みんなのシネマレビュー
飛鳥さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1724
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345678910111213141516171819
投稿日付順12345678910111213141516171819
変更日付順12345678910111213141516171819

121.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 実話に基づいた映画ということで、大戦下での暗号解読をめぐる闘いやコンピュータの父チューリングの実像を知ることができて面白かった。 前半はアスペ体質の主人公にイライラさせられて嫌悪感が募る。とにかく嫌な野郎で一緒に働きたくないタイプだが、良き理解者との出会いから同僚とのつながりもできたよう。人格的には好きになれないものの、その情熱と才能には敬意を覚える。 天才には変人が少なくないけど、映画以外の変人エピソードもなかなかのもの。同性愛が罪になる時代に生まれたせいで、41歳の若さで自殺してしまった悲運の天才。機密保持のためとはいえ自分の業績を世間にまったく認めてもらえないことは、何ともやるせないことだったに違いない。[DVD(吹替)] 6点(2016-10-05 23:02:24)《改行有》

122.  恋の渦 会話がおもしろいし、キャラがリアル。ただ、芯になるようなストーリーはないので、見終わってもだから何なんだという印象も残る。あるあるネタを映画にしたような感じ。[DVD(邦画)] 6点(2016-09-17 01:17:43)

123.  マレフィセント 《ネタバレ》 恋人に裏切られた復讐心から、赤ん坊のオーロラ姫に呪いをかけたマレフィセント。でも、オーロラ姫の可愛らしさに、母性が目覚めてサポートしてしまう。 そんな人間臭いマレフィセントに好感が持てる。子供向けファンタジーかと思ったが、大人でも結構楽しめる。[DVD(吹替)] 6点(2016-08-01 19:21:17)《改行有》

124.  プリデスティネーション 《ネタバレ》 リアルなサスペンスかと思ったら、タイムマシンが出てきて急にSF展開になったので戸惑った。時間軸を行き交うので頭がこんがらがって、整理するのに時間がかかる。 孤児院の前に捨てられた赤ん坊、妊娠させておきながら女の前から姿を消した男、時空警察のエージェントだったバーテンダー、恐怖の爆弾魔。 何世代もの自分が交錯する、まさに究極の一人芝居。鶏が先か卵が先か。主人公の出生を辿り始めるとパラドックスで迷路にはまる。 時間を置いて再鑑賞。 すっかり忘れているところもあって、最後まで引き付けられる。 これだけ過去や未来の自分にガッツリ干渉するタイムパラドックス物は、珍しい気がする。 ストーリーが破綻しているようで、うまくつながってるようで、なんだか煙に巻かれた気分。 メビウスの輪から抜け出せない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-27 00:59:02)《改行有》

125.  K2 ~初登頂の真実~ 《ネタバレ》 K2初登頂での汚名を着せられたボナッティの証言に基づいて作られた映画。ボナッティを出し抜いて初登頂の栄誉を得た二人に、山の男たちの固い友情のような幻想を打ち破られる。勝手にキャンプ設営場所を移したのは、未必の故意による殺人未遂だ。命がけの危険な登山で助け合うべき仲間のやることではない。 ボナッティの潔白は後に認められたが、ボナッティの言葉が真実なら、罪を被せた卑劣漢アキッレ・コンパニョーニの弁明を聞いてみたい気はする。コンパニョーニは2009年に亡くなっているので当然この映画のことは知らないのだが、死ぬまで嘘を突き通したということだろうか。どの面さげて生きていたのかというのも映画で見てみたい。 偉業に隠されたエピソードはとても興味深かったし山の絶景は素晴らしかったが、ストーリーは実話に基づいた話にありがちな散漫で淡白な嫌いはあった。登場人物が多くてなかなか見分けがつかないのも難点。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-08 23:18:09)《改行有》

126.  特捜部Q 檻の中の女 《ネタバレ》 加圧装置の中で監禁して真綿を締めるような責め苦に、犯人の憎悪の深さがうかがえる。少女のせいで家族が死傷して挙句に養父に性的虐待されるはめになったと思えば恨んで復讐したくもなるか。 主人公が笑わないキャラというのもあって終始シリアス。少し地味だけれど、相棒のアラブ人とのコンビがいい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-03 21:29:18)《改行有》

127.  ウンギョ 青い蜜 《ネタバレ》 老人が女子高生に密かにときめくのはいいとしても、嫉妬に狂って弟子を殺そうと車に細工するなんて、年甲斐もなく何をやってるんだか。弟子の名前を借りて小説を発表したのも理由がわからない。弟子が事故に遭うシーンは、演出が良くてインパクトがあった。 キム・ゴウンはデビュー作だが、決して美人とはいえないものの、女子高生が似合ってたし、不思議な魅力があって演技もうまい。大胆なベッドシーンもやってのけるし、ペ・ドゥナとまではいかないまでも、おもしろい存在の女優になりそう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-19 22:18:52)《改行有》

