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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
141. ギブリーズ episode 2 ストーリーではなく実験的な映像を楽しむだけの短編映画。でもそれにしてはちと長い。6パートから構成と言いつつ、正味「カレーなる勝負」+「初恋」+おまけ映像だったし。[映画館(吹替)] 3点(2005-10-30 11:19:47) 142. 猫の恩返し 絵のタッチが従来のジブリとは違うといっても『となりの山田くん』ほどではないし、その辺はあまり気にならない。でも全然キャラクターに魅力がない。二本足で直立した時の猫の絵もなんかヘンで、プロのアニメーターが描いたとは思えない違和感を感じる(パンフの止め絵を見るとそれが如実に分かる)。ストーリーもほとんど『千と千尋』の二番煎じで、意外性も何もありませんでした。[映画館(吹替)] 4点(2005-10-30 11:17:10) 143. 千と千尋の神隠し よくも悪くも映像の印象しか残らない作品。ストーリーは特に後半がバタバタしててあまりまとまってなかった気がする。尺を短くするためにカオナシを準主役クラスにしたらしいですが、明らかにそのあたりから話が二転三転してワケが分からなくなったような気がします。ハンコの話もなんかもとってつけたような印象で、千尋を電車に乗せるためのただのきっかけに過ぎなかったような…。ただ海上列車のシーンと、千尋とハクの別れのシーンはけっこう好きなのでこの点数に。[映画館(吹替)] 8点(2005-10-30 11:11:15) 144. HERO(2002) 戦闘シーンは確かに凄いけど、ここまでワイヤーやCGを使うとかえって安っぽく感じてしまう。最初の槍対決はあの雨の雰囲気とうまくマッチしててなかなかよかったけど、弓矢の雨のシーンはさすがにやり過ぎでしょう。つうかあの動きでどうしてあれだけ大量の矢を防げるんだ? とはいえ、公開当時はまだ『マッハ!!!!!!!!』がなかったので、これはこれでそこそこには楽しめた。中盤で狂ったように笑い続けるチャン・ツィイーがやけに印象的。[映画館(字幕)] 6点(2005-10-29 00:57:59) 145. 戦場のピアニスト 実話だと言われたらハイそうですかと答えるしかないんだけど、それにしてもうまくいき過ぎてる気がする。後半の逃亡劇はもう奇跡につぐ奇跡。思わず「そんなにうまいこといくか!」って突っ込みたくなる。嘘のような現実をいかに嘘っぽく見せないかも、映画としては重要なんじゃないのかなぁ。でも『シンドラーのリスト』ほどワザとらしくはなかったし、色々と考えることの多い名作だったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2005-10-29 00:50:26) 146. スパイ・ゾルゲ 終わってみたら主役のゾルゲより尾崎のほうが印象に残ってしまった。そのせいか、非常に長くて退屈な映画に思えてしまう(実際3時間と長尺ですが)。戦時中の東京を再現したCGはきれいだったんだけど、立体感が全然なくてかなりイタイです。[CS・衛星(吹替)] 4点(2005-10-29 00:40:28) 147. マッチスティック・メン もし僕がこんなふうに騙されたら、確実に人間不信に陥って家に引きこもるでしょう。最後はちょっと強引だったけど、こういうタッチの映画だったらあれぐらいの軽いエンディングのほうがかえっていいのかも。それにしても、ロイの潔癖性って自宅限定なんでしょうか? 車のほうはかなり汚かったぞ。[DVD(字幕)] 6点(2005-10-29 00:34:02) 148. 東京原発 原発について楽しく学べる教材ビデオ…じゃなくてブラックコメディ映画でした。ただ、大学の先生が延々と原発について説明するシーンは文字通りただの説明に過ぎず、あそこで少しドラマが停滞してしまった気もする(ちなみにここの解説される内容についてはかなり間違いがあるそうです。どっかのHPでチラッと見た)。で、結局あのあと東京は、いや日本はどうなったんでしょう?[DVD(吹替)] 7点(2005-10-29 00:27:51) 149. 茶の味 夕暮れ時にお茶でもすすりながらのんびり観たくなる映画。断片的な小ネタの連続で特にストーリーらしいストーリーはないんだけど、たまにはこういうほのぼのした作品もいいです。クセ者ぞろいの春野家ですが、異彩を放っていたのはやはりジイさん。彼の「作品」を家族みんなで観るシーンが特に好きです。しかし、とてもあの変態ジジイがあれを描いたとは思えない…(爆)。[DVD(吹替)] 6点(2005-10-28 23:54:05) 150. いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 『セカチュー』の洗礼を受ける前に観たのが功を奏したのか、それほどつまらないとは思わなかった。ただ僕としては、戻ってきた澪がなぜ自分のおかれた状況に対してあまり疑問を抱くことなく、割と普通に巧や佑司との生活に溶け込んでいけるのかが最後まで理解できなかった(ふつう真っ先に家族や友人に連絡を取るだろうに)。あと最後の種明かしがちょっとくどかったのが残念。とはいえ、あの雨の雰囲気とかは結構よかったので中立の5点。[映画館(吹替)] 5点(2005-10-28 23:49:46) 151. 世界の中心で、愛をさけぶ 発病前の部分はまだそこそこいい青春ドラマだったのに、そっから後はワザとらしい展開の連続で全然ハマれなかった。それに輪をかけてつまらないのが現代編。律子がなぜ香川へテープを返しに行くのか、なぜ朔太郎は一度律子にかけようとした携帯を切ってしまうのか(そしてそれ以降全く携帯で連絡を取り合おうとしないのも意味不明)、とにかく分からない事だらけ。そういや高校時代の話ってたしか1986年の設定のはずなのに、全然そうは見えないなぁ(1996年ならまだ分かるが)。う~ん、イマイチ。[DVD(吹替)] 3点(2005-10-28 23:44:30) 152. 下妻物語 最後の展開がちょっと強引だったけど、総合的にはけっこう面白い映画でした。『Dolls』を観たあとだとフカキョンのあの変貌ぶりには驚かされます。土屋アンナも『茶の味』とは全く正反対のキャラを演じててビックリ。あと、ストーリーにはほとんど関係ないけどやっぱりマイク水野の不意打ちにはやられました(笑)。[DVD(吹替)] 7点(2005-10-28 23:35:57) 153. カンフーハッスル どうしても『少林サッカー』と比較してしまいますが、あれに比べるとやはり面白くなかった。主役のはずのチャウ・シンチーがあまりに影が薄過ぎる。最後の最後までダメキャラで、ラスト10分ぐらいで急に覚醒するなんて、ハリウッドもビックリのご都合主義である。これならシンチーを出さずに最後まで家主夫婦vs斧頭会でもよかったんでは?[DVD(字幕)] 5点(2005-10-28 00:00:12) 154. 雨あがる 今は亡き黒澤明が書いた脚本だが、『影武者』や『乱』に比べるとずっとシンプルでまとまった脚本だったと思う。普通に面白い映画だったんだけど、延々とカメラ目線で素振りを続ける伊兵衛になんか違和感を感じました。もっといろんな角度から撮ればいいのに。ま、違和感と言えばやはり殿様ですけどね。[DVD(吹替)] 7点(2005-10-27 23:41:41) 155. ラスト サムライ 青い眼のヒーローがやってきて異国の部族を率いて戦う…って、こりゃ日本版『アラビアのロレンス』か? たしかに日本をキチンと描こうとしている制作者側の意気込みは感じるけど、やっぱりおかしな部分もいっぱいあるし。それはともかくそこそこ楽しめました。とりあえず、初めての英語での会話にも関わらずヒヤリングが完璧な謙さんに6点。[映画館(字幕)] 6点(2005-10-27 23:35:59) 156. たそがれ清兵衛 それまではなんとなく避けていた山田洋次作品だったがこれは凄い! 映画館まで見に行って正解だった(ちなみに公開当時、映画館をうめていたのは60歳以上のシニア層ばかり。20代の観客は僕一人でした)。匂いまで漂ってきそうな暖かい生活描写、魅力豊かな登場人物、そして迫力満点の殺陣。時代劇でここまで燃えたのは本当に久しぶり。真田広之もさることながら、宮沢りえがとても素晴しかったです。[映画館(吹替)] 9点(2005-10-27 23:20:04) 157. バトル・ロワイアル 特別編 《ネタバレ》 追加シーンがいくつかあったけど、どれも劇的に影響をもたらすようなものではなかった。むしろ逆効果。特に困ったのが最後の夢のシーン。「走れ」からDragon AshのED曲へと繋がる絶妙な流れがあれで台無しになっている。[映画館(吹替)] 5点(2005-10-27 23:05:57)(良:2票) 158. バトル・ロワイアル 昨今のヘタな「小説の映画化」作品よりはだいぶマシだとは思うが、それでもけっこう不満も多い。原作が面白かったのはあくまでこれがゲームを描いたからだったと思うし、この映画版みたいに愛だとか友情だとかを前面に出して説教臭くしてしまったらつまらない。でも小説に登場しないキタノはけっこうよかった。彼がいなかったらただの悪趣味暴力映画に思っていたかもしれない。[映画館(吹替)] 6点(2005-10-27 22:59:36) 159. あずみ 《ネタバレ》 序盤の仲間殺しは彼らに取って初めての殺人のはず。ここで『バトル・ロワイアル』並の葛藤とかがあったらよかったのに、これが意外にサラッと終わってしまう。この「軽さ」が最後までたたってしまい、深みも何もないただのチャンバラ映画にしか映らなかった。[DVD(吹替)] 2点(2005-10-27 22:53:18) 160. 血と骨 北野映画で見せるのとは全く異質なたけしの暴力シーンはちょっと意外でした。今まで見た事もなかった朝鮮長屋の生活風景などは新鮮でよかったのですが、この時間で金俊平の一生を一気に描くにはちょっと無理があった気がする。ポンポンと時間が過ぎ去っていくので、各エピソードの印象が意外と薄く、結局残るのは「たけしがなんか不条理に暴れまくってた」ってことだけ。どこかの時代だけに絞ってミッチリ描くか、三部作とかにしたほうがよかったかも。[DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 22:32:09)
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