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プロフィール
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性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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101.  イル・ディーヴォ 《ネタバレ》 はっきり言って、イタリア人でなければちんぷんかんぷんです。それでなくても難解な作りになっていて、意味のわからないシーンがいっぱいあります。いったいあの正装ディスコはなんなんだよなあ。 せめてモロ誘拐事件を描いた「夜よこんにちわ」を見ておくとよいと思います。 あのとき拘禁中のモロが、アンドレオッティの悪口をせっせと書いては送っていたなんて、知りませんでしたね~。 さて、イタリアといえば「芸術と汚職の国」という印象ですが、もはや「汚職と芸術の国」という気がしてきますね。 そして私はこの作品によって、「俺らの国では汚職と芸術が共存している」と世界中にバラしてしまったことが…すごいような気がする。 そうなんです。アンドレオッティらが〝活躍〟していた20数年間の間も、イタリアの人々は「日本人よりはるかに幸福感を持って生き」、「汚職に悩まされて芸術活動が停滞する」ということも特になくて、次々に作品を生み出していたわけですよね。 確かに、アンドレオッティのような人は壁に悪口は書かれるでしょう。誰にも心から尊敬してはもらえないでしょう。 しかしなあ、ここにいたってイタリアの人々は〝アンドレオッティ的なるもの〟と共存できるのだということが確実になったと思うのだ。なんたって本人は数々の罪を逃れたうえ、今だってベルルスコーニのような大して変わらぬ下品なオヤジに任せているんだもの、イタリアの人って。 すごく複雑な心理なんだと思いますね~この国民性。政治家に清潔や人格は全然期待しない。一部で勝手に殺し合っていても気にしない。でも時々ハッと我に返って悪者を糾弾してみるけれど、本気でやってるわけでもない。まるで満腹の猫がネズミをいじめるような…。 地方の貧しい出身であるアンドレオッティは、ニクソンを連想させます。名遂げた後の境遇も似ていますね…。しかし、アメリカ人はニクソンを許さなかったと私は思っています。反動でカーターのような超ベビーフェイスを選んだのですから。 その点イタリア人はいろんな意味でオトナですし喰えませんわ。ホホホ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-18 21:20:39)《改行有》

102.  フレンチ・コネクション 《ネタバレ》 ウィリアム・〝サディスト〟・フリードキンが「エクソシスト」より前に撮った作品。 究極のナンセンス、ナンセンスを究めた怪作・奇作です。 なにがナンセンスかというともちろん、数々の犠牲を引き起こしたドイルの執念がほとんど実っていないまま終わるということ。意味なし。無駄の極地。無意味を追求することでシュールな美を目指します。 ドイルの執念がつのればつのるほど、文化的な生活からは遠ざかり(一方の悪党はレストランで豪華ディナー)、周囲の者が犠牲になり、そして成果はほとんど出ない。なんてナンセンス。 なにかフランス人の悪党のほうがマトモであって、ブルドーザーのように周囲を巻き込むドイルのほうがおかしいように思えてきてフリードキンの狙いどおり。 〝追うこと〟そのものが目的と化したドイルの異常さが、最終的に同僚を射殺しても動じず追い続けるドイルに示されています。 クレジットに「現実の人物に似ているところがあったとしてもそれは完全に偶然であります。」という断り書きが、や~けに重々しい英語を使って書かれているのですが、そのわざとらしさに笑っちゃいます。こんなにドイルを異常者にしておいて、そんなことちびっと書いといたからって許されるのかなあ。ははは。 でも続編が作られたということは、ドイルのモデルとなった刑事さんは怒ってないってことよね。有名になれたら御の字ってとこかなあ。 ハックマンってあのアゴに傲慢さや暴力的なものを感じるのですが、そのへんがドイルにぴったりでした。 大スターたちすんごい走らされていますね。寒いとこで何テイクもさせたんでしょうね。サディスト・フリードキンここにあり。役者さんたちはご苦労さまでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-11 14:07:50)《改行有》

