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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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121.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 ポーカーのゲームが続く中での駆け引きじゃなく、たった1ゲームの中での駆け引きを引っ張り続けて、ここまで楽しい映画が作れるんですね。 前半は顔を見ているだけでも飽きさせないヘンリー・フォンダがいいし、後半は奥さんの出番。成金どもに負けるな!ジョアン・ウッドワードが見事です。「人生の苦難も幸福も分かち合える真の伴侶を見つけろ!」と、このポーカーに同席した男の人生観までも変えてしまった見事な勝負でした。 それだけにどんでん返しには見事に騙されました。これこそコン・ゲーム映画の醍醐味。ただ、「えっ!?そうだったの?」以降ラストまでがちょっと引っ張りすぎましたね。途中はずっとこのポーカーの連中のどこが五人の仲間なんだ?と思って見ていたのですが・・・。これは素晴らしい邦題でした。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-12 18:20:48)(良:2票) 《改行有》

122.  トト・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》 冒頭のトマ老人の「私の人生は何も無かった」という語り。そう思い込んで生きてきた男の生涯の重苦しい回想でありながらもユーモアのある語り口、陽気な人生讃歌”ブン”の使い方も素晴らしい。 終盤まで自分の人生は何も無かったと思い込んでいたトマ老人がトラックをヒッチハイクする。ドライバーが口笛を吹いていた曲は”ブン”。一台のトラックが追い越していく。そこに大好きだった父と姉がピアノとトランペットで”ブン”を演奏する様子が鮮やかに蘇る。その時のトマ老人の表情と「ずっと君の事が羨ましかった」という思いもよらない告白のシーンが印象に残る。また、青年時代に出会ったある女性との再会を用意したあたりに本作の優しさが感じられます。 不幸な思い込みに心を支配されて生きてきた彼が人生の最終盤でようやく己の人生と正対した。ラストで彼は憧れていたシボレーに乗り飛行機で空を飛ぶ。ずっと彼の笑い声が聞こえている。その姿は見えないけれど、彼の笑顔が目に浮かんでくるようでした。[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-10 19:07:08)《改行有》

123.  若草の頃 《ネタバレ》 「オズの魔法使」で人々に愛されたドロシー。この時1939年。しかしその10年後頃からは常にジュディ・ガーランドにはスキャンダルが付きまとい、その後も素晴らしい映画がありましたがあまりにも短い生涯でした。よって、本作の頃が最も彼女が輝いていた、まだ二十歳を過ぎたばかりの彼女にとっても若草の頃でした。 そんなジュディが歌う数々の素晴らしい歌も心温まる家族愛の物語も楽しく感動的な作品です。冒頭、家族が口々に歌う”セントルイスで会いましょう♪万博で会いましょう♪”から楽しく、中盤の路面電車のシーンの素晴らしさ!女達の色とりどりの花をあしらえた帽子と衣装、歌うジュディ、その曲の高揚感。ジュディ演じるエスターの心も、万博がやって来る街の高揚感もが見事に伝わってくるシーンです。 エスターと優しい姉がいて、可愛い妹達がいて、両親にお爺ちゃんに兄にお手伝いさんに至るまで家族皆が魅力的でそれぞれの作品の中での存在感がしっかり出ていています。元気いっぱいのジュディを中心に明るく仲睦まじく暮らす家族の姿が描かれ、幸せなクリスマスに続き家族愛と家族それぞれの故郷を愛する思いが伝わってくる万博会場でのラストも実に感動的でした。[DVD(字幕)] 9点(2011-04-03 01:03:18)(良:2票) 《改行有》

124.  英国王のスピーチ バーティとライオネル(敢えてこう呼ぼう)が2人っきりで部屋の中にいる。2人の関係に常に一定の距離感と緊張感を持たせつつも、台詞の中に込められたユーモアのセンスが素晴らしく、1シリング硬貨やプラモデルといった小道具の使い方も巧く、実に味わいのある笑いを生み出します。この緊張感と可笑しさのバランスが絶妙でした。この2人を演じるコリン・ファースの感動的な名演技は言うまでもなく、ジェフリー・ラッシュもまた賞賛されるべき素晴らしい演技でした。 初めて2人が出会った時の距離感のある関係から、その距離感を少しずつ詰めていく過程が、感動の味付けや音楽や演出は抑え気味ながらもユーモアを交えながら丁寧に積み重ねられていき、最後は実にいい感動があります。演じる2人の繊細かつ可笑しさのある演技も充分に堪能できます。 この2人のそれぞれの家族の関係とその温かみのある描き方にも家族の素晴らしさを十分に感じさせてくれるし、王である夫を支える妻を演じたヘレナ・ボナム=カーターも見事な好演でした。本作のように地味ながらもいい映画が本年度アカデミー賞の重要な4部門(作品・監督・脚本・主演男優賞)を受賞したことをとても嬉しく思います。[映画館(字幕)] 9点(2011-03-01 20:48:20)(良:2票) 《改行有》

125.  シティ・スリッカーズ 40歳前後。仕事にも人生にもちょっと疲れがたまってきた冴えないシティ・スリッカー(都会のヘナチョコ)のオッサン3人組が人生リセットの牛追い体験ツアーの旅に出て、バカやったりしながらも元気を取り戻していくというとても単純なお話。 3人組と共にツアーに参加する顔ぶれもいいし、彼らがバカをやる度に大いに笑った。こういう映画は出てくる連中がみんないい奴らで話が単純なほどいいんじゃないかなと思います。 年はとったけど馬にまたがるカウボーイのジャック・パランスがカッコいいんですよ。彼らに多くの影響を与えていく台詞の一つ一つもとても良かったです。それだけに、いなくなるタイミングがちょっと早すぎたのが残念。 今、本作のシティスリッカー3人組と同世代になって見直したら、彼らの弾ける様な笑顔にも辛い思いをぶつける姿にもしんみりと人生を語り合う姿にも、全てに思いっきり感情移入してしまいました。音楽も素晴らしく、途中で挿入される歌の歌詞もとても良かったです。「どんな夢でも叶えられるよ。心さえ若ければ。さあ、105歳まで生きのびて、この世に生きる喜びを知ろう!」とこんな感じだったかな。出来る事なら今、彼らと一緒にこの牛追いツアーに参加したい!と感じながら見ていた僕もちょっと疲れがたまっているのかな・・・。[DVD(字幕)] 9点(2011-02-04 23:29:57)《改行有》

126.  ブロードキャスト・ニュース よく見られる三角関係の人間ドラマですが、主要登場人物の仕事に対する熱き思い、向上心といった共通項と、絡み合うそれぞれへの思いの見せ方が見事でした。 トムが急遽アンカーマンを担当するチャンスが訪れた番組での、一刻を争う報道番組の最前線の緊張感を伝えながらもトム、ジェーン、アーロンそれぞれの表情と垣間見えるれぞれの思いの見せ方が素晴らしかったです。そのチャンスを掴んだトムとは対照的な、たった一度だけのアンカーマンとしてのラストチャンスに挑むアーロンの姿も印象に残る。 テンポのいい構成でチームの一員としての思い、その一方で存在する個々の複雑な思いを絶妙のバランスで見せながら、それぞれを魅力的な好人物に描いた脚本に演出に、演じた主要キャストの好演も光る。報道番組の最前線を舞台に繰り広げられる仕事への誇りと成長と、恋と友情と仕事の三角関係を見事に描いた作品です。[DVD(字幕)] 9点(2011-01-30 20:55:42)《改行有》

127.  フェリーニのアマルコルド とても楽しい映画でした。イタリアの小さな港町の早春から始まる1年の様々なエピソードと町の人間模様が主人公の少年の目を通してノスタルジックに描かれるのですが、この雰囲気がたまらない作品です。僕の記憶の中にも少年時代のお祭りの楽しい記憶が確かに残っていますが、冒頭の春の訪れを告げる綿毛がふわふわと漂う町の風景に続くお祭りから映画は始まって、港にやって来た幻想的な豪華客船も大雪に見舞われた町も賑やかな人間模様も全編を通して描かれる小さな港町の風景はずっとお祭りのようです。タイトルからも分かりますが、フェリーニの記憶の中にある少年時代を映像化したフェリーニの自伝的作品なのでしょうが、どこかファンタジーの香りもします。特に一面雪景色の町に孔雀が舞い降りるシーンの美しさは忘れられないものとなりました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-11-28 19:45:09)

128.  日本のいちばん長い日(1967) 昭和20年8月15日。日本が忘れてはならない一番長い日にして大日本帝国最後の日。ポツダム宣言を受諾し天皇陛下の玉音放送があり、戦争が終わった日として日本史の授業で習った。しかしその前日から一刻を争うこんなドラマがあったとは。内閣、陸軍省、近衛師団、東部軍、宮内庁、NHK、児玉基地、厚木基地、横浜警備隊、前日からのこれだけの人間の数々のドラマを全く中だるみの無い緊迫感を持ってよくぞ熱く描き切られたことと感服します。立場や考え方、この一日に取った行動はそれぞれですが、その是非は別にしてそれぞれの根底にあった日本を思う熱き思いを演じた本作の全ての男達の熱き名演技に感動しました。これを機にぜひとも原作も読んでみたいと思います。[DVD(邦画)] 9点(2010-11-20 17:37:43)

129.  ザ・ペーパー 登場人物も、そのそれぞれのエピソードもこれだけの内容を詰め込みながらも登場人物にも、エピソードにも展開にもムダが無い見事な映画です。 三流新聞社のジャーナリスト、その家族、関係者の人間ドラマを熱く描いた群像劇ですが、話の伏線の張り方やテンポの良さが素晴らしく、熱いだけじゃなくウィットに富んだ台詞の数々も楽しかったです。 仕事へのプライドも家族を思う気持ちも、最後にはそれぞれのドラマが上手くまとまって鑑賞後の気分も爽快な作品です。流石、ロン・ハワード監督の映画ですね。親が子を思う思いにあふれたロバート・デュバルのあのシーンを最後に持ってくるあたりには余裕すら感じられました。非常に中身の濃い110分でした。 [DVD(字幕)] 9点(2010-10-31 23:05:25)(良:1票) 《改行有》

130.  愛のメモリー 《ネタバレ》 デ・パルマ版『めまい』として有名な作品。観る前はそれ程期待していた訳ではなかったのですがこれは素晴らしい映画でした。ある事件で妻子を亡くした男の前に妻と瓜二つの女が現れる。確かにその展開は『めまい』です。 主人公の男と結婚することになった瓜二つの女が男の豪華な屋敷にやって来る。時折精神的な不安定さを見せる夫、その屋敷に飾られている亡くなった妻子の肖像画に目を奪われる様や屋敷に残されている妻の日記、装飾品・・・。効果的なこれら小道具の配置のさせ方、この屋敷に今でも残る妻の存在感。『めまい』だけでなく、これは同じくヒッチコックの『レベッカ』のマンダレー屋敷を思い起こさせる。この一連の瓜二つの女の行動とその表情は真相を知った後に見直すと全く違った印象を与えてくれます。 事件の真相を見せて以降後半から終盤の緊迫感のある見事な流れ、その末に訪れる空港での再会のラストシーンも素晴らしい。ミステリアスで重厚さを感じさせる音楽や映像も素晴らしく、僕にとってのデ・パルマの最高傑作となりました。[DVD(字幕)] 9点(2010-09-23 21:38:40)《改行有》

131.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 確かに主人公一家の暮らしは貧しく描かれる内容は切ない。何度も映し出されるかわいい飾りのついたきれいな靴を履いた同級生の足元を見つめる妹の視線や高級住宅街の街並みを見つめる兄の視線からは貧富の差が確かに感じられます。 しかしその貧しさを強調するよりは路地を力強く駆け抜ける兄妹の姿、高級住宅街の庭師の仕事で収入を得た後、もっと働いて冷蔵庫を買って、お前たちの靴も買って、大きな家に引っ越そうと夢を語り合う自転車に二人乗りする父と息子の姿などを通して貧しくも力強く生きる家族を描く視線には素朴な優しさが感じられます。 その後仕事が順調なことを感じさせる買い物をするラストのお父さんの姿に嬉しくなる。なぜならその自転車の荷台には綺麗な赤と白の2足の靴が・・・!そしてマラソン大会で頑張りすぎてしまった兄が靴を脱ぎ脚を水に浸す。その足元に集まってくる金魚。とても優しく素敵なラストシーンでした。 欲を言えばお父さんが買ってきた靴を見た兄妹の喜ぶ笑顔と喜ぶ子供の姿に満足そうなお父さんの表情も少し離れた所からそっと見せてほしかったなあ・・・。[DVD(字幕)] 9点(2010-09-11 12:12:58)《改行有》

132.  白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々 最初から最後まで観る者に目を離させない、全く途切れることのない緊張感。非常に重厚で丁寧に作られている映画でした。「白バラ」の活動を伝えるよりも、その中にいたゾフィー・ショルという一人の高潔な人間を伝えることに集中した映画ですが、ゾフィー役の女優さんの演技は本当に素晴らしかった。また、尋問を担当したモーアがゾフィーを見つめる様々な感情の入り混じった表情も印象に残る。特に2月20日の尋問の際に発する一つ一つの言葉には非常に重みがあり、演じる二人も見事な演技でした。事実に忠実に作られたというこの映画。実に立派な映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2010-09-09 23:23:53)

133.  瞳の奥の秘密 《ネタバレ》 いい映画でした・・・。25年前の若い銀行員の妻の惨殺事件。主人公の男の事件の回想と真相を追う姿を物語の軸に、妻を殺された銀行員と犯人、裁判所を定年退職した主人公の男とその上司である女性、それぞれの事件の二転三転する展開と共に描かれる深い味わいのある人間ドラマでした。更に執念の捜査を見せつつもどこかコミカルな主人公の男の同僚の味のある存在感も見逃せない。 途中長く感じられる部分もありましたが、25年前と今を行き来しながら事件の回想と解明のドラマと、事件後のそれぞれの人間ドラマの二つのドラマがしっかり描き切られ、ミステリ・サスペンスとロマンス、この二つのドラマそれぞれの結末が鑑賞後も違った余韻となって心に残る映画でした。 度々登場する“A”の文字が打てないタイプライター。主人公の男が恐れを振り払うかのように自ら“A”の文字を書きラストの行動に出る人間ドラマの結末も、事件のその後の驚愕の結末も見事でした。よく練られた脚本、味わい深く美しい映像も素晴らしい映画でした。[映画館(字幕)] 9点(2010-08-31 21:22:11)(良:2票) 《改行有》

134.  イースター・パレード 素晴らしいミュージカルには他のジャンルでは味わえない楽しさと独特の感動があります。歌に、ダンスに、己の芸を磨き上げた者が魅せる見事な至芸を目の当たりにした時、何もかも忘れてただ画面に釘づけになり感動する事が出来るのです。 フレッド・アステアが魅せるある時は優雅な身のこなしに、ある時はパワフルな、ある時はコミカルな素晴らしいダンスはもうそれを見ているだけで十分だと心から思えます。小道具を使っての楽しいダンスもお手のものの彼にとっては冒頭のおもちゃ屋さんなんて最高の舞台ですね。また、ダンスと共に本作で聞かせてくれるジュディ・ガーランドの歌はさすがに素晴らしく、うっとりと聴き惚れてしまいます。 とても綺麗な映画で、楽しくて豪華で鑑賞後はただ幸せな気分に心地良く浸らせてくれます。ミュージカルの楽しさ、素晴らしさを堪能できる一作です。[DVD(字幕)] 9点(2010-08-03 18:21:55)《改行有》

135.  トランザム7000 まあアホな映画なんですが、大好きな映画なんですよ。キャスト良し、テンポ良し、音楽良し、ギャグも良し、気軽に観てただ笑っていればいい。素晴らしきコメディです。 若き日のサリー・フィールドのじゃじゃ馬娘ぶりも、ジャスティス保安官と息子のギャグ親子も(保安官役のジャッキー・グリーソンが素晴らしすぎです)バンディット&スノーマンの痛快さも皆が見事に愛すべきキャラクター揃いです。 広大で陽気で大らかなアメリカがたっぷり味わえる、お気楽でユルいんですがそれでいてスピード感あふれるアメリカ南部の州横断ぶっちぎり愉快痛快ロードムービー![DVD(字幕)] 9点(2010-07-06 21:50:31)《改行有》

136.  セントアンナの奇跡 《ネタバレ》 非常に長い作品ですが、鑑賞後は冒頭の殺人事件の謎の解明と感動のラストに至る為に全て必要だったのだと納得させられました。 冒頭で描かれる謎に戦争中のイタリア、トスカーナ地方。辛い描写も多いですが、イタリア人少年を助けた黒人のアメリカ兵、少年を逃がしたドイツ兵に、一人生き残ることになる黒人兵士の命を救ったドイツ軍将校。戦場で敵味方に分かれ殺し合う人間。その同じ人間の根底にある優しさが心に残る。 両国の兵士・パルチザン・戦禍に巻き込まれる人々それぞれの信仰、戦争や祖国に対する複雑な思いや心の葛藤などが見事に描かれ、そこにミステリーやファンタジー的要素と史実を織り交ぜながら、これら過去と今の人の思いが感動のラストの奇跡へとつながっていく構成が素晴らしく非常に見応えがある映画です。 戦争が終わってもそれを経験した人の心の中からその戦争が消え去ることは何十年経っても無い。そのラストシーンには心から感動しました。[DVD(吹替)] 9点(2010-06-14 00:10:07)(良:1票) 《改行有》

