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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
101. ローマ、愛の部屋 《ネタバレ》 ローマのバーで出会ったロシア人女性とスペイン人女性が一夜を過ごし、朝を迎えるまでの話です。ホテルの部屋で、最初は少しお互いを警戒しながらも、悩みや苦しみを打ち明けながら徐々に心を開いていき、気持ちが通じ合うとレズ行為を繰り返し、そして朝・・・・。ほとんどのシーンがホテルの部屋で、登場人物もずっと裸の女性2人だけ。そんな単調な話なのに退屈しないのは、意外としっかりした脚本ととてもきれいな映像、そしてなんともいえない雰囲気の音楽のおかげだと思います。あの音楽がなければ、きっと途中で観るのをやめていました。でも残念だったのは、朝を迎えてからのシーンが長過ぎること。爽やかな朝日とともに、もっとスカッと締めくくってほしかったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-02-26 20:43:09)(良:1票) 102. 回る春 日本未公開のアルゼンチン映画といえば、「娼婦と鯨」など、意外と名作が多いのですが、これは微妙でした。初老の小説家が、大学教授時代の教え子であるラウラと不倫関係に陥り、そのうちラウラの行動がおかしくなり失踪・・・。どのサイトをみても「エロティックな官能サスペンス」と紹介されていますが、ラブシーンもそれほどエロくもなく、失踪の真実もサスペンス的な要素は薄いです。ラストシーンはなにやら意味深げな感じでしたが、いまひとつ意図が理解できず・・・。結局、何を伝えたいのかよくわかりませんでした。タイトルの「回る春」=回春を意識しているのだとしたら、とんでもなくセンス悪いです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-15 12:30:58) 103. モテキ 《ネタバレ》 前半はかなりツボにハマり期待しましたが、後半はただのしょーもない恋愛映画になってしまい残念。でも見どころもたくさんありました。麻生久美子の、牛丼を食べるシーンは大傑作!また、一人カラオケ&二人になってビーズの熱唱シーンも大笑いしました。それに、選曲のセンスは抜群!長澤まさみ、「ガンジス河でバタフライ」ではかなりいい感じでしたが、この作品では、なんか無理してるというか、役づくりがしっかりできていない印象でした。この人、役者として大丈夫?[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-13 17:21:41)(良:1票) 104. ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON 《ネタバレ》 アイディアは悪くないし、前半は面白かったのですが、後半からだんだんとテンポも悪くなり、最後は、話はまとまったものの、面白味はゼロに近かったですね。脚本は終始、舞台劇のような作り方なのだから、変に映画らしくしようとしないで、小劇場のようなオチがほしかったです。[DVD(邦画)] 5点(2012-12-22 21:56:41) 105. 映画 けいおん! 《ネタバレ》 30分完結のテレビ版の方がいいかも。いくら「けいおん」ファンでも、この底の浅い脚本では100分以上の鑑賞は厳しいですね。前半はロンドン旅行、後半はあずにゃんへのプレゼントというテーマですが、どちらも見せ場的なシーンもなく、またそれぞれの内容のつながりもほとんどないので、これでは長編にした意味がありません。でも背景や風景の色彩感覚はいつも通り素敵でした。岩井俊二の映画のような光のコントラストなど、美術的なこだわりは、アニメ映画の中でも群を抜いていると思います。[DVD(邦画)] 4点(2012-12-21 10:29:57) 106. サラリーマンNEO 劇場版(笑) 《ネタバレ》 映画よりも、いつものテレビ番組の方が面白いと思いました。とはいえ、時々ツボにハマるギャグは、腹を抱えて笑いました(特に福本豊の解説等)。最後のセクシィー部長の登場も予想通りですが「待ってました!」という感じでかなり笑えました。実力のある役者さんのコントは、芸人さんとはやはりひと味違いますね。[地上波(邦画)] 5点(2012-11-06 09:52:36) 107. 婚前特急 《ネタバレ》 話はあまり面白くなかったですが、吉高由里子の演技力は際立っていたと思います。それにパン工場の彼のキャラも良かったです。でもそれ以外はあまり見どころもなく・・・。ラストのハッピーエンドなんて、芸がないというか、もうちょっとマシなアイディアはなかったんでしょうか?[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-10-21 22:55:56) 108. ALWAYS 三丁目の夕日‘64 《ネタバレ》 それなりに楽しめましたが、やはり3作目ともなると、1作目のような感動も新鮮さもなく、なんとなく最後まで見ただけ・・・という感じでした。それに今回の話は、特にこの時代設定でなければ表現できないという内容ではなく、1作目・2作目の流れがなければ、たいしたことない映画だったと思います。でも、この時代を生きた人間にとっては、懐かしさを感じずにはいられませんでした。[DVD(邦画)] 6点(2012-10-10 17:15:32)(良:1票) 109. 麒麟の翼~劇場版・新参者~ なかなか面白かったです。原作は未読ですが、2時間ドラマではなく、映画としてのクオリティを充分に持った作品だと思います。ドラマ「新参者」からの流れのネタも少し含まれていましたが、見ていなくても特に問題はない展開。この制作スタッフで「容疑者Xの献身」を作ってほしかったですね。[DVD(邦画)] 7点(2012-10-02 15:11:22) 110. 不倫期限 《ネタバレ》 不倫の結果、夫婦や家族関係はどうなるか、あまりにもリアル過ぎる!過剰な演出や余計な脚色がない分、その重々しさがストレートに伝わって、見るのが辛かったです。妻に浮気を告白するまでは、たいして見どころもなく、多用しているロングカットも全然生きていませんでしたが、告白後は、前半の単調さも含め、すべて計算されていたと思われ、この監督、ちょっとすごいかも・・・と思いました。特に最後のクリスマスシーン、子供がうれしそうなのが泣けますね。そして絶妙のタイミングで終了。観終わってから原題を見て、またまた「うわぁ~・・・・・・辛すぎる・・・・」と思っちゃいました。この映画を見たら、不倫(浮気)なんて絶対にしないぞ!と思います(笑)。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-09 00:39:11)(良:1票) 111. 時をかける少女(2010) 《ネタバレ》 この作品、せいぜい「光の惑星」と同レベル。脚本・演出のセンスは高校の映画研究会並みで、シロートが作ったとしか思えないくらいのヒドさ。70年代のシーンは、単に古いものだけを集めただけで全然70年代に見えないし、仲里依紗の演技力もとてもプロとは思えません。こんなトホホな映画、ひさしぶりに見ました。[CS・衛星(邦画)] 1点(2012-08-17 19:01:21) 112. クロサワ映画 《ネタバレ》 女芸人の哀しさと強さ・たくましさを見せてくれた、いい映画でした。渋江さんの「辛いことも悲しいことも笑いにつなげていくってすごいなあ」ってセリフがありましたけど、まさにそれをそのまま表現した作品でしたね。最後は傷ついた様子をまったく見せず、芸人の仮面を取らない黒沢さんにプロを感じました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-12 15:58:17) 113. まほろ駅前多田便利軒 《ネタバレ》 思っていた以上に良い出来だったと思います。行天のキャラ、あれ以上だと作り過ぎた感が出て台無しですが、限界ギリギリの一歩手前だったので、すごく味がありましたね。多田の過去の告白、あれはなんだかすっきりせず、そこだけが残念でした。[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-27 00:33:29) 114. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル 《ネタバレ》 劇場版、どんどん質が低下しているというか、ネタ切れ感が色濃くなってきましたね。一作目の糸節村が一番面白かったように思います。今回も、暴れん坊将軍ギャグや書道ギャグなどを織り込んでいましたが、基本的に笑えるところが少なかった印象があります。トリックも、双子が出てきた段階で「トホホ・・・」といった感じですね。でも次回作があれば、やはり観てしまうんでしょうねぇ・・・[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-05-15 12:37:14) 115. 阪急電車 片道15分の奇跡 原作は読んでいませんが、きっと面白いのだと思います。でも映画としては物足りなく、どこが見どころなのかよくわからない中途半端な出来になってしまったようですね。材料は良いのに、料理法を失敗したような作品でした。心和むようなシーンや笑えるシーンもありましたが、全体的に薄っぺらい印象でした。[地上波(邦画)] 5点(2012-05-05 23:56:39) 116. 八日目の蝉 《ネタバレ》 見応えのある映画でした。最初の裁判シーンで「こんな女、母親が叫んだように死刑にでもすればいいのに」と思ったのに、途中から希和子と薫の2人がどんどん微笑ましく映り、逆に本当の母親が憎らしくさえ見えてきました。これってこわいことですよね。犯罪も、見せ方ひとつ・伝え方ひとつで裁判員の印象もガラッと変わってしまいそうです。2時間半近い長さを感じさせないのは、原作はもちろん、脚本の力だと思います。警察に捕まるシーンや最後の写真館などは泣けました。重苦しい話を、小豆島のスローな雰囲気が中和してくれて、映像ならではの表現力が充分に発揮された、いい作品だったと思います。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-04-30 01:36:49)(良:1票) 《改行有》 117. 老人の恋 紙の力士 《ネタバレ》 あんなヘルパーはいないでしょうが、ああいうじいさんはたくさんいますね(笑)。ストーリー設定はやや強引な感じもありましたが、全体的に面白い作品に仕上がっていたと思います。ただ、丸純子の裸の見せ方、もっと工夫すればいいのに・・・。あれじゃただのB級エロ映画ですね。それに、全体のストーリーと紙相撲との関係性が薄く、せっかくのアイディアを生かし切れていませんでした。最後のごぼうの収穫のシーン、ベタですが良かったです。[CS・衛星(吹替)] 6点(2012-04-22 21:03:32) 118. ダーリンは外国人 《ネタバレ》 最初からあまり期待はしていませんでしたが、予想を上回るひどい出来でした。原作の面白さをまったく生かし切れておらず、ただのくだらないラブストーリーになってました。これなら、「サザエさん」や「うちの三姉妹」のようなアニメにした方がよほどマシだと思います。ああいう原作こそ脚本家や演出家の腕の見せどころなのに、まるで学生の映画研究会レベル。制作側の力量不足だけが目立った作品でした。[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-04-22 20:48:42) 119. クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 《ネタバレ》 以前は「クレヨンしんちゃんの映画は大人が観ても面白い・レベルが高い。」というイメージがありましたが、これは子供だましというか、脚本が練られていない・やっつけ仕事という印象でした。特に後半はガッカリ・・・。未来の世界で将来の自分に出会うというアイディアそのものは悪くないのだから、じっくりと取り組んで作ってほしかったです。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-04-15 21:59:31) 120. 島田陽子に逢いたい 《ネタバレ》 タイトルもそうだし、主人公の出会い方や、大女優が知らない一般人の家に泊まり、ドライブに出かけるなどという強引な設定など、日本のB級映画のニオイがプンプンで、「島田陽子もとうとうこんな映画に出るくらい落ちぶれたのか・・・」と思いましたが、いざ観てみると、これがなかなかの傑作!余命幾許もない男の別れた妻や娘に会うため、女優として何ができるか、島田陽子の魅力が冴える、見応えのある映画でした。島田陽子、確かに昔に比べて歳はとりましたが、ラブシーンは素敵だし、脱いでも全然年齢を感じさせないし、いい女優だと思います。[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-04-04 10:49:24)
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