128.  サベージ・キラー 《ネタバレ》 B級ホラーとしてさほど期待せずに見た分、意外とおもしろく見れた。 耳の聞こえない美女が、悪辣非道な鬼畜たちにレイプされて惨殺。先住民の呪術によって蘇る。その魂は白人に殺されたインディアンの酋長が憑依している。美女と酋長の復讐心が合わさって悪党どもをやっつけていくのにカタルシスを感じる。ただし、オカルトパワーを得ても女の体はそのままなので、骨が折れたり腐ってウジが湧いていくのがミソ。自ら体をテープで簡易的な修復をしている画がなかなかシュール。 ホラーといっても全然怖くはなく、バイオレンスな復讐譚。エロはなく、グロ描写はあるがそんなにグロくも感じない。それよりも、黒人の婚約者との哀しいラブストーリーが入っている。あまりに悲惨な姿に変わり果てた愛する女に、油をかけて燃やすしかなかった男。二人の幸せを踏みにじったのは、先祖の時代から先住民を敵視して抹殺を続けるレイシスト。その狂気が浮き彫りになる。 エログロホラーを期待すると拍子抜けするかもしれないが、オカルトの入ったドラマとして見るには良い。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-15 19:52:35)(良:1票) 《改行有》

129.  モーガン・ブラザーズ 《ネタバレ》 グロいスプラッター映画かと思えば、なんともユーモラスな不思議な味わいのある作品。拉致監禁されてミンチにされそうな極限の緊張状態の中で、プッと吹き出したくなるようなシーン。まさに緊張と緩和の妙。ホラーとコメディの融合はとても難しく、おもしろいホラーコメディはなかなかお目にかかれない。少しでもバランスを間違うとおちゃらけたような駄作になりかねないのに、その匙加減が絶妙でセンスの良さを感じる。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-24 00:07:35)

130.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》 アンドロイドに恋をするという物語はこれまで幾つもあったと思うが、現実味はなかった。体を持たない人工知能OSという設定に現実感があり、それが恋愛対象となることが近い将来本当にありそうでリアル。現実にこういうOSができれば、中毒になる人が続出で社会問題になりそう。見たのは吹替え版だったが、声がよかった。 OSサマンサと主人公セオドアの痴話ゲンカが人間そのものだった。OSが進化して、セオドア以外にもたくさん男を作るのが面白い。 独占しようとする男に対し、「あなたのもので、みんなのもの」と答えるサマンサ。単語の間に無限大に広がる空間、物質の世界とはまるで違う場所に居場所を見出したOSは去っていく。その辺が哲学的でピンとは来なかったが、コンピュータに恋をした男の気持ちはわからなくもない。ただ、OSとの別れからラストのキャサリンへの手紙の内容にどうつながるのかが理解できない。あれだけウジウジしていたセオドアが、OS彼女との別離をすぐに切り替えられるものなのか、キャラがブレている気がする。ラストはなんだかずいぶん強引なもっていき方に感じて、着地点がもっと自然でしっくりしていれば、印象はかなり違ったような気がして惜しい。[CS・衛星(吹替)] 6点(2015-07-24 00:04:10)(良:1票) 《改行有》

131.  危険なメソッド 《ネタバレ》 クローネンバーグ監督といえば、変態、グロ、気持ち悪いというイメージ。なので、精神分析の巨匠フロイトとユングの師弟関係をクローネンバーグ作品で見れるとは思わなかった。クローネンバーグのイメージが覆るような、実話に基づいたまともな作品なので、心理学、精神分析に関心や知識があるなら、興味深く鑑賞できる。そうでないなら、専門用語も飛び交っているし、二人の理論の違いもピンと来ないかも。 精神分析医が患者に手を出すのは、学校の先生が生徒に手を出すようなもの。どんな言い訳をしたところで、精神依存されやすい立場を利用して自分の欲望を叶えているだけに見え、プロ意識の欠如しか感じない。ここで描かれるユングは、無神経で自分本位の嫌味な人間に見える。何気ないシーンだが、フロイトの家で家族が大勢待っている中をユングが自分の皿に料理をテンコ盛りに取ったり、師であるフロイトと渡航するのに自分だけ妻と特別船室を取っていたり。裕福な妻の恩恵を存分に受けていながら妻を裏切って患者を愛人とし、愛人との関係も自分を正当化して患者を嘘つき扱いする手紙をフロイトに送っている。紳士面をしているが人に対する配慮やリスペクトが感じられないので、フロイトが彼を嫌ってついには絶縁にまで至る心情はよく伝わってくる。フロイトにも偏見や頑なな面があるが、二人の関係だけを見ればユングへの嫌悪感からフロイトの肩を持ってしまう。 キーラ・ナイトレイの精神疾患演技は見事。美形のスター女優が変顔と言えるくらい顎を突き出して奇妙な姿を晒すのは、百年の恋も冷めそうなリスクもあって結構勇気もいると思うが、やりきるところにプロの凄さを感じさせる。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-20 23:00:49)(良:1票) 《改行有》

