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1441.  メカゴジラの逆襲 小学校低学年の頃に見たが、やたらと暗い内容で退屈だった記憶あり。ゴジラ映画でストーリーをほとんど覚えていないのはたぶんコレだけではないだろうか。これが監督作としては遺作になった本多猪四郎監督と、同じくこれが最後の怪獣映画出演になった平田昭彦に4点。[ビデオ(邦画)] 4点(2005-04-09 16:29:11)

1442.  ルパン三世 DEAD OR ALIVE 先ごろ亡くなった原作者のモンキー・パンチが唯一監督としてかかわった劇場版シリーズ第6作。キャラクターデザインが劇画チックで、いつもと違う渋めの雰囲気なのがさすがは原作者が監督という感じだが、ストーリー的にはいつものテレビスペシャルと同じ感じなので、作画の雰囲気と脚本の調子が合っておらず、そこに違和感を感じてしまう。いっそのこと脚本もモンキー・パンチ自身が担当していればと思うのだが。それでも本作では銭形が優秀な刑事として描かれていて、カッコよかったのは印象に残った。ゲストヒロインの声を高山みなみが演じているが、ルパコナを見た後になって本作を見てみると、出てたのねという感じ。本作の公開年に「名探偵コナン」はアニメ始まったことを思い出して、すごい偶然だなと思ってしまった。このころは将来コラボするなんて双方の関係者も誰も思ってなかっただろう。(2019年5月17日更新)[DVD(邦画)] 4点(2005-03-10 00:39:23)

1443.  大巨獣ガッパ 冒頭、タイトルバックで流れる変な主題歌が見てから12年近く経った現在でも耳に残っている。内容は思い切りB級の怪獣映画で、出てる俳優も地味目な人ばかりだ。熱海に上陸したガッパは何故かタコを口にくわえていて笑えるし、子供ガッパの間抜けな造形といい、松竹の「宇宙大怪獣ギララ」と並んでとりあえず怪獣ブームだから作りましたというノリの珍作。[地上波(邦画)] 4点(2005-03-02 15:16:24)

1444.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 《ネタバレ》 さて後編なんだが、意味ありげなセリフを言ってるわりには中身が皆無で(でもセリフ自体は前編より聞き取りやすかった。)ただ意味ありげなことを言わせたいだけにしか見えないし、登場人物たちの行動もよく分からないままなのでドラマとしても退屈で面白くないし、エレン(三浦春馬)が巨人に変身できるのに爆弾を使って壁を破壊しようとするなど前編同様に突っ込みどころだらけの脚本で案の定の駄作。そのうえ、前編での見どころだった巨人の出番がほとんどなく、ずっと内輪もめのようなやりとりが続くので見ていて本当にどうでもよくなってくるし、その分、スケールも小さくなりこじんまりとしてしまった感がすごくある。公開当時は原作が完結しておらず、結末はオリジナルとのことだが、ヒットしたらさらなる続編をやろうというのが見え見えの終わり方で見ていてすごくイライラする。樋口真嗣監督の本作の次作が「シン・ゴジラ」なわけだが、もしこの二部作を先に見ていたら確実に映画館には見に行っていないだろうなぁ。[DVD(邦画)] 3点(2023-04-09 16:49:42)

1445.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 《ネタバレ》 中島哲也監督の「告白」の次回作として製作が発表された時にはすごく楽しみだったのが、監督以下スタッフの交代で一気に興味が失せてしまっていた映画であるが、評判の悪さを承知のうえで、全然期待せずに今になってようやく見た。原作漫画も未読ならばアニメも全く未見という状態で見ても見事な駄作としか言い様のない映画で、きっと漫画やアニメは面白いのだろうという一語に尽きてしまうのだが、最初に巨人が登場して人を捕食するシーンは「サンダ対ガイラ」を少し思い出して多少のインパクトはあった。しかしその後は最後までグダグダな印象で、こういう映画に不可欠な緊迫感もまるでなく、登場人物たちも魅力を感じられずにただギャーギャー言っているだけのアホにしか見えず、見ていてすごくイライラした上にヒロインであるミカサ(水原希子)をめぐる恋話が中途半端に差し込まれるのは本当にどうでもいい感じしかしない。映像的にも暗いシーンが多く、セリフも聞き取りづらいなど二部作映画の前編とはいえテンポも異様に悪く退屈で、エンドロール含めて約100分が長く感じる。脚本的にももちろんツッコミどころだらけであるが、冒頭で巨人に襲われて行方不明になったミカサが生還するのは無理がありすぎで完全にこの後の展開のためのご都合主義まっしぐらな感じしかしないのがこの時点で既に本作の脚本の悪さをすべて物語っている感じがする。後編で挽回するとは全く思えないのだが、取り合えず後編も間を置かずに見るつもり。[DVD(邦画)] 3点(2023-03-31 02:09:11)

