みんなのシネマレビュー
鱗歌さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 3877
性別 男性
年齢 53歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140
141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160
161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180
181182183184185186187188189190191192193194

161.  ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》 相も変わらず、たいして代わり映えのしないことやってるような気もするのですが、妙にオモシロかったです。いい意味で、映画が短く感じられました。 単にこのシリーズを久しぶりに見たから新鮮さが感じられた、という、自分自身の事情によるものではないことを祈りますが、、、 冒頭の橋の崩壊シーンがまず見どころ。巨大な建造物をCGで破壊するスペクタクルシーン、ってのは昨今増えに増え、少々食傷気味ですが、そういうマクロな描写の中に、脱出劇のサバイバルを織り交ぜ、もちろん恒例の残酷描写も絡めたりして、ミクロな描写と両立させているから、スリルを感じさせます。CGオンリーではなかなか表現しきれない「制御不能っぽさ」とでもいいますか。 シリーズ共通して言えることかもしれないけれど、残酷シーンのエゲツなさ、ってのも、非人道性を感じさせるものではなく、あくまで荒唐無稽、派手さのみ重視。アッケラカンとしているので、陰湿な感じはしません。眼科のシーンは多少、生々しいところもありますが、それとて抑制が効いてます。やり過ぎで興を削がないのが、このシリーズの魅力と言えましょう。 包丁が落ちてヒヤリとさせるシーンなんかも気が利いてます。血を出さずに済む場面は、出さずに済ませた方がいい、と言うことですね。 あっぶねー、という感覚。どんなスペクタクルにも負けないインパクト。[インターネット(字幕)] 7点(2022-08-06 18:05:41)《改行有》

162.  地獄の門 最初の方の“早すぎた埋葬”のくだりがナイスでして、異変に気づきそうでなかなか気づかないあのニブさ、しつこさ。そんでもって、あの、雑過ぎる救出劇。 こういう作品にまず、ハズレは無いもんです。 と言いたいところなのですが、その後、どんどんワケがわからなくなる。残酷シーンが充実さてるので、ワケがわからなくてもついつい見てしまうのですが、こういうのを残酷というのか、ただただバッチいというのか。 そうこうしているうちに、クライマックスではゾンビども(?)がほうぼうで火に包まれて、ちょっとお祭りの雰囲気。 いいんじゃないの、なかなか。ワケわかんないけど。[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-01 22:32:13)《改行有》

163.  狂気の愛 最後にテロップで、「この作品はドストエフスキーの『白痴』にインスパイアされた」とかいうのが出てきて。まだ読んでないんですけど、ホントにこんなオハナシだと信じていいんですかね。責任取ってくれますか?(笑) でも実際、この映画を見てると何だかまるで、メロディはきっとどこかにあるんだろうけどそこにメチャクチャな対旋律や伴奏を重ねたもんで全くメロディが聴き取れなくなった音楽、を聞かされてるような。 しかし、必ずしもそれが悪いというワケではなくって。 必ずしもイイとも限らないけど。 最初、無軌道な若者たちが登場し、時計仕掛けの何とやら、みたいなノリかと思ったら、それよりもずっと要領を得ない展開が続くのは確か。ではあるのですが、よくワカランながらも画面上でイロイロな事象が発生するもんで、「次は何が起きるんだろう」と、ついつい引き込まれてしまう。銃撃だのカーチェイスだのはアメリカ映画ほどこなれてないにしても、暴力や血といったものが、しっかりと映画のスパイスになってます。街の風景の切り取り方の意外性なども見どころ。などといったあたり、好感が持てます。 それ以外の点はあまり好感持てませんけどね(笑)。 ソフィー・マルソーは『フォート・サガン』で少しだけヌードを披露してましたが、この作品ではいよいよ大胆に。実際、不思議な魅力を放ってて、個人的には、もう少し出番が多かったらよかったのに、と。[インターネット(字幕)] 6点(2022-07-30 18:21:05)《改行有》

