリもないまま映画は終了してしまった。 音楽や映像面での演出は多少の見栄えはあるけれど、古いステレオタイプの日本人が出てきたり、 全般的にはとてもセンスのある映画という印象は持てなかった。張り子の虎みたいな作品。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-17 08:12:26)《改行有》 1003. 去年の夏 突然に 冒頭の設定が期待感を抱かせる作品で、サスペンス・スリラーのタッチで物語は展開。 真相が暴かれるラストまで中々見せてくれるのだが、謎解きの場面では評価が分かれるかも。 精神世界と言うか、幻想的と言うか、ある意味深いと言えば深いし、 その反面「ん?」という印象も。K.ヘップバーンは怪しげな未亡人役を見事に演じ、 E.テイラーの相変わらずの美しさには惚れ惚れ。キャスティングは見応えたっぷりだったが、 何とも不可思議なサスペンス映画だった。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-17 07:50:36)《改行有》 1004. 熱いトタン屋根の猫 主人公の苦悩を描いたシビアなホームドラマ。 舞台劇を見ているような構成で、雰囲気としては「欲望という名の電車」のような印象。 ポールの演技はいいし、エリザベスもがんばってはいるんだけど、 主人公のキャラは終始子供がすねているような感じで、あまり感情移入はできなかった。 何か変な家族だな、と。一応家族の絆をテーマにしているようだけど・・・。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-17 07:44:30)《改行有》 1005. 流れる 田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、岡田茉莉子、杉村春子と、 錚々たるメンバーが勢ぞろいで、彼女たちを見ているだけでお腹一杯。 栗島すみ子もいい味を出している。 核となるストーリーはなく、移り変わる時代の流れに困惑しながらも、 花街の世界に生きる女たちの生き様を情感たっぷりに描いており、キャラ描写が秀逸。 当時の風景、街並の雰囲気もいいけど、これはやっぱりカラーで観たかったな。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-17 07:04:43)《改行有》 1006. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 いわゆるジェットコースター・ムービーというやつだが、 そういった類いの映画は、これが走りだったのではないかと思う。 お宝自体に秘密や謎はなく、テンポのいいアクションで見せる冒険活劇なのだが、 徹底してスピード感やスリル感を楽しむ作りになっており、映画館向きの作品だと言える。 ストーリーは小難しくないし、相棒の中国人少年のキャラも中々いいので、 子供さんと一緒に鑑賞するにはお薦め。[映画館(字幕)] 5点(2011-08-17 06:42:16)《改行有》 1007. ブレードランナー 公開当時はあまり話題に昇らなかった覚えがあるのだが、 リドリー・スコット監督らしい、黒っぽい重厚な映像がいい。 近未来SFという設定が、うまくストーリーに溶け込んでいたんじゃないかと思う。 アクションシーンも結構あるけど、派手さはなく、あくまでストーリーで見せる映画。 主人公とレプリカントの心情を、しっかり描いているところがいいよね。 配役では、レプリカントのリーダー役のルトガー・ハウアーと、 謎の美女ショーン・ヤングの二人が印象が残っている。SF映画が好きな人には特にお薦め。[ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-17 06:36:14)《改行有》 1008. 東京暮色 父親の心に芽生えた家族に対する影を描く、かなり暗めの映画。 小津作品とはとても思えない、かなり深刻な設定で、得意のペーソスらしきものはほぼ見られず、 しかもあっけらかんと終わってしまうので、父親のどういう心情を描きたかったのか、 よくわからなかった。どうも小津監督は、辛辣な状況設定というパターンが苦手なようだ。 キャスティングに関しては何の問題もなく、安心して鑑賞できた。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-17 06:23:10)《改行有》 1009. 夫婦善哉 これは面白かったね。森繁のダメ男ぶりが妙に板についていて、 文句を言いながらも、かいがいしく世話を焼く淡島千景が良かった。 ややコミカルタッチで会話にテンポがあり、二人のかけあいが夫婦漫才を見ているようで絶妙。 夫婦間の機微や情感もそこはかとなく描かれているので、後味の良さも感じさせてくれる。 お薦めのクラシック邦画。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-16 21:36:25)《改行有》 1010. 風の中の牝雞 小津監督の異色作品。夫婦の貞操義務を題材にした状況設定が抜群に面白い。 ただし二人の心理描写は、完璧に描かれているとは言えず、 田中絹代と佐野周二の演技力でかなりカバーしてるな、といった印象。 やはりこういったお話は、溝口や成瀬監督の方がうまい。 ヒロイン田中絹代の、ジャッキーチェンばりのスタントシーンには驚いた。 相変わらず演技力は申し分ないし、彼女を観れただけでも大満足の映画だった。[ビデオ(邦画)] 7点(2011-08-16 21:04:39)《改行有》 1011. 三十九夜 ヒッチコックの初期作品。スパイを題材にした、主人公巻き込まれ型のストーリー。 