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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 210
性別 男性
ホームページ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=8512182
年齢 49歳
自己紹介 映画は娯楽である。笑ったり泣いたり学んだり、空想という鑑賞時間を過ごす「芸術作品」である。実際に映画づくりを体験していない人間に、映画批評が出来るとは思えない。プロの批評家でもなく映画を作った経験も無いのだから、作品のシナリオや背景など、基本設定に理屈っぽくケチをつけるようなナンセンスな行為はなるべく止めにしたい。映画好きのハシクレとして、作家が作った作品を、素直に楽しみ、感動できる姿勢を何よりも大事にしたいと思う。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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101.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い 映画の造り自体はそれほど凝ったものでもないしB級っぽいと言われればそうかもしれない。しかし小さい頃にわくわくしながら何回も読んだ、ソロモンの洞窟やトム・ソーヤーの冒険、海底二万里などの主人公が一堂に会すると言うのはやっぱり何か感慨深いものがあって観ていて懐かしかった。・・・・ミシシッピーの片田舎、セントピーターズバーグの少年が、どんな経緯で国家諜報員に??その親友のハックルベリー・フィンはどうした?主人公アラン・クォーターメンと一緒に大金持ちになったソロモンの洞窟のヘンリー達探検仲間や、王様になったイグノシはどうしたろう?原作にからんで伏線ばかりが頭に浮かび、楽しい空想に浸れる作品だった。これだけのキャラをそろえたのなら、もっともっと凝った造りにしても良かったのに、と思う。6点(2003-11-13 00:30:32)

102.  スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ 観ているうちに感じた、この「お遊びにムリヤリ付き合わされている感じ」、どこかで感じたことのある感覚だと思っていたら、あの「キル・ビル」を観ていた時を思い出した。さすがタランティーノが出演を承諾しているだけのことはある。……「キル・ビル」ほどの血は見られなかったけど、同じように随所に見られる映像に品が無さ過ぎる。「用心棒」のように配慮の行き届いたリアルな汚れではなく、また300やシン・シティのように残虐さや汚さをも映像として見せようとする意図も無い。思いっきり突飛に遊んだつもりで作った結果、真面目なんだかフザケてんだか分からないような中途半端な仕上がりになっているように感じた。キル・ビル同様、それを突飛さを受け入れることの出来る人、出来ない人によって、好き嫌いの随分別れる作品だと思う。……荒野のさすらいガンマンにしては、主演の伊藤英明はキレイすぎたか。桃井かおりの年齢を感じさせないアッと驚くガンアクションは本当にカッコ良かった。[映画館(邦画)] 5点(2007-09-30 22:55:42)

103.  べクシル 2077 日本鎖国 いつか観た「ファイナルファンタジー」や「アップルシード」と比較すると、CGの不自然さは飛躍的に改善している。まだ映像に「重量感」は不足しているが、観る側が引いてしまうようなオメメパッチリの秋葉系キャラの立体版も見られなかったし、動きや表情も良く作られていた。まだまだ2次元のアニメには遠く及ぶおよばないが、これから先のアニメーション界には期待が持てる作品だろう。……「日本鎖国」というタイトルに、欧米を相手に躍進する超近代軍事国家日本を期待したが、フタを空けてみればその鎖国の実態はあまりに拍子ヌケで少々がっかりした。[映画館(邦画)] 5点(2007-09-30 22:44:23)

104.  トランスフォーマー 巨大ロボットの、なにがどうだか分からない変形を楽しみに行ったので、その面では大満足、ストーリーは陳腐で当たり前!変身前の車よりも、どう考えたって全体の質量は増えてるし、本当にあの変形を作ったCG制作スタッフには感服する。……筋書きはシンプルこの上なく、週一であっている日本の子供向けヒーローものの方がよほど凝っているんじゃないかと思ってしまうけど、吹き替え版でこれを観た子供たちはさぞ大喜びに違いない。タマにはアタマをカラッポにして楽しめるこんな映画もいいかな。[映画館(字幕)] 5点(2007-09-30 22:31:36)