164.  パシフィック・リム:アップライジング なんか、「レジェンダリーピクチャーズは中国資本に買収されました」というのが、ひしひしと伝わってくる作品ですね。一応は東京とか富士山とかも出てくるけれど、ロケ撮影する気なんてサラサラ無し、書き割りCG。中国からしたら、日本なんて所詮、商売道具の一つでしかないんですなあ。 日本には富士山以外にも素晴らしい山々が存在するにも関わらず、それをアピールできずにステレオタイプ化させてしまったのは、日本人の責任かもしれない。。。 もっとも、中国を含め東アジア圏の市場を意識しつつも、中国に対する面従腹背的なものを作品の中に感じてしまうのは、気のせいかどうか? それはともかく。前作はそれなりにヒドかった(ただし苦笑して済ませられるレベル)のが、続編ではいくらか修正されるかと思ったら、なかなかそうもいかないようで。冒頭、格差社会の問題でも絡めてくるのかと思ったらそうでもなく、その点は理屈っぽくならなくて良かったとも言えるけど、少女を主人公にして過去の因縁を絡めるのかと思ったら、これすらも不発、そもそも彼女の存在感自体がこんなに低いままで、いいんだろうか。 クライマックスでは東京の街を舞台に大騒動をやらかすにしても、一連の事件はというと、なんだかエラく小粒で、さっぱり興が乗りません。危機感が無いにもほどがある。 主人公をロボットに乗せて操縦させればそれでいい、ってもんではなくって、例えばその戦いを外部から見つめる視点、危機感を含めた感情を受け持つ視点、ってのがあってもよいような気が。[インターネット(字幕)] 3点(2022-07-30 17:52:00)《改行有》

165.  ツングースカ・バタフライ ―サキとマリの物語― 主演の亜紗美さんが「企画立案」でもクレジットされてて、引退作の企画に自ら関わった、ということになるのでしょうか。 SFか何かを思わせるようなカタカナ書きの難しげなタイトルですが、あくまで日常の中に繰り広げられる物語。いや、日常の狭間、と言うべきか。前科のある孤独な女性と、万引き少女が出会って・・・というオハナシ。ちょっとした仕草などで二人の関係の深まりを描いていくのが、いい感じ。 しかしあくまでアクション映画。危ない連中の危ない金に手を出してしまったせいで、窮地に陥る二人。 格闘アクションがすばらしい。いかにもカラテです、とか、カンフーです、とかいうのとはまた違った、流れるようなな動きながらもゴツゴツした、骨太のアクションで、なかなかの見応え。 カッコいい。[インターネット(邦画)] 7点(2022-07-26 22:55:09)《改行有》

166.  日本女侠伝 激斗ひめゆり岬 《ネタバレ》 1971年の作品、ってことですから、沖縄返還直前ですね。まだアメリカに占領されてたころの沖縄。 藤純子がバリバリのおきなんちゅメイクで登場し、違和感ありまくりなのですが、男勝りでちょっとガサツな感じのお姉さん、といったところ。こういうのを「女侠」って言って、いいんですかねえ。任侠道でも何でもなく、普通に「社長」です。 とは言え、そこには例によって例のごとく、あくどいヤクザどもが登場し、あの手この手の嫌がらせ。 かつての激戦地沖縄、ということで、不発弾を始め、ヤバそうな武器がゴロゴロしていて、ちょっといくら何でも、と言う気がしつつ、見て見ぬふりを。 主人公と最初はぶつかりつつも、やがて互いに信頼関係で結ばれるヤクザ者が、菅原文太。二人の向こうには海に沈む夕日。いやあ、沖縄だなあ。 普通ならクライマックスの殴り込みでそのまま映画が幕を閉じるところ、この作品では苦みに満ちた後日談を付け加え、沖縄の置かれた状況の理不尽さを表すワケですが、ちょっと無理矢理、ですかねえ。[インターネット(邦画)] 6点(2022-07-25 22:16:21)《改行有》

167.  地獄のデビル・トラック 《ネタバレ》 見るのはずいぶん久しぶりなのですが、その見ようと思った理由というのが、「そういやどんなラストだったっけ?」というものでして、ラストがどうだろうと、つまらなかったという記憶だけあれば充分でしょ、と言われそうですが、とにかくラストの確認と、つまらなさの再確認。 ああ、そうか、おおよそラストシーンなどと呼べるシロモノが無い作品だから、覚えてなかったワケだ。そしてそれも、つまらなさの一因なワケだ。 この作品がクダラナイのは、ワザとやってることだとしても、その上、面白くないんじゃあ、どうにもなりません。世の中の機械が襲ってくる。無人トラックの集団が襲ってくる。いいじゃないの。すばらしいネタだと思いますよ。そこまではいいのに、それがどうして、ここまで面白くない作品になってしまうのか。このネタで、一瞬たりともコワさも不気味さも感じさせないのは、犯罪的だと思いますよ。まじで。 ウロウロとその辺を走り回るだけのトラックたち。ダラダラと、と言ってもいいかもしれない。 スティーヴン・キングというヒトの小説をこれまでほとんど読んでないのにこんなコト言うのもナンですが、このヒトの受けてる評価って、ホントに過大評価ではないのでしょうか? 少なくともこの作品に関する限り、『殺人ブルドーザー』でも見て出直せ、と言いたい。それじゃダメ? 『ザ・カー』『激突!』でもいいけどさ。 設定の上では世界的にパニックになってるハズなのに、舞台を一件のドライブインに絞ってることからして、ずいぶん厚かましいとは思うけど、恐らくこのドライブインは、この瞬間、地球上で最も緊張感がなく、パニックに最も程遠い場所、なんじゃなかろうか、と思えてくる。よりによってそんな場所を映画の舞台にするとは。 冒頭で彗星が原因だとネタばらしして(およそ誰にも納得いかない原因ではあるけれど)、何日かしたら原因は取り除かれますよ、いずれ解決しますよ、とわざわざ宣言するセンスってのも、正直、理解できん。 いや、まあ、この作品に関しては、決して過大評価などされておらず、「妥当なキワモノ扱い」されてるので、いいっちゃあ、いいんですけどね。 いや。いいのかなあ。。。[インターネット(字幕)] 2点(2022-07-24 23:25:53)《改行有》

168.  ラッシュアワー3 ジャッキーのアクションとクリス・タッカーの軽妙なトークが楽しめる、ラッシュアワーシリーズ第三弾。とは言っても、アメリカ映画の枠ではジャッキーもかつてのような危険過ぎるスタントは出来ないし、そもそもクリス・タッカーのトークって、面白いのか?という疑問。それは言わない約束か。 という煮え切らないシリーズながら、今回は何と、真田サンとの対決が見られる、と言うんだから、こりゃたまらん。実際、見ててちょっと、目頭が熱くなってしまうんですが、こんなので泣いてたらアホだと思い、泣きはしないワケです。 さらにはなんと、工藤夕貴とも夢の対決! いや、これはどうでもいいか。海外で活躍経験のある日本の俳優陣、全投入、といった感じで。これといって日本と関係ないオハナシなのに、ねえ。 さらにはさらにはなんと、マックス・フォン・シドーとジャッキーとの絡み! これもどうでもいいことなのかもしれないけど、これはこれでなんとなく、しみじみ。そしてなぜか、ロマン・ポランスキーまで。なぜなんだ。 と、まあ、何が見どころやらよくわからんけれど、とにかくあのエッフェル塔でのアクション、これを見せられたらもう、参りました、やっぱりアクション映画ってこうじゃないとね~なんて思わされちゃう。ここを楽しめただけでも充分、お釣りが来ます。[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-24 15:38:29)《改行有》

