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プロフィール
コメント数 177
性別
自己紹介 製作年、公開年、気にしない。
似たものがない映画が好きだ。

で、次がマイベスト。
2023年『レッドタートル ある島の物語』
2022年『喜劇 愛妻物語』(2020年公開)
2021年『今さら言えない小さな秘密』(2019年公開)
2020年『ゾンビランド』(2009年公開)
2019年『カメラを止めるな』(2018年公開)
2018年『ルーシー』(2014年公開)
2017年『アベンジャーズ』(2012年公開)
2016年『デッドプール』(2016年公開)
2015年『キン・ザ・ザ』(1986年公開)

2021年、『Filmarks』も使っている。

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141.  千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 楽しくないアニメ。●そういえばソフト販売のとき、芸人のさんまがCMの顔だった。すごい違和感だが、それが「映画というもの」なのだろう。ちなみに『ポニョ』のCMは、元アイドルのヤク中女(名前は忘れた)。●この『千』が、宮崎アニメの最後の良作らしい。理由は、『ハウル』『ポニョ』『風』が後に続くが、どれも評価が低いから。ちなみに私にとって、『豚』が最後の良作。作り手側の「作りたい」という熱意があると思うし、楽しい要素が多いから(ぬるま湯だけど)。●公開当時、NHKのドキュメンタリで、この『千』の原画を担当した米林の作業を追跡した。実際に春巻きを食べたりの試行錯誤。でも実は「やらせ」なのだが(笑)。後に彼は監督に選ばれ、『アリエッティ』と『マーニー』で監督をしたことになっている。魅力が感じられない二作だが、なぜ米林が監督に抜擢されたのか、私にはわからない(吾朗の方はすごくわかる)。彼の文章を読んでも「熱さ」がないし、コダワリがないから。その証拠に、米林に他社からの監督依頼はないと思う。●さて、この『千』を好きな人は多いと思うし、それはそれで良いと思うし、私が何かいう事じゃない(あたりまえ)。が、この程度の映画を「傑作」と思う人は、もっといろんな映画を観る方が良い。余計なお世話だが、そう思う。★もう一度くらい、酷評しながら観たい思うから、7点。[地上波(邦画)] 7点(2015-08-07 03:48:25)

142.  ミトン 《ネタバレ》 現実だと――絵や石ころ、人形たちは動かない。でも動きだすと不思議だ。あやつり人形、指人形が動いても、不思議でもなんでもないけど。●この『ミトン』は、人形のデザインがとても可愛いですね。『チェブラーシカ』と同じシュワルツマンが美術担当だからなんだと思っています、たぶん。●ひも付きの手袋。なつかしいですが、最近は見かけない気がします(ワカンナイ)。それが子犬になって動き出す、という「ささやか」な作品だと思います。だから、そんな「ささやかな思い」に共感できるかどうか。「人形の愛らしさ」「動きの素晴らしさ」。その三つのどれかに価値を感じたとき、この10分が素晴らしいと思えてくるのだろうと思います(私は三つとも好き)。●ではここから、暗黒モードに入ります(笑)。「可愛い子犬が欲しい」というのは子供というか、人間に共通する気持ちなんだろうと思います。でも犬の可愛さは「見かけ」だけ。私も犬は好きですが、犬が本当は何を思っていることやら「分かりません」。また、なぜ犬が飼いたいと思う「気持ちの根本」には何があるのか。●犬を飼うのは大変でしょう。予想外に大きくなったり、色々と困ることも多いのでしょう。そのため日本だけで年間かなりの数の犬が捨てられているハズで、それはたぶん日本だけではないでしょう。だから、この『ミトン』の女の子が「犬を捨てる人」になるかも、なんてことも同時に思ってしまうんですね。●だけどこれはファンタジー。だからとりあえず現実なんて、どうでもいいです。ほんの10分を楽しみたい人のためのアニメーション。人形はかなり可愛いけど、冒頭を観ていて「ちょっと退屈かも」と思いました。でも予想外の展開が面白かったし、「毛糸の子犬は良いね」と思ったので★10点![DVD(字幕)] 10点(2015-06-27 03:39:31)