1446.  刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM> 《ネタバレ》 久しぶりに見たコロンボ(小池朝雄のコロンボもかなり久しぶり。)だったのだが、とにかく犯人が胆略的で無計画&浅はかなだけのただの嫌なバカ女のため、純粋に推理ものとしての面白さがこれっぽっちも感じられず、当然ながらこの犯人との対決も盛り上がりようがなく、逆にこんな穴だらけの犯行なら別にわざわざコロンボが出て行かなくても解決できてしまうのではと思えるほどだ。(そう思わせてしまうのはちょっとやばくないか?)後期の新シリーズはつまらない作品が多いのだが、第7話という初期の作品でもこんなのあるんだと思ってしまったのが正直なところ。犯人の恋人役でレスリー・ニールセン(フランク・ドレビン警部)が出ていたことくらいしか見終わって印象に残らない。[CS・衛星(吹替)] 3点(2019-05-26 18:10:52)

1447.  メアリと魔女の花 《ネタバレ》 スタジオジブリがアニメ製作を休止したあと、米林宏昌監督をはじめとしたジブリ出身のメンバーが新たに立ち上げたスタジオポノックの第1作。「魔女、ふたたび」というキャッチコピーもそうだが、魔女になった主人公の少女、箒、黒猫という組み合わせはもろに「魔女の宅急便」のイメージで、それだけならまだジブリがあえてやらなかった二番煎じものをやってみようということで理解できるのだが、ほかにもジブリっぽいイメージのシーンの連続で既視感や既成感がありまくりで、ここまでくればパロディにしか見えず、米林監督をはじめ、スタッフの「ジブリファンはこういうものを求めている。」、「ジブリっぽいものを作っておけば客は来る。」という志の低さが透けて見え、映画で何をどう描きたいかよりも、目先の儲けのことしか頭にないような感じの強い映画になっているのが痛い。登場人物たちにしても魅力に乏しく、主人公メアリの初めて会ったばかりでしかも第一印象が最悪だったピーターを助けたいという行動心理もよく分からない。一応、自分のせいでピーターが捕まったので責任を感じてということらしいのだが、それだけでは行動心理としては弱すぎるように思えてしまう。せめてもう少しピーターのキャラクターを掘り下げていないといけなかったのではないか。それともいっそメアリとピーターの関係を久しぶりに再会した幼馴染とかにすればよかったのではないか。悪役であるマンプルチュークとデイも善良な教師だったのが夜間飛行を見たとたんに悪の道へ走ったと劇中で語られているがちゃんとそこにドラマが欲しかったところで非常に物足りない。それに全体的にストーリーに絡んでいるキャラは少なく、とくにメアリがエンドア大学に迷い込んで最初に出会うフラナガンやほかの生徒たちが事件にからんでこないのは不自然だし、生徒たちに至っては全員が完全にモブキャラ化していて、普通はここに2、3人ストーリーにからむキャラがいるものなのだが、ここにも勿体なさを感じる。よってこの映画はただ筋を追っているだけの薄っぺらさしか感じることができず、最初に書いたような感想になってしまい、同じ題材でも監督や製作会社が違えばとか、元ジブリという看板がなければとか思ってしまう。米林監督が西村Pとポノックを立ち上げたのは、ジブリでの監督経験がある生え抜きということで、ジブリを自分が継承していこうという意図があるのかもしれないが、そのこととこういうジブリもどきは違うと思うし、いきなりプロデューサーと新会社を興すよりはまず、もっと他社でのアニメ製作を経験したほうが良かったような気もする。[DVD(邦画)] 3点(2018-12-20 00:55:05)