169.  カットスロート・アイランド 《ネタバレ》 以前は赤字映画の代表作みたいに言われてましてけれども、昨今、大作映画の製作費はハネ上がる一方で、なんだか(投資対象としての映画、という意味で)リスクヘッジの体制みたいなモノも出来てきてるように思われるので、いずれは本作の赤字なんて大した話ではなくなるんでしょう・・・・・・でもやっぱり、そんなに赤字だと聞くと、どんなにヒドい作品なのか気になってしまうのか、人のサガ。と言うわけで、それはそれ、一種のギミックとして、赤字映画の看板を背負っていってもらえばいいのではないか、と。 などと思いながら観ると、何がそこまでヒドかったのか、少しばかり肩透かしにあう映画、ではあります。 いやまあ、アクションシーンでむやみにスローモーションを使うあたりとか、いかにもイケてない印象はありますけどね。でも、海賊らしい海賊映画、冒険活劇として、そんなにダメとも思えない。いや、作品のダメなところばかり注目したらやっぱりダメなんだろうけど、ジーナ・デイヴィス、マシュー・モディン、主役二人の活躍ぶりは、作品の欠点を補って余りあるんじゃないでしょうか。 二人が断崖絶壁を落ちるシーン、岩に激突する寸前で押し寄せてきた波に九死に一生を得るのですが、ここで「いや、でも、即死でしょ」と賢明にもツッコむか、「あははは、なるほど!」と無邪気に楽しめるかで、作品に対する印象もかなり変わってくるのではないか、と。[インターネット(吹替)] 7点(2022-07-24 14:56:43)《改行有》

170.  おしどり駕篭 《ネタバレ》 錦之助演じる左官屋の源さんは、美空ひばり演じる町娘と互いに憎からず思う関係なのに、強情っぱりなのもお互い様なもんだから、なかなかうまくいかない。ところで源さんの正体は実は若殿様で(んなアホな)、プチお家騒動が起こって・・・という、何とも他愛ないオハナシ。それを、美空ひばりが起用されてるだけあって、ミュージカル仕立てで描きます。なんなら、もっと歌や踊りが盛り込まれていてもよかったかな、と言うくらい。 しかしコレ、それ以前にまず、マキノ映画。なんでもないようなオハナシなので、一見なんでもないようなシーンも多いのですが、そこにこれでもかと「アクションつなぎ」の演出が投入されてます。動きのないところに、動きを作り出すこの、ご苦労サマな演出の妙。 勿論見どころはそれだけではなくって、クライマックスでは大勢の敵に囲まれた錦之助が、流れるような刀さばきで敵を打ち倒していく。殺陣が上手い、というのとは少し違うかもしれないけれど、まさに流麗、と言ってよいでしょう。そして、全ての敵を薙ぎ倒し、まさに死屍累々たる惨状のド真ん中で、錦之助とひばりがラブラブ~~~というこの光景は、ちょっとした見ものだと思います。[インターネット(邦画)] 7点(2022-07-23 12:57:42)《改行有》

171.  蜘蛛女(1993) 《ネタバレ》 グロッキー状態のレナ・オリンが突如息を吹き返してしがみついてくるあたりはまだ、プロレス的な想定範囲内だとしても(ここ、一般にはスモールパッケージホールドかなあ)、それに続けて、後ろ手に手錠のまま車の窓ガラスを突き破ったり、靴を蹴飛ばして走って逃げたりするのを見ると、ああ、こりゃ勝てんわなあ、と。ゲイリー・オールドマンも別の映画ではそれなりにヤバい人の役をやったりしてるけれど、これは別種のヤバさです。 という訳で、ダメダメな男が強くて悪い女性にヒドい目に合わされる映画って、やっぱ、イイですよねえ。いや、羨ましい訳じゃないけど。たぶん。 冒頭の修羅場チラ見せ、一体どうやったらこんな展開になり得るんだ、と思ってたら、ちゃんと問答無用にそういう展開になっていく、映画後半。ダメ男はやはり、こうでなくては。 一応は最後、彼女にトドメを刺す主人公だけど、ホントに彼女は死んだのか、実はココにいる全員がグルで、ドッキリなんじゃないかとすら思えてきちゃいます、、、そんなワケないけど。[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-23 12:10:54)《改行有》