103.  ミーン・ストリート 《ネタバレ》 スコセッシの原点がよくわかる〝ヤバい街〟です。 なかなか笑えます。おもしろいです。70年ごろのNYイタリア人街を見られるのが貴重で興味深深です。これがスコセッシの血となり肉となった街なんですね~。感動~。 それでまた、カイテルかっこいいわあ~。この顔がイタリア系というのも無理がありますけど、そんなことには目をつぶれるほどかっこいいわあ~。ついでに身長の低さも気がつかないふりをしてあげちゃう。 借金の取立て屋のチンピラのくせに、ちゃんとタイを締めちゃってさ、着ているものがやけに上等なところもリアルで笑っちゃいます。大暴れしてもシワになってないし、高いお洋服ですわ。イタリア人の男は洋服に金がかかって大変だなと思います。 あっち行ってはケンカ、こっち行ってはケンカ、でも狭いとこで顔を突き合わせて暮らしているから次に会えば友好的にあいさつするという、なんかアニマルな世界。虚弱体質のスコセッシ少年は、うま~く頭を使って泳いでいたんでしょうね。 見どころを言います。「カイテルの超高速往復ビンタ連発」です!!いいわ~。これ以上素晴らしい往復ビンタは見たことがない。もちろん殴られているのはデニーロさんでした。私はデニーロさんには興味がないのでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-08 18:39:56)《改行有》

104.  アット・ファースト・サイト/あなたが見えなくても 《ネタバレ》 キャストもそこそこ豪華だし、尺もたっぷりあるのにどうしてこうユルいんでしょう。 脚本と演出がフツーすぎます。 もしかすると、作り手は「実話の映画化」という意気込みが強かったのではないでしょうか。 だが、フツーの客はミラ・ソルヴィーノとヴァル・キルマーというスターが感動のロマンスを演じてくれるものと思ってしまいますよね。どうしたって。 作り手と観客の間に埋めがたいギャップがある…ような気がする。 それと、キルマーにこのような役は荷が重すぎました。カレは体重管理すらちゃんとできないタイプですから、その証拠に今なんか、アレック・ボールドウィンと同じく堂々のデブ俳優になっちゃってますけど、見えないふりをするというストイックな演技を求めるのはもともと無理ですね。 私は2人のスター俳優がモタモタと演じるロマンスよりも、モデルとなった実在の2人のほうに興味を感じてしまいました。もういっそのことこういう驚愕のストーリーはドキュメンタリーにしてしまって、インタビューで体験を語らせるほうがよほど感動を呼ぶと思うのです。そんで無名な俳優を雇って要所要所で演技させて、それをぼかしの遠景で撮ったシークエンスを挿入するとかで充分じゃないだろうか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-05-08 18:27:27)《改行有》

105.  あなたになら言える秘密のこと 《ネタバレ》 気分が悪いですね。オリバー・ストーンの「セイヴィア」の時のように。 なにか激しく〝反則〟という気がします。 他人と交わらない暗い性格の女子がいます。さて、彼女にはどんな過去の傷があるのでしょうか…という提示をしておいて、答えがそれじゃ反則なんじゃないかと。 だって、そんな「セイヴィア」並みの離れ業を持ってこられたら、こっちは黙るしかないじゃないですか。 なんだか、「どうだ、誰も文句を言えないだろう」と、腰に手を当てて上から目線でものを言われている気がしますね。 そら何も言えないですよ。フツーに生きてきた日本人ですから。 でもさ、なんかズルだと思うんですよ。いきなりそれかよって。 そして、よく考えてみると話もいいかげんすぎませんか。要するに「心が広くて経済力もある中年白人男性が、戦争被害者のかわいそうな女子を一名救った」てなことになります。 なにか、「秋元康が高井麻巳子を救った(と本人は思っている)」と似たようなものを感じるわけです。全然似ていないようで、パターンは同じではないのか。 上から目線に過ぎます。発想がテキトー投げやりな話なんですが、雰囲気にだまされがちです。 ミステリアスな雰囲気で観客を引っ張る話なので、退屈はしませんが、主役のサラ・ポーリーがまた、女子受けの悪いタイプの女優ですので、全然応援する気にならないのです。いくらティム・ロビンスががんばっても、二人のロマンスにいまいちノレませんでした。サラ・ポーリーってさあ、美人じゃないうえ性格も良くないのにいつのまにかちゃっかりと欲しいものをゲットしているタイプの女子、なんですよ。本人がそうなのかは置いといて、生き延びたハンナ像にはそれが合っています。生き延びた=恥であるとカウンセラーのインゲは言っていますが、ジョゼフに告白していない秘密の中には、生き延びるための妥協や要領を駆使したことが含まれるに違いないのです。例えば広島で原爆を生き延びた人は恥とは思いませんよね。ハンナの場合は生き延びたのが〝恥〟だというのですから。 そして、ホテル監禁時に出産した女の子は死んでいるわけですが、その〝死〟もハンナが〝生き延びる〟ためのものだったのではないか。そして今でも日曜の朝に〝罪の意識〟を持って訪れる。 ヤケドメークはリアルで素晴らしかったです。がとっても後味悪いです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-07 20:29:02)《改行有》