143.  ミスト 《ネタバレ》 素晴らしい映画。●タイトルから勝手に「夏場の冷たい霧のサービス」をイメージ(俺ってバカだな)。爽やかな映画と勘違いして、ずっとDVDレンタル店で無視していた。テレビ放送で気に入った。好きなんだ、良く出来た「いざこざ」。●ダラボン監督の名前は、この『ミスト』で憶えた。バカボン、ウイスキーボンボン、モランボン。雑誌『スタジオボイス』でダラボン監督のインタビュー(2008年6月号、P68-69)を読み、ホラー好きを確認。映画の結末は原作と違うそうだが、原作者のキングは大絶賛したそうだ。●さて、この映画を嫌悪してる人が多いようだが、「善良を最大の美徳とするような人」は、ホラー映画は観ない方がいいのかも。■善良な家庭の食卓に並ぶ美味しい肉料理は、食肉工場で人が作る「家畜の死骸」を切り刻んだもの。美女も美少女も「死肉」を食べて成長する。「胸のふくらみ」もね。また牛乳も卵も、「自由」を奪われた家畜の体内から。嗚呼、人間は恐ろしい。毎日の大前提が恐ろしい。★この映画の最高に素晴らしい結末に「10点!」。あの巨大生物の映像はもちろん、主人公の行動が本当に素晴らしい。あれがあの状況でのベストの選択だったと思う。[DVD(字幕)] 10点(2015-06-20 09:47:07)(良:1票)

144.  Genius Party Beyond 《ネタバレ》 オムニバス。五人のアニメーターが、短編アニメの監督をしている。15分が4つと、20分が1つ(計80分)。●例えるなら、プロ野球の選手が、プロサッカーの試合に出場した感じ。アニメーターは演出家じゃないし、イラストレーターは漫画家じゃない。つまりこの作品は、「絵だけ」が良い同人誌。田舎者の、のど自慢大会。●EDで脚本の文字が一度もなかった気がする。五人全員が馬鹿なのか。●では順に、五作品の監督名と作品名を。前田真宏『GALA』、中澤一登『MOONDRIVE』、大平晋也『わんわ』、田中達之『陶人キット』、森本晃司『次元爆弾』。どの作品にも期待と不安があったが、不安だけが的中した感じ。全てが残念賞だった。●では順に感想を。前田は平凡で、オチも平凡。中澤のが一番腹が立った(女性の性を馬鹿にしている)。特に残念なのは大平で、まるで「我が子の運動会の映像を見せたがる親みたい」だし、最後の演出がすごく気持ち悪い。「田中達之の絵が動く」のを一度観たかったが、「この程度か」と残念だった。つまり、上手いアニメーターが一人もいない印象。そして最後の森本だけ早送り。脈絡ない映像の羅列で一番退屈だったから。●「客に楽しんで欲しい」という気持ちがあるのか。プロットを他者がチェックしたのか。●私は、アニメのスタッフロールで原画マンをチェックするのが好きだが、そんな私が観ても楽しめなかった。一般の人なら、早送りする内容だと思うし、それでも時間の無駄と思う気がする。実は映像としては、大平作品が一番好きだ(演出的には0点どころかマイナスだが)。●EDの歌がとても好き。改案だが、素敵な五つの歌を元に、プロの演出家がコンテを切って、今回の五人それぞれが一人で原画を描いた。そんな30分なら良かったのに、と思う。★今回は残念だ。ぜひ『3』も観たい。2点![DVD(邦画)] 2点(2015-06-18 04:39:39)

145.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 前作に「0点」を付けた私だが、この続編には「10点」を付ける。理由は「今回はキック・アスが主役」と思ったから。父親との葛藤、ヒーローの葛藤があったから。個人的に最後まで楽しめた。●ゲロゲリ棒いいね。欲しい。透明人間になって、テレビ「生」放送中に、人気の女子アナや美人女優に使ってやりたい。でも大勢じゃなくて数人「だけ」に使って楽しみたい。もし可能なら、テレビの生中継は終わるね。●映画の中で「悪人とは?」なんて話題が何度も出てきたが、この映画ラストのひったくり犯を観て、「こいつは悪人じゃない」と思った。どんな奴が悪人か。たとえばハードボイルド作家やヒーロー漫画を描く漫画家は、現実ではヒーローじゃない(ひ弱なオタクだろう)。実力派プロレスラーでも、武装したチンピラ数名に襲われる女性を腕力で助けたりしないと思う(隠れて通報するだけで)。つまりヒーローものの創作者やヒーロー気取りの奴は「悪人」と思う。むしろチンピラたちが正常と思う(人間の欲望に忠実だから)。現実に一人でチンピラ達と戦うには、『タクシードライバー』のトラヴィスのようにならないと無理(いろんな意味で)。私は「現実に」トラヴィスのように悪漢を倒した奴を「一人も」知らない。世界のニュースでも聞いた事がない。●それから、ネットで本や映画の感想を「上から目線で」書く奴は悪人と思う。自分では創作経験がなく、書こうとさえ思わないのに、偉そうに他者の創作物を貶す奴は「悪人」と思う。「あんたも創作すれば?」と思う。私はしている。●話を戻す。キック・アスの存在は「少し」だが現実味がある。しかしヒット・ガールは百パーセントが虚構。すごく楽しいが、なにか大きく違う気がする。アンビヴァレント。★面白い映画、面白い大嘘だった。ゲロゲリ棒を使ってみたい。10点![DVD(字幕)] 10点(2015-06-17 04:31:44)

146.  不思議惑星キン・ザ・ザ 《ネタバレ》 クー。癖になる。●最初に観たとき、特撮の自然な感じに驚き、異世界に来た感じがした。でも内容がよく分からず、のんびりテンポと(2時間以上の)長さに疲れて、さらに後半が意味不明で、期待を大きく下回った。●だが2回目は、初見と印象が大きく変わった。世界観や細かい設定に感心しながら観終わり、とても好きになった。だから今は「映画は2度観なきゃ」と反省している。●さて1986年当時は、日本でCDが普及し始めた頃。21世紀がまだずっとずっと先で、のんびり楽しかった(私見)。5年後の1991年、ソ連が解体してロシア連邦に。そんな時代背景が関係した映画なのか、実は私には全くわかんない。★ずっと観たかった映画で、評判通り楽しい。音楽も好きだし、おっさんたちがメインののんびり映画。クー、10点![DVD(字幕)] 10点(2015-06-15 03:29:45)

147.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 たぶんこの映画のアイデアは短編向きで、長編向きじゃない。もしオムニバスの一本だったら、同じオチでも評価が大きく変わる気がする。●では次に、勝手に改案してみたい。まず107分を30分にまとめ、デヴィッドの大活躍を1時間追加。すると万人受けするかもしれないが、シャマランの映画じゃなくなるだろう。●初見の際、イライジャに感情移入した。でも数百人を無差別に殺した男にはもう「弱者の悲しみ」、同情の余地はない。嫌いになった。★7点。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-08 01:18:30)

148.  ザ・ラスト・ウェーブ 《ネタバレ》 オカルト映画だと思う。うろ覚えで書く。●舞台はオーストラリア。主人公は長身のおっさん。アボリジニーのペンダントを手に入れた日から、不気味なアボリジニーに付きまとわれ始め、意味がわからず不安は増していく。そして映画ラスト、真っ暗な場所で、主人公とアボリジニーが意味不明の会話をしていると、すごい高波がくる。●30年前、レンタルで観た。パッケージが写真じゃなくイラスト(大友克洋の絵に似ていた気がする)。なぜ借りたか記憶にないが、借りて失敗したと思った。●高波は、人類滅亡を意味していると思った。1977年の映画だが、私が観たのは1986年頃。その当時の日本では「ノストラダムスの大予言」を信じる人がとても多かった。●私はこの映画でアボリジニーを知った。コメディ要素がないし、娯楽性がない印象。日本のレンタルショップで、「少なくとも千人」は借りたはず。一度でもテレビ放送されたことはあるのか。ピーター・ウィアーは有名監督だが。★いま観たら面白いかもしれないが、全然楽しめなかった当時の印象で「0点!」[ビデオ(字幕)] 0点(2015-06-07 01:04:44)

