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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  アリス(1988) ヤン・シュヴァンクマイエルの長編デヴュー作ということで、これ以前の短編のエッセンスが全て凝縮された「本当は怖い不思議の国のアリス」という雰囲気に仕上がってます。お伽噺や童話をリアルに描こうとすれば、特別なホラー要素を加えなくても、それだけで充分悪夢的なヴィジュアルになる。ディズニー風のキャラクターが喋っても何ら違和感ありませんけど、剥製の兎が喋れば完全にホラー。ペット以外の動物は服を着ることはなく、有袋類じゃない動物が「懐」に何か入れれば、そこは身体の裂け目であり、そこからは当然「詰め物」がこぼれる。これらはシュヴァンクマイエルという人の「リアル志向」が非常に良く解る演出です。得てして真実をあからさまにする人のことは、「悪趣味」とも呼ばれますけどね…、7点献上。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-08 00:02:06)(良:1票)

2.  はだしのゲン2 《ネタバレ》 早朝の原爆ドームによじ登り、そこにある鳥の巣から卵を失敬する逞しいゲンと隆太の姿で幕を開ける続編は、前作とは比べ物にならないほど作画レベルが上がってたのでビックリ(この作画品質なら現在でも充分通用します)。今回のテーマは戦争孤児、原爆病の蔓延、被爆者差別。地獄と化した広島も徐々に復興し、瓦礫の中で人々は営みを再開し始める。しかし、当然の如く「陽」の裏には「陰」が生まれる。ゲンは天性の明るさと麦の如き生命力で、「陰」にも光を与えていく。残った唯一の肉親である母親の死をも乗り越えるラストシーンは泣ける。もちろん反戦反核を描いてるんでしょうけど、「生き抜くことの絶対的な正義」こそ「はだしのゲン」の大きなテーマだったんだと思います。そんなことで、7点献上。[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-08 00:01:30)

3.  はだしのゲン(1983) 実写版は三國連太郎演じる平和主義者のゲンの父親が主役の上、原爆投下で物語を終わらせてしまう様な腑抜けた反戦映画でしたけど、アニメ版のこちらは原作に忠実な展開。国民総決起の元、平和主義を貫くなんてのは綺麗事でしかなく、この物語の本質は原爆投下後にこそある。街を消滅させ、平和主義者も軍国主義者も大人も子供も区別無く焼き尽くし、辛うじて生き残った者を「お化け」に変え、一見無事だった者をも体内から徐々に殺していく核兵器。稚拙な作画で描かれたものだとしても、この容赦ない描写には戦慄するしかありません(たぶん地上波では放送できない筈)。しかしゲンは、地獄となった街で必死に生きる。決してへこたれないゲンのお陰で、希望の持てる爽やかなラストになってました、7点献上。[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-08 00:01:03)(良:1票)

4.  幻の湖 これが「幻の湖」ですかぁ。噂からはかなりのトンデモ映画を想像してたんですが、ストーリー自体は「北京原人」程ブッ飛んではなかった。この映画の「凄さ」は全て設定にある。主人公の職業は騙された訳でも、どうしても金が必要な訳でもなさそうなのにトルコ嬢(懐かしいなぁ、この呼称)。好きでやってるんならそれでも全然構わないんですけど、「こんな仕事、別人にならなきゃやってられない」みたいな台詞もあるので、好きでやってる訳でもなさそう。目的も無いのに貯金は既に1,800万。更には目的も無く走り続ける。この主人公は何がしたかったんだろう? そして、意味も無く登場するCIAエージェント(?)や宇宙飛行士。敵の音楽家も何故か主人公に匹敵する実力を持ったランナー(琵琶湖での二回戦目は、二人とも完全にランナーズハイでラリってるし…)。確かに全編を通せばつまらない映画ですが、「弾丸ランナー」を超えたマラソン・シーンに+1点して、4点献上。[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-10-26 00:01:34)