106.  ブラインドネス 《ネタバレ》 おもしろくありません。 悲惨な描写があるという理由だけではなくて、根本的に作り方がヘンなのだと思います。 すべてが作り物っぽいのです。 一所懸命リアルに見せようとしていながら、こんなにわざとらしくなってしまうのもめずらしい。 なにかなあ、〝理念先行〟型の作品だと思います。 それは、「ここで善き人と悪しき人を接触させよう」とか「見えない人々が街頭を彷徨っている情景を撮ろう」とか「収容所内で、悲惨さを最も効果的に見せられる情景を撮ろう」とか、そういうことです。もう、理屈が先にあって、それに合った場面をいちいち撮ってつなげていくという乾燥した製作風景が浮かぶわけです。 作り手の頭の中には、一番先に終末思想があって、「来るべきものが来た」という感覚を観客に味わわせたいわけで、〝終末〟の風景を効果的に見せることしか考えていないので、それぞれの登場人物は「日本人」とか「中流の白人」とか「プア・ホワイトで犯罪者」とか「無力な黒人」とか「狡猾なラテン系」とかいう記号でしかないです。 記号でしかない登場人物を右や左に動かしてみても、観客は誰にも感情移入できません。感情移入できないということは、ほかによほどの要素がなければ退屈であるということです。 圧倒的に「意味づけ」が足りません。たとえドキュメンタリーでももっとマシなものになるでしょう。 収容所内の悲惨なシーンについても、「さあ、ここはラストの感動に備えて〝悲惨さ〟をたっぷり味わってもらうところですよ」的なものしか感じられません。 この監督はあまりスケールの大きな話やSF・ファンタジーの類に向いていないのではないでしょうか。 日本語のセリフはネイティブの日本人が書いていると思われるので、その点については評価しますが、なんだか伊勢谷も木村も日本語のセリフが上ずっていておかしかったです。伊勢谷はとても下手ですが、平気でカレを使ったということは日本人の演技の下手さはわかりにくいもののようです。私は押尾学がこの役をとてもやりたかったのではと思いますね。今となってはどうでもいいことだが。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-07 14:10:40)(良:1票) 《改行有》

107.  ヤング@ハート 《ネタバレ》 これはすごいです。 誰もが一度見ていただきたい、何かとてつもないすごいものがあるのです。 決してNHKのご長寿番組と似たようなものを想像してはいけません。 誤解を恐れずに言いますと、一見、「ドリフのコント」にぴったりの素材が満載なわけです。 シリアスな病気の話題が日常会話の間にフツーに語られ、メンバーは次々に倒れ入院、相次ぐ病死、しかもポスターのド真ん中に写っているジョーがコンサートの前に亡くなるというついつい笑ってしまう状況。「ショーの間に私が倒れたら、幕袖に引っ張って隠してそのまま続けて。1人減っただけよ。」という女性、酸素ボンベ持参で登場するフレッド。 もうもう、コントネタがあふれるその世界。これがドリフでなくてなんなのでしょう…。 が、ここには笑えるネタと、「老い」「死」という人間の真実が混在しているのです。それが非常にシュールであって、なんともいえない味をかもしだす。ゆえにこの作品からは誰も逃げられない。彼らは、「死」ととても近いところで生きている。死んでしまってショーに出られなかったメンバーも、生きて出演して歌ったメンバーも、実はそんなに距離が遠くない。彼らにとって「死者」は遠くにいる存在じゃない。かなりの確率で、それは自分だったかもしれないのだから。とてもシュールです。ドキュメンタリーであるという「強み」が最も効果的に発揮される作品です。 観客が彼らを喜ぶのは「超高齢なのに」ノリのいい曲を迫力で歌うからです。「超高齢なのに」が欠ければ、たいした話題にもならず、おそらくプロを諦めてこの道を選んだであろうプロデューサーのボブはそのことがよくわかっています。 そして「超高齢」に「エンタテインメント精神」や「プロ魂」が加わったとき、彼らはすべての人を説得してしまう。刑務所の囚人も、ノルウェー国王も。 なぜなら彼らは儚いからです。儚いものは貴重で美しいのです。儚いものには誰も逆らえない魅力があるのです。 あなたも私と同じように、ぜひフレッドの「FIX YOU」で泣いてください。それは人間としてとても正しいことですから。 すばらしいです。技巧にも優れユーモアもあり心もこもっているという稀なドキュメンタリーです。[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-04-30 21:15:43)(良:1票) 《改行有》