1448.  ギャラクシー街道 《ネタバレ》 三谷幸喜監督が去年の大河ドラマ「真田丸」の脚本を担当すると知った時、これで監督映画の新作はしばらくないかなと思った矢先に製作が発表されたのでちょっと驚いたことを覚えている。「真田丸」が面白く、最終回まで全部見てから本作を見たのだが、映画というよりはテレビのコント番組を見ているノリで、しかも三谷監督にしては笑いの部分に下品なネタが多く、見ていて寒いうえに、面白くもなく、三谷監督が本作を製作中も「真田丸」のことで頭がいっぱいだったのではと思えるほど、全体的に適当に作ってしまったような印象が残る。舞台を宇宙のハンバーガーショップ一か所にほぼ限定しているのは「THE 有頂天ホテル」よりも「王様のレストラン」を思い出さずにはいられないが、テレビドラマや舞台と違って映画(それもこういう公開規模が大きいメジャー作品。)という媒体だとスケールの小ささが出てしまっていて、何かこじんまりとしている。やはり映画だと「THE 有頂天ホテル」のような見た目の豪華さが必要になってくるのだろう。三谷監督の映画の中では明らかにいちばん面白くない映画だが、それでも印象に残ったシーンを挙げてみると大竹しのぶ演じるハナが調理場でタバコを吸うのは「王様のレストラン」の山口智子演じる磯野しずかへのセルフオマージュのように感じられて思わずニヤッとさせられた(映画の出来はもちろん「王様のレストラン」の足元にも及ばないが。)し、特撮ヒーローものを意識した防衛隊の三人の三角関係のくだりだけは個人的には面白く見た。あと、TM西川演じるヌルヌル宇宙人はほとんど筋に絡んでおらず、(絡みそうな一幕があるものの。)最後に歌うためだけに出てきたようなものなのが、演者の本業が歌手でありながらもったいなく感じた。あれならエンドロールのバックで主題歌として流したほうが良かったろうに。[DVD(邦画)] 3点(2017-01-14 00:35:55)

1449.  新・刑事コロンボ/死を呼ぶジグソー<TVM> 《ネタバレ》 「初夜に消えた花嫁」と同じくエド・マクベインの原作を基にした「刑事コロンボ」新シリーズの一篇。今回も倒叙ものではなく、なんとコロンボが嫌いな拳銃を携帯して潜入捜査をするというストーリーで、「初夜に消えた花嫁」に比べれば面白くなくはないものの、やはりこの話をこのシリーズでやるのは違和感が強く、「刑事コロンボ」ではない別の作品を見ているよう。ゲストとして「ロッキー」シリーズのポーリー役でおなじみのバート・ヤングが出演していて、(吹き替えが富田耕生でないのがちょっと残念。)ピーター・フォークとの共演が見どころなのだが、意外にチョイ役で、すぐに殺されてしまったのにはビックリした。[CS・衛星(吹替)] 3点(2016-11-06 10:57:24)

1450.  ルパン三世 イタリアン・ゲーム<TVM> 《ネタバレ》 テレビ第4シリーズ放送中に放送されたテレビスペシャル。第4シリーズをすべて見終わって3か月ほど経った今になってようやく録画しておいたものを見たのだが、第4シリーズに新作カットを加えた総集編という感じで、完全に第4シリーズを見たことがない人に向けた紹介作品のような印象。第4シリーズは地上波では地域ごとに放送時間帯がバラバラだったためにこういうのもアリだとは思う(ちなみにわが地域では本作放送後すぐに放送が始まった。)が、やはり見終わってから本作を見ると、いつものテレビスペシャルよりもさらにつまらなく感じるし、制作陣の手抜き感も感じてしまうのが本当のところ。また、つながりが悪く感じる部分もあり、第4シリーズを見ていない人には分かりにくい部分もあったと思う。新作カット部分もいつもどおりのテレビスペシャルの域を出ていない。第4シリーズは深夜枠ということもあってか、雰囲気も少し渋めで思ったよりは面白かったのだが、やはりゴールデンタイムに放送されるものにそれと同じものを期待してはいけないということだな。(といって、ほとんど本作には期待してなかったのだが。)ルパンのジャケットといえば赤というイメージが強いのだが、4つあるテレビシリーズでは毎回それ毎にジャケットの色が違っているというのが凝っていてけっこう好きだったりする。[地上波(邦画)] 3点(2016-09-18 10:34:17)

1451.  新・刑事コロンボ/かみさんよ、安らかに<TVM> 《ネタバレ》 冒頭、葬儀のシーンからはじまり、それまでの経緯が回想形式で語られていくのがこのシリーズでは珍しいし、過去に夫がコロンボに逮捕された経験を持つ女が犯人で、復讐のためにコロンボ夫妻を殺そうとするという設定は面白い。しかし、今までこのシリーズを見ていれば早々に葬儀がでっち上げだとは想像がつき、実際その通りで、面白くもなんともないし、逆に犯人を逮捕するためのニセの葬儀にしてはえらく大げさにやりすぎている。犯人の動機はよく理解できるものだったので、普通にいつも通りやっていたほうが良かったのではないかと思う。最初に書いたように設定だけは面白いのだが、今回は邦題が原題の直訳に近く、インパクトのあるタイトルでなにか目新しいことをしようとして見事に失敗しているという感があり、はっきり言って駄作である。今回、犯人は最後にコロンボを思いっきり殴るが、思わず犯人に同情してしまった。コロンボの部下の警官の吹き替えを「狂ったシナリオ」で犯人を吹き替えていた池田秀一が担当しているのがなんか面白い。[CS・衛星(吹替)] 3点(2013-05-29 01:41:28)

1452.  踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件<TVM> 《ネタバレ》 完結編劇場版公開を前に放送された「踊る大捜査線」の久々となる新作テレビスペシャル。前半はただごたごたしているだけに見えるし、メインとなる事件も劇場版第3作「ヤツらを解放せよ!」で登場した中国人研修生(滝藤賢一)と結婚することになっている女性が実は・・・という展開だが、「ヤツらを解放せよ!」で登場した新キャラクターは、和久伸二郎をのぞいて着任エピソードが描かれぬままいきなり当たり前のようにそこにいたこともあり、馴染みが薄く、そういうキャラをメインに持ってこられても感情移入がしにくく、困るだけ。メインの事件自体も扱いが軽く、このドラマって初期はコミカルなところはコミカルだけど、シリアスな部分ももっとちゃんとしていたように思うのだが。やっぱり長く続けすぎると作る側も惰性になっていってつまんないものしか出来なくなるんだろうな、という感想しか出てこない。[地上波(邦画)] 3点(2013-05-06 21:59:09)

1453.  新・刑事コロンボ/殺意のキャンバス<TVM> 《ネタバレ》 今回は冒頭からコロンボが登場し、「権力の墓穴」や「歌声の消えた海」のような特別事情のあるエピソードでもなさそうなのに珍しいなと思っていたらどうやら中盤で飼い犬に手をかまれるという話を出したかっただけのようで、ひょっとしたら今回の犯人のもとにいる女たちが離れていくというのを意味しているのかもしれないが、あまりに遠回しすぎる気がするし、それ以外には犬はなんの関係もなく、わざわざコロンボを冒頭から出さなくてもよかったのではと思えてしまう。被害者の見た夢のシーンでは映像を白黒にしていて、この雰囲気はけっこう好きなのだが、結局事件の解決方法は夢とはなんの関係もない普通の証拠が決め手となるため、この夢のシーンはただ思わせぶりなだけで終わってしまっていて、はっきり言ってこういう表現をやりたかっただけのようにしか思えないし、今回の話は今までみたこのシリーズの中でいちばん適当で雑なつくりになってしまっている。吹き替えに関しても、犯人の吹き替えを担当している森山周一郎の声が渋すぎて、俳優の顔と合っておらず残念。それに犯人がしゃべるたびに、「紅の豚」のポルコ・ロッソが頭に浮かんでしまい、心の中でずっと「ポルコ・ロッソだー!」と叫んでた。本編だけだと4点くらいでもいいのだが、この吹き替えのキャスティングに1点マイナスの3点。ポルコは好きなのだが、今回の犯人である画家の声に森山周一郎というのはものすごいミスキャストにしか思えない。[CS・衛星(吹替)] 3点(2013-05-06 02:02:32)

