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プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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1961.  彼女を信じないでください 《ネタバレ》 韓国映画の中でも、この映画のおもしろさはトップレベルだと思う。天才詐欺師を演じるキム・ハヌルは大変すばらしい。だれもがころっとだまされてしまいそうである。 田舎の純粋な青年ヒチョルは、父親だけでなく村の人皆からうぶな女性を捨てた破廉恥男とののしられ大変かわいそう。絶対に人を見かけで判断しちゃいけないよと叫びたくなるが・・・。最後はヒチョルの友達の助けもあり、ハッピーエンド。めでたしめでたし。 [DVD(字幕)] 8点(2011-06-15 12:52:26)《改行有》

1962.  となりのトトロ この映画も息子と親子で見た映画。息子は「ラピュタ」の方が好きだったが、私は「トトロ」の方が好きだった。 アニメはたいがい一度見れば後は見なくても・・・だが、この「トトロ」は何度見てもすばらしい。ほのぼのとした暖かさがあり、宮崎アニメでは最高だと思う。 トトロ、真っ黒くろすけ、猫バス、夢があってユニーク。最近は変に解釈する人もいるようだが、素直な気持ちで素直に見てほしい。 [地上波(吹替)] 8点(2011-06-14 21:16:18)《改行有》

1963.  ホーム・アローン2 1に引き続き見る羽目に・・・。今度は飛行機に乗ったもののまちがってニューヨークへ、泥棒2人組もやってくるし、夫婦の朝寝坊もしっかりと同じ。1がよかったと思う人は2も当然よかったと思うだろう。 鳩のおばさんブレンダ・フリッカーが良い味を出している。[地上波(吹替)] 4点(2011-06-14 20:45:54)《改行有》

1964.  ホーム・アローン 私の息子がカルキン兄弟と同じ年頃、であるから私も息子と一緒に親子で見る羽目に・・・。 この頃のマコーレーはかわいいし、役柄も見事にこなしている。映画はケビン少年の賢さが際だっていて、大人の側がふがいない。それにしても撃退作戦がまんまとはまる都合の良さも、子ども向けの映画なのだから許されるだろう。[地上波(吹替)] 5点(2011-06-14 19:45:31)《改行有》

1965.  ルパン三世 カリオストロの城 ラピュタよりももちろん前の映画だけど、映画を見たのはラピュタより後。子どもができてからは、映画館で映画を見る回数がめっぽう減り、家で子どもとテレビを見る度合いが増えた。 息子は漫画が好きでルパン3世もたくさん読んでいたし、テレビのアニメにも結構付き合わせられた。そのほとんどは忘れてしまったが、このアニメだけはしっかり覚えている。それだけおもしろく人気のあるアニメだったのだろう。[地上波(邦画)] 6点(2011-06-13 09:51:34)《改行有》

1966.  天空の城ラピュタ 子どもにせがまれ、子どもと一緒になって何度も見た映画。夢とロマンがあってとても良いと思う。息子は何度も見るので台詞まで覚えていたほど。 大人になっても、純真な気持ちは忘れないでほしいし、親子で見るのに本当によいと思う。主題歌の「君をのせて」やそのほかの音楽もとても良い。[地上波(邦画)] 7点(2011-06-13 09:15:17)《改行有》

1967.  イルマーレ(2000) 《ネタバレ》 2000年の彼女はいくら待っても彼は現れないし、1998年の彼は彼女を見つけても彼女は気づかない、何というもどかしさ。触れ合えそうで触れ合えない、2年間の時を超えた愛が、私の胸を打つ。 また双方に登場する小犬がかわいく存在が大きい。あたかも二人を結びつけるキューピッドのようにも思えるくらいだ。 「さて結末は・・・」が大変気になったが、あっさりしすぎというか、少し「?」である。 「猟奇的な彼女」で韓国映画、特にチョン・ジヒョンに興味を覚えて見た映画。しかしこの映画には圧倒された。ストーリーだけでなく、映像美や音楽ともにすばらしい、何と言って表現すればよいだろう。この映画以降、韓国映画に惹かれ立て続けに見ることになってしまった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-06-12 10:01:57)《改行有》

1968.  情婦 《ネタバレ》 好きなビリー・ワイルダーだしアガサ・クリスティ。二転三転する結末もとてもおもしろいのだが、映画としてみた場合あまり好きになれない。 ひとつは、タイトルだ。原題の「検察側の証人」であれば納得できるが、「情婦」というのはいただけない、イメージが悪すぎる。 次に主人公の弁護士の性格が好きになれない。医者の注意を守らないばかりでなく、証人が本当を言っているのかどうかを光を当てて確かめるというやり方。今思えば人権問題だろう。そしてまたそれが、まんまと外れている。 またマレーネ・ディートリッヒも別の女に化けて弁護士を騙すのだが、これが別の人間にになりすぎて現実味がない。そして一番の問題が二転三転する結末も結果がわかってしまえばそれでお終いということ、何が残ったのかということ。 好きになれない理由は多々あるが、マレーネ・ディートリッヒの若さ、「モロッコ」から27年も経っているというのに、それを感じさせない、それは大変素敵なことである。[DVD(字幕)] 7点(2011-06-12 03:49:55)《改行有》

1969.  ある日どこかで この映画のように理屈でなく雰囲気を大切にして、しかもじっくりと見せてくれる映画は私の好みです。その雰囲気を大切にしているのは、カメラワークでありジョン・バリーの音楽だと思います。 この映画に使われている音楽、特にラフマニノフのラプソディーは非常に美しい曲であり、情感を盛り上げるのにとても大きな力を発揮していると思います。 またこの映画のメイキングは見所満載で、DVD鑑賞であれば本編に続けてご覧になるのをおすすめします。少なくとも1点か2点のプラスになるのではと思うほどです。 写真のジェーンはとても美しく、主人公だけでなくこの私すらもぜひ会ってみたくなるほどです。 私の一押しのラブロマンス映画ですが、描き方によってはもっと感動を呼び込めるだけの可能性を持った映画にも思えます。そのあたりが満点とはならないところかもしれません。[DVD(字幕)] 8点(2011-06-11 23:09:44)(良:1票) 《改行有》

1970.  ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて 《ネタバレ》 ラストシーンがとてもよいし、キム・ヒョンジュがかわいらしい。それと花屋さんの場面で聞こえてくる音楽、フランス語の「エレン♪~」と歌っている曲、映画を見た後も強く印象に残った。調べたら、エレーヌ・ロールが歌う「Je m'appelle Hélène」という歌ということがわかった。 映画自体は、ソン・スンホンの勘違いということはわかるが、何度見てもストーリーがよくわからない。あの麻薬男はキム・ヒソンの何だったのか。 途中のもたつきとわからなさが減点だが、概ねよしとしよう。[DVD(字幕)] 6点(2011-06-11 17:02:44)《改行有》

1971.  エンジェル・スノー 《ネタバレ》 韓国ドラマに興味を持った一時期、題名だけで何となく見たのだが、予想に反して大変心に残った映画である。 「エンジェル・スノー」いかにもロマンティックなタイトルである。が、最初のうちは野暮ったく感じていたが、途中からどんどんと引き込まれていった。 子どもに恵まれない夫婦、特に女性の方は必死そのもの、出張先まで押しかけて・・・。そして養子を取るほかないとあきらめていた矢先、めでたく・・・。夫婦の喜びは大変なものだったろう、生まれてくる前からの親馬鹿ぶり、生まれてくる子の部屋の飾り付けまでして・・・。それが突然、医者から宣告を受ける。 この映画は割と淡々としているが、本当につらい。生まれてくる子の命がたった一日でも・・・という心境になるまでどんなに大変だったろう。ラストシーンの窓から見える雪がとても心に残った。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-06-11 14:17:59)《改行有》

1972.  戦争と人間 第三部 完結篇 《ネタバレ》 映画こそ「完結編」だが、原作の長編小説(18巻)のまだ中程である。第一部の映画が制作されたとき、作者五味川純平はすでに12巻まで完成させており、この第三部に続き続編も作られるはずであった。しかし、日活の社運をかけて投じられたこのシリーズも資金面が力尽き、三巻で打ち切られてしまいった。太平洋戦争から戦後の東京裁判へと続く流れが描かれず終わってしまったのは実に残念という他はない。 しかしこの第三部は、第一部と同様に大変なできばえである。戦争を食い物にのし上がる財閥、無謀な戦争をひたすら突き進む日本軍、軍国主義に翻弄される人々、戦争によって親兄弟を亡くした日本人や中国の人々、映画は残酷なまでに赤裸々に戦争とは何かを描き続ける。 今回またDVDで10時間に及ぶドラマを2日間に分けて再鑑賞したが、せひとも他の方々にも通して見てほしいと思う。 さまざまなシーンが目に浮かぶが、吉永小百合や夏純子らの愛する男に尽くす女心が痛々しい。戦争を知らない世代が、何かと他国の批判をする現世にあって、人の命の尊さと平和のありがたさを感じられずにはいられなかった。 [映画館(邦画)] 8点(2011-06-11 08:43:04)《改行有》