108.  リアル・ブロンド 《ネタバレ》 「フルメタルジャケット」以来パッとしないままオヤジになっていくであろうマシュー・モディン主演作です。 「みんなそれぞれ無いものねだりをしている」的なことがテーマです。なおかつ「もしもそれが手に入ったら、〝本当は求めていたのはこれじゃなかった〟ということがわかる」みたいな展開です。「リアルブロンド」とはまさに、昼メロ出演中の友人が夢見ていた女性のはずなのに、手に入れたらできなくなったという、映画のテーマそのままな意味です。 正義の実現された社会を求めるマシュー・モディン(中出ししても妊娠しない女性も求めているというアホ)、イヤらしくない男性を求めるキーナー、素の自分を愛してくれる男性を求めるモデル、それらはみな無いものねだりということになっています。 けどもまあ、みんな落ち着くところに落ち着いていきます。全体的にユルい作品なので、これといった文句を言う気力も湧いてきません。 最後におばあさんの犬が戻ってくるのは、求めずに待てば訪れるという意味なんだろうか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-29 18:25:59)《改行有》

109.  誘拐犯(2000) 《ネタバレ》 「意欲作」というのが適当なんでしょうなあ。 私は見ていて非常に疲れました。精神的に疲れました。 というのは、「信頼のおけない登場人物」が多すぎる、からです。 ついつい張り切って、書き込みすぎたんでしょ…と私は言いたい。 なんというか、こういうのってバランスが大事なんではないでしょうか。つまり、善玉悪玉関係なく、「信頼のおけない登場人物」=「いついかなる時に意表をついた行動をするかわからないヤツ」を登場させるなら、「そうでない人物」をバランスよく配することが、必要だと思うのです。そうでないと、見ていて疲れてしまうのです。この作品の中で、「安心して見ていられる人物」が、何人居たでしょうか。 「信頼のおけない登場人物」は、「(観客にとって)ある程度行動が予想できるという意味で信頼のおける人物」と混在させてこそ意味があるのです。それを忘れて、やりすぎてしまった結果がこういうことだと私は思う。 …それと、これを言わないでは済まないと思うのですが、やたらに妊婦をいたぶるとか、観客を挑発するためだけにそういうものを使わないで欲しいですね。品がありません(たとえエログロにだって品は存在します)。緊張感が増していいだろうって?冗談も休み休み言いなさい本当に。 ロビンの父がジョーだったとかいう妙なオチですが、ジョーほどの情報通が、実の娘の腹が膨らんでいることに気がつかなかったというのもヘンですし、とても無理があります。 う~ん、脚本でホメられて張り切りすぎて、技巧に凝りすぎたという感じです。こういうものをとても面白いと素直に思える観客は、相当な通好みか本物の犯罪者か、フツーに考えるなら映画業界人ではないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-26 21:55:55)(良:1票) 《改行有》

110.  グリーンフィンガーズ 《ネタバレ》 期待はずれでした。 オヤジをはじめとするいわゆる〝挽回もの〟はハズレが少ないのですが、なんでこんなイマイチな出来になったのかって、これ、尺が全然足りないように感じますね。 全体的にユルすぎる…まあ、仲間の脱走とか出品取り消しとか病死とかいうマイナス要素はいちおう盛り込んでいますけども、いろんなことがなんとなくうまく行きすぎます。 だいたい前科者が中心の話なのに、裏庭でエッチをしたあげく妊娠させたりすると「反省とか贖罪はどうなっているんだ」という非難もしたくなります。 ガーデニング未経験者だったクライブ・オーウェンの主人公が「俺は庭師だ」と思うに至るまでの苦労が、ちゃんと納得行くように描かれていない。これは大問題です。ここんとこができていないので、観客がカレを応援する気持ちになりにくい。 もっというならプリムローズと相思相愛になった経緯もイマイチはっきりしない。 「実話ものだから、とにかく事実どおりに詰め込んでおけばいいや」って投げやりな感じもしないでもないです。 とにかく90分でやるというなら、勇気を持って何か(トニーのエピソード全部とか)を削除するべきでしたし、本来なら120分くらいもらって、前の刑務所の暗さとかガーデニングの困難さやプリムローズとの関係を細やかに描いていくべきでした。 所長役の俳優さんはドラマ「ダルジール警視」で主役を演じていました。なかなか練れた役者さんです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-25 20:11:23)(良:1票) 《改行有》

111.  パラノイドパーク 《ネタバレ》 また美少年を使っていろいろしています。このヒトは本当に変態ですね。 いわゆる学校の人気者の美少女をバカにしているところも、「エレファント」と通じるものが。 アレックスは最初のころ、おとやんに打ち明けようと決心しますが、電話をしかけてやめ、実際におとやんに会ったときも2人の間にはものすごい距離感が表現されていていてそれどころではありませんでした。 アレックスがおとやんを頼りにしようとしたのは、冷静に話を聞いたうえで、「故意ではなかったのだからおまえが悪いわけではない」と言ってくれ、「しかし、起こしたことの始末はしなければならない」と言って弁護士を呼んで一緒に警察に行ってくれるようなこと…を期待したからですたぶん。 しかし、時間を置いたアレックスは、実際にはそういうふうにはなる見込みはなく、かなりの確率で「このまま一生黙っていろ」と言われそうなことに気がついてしまった。息子が少年院に行くかも知れず、自分は被害者の家族に損害賠償を請求されるとなったら、それでなくても離婚調停中のおとやんの人生は今以上にひどいことになる。 父親に「黙っていろ」といわれたら、両親の離婚ですら深く傷ついているアレックスは立ち直れない。 アレックスは、そのことを確かめるのが怖くて黙っています。 さて果たしておとやんは「黙っていろ」と言ったでしょうか…。 それとなあ、「少年の視点」のみで「少年に見える世界」を見せてくれているのだが、どうもなんだかなあ。勧善懲悪しろということを言っているのではありません。 「他者の視点」をこれだけ意図的に排除してしまうと、閉塞感極まれりという感じになって、「べつに公開しなくても、身内だけで集まって見ればいいんじゃない」と言いたくなってくる。 具体的にいうと、死んだおじさんは「物体」ではないので、這わせるだけではなくて「おじさんの一日」を少しくらい見せる必要があると私は思う。おじさんは物体ではないので、あの場所に現れるまでに、人としゃべったり食べたり怒ったり運転したりいろいろしているわけなので、それが物体ではないということなので、アレックスが知らないところにも他人の人生は存在するわけで。 あのおじさんが登場して死んでいく意味は、「他人の人生」に対して「無知」なるアレックスに対する啓示だと思われるのだが、どういうわけか最後まで物体扱いのまま。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-25 16:03:22)《改行有》

112.  ターネーション 《ネタバレ》 アメリカでは一部の層にウケてヒットしたらしいですが、ジョナサン・カウエットというゲイの俳優さんが撮り貯めたビデオを編集したドキュメンタリーです。 まあ、非常に見づらいです。マトモに見るならもれなく眩暈や頭痛が付いてきます。 こういうカットバックというのかフラッシュバックというのか本当にやめてもらいたいなあ。人間の視覚能力なんて、そんなに進化しているわけがないんだからさあ。 内容が衝撃的だということでウケたようですね。幼いころからゲイを自覚していたとか、母の波乱万丈人生とかいうことで。 本人は、母が12歳だかで屋根から落ちて頭を打ったことが、息子である自分の不幸の根源であると思っていて、まずそのことをいうためにこの作品を作ったみたいです。題名もそんな意味なんでしょう。 非常に驚くのは、このヒトは、子供のころから撮り貯めた大量のビデオを、ちゃんと保管していたのだという事実です。当時はディスク化もできないから、保管に場所を取りますよね。しかも、住居も転々としたりしたわけです。…いったいどうやって保管していたのか。 さて、私はひととおり見てちょっとズルだなあと思わざるを得ませんでした。 母に関する事件や病歴は細かに説明しているのに、自分のことをあえて省いているところね。 ジョナサンの人生にとっての大事件が、意図的に省かれていますね。ジョナサンのゲイライフの白眉といえる初体験や、大人からの虐待の有無などが、全くありません。 なんだかこれでは「不幸はすべて母のせい。その母の不幸は屋根から落ちたせい。」ということだけを提示されて、それを吟味する要素を伏せられている気がしてくるのです。 母や祖父母にとって不名誉であったり到底世間に公表するべきでない事実を明らかにしているのに、自分のことは言わないのです。ローティーンのころドラッグやアルコールをやったという程度のことしか。 もしかするとこの時点のジョナサンは、己の受けた傷を公表するほどには回復していなかったのかもしれません。けれど、不特定多数の他人に映像を提供するなら、基本的に誠実でなければならないということを無視しています。そしてそれは自分で考えているよりも容易に他人に見破られてしまうのです。 もしも「ターネーション2」があって、そこでジョナサンが隠したいと思っている事実を明らかにするつもりだったなら話は少し違いますが。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-21 12:52:48)《改行有》