172.  海底軍艦 ムウ帝国ってのがどれだけ高度な文明を持ってるのかと思ったら、ほとんど南洋の未開の島、みたいな感じで、原住民たちが儀式めいた踊りを、踊り狂ってるワケですが(まあ、一種の「あるある」です)、しかしこのシーンにここまで大勢のエキストラを投入するか、と思うと、なかなか圧巻でもあります。 その過去の超古代文明たるムウが、現在の地上文明に攻撃を仕掛けてくる。映画が始まってからだいぶ待たされるものの、この破壊シーンは見応えあり。 立ち向かう、海底軍艦・轟天号。これも、活躍するまでさらに待たされますが、さすがの強さ、カッコ良さ・・・と言いたいけれど、うーん、コレ、ホントにカッコいいのかなあ。先頭にドリルが付いて、大変ワカリヤスイ外見ではありますけど。だから、イイっちゃあ、イイんですけど。でも、軍艦にしちゃあ、ズングリムックリなのよねえ。。。 囚われの身となった高島忠夫たちが「マンダの生贄にする」と脅されて、「マンダとは一体何なのか?」という謎でもう少し物語を引っ張っても良さそうなところを、早速マンダを登場させてしまうのは演出としてちょっと勿体ない気もしましたが、あくまで窓からその姿を部分的に見せる、というのは、悪くなかったですね。[インターネット(邦画)] 6点(2022-07-12 22:50:33)(良:1票) 《改行有》

173.  侠骨一代 山本麟一って、どの映画でもたいていヘンな気がするのですが、この作品では特にヘンです。というのがすでに「いつも通り。」という話もありますが。 軍隊時代から一本気でつい無茶をやらかしてしまう主人公。演じるは勿論健さんで、理不尽な上官にブチ切れて特大マシンガンを手にひと暴れ。このシーン、背景に、映ってはイケナイような近代的な構造物がマル映りになっちゃってますが、これはご愛嬌。この後は風情のある風景もたくさん出て来ますので。 それはともかく、戦後、ホームレス状態になった健さんが、志村喬の親分に気に入られ、子分を率いるようになるサクセスストーリー。と言ってもサクセスの部分はあくまで敵役に崩されるためにあり、ラストの殴り込みへ前奏曲でもあるわけで。 百戦錬磨の剣の達人、という訳では無く、一種、朴訥としたところが主人公の魅力でもあるので、バッサバッサと敵をなで斬りにするというよりは、刀をブンブンと振り回し、その風を切る効果音が、印象的。 ちょっとマザコンなところのある主人公像ですが、それが侠気と表裏一体になっていて、健さん、コレまさにハマリ役と言っていいんじゃないでしょうか。[インターネット(邦画)] 7点(2022-07-06 22:53:47)《改行有》

174.  モスラ(1961) シン・ゴジラがユニークだったのは、ミニラがゴジラへ変身する過程をちゃんと見せたところ。いや、ミニラでは無かったですけれど、とにかく、ゴジラの形態を変化させた・・・というのはつまり、ゴジラをモスラ化させた、とでも言いますか。 モスラってのは要するに、映画の中で形態を変化させる怪獣、ですよね。幼虫と成虫、2形態で怪獣映画を楽しめる、というのもあるのですが、なんかこの過程が、神秘的、というよりは、不気味。 怪獣というものは、街を破壊するために現れる、いわば悪意の塊のような存在ですが、実際には、デカ過ぎることもあって(あるいは人間が小さすぎることもあって)、悪意があるんだかどうなんだかよくわからない。その最たるモノが、このモスラ。 小美人を誘拐してきて金儲けを企む人間どもの方が明らかにワルい訳で、モスラは小美人を救うためにやって来ただけ。しかしそれすらもよく判らなくって、モスラは淡々と破壊を続ける。その特殊効果が、お見事としか言いようがない。1954年のゴジラのモノクロ映像ならではの迫力に対し、カラーになってアラも目につくようになり、そりゃミニチュア撮影であることは丸わかりなんですけれど、それでもなお、ミニチュアでここまで表現できるのか、という驚きの連続。ほぼ、究極レベル。 ついに禁断の東京タワーまで破壊の手を伸ばすモスラ、しかしここで繭にこもりサナギと化してしまう。人間たちに対しトドメを刺すことも無く、我が道を行くその行動パターン、これ、十分に不気味です。 神、ってのは、そういうもんだと思う。 羽化してからの成虫モスラの羽ばたく姿も、これまたお見事。ホント、ここまで表現できちゃうんですねえ。 登場人物はゴジラで見たような面々が目立ちますが、その中心にフランキー堺の人懐っこい顔があって。破壊に次ぐ破壊が描かれる怪獣映画ながらも殺伐とせず、ユーモラスな雰囲気を醸しだしているのも、ゴジラやラドンとは一線を画していてユニークなところ。[インターネット(邦画)] 8点(2022-07-05 22:53:09)《改行有》