このパターンは、もうこの頃から得意分野だったのか、シナリオ、演出ともに、 それほど古さは感じさせない。多少のテンポの悪さはあるけど、オチがとても切れていて、 サスペンス、推理要素ともに、十分楽しめた娯楽映画だった。う~ん、うまい。お薦め。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-16 16:35:22)《改行有》 1012. 犬の生活 チャップリンの姿を観ているだけでも十分面白いのに、 安定感たっぷりの笑いが随所に散りばめられ、ラストはほっこりとさせてくれる。 短編でありながらも、チャップリン映画の魅力が凝縮された佳作。 犬はかわいかったなぁ。ちょっとかわいそうなシーンもあったけど。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-16 16:14:09)《改行有》 1013. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版 "ゾンビ"という言葉を世界中に知らしめただけでも、すごいよね。 状況設定が判り易くて、登場キャラたちの行動も自然でよかった。 実際にあそこにいたら、同じようになるかも。あまり怖くないところもいい。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-16 12:53:19)《改行有》 1014. トリコロール/白の愛 シリーズ三部作の二作目。性的不能の冴えないおっちゃんが主人公。 おっちゃんの惨めさがよく表現されているけど、 白の愛とは何事にも染まらない色ということなのかな? 映像はやはり白を基調としていて、青や赤と比べると、映像的にはやっぱり地味。 皮肉めいた、ちょっと思わせぶりなラストが後を引いて、なかなか面白い作品だった。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-16 12:39:15)《改行有》 1015. F/X 引き裂かれたトリック 内容は普通のサスペンスアクションなのだが、 主人公の設定が劇中のキーポイントになっており、作品にも面白さを与えている。 後半の見せ場は、地味な007みたいになっちゃったけどね。 本作がリメイクされるとしたら、派手なアクションシーン満載ということになるんだろうけど、 そうなると、逆にシナリオの甘さが目立っちゃうのかな? B級にはB級なりの面白味があるということで、普通に楽しめる娯楽作品だと思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-16 12:12:06)《改行有》 1016. ジャッカルの日 大統領暗殺を題材にしたサスペンス。派手なアクションシーンはないけれど、 殺し屋と警察の息詰まる攻防が魅力の作品。犯罪ものとしては割と淡々とした流れの中で、 この殺し屋のプロとしてのディテールが丁寧に描かれていて、手に汗握る緊張感を与えてくれた。 警視役の俳優さんも良かったけど、やはり殺し屋のキャラが印象に残っている。 ラストはもう少し余韻が欲しかったところだけど、それを差し引いても面白い内容の作品だった。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-16 12:06:17)《改行有》 1017. アンドリューNDR114 近未来のお話ということで、アイデアや最初の出だしはいいと思ったんだけど、 途中から朗らかなロビンの姿を、ただ見ているだけの流れになっちゃって、 ラストを含めたシナリオの出来としてはもう一つ。ハートフルな雰囲気はいいのだが、 ロビンのキャラに頼り切っているといった印象の作品だった。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-16 11:45:45)《改行有》 1018. ミッドナイトクロス トラボルタ主演のサスペンススリラー。 彼のキャラ設定がストーリーの流れの中心、かつキーポイントにもなっていて、 ラストは、「うまいなぁ」と思わず感心してしまったんだけど、 これは納得できる人のほうが少ないかも。その理由は観てもらえればわかります。 映像はやや暗め、雰囲気は昔のテレビ映画のような感じで、 総体的には割と楽しめたスリラー映画だった。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-16 11:33:31)(良:1票) 《改行有》 1019. 続・激突!/カージャック 確かに「激突!」と同じく、テレビ映画に近い演出、 車が出てきて監督も同じだけど、何の関連性もないし、内容も全然違う。 どちらかと言えば、ドラマに重きを置いた作りで、お話も割としっかりしているほう。 地味な映画だが、まあそこそこ楽しめるのではないかと思う。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-16 11:06:17)《改行有》 1020. マイレージ、マイライフ "不惑の四十"なんて言葉があるけど、本作の主人公は惑いっぱなし。 個人の生活スタイルも様々に変化してきて、実際にもこういうことはあるのかもしれないね。 ストーリー展開やキャラ描写には物足りないところもあるけど、 中年男の第二の青春ドラマとして、そこそこ楽しめた。 それにしてもこの男優さんはカッコいいね。カッコいいから、何をやっても絵になるんだけどね。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-16 10:48:15)《改行有》
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