105.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 シリーズ3作目ともなると知尻すぼみになっていくのは毎度の事なので、さほど期待せずに観に行ったが十分に楽しめた。決して皮肉ではなく、脱獄囚がいきなり陽子分解して砂人間になったり、予告編で見て何かと思っていた黒い物体が実は宇宙からの未知生物だったり、もはやパロディ映画かとも思われる何でもありの展開はまさにアメコミ映画の真骨頂、見る側の期待に十二分に応えている。‥‥‥オズボーンの操る、あのミサイル機能付きスカイスケボー、欲しい!自分の主人が顔面半分火傷になるまで親友との争いを放っといて、「私も実は一部始終を見ていましたが」なんて、今頃そんな打ち明け話はないだろう、執事の爺さん!記憶喪失だったことは忘れて、一気に仲を取り戻すあの二人の脳天気。すらすらと進む筋書きは安心して観ることができて良い。‥‥‥でも、どうせ次回作が作られるのなら、スパイダーマン&ゴブリン&砂男が3人揃って活躍するシーンが観たかったな。オズボーン生き返らせてくれないかな。全身サイボーグとかで。[映画館(字幕)] 5点(2007-06-17 23:11:07)

106.  敬愛なるベートーヴェン 《ネタバレ》 クライマックスで流れる第九にはジーンときた。孤高の天才の気難しさをエド・ハリスがよく演じていると思う。映画の随所に流れているクラシックの旋律は美しいが、全編に音楽がちりばめられている訳ではないのが残念。全体に盛り上がりの抑揚がなく、「真珠の耳飾りの少女」のようなベッドシーン抜きのエロスが有る訳でもなく、孤高の天才の狂気が溢れているわけではない。昔「アマデウス」を観たときほどの衝撃を期待しすぎたのかもしれない。孤高の天才の激しい狂気、寂しさ、そこから生み出される芸術を感じるには、いささか期待はずれだった。[映画館(字幕)] 5点(2007-01-09 00:43:09)

107.  レディ・イン・ザ・ウォーター 《ネタバレ》 オープニングの何の脈絡も無いストーリーテラーによるネタバレで、まず期待を殺がれた。(これを物語の上で次第に明らかにしていく工程が面白いんじゃないかと思っていたのに…)水の精がある日突然現れるなんてファンタジーな設定を余りにアッサリ信じ込んでしまう主人公とマンションの住人たちはイイとして、多数の登場人物たちとその役割と、ほぼ言葉だけで展開する謎解きについていくのに苦労した。……思わせぶりなギリギリのやりとりがシャマラン作品の魅力ではあるのだけれど、個人的にはちょっと期待ハズレ。「サイン」の時のような最後の総崩れが無い部分だけ良かったかな。[映画館(字幕)] 5点(2007-01-01 15:44:17)

108.  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 ファンタジーの同じ二大巨塔・「ロード・オブ・ザ・リング」と比較されてしまう宿命を負った映画。観る側は誰しも厳しい目で観てしまうだろう。観ていて物語の展開が余りに早い!そのテンポのお陰で飽きないし、シナリオにケチつけるのはイヤなので別に都合良すぎるとも思わないが、特に別世界に行ってからの兄弟の順応性の早さには脱帽した。集結した子供たちが苦悩し成長し、やがて王として軍を率いるまでに強くなって過程が予想以上にアッサリしていたと思う。‥‥‥主人公達が重いものを背負っているという設定は同じでも、「ロード」シリーズに比べて苦悩や成長の過程部分の「毒」が少ない。そこが少ないから、転じてエンディングでも「苦難の壁を乗り越えた感動」が少ない。その部分を楽しむ大人にはたぶん物足りない、子供向けのファンタジー映画だったと思う。「ロード」シリーズの前に観ていたら、もしかしたらもっと楽しめたかもしれない。しかし「ロード」シリーズと違い禍々しさがなく、その意味では絵本のように実に「奇麗な」ファンタジーで安心して観れて楽しめた映画。特に自然豊かな美しい風景は、文字どおり「絵本のように」見事だった。[映画館(字幕)] 5点(2006-02-27 00:23:07)

109.  ブラザーズ・グリム 《ネタバレ》 「リーグ・オブ・レジェンド」や「シュレック2」みたいに、童話の登場人物がシュールに一堂に会して、という欲張りすぎなB級っぽさを楽しみにしていったが、正直ちょっとガッカリだ。グリム兄弟が実はインチキ詐欺師だったという設定は面白いが、第一女王様のお城がショボイし、物語のクライマックスもイマイチ盛り上がりに欠ける。敵役の女王様もアッと言う間にやられちゃったし、可も無く不可も無く、中途半端な危なげないストーリー。お城は眠りの森の美女みたく難攻不落の牙城にするとか、敵役に悪い魔法使いが出てくるとか、グリム兄弟の馬車が機関銃付きのハイテクカボチャの馬車とか、もっとミーハーな演出が欲しかった。モニカ・ベルッチは相変わらずキレイだったけど。[映画館(字幕)] 5点(2005-11-10 00:01:36)

110.  ダニー・ザ・ドッグ リュック・ベッソン脚本なのだから案の定、やっぱりこんな作品か、という感じ。彼の脚本の映画は、作る度にB級になっていく気がする。モーガン・フリーマンの演技は流石だが、正直、彼が出るような映画ではないような気がして違和感を感じた。最近流行りの重力無視不自然ワイヤー特撮がほとんど見当たらず、ジェット・リーのアクションが活きていたのは良かった。演技派に転向を考えているのかとも思える彼のオドオドした演技は、今までになく新鮮に映った。捕われた犬という役柄で、意識してやっていることなのだろうが、アクションは洗練された功夫というよりはドロくさい喧嘩、彼の場合はやっぱり完全無欠のヒーローの方が似合っている。ただ、全体としては決して悪い作品ではなく、(彼の主演するアクション映画にしては)凝った演出や演技が見受けられたのはひとつの進化ではないか。この作品で演技派としての境地にも挑戦した彼の、次のアクション大作に期待したい。[映画館(字幕)] 5点(2005-06-29 12:36:59)(良:1票)

111.  海を飛ぶ夢 個人的には尊厳死には「賛成派」だが、この映画を見るといろいろと考えさせられる。自ら死を望むにも、二通りあると思う。苦痛から逃げる為の「単なる自殺」か、もしくは「ミリオンダラー・ベイビー」のように、自らの人生を価値あるものに終わらせる為の「人生の選択」か。この映画の主人公は28年間、寝たきりの人生に価値を見出せず、また周囲の人々を含んだこれからの生活にも希望を持てず、人の助けを借りて死を選んだ。これは間違いなく後者ではなく、前者の「自殺」である。「尊厳死」と一言で片付けられるが、これも死を望む本人の考え方ひとつでこれらが変わってくる。私も支持するなら、「逃げの自殺」ではなく「人生の選択」としての尊厳死を支持したい。そしてもし身近にそんな人がいたら、間違ってもロサのような。薄っぺらで迷惑な偽善者にはなりたくない。賛成にしろ反対にしろ、彼の家族のように親身に死と向きあいたい。映画としてはとても味わい深く、特に回想シーンや、空想シーン(特に窓から海へ飛ぶ場面)は良く出来ていると思う。‥‥‥この映画を観ていて、星野富弘氏を思い出した。ばりばりのスポーツマンから突然、主人公と同じ頭から上しか動けない身体になった時、彼は自分の醜さと徹底的に向き合い、逃げる事なく周りの人の為に生きる事を選んだ。だから彼が口で描く絵や詩からは、偽善的な臭いのカケラもない、澄んだ力強いメッセージが伝わって来る。それでも、誰もが彼のような希望を持てる訳ではない。やはり、「ショーシャンクの空に」にも謳われていたように、希望を持つにはそれなりの強さが必要なのだ。[映画館(字幕)] 5点(2005-05-30 13:20:38)

112.  ロング・エンゲージメント 様々な伏線が張り巡らされており、ユーモラスで、なんともロマンチック。金色の草原の何と美しいこと、戦場のなんと凄惨で惨たらしいこと、更に音楽も映像も美しく、役者の演技も活きている。‥‥‥素晴らしい映画に成り得る要素をそろえているのに、しかし残念、頭の回転の鈍い私は、途中でいくつかのストーリーを見失ってしまった。この物語のすべてを、スクリーンの前で理解できる人がどれくらいいるのだろうか?フランス語がよほど堪能な人ならばともかく、戦場の同じ様な軍服姿に加え発音の難解なフランス語の名前の数々。過去と現在が交錯するため、話の前後もややもすると分からなくなりがちだ。まだ観ていない人は、冒頭から一人一人の登場人物を暗記する心構えで観られることをお勧めしたい。登場人物さえしっかりと理解できれば、ひょっとしたらかなり当たりの作品に成り得たかもしれない。いつかもう一度観て、全ての伏線を完全に理解して、感動したいと思わせる作品だった。5点(2005-03-13 03:49:51)

113.  オペラ座の怪人(2004) この映画はミュージカル映画ではない。「オペラ映画」と呼ぶべきだ。サウンド・オブ・ミュージックに代表されるミュージカルの名作の数々は、台詞が筋書き(ストーリー)を辿り、次第に高まった登場人物の心象が、イメージの世界で歌として表現されて観る側の感動を呼ぶ。登場する人々の「心象」を歌で表現できるのがミュージカルの利点だが、この映画は心象だけでなく台詞まで歌にしてしまっているため、イメージの世界(心象)と現実の世界(台詞)のメリハリが全く効いていない。そのためだろうか、悲劇の天才であるファントムにも、哀しい才能の持ち主であるヒロインにも、今一歩感情移入できず感動も出来なかった。「映画の方がミュージカルよりもより世界観を表現できる」とこのテーマ音楽の作曲者が語っていたが、ミュージカルには台詞にすべき筋書き部分と、歌にすべき心象部分がある。この映画をミュージカル映画とするならば、折角の映像化という利点を活かしきれていない。ミュージカルを映像化することの利点は、歌によって表現される「イメージの世界観」を映像で効果的に表現できることである。映像という表現技法の特性上、この点は確かに舞台よりも優れているだろう。同じく舞台を映画化した「シカゴ」などは、この利点を極めて効果的に使っている。折角一流の俳優陣を揃えながら、オペラのように普通の台詞や筋書きまでも歌で表現してしまったこの映画は俳優の持ち味や演技力も半減させてしまっている。決してこの映画を否定している意味ではないが、映像化された「オペラ座の怪人」は従来のミュージカル映画とは違ったジャンルで評価されるべきであるように思う。(物語の舞台が「オペラ座」だから当たり前かもしれないが‥‥‥)あまりにも有名なテーマは迫力があり、ロック調にアレンジされるなど全編に渡る音楽は素晴らしい。特にヒロインの、まるでアマデウスの「夜の女王」のような歌声。あの高音の美しさは、久しぶりに鳥肌ものだった。5点(2005-01-30 13:54:04)

114.  トリプルX 《ネタバレ》 タバコは身体に悪いから吸わない、酒もホドホド、頭も良く反権力思想をもった、やたら健康的な不良(笑)‥‥‥主人公が(例えば「血と骨」の主人公金俊平のような)完全な非常識人ならともかく、殺人を嫌うような、正義のスジのビシッと一本通った「番長」なのが、この映画の万人受けする理由だろう。「悪」ではなく「ワル」なのだ。望遠鏡の透視モードで多くの人々が死ぬのを見た時、「なんてことを!」と呻くような憎めない男が主人公。「ワル」の主人公が本物の「悪」相手に大暴れ、ストーリーはそれほど珍しいともおもわないが、そんなヒーローらしからぬヒーローだからこそ、この映画の痛快さは増す。安心して見れる娯楽作である。5点(2004-12-03 13:08:51)

115.  デイ・アフター・トゥモロー 今まで観たパニック映画の中では一番規模が大きく、そして災害映画の中では一番リアルだった。フィクションであるとは言え実際に起こりうる可能性はゼロではなく、今この時も着々と進んでいる温暖化の事を考えるとゾッとする。筋書きは確かに都合の良いところは多いが、CGもそれほど気にならなかった。しかし人間は、きっと実際にこのように自分の身に降り掛かってこないと、何事も判らない生物なのだろうか。いくら言葉で環境問題を説いても所詮は他人事。ある環境研究家の話によると、地球環境の悪化というのは段階的にジワジワとくるものではなく、ある一点の悪化限度を超えると雪崩のようにドッと破綻し押し寄せてくるものだという。いつか人類にも、そんな破綻の恐怖を味わう日が来るのだろうか‥‥‥。5点(2004-11-09 00:20:31)