175.  関東テキヤ一家 喧嘩火祭り 《ネタバレ》 今回は「ごろめんひまつり」と読むんだそうです。 例によって多彩な登場人物。冷静に考えるとお馴染みのメンツが殆どのような気もするけれど、梅宮辰夫やら渡瀬恒彦やらが惜しげも無く投入されて物語は膨らむ一方。しまいにゃ、どう考えてもエキストラに毛が生えたような花屋のお姉さんまで、菅原文太の顔を見るや、「死んだ兄にソックリ」などと言って強引にストーリーに絡んできて、もう、定員オーバーです。 しかしそういう複雑怪奇な(というか、行き当たりばったり出たとこ任せの)人間関係を、物語の進行とともに見事に捌き切っている、これはまさに名人芸としか言いようがありません。 鈴木則文、おそるべし。 とは言え、渡瀬恒彦の起用は、少し勿体なかったですかね。あと、岡八郎。は、どうでもいいか。 地方の祭りの光景が映画に織り込まれていて、ちょっとトラック野郎みたいですが(実際、トラックも出てくる)、祭りの光景とリンチ・暴行が並行して描かれる凄まじさ。その勢いでクライマックスの殴り込みに突入し、銃を振り回す梅宮辰夫の姿は、前半の射的のシーンからの一種の変奏でもあるけれど、ちょっと、不良番長魂が降臨したかのような。 いやはや、盛りだくさん、でした。[インターネット(邦画)] 8点(2022-07-05 22:23:03)《改行有》

176.  キン肉マン ニューヨーク危機一髪! 《ネタバレ》 キン肉マン映画ってのは7本ぼどあって、確かこの「ニューヨーク危機一髪!」ってのはまだ見てなかったと思う。んだけど、どうも既視感がある。 「この映画見たハズなんだけど、全然覚えてなーい」ってのはアリガチな話ですけど、見てない映画なのに既視感とは、これ如何に。だって、キン肉マン映画なんて、どれもこれも寸分たがわず、同じパターンなんだもん・・・。 いやしかし。 そういう意味では、この作品は既視感が薄い方。同じパターン、ではないですね。いつもなら正義超人たちの行く手を敵が遮り、「ここはオレに任せて、先に行け、キン肉マン!」と言っては一人また一人と脱落するところですが、この作品では、仲間はすでに悪魔将軍の中に取り込まれてしまい、キン肉マンのロンリーバトルが展開される、という趣向。悪魔将軍が、とにかく強い。危うしキン肉マン。 でもまあ、コテンパンにヤラレた挙げ句に、突然、火事場のクソ力で逆転する、というのはいつも通り。素晴らしきはマンネリズム。 特に映画ならではの楽しみもなく、テレビと大差ない気もするのですが、それはそれでオモシロいもんだから、文句を言う筋合いでもないかな、と。 そこがキン肉マンの限界でもあり、魅力でもあるわけで。[インターネット(邦画)] 6点(2022-06-29 22:20:52)《改行有》