113.  ソウ5 《ネタバレ》 4、5と続けて見ましたけど、4はコメントする気にもならないシロモノでしたのでね~。 さすがに、バウズマンを降ろすことを決断せざるを得なかった。いやいや、2を撮った時点でバウズマンなんか蹴りだすべきだったのですが、そのあと2個も撮らせて、やっと彼を切る気になったみたいです。気がつくのが遅すぎます。 で、バウズマンが滅茶苦茶にした4までの狼藉を尻拭いさせられたのが今回の監督さんで、気の毒なことだなあと思いますが、やっぱり基本に戻って「更正しろ」というジグソーの理念にこだわってみるというとこに着地させました。これ以外に方法はなかったと思いますが。突っ込みどころだらけでリアリティのリの字もなくなってしまったことは、2~4の遺産ですから仕方ないのでしょう。 指摘したいのは、ホフマンとストラムという2人の最重要人物がイマイチ変わらない、というか区別がつきにくい外見をしているということです。これはわざとなのかなあ。 どっちも白人、ダークヘアー、同世代、これといった特徴なし。区別つきにくいですよ、アジア人なんかにとっては。 区別をつけようと思ったらどうにでもなるので、髪型、髪の色、メガネ、ヒゲ、パッと見ただけでどっちの人物かわかるという状況に持っていけるはずなんですけど。私は、2人の外見に差をつけるべきだったと思っています。似せても特に意味はないし。 ジグソーの元妻が受け取った箱の中身ですが、彼の凍結精子じゃないでしょうかねえ。それにしてはデカすぎるのですが(もしかして大量の保冷剤とか)、究極のモノって言ったらやっぱりそれかなあと。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-19 14:47:11)《改行有》

114.  最終絶叫計画4 《ネタバレ》 私は「3」を見て本当に笑えたほうなので、しかも何回も録画を再生しては笑っていたくらいなので、今回はかなりがっかりしてしまいました。 何かが違う…例えば、シンディが1人語りをしている後ろでボケが進行していくパターンとかも、妙に長すぎて笑えないうえに「またか」感だけが残るし…。 「3」で良かったところが同じようなことをしてもイマイチ笑えないし、テキトー感が色濃く漂っていると思います。「3」ならば、名シーンを言えと言われればすぐにいくつか出ますけど、今回はひとつも挙げられない。大統領も、同じ人なのに今回はおもしろくなかった。 なんというか、「元ネタ」に対する「愛」が無いままとりあえず話題作をパロった、という気がしてしょうがないんですが。 今回はダメです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-04-15 20:30:46)《改行有》

115.  運命の逆転 《ネタバレ》 シュローダーはこの前後の時期にブコウスキーの家に張り付いてドキュメンタリーを撮っていたのではないですかね。 私は非常に興味があるのだが、オスカーも手にしたジェレミー・アイアンズのつかみどころのない演技、どこまで監督が芝居をつけたのでしょう。「ダメージ」とか思い出すと、アイアンズってそんな深みのある役者さんなのかなあという気がしてしかたない。ロン・シルバーのセカセカした演技と見事に対を成しているところから、私はシュローダーが全面的に関与していると考えたい。演出がとてもうまくいった例といえます。 ユダヤ人弁護士ダーショウィッツとイギリス貴族クラウスのぶつかりあいや、ほとんど戦慄してしまうような大富豪サニーの奇行などでひっぱり、結論は出ないもののなかなか見ごたえのあるサスペンスになっている。 現実と同じように、事実は解き明かされず、裏切り者の情報提供者を雇ったのが誰なのかも明かされない。全体のクラウスの行動から考えると、最終的にダーショウィッツが推理した説が最も彼の行動原理に適っているのかなあと思う。 結局クラウスは「サニーが自殺したくなるような状況」を次々に作って仕向けたということなのかもしれない。相手を葬るためには確実な方法ではないにもかかわらず、それも含めて「紳士のやり方」なのかも。 ひとつ文句を言うなら、グレン・クローズがどんなに優雅なしゃべり方をしてみても、どうしても上流婦人には見えないんだよなあ。…やっぱダナ・カランを着て他人の亭主と不倫をするサカサカしたキャリアウーマンが合っているよなあ。もしくはいじわるな魔女。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-14 21:39:17)《改行有》

116.  ゴーストワールド 《ネタバレ》 それまでずっとリアリティだと思って見ていたので、ラストのバスシーンおよびシーモアのママ同伴セラピー通い及び、エンドロール後のシーモア大暴れシーンを見たのち、しばし考え込んでしまった。 もしかすると、バスシーン以外にも「現実に起こっていない出来事」が挿入されているという禁じ手が使われていたのか?まさかそんな、「ピアニスト」みたいなヘンな映画なのかコレは。 けども辻褄が合わなくなるのでいちおう、妄想シーンは含まれていないというふうに見るしかない。 しかし、完全にリアリティの映画というふうにもいえない。 バスに乗る前のイーニドの状態はというと、親元には住めず、おそらくレベッカとの同居もあきらめ、今さらシーモアとの同居も見込みは乏しく、高卒資格は帳消しで、美術学校の夢も消え職を探す気も失せた、ということになります。八方ふさがりとはまさにこのことです。全部自分が招いた結果であるが。 さて、このあとイーニドだったらどうするのか。レベッカに聞かれて「I'm not sure」つまりまだよくわかんない、というふうに答えています。 ここに及んで作り手は、彼女をビルの屋上とか線路脇に連れていかないで、ファンタジーに逃げたのです。このやり方については、賛否両論ありそうだ。ミステリアス感が増したとはいえるが、私は、ビルの屋上に佇むイーニドのショットで終わるべきだったと思っている。飛び降りたかどうかは観客にまかせればいい。 さて、イーニドの苦しみはハイティーン特有のものには違いないが、「母の不在」を抜きにしては語れない。女子にとって「母」=「縁を切れない反面教師」であり、しかも相手は自分を愛しているというやっかいなことなので、これすなわち「折り合うしかない」存在なのだ。大人になるために最も必要な「折り合う」を学ぶための最適教材=母、なのだが、それができない環境にあるイーニドは「バカとは折り合う必要なし」を貫いているつもりになっている。と私は思うのだ。 ボロボロになったシーモアがママに助けられていることも実は意味深で、作品中であえて全く触れられていないイーニドの「母の不在」こそが、大きなマターであるように思える。 「ゴーストワールド」の意味とは「私たちは地球に優しい石油会社です」という作中CMが象徴するように、周囲の人間がすべて「偽善者」に見えているイーニドの精神状態を指していると思う。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-11 23:40:58)(良:3票) 《改行有》

117.  ブッチャー・ボーイ 《ネタバレ》 いやー驚きました。 ニール・ジョーダンがこんなすごいものを作っていたなんて。 それなのに、完全無視されてきたために、この存在すら知りませんでした。 が、なぜ「完全無視」されてきたのかそれは見れば一目瞭然で、上映すらできない国がほとんどであることは容易に想像できます。特にアメリカなんか絶対に無理です。 まあ、承知のうえで作ったのでしょうし、コレで賞を取ろうとかゼニを稼ごうとかいうことは全然考えていないに違いなく、いい意味でも悪い意味でも作り手が「満足」する作品であるわけです。 そこんとこを考えてみたいのだが、「いい意味」で言うなら、こんなに妥協のない徹底した完璧な作品は本当に珍しいわけで、似たような意味で思い浮かぶのは「ブリキの太鼓」くらいのものでしょう。 どこにも妥協がない、観客に対するサービスなどハナから頭にない、そして、だからお話として素晴らしい。 いっぽう、この作品における自己満足の結果もたらされた「悪い意味」とはなんでしょうか。 それは映画として「愛されない」ということです。 フツーの観客はこの作品の登場人物の誰をも愛することはできませんし、自分を重ね合わせる対象も居ませんし、アイルランドの寒くてビンボーな風景に愛着を覚えることも困難です。百歩譲って言うなら現地の人々は多少違うでしょう。しかし、「オラが国のムービー」として自慢する対象には絶対にならない。 せっかく作った映画が、ほとんどの国で上映もしてもらえず、無視されて消えていくのです。 私はこの作品が素晴らしいということは全く認めますが、全然愛せません。 もう一度見たいとも、思わない。 フランシーが通行税を取ろうと夫人を脅す場面で、もう、ドン引きになってしまったのです。 フランシーはハードな家庭に育ったため同年代と比べて心身ともに「強靭」すぎて、強靭すぎることが、すなわちくじけることができないことが、その後の顛末となった理由なわけです。 そして、最終的にジョーに拒絶させることで作り手は「物語としての妥協のなさ」を達成しましたが、同時に「観客から愛される要素」もきれいに消し去ったのでした。 そして、私は「映画」とはやはり観客に愛されてナンボ…という気持ちが消せない。 観客に媚びず、なおかつ愛され、妥協もしない、というのが最高ですが…求めすぎ?[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-04-11 00:56:12)《改行有》

