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161.  星になった少年 Shining Boy and Little Randy 日本で初めて「象使い」になった少年の実話というのは、素材としては非常に興味深い。しかし坂本哲夢の生涯は「象使い」という部分を外したとしても、中々の波乱万丈ぶり。そして悲劇的な結末。多分このことが却って仇となり、脚本が散漫になってしまったのでしょう。当然のことながら、タイのパートは映像的にもスケールの大きな展開で見せてくれた半面、日本のパートが非常におざなりになってしまってます(ガールフレンドにわざわざ蒼井優をキャスティングする必要があったのか?)。これは更にエピソードを整理し、「ぞうさんショー」をクライマックスにして脚本を構成すれば、もっと感動的な映画になったと思う。彼の死は、最後に字幕で紹介する程度で構わない。人は「死」でなく、「生」にこそ感動するのです、5点献上。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-09-05 00:04:28)

162.  富江BEGINNING ≪毒を食わば皿まで・富江マラソン第五弾/富江=松本莉緒≫ 再スタート → やっとゴールしたと持ったら、また始まりやがった…。今回は、一作目の水橋研二が、なぜ買い物袋に富江の首を入れてたのかが描かれる前日譚。一作目のストーリーなど憶えてないので、話的には「だからどうした?」って感じ。例によって貧乏臭さだけが突出した、恐怖感や狂気の希薄なつまらないビデオ映画になってます。狂った先生(何と森下能幸!)が最後に居合抜の達人になってたのには唖然。全編、この位の馬鹿を通してたら、カルト映画になってたかもしれません。期待の松本莉緒嬢は確かにかなりの美女でしたけど、富江には少し顔が現代的すぎると思う。再生した松本・富江が服を着たまんまだったのにはがっかり…、2点献上。[CS・衛星(邦画)] 2点(2006-09-05 00:03:35)

163.  呪霊 THE MOVIE オリジナル・ビデオ・シリーズの劇場版らしいんですけど、何で劇場版なんか作ったのかさっぱりと解らない。もちろん全編ビデオ撮りの上、ほとんど金もかかってない。もしかしたら、そのビデオ版よりも出来はショボいかもしれません。映画は全三話からなるオムニバスで、一話目は普通につまらない良くある病院の怪談話。二話目は、恐ろしくくだらないグラビア・アイドルのプロモーション・ビデオ。しかし三話目は、ショボさは他の二話と変わらなくても、テーマは斬新でした。死後の世界があるから幽霊もいる訳で、もし死後の世界が無かった場合、死後、人間の存在は無に帰すだけ。死の恐怖を「無になってしまうことへの恐怖」に置き換えたのは、良い着眼点だったと思います。そういうことで、第三話に+1点して、2点献上。[CS・衛星(邦画)] 2点(2006-09-05 00:03:06)

164.  学校の怪談4 前三作のアトラクション的雰囲気を一切廃し、ストーリー映画として生まれ変わったシリーズ四作目。確かに「学校にまつわる怪談話」に間違いはありませんが、いわゆる「学校の怪談」とは既に別物。それでも「4」として公開したのは、単に人気シリーズのファンを取り込む為の方便ですね(子供の動員力は無視できない)。で、もちろんシリーズ中、最も見応えがあり、大人の鑑賞にも堪える仕上がりになってます。それが証拠に本作の大人達は、子供と一緒にギャーギャー騒ぐのではなく、ちゃんとした大人として登場します。サヴァイヴァル・ギルトを抱えた老人の贖罪の物語(これは太平洋戦争のメタファーか?)を通して、夏休みの田舎の経験で成長する子供達の姿を描いた本作は、中々しっかりした仕上がりです、6点献上。[地上波(邦画)] 6点(2006-09-05 00:02:32)

165.  学校の怪談3 物語構成を多少変更し、舞台となる学校も前二作みたいな郷愁を誘う木造校舎ではなく、今のコンクリート校舎にしたのは正解だったと思う。この方が現代の子供達には身近で、より物語の中に入って行き易い筈。が、しかし、そもそものコンセプトを逸脱し過ぎ。大体、ゾンビやのっぺらぼう(刃物を持って追いかけて来るのっぺらぼう?)って、どこかの学校の逸話にあるのか? これでは「学校の怪談」じゃないでしょう。シリアスさは増したものの、それが怖さに繋がってるとも思えない。これは前作以下の失敗作です。本作の白眉は、一作目にも出ていた米澤史織ちゃん。私は余り見かけませんが、この子は安達裕美より上手かったんじゃないでしょうか。既に成人しちゃってますけど(汗)、今後の活躍に期待します、3点献上。[地上波(邦画)] 3点(2006-09-05 00:02:06)

166.  学校の怪談2 前作と寸分違わぬ物語構成。典型的な二番煎じ型の続編です。しかも、特撮的には明らかに前作より劣ってる。一作目がヒットして続編を作ろうとする場合、物語的にはグレードダウンしたとしても、見た目はスケールアップさせるのがサービスってもんでしょう。話が変わらない上に映像がショボくなったんじゃ、何の為に本作を観る必要があるのか。毎週毎週、飽きずに同じ様なテレビ番組を見続ける子供相手の商売だったとしても、もう少し何とかして欲しい。いくら続編好きの私でも、これでは楽しみ様がありません。という訳で、味のある雰囲気を醸し出す西田尚美に、4点献上。[地上波(邦画)] 4点(2006-09-05 00:01:33)

167.  学校の怪談 原作も知りませんし、映画を観た子供達がどう感じるのかも判りませんけど、私はもっと怪談怪談してた方が良かったと思う。学校に伝わる怪談って、結構ゾッとする話が多いと思うんですけど、本作からは「実際の学校の怪談」の怖さは感じられない。これはホラーじゃなくて、「グーニーズ」みたいなキッズ・アドヴェンチャー映画を目指してたんですかね。ま、怖さは無いですけど、それなりに楽しい映画ではあります(三池崇史版の「妖怪大戦争」よりは遥かにマシです)。それにしても、あの謎の女の子って岡本綾だったんですねぇ。少し野暮ったい美少女振りが新鮮でした、5点献上。[地上波(邦画)] 5点(2006-09-05 00:01:09)

168.  春の惑い いや~、恐ろしいほど静かな作品ですね。落ち着いたカメラワークの長回しもさることながら、文字通り「音」が聞こえてこない。いっそサイレントでも良かったんじゃないかと思える位。で、確かにこだわりの感じられる美術や衣装(+それを切り取る構図)で映像は美しいんですけど、私的にはそれだけ。【小菊】さんが書かれてる通りの、古臭い「昼メロ的ストーリー」も退屈(中国古典映画のリメイクらしいので、それも仕方ないのかも知れませんが…)。元来派手好きの私は、美しい映像ただそれだけで2時間を我慢できません(映画のタイプは全く違いますが、少し「花様年華」を連想しました)。たぶん芸術性の高い良い映画なんでしょうけど、私には良さが解りませんでした。そんなことで、その「映像」に+1点して、何とか4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-01 00:53:30)

169.  私は「うつ依存症」の女 雄弁なモノローグが逐一解説を加えてるにも関わらず(つまり、完全に自分を把握してる)、リジーは自分の感情をコントロール出来ない。躁と鬱を目まぐるしく繰り返し、周りの人間を傷つけ、そして自分を傷つける。自分で解っててもどうにもならない。親と和解したり、理解ある恋人が出来たからって直るもんじゃない。これは脳内の科学物質の分泌バランスを崩した、明らかな「身体の」病気。だから薬が効くのです。それに、優等生で芸術的才能がありエキセントリックな性格というのは、古から続くアーティストのキャラクター。エキセントリックだからこそ自己抑制が利かず、素晴らしい文章が書けるでしょう(正に天才と何とかは紙一重)。過去の偉大な芸術家達も、プロザックがあれば自殺せずに済んだかもしれません、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-01 00:20:34)

170.  PROMISE プロミス (ちょっと長めに監督、心の声) 李安の野郎、地味なホームドラマばかり撮ってたのに、「臥虎藏龍」たった一本でハリウッドの巨匠の仲間入りかよ。蒋介石の落人のくせにアカデミー賞候補にまでなって、うまいことやりやがったなー。畜生、「温柔殺手」なんか引き受けるんじゃなかったぜ…。こうなったら俺も武侠映画を撮ってやる。うかうかしてたら張藝謀に美味しい所を持ってかれちまいそうだからな。そういや、奴の「十面埋伏」は香港スターと日本人を使ってたな。だったら俺は韓国人も使って、東アジアを制覇してやるぜ。そうだ、「武士」に出てた奴隷をそのままパクって使おう。名前は知らんが人気はあるらしいからな。ヒロインだって章子怡よりずっと美人の張柏芝を、更に美人に撮ってやる。ついでにダミ声も矯正してやる。それに、李や藝謀みたいに芸術振ったアクション映画も流石に飽きられてるだろうから、俺は心の師・徐克を目指すんだ。伝統ある本物の武侠映画スタイルを世界に示してやるぜ。どんなに馬鹿馬鹿しい映画になろうと、俳優を火達磨にしようと構うもんか。俺はカンヌのパルムドールを獲った陳凱歌なんだ! …3点献上。[DVD(字幕)] 3点(2006-09-01 00:18:13)(笑:2票) (良:1票)

171.  わが家の犬は世界一 警察に押収された無許可の飼い犬を取り戻そうと東奔西走する父親を通して、現在の北京の実情をスケッチしたホームドラマ。北京では犬を飼うのに市当局へ届け出なければならず、その登録料は5千元だそうです。これは開放経済で比較的裕福になった都市部に於ける平均給与の約2ヶ月分。我が国に直せば50万円位のイメージでしょうか。こりゃおいそれと出せる金額じゃない。ま、ペット公害の蔓延する都市部では、エチケットやマナーに金を出せない貧乏人は犬を飼うなってことですね…。本作の父親は「仕事から帰っても出迎えてくれるのは犬だけだ」ということで、雑種の犬に異様な執念を見せますが、この辺は我が国でも共感するお父さんが多いんじゃないでしょうか。ほとんど「犬はかすがい」状態でした、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-01 00:16:24)

172.  エンジェル・スノー 韓国のお家芸となりつつあるお涙頂戴モノですが、これまた韓国のお家芸となりつつあるリアリティの無さのお陰で、とても感情移入できる作品にはなってません。この夫婦の暮らしは例によって古臭い少女マンガの世界。日本では一昔以上前に廃れた、生活感の無い分不相応な生活設定。クサいばかりで感動とは程遠い過剰な子供部屋の装飾。こんなママゴトみたいな演出では、いくら悲劇的な展開に持って行こうと泣くに泣けません。妻の方の「決断」も、有耶無耶なまま誤魔化してしまった感じ。時代性を感じさせるテーマだっただけに非常に残念に思います、3点献上。[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-01 00:10:48)

173.  運転手の恋 あるタクシー運転手の一人称視点で語られる、台湾製の思い込み型ラヴ・コメディ。我らが宮澤里惠はヒロインの婦警さん役ですけど、扱いはかなり小さく、ストーリーは主人公とその家族(タクシー会社社長の父、司法解剖医の母、実験マニアの妹)を語るのに費やされます。シュールな両親の馴れ初めや会社の前の魔の交差点、タクシーの様々な客、そして一目惚れした婦警さんに会う為に、ひたすら交通違反を繰り返す主人公と、コメディらしいエピソードは並んでましたが、全体的にカラッとしてない為か、そんなには笑えませんでした。淡々としつつ、やけに重苦しい、コメディらしからぬ演出に問題があると思います(雰囲気や映画の作り等からは、香港よりも韓国映画の影響を強く感じます)。そういったことで、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-01 00:09:28)

174.  母と娘(2000) 30年近く前に世界的大ヒットとなったフレディ・アギラーの歌“Anak”をモチーフとした家族のドラマ。その歌は我が国でも「ANAK/息子」というタイトルで杉田二郎や加藤登紀子がカバーして、やはりヒットしてました。日本語では父が息子を詠った詩になってましたが、本作は邦題通り、母と娘の関係を描いてます。フィリピンの貧しい家庭では、母親が香港や台湾に家政婦として出稼ぎに行くことが多いそうで、そのモチーフとアギラーの歌のイメージで紡がれたこの映画は、本国で記録的大ヒットとなり、国民的映画にもなってるそうです。しかし、中身は昔の日本のホームドラマみたいな見慣れた展開だったので、フィリピンの人達には申し訳ありませんが、私は余り楽しめませんでした。驚いたのは、主人公が勤める香港の家庭の家政婦の扱い。人権という概念の無いお国柄とは言え、ほとんど奴隷みたいな感じ。私が奉公に出るなら西洋にしようと思いました、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-09-01 00:08:27)

175.  グエムル/漢江の怪物 「廃棄物13号のパクリだ」という声も聞こえてきますが、確かに怪物の設定や造形は13号に近い(足の生えかけた巨大なオタマジャクシみたいな感じ)。たぶん魚のミュータントの筈なのに、ほとんど両生類みたいな活動も合点がいかない。パニック描写もオープニングだけで、後は地味に話が展開していくのも少し期待外れ(ラストも爽快感無し)。ポン・ジュノ独特のユーモアも今回は解り難い(会場には韓国の方もいた様で、その方達は大ウケでした)。また、こんな怪獣映画でも、韓国特有の被害者意識が前面に出てたのが非常に気になりました。劇中で悪いのは全部アメリカ人。せめて13号かヘドラ並に、文明批判、若しくは人間の愚かさを描いて欲しかった。しかし作劇に反して、映像は良く出来てました。我が国が「WXIII 機動警察パトレイバー」などという辛気臭いアニメで足踏みしてる間に、またしても隣国に先を越されてしまったのは素直に悔しいですね、5点献上。[試写会(字幕)] 5点(2006-09-01 00:06:31)

176.  ハンター(2003) この映画では台詞が無いと言うより、野生の暮らしでは言葉は不要ということだと思います。世間から遠く離れた大自然では世間話という概念も無く、後継者育成の義務も無く、唯「生きること」が全て。寡黙な狩人の野生が如実に示されてるのが、馬上セックスのシーン。出合った女性を口説くでもなく、いきなりHしちゃうんだから、これはもう動物の本能です(女性の方も「野性的」だから良いですけど、文明社会ではこりゃレイプですよ)。本作の良い所は、映画を自然賛歌として作っていないこと。文明社会に生きる人間からは想像もつかないほど恐ろしいのが大自然です、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-01 00:05:40)

177.  クローサー(2002) 《ネタバレ》 マンガチックで馬鹿馬鹿しい設定を大真面目に仕上げてある、香港ならではのレディス・アクション・ムービー(このフレーズは便利だ)。「グリーン・デスティニー」の二匹目のドジョウを狙ったコロンビアが作らせたそうなんですけど、まさかこんな映画が出来上がってくるとは夢にも思わなかったんじゃないですかね。例によって物語的説得力は皆無。後は唯ひたすらアジアン美女の肢体を堪能するだけですけど、その部分は「チャーリーズ・エンジェル」よりも楽しめるんじゃないでしょうか。それにしても、スー・チーが途中で殺されるとは思いもよりませんでした、3点献上。[地上波(字幕)] 3点(2006-09-01 00:04:14)

178.  華の愛/遊園驚夢 中国の封建時代から近代への変わり目を、二人の女性を通して描いた歴史ドラマ。近代的な自立した女性・ランの視点で、封建制の犠牲となった女性・ジェイドの物語を綴っていく。「紅夢」でも第三婦人(だったっけ?)は元歌手でしたけど、宮澤里惠演じるジェイドも元歌手の第五夫人。宴のシーンでは雅やかな彼女の歌(もちろん吹替え)と舞を楽しめます。しかし、没落していく貴族、そしてその犠牲となった女性の悲哀がテーマだったんでしょうけど、終盤になって主人公がジェイドからランに代わってしまった様に見えるのが私には引っかかりました。全く立場が違うものの、何故か惹かれ合う二人の女性の対比という着眼点は面白かったと思いますが、その所為で、結果的に中途半端な物語になってしまった様です、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-09-01 00:02:33)

179.  サマータイムマシン・ブルース 昨日と今日をもの凄く軽いノリで行ったり来たりする、日本では非常に珍しいSFコメディ映画。見た目のスケールはかなり小さいですけど、決して時間に逆らわず、タイム・パラドックスを次々消化していく脚本は中々見事。佐々木蔵之介演ずる「研究助手」の解説も効いてました。25年後の風景(及び風俗)がほとんど変わってないという設定も、コミカルながら現実的。しかし、ストーリーはショート・コント的エピソードの羅列ばかりで、今一つ全体を通した大きな流れが感じられなかったので(もちろん、それもあるにはあるんですけど…)、皆さん程は楽しめませんでした。タイムマシンのデザインが2002年の「タイムマシン」の縮小版ということ以外、余りSFパロディ的要素が無かったのも物足りませんでしたね。という訳で、6点献上。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-08-21 00:14:10)

180.  レイクサイド マーダーケース 青山真治らしい定点的カメラと、メジャー映画らしいクレーンの多用。らしくない比較的多めの台詞と、らしい不気味なアイコンとしての子供達。何を思って彼を起用したのか判りませんが、監督自身もまとめるのに苦慮した様子が伺え、演出的には中途半端な印象。それでも、出来る限り「一般向け」に仕上げようとした努力は買います。この内容でいつも通りの演出だったら、総スカン間違いなしだったでしょう。話的にはミステリーと言うより社会派作品としての意味合いが強い。それも、単に「お受験」を批判したものではなく、「親の本音」が語られてるのが興味深い。本作の親達は「どんなに努力しても子供を理解できない」と嘆く。「理解できない生き物を育てなければならない」ことこそ、本当の意味でのホラーです、6点献上。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-08-21 00:09:37)

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