137.  続・激突!/カージャック 《ネタバレ》 警官を人質に取り追われる犯罪者と追う警察。しかしスピルバーグが徹底的にのんびりした描写にして撮った作品ですが、これが良かった。 万引きやコソ泥の前科はあるものの憎めないテキサスの若い田舎夫婦にテキサスの田舎警察にテキサスの田舎風景とこんな映画の雰囲気がよく合っています。さらにここからスピルバーグとの長い関係が始まったジョン・ウィリアムスのほのぼの感漂う音楽も絶妙にこの映画の雰囲気と絡む。 この手の映画に絶対必要な作品のテンポも良く、ハプニングやアクシデントの挿入のタイミングも絶妙。まだ若い(と言うかこの後も全然年をとらない!)ゴールディの演じた憎めない犯罪者像とその演技が見事でベン・ジョンソンの演じた人情刑事の人物像とその演技も本作における重要な役割と存在感があります。 野次馬に囲まれはしゃぐ妻と、思いつめた表情を見せる夫。そんな人や町の描写を通してこの旅の結末はハッピーエンドにはならないであろうことを匂わせながら、そのラストに向かって少しずつ切なさを増す構成や演出も素晴らしいスピルバーグによる人間ドラマでありニューシネマの傑作であると思います。[DVD(字幕)] 9点(2010-05-12 19:58:49)《改行有》

138.  招かれざる客(1967) 《ネタバレ》 スタンリー・クレイマー監督は本作以前にも人種問題をテーマにした作品を撮っており、もっとシリアスな映画だと思っていました。しかし人種問題という重く難しいテーマを扱いながらも全体的にユーモアや優しさがあり、人間の温かみを随所に感じさせてくれる映画でした。名女優キャサリン・ヘプバーンは本作と同じく主演女優賞に輝いた後年の「黄昏」でも感じたことですが、人間的な大らかさや優しさを感じさせる妻であり母であり女性を見事に演じています。主演女優賞に輝いたキャサリンだけでなく俳優陣全ての細やかな演技が素晴らしかった。黒人と白人、父親と母親、夫と妻、息子と娘、それぞれの立場からこの家族が直面した問題が会話を中心に描かれますが、少しずつ本音を出し合いながら語り合うことで問題を解決していく家族の姿を通して、アメリカも両者の間でもっと語り合おうという作品に込められた思いが感じられるようでした。[DVD(字幕)] 9点(2010-04-26 23:25:55)

139.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 高層ビル火災の物語と並ぶ35年以上前に作られたパニック映画の傑作です。この船に乗り合わせた人間味あふれる牧師、アクの強い刑事と元娼婦のその妻。そして子供たちや老夫婦や名も無き人々の見事な人間ドラマです。ビルからあっという間に転落していくのと違って死に行く人たちの最後の表情と言葉、行動が胸を打ちます。そして迫り来る水から必死に逃れようと脱出を試みる人々を過剰な演出や音楽や特撮だけでなく、生命の危機に立たされた極限状態の「人間」というものを登場人物を絞って見事に描ききった脚本が素晴らしい。特に終盤、牧師が神に向かって思いをぶつける台詞と彼のとった行動には感動しました。主役のジーン・ハックマン演じる神父やアーネスト・ボーグナイン演じる刑事は勿論の事、この二人と比較すると大人しく地味ながらもレッド・バトンズ演じる男の終始冷静な精神的な強さも印象に残りました。互いを思いやり助け合う精神や、生き残る人も死に行く人も人間の強さや勇敢さを一貫して描いた素晴らしい人間ドラマです。[DVD(字幕)] 9点(2010-04-19 21:15:41)

140.  情婦 《ネタバレ》 チャールズ・ロートンの素晴らしい名演技を堪能しました。前半は予想外にロートン演じる卿と看護婦のおばさんとのやりとりをたっぷりと見せる。これが非常に味わいのある可笑しさがあるとともにこの前半に描かれる卿の人間性と退院したての体調という要素が後半以降も重要な役割を果たしており、非常によく練られた脚本の素晴らしさが感じられます。 舞台が法廷に移った後半もロートン演じる卿の老獪にして人間味あふれる弁護士ぶりが素晴らしい。結末に大どんでん返しの仕掛けが施されている事で有名な作品。何かある、と身構えて観ていましたが、それでも騙された!と思ったのもつかの間、もう一度騙された!の二重のどんでん返しが仕掛けられていたラストには参りました。 このどんでん返しに続く卿の「殺したのではない。処刑したのだ。」という台詞と旅行に出る予定を延期する決断をする締めくくり方も見事でした。[DVD(字幕)] 9点(2010-03-24 00:50:06)《改行有》

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