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121.  男はつらいよ 望郷篇 《ネタバレ》 この第5作「望郷編」、私の中では全48作品の中でも上位を入るぐらい大好きです。この作品、単なる喜劇ではありません。勿論、喜劇の形は取っているものの、どこか悲劇ぽい要素も感じる。寅さんの昔、世話になったやくざの親分が危篤と知り、その息子に教えてあげよう、死ぬ前にひと目だけでも会わせたいという寅さんの人情、まさしくこれぞ寅さんの人情味溢れる世界だと思います。そんな寅さんのいつも通りの笑いの場面、特においちゃんやおばちゃん、さくらに博に裏の印刷工場のたこ社長達に真面目に働きたいから何か良い仕事ないかと相談してのその後のやり取りは面白い。[DVD(字幕)] 10点(2018-12-05 20:33:43)(良:1票)

122.  男はつらいよ 噂の寅次郎 《ネタバレ》 大好きな寅さんシリーズを語る上で欠かせないのがマドンナである。マドンナの魅力により見る度に好きになり、繰り返し何回も見てしまう作品の一つにこの第22作がある。この後にも出てくるけど大原麗子演じる早苗さんが美しい。後の作品の大原麗子よりこの早苗さんが大好きだ! 「見ちゃいや」「寅さん、私泣きそう」「はい、寅さんに出逢ったこと」「私、寅さん好きよ」とあんなこと言われたら寅さんだけでなく男なら絶対におかしくなるよ。ならない男がいたら連れて来いよ!と言いたくなります。もう、大原麗子、早苗さんに会いたくなるから何度も見てしまう作品なのです。マドンナの魅力だけで繰り返し何回も見てしまうぐらい大好きです。観る度に点数アップしてまう。初めて見た時は6点、それからしばらくして大原麗子の死去の後に見たら7点、もう今の気分は9点です。[DVD(邦画)] 9点(2018-12-05 20:29:48)(良:2票) 《改行有》

123.  草の上の昼食(1959) 扱ってるテーマからは想像出来ない不思議な魅力が沢山、詰まっている。人工受精に対する教授の考え、惚れた女性を見る目付き、ルノワール監督の描くドタバタコメディは相変わらず面白い上に出てくる女性が毎度ながら美しく描かれている。美しく描かれているという意味では女性だけでなく、全ての場面、場面の映像の美しさには眼を奪われる。ヒロインが水浴びするシーン、水の色、空の色、流石、一流の画家を父に持つだけはあるルノワール監督、この監督の映画はどの作品を見ても美しい。今作の中では特に赤が印象に残る。絵が動いているかの様な錯覚さえ覚えるのは毎度ながら感心させられれる。この監督の映画、今のところ見た映画、全くもって外れが無い。全作品見たい。[DVD(字幕)] 9点(2018-12-05 19:42:49)

124.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 最初にこのタイトルと映画公開すると聞いて、何故今さら?クイーンの伝記映画?ハッキリ言ってクイーンを知らない人達を引き込む為に感動作品にして劇場に足を運んでやろう!という狙いが見えて嫌だし、だから見ないつもりでいた。では何故態々観に行ったか?色んな雑誌、ラジオ、ネットやら何処を見ても聞いても高評価きりなので、それなら観てやろう!本当にそこまでの作品か?確かめる為に観に行ってきた。クイーンファンとして言わせててもらうなら折角、タイトルにもあるクイーンの最高傑作であるボヘミアンラプソディをタイトルの映画を撮るなら完全な形でフルに見せてくれ!確かにクイーンの伝記映画という意味やフレディの苦悩、ボヘミアンラプソディの歌詞からも感じられる母への想い、エイズに冒され、死を覚悟しなくてはならないけどメンバーにも打ち明けられない苦しさ、やっとの想いで自分がエイズであることをメンバーに打ち明けるフレディの苦しさ、色んなものがきちんと描かれているし、1985年に行なわれたチャリティコンサートの躍動感など見所は満載!しかし、クイーンの本当の凄さ、素晴らしさを語るなら態々、そっくりさんを用意してまで無理矢理、感動作品に仕上げる必要など無い。伝記映画を作るなら本物のクイーンの映像でクイーンを知らない人達にクイーンの素晴らしさを見せた方が良いと思うし、この映画はクイーンの曲を知らない人達にアピールする映画の様に感じてしまう。クイーンの素晴らしい音楽、素晴らしいパフォーマンスを知りたいのであればそっくりさんを何人も用意してクイーンとフレディの苦悩を見せなくても良い。本物の映像、ボヘミアンラプソディの完全なパフォーマンスをきちんと描くべきだ!このように不満が有りながらそれなりに楽しめたので評価としては一応6点は付けるがこれ以上の高得点は付けられません。[映画館(字幕)] 6点(2018-11-13 21:19:35)

125.  青空娘 《ネタバレ》 若尾文子、若尾文子、一に若尾文子、二に若尾文子、三四が無くて、五に若尾文子です。いやあ、これはとにかく若尾文子に尽きる。話としての面白さや完成度では他に素晴らしいものがあるけれど、若尾文子の魅力が一番描かれているという意味ではこの映画が最高だと思う。こんなにも可愛い若尾文子の前にはどんな男もノックアウト間違いなし!オープニングの若尾文子のセーラー服姿に萌え~!そして、青空の下で元気良く振る舞う若尾文子に萌え~!そんな若尾文子が父と別れたままでいる母親探しの旅に出る途中で色んな人と出会いながら母との再会を得るのだが、あの最後の方で一番、悪いのは父親であるはずなのにただ笑ってるだけの駄目な父親に対してのさよならを言うシーンでの見事なまでのやりとり、私の思ってること、言いたいことをあれだけずばずばと言ってくれるもんだから、たまりません。母を苦しめ、姉や兄など家族をも苦しめている一番駄目な父親への強烈な一言に気分爽快!そして、婚約者との二人で海を眼の前にして「さようなら~青空~」と叫ぶ姿に、正しく青空の元、元気いっぱいな若尾文子の魅力がいっぱい詰まった何とも観ていて本当に気持ちの良い映画!この映画を観るまでは川島雄三監督の「女は二度生まれる」の若尾文子が一番、可愛いと思っていたのに何と言うことだろう!可愛いという意味では文句なくこの映画の若尾文子が一番です。本当にタイトル通りの「青空娘」そんな若尾文子に私は完全にやられてしまいました。これを観ずして、若尾文子を語るなかれ!若尾文子ファンはとにかく必見です。[DVD(邦画)] 9点(2018-11-12 19:46:51)(良:2票)

126.  豚と軍艦 《ネタバレ》 今村昌平監督と言うと「黒い雨」や「うなぎ」などで国内でも海外でも評価され、幾つもの賞を獲得しているけど私からしたら今村昌平監督の持ち味は喜劇でこそ発揮されると思っている。師匠である川島雄三監督の影響を強く感じる凄まじき欲に埋もれる人達の模様を何とブラックな笑いで描き切るこの今村昌平監督の演出の凄さにただただ圧倒させられた。アメリカ軍が支配する世の中の中で日本人がいかにして生きることの大変さ、厳しさというものがとにかく凄まじいほどの描写によって描かれている。よく醜い人のことを豚みたいな奴だと言ったりするけど、正にこの映画を見ているとその通りであると感じる。あの横須賀の町のギラギラした雰囲気の中、豚に埋もれる人間こそ、豚そのもの!あの何とも醜い姿、タイトルにもなっている豚を本物の豚を使ってまで見せつける人間の持っている醜い部分、容赦なしのこの徹底した演出、今村昌平監督が川島雄三監督へのオマージュを感じるあのラストシーン、便所に頭を突っ込んだまま死んでいく長門裕之のチンピラ、川島雄三監督の映画によく出てくる便所のシーンをここで見せる所なんて今村昌平監督がいかに川島雄三監督を尊敬しているかよく解るシーンだし、吉村実子が一人、去っていく時の流れる軍艦マーチ、あの陽気な音楽など川島雄三監督の「洲崎パラダイス赤信号」のラストとダブって見える。これは人間の欲望を豚に例えて描いて見せた何ともブラックな笑いの重喜劇の傑作だ! これこそ今村昌平監督の最高傑作!この映画を見ずして今村昌平監督を語るこなど私には出来ません。[DVD(邦画)] 9点(2018-11-12 19:40:16)(良:1票)

127.  あん 《ネタバレ》 あんとは日本人が大好きな和菓子の中の和菓子どら焼きの中に入っているもので、日本人が大好きという意味ではドラえもんが大好きなどら焼きを食べると美味しい。誰もが食べるとほっこりする味である。そんなあん作りに情熱をかけているドラマだ。樹木希林が作るどら焼きに惹かれた1人の男と店にやって来る客、樹木希林の過去が分かる後半の展開は前半のまったりとした雰囲気とは別で、樹木希林が演じるからこそ伝わってくる人生の重み、辛さ等が重なってきて、この人にしか表せない演技なのか?樹木希林そのものなのか?と思わずにはいられなくなる。ハンセン氏病という重く苦しいテーマの中に樹木希林が見せる優しい表情に引きこまれる。寅さんを見ると草団子、鰻、メロンが食べたくなる様にこの映画を見ていると無性にどら焼きが食べたくなって仕方なく、見終わった後、直ぐに近くの和菓子屋さんにどら焼きを買いに行ってしまった。どら焼き、あん(あんこ作り)そして、そんなほっこりする味とは対照的なハンセン氏病、間違ってもハリウッドでは不可能な日本映画だから作る事が可能なテーマ、生きる上で大事な人と人との繋がりを描いた映画である。[DVD(邦画)] 8点(2018-11-03 14:54:55)(良:3票)

128.  五瓣の椿 《ネタバレ》 女の恨みというものの怖さ、執念がよく描かれている。主役で1人、何役もの女を演じて見せた岩下志麻の美しさと美しさの中に秘めた恐るべき姿がとにかく凄い。愛する父親を死に追いやった連中への恨み、1人殺してはまた殺して行く。父親に見せる愛とは反対に母親に対しては愛など無く、許せない気持ちでしかない態度を取る。腹の立つ母親左幸子の演技も流石です。映画の中盤から出てくる加藤剛の武士の姿は大岡越前を彷彿させる。人間である以上、持っている愛の形、色んな意味でこの映画は考えさせられる。殺人は決して許されるものではないけれど、だからこそ恨みから始まった殺人により生まれる深い愛、岩下志麻の見せる表情がこの映画を物語っており、岩下志麻=悪女、そういうイメージだけど、単なる悪女を超える女の刹那さ、深さの様なものがひしひしと伝わってきました。[DVD(邦画)] 8点(2018-11-03 00:48:47)(良:1票)

129.  ラルジャン 一枚の偽札を手にした事による人生の転落、お金が人の人生を狂わす様子、その描き方が凄い。殺人シーンも省略しながらも殺人を犯した事を解らせる映像表現など、映画とは何か?その答えが詰まっている。ブレッソン監督の映像作家としての凄さ、音楽を一切使わず、音にしても犬の泣き声ぐらいであとはピアノの音ぐらいで殆ど無い。台詞にしてもなるべく抑え、表情だけで語らせる上手さに関心させられる。陰惨な話だけに楽しい映画ではない。だから楽しい物語だけを追いかける人、何から何まできちんと台詞で説明してくれる最近の日本映画が大好きな人にはオススメしません。想像力のある人、想像するのが好きな人にオススメの映画、映像作家の一人であるブレッソン監督の遺作にして珍しいカラー映画です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-17 21:05:51)

130.  ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌 《ネタバレ》 仔馬の歌の替え歌を本当の歌だと信じていた友蔵爺ちゃんが最高で笑える。笑えると言えば学校の絵を描いた丸尾くんの絵を見て、四階まであるけど実際は三階だよと突っ込む永沢くんも面白い。色んな場面に笑えるシーンを用意しているのもちびまる子ちゃんというアニメの魅力です。町で出会う絵描きのお姉さんとまるちゃんのやりとりも良い。タイトルにある歌の魅力も伝わる。さくらももこさんが描く世界、子供向けアニメ、漫画でありながらも大人が見ても共感し、笑えて感動出来る作品を長きに渡り見せてくれた原作者さくらももこさんの業績は評価されて当然だと思う。2018年9月29日更新[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-09-29 09:50:31)

131.  ちびまる子ちゃん 《ネタバレ》 大野君と杉山君の2人の友情がメイン、いつもいつも仲良しで喧嘩など無縁とばかり思っていた2人が運動会で喧嘩する。合宿コンクールで声が出なくなってしまう大野君をカバーして歌う杉山君の友情にやはり二人は一心同体とばかり思っていたのも束の間に今度は父親の仕事の都合から転校する話が出てくる大野君、ここでまた二人は喧嘩してしまう。この時の大野君の放つ台詞、子供にはどうにもならない事があるという台詞が突き刺さる。ちびまる子ちゃんは単なる子供向けのアニメでない考えさせられる物が散りばめられており、だからこそ長きに渡り国民から愛されるアニメなのだ。まるちゃんが喧嘩している2人、大野君に対して私は二人のコンビが好きなんだよと言う台詞はまるちゃんだけでなく、クラス全員のいや、ちびまる子ちゃんファン全ての気持ちを表している。喧嘩してもまた二人は直ぐにいつもの二人である大野君と杉山君が居る。だからまるちゃんを含むクラス全員がいつも仲良しでいることが出来るのだ。大野君が杉山君の為に歌う友情の歌、それを見て涙ぐむクラスメート、ちびまる子ちゃんの素晴らしい一面を見せてくれてありがとう!さくらももこさん、もうこの世には居ませんがあなたの残したちびまる子ちゃんという素晴らしいアニメ、漫画は永遠の物としてこれからも一生、大勢のちびまる子ちゃんファンの心の中で生き続ける事でしょう[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-09-26 19:28:11)(良:1票)

132.  黒蜥蜴(1962) 《ネタバレ》 京マチ子が鞭を振るいながら踊るインパクト、騙し合いによる騙し合いの攻防、明智小五郎を葬ろうとして成功したと思い込む京マチ子演じる黒蜥蜴、本物の早苗、偽物の早苗、そして黒蜥蜴こそが本物の宝石だと死んだ彼女の美しい死顔、死体を運んで去っていく明智小五郎と色んな意味でこの映画は見所十分です。一見B級映画の様で中身はきちんとしている。嘘で固められる世界観、怪しげな江戸川乱歩の変わった雰囲気などもこの映画の魅力の一つである。そしてやはりこの映画は京マチ子の演技が醸し出す一人舞台、京マチ子を観るだけでも観るに値する映画だ。[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-08-26 17:32:11)(良:1票)

133.  トラック野郎 男一匹桃次郎 何だかキャスティングを見ると西遊記みたいです。夏目雅子がヒロインと言うかマドンナ的感じなんだけど今ひとつの印象しか残らない。他のトラック野郎に比べるとパワー不足。馬鹿馬鹿しさが足りない。それなりに楽しめるけど物足りない。夏目雅子をマドンナでシリーズ映画なら私はどうせなら男はつらいよでのマドンナ夏目雅子が見たかった。あまりにも早い27歳という若さでの死は本当に残念です。山田洋次監督もきっと夏目雅子をマドンナにした寅さん撮りたかったはず。正直この作品は夏目雅子がいたからそれなりに楽しめたけどそうじゃなかったら5点以下ぐらいのレベルでトラック野郎シリーズの中で一番出来が悪いと感じるぐらいの作品です。[DVD(邦画)] 6点(2018-08-03 22:17:30)(良:1票)

134.  男はつらいよ 幸福の青い鳥 《ネタバレ》 明日8月4日は大好きな寅さんこと渥美清、本名田所康雄さんの命日です。渥美清の命日が近くなると必ずまた寅さん、渥美清に会いたくなる。数ある寅さん映画の中でも決して、傑作ではない。違和感つきまとう作品ではあるが寅さんのマドンナとして大ファンな志穂美悦子と寅さんの絡み、やり取りが見たいという理由だけで見た作品です。前にも一度は見てます。全作品見てますがやはり大空小百合は私の中では岡田茉莉なのです。何故なら大好きな第8作、森川信さんのおいちゃん最後の作品でもある寅さんシリーズの中でも10本以内に入る傑作の中で大空小百合を演じた岡田茉莉の姿と寅さんとのやり取りが忘れられないからである。だからこそ大空小百合は岡田茉莉なのである。そして、もう一人、長渕剛に関して言わせてもらうと私にとっての長渕さんは絶対に歌手長渕剛であって、俳優長渕剛には思い入れがない。寅さん映画には合わない。合わないのだが寅さんとどう絡むか?との興味はある。矛盾しているけたど渥美清に長渕剛との俺とお前では別の人間なんだとまるで寅さんと博のやり取り(1作目のやり取り)を思い出す。違和感という意味で一番違和感あるのは志穂美悦子が九州弁で寅さんと呼ぶ。そこは車センセ!と呼んで欲しかった。違和感だらけでありながらもそれなりに楽しめたから6点なのだけど、寅さんを一度も見た事無い人にこの作品を勧めようとは思わないし、これを見てつまらないからと寅さんを見るのをやめようなんて思う人が増えない事を願う。 2018年8月3日更新[DVD(邦画)] 6点(2018-08-03 21:54:54)《改行有》

135.  クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 《ネタバレ》 予想通りの酷評の嵐の中、弁護させていただきたい。確かにしんちゃん映画の中では傑作ではないし、子供向けであり、大人が観て絶賛する様な作品でもない。最近のしんちゃん映画にある感動というものもさほど感じられません。そこでしんちゃんとは何か?という問題を考えてみる。するとしんちゃんは元々は子供向けのアニメであって、大人に媚びを売るアニメでもないという結論に達する。だから劇場版アニメの最初の映画はこれで良いのである。子供が楽しめれば良いのだ。大人からしてみたら解らないしんちゃんの行動、それは思い通りにならないからとテレビの電源を抜いてしまったり、アクション仮面がカッコ良ければそれで良いのだ。しんちゃんにとってのヒーローがアクション仮面であることが重要な訳だからアクション仮面が活躍して最後は勝てば良いのだ。これはそんなしんちゃんの為にある作品なのだからつべこべ言わずにしんちゃんを応援し、一緒になってアクション仮面を応援する様に観るべきである。きっとそういう願いで撮られたのではないだろうか?だから多少の文句や不満も受け入れて観れば許せてしまいたくなる。それにしても1作目から早くも1人名前呼んでもらえなかったマサオ君が可哀想です。[DVD(邦画)] 6点(2018-07-23 21:36:37)(良:1票)

136.  生きる 《ネタバレ》 あまりにも素晴らしすぎて10点でも足りない。本当にそう思う。この映画、どこが凄いかは見れば見るほど面白くてたまらない。この映画、完全に喜劇です。どこが喜劇かって?まず冒頭の主人公志村喬演じる渡辺さんについての語り口、更には病室での志村喬と渡辺篤とのやりとりが凄い。今まで一度も会社を休んだこのなかった渡辺さん(志村喬)が病院での診察を待っているあの場面でのもう一人の患者(渡辺篤)が胃がんについて語るシーン、あの後の志村喬演じる渡辺さんが初めて胃がんだと解るシーン、ここまでの持っていき方なんて、完全に喜劇ですし、小田切みきが市役所の職員みんなに一人、一人仇名を付けてるシーンなんて単なる喜劇なんかじゃない物凄いブラックな笑い。あんな強烈なシーンを見せ付けておいて、後は主人公の渡辺さんが亡くなるまでの語り口、物語、運び方、あのギラギラした風俗街の凄さ、映像の持つ力によって観客に物凄く訴える力を持った凄い映画です。主人公の渡辺さんは誰の為に生きているわけでもない。ただ自分の残りの人生をいかに有意義に過ごせるか?ただそれだけの為に公園を作る。あの志村喬の演技は凄い。しゃべり方から歩き方、目付きから何もかも本当に凄い。人間が死ぬ時はあんな感じなんだろう!そう思わせる凄さです。そんな志村喬演じる渡辺さんの葬儀の場面がこれまた凄い。個性的な顔ぶれ勢揃いの中でも左卜全の「助役とはっきり言えよ!」には完全にやられた。あんなスッキリする一言、そうはないです。とにかく凄い。何もかも凄いとしか言えない日本映画史上に残る名作中の名作です。[DVD(字幕)] 10点(2018-07-22 20:35:26)

137.  江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 狂っている。人間の狂気、石井輝男ワールド全開の何でも有りの世界観を見て楽しむ為だけの映画だ。だから他人に薦める映画ではないし、映画史に残る様な傑作でもない。カルトな世界で繰り広げられるエロスを楽しむ。あのラストの花火のシーンは本来なら美しい筈だがそうはならずに笑いで表現してしまっているこの変な世界、作品全体に漂う不気味な世界、好き嫌いハッキリと分かれる映画だからこそ好きな人は楽しめるし、そうで無い人には全く楽しめない映画です。昨今の映画には無い狂気に満ち溢れた石井ワールド!カルト映画という理由だけで埋もれてしまうには勿体無い映画として刺激が足りないと感じている人は観て見るのも良いそんな作品です。果たしてこれを女性が観て面白いと感じるかは微妙というよりもまずは楽しめない映画だろうけど、何故なら女性のおっぱいばかり出てくるわ、グロい場面もあったり、おそらく石井輝男監督は女性を全く意識せずに男の人が楽しめる世界を狙い撮ったのではないか?そう思ってしまいます。カルト映画ばかり撮ってる石井輝男監督ならではの映画です。[DVD(邦画)] 8点(2018-07-14 19:01:30)(良:2票)

138.  砂の器 《ネタバレ》 松本清張原作の推理小説を映画化した作品は多くあるけど、その中でも特に素晴らしい完成度の高さと言える作品です。この作品がこれだけ素晴らしい作品になっているのはまずは何と言っても橋本忍と山田洋次の二人の脚色がお見事なことが挙げられる。原作では単なる殺人犯としか思えなかった和賀英良について、この映画では原作では同情出来なかったものの、同情出来る人物として描かれている点を挙げなくてはならないと思う。そんな和賀英良の少年時代の父親、実の父である本浦千代吉との思い出を素晴らしい音楽と素晴らしい風景を混ぜて描くことで、更に見応えのある作品に仕上げている。これは推理小説であるけれど、親と子の家族の物語として一流の映画である。これだけの素晴らしい映画を作り上げた野村芳太郎監督の演出の素晴らしさと俳優の演技も素晴らしい。文句なしの名作として、何度も何度も繰り返し観たくなる作品です。最後に加えるとしてこれだけは絶対に譲れない。言っておかないと気がすまない事!それは和賀英良は誰が何と言おうと加藤剛、加藤剛以外はあり得ない。加藤剛以外の和賀英良など認めません。中居正広など問題外だ。加藤剛さん、大岡越前の貴方も私は好きです。丹波哲郎、緒形拳、更に少しの出番しかないのに一度観たら絶対に忘れられない印象を残す渥美清に皆もう亡くなられてしまいました。加藤剛さんの御冥福を祈りつつ、また繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し観てしまいました。 2018年7月10日更新[DVD(字幕)] 10点(2018-07-10 21:23:22)(良:2票) 《改行有》

139.  トラック野郎 突撃一番星 《ネタバレ》 冒頭の夢のシーン、やっぱり観ていてトラック野郎と寅さんは似ている。UFOとの交信と言って自分で交信する為の道具まで使ったり、船旅で会った女とのやり取り、トラック野郎初登場となるせんだみつおに騙されたものの付き合いはじめることになってからの桃さんに男としての本能、惚れた女に対する分かりやすい馬鹿馬鹿しさなど笑わせ所が沢山です。中盤、ややダレ気味であるがそれを補う桃さんの魅力、惚れた女が別の男と結婚しようとしてる。その相手の男が事故により死にそうなのを見て自分のトラックに乗せて病院へ行こうとする姿に菅原文太が演じるからこそ男も惚れる魅力が桃さんにはある。菅原文太が桃さんなのか?桃さんが菅原文太そのものなのか?相変わらずやってることは馬鹿だけどそんな桃さんが私は好きだ。あっ、そうそう、ぐるぐるさんが書いてるけど金子信雄とのやり取りを見て仁義なき戦いを思い出してしまいました。[DVD(邦画)] 7点(2018-07-08 13:02:41)

140.  仁義なき戦い 《ネタバレ》 役者の力量、エネルギー、熱い感情等、全て昨今の日本映画にはないものを感じることができる。あの時代だからこそ撮れた映画であって、この顔ぶれだから成り立つ映画でもある。菅原文太のラストの台詞がこの映画を物語っていると言ってもいいぐらい痺れる。山守さん、まだ弾が残っとるがよ。この台詞を真似したい。使いたい。まだやるべき仕事があるのに帰ろうとする先輩に、〇〇さん、まだ仕事は残っとるがよ。と言ってやりたくなることが時々ある。タイトルに偽り無し!正に仁義なき戦いである。ドキュメンタリータッチでのヤクザの戦い、これを観てヤクザに憧れを持つなんてのは間違いであるが故に、ヤクザ社会の恐さ、人としての仁義、更に広島=ヤクザの街、という誤解を招いてしまいそうな作品でもある。[DVD(邦画)] 7点(2018-07-05 20:26:31)(良:1票)

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