116.  28日後... スプラッターでもなく、グロテスクな死体でもなく、ウイルスによって狂暴化した人と正常な人間とのせめぎ合いで、恐さが大変良く演出されている。下記のレビューにある「心理映画」という批評は、まさにそのとおり。奇妙な殺人鬼なんかよりも、遥かにスリルがあり、ゾクゾクと心に響く恐さがあった。ある逃げ出せない一か所の中で、必死に逃げ回る複数のメンバーが一人またひとり、というのは恐怖映画のセオリーだが、これは襲って来る人間が間違いなく同じ人間という点、また舞台がよく知られたイギリスという点で大変リアリティがある。同時期にあった「バイオハザード」よりもこちらの方が遥かに恐いのは、そうした現実味によるものだろう。5点(2004-08-31 00:06:15)(良:1票)

117.  スチームボーイ STEAM BOY AKIRAを観た衝撃から幾年月、期待に胸を躍らせて観に行った大作。期待を超えてオドロキ、ではなく、従来の大友ワールドとはまた違った世界が新鮮に映った。かつての「AKIRA」や「MEMORIES」に見られた彼独特の毒の世界は鳴りを潜め、一転あまりにも分かりやすい物語やテーマ。お子さまでも楽しめるような内容に若干拍子抜けしないでもなかったが、それでも迫力のある凝った映像のクオリティは間違いなく大友克洋だったし、スッキリと充分に楽しめたので良し。最初の家からスチームボールを抱えて脱走する廊下など、実写さながらのスピーディーなカメラワークが良かった。映画自体の完成度の高さは理解できるが、やはり個人的には彼のシュールでダークな世界の方が彼らしいと思う。5点(2004-07-27 00:50:47)

118.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 私は原作を読んでいないので、純粋に映画だけで物語を堪能できた。さすがに主役の3人は大きくなりすぎ、一体小学校なんだかハイスクールなんだか分からない。それでもファンタジックな物語は楽しめる内容に仕上がっている。希代の悪役ゲイリー・オールドマンが結果良い人だったのにはちょっと拍子抜けした。どうせ良い人になるのなら、もっと出番を増やして思いきり悪人として演出して裏切ってほしかった。原作はこのまま読まずに続編を楽しむつもりではいるが、読み手の各々が想像する小説ではともかく魔法の世界を舞台に映画として創るにはちょっと飽き気味になりそうだ。続編で良い方向に物語が裏切ってくれることを期待している。5点(2004-07-27 00:24:57)

119.  タイムライン 《ネタバレ》 基本的にこのテのものは大好きなのだが、オープニングからドラマの結末が簡単に予想できてしまい、正直底が浅く感じた。電送機でタイムトラベルするまでのストーリー展開もあまりに唐突で手っ取り早すぎ。最後の最後に死んでしまった彼も、確かに良いことをしたわけではないがちょっと気の毒に思えてしまった。でも一応ハッピーエンドであったから良し。戦争は歴史どおりになったけど、伝説と違って王女様は助かって生き残ってしまった。歴史を変えることを恐れていたわりに、結局彼らは歴史 を歪曲してしまったワケなのね。5点(2004-01-25 02:53:22)《改行有》

120.  HERO(2002) 壮大なスケールのロケーションはさすが中国。ハリウッドならさしずめCGでやったであろうシーンも、実際の人でやってしまうんだから凄い。まるで赤の巻、白の巻、とでも名付けたいようなオムニバスそれぞれの色の統一、湖の上の剣の舞、映像の美しさは最近の映画では類をみない。物語も実際の始皇帝がこんな賢者であったかどうかはおいといて、凝った造りで面白かった。唯一、度の過ぎたワイヤーアクションだけがどうしても好きになれない。グリーン・デスティニー同様、あの重力を無視したような動きの不自然さが気になって仕方が無い。アクション俳優ジェット・リーの折角の醍醐味が消えてしまっているようで。完全な肉体派アクションでなくても、もう少し不自然さがなかったらもっと面白かったのに、と少し残念。5点(2003-11-10 23:19:04)

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