みんなのシネマレビュー |
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1741. 檸檬のころ 榮倉奈々はとにかくかわいい。 だけど、これは人を選ぶ作品か。 東京に生まれ育った人間が観て、果たしてどれだけ感銘を受けられるか疑問。[CS・衛星(邦画)] 3点(2010-07-09 23:43:05)《改行有》 1742. リリア 4-ever 身に覚えがある男ほど、後味が悪いであろう映画。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-08 22:42:22) 1743. 酔いどれ天使 三船敏郎が20代の頃の作品で、後年の脂ギッシュで貫禄のあるイメージがあるだけに、新鮮味を感じた。 話としては卒がなく楽しめる内容。 脚本ありきの黒澤映画は多少苦手だが、これは案外すんなり観られた。 ヒューマニズムがいきすぎていないのが良い。 『赤ひげ』までいってしまうと、クド過ぎるので・・・[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-08 22:21:01)《改行有》 1744. 紅の豚 飛行船で海賊ならぬ“空賊”の世界を作り出した、独自の世界観は素晴らしい。 ただ、空賊たちのハイテンションについていけず。 大人な世界を醸しながら、この子供向けのハイテンションは、年齢層を広げる狙いかもしれないが、ややアンバランスな印象。 森山周一郎の声は、クサ過ぎて意外にも違和感を感じたが、あんなかわいいコにチュウされるなんて、実におっちゃんの夢を実現したファンタジーだ。 [地上波(邦画)] 6点(2010-07-08 03:58:57)《改行有》 1745. 破戒(1962) 《ネタバレ》 市川崑と市川雷蔵による、“W市川”作品。 原作は私自身も、とある縁のある島崎藤村で、ヒロインに藤村志保という、“W藤村”作品。 というわけで、W市川藤村作品(どうでもよい)。 被差別部落問題を正面から扱った作品で、重苦しいのがネックだが、社会派的作品として、社会に対する役割は十分に果たしていると言える作品である。 三國連太郎と市川雷蔵のツーショットを観られるのも、本作の見所の一つだ。 ドラマとして観ると、楽しめる内容ではない。 それよりむしろ、まだ被差別部落問題が色濃く残存していた時代に、その問題を少しでも解消していこうという監督の熱意が感じられるのが良い。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-04 18:39:54)《改行有》 1746. 千と千尋の神隠し 自分の想像を超えた世界観、キャラクター造形に関し、とても楽しめた。 川の自然を守ろうとか、色々きなくさいテーマが裏にあるのは感じるが、画そのものが実に独創的で楽しいので、それほど気にならなかった。 これは間違いなく宮崎駿監督にしか創れない映画だろう。 その独創性に拍手を送りたい。[DVD(邦画)] 7点(2010-07-03 00:47:31)《改行有》 1747. 遠い道のり グイ・ルンメイの美しさが際立ったアジアの逸品。 『藍色夏恋』で初めて目にした時は、特別魅力的には感じなかったが、本作では透明感があり、どこか神秘的な美しさを持つ少女に見えた。 この時25歳。 25歳としての大人の魅力も見せながら、細い肢体を中心とした少女的な魅力も感じられる。 彼女が最高の美しさを持った頃に撮られた、まさに絶妙のタイミングの作品ではないだろうか。 話としては台湾映画らしいのんびりとしたもので、特別楽しくはないが、ゆっくりとした時の流れに、身を委ねる気持ち良さがある。 謎の多いストーリーで、何度か観ても鑑賞に耐え得る作品だ。[DVD(字幕)] 8点(2010-06-30 00:36:22)《改行有》 1748. 午後3時の初恋 《ネタバレ》 劇中に“初恋”というフレーズが出てこないのに、この邦題は何とやらという感じだが、初恋という響きに相応しい透明感とみずみずしさを持ったアジア映画である。 台湾特有の、家屋の横を真っ直ぐに通る電車道。 その傍らに佇む、ひなびた時計店。 そこで繰り広げられる純粋なラブストーリー。 特に良かったのは、主人公の男女が川を二人で歩き、初めて手を触れ合うシーン。 それと共に流れる音楽が、これまた良い。 男女の出会いから生まれる、初めての肌と肌の接触。 その時の弾む心。 それが画面に現れた時、映画ならではの胸躍る感動をおぼえた。 終わらせ方はすっきりしないものの、それが奥行きをもたらしているとも取れる。 精神が分裂し、それにより親友の魂が宿るといった、オカルト的設定には難があるが、台湾の風景描写の素晴らしさ、純粋な恋愛を描いた内容など、それなりに楽しめるレベルの佳作だ。[DVD(字幕)] 7点(2010-06-27 22:22:24)《改行有》 1749. チャップリンの冒険 チャップリン短編喜劇の中では上位にくる面白さ! 特に前半がいい! 脱獄囚に扮したチャップリンが、お誂えむきの「縞々囚人服&帽子」をかぶっている時点で、もう大爆笑! そして、指名手配犯のチラシにのっている写真が、どうにも間抜け面で最高! その脱獄囚チャップリンが、得意のちょこまかとした動きで、とにかく走り回る! これがまた愉快痛快。 チャップリンのストーリーテーラーとしての魅力よりも、原点とも言える動きの面白さを体験できる短編である。[DVD(字幕)] 6点(2010-06-26 19:40:48)《改行有》 1750. チャップリンの移民 チャップリン後年のドラマ性が垣間見られる作品。 ドタバタ喜劇というより人情劇という内容である。[DVD(字幕)] 5点(2010-06-26 13:21:19)《改行有》 1751. チャップリンの霊泉 チャップリンの短編喜劇の中では標準の出来具合。