みんなのシネマレビュー |
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1481. 第三の男 《ネタバレ》 当時は死んだはずの人が生きていたと言う設定が斬新だったのだろうか。昨今の複雑なサスペンスを観過ぎているのか、ストーリーは退屈だった。ハリー・ライムが生きているのがわかる辺りは少々盛り上がったが、ラストまで続かなかった。サスペンスと言う分野で言うと古典は可哀想な気がする。[DVD(字幕)] 4点(2008-03-23 22:10:12) 1482. キートンの恋愛三代記 キートン作品にしてはあまり笑いどころがなかった。[DVD(字幕)] 4点(2008-03-23 15:22:54) 1483. 勝手にしやがれ 《ネタバレ》 大したストーリーではないのに結構引き込まれた。ニューシネマに影響を与えたという雰囲気と言い、ラストと言い、非常に洒落ていてカッコいい。自分が欲しいものを求めても、今の自分に気付いていないため上手くいかない。青春モノの良さが上手く表現されており、主演の二人も素晴らしい演技を見せている。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-22 12:05:10)(良:1票) 1484. 仁義なき戦い 代理戦争 《ネタバレ》 今作は1作目に比べ駆け引き重視だが、なかなか見物で脚本も上手くまとめてあり、各組の攻防はかなり面白い。そして当然、文太さんは相変わらずカッコいい。初登場の小林旭はカッコいいが少し凄みに欠けた感がある。強烈なインパクトを残したエンディングも次回作を期待させ、かっこいい締めだった。[DVD(邦画)] 9点(2008-03-21 12:43:23) 1485. 男はつらいよ 《ネタバレ》 これから続いていく「男はつらいよ」シリーズの寅さんの位置づけとして素晴らしい作品に仕上がっている。これほど個のキャラを活かした役というのも珍しいぐらいのはまり役で、終盤はすっかり心を奪われてしまった。脇を固める役者たちもなかなか魅力的で、これからも暖かく見守っていきたいシリーズだと思った。[DVD(字幕)] 9点(2008-03-19 13:52:45) 1486. バルカン超特急(1938) 《ネタバレ》 評価ほどの面白さを感じられなかった。まず、邦題が「バルカン超特急」とあるだけに、前半のホテルのやり取りを無意味に感じてしまった。登場人物の出し方などなかなか上手いとは思うが、サスペンスミステリーという雰囲気ではなかった。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-18 12:44:39) 1487. 麦秋(1951) 《ネタバレ》 小津監督特有の映像的ゆとりが全体を覆い、伝統的結婚が影を潜める時代を見事に映し出している。結婚したくなければしなくても良い、そんなこんなで28歳。家族みんなが心配するのを他所に、本人はのんき。途中までは「晩春」にも似たような展開であったが、終盤は意外な展開。誰にも相談せずにあっさり別に結婚を決めてしまう紀子。個人として、子供としての独立が人間関係、家族関係の希薄を暗に意味するこのシーンは何とも切ない。母親が納得しきれないのはわからないでもない。結局は本人次第となってしまった個人の時代を見事に描写した素晴らしい作品。[DVD(邦画)] 8点(2008-03-17 11:50:17) 1488. チャップリンの番頭 可もなく不可もなくといった感じ。時計のシーンは面白かったが。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-16 11:05:27) 1489. マグノリア 《ネタバレ》 このカタルシスはありだと思う。結局、こうでもないと人間って自分より大きな物を見られないような気がする。登場人物が抱えていたような悩みや重みは、国は違えど身の回りに溢れている。自分だって悩んでいる時にはそこまで周りを見られていない。そう考えると、この結末悪くはないと思う。意外性もあったし。そして全体的に観ても、見事な構成の脚本に、いろんな要素が詰まっている。でもどこかが出過ぎることもなく、上手くまとめてある。本当に自分の考えていることは何なのか、愛とは何なのか、深く考えさせられる素晴らしい作品だと思う。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-15 00:24:48) 1490. 晩春 《ネタバレ》 ワンシーンが長い上、二時間以内という上映時間。なのに、特に退屈することもなければ、あっさりした作品というわけでもない。時代が時代なので全て共感できるわけではないのだが、最後は紀子を娘のように思ってしまった。なんら意外性のない話だが、あの状況、あの時代でそう考える人がいるのも不思議ではない。そして、小津監督の画への凝りはここでも最大限に発揮されている。風景一つをとっても素晴らしいと言える。圧巻はラストの波。「人間生活の歴史の順序」と言っていたシーンとリンクする。どこかこじんまりしていた話だが、ここで大きく花開いて終わる。何とも素晴らしいエンディングだった。[DVD(邦画)] 8点(2008-03-11 23:26:25) 1491. 一番美しく 責任感、生き方など言いたいことはわかるのだが、前半が少し軽い。テンポも良かったが、全体的に見ると普通。女性映画であり、黒澤映画にして異様な作品。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-11 00:03:11) 1492. キートンの蒸気船 後半にかけて怒涛のスタント。そして、ドラマもあり、オチも素晴らしい。ただ、前半部分が少し地味。前半に見せ場があれば更に良かったかも。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-07 18:21:54) 1493. チャップリンのゴルフ狂時代 チャップリン対チャップリンになるのが面白い。本当にチャップリンの頭はアイデアの宝庫だったのだろう。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-06 15:55:13) 1494. チャップリンの給料日 やはり工場現場のシーンが一番面白い。逆回しを使ってレンガをキャッチするシーンはよく思いついたものだ。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-06 15:51:46) 1495. 一日の行楽 交差点での下りは面白が、それだけ。家族揃ってのドタバタなどがあれば良かったのではないか。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-06 11:50:19) 1496. サニーサイド 今作はひたすら蹴られており、ある程度の面白さはあるが、もう一展開欲しかったところ。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-06 11:48:14) 1497. 担え銃 《ネタバレ》 この展開であのオチならまぁいいかなと思わせてくれる何とも言えない作品。戦争とコメディを共存させる絶妙な塩梅。チャップリンだからこそ成し得た偉業であろう。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-06 09:32:30) 1498. キートンの大学生 《ネタバレ》 前半のスポーツシーンがラストの伏線となっているとはなかなか面白い。個別のシーンでは良いのもあるが、全体的に観るとそうでもないような印象を受けた。でも、キートンらしさは随所に出ており、走り高跳びのシーンはお気に入り。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-05 14:24:01) 1499. 赤い河 《ネタバレ》 少々いらいらする前半だったが、中盤からの意外な展開、軽快なテンポで後半から見事に盛り返した。やはり前半のダンソンには共感しがたいが、さすがに追放されるとは思っていなかったので、かなり驚愕させられた。そうしたことを考慮すればあのエンディングは正解だと思う。そして、何と言っても、スケールの大きさが凄い。あのたくさんの牛を大移動させるロケを実際に行ったのが凄い。ましてや、暴走シーンまである。このロケを行ったスタッフには拍手を送りたい。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-05 11:19:50) 1500. 暗殺者の家 サスペンスにしても銃撃戦にしても面白くない。悪役はなかなか良い味出していたが、展開がいまいちというか、都合が良すぎ。そして、見せ場のはずの銃撃戦もかなり地味。いくらヒッチコックと言えどサスペンスにおけるストーリーの重要性を再認識した作品。[DVD(字幕)] 3点(2008-03-02 15:13:20)
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