132.  トランストリップ 《ネタバレ》 従来のホラー映画をイメージすれば拍子抜けを食らう。キレイな女性が被害者となるホラーでは恐怖や不安におののきながらも健気に頑張る姿にこそ肩入れできる。ところが、ホラーヒロイン史上最弱のヘタレメンタルのアリシアに共感できない。ホラーやサイコサスペンスは、主人公に感情移入できないとつまらない。 ――と思っていたのだが、初見からしばらく経って従来のホラーに期待するものとは違う視点で見ると印象がガラッと変わってきた。 ホラーといえば、必ず悪意や狂気を持った人物や霊が出てくる。だが、この映画にはオカルト現象もシリアルキラーも存在しない。不快な人物、無神経な人物は出てくるが、明らかな悪人は一人もいない。 終始不機嫌できつく当たるバルバラ、下品で無神経なブリンクらの存在は、神経質でメンタルの弱いアリシアには負担が重すぎた。一人だけスペイン語がわからないのもあって、孤立感、被害妄想を募らせてしまう。 人にはどうしても生理的に合わないやつというのがいるものだが、学校でも社会でも接触を避けることはできる。ところが、旅行ではそうもいかない。仲の良い友達同士でも数日旅行で寝食を共にすればトラブルにもなるのに、相性の悪い者同士ならたまったものではない。ギスギスイライラのストレスがびんびん伝わってくる。 メンタル崩壊してパニックを起こしたサラは、呪術師が妙な儀式で裸にされた上に変な薬を飲まされて、息をしなくなるという最悪の結末。 普段は特別なこともなく普通に生活している人たち。普通だったらどこかでストップがかかるものだけれど、悪意がなくても歯車が狂えば現実にもこういう惨事が起こりうるかもと思わせる。そうした類の怖さを感じさせるサイコスリラーだった。 人間心理の危うさが浮き彫りになる点では面白い。ただ、ヒロインに感情移入できないので、ホラーを楽しむ要素であるハラハラドキドキはしないのが弱点。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-19 21:46:10)《改行有》

133.  グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》 何人も殺されて生首シーンなんかもあるんだけど、軽妙なタッチでユーモラスに描かれるので陰惨さは感じない。独特の不思議な味わい。遺産相続を巡っての連続殺人、冤罪事件なので、演出によってはハードなサスペンスにもなりうるストーリーなのに、全体的にほんわかしていてユーモアとペーソスがある。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-08 01:51:41)(良:1票)

134.  ケープタウン(2013) 《ネタバレ》 南アフリカの治安の悪さは有名。そこを舞台に描かれるバイオレンスは生々しく迫力がある。ブラジルを舞台にした『シティ・オブ・ゴッド』も生々しいバイオレンスだったが、本場?のバイオレンスは迫力が違う。警察を恐れるどころか平気で牙を剥く悪党がうじゃうじゃ。安全な日本のありがたさを実感する。 三人の刑事が捜査に当たるが、キャラがユニークで魅力的。美しい妻を持った温厚そうな刑事は早々に殺される。主人公の刑事は、家庭を顧みずに女遊びばかりしていたせいで、妻や息子に愛想を尽かされて荒れた一人暮らし。でも、仕事ではできるヤツで、停職を喰らっても悪の組織に果敢に切り込んでいく。ズールー族の黒人警部は、少年時代に白人からの差別で犬に急所を噛み千切られ、男としての機能を失った。そのため、女とベッドに入っても背中を撫でるだけ。理不尽なことにも我慢強く耐えてきた大人しい穏健派だけに、愛する母を殺されて線が切れたように復讐に走る姿は振り幅が大きかった。 事件の黒幕は、子供たちをモルモットにして禁断のドラッグを開発した白人博士。物語の背景には人種差別が横たわっていて、治安の悪さとともに南アフリカらしさが滲み出ている。ラストの墓石は、差別主義者だった父との軋轢をすっかり忘れていたので最初は何のことやらわからず。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-06 00:13:13)《改行有》

135.  ソウォン/願い 《ネタバレ》 韓国映画は本当にあざとい。日本ならちょっと恥ずかしくて避けるようなことも、照れもなくやりきってしまう。やりすぎだと引くこともあるのだが、そのド直球に魅せられることも。よくヤツ裂きにしたくなるような人非人が出てくるが、ここではいたいけな子供を陵辱する暴行犯。人工肛門をつけなければならないほどの傷を負い、心にもトラウマを負う我が子を見て、親のやりきれない心痛が伝わってくる。 子役の演技にも感心させられる。日本でもてはやされる芦田愛菜クラスが韓国映画やドラマには何人もいて、下手な子役は見かけない。特別な訓練でもあるのかと不思議に思うほど。ぬいぐるみを被って奮闘する親とか、犯人に殴りかかろうとする親を止める子供とか、あざとさ満載の作りなのだが、子役がすごいので見入ってしまう。 この映画の元になったナヨン事件は、外国のニュースではあったがあまりにも非道でショッキングな事件だったために覚えている。実際の事件はいくつかの点で映画とは異なっているが、幼女をターゲットにした人間の仕業とは思えない凶悪犯罪という点は同じ。被害者の少女が重傷を負ったのは、実際には犯人が証拠隠滅のために自分の精子を吸い取ろうと清掃用のラバーカップを使って大腸を吸い出して水で洗ったため。あまりにも生々しく陰惨な描写になるため、ここはさすがに変えたのだろう。 酒に酔っての心神耗弱で12年の刑に減刑されたのは映画と同じ。証拠隠滅を図っておいて何が心神耗弱だと怒りを覚えるが、仮に酩酊状態であったとしても、酒を飲めばそうなる可能性があるのは初めからわかっていること。酔っていたことは何の言い訳にもならない。酒の過ちとして犯罪さえも大目にみるのは悪しき風潮で、そんなものに手心を加える必要はない。この犯人の場合、過去に何度も性犯罪で捕まっているのだから、なおさら情状酌量の余地などない。 少年法もそうだが、凶悪な犯罪者に甘く、被害者に寄り添わない法律に反吐が出る。犯人が被害者の親に報復を臭わせるような言葉を吐いたのは、徹底的に悪人に描くための脚色だろうけれど。被害者の親なら犯人を拷問死させたくなる。でも、復讐や憎悪は何も生まない。この映画の親子のように自分たちが幸せになることだけを考えたほうがいい――なんてことは頭ではわかっていても、できるものじゃないような。やっぱり死をもって償わせたくなる。法が味方してくれないのなら、自分でと。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-06-28 00:36:55)《改行有》

136.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 トム・クルーズ主演らしい作品で、それなりに楽しめるんだけど特にハッとするようなこともなく。タイムループして、死ぬたびにやり直し。敵側のギタイ、アルファ(中ボス)、オメガ(ラスボス)の役割やループの設定にちょっと馴染めず混乱。ラストのループも腑に落ちない。 ------------ 再鑑賞。 ゲームのようなストーリー。殺されたらリセットされ、何度でも挑戦できる。そのループの中で経験値を上げることで、ステージをクリアしていく感覚。 前回よりは面白く感じた。[CS・衛星(吹替)] 6点(2015-06-06 00:14:01)《改行有》

137.  2つ目の窓 《ネタバレ》 奄美大島の大自然を舞台に、生と死、自然との共生、親子の葛藤、思春期の恋が綴られる。吉永淳が本当の高校生に見えるほどフレッシュな透明感があってとても良い。小麦色の肌が爽やかで、健康的な離島の娘の雰囲気が出ている。北野高校出身の秀才でもあるようで、存在感のある女優になるかも。 母の中にある性的なものへの嫌悪感から、少女に好意を持っていながら抱くことができない少年。こんな高校生が今どきいるかと思うほど、あまりに純真すぎて嘘っぽいけれど、こうした離島だからこそひたすらに真っ直ぐで純粋な二人がマッチしている。ラストで大自然の中でのラブシーンは、微笑ましいくらいに清々しく初々しかった。命の根源である水の中で全裸で泳ぐ二人は、神とも通じる母なる自然にすっかり溶け込んでいるように見える。 ユタの存在に象徴されるように、霊的なものが自然や死への畏怖、一体感につながっているよう。映画全体から女性監督らしい繊細さも感じさせる。ただ、あくまでも女性監督がイメージだけで作り上げた男子高校生のようで、少しもリアルに感じない。どんなに母親の性を嫌悪していたって、好きな女の子に性的に反応しない男子高校生なんていない。 映画の雰囲気は良かったけれど、ストーリー的には親子の葛藤などに平凡なところもあって物足りなかった。冒頭のイレズミ男の死も、結局は消化不良。女性監督の作品にしばしば見られるように、男と女では受け止め方や評価が分かれそうな気もする。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-18 01:06:55)《改行有》

138.  ペコロスの母に会いに行く 《ネタバレ》 赤木春恵がすばらしい。これぞ日本の母といった何かが滲み出て、たまらなく哀愁がある。自分の母ちゃんと重ね合わせて感情移入する人も多いのではないか。 特に、認知症の親を持つならどっぷり共感しそう。 認知症の問題は、たとえ今は関係なくても、誰もが当事者になりうることだし他人事とは思えない。高齢化社会の今、親族や知人友人にもそうした話は珍しくもなんともない。介護施設に自分の親を預けざるをえなくなった時、どんなに切ない気持ちになるのだろうか? 親が子供のことも認識できなくなってしまったら? 年輪を感じさせる腫れぼったい手、丸い背中がもうたまらない。 竹中直人のヅラネタがちょっとしつこい。こういう小ネタがうるさく感じると、せっかく感情移入しかかっているのにちょっと覚めてしまう。 ストーリーも期待したものとはちょっと違った。幼馴染のチエコとの話がメインになってしまった流れに、イマイチ乗れなかった。号泣する気マンマンだったのに、最後は肩透かし気味に。残念。[DVD(邦画)] 6点(2015-05-07 00:43:26)《改行有》

139.  インターステラー 《ネタバレ》 SFものに慣れていないと、設定や専門用語を理解するのにかなり手間取る。 特別好きなジャンルというわけでもないので、ピンとこない論理や展開も多かった。 考えるのが途中で面倒臭くなって、よくわからないまま観ていたが、それでも父と娘の葛藤を乗り越えての再会には胸を打たれた。 犠牲的精神から宇宙に旅立ったマン博士が、自分が助かりたいがために心変わりして他の者を犠牲にする姿には、嫌悪感が募って反吐が出る。 人間ドラマの部分はしっかり描けていたので、SF的な理論を理解し納得できていたら、きっともっと感動したような。 もともと関心のある人ならどっぷりハマりそうな世界観。 サスペンス性もあるので、最初から最後まで目は離せない。[DVD(吹替)] 6点(2015-04-19 22:43:10)(良:1票) 《改行有》

140.  ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 《ネタバレ》 王妃とストルーエンセの二人に思い入れが持てないので、ストルーエンセが処刑され、王妃が追放されても心が動かない。 あの時代なら王の目を盗んで不義の子を宿すのは当然処刑される大罪だし、王妃が悲劇のヒロインのようになっているのにも自業自得の面を感じてしまう。 確かに王はエキセントリックで変人&愚人だけど、これだけコケにされてはかわいそうになってくる。 王妃が王太后を責めていたが、王太后としては二人の罪を見逃すわけはなく、逆ギレにしか見えない。 愛もなく結婚されられた相手があんな王なら、他の男に寄り添いたくもなるだろうが、バレればこうなるリスクはわかっていたはず。 ストルーエンセは腐った政治を改革しようとした素晴らしい人権思想家なんだろうけど、不倫を利用した手口が好きになれない。 強引で手段を選ばないやり手によく見られる嫌味が感じられるが、それでも映画では美化されていたほうで、実際はもっと傲慢で傍若無人な鼻持ちならない野心家だったようだ。 むしろ、その辺りを徹底して嫌味な部分を前面に出しながらリアルに映画化したほうが面白かったような気がする。 人に憎まれるアクの強い男を、汚れを削ぎ落として綺麗に描こうとしているようで、そこに違和感を感じてしまうようなところもあったので。 王妃寄りの視点で描かれると、どうしてもそうなってしまうのだろうけど。 全般的にちょっと地味な印象はあるが、細かい心理描写は巧みで見応えがある。 恩赦が出ると言い聞かされて処刑場へ向かう馬車の中で、ストールエンが自分の運命を悟るあたりはお見事。 セリフのやりとりがなくても、ちょっとした仕草や表情だけで十分に伝わってくる。 民衆を解放しようとしたストールエンが、民衆に罵倒される皮肉な最期。 正確な情報がない時代には、民衆を扇動するのは簡単なことだったろう。 誰がつけたのか邦題が重厚な内容に合わず、B級お色気映画のようでいかにも安っぽい。[DVD(吹替)] 6点(2015-04-03 00:26:31)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS