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プロフィール |
コメント数 |
678 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録) |
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161. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
興味なしと判断しロードショーは無視、レンタル開始時に前知識なしで鑑賞して大当たりだった映画です。題名も妙だったし、噂ではスピルバーグがたまたま暇だったから監督したんだとかなんとか、そんな風にいわれていた映画でした。
しかし鑑賞し始めて数分、冒頭のフランクの父(クリストファー・ウォーケン)の演技で一気に引き込まれます。彼の雰囲気を一番に持ってきたのは正解だと思います。反面、フランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)は16歳には見えず、ちょっと辛いかなと思ったものの、パンナムのパイロットの制服を着てからは俄然面白くなります。
本作は70年代の話なのですが、スピルバーグ監督は70年代の雰囲気を今風かつオシャレに表現していて、画面のどの部分を切り取っても美しい。ハンサムガイのディカプリオ氏の七変化も見どころの一つで、パイロットはもちろん、医者のシーン、ジェームズボンドのシーン、裁判のシーンなど、どこを見渡しても見栄えが良く素晴らしいです。カール・ハンラティ捜査官(トム・ハンクス)との電話のやり取りではフランクの心のすき間まで垣間見え、終盤のブレンダの両親(マーティン・シーンら)との描写などのドラマパートもしっかり抜け目なく作り込まれています。味わい深いドラマ作品に仕上がっていて、さすがスピルバーグといった仕上がりです。
ラストのスチュワーデスの一件は少々鼻に付きますが、70年代の雰囲気をとても良く表していてアッパレなラストでした。某番組で「実話の再現ドラマ」としてTVでもやっていましたが、やはりスピルバーグ×ディカプリオ×ハンクスが作った映画版のほうが圧倒的に完成度が高く楽しめます。予想外にTOP10に入るほど大好きな映画になってしまいました![ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-10 16:28:47)《改行有》
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