1454.  劇場版 SPEC~天~ 《ネタバレ》 テレビシリーズは「ケイゾク」を見てたからというだけの理由でなんとなく見ていたが、結局、スペシャルまで見てしまったのでとりあえず本作を見た。「ケイゾク」のときも思ったが、堤幸彦監督は話を広げるだけ広げておいて収拾つかなくなると放置プレイを決め込む癖があるようで、張りまくった伏線をまったく回収せずにいきなり終わるのも「ケイゾク」の頃から全く変わっておらず、この進歩のなさが堤監督らしいところなのかもしれない。「ケイゾク」の劇場版は映画館まで見に行ってトラウマ級のつまらなさだったことは未だに忘れられない思い出(その後、この「SPEC」まで堤監督の作品はほとんどまったくと言っていいほど見ていない。)だが、本作はDVDで見たせいかそれほど腹は立たずに見終わった感じ。でもそれは最初から映画のストーリーを追う事を放棄し、ひたすら小ネタを楽しむことに徹していたからかもしれない。(その小ネタも結構しつこいのだが。)本当は5点でもいいとおもうのだが、主題歌が流れるエンドロールで延々とナレーションが流れるのがうざかったのでマイナス2点。あんなの初めて見た。よく主題歌を歌っている歌手及び所属事務所が許可したなと思えてくる。シリーズとしてはスペシャルと映画で合計あと3つほど新作を出すようだが、もうここまで来たら惰性で全部(テレビとDVDで)見てしまおう。もちろん「映画館なんてぜってー行かねーから!」[DVD(邦画)] 3点(2013-03-19 11:47:50)(良:1票)

1455.  妖怪大戦争(2005) 《ネタバレ》 大映の妖怪三部作をベースにした妖怪映画だが、子供向けとしてもイマイチとしか言いようのない出来で、仲間内だけで盛り上がってしまっているような映画になってしまっている。(大映の三部作は「妖怪百物語」しか見ていないが、ちゃんと見ている人のことを考えたつくりになってたし、既に子供ではない自分が見てもけっこう面白かったのだが。)水木しげるロードや、記念館が登場するのはまだいいが、宮迫がビールを飲んでいるのは完全にCMとしか思えず幻滅。企画に参加している作家たちのカメオ出演もちょっとなあ。その作家たちのうち、原作としてクレジットされてるのが荒俣宏で、ボスとして加藤保憲が登場するのだが、演じているのは嶋田久作ではなく豊川悦司。悪くはないのだが、どうしても嶋田久作が頭をよぎってしまう。というか、「帝都大戦」でヒロインを演じていた南果歩が出ている(あんまりストーリーへの絡みはないが。)のだから、よけいに加藤役は嶋田久作が良かったと思えてしまう。おそらく、それだけで本作への自分の評価は少しは上がったはずだ。たぶん。[DVD(邦画)] 3点(2013-02-12 01:34:43)

1456.  踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2 《ネタバレ》 踊る大捜査線2の海外公開を意識して作られた再編集版とのことだが、あまり印象は以前見たものと変わらない。確かに再編集のおかげでストーリーは追いやすくなっているが、その分、コメディーリリーフとして登場するスリーアミーゴスの出番の極端な減少など、シリーズ独特の笑いの部分がオリジナル版よりも少なく、そこが物足りないといえば物足りない。ラストの和久のセリフも吉田副総監の出番がカットされてしまった(見たのが地上波だったからかも。)ため、セリフに唐突感があり、オリジナルではけっこう印象に残るシーンだったのに、ここだけ少し印象が変わってしまった。そもそもこのシリーズはもともと海外に出して売れるとは全く思わないので、わざわざインターナショナル版を製作する意図もよく分からない。この映画自体を久々に見たが、脚本がかなり適当になっている気がして、面白くないうえに、最後の事件解決もあっさりしすぎている。ところで、真矢みきという女優がどうも苦手なのだが、最初に見たのがこの映画の沖田役だったからかもしれない。[地上波(邦画)] 3点(2012-09-17 01:17:08)
《更新》


1457.  プリンセス トヨトミ 《ネタバレ》 設定だけは魅力的なのに実際に見てみるとやっぱり話題の小説を取りあえず映画化してみたというだけの代物で面白くない。大阪中が口裏合わせをしているという設定に無理を感じる。下の方も書いておられるが、大阪は大阪出身者だけが暮らす街ではないだろうに。クライマックスの中井貴一のセリフも感動させようとしているのかもしれないが、都合のいいことを言っているだけのような気がして説得力なさすぎ。王女を守るという部分がセリフだけで終わってしまっており、なんか設定だけ設定して野放し状態という感じだ。2回出てくる全停止した大阪の街を綾瀬はるかが走るシーンは画的にはシュールで面白かったが、なぜに胸を強調する必要があるのだろう。ただのサービスカットだったのか。あと一つ、茶子を演じる沢木ルカを初めて見たのだが、外見があまりにもボーイッシュすぎてとても王女という感じではなく、オーディションで選んだみたいだが、ミスキャストにしか思えなかった。[DVD(邦画)] 3点(2012-04-03 22:19:50)

1458.  若大将対青大将 《ネタバレ》 若大将シリーズの(一応の)最終作だが、これ本当に最終作のつもりで作ったのだろうかと思うほど適当なつくりで、岩内克己監督自らが「ブラボー!若大将」のオーディオ・コメンタリーで忘れたい作品と語っていたのがよく分かる映画になってしまっている。トップ・クレジットは大矢茂となっていて、前回登場した太田茂夫に田沼雄一から若大将のニックネームが譲られるのだが、冒頭に青大将の卒業式のシーンが描かれていたり、青大将の実家が登場するなど映画の中心人物として描かれているのは明らかに青大将で、加山雄三は出番が少なく、主人公が誰かすらもよく分からない状態。青大将がヒロイン二人を口説きまくるのだが、いくらなんでもそれがしつこく、演じる田中邦衛もイヤイヤやったんじゃないかと思うほどだ。田能久のメンバーが江口すらも一度も登場することがないのは「男はつらいよ」シリーズでとらやとその周辺の人物が一切登場しないのと同じようでさびしい。この10年後にもう一本作られているとはいえ、一応最終作として作ったなら田能久のメンバーもちゃんと出すべきだったんじゃないかな。[DVD(邦画)] 3点(2012-02-29 18:29:22)

1459.  昆虫大戦争 《ネタバレ》 松竹が「宇宙大怪獣ギララ」に続いて製作した特撮SF映画。毒を持った昆虫の大群と人間の戦いを描いた作品ではあるが、反戦メッセージを織り込んでおり、社会性を出そうとしたのかもしれないが、そのせいかどうか知らないが、娯楽映画としてはほとんど面白みがないまま終わってしまった感じで、さあこれからどうなるというところで唐突に終わるので後味も悪い。「昆虫大戦争」という東宝の特撮映画を連想しそうなタイトルなのに、東宝のそれと比べて明らかに地味な内容である。東宝の特撮映画といえば外国人キャストが登場することも多いが、松竹映画である本作も外国人キャストが登場し、セリフは吹き替えになっている。その声優陣の中に東宝で外国人キャストの吹き替えを担当することの多い納谷悟朗が出ていて、やっぱり東宝の特撮映画を意識した映画なのかとそれだけで思えてしまった。[DVD(邦画)] 3点(2012-01-26 14:25:50)

1460.  戦国自衛隊 《ネタバレ》 角川映画初の時代劇。いかにも角川映画の娯楽大作という感じのド派手な映画になっているが、自衛隊の一個小隊がもし突然戦国時代にタイムスリップしたらというシチュエーションだけ思いついて即作ったような印象で、タイムスリップ直後の隊員たちの混乱ぶりはリアルで良かったがあとはもう勢いだけでいってしまったような感じ。それでもアクションシーンはまあ退屈せずに見られるのだが、自衛隊の描き方がただ戦国時代で好き勝手暴れているようにしか見えず、「野性の証明」のレビューでも自衛隊を悪役として描いたことが本作の自衛隊の撮影協力を得られなかった理由ではないかと書いたが、これじゃ撮影に協力なんてしないわなというのが一発で分かる。また青春映画のテイストは監督や脚本家の意向で取り入れられたらしいが、はっきり言って全く効果的でなく、いかにも70年代の青春ドラマのような挿入歌の数々は映画の勢いを明らかに奪っていてどう考えても失敗としか思えないし、SFとしての面白さも皆無に等しくこれではまだ「戦国自衛隊1549」のほうがマシのようにさえ思えてしまう。主たる女性陣にセリフがないのも男の映画というのを強調したかったのかもしれないがなんか違うだろという気がするし、オールスタッフ・キャストがノンクレジットというのも話題作りの一環なんだろうが何もそんな事までして話題作りをしなくてもとしか思えない。(よくみんな許可したな。)とくに期待をしていたわけではないし、取りあえず見ておけくらいにしか思っていなかった映画だが、立派な駄作だと思う。「戦国自衛隊1549」には3点をつけているのだが、本作にも同じく3点を。[DVD(邦画)] 3点(2012-01-07 11:47:21)

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