みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 恋人までの距離(ディスタンス) あのふたりは二度と逢うことはないでしょう。だから心に響いてくる。愛別離苦・怨憎会苦とはよく言ったもので、逢いたい相手とは逢えずじまいで、顔も見たくない奴とは年中面を突き合わせなければならないのが世の定めなわけで・・・。10点(2003-08-24 13:51:51) 2. シン・レッド・ライン なんか書こうと思って開いたんだけど、燎原の火のような「つまんねー」の声の前に言葉を失ってしまった。そういうことはゴダールの映画にでも向かって言ってくれ。お願いだから。10点(2003-07-05 17:31:03) 3. パルプ・フィクション ビデオ+DVDで繰り返し繰り返し見過ぎてしまったせいか、正直、長い・ワイドスクリーンをもてあましてる等々アラもだいぶ目につくようになってしまったのですが、劇場公開当時の衝撃度を考慮して満点採点にしてみました。ティム・ロスの「ギャルソン・コーヒー!」には「やられた!」って感じでしたね。ついでに劇場ではトラボルタとエリック・ストルツの注射器をめぐるやりとりのシーンでは大爆笑だったんですよ。でもビデオだとそんなに面白く感じなかった。やっぱり映画は映画館のデカいスクリーンで観なくちゃね。10点(2003-06-16 23:23:52) 4. トレインスポッティング なんといってもこのリズム感! 編集者(日系人?)にも拍手!10点(2003-06-07 19:39:10) 5. ショート・カッツ 「マグノリア」なんかと一緒にしないでほしい。作者は常に「冷静な観察者」の視点で世界を描かなきゃ。ま、アルトマンの場合、「シニカルな覗き魔」って感じだけれども・・・。というわけで、肌に合わないという人が多いのは理解できますが、私的には現時点でのベストワンです。早くDVD化してくれよ。10点(2003-06-01 18:33:14) 6. アントニア 男は子供が産めないから戦争とかやって人を殺すんだって。不毛だよな。世界はやっぱり女のものだよ。9点(2003-08-29 23:15:51) 7. ショー・ミー・ラヴ 脇役の障害者の女の子の容赦ない描写に心底驚いた。思春期の障害者には思春期の障害者ならではの屈託ってもんがあるわけで、そこをきっちり描いてみせた作り手の勇気に拍手。9点(2003-08-29 20:21:02)(良:1票) 8. 顔のない天使 とても丁寧につくられていて好感がもてます。作り手の作品への愛着というのかな、そういうものがじわーっと伝わってくる。9点(2003-08-29 18:20:38) 9. アメリカン・ビューティー 「この国はあなたが思うほど悪くなってないよ」というリベラル派からのメッセージだったのかな、って気がする。911以降のアメリカでは絶対に作りえない映画。(以下ネタバレ)ついでにマジでお答えしますが、撃ったのは大佐です。9点(2003-07-22 22:08:00) 10. メリーに首ったけ 「人生は祭りだ」っていうのが実はこの映画のモチーフなんじゃないかって気がするんだけど。エンディングもそんな感じでしょ? ま、下品で耐えられないとおっしゃる方がいらっしゃるのは承知しておりますが、数え切れないほどのグラビアページを糊付けしたかつての少年にはこの程度の下ネタなど、まったく気にならないのです。9点(2003-06-08 22:40:17) 11. 踊る大捜査線 THE MOVIE いや、意外に「映画」になってましたよ。構図とか。間とか。8点(2003-07-05 15:30:47) 12. マチネー/土曜の午後はキッスで始まる B級映画への愛情溢れる好篇。ある意味必見かも。ちなみに劇中ジョン・グッドマンが演じた映画監督って、B級映画の巨匠ウィリアム・キャッスルがモデルなんだそうな。製作者として「ローズマリーの赤ちゃん」なんかもつくってるんだけど、基本的には“見世物映画”の映画監督。「第三の犯罪」が一番有名なのかな?8点(2003-06-21 13:31:08)(良:1票) 13. トゥルーマン・ショー こんなの人権団体が黙っちゃいねえだろう、って最初は呆れてたんですけどね。だけど徐々に寓話性を帯びてきて、ん?って思いながら観てたら、暴風雨のシーンがきて、そこで意味が解った。エド・ハリスは「神」だったんだな、と。時に試練を与えつつ、常に人間たちを観察している誰かが確かに存在するんだぞ、という、そういう映画だったんじゃないのかな。いや、無宗教ですけどね、私は。7点(2003-08-24 13:17:13) 14. ヒート たしかに面白いんだけど、テレビ的なんですよね。画が。7点(2003-06-21 14:57:45) 15. クルーレス どっかで聞いたような話だな・・・って思ってたら、ジェーン・オースティンの「エマ」の翻案なんだそうな。オースティン、流行ってたもんね。7点(2003-06-18 22:15:43) 16. テルマ&ルイーズ 「俺たちに明日はない」のフェミニズム解釈ってところですかね。女・女って言わないでよ。そんなのフェアじゃないわ。でもエッチはイカせてくれなきゃいやっ♪ ってところがすっげぇ身勝手に感じられるんですけどね、男としては。というわけで、マイナス三点。それにしてもリドリー・スコットはホント雨が好きだねー。「あめふらし」って呼んだげる。7点(2003-06-02 12:44:44) 17. 櫻の園(1990) リレー形式で主人公が次々とバトンタッチしていくという原作の構成を、ムリヤリ群像劇に改編してしまったのが敗因。今年公開された、同じ吉田秋生原作の「ラヴァーズ・キス」の成功をみて、あらためてそう確信した次第。「桜の園」の発表会当日のてんやわんや(死語)をリアルタイムで追うという形式に脚色してみせた脚本家の努力は認めるものの、原作にはない、付け加えられた台詞がどうにも子供っぽく、鑑賞に堪えない。劇伴も難あり。どうしてあの曲を選ぶかね? あれを聴いた日本人の99.9%は太田胃酸を連想すると思うぞ。まぁ桜をとらえた映像は美しかったし、カメラワークは流麗だったし、可愛い子が出てるしでこの点数。6点(2003-09-09 19:33:24) 18. スモーク(1995) 自分もラストのトム・ウェイツの歌でボロ泣きしたクチなんだけど、どうも長篇映画の体をなしていないような気がして・・・。一見散漫な印象の姉妹篇「ブルー・イン・ザ・フェイス」のほうが作品としてしっかり纏まっていると思う。6点(2003-08-29 23:38:06) 19. 17歳のカルテ 女の子が階段を上っていく姿をとらえたショットは秀逸。6点(2003-08-29 20:09:19) 20. ザ・中学教師 いわゆる学園モノの嘘臭さにウンザリしてたので、この映画の教室の描写には驚いた。あまりにリアルで。それがいいかどうかは知らないけれども。6点(2003-08-29 19:35:58)
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