みんなのシネマレビュー |
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1341. 白熱(1973) 《ネタバレ》 この映画に、後の名作「ロンゲストヤード」と「トランザム7000」の萌芽が見てとれます。特に話らしい話はないのですが、おちゃめになる前の、バートレイノルズの精悍な感じが印象に残ります。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-08 06:34:03) 1342. SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム 《ネタバレ》 追い込まれても、別に現状が良くなるわけでもなく、それでも「私」は歌い続ける。とても素敵なラストの「みんなどこにいる?」のラップに「俺はここにいる!」と心の中で唄い返しました。[DVD(邦画)] 7点(2013-05-08 06:29:48) 1343. ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人 《ネタバレ》 このカワイイ「欲張り」なおじさんに対して、やさしい目線で描かれています。またこの人物に対するコメントも実に鋭く、このおじさんが自分で思っている以上に周囲の人はこの人のことを分かっているんだなぁと思いました。素敵な二人です。だんだん、奥さんの方が元気になっていくのが面白くもあるんですが・・・[DVD(字幕)] 8点(2013-05-08 06:26:30) 1344. SR サイタマノラッパー 《ネタバレ》 とても好き!こういう映画。地方の夢見る青年の挫折を描くわけだが、魂だけは譲らないという姿勢を、この太めの青年が実にカッコよく演じている。ラップも見事で、実に好青年。これを観終わって、連休の夜にこのシリーズ全巻、市内のレンタル屋を探して回ったのが、いい思い出になった。有難う![DVD(邦画)] 7点(2013-05-05 03:03:53) 1345. アタック・ザ・ブロック 《ネタバレ》 B級であるが、ちょっと一風変わったエイリアン映画。最初はスピルバーグの「宇宙戦争」のように、エイリアンの地球征服を一家族の視点からはみでることなく、描いた作品かと思っていた。どんな落ちになるだろうか?と・・。でもこの映画のエイリアンはメスの匂いだけに寄ってくるという実に低知能。それで最後はメスの匂いで一か所に集めて、ドッカ~ンと行くわけだが、この映画はここに青春映画の様相も体してる。不良たちの青春も描いてて、そこがとても新鮮だった。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-05 02:59:53) 1346. ボーン・レガシー 《ネタバレ》 俺的にはラストのあのテーマ曲で許されてしまう。まぁボーンシリーズの魅力というのは、いかにも役人面したのが殺しを指示したり、体育会系風が暗殺者になったりするというとこなんだが、この映画では、あの手ブレのカメラでのカーアクションをバイクでまた撮りたかったのかな?なんて感じたが・・。それにしても「ハートロッカー」からジェレミーレナーはよく出てるね。サングラスかけたジョンベルーシー面に快哉!を心の中で叫んだのは俺だけか・・[DVD(字幕)] 7点(2013-05-04 03:51:33) 1347. かぞくのくに 《ネタバレ》 骨太な映画。特に物語に起伏があるわけではないが、あの国とこの国の違いがよく出てる。それを一番、鮮明に描いたのが、安藤サクラのラストのお兄ちゃんの腕を離さないとこ。ものすごい演技だと思った。あのシーンだけで、キネ旬主演女優賞が安藤サクラだということに納得した。[DVD(邦画)] 7点(2013-05-04 01:51:47) 1348. ナインハーフ 《ネタバレ》 ウォール街などの非人間的な仕事につく人間のおかしな部分をすぐさま取り入れたエイドリアン監督。「フラッシュダンス」で僕らの世代には神様みたいな監督だった。だから影響も大きかった。そしてこの映画のせいで女性関係がむちゃくちゃになった知人がいる。文化のもたらす毒というものを真剣に考えるべきかもしれない。よく映倫通ったな~!!