118.  デッド・サイレンス(2007) 《ネタバレ》 全く怖くないだけでなく、おもしろいとも思えなかった。 自分は不感症になってしまったのかと思った。 だいたい日本人は欧米人に比べれば人形を怖いとは思っていなく、カーネル人形だって日本にしかないもので欧米ではブキミだからあんなもの店頭に置いたりしないというのは知っていたけど、私はこんなに人形が怖くなくていいのだろうか。 というよりやっぱり映画の出来が悪いと思うのだった。 私は「SAW」の1はそれなりに面白く見たし(2以降はバウズマンのセンスの無さがイカんと思って見切った)、このワンとかいう人は才能がある人だなあと思っていたけど、本作を見る限りは全然違ったようだ。 無駄なシーンをだらだら見せて尺をつぶすもんだから、食っている時間のわりに内容がすごく少ない。例えば主人公がブキミな場所に分け入っていくシーンなど、むやみに冗長なうえひたすら異様な効果音で演出するだけで芸がなく、飽きてくる。私は全然怖くない。 怖がらせることが目的でないのなら、ラストのどんでんで勝負という「SAW」と全く同じ作りになるけど、それなら腹話術だの人形だのの要素は要らないと思いますね。先人の傑作をよく見て、演出や編集の基本をちゃんと勉強するべきです。対象をバンバン見せるのは最も芸が無い証拠。若いうちに一発当てたためにチヤホヤされちゃって、基礎的な力がついてない。ダメだこりゃ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-10 16:59:21)《改行有》

119.  ダーウィン・アワード 《ネタバレ》 筒井康隆の短編にもマヌケな死に方をした人の年表ってのがありました(フィクションです)。 この作品は、マヌケな死に方の再現部分がとてもおもしろくて、つなぎとなるファインズとライダーの部分がいまいちつまらないというバランスの悪い残念作です。 マヌケな人びとを見ているのってどうしてこんなに楽しいんでしょう。それも、そこそこ名前のある俳優が演じているうえ、演出がナチュラルなのでフツーの市井のマヌケな人を見ているようで、このユルさ加減がとても楽しいです。 それなのに、ファインズとライダーのシーンはどうしても「有名俳優がシナリオ通りに演技しています」という感じで、要らないロマンスを無理やり詰め込んでしまって残念です。 とにかくロマンスを入れなきゃいかんというのは、もうこれは彼らの病気かもしれないなあ。この話にロマンス要らないでしょう。 ロマンスを入れなきゃいけないと思うからファインズなんて持ってくるので、ここはスティーブ・ブシェーミなんかが丁度いいと思うんです。 とにかくボランティア参加(と思われる)俳優陣は、みんな楽しそうでユルくていい感じ。どうせならアークエット家は姉妹の参加も欲しかったところ~。特に、ロケット男のバカ友を演じたブラッド・ハントが光っていて「ヨーロッパとか?」のボケがたまりません。あと、お約束としてこういう場合、カメラマンは最後まで顔を出すべきではありませんね。 エンドロール後のおまけに似たパターンを見た覚えがあるが、なんの映画だったか思い出せない…ダッチワイフがアジアに着陸するシーン…。 ちなみに字幕の翻訳が的を得ていてとても良かったです。このくらいの訳が丁度いいです。一箇所間違いがありましたが。クリス・ペンが「It’s effective」と言うところを「(犬が)くわえたぞ!」と訳していましたが「(導火線に)火がついているから爆発するぞ!」の意味です。まあ彼は割舌が良くないので私も10回以上ヘッドフォンで聴いてみてやっとわかったけど。 ファインズとライダーのシーンをバンバン飛ばしながら、大笑いして見るのが正解です。[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-04-09 17:23:15)《改行有》

120.  もしも昨日が選べたら 《ネタバレ》 どこをとっても浅くて薄い、まさにアメリカンな作品。 ベッキンセールとウォーケンという2人のヨーロッパ人を使いながら、圧倒的なアメリカパワーでその存在を薄めてしまった。 しかしながら、ここでのウォーケンは相当良く(というか他が薄すぎるという相対的な理由かも)、彼が出ていなければ最後まで見なかったと思われる。 軽薄としか言いようがない作品だが、そこそこのスターを使って資金も付いているのにここまで底の浅いものを作れるとは、逆にスゴいような気もしてくるなあ。ただですら薄いアメリカンコーヒーを倍に薄めて飲んだような気分です。[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-04 17:03:53)《改行有》

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