みんなのシネマレビュー |
|
1381. 秒速5センチメートル 《ネタバレ》 良かったです。ただ最後、ちゃんと決着をつけたラストにして欲しかったです。中途半端な彼がたどりついたところとは・・・。そこまで描かなければ、お金をかけて、たくさんのクリエイターが汗を流した意味はないと思います。[DVD(邦画)] 7点(2013-02-26 23:26:42) 1382. ツレがうつになりまして。 《ネタバレ》 なんだかなぁ。ウツってもう珍しい素材じゃないですよね。だから暗くもない映画になるのかもしれないけど・・ちょっと暢気すぎるかな?あの若さであんな家に住んでるし、仕事辞めて、なんの切羽詰った状況にもなってないし・・佐々部監督は地味だけどいい作品創るとは思うけど、もうちょっとリアルで可笑しい話にしてほしかった。ちょっとのんびりすぎ・・見てて、あ~こりゃ漫画だ、と思った。あれ?原作、漫画だっけ?[DVD(邦画)] 7点(2013-02-22 03:05:51) 1383. 桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 う~ん、どうなんでしょう。この監督は結構ひねてるよね。素直にモテ組もいい人たちなんだよ、って描いてもらった方が気持ちいいんだけどね。面白い映画ではあるんだけどね。[DVD(邦画)] 7点(2013-02-22 03:01:47) 1384. おかあさん(1952) 《ネタバレ》 名作として、あちこちで紹介されてる映画ですよね。ついに観ました。う~ん、アメリカの「ファミリー」を思い出しました。子供たちが健気に引き取られていく。みんなが人のことを思いやり、自分は後回しにする。そんな中で、ささやかなことで笑いあう。 「ALWAYS3丁目の夕日」の世界よりずっと人情がきめ細かい。嫌らしい男のように見てた加東大介がさわやかに去っていく姿にとまどう香川京子。こういう場面を見ると、男ってがんばっちゃうんだよなぁ。[DVD(字幕)] 7点(2013-02-22 02:58:37)(良:1票) 《改行有》 1385. 生きてるものはいないのか 《ネタバレ》 薄っぺらな会話だらけのシーンが続き、そのあと、特殊メイクなしの感染パニック群像劇が始まる。・・・が次々登場人物が死んでいくのに、どこか可笑しい。今どきの若者の死んでいくリアルを描いた作品のようだ。石井監督は、生命感のない今の都会の人たちを風刺したのだろうか?死ぬ間際も生命感がないのでは?という監督の問題意識なのかもしれない。[DVD(邦画)] 7点(2013-02-13 06:48:39) 1386. グリニッチ・ビレッジの青春 《ネタバレ》 期待してたんだけど、ポールマザースキーが監督なだけあって、演劇に青春!っていう描写より、妊娠だ、母親のでしゃばりすぎだ、とかそういうところが強く描かれてしまっていた。まぁ演劇に青春って映画なら「フェーム」があるし、ニューシネマが全盛の頃だから、大学生活描くんなら、学生運動に焦点あてる映画が多い中、やはりこんな感じになっちゃうだろうなぁ・・[DVD(字幕)] 7点(2013-01-26 07:03:57) 1387. 8 Mile 《ネタバレ》 地方の閉塞感?地元の愛に見守られ、地方都市にもカリスマはいる。[ビデオ(字幕)] 7点(2013-01-22 04:21:53) 1388. レ・ミゼラブル(1958) 小さいとき、学校で観た映画です。改めて観ると、あぁこんな場面あったなぁと思い出しました。自分に何かしら大きな影響を与えているかもしれないと思いながら観ました。画面が粗くても、ジャンギャバンの存在感でぐいぐい画面にひきこまれます。観終わった後、何やら大きな勉強した気分になりました。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-18 02:47:37) 1389. ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー 《ネタバレ》 金庫破りまでは、娯楽映画として面白かったけど、その後の展開に、なに~?鑑賞後のこの変な気持ちって思ってたら、レビュー見て吹き出した。はっはっはっは。michellさんのレビューに思わず同意。確かに![DVD(字幕)] 7点(2013-01-09 04:10:02) 1390. ただ君だけ 《ネタバレ》 いたってシンプルな話なのだが、二人の俳優の表情にくぎ付けだった。音楽も垢抜けてていい。ラストはシビアな韓国映画にあっても、ここではハッピーエンド。これはソジソブのアイドル映画なのかな?[DVD(字幕)] 7点(2012-12-29 06:03:01) 1391. デリンジャー(1973) 《ネタバレ》 なんというか実話をもとにしてるせいか、まぁディテールに感じる質感にこりゃ贅沢だわぁと感じました。確かに登場人物に感情移入できないまま、アクションで死んでいく 悪党たちの姿に映画の外に置かれたような気分にはなったけど、同じ素材の「パブリックエネミーズ」よりは新鮮だった。引きの画面構成に逆にセンスを感じた。ウォーレンオーツの、角度を変えると途端に小物に見える個性を、よく魅力ある悪党の姿のままに描ききったものだよね。脇役も魅力的だった。「俺たちに明日はない」よりも組織的な悪党ではあったけども、警察の目の届かない逃げ場の多いアメリカの広さは、この映画でも感じられた。最後のJエドガーのニューシネマについての意見はまさに我が意を得たり!・・って誰でも感じられることか。俺だって、学生の時に夢中になったニューシネマの思い入れは、会社にいてだいぶ矯正された。悪は悪、なんだよね、やっぱりね。やはり悪党のもとでは働けない、と痛感したからね。それでも悪党には、なぜか魅力を感じちゃうのは、女性っぽい感性のためか?なんて思っちゃったです。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-04 06:17:17)《改行有》 1392. スリーデイズ 《ネタバレ》 あれあれ。こんな面白い映画もつくれるんだ。ポールハギスって。社会派だけではないんだね。悩めるヒーローが愛のもとに二転三転する状況で、機転を利かしてすりぬける、こんな娯楽作品はやっぱり面白いね。久々にスカッとした。最後、冤罪がひっくり返るなんて話で終わらないところがハギス節か・・。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-04 05:53:45)(良:1票) 1393. 狩人の夜 《ネタバレ》 簡単に人を殺める殺人鬼と、お母さんすら殺されて、一人で妹とお金を守らねばならない少年の攻防。これはどうなる!?と、さすがに思いました。こんな設定はサスペンス華盛りの今でもドキドキする内容。スリリングな内容が淡々と進んでいくとこが、ヒッチコック先生のいた頃の時代のテンポなんでしょうね。最後にリリアンギッシュ登場!う~ん、「八月の鯨」で初めて印象に残ったこの高潔な女性、まさにはまり役。何も派手な展開はないが、十分面白かった。あの名作「コレクター」が、ぞっとする話なのに、淡々と語られていたこの頃。やはり映画って暗闇の演出でも、顔をゆがめるほどの恐怖の表情でもないね。少年と殺人鬼の攻防、それを助ける母性の強い女性といえば、自分はジョングリシャムの「依頼人」を思い出しましたが、こっちの方がえ~っ???次どうなんの???て思いましたもん。やはり面白いって次から次へと展開する話の内容だね。そう思いました。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-19 02:18:47) 1394. ドラッグストア・カウボーイ 《ネタバレ》 なるほどね。道理でガスヴァンサントの映画って琴線に触れるんだよね。分かります、マットの状況。人生は体で覚える、ってセリフに大いに共感。まったく堅気の世界の住人にどれくらい迷惑かけたと思っとんじゃ!反省しなさい!でもまぁ今となっては手垢のついた素材だよね。やれやれ「アウトサイダー」の兄ぃも等々堅気になりましたか・・。なんとな~く最後のほうはダサいマットでしたけど、仕方ないか・・。でもあのマットの元彼女はこれからどんな人生歩むんだろう?ワルで生きていった女性ってどんなになるんだろう?何より疑問なのは、ヤクで死んじゃった女の子の親は何しとるんじゃ!? そんな感じです。有名な映画だったけど、ついに観たぜ!レンタル屋ではボロボロのパッケージ。借りていく若者が多いんだろうね。果たして何を考える?ガスヴァンサントが作家としてどういう素材を選んでいくのか、大いに興味あり![DVD(字幕)] 7点(2012-11-13 07:29:04) 1395. 少年と自転車 閉塞感のある国って、この日本国だけでなくあるもんなんですね。でもダルデンヌ兄弟監督は、決して誰も大きな声で裁かないし、悲しいラストにもしない。どうしようもない現実の中で、何とか前向きにちゃんと生きようとする人間たちを静かに見守る。この監督の姿勢、日本の監督も見習ってほしいです。このような映画が生まれることを映画ファンとして切望します。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-11 02:03:18) 1396. 灼熱の魂 《ネタバレ》 うん?終わって、しばらく意味がわからなかった。・・・が、これは一つの憎しみの負の連鎖を終わらせる解決策のひとつではなかろうか?と思った。もし見間違えて、見当違いの解釈をしていたらスイマセン。僕はこの話は、前のレビュワーの方がおっしゃっているように寓話なんだと思う。このお母さんが憎しみの負の連鎖を断つために、人生を呑み込んだのではないか?と思ったのです。というかこの映画がそういう意図をこめて創られたのではないか?と思いました。同じような話がたくさん創られる中で、このような映画(いろんな思考が感じられる映画)は大歓迎!これからアジアなどでどんな独創的な映画が生まれるのか、とても楽しみです。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-11 01:58:03) 1397. 善き人 《ネタバレ》 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のヴィゴ・モーテンセンって、こんな神経質な役が実にはまってるんですね。メガネをかけた顔をみて、巧い!と思っていましたが、やはりバッチシでした。しかし内容はラストがちょっとがっかりでした。あのラストでは、観て損したぁ、という感じです。サスペンスでもなく、ヒューマンでもなく、何とも残念な作品。題材は面白いんだけどなぁ。それにしても、どこが「善き人」やねん!奥さん捨てとるし・・・若い教え子と所帯持とうなんてセコイこと考えなやぁ!結局、自分の後ろめたさを、友情を大事にすることで帳消しにしようと焦った、という風に思えました。あの幻覚もラストの落ちに使うために持ってきた感じです。ラストどうするか楽しみな作品だったのに・・・残念!!でも映像がきれかったので、この点数。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 00:12:22) 1398. トラック野郎 望郷一番星 いぃ~ですねぇ。こういう映画が今、少ないですね。最近の映画関係の皆さん、ちょっと「時代」とか「社会」とか捉えようと一生懸命じゃないですか?山田洋次監督もいいけど、こういう「やっちゃって♪やっちゃって♪」のような映画も欲しいな。アテウマのゴローちゃん、君の気持、よくわかるよ(涙)トホホ・・・[DVD(邦画)] 7点(2012-09-22 02:36:32) 1399. ある戦慄 《ネタバレ》 「時計じかけのオレンジ」のような狂気さがこわかった。皆にからむワルなんて、一瞬「バットマン」のジョーカーに見えてきた。こんなにニューヨークは怖いんかい!?ニューヨーク(都会)の孤独さがよく伝わった。このワルたちが一線超えてたのがもったいなかったね(超えてないじゃないよぉ)。面白い題材なので、いかようにも物語はできたと思うが・・・。三谷幸喜もこういう映画を自分風にアレンジしたらなぁ。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-22 00:18:16) 1400. おいしい結婚 面白い!さすが森田監督!これって「それから」「家族ゲーム」の後だったんですねぇ。いや、これなら森田さんは評価されるでしょう。面白いもの。とにかく食事のシーンは笑う。みんなが箸でかきまぜたり、そばをすすったり、もう笑った、笑った。この頃の森田さんはいいねぇ。夭折されましたが、やはりこういう作品つくらせても、一味も二味も違う。斉藤由貴の演技なんか、あまりにも自然すぎて、くらくら~ときてしまう。彼女、天才じゃないの!?天然なのに、あんなに演技巧いってことは彼女、天才だったんじゃない!?まぁとにかくこの監督、題材の目の付け所もいい、創ってる映画の演出もいい、俳優のうまい演技をひきだす指導もいい。相変わらず会話がいいね。自分には森田監督作品のなかでは、この映画が一番いいこと言っているし、会話の間もテンポもいい。爆笑問題の若い姿にはおっときた。いいよねぇ、本当に。そういえば「A列車で行こう」がもうレンタル屋の店頭に並ぶころだ。観なきゃ♪[ビデオ(邦画)] 7点(2012-09-21 06:05:15)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS