みんなのシネマレビュー |
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1381. バックドラフト サスペンス仕立てだけど、一応兄弟の姿を描いた人間ドラマ。 兄弟のキャラ設定はよくあるパターンなのだが、二人とも不器用で気性が荒く、 まさに火の玉兄弟という言葉がぴったり。とにかく暑苦しいほど熱い。 総体的にあまりセンスのいい作品とは言えないが、シナリオ自体の出来は悪くないし、 何となく昔のスポコンドラマを観ているようで、本当に熱い内容の映画だった。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-07 05:26:22)《改行有》 1382. 悪魔のいけにえ スプラッター・ホラーの先駆け的作品。 序盤から鑑賞者を引っ張り、恐怖を煽る演出はいいんだけど、基本的にストーリーはない。 インパクト一本勝負の映画。スプラッターのエポックメーキングということを考慮して+1点。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-07 05:13:46)《改行有》 1383. バタリアン 「脳ミソくでぇ~」や、「タールマン」「オバンバ」などの ゾンビキャラが話題となったB級ホラー映画。 基本的にはスプラッターの流れなのだが、そこにコメディーの要素を取り入れ、 あまりエグさを感じさせない万人向けのホラー映画に仕上がっているのが特徴。 ストーリーも判り易いし、ラストの展開は近作の映画でも時々観られるパターンだが、 これが初? 中学生や高校生等の若い人には特にお薦め。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-07 05:01:54)《改行有》 1384. ポリス・ストーリー/香港国際警察 コミカルなカンフーアクションから新たなスタイルへ。 スタントなしのド派手なアクションが目立っていた時期の作品だが、 今回も思わず「危ない!」と叫んでしまうようなシーンがたっぷり。 カーアクションも見応えがある。お話の方は前半コメディータッチ、 後半がややシリアスとはっきり分別されているので、設定の粗がちょっと目立ってしまった。 まあストーリーで見せる役者さんではないので、ファンなら十分楽しめる作品だと思う。 でもやっぱり、昔のジャッキー作品のほうが好きなんだよな。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-07 04:39:20)《改行有》 1385. フィールド・オブ・ドリームス 主人公が行動を起こすきっかけとなった設定が、 あまりにも非現実的すぎて物語に入っていけなかった。ファンタジー映画? いやいや、それでもこれはちょっと勘弁してください。何でもありになるでしょ。 その後のストーリー展開、映像や演出はもちろん、とても雰囲気のいい作品なので、 勿体ないなとしか思えなかった。他に何かいい設定がなかったのかね。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-07 04:18:11)《改行有》 1386. 映画ドラえもん のび太の恐竜2006 続編だと思ったら、ほぼ完全リメイクだった。絵は多少洗練されているとは思うけど、 そもそもアニメ映画のリメイクに何の意味があるのか、さっぱり理解できない。 恐竜の声にイライラ、お馴染みのキャラたちが時々変な表情をするのが不快、 ラストのベッタベタお涙頂戴演出と、いい所はまるでなし。 オリジナルのストーリーがいいだけに残念な出来映えだった。 新しいシナリオが作れないんじゃ、ドラえもんはもうダメなのかな。藤子先生は偉大だった。[地上波(邦画)] 2点(2011-08-07 03:59:41)《改行有》 1387. 喜びも悲しみも幾歳月 昭和七年から三十年代までの時代を背景に、夫とその妻の波瀾万丈の人生を描いた作品。 灯台守って大変な仕事だなぁ、という印象がとても強い映画だった。 ストーリー的な妙味があるというわけではないけど、一応山あり谷ありということで、 映像は比較的きれいだし、夫婦愛、家族愛のテーマもとてもわかりやすい。 優しい夫、尽くす妻。古き良き?日本の夫婦の姿、心の機微が丁寧に描かれていて、 安心して鑑賞できる佳作だとは思う。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-07 03:51:59)(良:1票) 《改行有》 1388. 釣りバカ日誌2 前作で故郷に戻ったはずのハマちゃんが、なぜか東京にいて笑える。 このエピソードからマドンナ役の女優さんが出演しているようで、今回は原田美枝子。 意味深な登場の仕方だったにもかかわらず、最後まで全然説明のないところがまた笑えた。 個人的にはストーリーが今イチだったけど、釣りのシーンも多くて、主役二人のキャラが愉快。 それだけで十分な娯楽映画。[DVD(邦画)] 3点(2011-08-07 03:46:22)《改行有》 1389. 十三人の刺客(1963) 刺客が十三人もいたら、まとまりがつかなくなるのでは? と思ったのだが、 素直に面白かった。ストーリー自体が単純ということもあるんだろうけど、 それでも刺客たちと敵役たちの頭脳戦が至るところに織り込まれていて、緊張感もたっぷり。 途中で飽きることもなかった。役者さんたちは普通にいい。 合戦のシーンは「七人の侍」のような迫力はないけれど、 この時代は侍同士の斬り合いがほとんどなかったらしく、そういう視点で鑑賞すると、 皆ビビって腰が引けてて、とてもリアルに思えてくる。時間的な都合で、 刺客十三人のそれぞれのキャラは丁寧に描かれておらず、その内の四、五人程度ぐらい。 当然のことだけど、彼ら全員のキャラが把握できてたら、さらにもっと楽しめたと思う。[DVD(邦画)] 7点(2011-08-07 03:40:33)《改行有》 1390. イン・ザ・カット 官能サスペンスって、ほとんどが外ればかり。 官能シーンが多ければ多いほど、当然ストーリーに当てられる時間が削られるわけで、 本作もそのパターンにハマってしまった。「女性の性」というテーマは何となくわかるけど、 ぼんやり程度しか見えてこないし、それ以上にサスペンスの部分があまりにもしょぼくて、 これじゃ映画全体の印象が悪くなってもしょうがない。メグはがんばっているのだが、 この程度のシーンなら普通のサスペンスでも見られるし、取り立てて見所もなかった。[DVD(字幕)] 2点(2011-08-07 03:29:38)《改行有》 1391. ダンス・ウィズ・ウルブズ ケヴィン・コスナー監督主演のヒューマンドラマ。 序盤からなかなかいい雰囲気でお話が進み、これはいいかなと思ったんだけど、 白人とインディアンといえば、血なまぐさい話しか聞いてこなかったので、 徐々に違和感が。終盤でちょっと盛り返したが、やっぱり脚本の甘さを感じてしまう。 ケヴィンの狙いはわかるし、テーマもいいとは思うけど、お話自体はこれでもまだ白人寄りかな、 という印象を受けた。映像は素晴らしい。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-07 03:20:40)《改行有》 1392. 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 マドンナに竹下景子を迎えて、今度は寅さんが坊さんに。 寅さんの立ち回りのうまさと順応性の高さは、見ていて羨ましいぐらい。いや、面白い。 ストーリーのほうは、シリーズもここまで来ると、さすがにダレを感じる。特に後半。 サブストーリーの中井貴一と杉田かおるのエピソードや、マドンナとのラストも今イチだった。 もうシナリオを考えるのも大変なんだろうけどね。あくまで寅さんのキャラを見て楽しむ映画。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-06 23:35:56)《改行有》 1393. 神様のくれた赤ん坊 コメディータッチのハートウォーミング、と言いたいところだけど、 この時期の日本の映画らしく、演出も映像もあかぬけない感じはたっぷり。 中盤以降は、子供がすっかりないがしろにされていて、思わず笑ってしまった。 やっぱり子供の心情描写も、少しは欲しいところだよね。 つまらなくはないけど、ちょっとおふざけのシーンが多すぎるかな。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-06 23:16:25)《改行有》 1394. 陪審員 マフィア絡みの事件での陪審員と聞けば、先の展開はある程度予想できると思う。 スリルやサスペンスばかりではなく、殺し屋がヒロインに・・・・・・・という 展開に妙味は感じたんだけど、全体的にシナリオがとても粗っぽい。 ヒロインや殺し屋の行動に、「ダイ・ハード」的なご都合主義が漂っていて、 今ひとつリアルさに欠ける結果に。 あまり深く考えずに娯楽サスペンスとして観れば、そこそこ楽しめるかと。[地上波(吹替)] 3点(2011-08-06 21:14:45)《改行有》 1395. 恋しくて(1987) 純粋なラブストーリーものかと思ったら、やや青春ドラマに近い形の作品だった。 主人公とその女友達、主人公が憧れる女の子と三人の関係を描いているんだけど、 切なさという点では、主人公の女友達が一番感情移入できるのに、 なぜか出番が少なくて、描写も物足りないという不思議な構成。 どう考えたって、女友達を中心にするべきお話だと思うんだけどね。 ちなみに主人公は卒業後の進路についても悩んでいるようだけど、ストーリー上はほぼ関係なし。 主人公やヒロインよりも、最後まで女友達のキャラばかりが目立っていた作品だった。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-06 21:06:57)《改行有》 1396. コンペティション(1980) 作品としてのジャンルは、オーソドックスなラブロマンスものだけど、 ピアノ・コンペティションという設定がストーリーに厚みを与えている。 主人公の苦悩、また同じ目的を持つライバルたちの描写は、 ストーリードラマとしても興味をそそられるのだが、やはり少々掘り込みが浅く、 結果的にどっちつかずの印象を覚えてしまう。演出もあまりいいとは言えないけど、 主役二人の演技はとても安定感があり、大人の鑑賞に耐えられる作品には仕上がっていると思う。 クラシック音楽が好きな人にはお薦め。[地上波(字幕)] 5点(2011-08-06 20:56:45)《改行有》 1397. 蛇イチゴ 家族の窮地に、突然出戻った兄貴のキャラが見所の映画。 この芸人さん、器用なのか素でやってるのか、飄々とした表情が役柄にハマってる。 ただ口八丁で立ち回るシーンがもっと欲しかった気がするし、 汚い食事のシーンなどは削って、彼の内面を突っ込んだ描写も欲しかった。 妹の兄貴話は腹を抱えて笑ったけど、居酒屋ネタと同じようなもので、 兄貴のキャラを言葉で説明されてもちょっと・・・。おかげで「蛇いちご」のエピソードも、 お話をまとめるために、とってつけたような感じになってしまった。 本当はここでほろっとさせるはずだったんだろうけど。総体的には面白い雰囲気の映画だった。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-06 20:35:02)《改行有》 1398. ライムライト コメディーシーンは皆無に等しく、完全なストーリー映画で、 喜劇俳優のイメージが強いチャップリンが、役者としての演技をたっぷり見せてくれる。 老いと才能の限界を感じている主人公の悲哀さがしっかり表現されており、 まるでチャップリン自身の姿を投影しているかのようで何とも物悲しい。 劇中、主人公が何度も口にする哲学的なセリフが作品に深みを与えているが、 ストーリーのほうはちょっと冗長かなという印象も受けた。それでもいい作品です。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-06 20:27:58)《改行有》 1399. ブレードランナー/ファイナル・カット 全部で5つのバージョンがあるようで、副題の示す通り、 これが最終バージョンのようだ。追加シーンもあるようだけど、 ラストのシーンがカットされている以外は、よくわからなかった。 結構あのシーンは好きだったんだけどね。もちろんなくてもストーリー的には問題なし。 好きな人は、それぞれのバージョンを見比べてみるのも楽しめるとは思うけど、 何で5つも作るのか、訳がわからない。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-06 13:51:04)(良:1票) 《改行有》 1400. 河童のクゥと夏休み カッパと少年の友愛を描いたアニメ。 もう定番になってしまったけど、一応環境保護のテーマをさらりと含んでいるとこがニクい。 ストーリーは中盤から見飽きたあざとい展開が。ラストはベタにならなかっただけマシだけど、 他に見せ方があったような・・・。河童のキャラが良かった反面、 人間のキャラに関しては顔や体型、動きなどがガチガチで、魅力はまったく感じなかった。 やっぱりディズニーやジブリのキャラと比べると、数段落ちるのは否めない。 アニメ映画としてなら、十分及第点の作品だとは思うけど。[地上波(邦画)] 4点(2011-08-06 13:46:09)《改行有》
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