[DVD(字幕)] 5点(2010-06-26 08:54:00) 1752. DNAがアイ・ラブ・ユー 台湾の綺麗な街並みとかっこい外車の数々が、まぶしい羨望を巻き起こす。 そんな前半は良かったが、後半のメインはもっぱら“スライム”。 気色悪いのもあるけど、それ以上にショボイというか情けないほどにくだらない。 台湾映画の現在は感じ取れたけど、特別収穫のある作品ではなかったのが残念。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-26 00:33:15)《改行有》 1753. 銀河系 前衛的映画なのだろうが、さっぱり意味が分からない。 それでいて、またもや“前衛映画”と“新宿西口”の意味不明な取り合わせ。 内容的に意味が分からない時点でイライラするのに、しかも新宿西口登場の必然性にも納得がいかず、不快感もピークに。 途中で出てくる坊主がまたむかつく。 どう考えても強くないはずなのに、主人公は太刀打ちできない。 この理不尽さが前衛的なのか? いや、違うはず。 いや、どっちでもいいや![映画館(邦画)] 0点(2010-06-24 19:27:46)《改行有》 1754. チャップリンの番頭 でたーーー! チャップリンがボクシングを披露! 私はこれが大好きで、チャップリンが腕をグルグルチャキチャキ動かしてるのを見るだけで愉快になれる。 チャップリンの動きはどれも面白いけど、やっぱりこのボクシングの動きが一番面白い。[DVD(字幕)] 6点(2010-06-23 23:11:14)《改行有》 1755. チャップリンの消防夫 チャップリンのビルよじ登りにはど肝を抜かれた。 しかも途中ブランブランとおふざけも見せるし。 キートンのアクションも危険だが、本作のチャップリンのアクションも危険極まりない! スタントマンを使っているそこらの俳優なんかよりよっぽど凄い。 たまに凄いことをやって、ほとんどはスタントマンを使っているくせに、大物面している香港のチェンさんは見習って欲しい。[DVD(字幕)] 6点(2010-06-23 22:35:54)《改行有》 1756. 縮図 借金のカタに芸者として売られた女性の半生を描いた作品。 新藤兼人脚本・監督、そして新藤監督の妻、乙羽信子主演。 死にそうな時はみんな優しいが、少しでも回復すると、みんなで金づるとして扱われる一人の女性。 死にそうな時にだけ優しくて、本当にその人のことを思っていると言えるのだろうか? 例えば、死にそうまでいかなくても、弱りきった時にだけ優しい言葉をかけてきて、普段は利用ばかりしてくる人間を非難すべきと捉えるか、それとも本当に困った時は心配してくれるのだから味方と捉えるか。 自分にとっての周囲の人間に対する、敵か味方かの捉え方。 それを非常に深く掘り下げた作品で、自分の周囲にいる様々な人間に対し、信頼すべきか否か、ぐっと考えさせられる作品である。 ちなみに私個人の考えを言えば、参っている時にだけ同情してくるようなレベルの人間は、自分の味方とは到底思えない。 日頃から助け合ってこそ、仲間と言えるのではないだろうか。[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-06-22 23:34:09)《改行有》 1757. ウエスト・ゲートNo.6 実に映像センス抜群の台湾映画! 色使いも素晴らしい! そして、男も女も若くてすがすがしい! 犯罪ドラマに変化していく終盤は無視して、前半から飛ばす展開を楽しめたので満足。 三姉妹が出てくるが、メインのコよりも他の二人の方がかわいかったのはご愛嬌。 韓国人も出てくるし、自称「竹野内豊」も出てくるわで、実にごった煮のアジアンテイストが楽しい。 日本では創ることのできない、現代台湾色が十二分に発揮された、アジア青春映画の秀作。[DVD(字幕)] 7点(2010-06-21 00:11:04)《改行有》 1758. 毒婦高橋お伝 出演者に私の苦手な下膨れが多く、正直、参った。 特に、“毒婦”お伝は美女という武器を使って男を翻弄する役なのだが、下膨れで横顔のアゴラインがむくんでいてどうにも魅力を感じようがなく、致命的に物語に入り込めない。 だが、どうもこの作品には怪しげな雰囲気が漂っていて、それが面白い。 カルト的な味わいのある日本映画である。[映画館(邦画)] 6点(2010-06-20 15:52:01)《改行有》 1759. 薔薇いくたびか 若尾文子と南田洋子が20代前半の頃に共演した貴重な作品で、長谷川一夫のスーツ姿を見られたり、市川雷蔵や勝新太郎などが端役で出演していたりと、キャスト面では申し分なし。 ただし脚本的にはかなり問題あり。 都合の良すぎるストーリー展開には、見ていて苦笑せざるを得なかった。 特にラストの30分は、完全に蛇足。 普通に二人がくっついて爽やかに終り、というベタな終わらせ方の方が数倍良かったような気がする。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-06-20 00:48:24)《改行有》 1760. ビバ!監督人生!! 数々の映画賞を受賞し、2008年上半期台湾の興行収入第1位を獲得した作品だけあって、大いに楽しめた。 内容的には、“台湾版「監督・ばんざい!」”と言われているように、監督自身の人生を重ね合わせた様なもので、人生の悲喜こもごもが詰まっている。 こういったアジアの良作を楽しめる機会は少ないだけに、観ることができただけも嬉しい限りである。 追記。 ラストのインタビューシーンの一番最後に出てくる女のコがあまりに可愛くて、作品自体を忘れそうになりました![DVD(字幕)] 7点(2010-06-19 00:41:24)《改行有》
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