5.  TOMORROW 明日 原爆投下24時間前の長崎を舞台に、そこに暮らす市井の人々の日常を淡々と追った群像劇。こういう映画は大切にしてかないといけないんでしょうけど、例によって私には全く合わないタイプの作品でした。臨場感の希薄なスタジオ・セットの中で、小津安二郎風の低いカメラ位置からの長回し。そこで演じられるのは婚礼や出産、戦争に引き裂かれる恋人等の、非常にわざとらしく見飽きた小芝居。伝えたかったことが無常観なのか悲劇性なのか判りませんが、そういったことが伝わってくる前に、私には退屈が先に来てしまう。鑑賞中は「早く終わらないかなぁ…」なんて思ったりもしましたけど、これはつまり「原爆早く落ちろ」って考えたのと同じこと。観客にこんな思いをさせちゃいかんでしょう。そんな意味を込めて、4点献上。[地上波(邦画)] 4点(2006-10-04 00:00:59)

6.  再会の時 今で言う「ミッドライフ・クライシス」に直面してる面子の集った同窓会。しかしそこで繰り広げられる物語は、単なる「ビバリーヒルズ中年白書」。いい歳した大人がやってることも「ビバヒル」のガキ共と全く変わらない、恐ろしく狭い世界で展開される惚れた腫れたの愛憎劇。中年はそこに懐古趣味まで加わるから、私に言わせれば更に質が悪いぞ。正に三つ子の魂百まで、馬鹿は死ななきゃ直らないってことなんでしょうか…、3点献上。[地上波(字幕)] 3点(2006-09-29 00:01:21)

7.  うる星やつら3 リメンバー・マイラヴ 「劇場版カードキャプターさくら/封印されたカード」を観て思い出したのが本作(ストーリー設定は本作から影響を受けてると思う)。物語は例によって、幼少時のラムに思いを寄せる謎の男の子が登場して一騒動起きるというパターン。私的には可も無く不可も無い印象ですが、比較的、弁天やお雪が活躍するので、彼女達のファンには嬉しかったかもしれません。もう一つ「カードキャプター~」を観て思ったのは、「うる星やつら」劇場版は、それぞれ単品で楽しめるのが良いですね。出来がどうのこうのではなく、こういう作り方なら一見さんでも充分楽しめると思います、5点献上。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-08-02 00:02:15)

8.  1999年の夏休み 少年を演じる少女達によるホモ映画って、何ともはや…、こんな「やおい映画」が存在してたんですねぇ…。面白い面白くないではなく、如何にも女性の憧れる美少年の世界ってのが、もう生理的に駄目。しかも劇中の少女達は絶対少年には見えないので、「性同一性障害の上、同性愛者でもあるおなべ少女達」という、ほとんど訳の解らん世界を構築してる。一体こんな作品を誰が観て楽しむんだろ? 話は女性向けのファンタジーでも、演じてるのが女性では、その趣味の人も満足できないんじゃないの? 私としてはこの面子で「セーラー服百合族」が観てみたいゾ、3点献上。[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-07-22 00:01:56)

9.  さよならジュピター 【あろえりーな】さんの書かれてる通り、正に「究極的にダサい」。大真面目なハードSFの筈なのに、出来は「怪獣大戦争」レベル。怪獣映画なら許せることも、ハードSFでは決して許されることじゃありません。総監督として名を連ねた小松左京自身はどう思ってたんでしょう? 話題になった「無重力セックス」も、単に裸で吊られて(つーか、腹這いになって)宇宙空間にショボく合成されてるだけって、「イデオン」じゃないんだからさぁ…。環境テロリストがヒッピーってことだけで、本作のセンスが当時から数えても数十年前のものだということが判る。ミニチュアも序盤はそれなりの大きさだったのに、後半へ行くに従いサイズが縮小していく(予算が底を突いたか)。そう、昔の邦画はこんな作品がゴロゴロしてましたよね、1点献上。[CS・衛星(邦画)] 1点(2006-07-22 00:01:30)

10.  ルパン三世 バビロンの黄金伝説 今思えば、設定がどことなく「ナショナル・トレジャー」を思い起こさせるものの、とてもじゃないけど絵も演出もストーリーも好きになれない(ホントにこれで原作風キャラ・デザインのつもりだったのか? 崩れてるだけにしか見えない)。序盤でルパンと銭形が、ワケ判んない「看板の顔」の上(中?)でバイク・チェイスするシーンにて早くも脱落。一応はストーリー・アニメなんですから、アメリカのカートゥーンみたいなスラップスティックばかりじゃ着いてけないし、そんな何でもアリの世界観の中でストーリーを語られても白けるだけ。しかも題材を「ルパン三世」にする必要性も無いじゃない。この壊れっ振りが鈴木清順らしいと言えば、確かにらしいですけど、これも彼の失敗作の部類に属する映画だと思います。てな訳で、3点献上。[ビデオ(邦画)] 3点(2006-06-15 00:00:49)

11.  何かが道をやってくる レイ・ブラッドベリの代表作の一つを自身が脚色した、ディズニー製作のダーク・ファンタジー映画。想像してたよりもダークな仕上がりだったので少し驚きました(たぶん現在のディズニーでは、ここまでダークに出来ないんじゃないかな)。子供が感じる、移動遊園地とかサーカス等の持つ異世界の怪しさを、当時のSFXを駆使して巧く再現してあります。特に、図書館でジェイソン・ロバーツが心理的に追いつめられていくシーンは、ヴィジュアル的に派手でも怖くもないんですけど、非常に残酷に映りました。子供には少し怖いかもしれませんが、充分楽しめる作品だと思います、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-22 00:03:44)

12.  ブルース・ウィリス/イン・カントリー ベトナム戦争後遺症モノの一本。本作で特徴的なのは、直接ベトナム帰還兵を描くのではなく、ほとんどベトナムを知らない普通の高校生(正確には高校を卒業したばかり)の女の子を主人公にしている点。彼女の住む小さな町の中年男達は皆、帰還兵。父は戦争で亡くなり、叔父は後遺症で苦しんでる。ベトナムを知らず、18歳らしい青春を当たり前に謳歌してきた彼女の周囲は、しかしベトナムの影に覆われてる。自分とは全く関係の無い昔の出来事の筈なのに、暮らしに大きく影響与えている「ベトナム戦争」を、やがて彼女は探求し始める…。第三者の視点で進むストーリーは、比較的取っつき易いかもしれません。余談ですが、ルックス・声・喋り方で、私はヒロインがブリタニー・マーフィなのかと思っちゃいました、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-11 00:02:31)

13.  キングコング2 いやいや、こんな映画もあったんですねぇ…。自身は全然記憶に無いんですけど、当時はちゃんと宣伝とかしてたのかな? それにしても、劇中では何の為にコングを生き返らせる必要があったんでしょう? 生き返ったら生き返ったで、まんま前作と同じことを繰り返すだけ。もう少しまともな脚本は書けなかったのか? ただ単に続編を作りたいが為だけに作られた続編ってのがミエミエで悲しすぎるぞ。ディノ・デ・ラウレンティスとしては「クイーン・コング」じゃなくて、こっちを葬った方が良かったんじゃないの? てゆーか、これって逆に「クイーン~」をパクってないか…? 3点献上。[地上波(吹替)] 3点(2006-02-11 00:02:01)

14.  プリンセス・ブライド・ストーリー SFXを最小限に抑えた「ネバーエンディング・ストーリー」の後追い企画って感じ。良く言えばほのぼのとした雰囲気ですけど、悪く言えば緩々で、夢のある冒険ファンタジーと言うより、胡散臭いオヤジが即興ででっち上げたホラ話みたいな安っぽさが先に立つ。それに、祖父が男の子に読んで聞かせる物語になってますが、どっちかと言えば少年より少女向けだとも思う。また、折角アンドレ・ザ・ジャイアントをキャスティングしてるのに、彼の「大きさ」を強調する様なエピソードもカメラ・ワークも無し。どうしても物足りなさの残る仕上がりでした。しかし初々しいロビン・ライト(・ペン)は、清楚な中に勝気さが見えて、余り評判が芳しくない様ですが私には中々魅力的なプリンセスでした。そういった訳で、申し訳ありませんが4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-17 00:01:47)

15.  神風 当時は「ベルリン忠臣蔵」と双璧を成す「勘違い映画」として、80年代ビデオ・バブルの一翼を担ってましたっけ。もちろんリュック・ベッソンもロマーヌ・ボーランジェ(当時13歳! 可愛い!)もまだメジャーではなく、単なるZ級映画という位置づけでした。で、中身の方は【エスねこ】さんのお書きの通り、もの凄くシリアスな馬鹿映画。何でこんなに馬鹿馬鹿しい話をシリアスに展開するんだろう? この犯人は何で歌舞伎風白塗りメイクに特攻鉢巻なんだろう? そもそも、本作の何処が“KAMIKAZE”なんだろう? 雰囲気的には「世界で一番醜い女」に近いかもしれません、3点献上。[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-26 00:02:09)

16.  チャイルド・プレイ(1988) このタイトルを見かける度に「チャイドル・プレイ」に見えてしまって、要らぬ妄想が頭をかすめる私ですが、本作は80’sの懐かしい香り漂う微笑ましいスラッシャー・ムービー。「人形が人を襲う」というと何かおどろおどろしい感じがしますけど、基本的には【クリムゾン・キング】さんのご指摘通り、チャッキーもジェイソンやフレディ等の流れを汲む連続殺人キャラクターと同じですね。セックスのことしか頭にない馬鹿ティーンが相手だと、つい殺人鬼側を応援してしまいがちですが、被害者を貧しい母子にすることで、当時としては物語的な新しさはあったんじゃないでしょうか、5点献上。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-20 00:02:31)

17.  イーストウィックの魔女たち 「若さを失いかけた男日照りの女は本物の悪魔よりも性悪である」という身も蓋も無い話を、一線級のスターとスタッフ、そしてSFXを無駄に駆使して描いたコメディ映画。話自体がしょーもないので企画段階の失敗だとは思いますけど、それを直情型のジョージ・ミラーがストレートに描いてしまった為、見るも無残な映画になってしまいました。視点がどっちつかずなのが最も良くない。これは絶対に悪魔側の視点で作るべき話です。前半では女達に同情させる作りにして、後半では逆に悪魔側から女の性悪さ暴いていけば、少しはマシなブラック・コメディになったでしょう、3点献上。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-20 00:02:00)

18.  ハウリング(1981) そう、当時本作を取り上げたテレビ番組で(初めて見たのは確か「11PM」で紹介された時だったと思う)、顔面をポコポコさせながら狼に変身していく「あの」シーンを見せられた時は、それはそれは衝撃的でした。正に初めて見る映像。私も勇んで映画館へ出かけたものの、その変身も1シーンだけだったし、中身自体は普通のB級ホラーだったし、本当に見所はそこだけでした。しかも、この直後に「狼男アメリカン」がやってきて、本作の特殊メイクもいきなり陳腐になってしまいました。私的には結構がっかりした部類の映画でしたけど、画期的な変身シーンに敬意を表して5点献上。[映画館(字幕)] 5点(2005-11-20 00:01:33)

19.  ベルリン・天使の詩 余りアート系映画に興味の無い私も、評判に釣られてヴィム・ヴェンダースの代表作を鑑賞してみましたが、残念なことに全然楽しめませんでした。とにかく物語の進まない前半が著しく退屈。粒子の粗い「芸術的な」モノクロ映像自体を楽しめる鑑賞眼が備わってればこんなに退屈もしないんでしょうけど、これはかなり取っ付き難い(思ったんですけど、「シティ・オブ・エンジェル」はリメイクじゃなくて、設定だけ借りた姉妹編みたいなもんですね)。点数分布を見てみればそれなりに賛否もあるし、決して誰にでも向く作品ではありません。少なくとも私向きじゃなかったので、4点献上。[DVD(字幕)] 4点(2005-11-15 00:07:00)

20.  パリ、テキサス 少なからぬ方が指摘されてる様に、観ようによっては、とてつもなく身勝手な男と女にきりきり舞させられた親族の災難の物語とも採れる。本作に登場する誰の立場に立ったとしても、ハリー・ディーン・スタントンの行動は身勝手に映る筈。彼は息子の為でも、逃げた妻の為でも、もちろん弟夫婦の為でもなく、ひたすら自己満足の為、そして「過去」の為にだけ行動してる。この後ろ向きの姿勢がどうにも引っかかって、覗き部屋での会話にも貰い泣き出来ませんでした。それにしても、圧倒的に高評価の並ぶこっちが真のヴィム・ヴェンダースの代表作だったんですね、5点献上。[DVD(字幕)] 5点(2005-11-15 00:06:30)

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