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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1701.  明日への遺言 少し前に「戦士の遺書」という本を読む機会があった。戦争で亡くなられた多くの軍人の最期の言葉が集められた本です。その中で最も心を揺さぶられた人が岡田資元陸軍中将で、そしてこの映画の事を思い出しました。岡田中将を裁く横浜法廷に関わった、特に終盤には岡田中将本人は勿論のこと家族、部下、そして戦勝国側の裁判官、検事、弁護士、全ての人が判決に対する覚悟が出来ていたかのような法廷の様と関わった人々の心を思うと言葉が無い。しかしその覚悟の法廷からは立場の垣根を越えた人間同士の、立場上誰も口に出して言葉にする事ができない人の様々な思い、人の心が確かに伝わってくる作品です。いい映画でした。[DVD(邦画)] 8点(2009-12-04 19:03:24)(良:1票)

1702.  L.A.ストーリー/恋が降る街 《ネタバレ》 ご陽気なお天気キャスターぶりはいかにもというスティーブ・マーティン芸が楽しめますが、彼の映画ではいつもよりお笑い度数は低目に設定されたロマンティックコメディです。渋滞情報の電光掲示板が恋の道標になるというファンタジーでもあるのですが、そのファンタジー部分はあっても無くてもそれなりに成立していたように思われ、扱いがちょっと中途半端であるように感じました。それでも雰囲気のいいエンヤの曲を上手く挿入し、笑いドコロとロマンティックさが上手くミックスされた良質のラブコメになっていたと思います。[DVD(字幕)] 6点(2009-12-03 21:41:52)

1703.  マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと 《ネタバレ》 結婚して、家を買って、犬を飼って、子供が生まれて、何か特筆すべきことも無く夫婦が子供たちや犬と共に歩む人生を見せていくだけなのですが、基本的にハッピーなお話なのと、マーリーのバカわんこぶりにそれなりに気分良く楽しく観る事ができます。しかし2時間を超えても長く感じない映画もあるのですが、途中からちょっと長く感じられ、この内容なら100分程度でまとめてほしいとも思える作品。途中から結末が読めてしまったもののそれでもやはり最後にはしんみりとさせられるお話でした。[DVD(吹替)] 4点(2009-12-03 14:42:39)

1704.  ウォルター少年と、夏の休日 《ネタバレ》 思い出したようにたまに観たくなる大好きな映画です。強くて元気でカッコよく、かつ人間味あふれる頑固ジジイを演じた二人の名優にウォルター少年の笑顔に動物たちの名演技も心に残る愛すべき映画です。あまりにもベタな人物設定とストーリーですが、これだけ笑って、心温まらせてもらえれば少々無理があってもベタでも何でも構いません。あの昔話はウソかホントなのか、この作品の結末は賛否分かれる所でしょうが僕は好きです。オープニングで2人のじいさんは飛行機で無茶をしていましたが、その爽快すぎる死にザマに残した遺書までも、最後まで何もかもがカッコよすぎる二人でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-02 20:41:20)

1705.  ブロークン・フラワーズ 《ネタバレ》 結局はピンク色の手紙の主は誰なのか?登場人物の中にいたのか?彼は息子だったのか?旅の途中何度も、そして最後の出会いの場でも登場する意味深なピンク色。その度にハッとさせられる。感情を表に出さず無表情で無口、しかしこのビル・マーレーの演技は何だろうか。哀愁漂うも可笑しく、そんな彼の表情を見ているだけで十分とも思える独特の間と存在感を醸し出していました。ずっと手紙の謎を追う旅という謎解きが軸になっていただけにラストはえっ?終わりなの?という感じでしたが、「過去はもう終わってしまった」と最後に出会う青年に語りながら何とか自分にそう言い聞かせているようでもあり、そう語りながらも必死に自分の過去を探しているようでもある最後の彼の姿が印象に残ります。[DVD(字幕)] 5点(2009-12-02 20:32:47)

1706.  スティーブ・マーティンのロンリー・ガイ 《ネタバレ》 何と6年半ぶり2人目のレビュー!しかしこれがいい映画なんです。特に日本では少数派かもしれませんが、スティーブ・マーティン・ファンの同志にはぜひ観ていただきたい!そこから脱出しようともがき続ける新人ロンリーガイのスティーブ・マーティンと、どっぷりとその世界に浸りきっているベテラン・ロンリーガイのチャールズ・グローディンの2人が生み出すトホホな可笑しさ、笑いドコロが全編にちりばめられています。あたたかな登場人物描写にハートウォーミングなストーリー、トホホなオッサン2人の話ですが湿っぽくならず素直に生きる希望を感じさせてくれます。そして結末は見事に気分爽快のラブコメに仕立てられています。脚本は二ール・サイモン。「グッバイガール」というラブコメの代表作がありますが、本作もとてもいい脚本だったと思います。しかし、NYのロンリーガイなら誰でも知っているというロンリーガイ・ショップ・・・一体どんな店なんでしょうか・・・?[DVD(字幕)] 9点(2009-12-01 21:53:25)

1707.  刑事コロンボ/ロンドンの傘<TVM> 《ネタバレ》 ロス警察様、先方に迷惑をかける事は必至なのに、よりによってあの面倒くさいコロンボ警部を海外へ視察に派遣するのはいかがなものでしょうか。案の定いきなりヒースロー空港に到着早々からコロンボ劇場が全開でしたね。まあ、今回は面倒くさがられながらもラストはかなり強引ながらもビシッと決めてくれましたが。刑事コロンボ・華麗なる賭け、というところでしょうか。いつものカラッとした日差しが降り注ぐイメージのアメリカ西海岸から小雨降るロンドンへ。そして事件解決の鍵となったのは傘。歴史を感じさせるロンドンの街並とコロンボ警部。いつもと趣が異なる雰囲気が素敵な作品でした。[DVD(吹替)] 6点(2009-11-29 23:22:50)

1708.  天国から来たチャンピオン 《ネタバレ》 死んだはずの人間が天使を伴って地上に舞い戻るというファンタジーの定番のお話なのですが、この作品の最大の魅力はウォーレン・ビーティ演じる主人公の男のキャラクターでしょう。何があっても夢を諦めないその姿が実に爽やかでいいです。更に脇役も愛すべきキャラクター揃いなので、ほのぼのとした気持ちで観ることができます。記憶が消されるという結末は残酷ではありますが、それでもジョーの記憶の片隅には彼女の事がすごく小さいですが残っているようでもあり、彼女の方はジョーの正体に気づいているようであり、少し物悲しくもその後の二人にちょっとだけ期待をさせてくれるラストもとても良かったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-29 00:43:14)

1709.  電撃フリントGO!GO作戦 《ネタバレ》 昔TVで観て以来随分久しぶりに観ましたがやっぱり面白いです。これが007のパロディであることは言うまでも無い。世界各国の諜報機関が束になっても太刀打ち出来ない悪の組織にたった一人で立ち向かいその組織を壊滅させるという過酷な任務を華麗に遂行する無敵のスーパースパイ、デレク・フリント。そしてかの偉大なるシリーズをパロッた、この偉大なるB級スパイ映画で主役を演じるという過酷な任務を華麗に遂行できる俳優はジェームズ・コバーンしかいない!と思わせるハマリぶり。ちょっと怪しげなアクションながらも確実に相手を仕留める空手とフェンシングの腕前を持ち、犬の調教術に長け、料理の知識も医学の知識もプロ級で語学堪能でバレエの本場モスクワでバレエを指導するという強さと気品さ、そしてコミカルさを見事に同時に成立させている。まさにJコバーンのハマリ役ではないか。何せ古い映画だから随所に見られるショボさは致し方ないし、豪華な(そしてちょっと笑える)機能満載のスパイツールも現代の子供のオモチャの方が豪華に見えるのもご愛敬。しかし今に見るとそれがかえって愛すべきいい味のB級臭を漂わせている、これは映画の面白さでも本家と堂々と渡り合えるだけの出来を誇るB級スーパースパイ映画なのです。 原題とは全くかけ離れていながらも一度見たら忘れられないインパクトと勢いを持つ邦題も素晴らしい。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-27 22:58:40)

