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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
101. LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 タイムリープものってのはとにかく設定が大事、になりがちだが、この映画では「とにかく難しい話なんだよ!理解不能なんだよ!」とセリフにあるので潔いなぁと。さておき、バタフライエフェクトを観たことがある身だと、ストーリーの魅力が弱かったです。序盤のパラレルワールドの見せ方で、なんか置いてけぼりくらった感がありましたし。悪の帝王候補の3人の子ども、3人である必要はあったのかしらん。[DVD(字幕)] 5点(2014-01-09 22:40:14) 102. ワイルド・スピード/EURO MISSION 迫力満点で素直に楽しかった。空中でキャッチ!はさすがに笑ってしまったが、車をつかった色々アクションは前作から色あせず。味方は魅力満載だったけど、敵のキャラクターの魅力がもう少し欲しかったかな。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-08 17:46:21) 103. 悪の教典 中盤までは良い意味でイカれていて、邦画でもこんな映画を期待して良いのだなと思ったが、以降終盤はただイカれているだけで、グロいだけの印象。TO BE CONTINUEDと言われても「んなこたぁない」と思ってしまった。[DVD(邦画)] 6点(2014-01-08 17:44:05) 104. そして父になる 暗い、暗すぎる。オチは救いなのかもしれないが、それまでの描写が幸せを描くシーンさえどこか陰鬱だ。暗い状況はストレートに、明るい状況は思い出として描かれているからか。取り違え事件そのものの是非はさておき、子どもについて考えるとき、特に子どもがそれを見ているときに、暗くては仕方ないじゃないか。と思う。家族の過ごし方の描き方もちとクドかったなぁ。これをリアリティある、と感じてしまった私自身、家族を持つことへの抵抗が強いのかもしれない。[映画館(邦画)] 5点(2013-10-02 21:21:33) 105. 終戦のエンペラー 日本映画に感じる雰囲気は、割と「落ち着く」ものが多い。特に自然をうつしている作品はそう感じる。しかし、この作品は緊張感が常に走っていた。 その緊張感が、ふっと昭和天皇とマッカーサーの対面以降、どこかへいってしまった。戦争のやりきれない緊張感が、戦争の抽象的原因とされていた昭和天皇が人間的に振舞うことで、なくなったのだと思う。 この、終盤まで常に抱かされた緊張感、これが映画としての面白みかと言われると、そうではないんだよなぁ。 戦争にまつわる責任問題と、そこに恋の物語がちょっと半端に入ってしまっていて、一貫してのドラマとして観られなかった印象。[映画館(字幕)] 6点(2013-08-13 02:12:12)《改行有》 106. ワイルド・スピード/MEGA MAX 問答無用でしびれる~。複雑な人間関係やらトリックやらはあくまでもオマケ。見せ場は車でのバトルだったり、バトルに至るまでの自信だったり。心がセレブな登場人物が多いよね。アクションは「ありえねー」がほめ言葉となる、良い爽快感でした。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-02 03:57:11) 107. 風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 想像していたより良い映画だった。主人公の飛行機にかける熱意、妻への愛情、共に未来と現在からくる懸命さが、切なさと、そして空しさを強く表現している。未来:二郎は過去と現在を繋いで未来を創るでなく、ファンタジスタのように未来だけを見つめ、たぐり寄せる。現在:二郎と菜穂子は危惧される未来よりも、今の愛情を毎日確かめ合う。映像美も相まって、死のシーンさえもファンタジーのように、夢見る世界に昇華させているのはアニメ、宮崎駿ならではではないか。「創造に費やせるのは10年の期間だけだ。君の10年を...」とあったが、10年どころか、刹那を未来のために生きる様。だからこそ、結婚のシーンでは泣けた。いつだって未来は今この瞬間から始まるのだ。夢を見ている時間さえ、夢見る世界の1ピースになる。 駿自身も、このようなファンタジーをつくってきた時、同じことをおもい、同じことを感じ、空しさの中に夢を見てきたのではないだろうかと、自己投影も強く感じた作品。[映画館(邦画)] 8点(2013-08-02 01:53:20) 108. 藁の楯 「こんなやつ守る価値あんのか」という問答の多さは辟易もするが、藤原竜也のどうしようもない人間(クズ)っぷりが見事で、感情を逆立てられることこの上なし。エンドまで一貫してクズだったので、ある意味わだかまりなく見終えられた。各緊迫シーンはなかなかのものだが、人の生死はなんだかあっけないように感じた。逆にリアル?でも映画だしなー。[映画館(邦画)] 7点(2013-05-29 00:34:11)
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