1973.  戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河 《ネタバレ》 時間的にも長く、登場する人物も多いこの映画で、どこに焦点をあててコメントするか結構難しい。この映画は第1部の終わりに起こった満州事変後のドラマであり、子役だった少年少女役も、北大路欣也、吉永小百合、山本圭らが登場し益々豪華となる。 ただ佐久間良子の登場はどうだったろう、北大路との愛も何かよろめきドラマに思えて多少の減点。 この映画は戦争へと驀進するため、穏健派だった人も急進派に従わざるを得なくなる運命を描いている。また戦争を回避する者に対しては、異端者、アカと弾圧される運命になる。拷問を受ける場面など目を背けたくなるが、歴史の事実として重く受け止める必要がある。戦争に反対していた者が、留置場から出されると同時に前線に送り出される非情さと金持ち故に戦争から逃れる狡猾さは、まさに対照的である。[映画館(邦画)] 7点(2011-06-10 23:38:21)《改行有》

1974.  戦争と人間 第一部 運命の序曲 《ネタバレ》 戦争というものに対して、これほどまで正面から堂々と踏み込んだ映画は他に類を見ない。昭和初期の日本の成長発展とその野望とともに歩んだ戦争への道を、これ以上詳しく表すことができないほど、丁寧にかつ客観的立場で踏み込んでいる。おそらく相当入念な検証がなされたことだろう。日本の近代史を知る上で教科書以上の歴史的教材である。 映画は1928年(昭和3年)の張作霖の乗った列車を関東軍が爆破させるということから始まる。常に戦争は大義が必要であり、そのためにはいかなる画策、謀略も辞さないということが手に取るようにわかる。 また、日本の新興財閥は利益拡大のため、清王朝滅亡後の弱体化した中国につけこみ、満州の地を我がものにしようと勢力をひろげていく。 伍代家にあっては、強行推進派の喬介(芦田伸介)英介(高橋悦司)と慎重に構える由介(滝沢修)、また若輩ながらそれに疑問を持つ俊介(中村勘九郎)を軸に、ヒロイン由紀子(浅丘ルリ子)の奔放な愛をからめて、壮大なドラマとなっている。 印象的なシーンは数多くあるが、音楽好きの私には、由紀子がサロンで弾く「幻想即興曲」が美しい調べとなって記憶に残っているし、石原莞爾や板垣征四郎という実在の関東軍参謀も登場する。 また伍代家を取り巻く人物として、標兄弟や柘植中尉、伍代産業で働く高畠や鴫田、親中派の服部医師、中国人趙親子など、有名どころが数多く登場、石原裕次郎も出演しているのだがどこに出てきたかかすんでしまうほどである。[映画館(邦画)] 9点(2011-06-10 22:36:07)(良:1票) 《改行有》

1975.  続・猿の惑星 《ネタバレ》 今でこそ、この映画の評判の悪さにも納得がいくが、当時の私にはまったく思っても見なかった。前作のすばらしいできばえとあの衝撃的なラストシーンであれば、続編を見たいと思ったのは当然のことである。そして、人類の生き残りで口のきけないノヴァの魅力に、もう一度見てみたかった。 映画は廃墟の街ニューヨークから、さらに発展していく。禁断の地区とは何なのか、どうして人間を猿が支配する世界になったのかと。とにかく前半は前作のすばらしさをそのまま引き継いでいた。 ところが謎の地底人が出現し、テレパシーは使う、肝心の主人公テイラーはいなくなる。このあたりから、とたん様相が変わってきた。そしてあのコバルト爆弾を神に祀る信仰心、これはどうなることだろうと猿の軍団と地底人の対決を見守っていたら、最終的にあんなことに・・・。 そういえば、あの頃は米国ではベトナム反戦運動、日本では安保反対闘争、平和への思いが特に強かった時代でもある。また米ソ冷戦の時代であり、核実験や核開発が盛んだった時代でもある。互いに相手国を壊滅させるだけの核兵器を持ち、均等を図ることによって平和を保つ、いわゆる核抑止力が公然と大手を振っていた時代である。 映画はこの抑止力が全くの無意味、世界全滅へと向かう何者でもないことを証明するかのごとく終わる。 これで、この映画も完結した、悲惨な結末だとその時はそう思った。[映画館(字幕)] 6点(2011-06-10 00:29:31)《改行有》

1976.  猿の惑星 《ネタバレ》 予告編を見て、猿が人間を支配する社会という内容はわかっていたが、それでも衝撃は大きく、ラストシーンは驚きという枠をはるかに超えていた。 それから数十年、その間にもテレビでこの映画や「続・猿の惑星」が何度なく放送された。またDVDが発売されてからは、第5巻まであるセットを買って鑑賞したほどの思い入れた映画である。 さてこの映画であるが、フランスの小説家ピエール・ブールによるSF小説が元になっていることはご存じの方もおられるだろう。彼は第2次世界対戦の頃インドシナ戦線で捕虜となった経験があり、この小説を書いたという。つまりは映画の中の人間が現地人を低く見ていた白人であり、映画の中の猿が日本人を初めとするアジア人だったわけである。 というわけであるから、小説は痛烈な風刺小説であり、映画も風刺映画になっているわけである。したがって、もし人間と猿の立場が逆転していたらどうなるだろうかとか、人間は果たして地球の主人となるべき理由があるのかなどと考えるとこの映画を見る意味も変わってこよう。この映画は単なるSFやアドベンチャー映画とはまったく異なるのだ。 それからまた、ブールは「戦場に架ける橋」も書いたことを知った。そういえば「戦場に架ける橋」も「猿の惑星」も類似点が多いのに改めて気づかせられる。 なおDVD特典を見ると、猿のメーキャップ、マスク作りが実に見事なことがわかる。一見する価値は十分にあると思う。[映画館(字幕)] 8点(2011-06-09 05:55:37)《改行有》

1977.  遥かなる山の呼び声 まさに「民子三部作」の最後を飾るのにふさわしい映画であり、私の見た映画の中で邦画ベスト1、自信を持って薦められる映画である。 井川比佐志が出てないのは残念であるが、その代わりと言っては甚だ失礼ながら、無口で不器用さを誇る高倉健がぴったりの役を演じている。そしてハナ肇、ラストの感動は言葉では表せないほど、文句なしの満点。[映画館(邦画)] 10点(2011-06-08 17:24:14)《改行有》

1978.  故郷(1972) こういった映画、好きだなあ、実にいい。派手な所は一つもなく、淡々と進む物語。描かれているのは古くなった石船とそこで生活している船長の夫と機関長である妻、そしてそれを取り巻く人々。そして、故郷を離れなければならなくなった家族のさびしい想い、それらがひしひしと伝わってくる。「時代の流れとか大きなもんには勝てんとか、それは何のことかいのう」と。そしてまたおなじみの寅さんとはまったく違う役柄の渥美清、よそ者でありながら、奥さんの墓を守って島に住み着く姿もまた美しい。 「家族」という映画に深い感銘を覚え、また「故郷」という映画でさらに感動は大きくなった。山田監督以下のスタッフ・キャストのメンバーのすばらしさ、私の「倍賞千恵子・山田洋次」のラインが確立された映画であった。 [映画館(邦画)] 9点(2011-06-08 16:06:44)(良:2票) 《改行有》

1979.  男はつらいよ 純情篇 シリーズの中では地味だけど、落ち着きがあって味のある映画だと思います。その雰囲気を醸し出しているのが若尾文子さん、どこか他のマドンナとは違う、さすが大映を背負った名女優だと感じさせてくれます。 それと何と言っても、ラストのさくらとの別れのシーン、「故郷とは・・・」と言いつつ、列車のドアが閉まる、名シーンだと思う。 また宮本信子さん、森繁久彌さんもこれだけで終わってしまうのがもったいないくらい。[DVD(邦画)] 6点(2011-06-08 07:36:39)《改行有》

1980.  男はつらいよ 望郷篇 前半部のヤクザっぽさが強いのは好きではないが、汗と油にまみれて地道に働きたいという寅さんの決意は今度こそ本物ではと思わせる。事実豆腐屋で働き始めたときは順調だったし、マドンナの長山藍子に対する気持ちも、今回は勘違いだけではすまされない。むしろ長山さんの方に対して鈍感さを感じるくらいだ。 さて、前半部の見所は蒸気機関車デコイチ、SLファンには見逃せないだろう。[DVD(邦画)] 6点(2011-06-07 21:12:25)《改行有》

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