みんなのシネマレビュー |
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1301. ザ・レイプ(1982) 《ネタバレ》 見かけは裁判が土台になっているが、決して社会派ドラマではないように思う。レイプだろうとSEXだろうとあの瞬間において女に受け入れる気持ちがあったかどうか、素人っぽい女性検事に対して、玄人っぽい弁護士は核心をつく。ある意味被害者路子を一番理解していたのは、恋人ではなくこの弁護士ではなかったろうか。加害者だけではなく、裁判を通して社会からもレイプされたはずなのに、「女と一発ヤッて、5年は重いでしょ」と路子は乗り越えてしまったように思う。裸体の田中裕子に注目が集まるが、私には踊っている姿の方がとても魅力的。[DVD(邦画)] 6点(2013-11-07 07:02:50) 1302. 織田信長 (1940) うつけ者の織田信長が政略結婚によって濃姫と夫婦になり、父の死後の跡継ぎ問題や忠臣平手政秀の自害など、ストーリーとしては子どもの頃見た市川雷蔵の「若き日の信長」とほぼ同じでおもしろい。そして所々に入る町人農民の歌と踊りは、いかにもマキノ映画風だし、信長の半生を知る上でも良い。ただ重みのある片岡知恵蔵の信長は少々立派すぎ、結婚したり家督を継いだときは十代だったはずだから、もっと若い俳優が演じるべきだったのかも。なおDVDは戦後改題され再公開された90分版。[DVD(邦画)] 6点(2013-10-29 06:37:58) 1303. 素直な悪女 男を惑わす悪女と言ってしまえばそれまでだが、彼女が孤児院で育った経緯を考えると寂しがりやの女なのかもしれない。色気と奔放さが魅力のBBこその映画ではあるが・・・。 邦題はいまいち、原題の「そして神は…女を創造された」という聖書の一節の方が魅力的。[DVD(字幕)] 6点(2013-10-26 11:39:31)《改行有》 1304. 信子 夏目漱石ぼっちゃんの女性版スタイルをとりながら、痛快さでなくほのぼのとした人情味で綴るのはさすが小説家獅子文六。それを描くのが清水宏監督なのだから、物語の方向性は自ずと決まる。だが主人公の田舎から出てきた女性教師を、都会風の高峰三枝子が演ずるのがとても意外。女学校はこんなものだったかなと少し首をかしげるけど・・・。前半が特に音声が聞き取りにくかったけど字幕もついていたので安心して見られた。ところで大発見、高峯三枝子が女生徒細川頼子を演じた三浦光子より歳が下だったとは。[DVD(邦画)] 6点(2013-10-25 06:17:01) 1305. ビートルジュース コメディとホラーとファンタジーがほどよくミックスされた不思議な映画、さすがティム・バートンだ。品のない駄洒落と美しい映像のアンバランスも良い。突如として「バナナ・ボート」の音楽に合わせ踊り出した時はびっくり仰天。[DVD(吹替)] 6点(2013-10-24 20:23:22) 1306. ソウ 《ネタバレ》 斬新な設定と息をのむ展開はすばらしい。そして何と言っても死んでる人間が動き出したときはぶった曲げてしまった。しかし改めて見直してみると、よくこんなグロテスクな映画を作ったものだと感心する。アイデアとおもしろさは抜群だが、どうも気分が良くない。[DVD(字幕)] 6点(2013-10-24 01:37:16) 1307. 風船 あまり好きになれない物語だが、芦川いづみだけは断然良い。[DVD(邦画)] 6点(2013-10-22 15:31:33) 1308. 山のあなた 徳市の恋 脚本は原作の「按摩と女」と同じだし、草彅剛の熱演も光る。リメイクとしては良い方だと思う。しかしどうしても清水監督のオリジナルのおもしろさと風情は、十分に発揮されているとは言えないようだ。[DVD(邦画)] 6点(2013-10-18 12:12:06) 1309. オーロラの彼方へ 前半はSFファンタジー風ヒューマンドラマに思えて非常に良い。だが後半はストーリーが荒く安っぽいサスペンスドラマになってしまったみたいだ。[DVD(字幕)] 6点(2013-10-01 20:11:15)(良:1票) 1310. メジャーリーグ 《ネタバレ》 「弱小チームがどうして強くなったの?」「コメディだから」で万事解決できるような映画。外野スタンドを指さしてからのバントにびっくり、2塁から3塁回ってホームにスライディングにまたまたびっくり。コメディだ、映画だとわかっていても熱くなる、米国映画らしい映画だ。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-28 21:07:17) 1311. オードリー・ヘップバーンの モンテカルロへ行こう 他の皆さんと同様「オードリーの~」の名前につられて見た口だが、出番が少ないとは言え一応ちゃんと出演しているし文句は言えないだろう。いやオードリーが例え出ていなかったにせよ、大変楽しい映画だ。多少ドタバタ(すぎるかな)だけど、これくらい許容範囲。ところでジャンルにミュージカルを加えても良いのでは・・・。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-28 16:14:44) 1312. 智恵子抄(1957) 資産家の家に生まれ、画家の道を歩んだ長沼智恵子。彫刻家で詩人の高村光太郎と出会い結婚したが、実家の破産等で心労が多く、病気がちだった彼女の身体が次第に蝕まれていく。映画としてはおもしろみに欠けるが、智恵子を演じる原節子は絶品、大変際だっている。統合失調症で記憶が薄れていくなかで、時折蘇る記憶にハッとする。[映画館(邦画)] 6点(2013-09-27 23:10:52) 1313. 男はつらいよ 噂の寅次郎 お彼岸の墓参りからスタートするなど、今までのシリーズとちょっと違う。秋のもの悲しさというか、しっくりとした雰囲気、マドンナが大原麗子ということもあるかもしれない。そして従兄室田日出男の出現にあっさり身を引く変わり身の早さ、少しばかり人生の無常ささえも感じる。[DVD(邦画)] 6点(2013-09-18 06:02:54) 1314. フェイス/オフ 印象的なオープニング、スピィーディーでスリリングな展開で前半は実に良い。そして顔を交換するという奇想天外な発想にも目を見張る。だが後で思うとあまり気持ちが良いものではない。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-16 21:32:56) 1315. 希望の国 不謹慎だとは思うが見るのが疲れる。それにしてもストレートな表現だ。ここまでしなくても十分にメッセージは受け取れると思うのだが・・・。[DVD(邦画)] 6点(2013-09-12 06:42:56) 1316. 故郷よ 今から27年前に起こったチェルノブイリ原発事故、映画は事故そのものではなく、故郷を離れた人たちや避難命令に逆らって残った人たちを描く。どちらも故郷を思う気持ちは同じだ。映画が製作された年に日本で起きた福島の被災者と重ね合わさざるをえない。ただ惜しむらくは、映画後半部のまとまりに欠けるような気がする。この映画で百万本のバラが聴けるとは思わなかった。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-11 22:33:22) 1317. 箪笥 何度見てもほとんどが姉の幻想とわかっていても細部がよくわからないし、いろいろな解釈や憶測ができる映画だ。また美しい映像があるかと思えば怖いシーンもあり、不思議な魅力を持っている。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-07 22:47:25) 1318. 戦火のかなた 前半の3話はそれぞれが戦争の悲しさを表現していて印象深い。それに比べ後半の3話は、だから何なのだと突っ込みたくなるほどパッとしない。前半7点の後半5点。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-03 11:14:37) 1319. ベリッシマ 我が娘を映画スターにというマニャーニの母親ぶりがすさまじい。そしてまたしゃべりまくること、どうぞご勝手にと言いたくなるほどうんざりだ。だが、我が娘のなく姿を見て、我に返る。コメディとして笑えるおもしろさではなく、敗戦からほどないイタリアの貧しさと悲しささえも感じる。ところでオープニングにオーケストラが登場し、ドニゼッティのオペラを演奏し始めたのにはびっくり。[DVD(字幕)] 6点(2013-08-31 23:31:39) 1320. 白い恐怖(1945) 夢から事件の真実を探るというのは映画としてはおもしろいけど、精神分析というのはそんなに簡単なものだろうかという疑問が残る。それに中盤までの展開に比べて、ラストがあっけなく物足りない。[DVD(吹替)] 6点(2013-08-31 22:30:23)
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