149.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 裕福ではない「トム」は、裕福な「フィリップとフレディ」を殺した。悪いことだが、全然悪くないと思った。かといって、トムが好きなわけじゃない。むしろ嫌いなタイプ。●フレディは、トムのシャツと靴、(タイプライターで印字途中の)手紙を疑いの目で調べる。「嫌味な奴だ」と思った。フレディはフィリップを友人と思っているが、トムは違う。かなり見下していた。だから殺された時、スッキリした。●トムがフィリップを殺して海に捨てるまで、長い時間、トムは「海と風と船と」格闘した。実は、何をしているか分からず、イライラした。単純に、船が制御できなかったんだね。●フィリップはマルジュをペット扱い。対等な人間と思っていないが、マルジュはフィリップを愛していた。あんな女のどこが良いのか、全くわからない。また彼女が何の仕事をしていたのか、全くわからなかった(情報を見落としたのだろうか)。●ドロンが美しいと、誰もが書いている。その通りと思うし、否定しない・できないけど、特に魅力は感じなかった。顔より「いい体してるな」と思った。●独白など、説明が少ないせいか、ちょっと分かり難い映画。大人の映画。55年前の映画。タイトルが変わっていて、一度聞いたら忘れない映画。★いい映画だと思うが、コメディ要素がない映画は苦手。だから7点。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-04 09:55:10)

150.  スウィングガールズ 楽しみました。●2004年公開の映画。テレビ放送が初見で、残念だけど前半で挫折した。「矢口監督の映画だァ」と楽しみに観始めたんだろうけど(スッカリ忘れてる)。●今、目の前に正方形のカラフルなパンフがあって、それを読みたいのでDVDで再見。最後まで飽きずに終了。パンフのイントロ、「演奏は全て俳優本人によるもの」というのが驚き。最初は、楽器の素人集団だったそうだから。●「楽しいが最優先!」がコンセプトの映画と思う。「ノリで突っ走れ!」。だから、たくさんの嘘にツッコミを入れるほど野暮じゃない。それなりに楽しかったけど、実は観てる間、夢中にはなれず傍観してました。こういう映画好きだし、文句をつけたくない。でも深みはない気がする。嘘いっぱいの、それなりに楽しい青春映画。きっと、この映画をきっかけに楽器始めた人は大勢いると思うし、低い点にしたくないので、★7点。[DVD(邦画)] 7点(2015-05-07 01:06:05)

151.  相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 数年前、テレビ放送で観た。それなりに面白かった記憶がある。テレビの『相棒』シリーズは、小品を扱う方が好きなので、この映画はメイン(対するのが巨悪の回)より好みだ。●公開は2009年で、放送は翌年だろう。5年もたてば、もう憶えていない。「思いきった企画」だな。バブル時代でもないのに。それが観る前の印象。観たら悪い映画じゃなかった。でも、佳作でもなかった。米沢が割りと好き。だから7点![地上波(邦画)] 7点(2015-04-09 01:06:05)

152.  相棒シリーズ X DAY 《ネタバレ》 テレビからのスピンオフ。本編の主役、杉下右京(奇人で天才)が絡まない。じゃあ誰が主役か。伊丹刑事である。怖い顔、刑事らしい威圧感、口が悪く、曲がった事が大嫌い。独身、結婚願望あり。実はメンタル面は強くないみたい。●伊丹は『相棒』ファンに人気がある。だからこの映画も作られた。私も伊丹刑事は好きだ(遠目で観てる限り)。今作はせっかくの映画だ。伊丹の私生活を少しだけ見せて欲しかった。例えば自宅のユル~いシーン。スーパーで買い物したり、海に一人でドライブしたり。だが、そんなシーンは全くない。事件を追う姿しか出てこない。別に不満はない。『相棒』シリーズに期待していないし、深く人間を掘り下げないのが『相棒』シリーズと思うから。★テレビで楽しめたので6点![地上波(邦画)] 6点(2015-04-09 01:02:52)

153.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 ラスト数分、観直した。すると、見落としが複数あった。月の使者が、親子のやりとりの途中、(無情に)衣を着せたこと。かぐや姫が、地球を外から観たこと。全輪郭が見えるのだから、地球から遠く離れている(スペースシャトルのような近距離じゃない景色)。そして、振り返ったかぐや姫の顔に表情があったこと(記憶が全て消えたのだから、老夫婦への思いの有無は観客に委ねられている)。●この映画の公開から2年たった今年2015年、高畑監督は80歳。『ホルス』『ハイジ』『三千里』『アン』など、名作を多数残してくれた。また、宮崎駿監督を育てたのは高畑であり、「世界のアニメ制作者」で宮崎アニメを知らない者はいないのだから、その師匠の高畑はどれだけすごい存在なのか。富野と押井は宮崎をライバル視するが、高畑にはひれ伏す。そんな高畑が70代後半で完成させた長編アニメがどういうものなのか。正直、今の私には分からない。●もし、デジタル技術、有能なスタッフ、50億円といわれる製作費がなければ、今作は実現しなかった。またジブリという拠点がなければ、アニメ監督として20世紀に引退していたと思う。私にとって『三千里』は特別だが、この『かぐや姫』は違う。またジブリの高畑作品で、好きな作品がないのは何故なんだろう。●それにしても、確かに、月の使者の曲には笑ってしまう。『風立ちぬ』は嫌いだが、この『かぐや姫』は嫌いじゃない。奇人・高畑監督には、もう一作、長編を作って欲しい。完成は90代か。★7点。[地上波(邦画)] 7点(2015-03-15 20:17:33)

154.  Mr.デスティニー 2010年に観て、とても気に入りました。1990年の映画なんですね。『恋はデジャ・ブ』は隠れた名作と言われつつ、実は百人以上のレビュー(隠れてないじゃん)。だけど、この映画はもっと隠れた名作だと思っています。マイケル・ケインの怪しい雰囲気が、ピッタリだと思いました。★10点![地上波(字幕)] 10点(2015-02-03 01:58:49)

155.  ルパン三世 カリオストロの城 《ネタバレ》 大好きな映画。●『ルパン三世』はモンキーパンチのコミックが原作。だがこの映画、宮崎駿のほぼオリジナルで、キャラが全く違う。原作ルパンは、背中から撃つし、美少女を抱く。宮崎ルパンは、カップメン食って、やさしく微笑む。全然違うが、不満はない。●大塚康生の作画が好き(宮崎の原画も多いが)。居酒屋で呑んだとき、描いてもらった不二子の色紙が宝物。大塚さん、優しくて腰の低い人で驚き。憧れる大人です。★10点![地上波(邦画)] 10点(2015-02-01 10:47:13)

156.  SHORT PEACE 《ネタバレ》 大友克洋の短編集が好き(『さよなら』『ハイウェイ』『ショート』)。そして全一巻の『童夢』が大好き。スゴイ構成力だし、画力に圧倒される。●さて、この作品である。オープニングの少女の演技が「フリ」にしか見えなかった。スペシャルに上手いアニメーターのはずの「森本」が担当と知って思った。「森本は終わってる」。すごく上手い人なのに、なぜ?●大友の新作だぜ。少し期待した。でも、たぶん…。で、その通り。悲しい。●オムニバスだけに統一感がない。特に白熊のは大友らしさがないと思う(一番迫力があったが)。■大友は1980年代に終わってる。でもいいんだ。次回作も観たい。★7点[DVD(邦画)] 7点(2014-10-10 01:02:36)

157.  ほしのこえ 好きな作品。記憶に残る作品。■私は、映画や漫画を楽しむ時、部分が良いだけで満足する(視覚情報だけ、テーマだけ、役者だけ、音楽だけ)。●このアニメはまず「美術」が素晴らしい。観ていくと、若い男女のせつない恋愛がテーマだと気付く。作画の拙さが「若さ」とシンクロ……とも言えるので気にならない、というのは嘘だが「許せる範囲」。いいんだよ、拙さが逆に。●この一本で監督は、「一人で作るアニメ」というジャンルでパイオニアになった。強く尊敬する(好きなわけじゃない)。いま2014年で、この後に四本は監督していて、つまり継続している。ずっと、映像作品を作り続ける人だと思う。●この一本で新海監督は確固たる地位を掴んだ。それだけで評価するし、そう評価したい作品。★10点![DVD(邦画)] 10点(2014-10-08 02:45:05)

158.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 映画部じゃなくアニメ同好会だったら、もっと痛い映画だったと思う。よりカーストが激しいから。(海外は知らないが)日本社会は今も変わらず、「漫画にアニメにゲームにフィギュア」は馬鹿にする。●多数側はいつも、少数側を馬鹿にして楽しむ。区別じゃなく差別。差別ほど楽しい娯楽が、彼らにはない。それが日本社会の現実。つまりつまりつまり、多数派の人間たちは「差別が大好き、いじめが大好き、殺人事件が、戦争がとっても大好き」。本当にそう思うんだ。●映画部のリーダー前田は、戦争を起こす側じゃない。戦争はいつも桐島側が始める。そう思わないかい?■文庫を手に取ったら、最後に監督が文章を寄せていた。この監督は、いい映画を撮ることを確信。『腑抜け』もすごく良かったし。★10点![DVD(邦画)] 10点(2014-10-03 08:30:08)

159.  ストロベリーショートケイクス 《ネタバレ》 好きな映画。●「原作は小説?」と、観始めた。塔子を見て「魚喃?」と思った(1999年発行の、別冊宝島438に3枚も写真が載ってる)。●里子はデリヘル屋の電話番。演じた池脇は、テレビと映画で主演が多い女優さん(10作品以上)。つまり、イケてない女と百万光年離れてる。●秋代は一人が似合う美女。建築系の学歴で、なぜかデリヘル嬢。ダメ男の菊地が大好きで片思い。死の願望がとても強い。●ちひろはOL。好きなタイプ(イケメン)なら誰にでも股を開く。複数のセフレがいて、料理をしたがる。主婦になり子供ができても、たぶん浮気するタイプ。●塔子は(アート系の)孤独で無口なイラストレーター。新人扱いで、編集者に強く言えない。いっぱい食べていっぱい吐くのが日常で、便器が友達。演じたのは原作者。■さて映画前半、一人暮らしの里子が、自宅のトイレでドア開け放尿。でも音がない。つまりこの映画のリアルは、そのレベル。4人の女性が出るが「美女」が前提。リアルじゃないし、ニオイがない。音が小さい箇所が多く、そこはリアルだった。■余談だが、ケーキには女性器の意味がある(スラング)。●予想してたが、ラストで2組が接近。でも、いらない。都会で一瞬すれ違う程度が良かったな。●少女漫画が原作のキレイな映画で、好きな映画。★8点[DVD(邦画)] 8点(2014-09-23 14:52:46)

160.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》 前作はサリーが主役で、2作目の今作はマイクが主役。冒頭に子供時代の社会見学エピソードが描かれる(MUのキャップをもらう)。本編では大学に入学した日から退学までが描かれる。そして最後、モンスターズインクに入社して、目的の「怖がらせ屋の部署」に配属されるまでが描かれる。すごく面白かった。●マイクには「怖がらせ屋」になる夢があった。しかし、どんなに努力しても外見が向いていない。どうやって夢を実現したのか。いろんな妨害があり、苦労と成長と大きな挫折があり、全てを乗り越えていく。その姿が面白おかしく描かれる。●だから、観て満足した。でも正直にいえば、大満足じゃなかった。その理由の一つは、たぶん、マイクとOKの仲間があまり絡んでいないからと思う(もちろんサリーは除く)。110分の中で、どうにかできなかったか。それと最後、ドアのスイッチの情報は唐突に感じた。●好きな作品だし、優れた脚本と思う。だけど、オリジナリティが少なめなんだな。よって傑作ではないと思う。しかし、しかし、やっぱりビジュアルが素晴らしい。●ない方が良かった続編が多い中、この『MU』は、あって良かった作品。★8点![DVD(字幕)] 8点(2014-09-08 07:25:43)(良:1票)

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