まっとうな人間が眉をひそめるシーンをもっと大きく描写すべきだった。ラスト、一人の女性をここまで貶めた、この男がもっとひどい仕打ちを受けるとこまで描くべきだった。元夫がおかしいと感じて、行動するとこまで描くべきだった。じゃないとこんな壊れた男女関係を、思春期に見た人間がどうなるか?この後、「運命の女」で似たような話を創り、ちゃんとした映画にエイドリアンはしたてている。やはりお叱りを受けたんだろうね、いろんなとこから。まったく!(・・と言えないほど、酷い事態になってんだよね、俺の知人)[DVD(字幕)] 6点(2013-05-04 01:46:00) 1349. 殯の森 《ネタバレ》 ドキュメンタリーでもなく、おすましでもない、そんな女性をうまくカメラに捉えてます。自分はこの映画を観て、今一番観たかった映画だと思いました。[DVD(邦画)] 10点(2013-05-01 22:47:11) 1350. 探偵はBARにいる 《ネタバレ》 あっはっはっは。楽しい、楽しい。娯楽エンタメばかり観ていたらバカになるが、たまには良いね!松田龍平の笑い方が良い!人の好さを感じさせる。[DVD(邦画)] 8点(2013-05-01 22:43:36)(良:1票) 1351. アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》 楽しかった~!ヒーローばっかりでまとまらないが、最後一気にまとまるのがいいね。 それにしてもあの空母、あんなにもろいなら、空飛んじゃいかんよ。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-01 22:39:48)《改行有》 1352. アイガー北壁 《ネタバレ》 氷壁ものにはずれなし!ということで近所のレンタル屋の店員に薦められて観た。良かった!でもラストの非情さに真実をベースにした話ってきついね、と思った。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-28 06:04:58) 1353. 風の中の子供 《ネタバレ》 子どもをとらせたら清水宏は抜群!この他にも「みかへりの塔」も最高です![DVD(邦画)] 7点(2013-04-28 05:58:30) 1354. 有りがたうさん 《ネタバレ》 清水宏の肩に力の入らない作風に、ぼくもほっとしてます。「よし!今から映画観るぞ」と気構えることなく、ほんじゃ観るか、という感じで観られるので気持ち的に楽です。「たかが映画、されど映画」みたいなスタンスが、ちょっとそこまで、というノリで観られるんですよね。今の映画にもこんなスタンスの作品、欲しいな。でもほのぼのしてる割には、会話の内容の悲惨さと言ったら・・。当時の人はあまり悲壮感持ってなかったのかもね。これくらいの気構えでいいんじゃないかしら?生きるって・・[DVD(邦画)] 7点(2013-04-21 09:36:11) 1355. アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 たけしの闘いは、かくもすさまじいのか?ここまで精神的に追い詰められたの、映画でははじめてだ。やっぱたけしは天才だわ。少なくとも表現者で、ここまで世界と闘ってる人は少数派だと思う。あ~疲れた。たけしさんが楽になった時、どんな作品ができるのか、楽しみです。[DVD(邦画)] 9点(2013-04-21 09:24:33)(良:1票) 1356. ラストタンゴ・イン・パリ 《ネタバレ》 男の寂しさを埋めてあげようとする女性。そのような聖なる心を壊すような行為。まるで獣である。それでも彼の闇は何なのだろうと彼女はまたやってくる。しかし奥さんが死んだ時、彼の愛も持って行かれていたのだ。彼は孤独なのではなく、「空っぽ」だったのだ。それが分かった時、彼女は・・・。自分にとってのこの頃のベルトリッチの謎。それは魅力のない人物を描くのに、なぜこんなに見事な映像や音楽を用いて、映画を創るんだろうということ。この前作の「暗殺の森」で特にそう感じるようになった。果たしてベルトリッチが空っぽなのか?それともそういう人物に興味があるのか?後に傑作を創りだした彼の問題意識に興味がある。しかしなぜかベルトリッチを取り上げた映画批評の本ってないんだよね~。[ビデオ(字幕)] 6点(2013-04-20 07:54:22) 1357. 信子 《ネタバレ》 素敵な作品です。今のように観せるだけの学園物が多い中、このようにハートフルな話を観せられると、泣いちゃったよ、俺。清水宏の力量もあるんだろうけど、こういう本来の人間を描いた映画を、再上映でもなんでも今の時代に再放映する必要あるんじゃないか?「お約束どおり」という言葉が大嫌いだ!人間のあり方は今も昔も変わらないはず。是非!こういう静かな学校映画をもう一度!たとえば最近の「桐島、部活やめるってよ」のような映画だったら、映画部の顧問の先生の頑張りようをもっと描いて、映画青年がまっすぐ感性を伸ばすなんて言う話もあるはず!今の学園物は「告白」のように生徒をワルにしすぎ!子供を恐れる今の学園映画は、子供を寂しくしてると思う。「おっぱいバレー」みたいな佳作もあるにはあるんだけど・・今の時代こそ、この映画のような愛を持った先生に焦点をあてた映画を創って欲しい![DVD(邦画)] 8点(2013-04-17 11:18:40) 1358. ジャッカー 何という低予算!でも最後まで一気に観ました。[DVD(字幕)] 5点(2013-04-17 09:07:52) 1359. 処女の泉 《ネタバレ》 自分にとってのベルイマン体験は「ファニーとアレクサンドル」からでした。そこから「第7の封印」ほか何作か観たのですが、何かしっくりこない。何だろう、この感覚。でも本作を観て、この監督の根本の問題意識が分かりました。人間は、「悪魔」にどこまでつけ入られてしまうのだろう?この作品は、女性を暴行する貧しい男たちの存在に、監督の怯えが素直に描かれた作品です。この事件にはもう一人キーパーソンがいます。父なし子を身ごもった薄幸の女性、インゲリです。彼女と交渉した男性が描かれてないのがこの作品の不完全なところです。言ってみれば、映画とは2時間くらいの世界の中でいかに落とし前をつけるのか?そういう芸術なのだと思います。見事な落とし前のついたとき、自分は良い映画だったと感動します。その意味でインゲリをここまで傷つけた男性に、どのような落とし前がつくのかまで、明確に描くべきでした。彼の人間不信はどこから来るのか?このような問題設定は暢気なのでしょうか?貧困を知らないから言うのでしょうか?インゲリのような絶望感にさいなまれてないからこう感じるのでしょうか?それとも監督がこのような事実を目の当たりにしたからでしょうか?それとも彼自身、自分を信じられないから、こんな作品ができたのでしょうか?答えは彼のその後の作品にあると思います。「ファニーとアレクサンドル」・・俗人が人生の問題にぶつかった時、それとなく解決に乗り出します。彼は俗人に希望を見出そうとしているような感じがします。彼の俗人への愛こそ、俗人である自分への愛ではないか?と思うのです。そこに至るまでに自分の俗人ぶりに驚愕している事実があったのかもしれない。それがこの本作の彼の怯えの答えではないか?しかし彼がここまでの事をしたと言っているのではありません。最後にこの作品を観て、落とし前をつけるための武装は必要なのではないか?などという問題意識も自分の中に芽生えました。本作で復讐を行ったお父さんは、教会を建てることで神に赦しをこうのですが、人間は、愛する者が殺められた時、落とし前をつけられなくて、それが人間か?とまで思いました。[ビデオ(字幕)] 8点(2013-04-15 07:45:39) 1360. フォロー・ミー 《ネタバレ》 名匠キャロルリードのカワイイ小品。オシャレな作品かと思ってたら、古くて新しい人間関係の問題を扱った、音楽とロンドンの街並みがいつまでも心に残る職人技の光る作品でした。ミアファーローってやっぱ魅力あるね。女の子の気持ちをいつまでも大事にしてる役どころも見事にこなしました。「華麗なるギャッビー」「ジョンとメリー」といろんな役を演じるけど、なんかミアファローがいるってだけで何となく映画になっちゃうほど、肩に力を入れない女優さんですね。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-15 01:13:06)
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