177.  東京キッド 《ネタバレ》 それにしてもワルい大人ばかり出て来ます。無人島に置き去りにされかかる美空ひばり。って、ここまでくると、ちょっとオモシロいですけれども。 しかしまあ、いいオハナシです。たぶん。 美空ひばりが身寄りの無い少年の役。のはずなのに女の子の言葉遣い、どうなってるんだよ、と思ってたら案の定、そうなっていたのでした。 あちこちに歌が挿入されるミュージカル仕立て、ドラマの中で突然、歌が始まると、妙な具合になってしまうところ、美空ひばりの場合はドラマの方が何となく妙で、歌が始まると安心してしまいます。いや、演技がヘタな訳じゃないんですけどね。 囚われの身の彼女を捜すため、ギターを爪弾くと、彼女の歌声が返ってきて、居場所が判る、というこのシチュエーション。『知りすぎていた男』はコレを参考にしたとしか思えん。 ラストシーンは向こうに向かって道を歩み去る後ろ姿。堺駿二にチャップリンの霊が乗り移ったようにしか見えないのでした。まだ死んでないってか。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-28 22:56:11)《改行有》

178.  新・サラリーマン専科 《ネタバレ》 いかんいかん、商品券200万円分もらっちゃったら何に使おうか、本気で考えてしまったではないですか。 いや、そんなもんホントに貰える訳がないんですけどね~~、でももし貰えたら何買おうかな。 第三作は「新」と銘打ってるだけあって、三宅裕司はいつの間にか離婚して再婚してるみたいだし(?)、加瀬大周はモリシゲに化けてるし。 作品のカラーもだいぶ変わった印象で、笑いはあるにしても、かなりシリアスな内容になってます。贈収賄事件に巻き込まれて追い詰められる主人公、この物語に並行して、「老い」の問題も描かれていきます。 三方五湖の風景が、素晴らしい! 最初はちょっとノリが悪いかと思ったけれど、その路線を最後まで貫いて、しっかり見せ場を作ってくれました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-27 22:38:24)《改行有》

179.  霊幻道士2/キョンシーの息子たち! あははは、何ですか、あの、動きが遅くなってしまう薬。はははは。つまらん(笑)。 相変わらずキョンシーの動きってのはユニーク、というか、意表をついてて、イイんですけどねえ。不思議な動きからくる、不思議なアクション。 ベム、ベラ、ベロの3人キョンシー構成。今回は子供のキョンシーが売りなんだろうけど、ちょっとET風味が入ってしまってるのが、イマイチ面白味に欠けて。まあ、ベビーキョンシーに罪は無いとは思うんですけど。 あとはクドさが売り。ちょっとクド過ぎ。でも一番楽しめるのはそういうところだったりします。全部じゃないけどね。[インターネット(字幕)] 6点(2022-06-26 23:06:09)《改行有》

180.  海底47m 古代マヤの死の迷宮 今回は海底がタンジョンみたいになっていて、そこにモンスターキャラたるサメが右に左に彷徨っているという、なんだかゲームの設定みたいな趣向。 前作とそう大きく方向性を変えてきた訳でもないような気がするのに、どうしてこんなにつまらなくなっちゃったんですかねえ。 前作は、海底というガランとした世界が、意外な閉鎖空間となっていたのですが、今回はそのまんま、狭苦しい迷宮世界。確かに圧迫感はありますけれど、見通しが悪いばかりで、悪い意味でのイライラ感がつのります。 ただただうろつきまわるサメが、コワいというよりは野暮ったい。時々思いだしたように襲ってきては、狭いところに首突っ込んではガブガブと脅しを掛けてくるけど、いや、それ、もう何回おんなじコトやってるの、と。 狡猾さみたいなものが、全く無いですよねえ。無くてもいいのかもしれないけれど、さすがに素朴過ぎるのでは。 これだけでは持たないので、急流に巻き込まれたり、何やかんやと仕掛けはあるのですが、見通しの悪さが最後までアダとなって!盛り上がりに欠けます。 あの、狭いところで足が引っかかって危機一髪、ってシーン、あそこだけはサスペンスとして良かったかな。[インターネット(字幕)] 5点(2022-06-26 15:30:25)《改行有》

030.08%
1190.49%
2411.06%
3731.88%
41614.15%
53619.31%
663316.33%
7122331.55%
888822.90%
93749.65%
101012.61%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS