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プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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1281.  天使の卵(2006) 《ネタバレ》 古い少女マンガのように偶然が重なる出会いと人間関係。 電車で遭った一目ぼれの相手が、彼女の姉で、父親の主治医って、もう笑うしかない。 内容も陳腐で薄っぺらく、歯の浮くようなセリフやシーンが散見されて恥ずかしくなってくる。 演出も古臭くて間も悪いし、これならいっそのことコントにしてしまったほうが使えそう。 市原隼人演じる主人公もその無神経でキザなキャラが鼻につく。 あの沢尻エリカが健気ないい子に見えるとは、女優ってのはやっぱりプロだ。[DVD(邦画)] 1点(2013-06-18 23:55:26)《改行有》

1282.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 工場で機械の一部としてネジ締めばかりの単純作業をコント風にチクリと風刺を効かせて描くのが、いかにもチャップリンらしい。 さらに仕事効率を上げるための自動給食マシンの実験もそう。 労働者の人間性を無視した資本主義社会への痛烈な皮肉になっている。 拾った赤旗を振っていたことから、デモ隊のリーダーと間違われて逮捕されるまでの流れがユーモアたっぷり。 デパートでの転落しそうなローラースケートは見もの。 チキンをダンスの群れでテーブルに届けられないシーンは絶品。 店で初披露したデタラメな歌と軽妙なダンスもたまらない。 チャップリンの動きはアートの域だ。 サイレント時代にセリフのない分、動きでの表現が磨きぬかれたためだろう。 ただ、歯車に挟まれた親方に食事を与えるシーンは、チャップリンが歯車に挟まったり給食マシンで酷い目に遭うシーンと被るので少しくどい印象になってしまった。 ブラック企業やワーキングプアが取り沙汰される現代にも通じる作品。 ただの風刺映画には終わらず、ちゃんとラブストーリーにもなっている。 ラストのスマイルも前向きで感動的。 太陽を背にした状態から太陽に向かって歩む二人の影は、希望とともに時間の経過を表すなど芸も細かい。 納得できないと何十回でも撮り直しをする完璧主義者のチャップリンだけに、影が反対になっているのが単純ミスとは考えにくい。 チャップリンが初めてスクリーンで肉声を発したトーキー映画としても、観る価値がある。[DVD(字幕)] 8点(2013-06-18 23:54:03)《改行有》

1283.  孤高のメス 《ネタバレ》 田舎病院の新任医師は、誰もがこういう医師に担当してもらいたいと思わせるような理想像。 看護師をはじめ、よどんだ病院に違いをもたらしていく。 こういう話には弱い。ベタではあるけど、直球で後味が良い。 悪役がステレオタイプの嫌いはあるが、王道の医療ものとして安心して楽しめる。 『Dr.コトー診療所』の主人公と共通点が多く、手術は天才的だが恋愛には鈍感、命を救うことに全力を尽くす姿勢は心を打つ。 看護師役の夏川結衣が魅力的で、ちょっと切ないラブストーリーにもなっている。 堤真一、生瀬勝久、柄本明、余貴美子らのキャスティングもいいので、ありがちなストーリーでも魅せてくれる。 ただ、都はるみのBGMは狙いすぎか。[DVD(邦画)] 7点(2013-06-17 23:33:29)(良:1票) 《改行有》

1284.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 学生のときから虚言癖のような主人公を好きになれない。 詐欺師が主人公の映画では、主人公に肩入れして騙しの痛快さを味わうのも醍醐味のひとつ。 ところが、この映画はFBIをはじめとして騙される側がマヌケすぎて緊張感が一向に高まらない。 実話に基づいているのかもしれないが、脚色はされているようで、そんな手に騙されるバカがいるかと思えてイライラしてくる。 時代が時代だとはいえ、捜査機関のレベルが低すぎる。 おまけに、主人公にも感情移入できないのが厳しい。 重大な犯罪者が刑期を務めることなくFBIにスカウトされて大成功する結末も引っかかる。 違法ハッカーがヘッドハンティングされたり司法取引が当たり前のアメリカらしくはあるけれど、正直者がバカをみるような世の中を間接的に肯定しているようにも見える。[DVD(吹替)] 3点(2013-06-17 23:26:40)(良:1票) 《改行有》

1285.  コラテラル 《ネタバレ》 トム・クルーズが珍しく悪役で、実質的な主役はジェイミー・フォックスのほうだろう。 マックスの母を見舞いにいったときの三人の会話は秀逸。 マックスと母の関係がリアルに浮き彫りにされている。 殺し屋の最後のターゲットとなった女検事をめぐる攻防はスリリング。 殺し屋は身元がバレないように依頼者には絶対に顔を見せないという細心の注意を払いながら、殺しのやり方がターミネーター並みに荒っぽい。 犯行を極秘に進めるという気配りがまったく感じられないのは、最初のキャラ設定からは矛盾している。 そうしたブレが幾つか気になるものの、殺し屋と平凡なタクシードライバーの生き様、人生哲学が対照的でおもしろかった。 地下鉄で誰にも気づかれずに死んでいた男や、マックスのリムジンの夢の話など、伏線もいい具合に効いていた。[DVD(吹替)] 6点(2013-06-17 22:27:42)(良:1票) 《改行有》

1286.  アマデウス ディレクターズカット 《ネタバレ》 観終わった後、完成度の高さにうなってしまう。 通常版もすばらしかったが、さらにそれを補強。 コンスタンツェに謝礼を要求したり、金策を申し込むモーツアルトに屈辱的な仕事を紹介したり等、モーツアルトを貶めるシーンが加わった。 3時間もの長尺をまったくダレることなく鑑賞できる。 凡人サリエリと天才モーツアルトの描写が見事。 特にサリエリの苦悩と葛藤が残酷なほどにえぐり出される。 モーツアルトの才能を最も理解する能力を与えられた皮肉。 音楽以外の才を持たないモーツアルトは、策士のどす黒いワナになす術もない。 前半はカンに障るモーツアルトの高笑いが、後半は哀れでならなくなる。 失ったものの大きさを正確に実感できるのはサリエリだけ。 最も忌み嫌ったはずのモーツアルトを葬り去ることで、最も愛すべきモーツアルトの音楽を失った。 その罪の深さに狂ったサリエリの姿が、ラストを完璧に締めくくっていた。 男の嫉妬は女の嫉妬より深くて複雑なのかも。[DVD(字幕)] 10点(2013-06-17 22:25:04)《改行有》

1287.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 スリリングではあったけど、出来の良かった前作よりパワーダウン。 盛り上げることを優先して辻褄の合わなくなっているところや説得力を欠くところが散見される。 ベインに完膚なきまでに叩きのめされたのに、これといったプラス要素もなく次にはやっつけていたのも都合のいい展開。 セリーナがなぜ過去をそこまで消したがるのかピンと来ないし、人物のキャラ設定や状況設定がいまひとつ明確に伝わってこない。 なので、その行動に必然性があまり感じられないところがある。 奈落から這い上がった子供がベインではなく女だったというのは上手く騙されたが、ミランダの犯行動機が陳腐で薄い。[DVD(吹替)] 6点(2013-06-17 01:49:29)(良:1票) 《改行有》

1288.  天国から来たチャンピオン 《ネタバレ》 新米天使のミスでまだ生きるはずだった男を死亡扱いにしてしまったことから巻き起こるファンタジー。 その設定があまりにマンガチックな陳腐さで、冒頭でもう期待薄かと思われたが、次第に引き込まれていった。 都合のよすぎる天国ルールやストーリー展開が気になるが、コミュニケーションのずれがうまく演出されていて楽しめる。 ジョーが記憶を失っているのに女が気づくラストシーンは、そうなるだろうなとわかってはいても期待に応える展開で、余韻があってすばらしい。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-16 23:45:43)《改行有》

1289.  フラガール 《ネタバレ》 蒼井優と徳永えりの福島弁のやりとりがめんこくてめんこくて。 岸部一徳がまくしたてた福島弁がなに言ってるかさっぱりわからなくて笑えた。 方言は独特の温かみがあってセリフに味が出る。 男風呂に乱入して暴れる松雪泰子のキャラもいい。 こういうクラブ活動ノリの青春ものは、『スイングガール』もそうだが田舎の設定がよく似合う。 ポンコツ素人チームが上達していく過程は、パターン通りとはいえやっぱり胸を打つものがある。 紀美子の母が娘たちのためにストーブ集めを訴える姿も感動的。 フラダンスに手話の要素があるとは知らなかった。 それを使って紀美子たちがまどかに送った愛のメッセージも良かった。 ベタなのでハッとするような展開はないが、うまくまとまっている。 クレジットで主役となっている松雪泰子もよかったが、その主役が完全にかすむほど存在感を発揮したのが蒼井優。 可憐でキュートで、最後のダンスはカッコよく、その魅力を存分に味わえる。[DVD(邦画)] 7点(2013-06-16 23:39:25)(良:1票) 《改行有》

1290.  半落ち 原作も読んでいたが、空白の二日間の説得力が弱い。 もったいつけて膨らんだ期待を、下回る真相となっている。[ビデオ(邦画)] 4点(2013-06-15 23:56:01)《改行有》

1291.  トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 自分の人生がすべて番組の作り出した世界で演出されたものだったというアイデア勝負の作品。 SF的で突拍子もないが、身近なテーマを含んでいて考えさせられる。 安全な虚構の世界を捨て、何の保障もない外の世界に飛び出した主人公の選択は頷ける。 その選択を熱狂的に支持した視聴者がすぐにそのことを忘れたかのように別の番組にチャンネルを変えるラストが、ブラックテイストで皮肉が効いていた。[DVD(吹替)] 6点(2013-06-15 23:52:14)《改行有》

1292.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 三谷幸喜得意のすれ違いと勘違いが巻き起こすコメディ。 暴力団のボスの愛人に手を出した備後が、苦し紛れの嘘で売れない役者を伝説の殺し屋に仕立て上げる。 役者がその企みを知らずにあくまで映画の役だと思っての殺し屋ぶりが間抜けで滑稽。 愛人役の深津絵里が魅力的だが、あんなに嫌って逃げていたボスのもとに戻って一件落着となるのは、オチがちょっと甘いような印象。 それでも、緻密に練られたストーリーに、観終わって映画の楽しさを噛みしめる。 一日で最高に素晴らしい瞬間であるマジックアワーを逃したときの一番の方法は、明日を待つということ。 人生をあきらめずに生きていこうとするメッセージが、タイトルにもこめられていた。[DVD(邦画)] 7点(2013-06-15 23:50:50)《改行有》

1293.  パッチギ! 《ネタバレ》 作品全体にほとばしるエネルギーがあるので、観ていて退屈はしなかった。 昭和の当時の雰囲気がよく出ているので、関西のドンピシャ世代であれば更にハマるだろう。 「恨」の精神が作品からもうかがえるが、これはあんまり好きじゃない。 それでなんでも正当化してしまうようなところがなんとなく感じられるからか。 学校では在日コリアンはその大半が強制連行で無理やり日本に連れてこられたかのように教える授業があった。 すっかり信じ込んでいたが、ずいぶん後になってそれは事実とは異なる偏った考えであることを知った。 この映画にもそうした類のものが感じられる。 葬儀に参列した主人公が日本人の代表として責められる場面では、歴史的に一部に起きた事実を元にすべての在日コリアンに起きていたかのような印象操作とも取れる描き方だった。 当時はほとんど無名だったので気がつかなかったが、久しぶりに観直してみると今売れっ子になってる役者がたくさん出ていてビックリ。 こんな豪華キャストだったとは思わなかった。 真木よう子のヤンキーぶりが似合いすぎ。 沢尻エリカはこの作品で可憐な少女だと思っていた。 あの頃は純真というか単純というか、いろいろ騙されやすい人間だったことに気づかされたようで…。[DVD(邦画)] 5点(2013-06-15 03:12:10)(良:1票) 《改行有》

1294.  隠し砦の三悪人 よくできたエンターテイメント作品。 敵陣包囲網から脱出する過程で何度も絶体絶命の危機に遭う。 それを切り抜けるのに、味方の百姓二人が何度も欲に目がくらんで裏切ろうとするのが娯楽性を増している。 仲間割れはこうした映画のお約束だが、人の心の変化、成長、伏線の張り方などエンタメの基本となるものがこの作品には詰まっている。 登場人物それぞれのキャラが立っているのもおもしろい。 雪姫のキャラはいいけど、ノドが潰れそうな発声で聞きづらいのが難点。[DVD(邦画)] 7点(2013-06-14 23:59:55)《改行有》

1295.  THE 有頂天ホテル 《ネタバレ》 登場人物が多く、複数のエピソードが並行して進行する。 その複数のエピソードが交錯しながら、ラストに向かって収束していくのは、さすが三谷幸喜の脚本だ。 キャラが個性的で、小ネタは随所に入っていて、セリフもウィットに富んでいる。 新堂副支配人のトンチンカンな鹿のスピーチは見もの。 ただ、大人数のせいかストーリーを深めきれずに全体に散漫な印象になってしまった。 ラストはすべてのパーツがうまくいっての大円団となるわけだが、そうなるには当然のように予定調和が見られるのでそこに感動はない。 ライトコメディとして気楽に楽しめるけれど、後にはほとんど残らない映画。 あの時の雑談は楽しかったけど、さて何を話してたっけ?というのに近い感覚。[DVD(邦画)] 6点(2013-06-14 23:20:23)(良:1票) 《改行有》

1296.  はるか、ノスタルジィ 《ネタバレ》 一人の少女との出会いをきっかけに、忘れ去った過去と向き合う中年の小説家が主人公。 男は少年の姿で現われた自分自身とともに、封印された過去を解いていくファンタジー。 ストーリー、演出、音楽など、どれもツボにハマらず。 中年男と少女の恋愛をファンタジーと文学仕立てに作った感じがついていけない。 少女好きな大林監督の幻想を見せつけられているよう。 はるかは少年時代の綾瀬を愛して現在の綾瀬に抱かれたようだが、男の視点で都合のよすぎる展開だ。 男にとっては三好遥子に対する贖罪でもあり、癒されて安息を得ただろうが、少女にとってはどういう意味があるのか。 『さびしんぼう』のときも感じたが、自分にとっては感傷的になる要素がなく琴線に触れなかった。 大林ワールドに共感できないのは、大林監督の持つ原風景がまったく異なっているということかもしれない。 2時間40分はとても長かった。[ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-14 03:34:47)《改行有》

1297.  お熱いのがお好き ビリー・ワイルダー監督なのでとても期待して観たのに、もともと好みじゃない女装のドタバタコメディだったのでがっかり。 女装の男性という設定だけをとっても古臭いコントのようで笑えない。 ビリー・ワイルダー&ジャック・レモンの作品は『アパートの鍵貸します』で感動したが、『あなただけ今晩は』ではドタバタテイストが少し気にかかった。 本作はドタバタに徹していたが、この監督はドタバタでない作品のほうが味わいがあって好きだ。 マリリン・モンローは魅力的だったけど。[DVD(字幕)] 5点(2013-06-14 03:21:33)《改行有》

1298.  悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 冒頭から怪しげな人物が次々に出てくるので、どこから何が始まるのかという不気味さがあったが、なかなか始まらなくて少しじらされる。 ストーリー性をあえて無視しているようで、とにかくイカれた一家にわけもわからず襲われているシーンが続く。 チェーンソーを振り回すレザーフェイスだけではなく、他の二人も不気味なキャラが立っていて、三人揃った食卓のシーンは不快指数が跳ね上がる。 理不尽な恐怖がまとわりついてリアルだが、ストーリー性のあるものが好みなので、名作と評価の高い本作にそれほど惹かれなかった。[インターネット(字幕)] 5点(2013-06-14 00:13:54)《改行有》

1299.  少年時代(1990) 《ネタバレ》 少年時代の微妙な力関係の変化が如実に表れている。 猿の世界と同じくらいパワーバランスに敏感で、残酷なくらいに人間関係が変わってしまう。 ガキ大将の武が子供っぽい感情の揺れを見せるのがリアル。 東京から疎開してきた進二に優しくしたかと思えば、いじめて泣かせもする。 きまぐれのような武の行動に、進二への強い関心と執着がうかがえる。 進二の胸を突き刺したのは、武に取り入っているという女子の言葉。 女子に弱虫とか強い者に媚びている奴と思われるのは、少年にとってこの上ない屈辱だ。 進二が武に反抗してみせたのも無理はなく、共感できる。 力に頼って押さえつける者は、いつかは力によってひっくり返される。 武がボスの座を陥落してから、今までの仕返しにいじめられるのを無抵抗で黙って耐えているのは、ガキ大将のプライドそのもの。 自業自得ではあるものの、その姿は潔い。 それに比べて、健介は合理的で頭はいいが復讐がジメジメと陰性だ。 懐かしい原風景を見るような作品で、描かれた時代こそ違えどノスタルジーが刺激される。 時を経ても色あせない類の映画だろう。 山田太一の脚本だけに、隙のないしっかりとしたドラマになっている。[ビデオ(邦画)] 8点(2013-06-14 00:12:09)《改行有》

1300.  ほしをつぐもの 《ネタバレ》 たけしが素に近い笑顔で、よくあるバイオレンスの香りはない。 女性レポーターがメインのストーリーに絡んでいないのでムダな印象。 淡々としていて盛り上がりに欠けた。 ラストで河原に姿を現せたたけしの笑顔が、今までにないくらいチャーミングでカッコよく見えた。[ビデオ(邦画)] 3点(2013-06-13 00:12:56)《改行有》

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