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プロフィール
コメント数 1658
性別 男性
年齢 39歳
自己紹介 【好きなジャンル】…面白ければ何でも。
【オールタイム・ベスト】…「十戒」「死霊のはらわた」「ゾンビ」「マグノリア」
「アンドロメダ…」「悪魔のいけにえ」「悪魔のような女(55)」「霊幻道士」
「劇場版からかい上手の高木さん」「洗骨」「映画はアリスから始まった」

結構感覚で書いている部分もありますが、過去観た作品の更新もしつつ、ぼちぼち書いていこうかと思います。

結構タイポります。

ヨロシクです。

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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1.  悪魔のような女(1955) 《ネタバレ》 世にサスペンス数あrど、この作品ほど見ていて頭を悩ませ、また背筋が凍るような思いをしたものは数えるくらいしかありません。前半のストーリー展開から説明的過ぎず、また荒の無い脚本で完全犯罪の過程を描き出し、中盤、死体が忽然と消えてからは謎が謎を呼び、一層不安な気持ちが増幅されて、そして後半のあのくだり…。音響や残虐な手法に頼らずに、役者の演技と光の加減だけで描き出された一連のシーンは下手なホラーよりもよっぽど怖い。正直な話、最近では映画を見てもあまり恐怖に感じなかった僕だけれども久々に“恐い!”と思いました。そしてラストのあの意味深な台詞…非の打ち所の無い映画というのはまさにこういう作品であるという事を思い知らされました。サスペンス、スリラーが好きな人はまさに一見の価値あり![DVD(字幕)] 10点(2005-02-23 21:46:27)

2.  十戒(1956) 僕にとってこの作品は特別な意味合いがあります。まだ幼稚園に上がるか上がらないかというときに初めてこの映画を見たのですが、この映画は僕に映画の持つ壮大さ、面白さ、そして素晴らしさをこれでもかというほど教えてくれました。年齢のせいもあってか、そのころは難しい事もわからず、それでもヘブライ人がモーゼと共にエジプトを出る場面や、ファラオの軍勢が迫る中紅海を渡る彼らの姿に手に汗握りましたが、今こうして見返してみると、こうしたスペクタクル場面以上に、この映画は愛、希望、そして自由をテーマにしているということに気付きました。ビシアがモーゼを想う深い愛に共感し、実の母であるヨシャベルの心の内に涙し、またヘブライ人が何故虐げられねばならないのかという(モーゼの)同胞の言葉に心を打たれ、遂に彼らが奴隷という身分から開放され、世界に初めて“自由”が誕生した場面では、彼らと共に喜びを分かち合いました。勿論僕は無神論者であり、ユダヤ教の選民思想やキリスト教の絶対主義などは好きではありませんが。しかしながら、彼らは「こうした苦役からいつか主は救ってくださる。我々は選ばれた民であり、主は我々を試されておられるのだ」と“信じる”ことにより、明日を生きる“希望”を得ていた、と考えれば、それをすべて否定することは僕には出来ません。宗教的な意味合いが深く、難解な部分も多い映画ですが、それでも僕にとってこの映画はマイ・ベストであり、何よりも自分の原点であるので、点数は言うまでもなく満点を差し上げたいです。10点(2002-09-03 02:22:19)(良:2票)

3.  シェーン 《ネタバレ》 銃撃戦が少ないため確かに西部劇、という視点で見るとかなりかったるい作りをしている。しかし程よい緩急のつけ方、そして必要以上に腕をひけらかさないからこそ、子どもに銃を教えるときのインパクトが(的がただの石だといえども)とてつもなくでかいものになっているのだと思う。 酒場での喧嘩、ラストでの殴り合い等の場面も、確かにシェーンは強いのだけれど、今のようにあり得ない強さではなく、実にリアリティのある強さであるので、流れから浮くこともない。 画面構成も見ていて美しい。遠くからやってくる人物と近くの人物を一緒の画面に移すことで、より空間的な広がりができ、荒野の雄大さを実に表現できていると思う。 そして、各人物が闘う理由。 一応、善と悪という感じで物語は描かれているが、どちらの言い分も正しいし共感できる。つまり、下手な同情等の感情ではなく、敵味方ともにきちんとした理由づけのもと行動しているというところが、昨今の映画との違いではないだろうか? だからこそ、何十年たっても名作として語り継がれているのだと思う。[ビデオ(字幕)] 9点(2007-09-17 00:41:42)《改行有》

4.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 日本が世界に誇る怪獣王ゴジラ。今でこそ何も考えていないような作品になってしまっているけど(決して嫌いではない)、オリジナルはそれらとは一線を駕した、別格の存在であった。特撮の部分でみてみると、戦争終結後9年足らずだというのに、ここまでの臨場感を出しているという事にまず驚かされる。東京が火の海と化す場面などは実に見事であり、娯楽映画を見たいと思っている者にとってこの崩壊場面は充分満足のいくものだと思う。殆どが戦争体験者であろう、エキストラの人々の逃げ惑う姿、これはもう、ただの演技だとは思えない部分がある。きっと、苦い思い出がフラッシュバックした人も居るのではないかと思ってしまう。しかし、本来の娯楽映画のような晴れやかな気持ちになれるかといったら、そうではない。それはラスト、日本中を破壊したゴジラが死ぬ場面。本来ならここで憎い化け物が死んで大団円となってもおかしくないところであるが、本作はそうではなかった。自らが核の被害を受け、出すぎた人間に対し警告の意を込めてやってきたにも拘らず、原因を作った張本人である人間によって滅ぼされるゴジラ。そして、自らの発明品が悪用され、人類を滅ぼす手段の一つとして加えられる事を良しとしなかった芹沢博士の選択。これらは、人間の愚かさ、そして倫理観のあり方を痛烈に語っていると思う。娯楽映画として、特撮映画として語られる事の多いゴジラであるが、初代の作品は、それだけで語るには、余にも重過ぎる内容であった。[DVD(字幕)] 9点(2006-01-30 01:38:19)(良:2票)

5.  生きる 《ネタバレ》 前半はとにかく、癌に侵されてると知って自暴自棄になってた渡辺さんが、生きる事の意味、何かに取り組む事の大切さに気付いてからが凄く生き生きして、これが本当に“生きる”事なんだと思いました。公園建設の事で拒否されながらも何度も何度も頭を下げる姿には本当に心を打たれたし、、雪降る公園の中でブランコに乗りながら楽しそうに「命短し」を歌う姿には、恥ずかしながら涙を流しました。本当に、心にジーンと染みてくる映画でした。[ビデオ(邦画)] 9点(2004-09-28 12:52:55)

6.  十二人の怒れる男(1957) 終始一つの空間で進む物語。BGMは全くといって良いほどなく、ただそこには有罪を主張する11人の男と、それに疑問を持つ1人の男とのやり取りが繰り広げられる。最初は有罪だと思っていたものも、徐々に証言の曖昧さや些細な疑問に気付き、一人、一人と無罪の方に傾いていく。互いの信念を貫き、持論を思う存分主張し、心のそこからぶつかり合う“静かな闘争”その議論の題も、新商品の案や株投資などではなく、一人の人間の“生死”を決めるもの。これ以上白熱し、また興味をそそる題材はほかにない。度派手な音響や演出、奇抜な衣装や撮影方法など用いなくともここまで映画は面白くなるという事を見事に証明した傑作!9点(2004-05-30 16:45:04)

7.  七人の侍 正に、正に日本映画の最高傑作!題材である“侍”というもの自体、我々の中に眠る大和魂を奮い立たせてくれるものではないでしょうか。3時間27分の長い映画ながら、無駄のない、そしてテンポの良い編集で、時間が経つのも忘れてしまいます。娯楽映画ながら、人物の描写が非常に細かく、百姓の、百姓である事への嘆き、そして、武士への怒りなどが痛いほどに伝わってきます。そしてクライマックスの決戦のシーンは今の映画にも負けず劣らずに迫力があります。これを見ずして日本映画は語れないでしょう。[ビデオ(邦画)] 9点(2003-05-31 00:51:18)

8.  ベン・ハー(1959) 風と共に去りぬ、十戒と並び不動の名作といえばやはりこのベン・ハーでしょう。今の映画とは違い、CGなんてものがありませんからここに映し出されているものはすべて“本物”。映画の持つ壮大さがこれでもかッ!というほどに伝わってきますし、ガレー船での戦闘シーンやその後の救出シーン、本作最大の見せ場である戦車戦などは本物だからこそ一層興奮します。それにやはりヘストンが主人公ジュダ・ベン・ハーをこれ以上ないくらいに好演しています。4時間近くある上映時間ながら全く長さを感じさせないそのストーリー展開やこのダイナミックな映像など、正に不朽の名作です。[DVD(字幕)] 9点(2002-11-07 02:06:25)(良:1票)

9.  人間の條件 第四部 戦雲篇 《ネタバレ》 新兵の教育係に抜擢されたことで古参兵の顰蹙をより一層受けてしまう梶、しかしその怒りがついに爆発。 極限状態においては平時の負荷がものをいうような気もするが、結局古参兵の鬱憤晴らしの面が多いので、永遠に答えの出ない問題だと思いました。結局は腐敗した軍部のせいという感じがより一層出ていました。 そして、ついに実戦、弾丸、砲弾の飛び交う中、ついに自分の身を守るために殺人を犯し、人の道を外れてしまう。 これは正しかったのか?間違っていたのか?しかし彼は、人ならざる者になっても、愛する妻のもとへを帰ることを選ぶ。 非常に考えさせられる章でした。[DVD(邦画)] 8点(2021-08-23 01:48:17)《改行有》

10.  人間の條件 第三部 望郷篇 《ネタバレ》 赤紙が届き、いよいよ本格的に戦争の波が襲ってくる第3章。 想像以上のしごき、そして無茶ぶり。そんな異様なことを異様ととらえられない状況でも、人道主義を貫く、しかしそのつらさ。 仲間の自殺や、よりよい世界を求めて国境を越えていった同胞も、そんな軍の軍の、ひいては戦争の犠牲者。 そんななかでも、会いたい人には会える、という作品全体のテーマのようなものが語られる印象深いパート。 全体的に暗く、次作以降より過激さを増していくのですが、一点だけ、徳永看護婦の「こら、勝手に歩くと、ビンタだぞ?」は、現代にも通じる萌え要素なのではないか、と不純なことを思ってしまいました。おそらく僕も婦長にドヤされるでしょう。[DVD(邦画)] 8点(2021-08-23 01:42:31)《改行有》

11.  人間の條件 第二部 激怒篇 《ネタバレ》 前回からの続き、所長の「今は戦時中だ。平時の道理は通用しない」にあらわされている通り、倫理観、人道的行為そのほかすべてが意味をなさない異様な状況、それが戦争。 それを象徴するかのような、残酷な結末。 そして同胞が加担しているとも知らずに一方的に「日本人の鬼め!」と ののしる滑稽さ、一方で加担していることを隠してさも平然としているつらの厚さ。 しかしすべて「そうしなければ生きられない」という本能がさせたもの。非常に考えさせられる作品でした。[DVD(邦画)] 8点(2021-08-23 01:34:51)《改行有》

12.  夜ごとの美女 《ネタバレ》 現実世界では鳴かず飛ばずの作曲家、友人にはからかわれ、作曲は騒音で邪魔され、ピアノは持って行かれようとしている、そんな主人公が見た夢はまさに逃避。ある時は有名作曲家、ある時はアラブの軍人、またある時はフランス革命時の音楽教師、、、 ってな具合で現実と夢が怒涛のごとく展開するので気をつけていないといつの間にか夢や現実、はたまた違う夢に飛ばされてしまっているのですが、これがどうして一つ一つ見ていくとしっかりとストーリーがあるのでそれぞ見応えがあります。 特に、最後の、オーケストラの中でちゃっかり近所の連中が混じって掘削機やバイク、掃除機をかき鳴らしているシーン、石器時代まで戻ってしまった夢を、現代に戻ってくるまでに車で疾走、過去が次々に追いかけていくシーン。荒唐無稽でありながら、確かに夢ってこんな感じだよね、という妙なリアリティがあります。 その他でも、郵便配達員との会話を意図的に遮る音など、随所に面白い点が多々。とても面白い作品でした。[DVD(字幕)] 8点(2021-08-12 00:58:39)《改行有》

13.  蜘蛛巣城 《ネタバレ》 どんなに誉れ高き人でも、所詮、己の欲望には勝てない、それを見事な演技とカメラ・ワーク等で描ききった傑作。徐々に私欲にとりつかれていく主人公の三船敏郎、後半、狂気にとりつかれついに発狂してしまう山田五十鈴の演技は並みの役者では演じられないと思う。そして後半、矢が雨霰と飛んできて、次々に三船先生に刺さるシーン…ここまで壮絶なシーンはそうはないと思う。8点(2005-03-20 23:44:55)

14.  地上最大のショウ 映画に拘らず演劇やサーカスなど人が拘ってる娯楽ってのは華やかな表があればこうした地味で過酷な裏もあるんですよね。裏でどんないざこざがあっても舞台に立てば明るく演技しなきゃならないし、お互いのプライドをかけた戦いであっても観客はそんなこと知る由もなく、ただ目の前の演技に息を飲むばかり。実際自分も、空中ブランコ乗りどうしの熾烈を極める戦いを危なっかしいものを見るような目で見ていた。ホント、高いところが苦手な人は冗談抜きで冷や汗物でしょうね(笑)たとえ名物ブランコ乗りが落下して怪我を負おうが、列車が脱線してテントやその他の道具がオシャカになろうが何食わぬ顔で人々に笑いを提供する、その不屈の精神に完敗(乾杯)です。8点(2004-08-30 13:06:48)(良:1票)

15.  羅生門(1950) やはり、後のヒットメーカーと呼ばれる監督たちに多大なる影響を与えた黒沢監督だけあって映像、ストーリー共に最高水準ですね。冒頭の土砂降りの中不気味に佇む「羅生門」そして、「死体なんざ、この上にあがってみればいつも5,6体は転がってらぁ」の台詞が異常なほどに不気味。そして、自分さえよければあとはどうでも良いといわんばかりの登場人物たちの意見の食い違い。結局、真実は誰にも判らない。それが人というもの。平安時代だろうが現代だろうが、いつの時代になっても、それは変わらないものなんですね。しかし、だからこそ、理想主義の僧侶のように、人を信じるという事がより大切なんですよね。8点(2004-08-20 03:19:59)

16.  サンセット大通り 《ネタバレ》 冒頭のシーンが実は最後のシーンで、死んだ男(主人公)のモノローグで今までのことが語られていくっていう演出がかなり良い。でもやはりストーリーが物凄く良い!ハリウッドの華やかな銀幕の裏側を描いた内幕劇だけれども、ぶっちゃけ下手なハリウッド製娯楽映画(特に近年の)なんかよりも遥かに面白い。それに様々な名作や俳優、監督の名前も沢山出てくるので、それだけで見ていて面白いし、劇中の台詞どおり、カメラの外の世界の方がずっと面白いのかもしれない。しかしながら、特記すべきはやはり、過去の栄光にとりつかれて復活を夢見ている大物女優を演じたグロリア・スワンソンの鬼気迫るラストの演技。長年の夢がこう言う形で叶うというのは、なんとも皮肉だけれども、これも、ある意味では、映画という大衆の注目するものに生きた女優としては良かったのかもしれない…ってなんだか自分でも何言ってるかわからなくなってきたけど、とにかく、様々な楽しみ方が出来る本作は間違いなく名作ってことです。8点(2004-08-01 17:24:16)

17.  現金に体を張れ 《ネタバレ》 戦争、ホラー、バイオレンス、SF(の形を借りた哲学映画)、そしてクライム・ムービーと、何でもオールマイティに撮るキューブリックは正に天才!息をも吐かせぬ展開、同じ事柄を一人の視点からではなく、大人数から、しかも何度も見せる手法は素晴らしいとしか言いようがない。そして、綿密に計算されながら、ほんの些細なkとから全てが無に帰すラスト。犯罪(強奪)映画の殆どが成功に終わるという中で、見事にその夢を打ち砕き、現金(げんなま)を空に舞い上がらせた演出は言う事なし!正に犯罪映画史に残る傑作。8点(2004-05-30 16:36:47)

18.  勝手にしやがれ なんでしょう、この映画?約4分の3以上が会話劇。必要最低限の音楽、細かなシーンの連続…普通に考えればつまらないはずなのに、つまらないと思わない。いや、むしろ引き込まれる…もう、何がなんだか判らない…もう、いい!勝手にしやがれ!!8点(2004-05-26 19:01:58)

19.  王様と私(1956) 《ネタバレ》 【雨に唄えば】【サウンド・オブ・ミュージック】【チキ・チキ・バン・バン】そして【ウエストサイド・ストーリー】と並ぶ、ミュージカルの傑作ですね。僕も最初は、ユル・ブリンナーがミュージカル!?って思ってしまいましたが、彼の本業はこっちだったんですね(笑)やっぱり彼が王様ってのは物凄くはまり役ですし、何より時折見せる子供みたいなところが物凄くおかしいです…ってか、ちゃっかりモーゼに仕返ししてるところが個人的に物凄いツボでした(笑)アンタそこまで根に持ってたんですか(笑)有名な【Shall we dance?】の曲にあわせてのダンスシーンや、シャム版【アンクル・トムの小屋】など、見ごたえのあるシーンが沢山あってとても面白いし、最後には、王様とアンナが分かり合えてよかったです(死ぬのはどうも腑に落ちませんが…)それにしても、「私はもうじきここを去る」って、死ぬ死ぬ言ってる割には元気じゃん!(笑)8点(2004-05-10 04:52:46)(良:1票)

20.  道(1954) 《ネタバレ》 やっぱりイタリアのヒューマンドラマは他と比べて群を抜いてるなぁ。今まで邪険にしてたジェルソミーナが死んで、初めて自分の愚かさを気づくなんて、本当に取り返しがつかない事だよ。それに、どんなにこき使われても最後までザンパノのそばにいたジェルソミーナも凄い。この世に無意味なものなんてないって、本当にその通りなんだと思う。どんなに役に立たなくても、それは一方向からの見方で、どこかで役に立ってる。そもそも、本当に必要じゃないのならはじめからこの世には存在しないはずなんだから。道って、何気なく使ってる、ごくありふれた単語だけど、こんな取るに足らないような1単語でも、ここまで奥の深いものを感じさせてくれる…題名からでさえ、凄く考えさせられる映画だ。8点(2004-05-06 02:35:29)

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