1710.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 患者が置かれている状況やそこに存在する規則にどんな問題があろうとも考えることや、前向きに生きることを放棄させ無表情でただ従順に指導者に従わせることだけを良しとする病院。一方でこの病院にやって来た型破りな男は患者に笑顔を取り戻させ患者の心に生きる喜びを取り戻させる。ジャック・ニコルソンは勿論のことその仲間たちの演技が素晴らしかった。病院内で患者から恐れられ、警察か軍隊かのような屈強な男の病院職員を従え独裁者のような婦長を演じたルイーズ・フレッチャーも称賛されるべき素晴らしい演技でした。そんな精神病院を舞台に医療とは何なのかという問題提起であるとともに、この作品の時代は東西冷戦真っ只中。そんな時代に東欧からアメリカに移住したミロス・フォアマン監督がそんな精神病院の人間ドラマを描きながらも彼の管理社会への批判精神や自由への熱い思い、人間らしく生きる事への熱い思いが伝わってくるような映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2009-11-26 21:28:22)

1711.  チェ 39歳 別れの手紙 《ネタバレ》 「28歳」のラスト、ゲバラはキューバにいてハバナに向かう途中で話が終わった。そして「39歳」の冒頭、いきなりカストロが別れの手紙を読んでおり、ゲバラは既に南米に渡ってしまっていたのには驚いた。そしてゲリラ部隊の山岳戦の模様がみっちりと2時間描かれます。ゲバラの伝記ものというよりはあるゲリラ部隊の山岳戦を描いた映画という感じでしょうか。終盤までは「28歳」以上にゲバラが部隊の中に埋没してしまっています。これからこの2部作を借りる、あるいは購入をご検討の方はまずは「28歳」だけにして様子を見てからでもいいと思いますよ。両方とも借りてきたため強制的に観ましたが両方とも観るのは結構きつかったです。[DVD(字幕)] 3点(2009-11-24 22:43:59)

1712.  チェ 28歳の革命 《ネタバレ》 2部構成にまでしているのだからもっと見応えのある人間ドラマに出来た筈だと思うし、もっと革命にその命を捧げた男の熱いドラマにも出来た筈で、これだけの時間をかければ様々な人間ゲバラの伝え方ができたと思うのですが、キューバにおける革命の作戦と戦闘を時系列に沿って淡々と見せるだけなので肝心のゲバラが作戦を指揮する部隊の指揮官程度にしか見えず、キューバ革命の戦闘や作戦の過程を見せる程度の描かれ方となってしまっています。人間チェ・ゲバラのドラマを期待して観ると肩透かしを食うことになると思います。[DVD(字幕)] 4点(2009-11-24 22:37:12)

1713.  緑茶 《ネタバレ》 見合いをした相手にあっさりと断られ、その後も付きまとうがどうしてもその女の心を掴めない。そんな日々を過ごすうちにその女と瓜二つの女が現れる・・・という恋愛サスペンスの定番の展開なのですが、恋愛サスペンスのようでどこか違う、かと言ってよくある男と女のロマンスとも違う。そんな不思議な雰囲気が実に魅力的な映画でした。撮影はこの人が撮影を担当するとその作品の監督や主演する俳優に匹敵する存在感を出すクリストファー・ドイル。薄暗い雰囲気の中に用いられる赤が時には強烈な印象を与え、時には柔らかな印象を与える。陰と赤、そのコントラストが絶妙で美しく見入ってしまいます。監督・脚本のチャン・ユアンという人の作品は初めて観ましたが、撮影のドイルに主演もチアン・ウェンという大物を起用し、一つ一つのシーンも作品全体もゆったりとした雰囲気ながらも90分足らずのコンパクトな尺にまとめ独特の世界観を見事に作り上げていると思います。チャン・ユアン。この名前は是非とも覚えておきたいと思います。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-23 18:03:01)

1714.  海の上のピアニスト 《ネタバレ》 恋をした女にあと一歩のところでレコードを渡せなかった。一度は船を降りる決心をしながらタラップであと一歩のところで引き返してしまった。そんなあと一歩踏み出す勇気を出せなかった1900の姿、そして悲しい結末の後、オープニングを思い出しました。自由の女神とアメリカ大陸が見えてくる。そんな1900とはあまりにも対照的な一歩踏み出す決意をした移民たちが目を輝かせ歓声を上げる。甲板は早くその一歩を踏み出したくてうずうずしている希望に満ちた人々であふれかえっている。マックスは作品中何度も1900に一歩踏み出す勇気を持てと語りかける。これはこの作品の人生に対する前向きなメッセージでもあるのでしょう。船の中でも楽器店でも最後の廃船の中でもマックスを演じたプルート・テイラー・ヴィンスの味わいのある演技が印象に残ります。そしてやはりトルナトーレ監督の描き出す古き良き時代とそんな雰囲気を見事に盛り上げるエンニオ・モリコーネの音楽もいつものことながら本当に素晴らしいですね。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-21 20:15:05)

1715.  フランティック 言葉が通じない異国の地で妻が失踪。その裏に隠された真実とは・・・?という旅先で善良な一市民が犯罪や陰謀に巻き込まれるというヒッチコック映画でもお馴染みのよくあるサスペンスの定番のお話。通じない言葉、不誠実な警察の対応、深まる謎にイライラ、焦燥感がつのっていくハリソン・フォードの演技も見応えがありました。彼はこんな不安な状況下に置かれた男を演じると実にいい味を出しますね。そしてこのサスペンスドラマを彩った謎の女。この女の悲しき存在感がこのサスペンスドラマをより見応えのあるものにしています。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-21 17:18:15)

1716.  アバウト・シュミット 《ネタバレ》 定年退職、心にぽっかりと開いた穴。追い打ちをかけるような妻の死。一人娘の親離れ、そして結婚。彼が旅の途中招待されたキャンピングカーでとってしまった軽率な行動。人間、いくつになっても誰かに甘えたくなることってあるものですね。しかしもう甘える相手は誰もいない。そうなるとなおさらなのでしょう。そんなシュミットの心情を思うと観ていて哀しい映画だった。でも、いい映画だった。人生も晩年に差し掛かった男をジャック・ニコルソンが演じるロードムービーと言えば「最高の人生の見つけ方」を思い出します。あちらは何か別世界の出来事のような感覚で観ている自分がいました。一方で本作は僕にとっては定年退職はまだまだ先ですが、いずれはこんな時が必ずやって来る。その時、自分は幸せなんだろうか?その時、これまでの人生を振り返って果たして満足できているのだろうか?これからの生き方次第なのかな。色々と考えさせられる映画でした。ラストシーンの絵、そしてジャック・ニコルソンの様々な感情の詰まった表情は何度見ても泣けてきます。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-19 22:07:19)

1717.  サイドウェイズ 《ネタバレ》 オリジナルと比較すると人物描写は少しあっさり目であるように感じられました。しかしその分コメディ色が良く出ており、作品としてはカラッとしたものになっています。そして日本人の男女4人に変わっているために心の揺れとかそんな部分がオリジナルよりも身近に感じられました。ラスト近くで小日向が捨てようとしたボツにされたシナリオを使っての生瀬のとった粋な行動にはぐっときましたね。小日向も生瀬もオリジナルのキャラに忠実ながらも自分たちの持ち味をうまく出していたと思います。そういう意味ではリメイクとしてうまくいっている作品ではないでしょうか。この2つのSidewaysのラストシーンには多少の違いがあるものの、やはり本作のラストも希望が感じられ、オリジナルと同じくやはり鑑賞後にいい余韻を残してくれる作品となっています。[映画館(邦画)] 6点(2009-11-18 21:10:13)

1718.  サイドウェイ 《ネタバレ》 恐らくは自分と同じアラフォー世代と思われる、正反対の性格の二人のダメ男のトホホな珍道中。でも、観ていて何かこの二人がうらやましくもあった。Sideways…脇道とかそういう意味らしいですが、昔からの親友と1週間くらいちょっと脇道にそれてこんな旅も悪くないなあ、なんて思いながら観ていました。ラストはあの後どうなったんでしょうね。ジアマッティがノックしたドアの向こうにはきっと幸せが待っていると思いたいですね。でも、あのノックが空振りに終わってもきっとこの旅をきっかけに彼はいい方向に変わっていけるはず。そんな人生のホロ苦さとささやかな希望を感じさせてくれる、鑑賞後にいい余韻を残してくれる作品でした。[映画館(字幕)] 6点(2009-11-18 21:06:15)(良:1票)

1719.  男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 《ネタバレ》 シリーズの中期から後期に差しかかる頃。作品的には低迷期にあった頃と言えるかもしれない。そんな時期に生まれたシリーズ屈指の名作と言っていい作品がこの第32作です。シリーズを通して作品に花を添え続けたマドンナ。実は僕は全マドンナの中で本作の朋子が最も好きなのです・・・。これだけでも僕としては10点以外に付ける点数はございません。シリーズ中、「良かったなあ~」と思える作品はやっぱり寅さんとマドンナの心の触れ合いが深い作品になりますね。リリーがマドンナに何度も起用され、シリーズのファンに愛された理由もここにあるのだと思います。本作は終盤まで寅さんは一度も柴又に帰ってこない。お楽しみの一つであるとらや騒動も無くとらやで喧嘩すら起こらない。それでもやっぱり本作もとても面白い作品になっています。とらや騒動ならぬ備中高梁騒動が楽しく、松村達雄さんのダメ和尚ぶりも絶品。寅さんが高梁を去るきっかけとなった風呂場のシーン、そして寅さんと朋子、少し離れた所に立つさくら。この柴又駅での別れのシーンの悲しさも心に残る。御前様曰く、「煩悩が背広を着て歩いているような男」。その事を誰よりも感じていたのは寅さん自身だったのかもしれませんね。僕の中ではシリーズ中、5本の指に入る作品です。[ビデオ(邦画)] 10点(2009-11-16 20:02:37)(良:3票)

1720.  扉をたたく人 《ネタバレ》 心の扉を閉ざした一人の老教授。その重い心の扉をたたき、開かせたのはアメリカから遠く離れた国からやってきてひょんなことから知り合い、友達になった一人の善良な若者だった。9.11以降、移民への措置が厳しくなったアメリカ。この心の扉を閉ざした老教授の姿を通して今のアメリカの姿をこの作品は伝えようとしたのでしょう。一個人も、国家も、隣人から学ぶべきことは多いはず・・・この若者と友人になりジャンベという打楽器を教わって生き生きとした心を取り戻し、公園で様々な人種の若者達が集いジャンベを叩く輪の中にこの老教授が加わっていく姿を見ているとそんな事を感じさせられます。そんな老教授を演じたリチャード・ジェンキンスの静かだが熱い、特に終盤の素晴らしい演技が感動的でした。ラストシーン、遠くに行ってしまい二度と会えないであろう友に届けとばかりにその友から教わったジャンベを一心不乱に叩き続ける彼の姿が忘れられません。隠れた名作と言っていい作品だと思います。[映画館(字幕)] 8点(2009-11-15 21:20:33)(良:1票)

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