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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 耳をすませば(1995) 《ネタバレ》 おはよう・またね・バイバイ・さよなら・おやすみ・・・日常的な挨拶が、妙に心地良く聞こえてくる映画でした。将来への不安や、周りと比較した時の劣等感など、今考えると、中学生くらいの時から影のように常に後ろにつきまとってくるんですよね。それまではただひたすらに楽しんで無邪気に暮してたのにね。聖司がバイオリンを弾き、雫が歌い、そこに3人のおじいさんが加わって音楽を楽しむシーンには、そういった不安や劣等感、また性差や年齢差も無く、ただただ楽しそうでいて、とても好きなシーンです。自分自身を確認し、成長していくピュアな雫を見てると、感動してしまい泣けてくるんですが、でも鑑賞後はスッキリしてて何だか勇気づけられたような感じでした。[DVD(邦画)] 10点(2009-12-01 19:54:09) 2. パルプ・フィクション 《ネタバレ》 タランティーノの作品を観たのはこの映画が初めてでした。お気に入りの映画なので何度も観ています。有名な俳優を何人も起用し、この内容の映画を作っていることが凄いです。映画史上、台詞で「ファック」を喋らせている回数が一番多いんじゃないかってくらい、ファック連呼してます。ジョン・トラヴォルタの煙草の吸い方、サミュエル・L・ジャクソンの説法、ブルース・ウィリスと日本刀のコントラスト、冒頭の強盗夫婦などなど、何度見てもインパクトに圧倒され、楽しく、面白いです。[DVD(字幕)] 10点(2009-04-17 16:33:43) 3. サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 昨今、やれ省エネだ節約だとか、至る所で規則や禁止事項が多く、効率化・マニュアルというものに縛られ、本当に大切な事を見落としがちになっている気がしてならないです。余裕を持てる心というか、バランス感覚がおかしくなっている気がします。以前ニュースで、妊婦が病院をたらい回しにされて亡くなったという記事を見たことがありますが、そのニュースを聞き、憤りを感じる半面、様々な規約に縛られているが故に、正常な判断ができなくなっていて仕方が無かったんだろう、と思ってしまいました。ホーマーの親代わりだったラーチ医師は、医師免許を改ざんしてでも、ホーマーへの愛、そして孤児たちへの愛を優先しています。もちろん、多数の人間が生活していくために、はたまたそれが集団~村~国へと大きくなるにつれ、決め事は無くてはならないもので、重要・必須です。・・・考えれば考える程、とても難しいテーマを題材にした映画だなと思い、感嘆しました。非の無い人間なんて居ない、だけど、非の分よりたくさん、人間らしさをもっていれば、いいんじゃないでしょうか。 自分もそうあっていきたいな、と思います。[DVD(字幕)] 9点(2010-02-07 16:29:23)(良:1票) 4. ライアー ライアー 《ネタバレ》 ジム・キャリーの動きが超馬鹿すぎて、笑えます。笑いすぎて涙が出てきました。それに、ぎこちない家族の関係、息子のいたいけな表情に胸がギュっとして涙が出てきました。夫婦間、親子間に問題を抱えているテーマのドラマって、海外は本当に上手ですね。笑いと感動の両方で圧倒されました。[DVD(字幕)] 9点(2009-10-02 16:25:43) 5. ゴッドファーザー PART Ⅲ この監督や作品に特別な思い入れが無い分、率直な感想として2よりも見易く且つ1に似た後味の悪さを味わえました。1~3通して面白かったです。ラストは泣けました。9点(2003-11-27 04:13:37) 6. マイ・フレンド・フォーエバー 《ネタバレ》 シンプルでいて、残酷だけど心温まる作品。難病による苦しみよりも、人が人と関わることで生まれる苦しみ、そして幸せに、目を奪われた。普通でいることが、どれだけ幸せなことなのか、それを普通でいる時に感じることが出来ないのが、世の常。デクスターの母親や、病院の先生を見て、愛とはどういうことかを教わった。[インターネット(字幕)] 8点(2018-06-28 22:37:15) 7. 愛が微笑む時 《ネタバレ》 展開がスピーディーで、笑いと感動が交互にやってくる。全く退屈無く楽しめた。女性の霊が取り憑いた時のロバート・ダウニー・Jrの演技は必見です。爆笑します。「君がいないとダメなんだ、何もやる気が起きない」「一番の恥は挑戦もしないことだ」など、心に残る台詞があった。最後はみんな笑顔になる。観て良かった作品です。[インターネット(字幕)] 8点(2012-08-24 23:53:16) 8. Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 キャラクターの濃さが半端じゃないです。凄くマッチしてます。日本人らしさがふんだんに表れています。特に、主役の杉山さんを演じる役所広司が、ニュートラルな人物を見事に演じ切っていました。反面、草刈民代の演技はどうしても見劣りしてしまいます。まぁ周りの役者陣が凄すぎるので、対比して見えてしまうから仕方ないと思います。杉山さんの奥さんも良かったです。一途に旦那さんを愛しているその姿勢が、男から見て凄く可愛いです。最後のパーティーで杉山さんと舞さんが踊るシーンで、ほろっと涙してしまいました。ダンス、面白そうですね。[DVD(字幕)] 8点(2010-04-09 18:25:20) 9. アイズ ワイド シャット 《ネタバレ》 ニコール・キッドマンがもう、溜息が出るほど素敵です。子持ちでフェロモン出まくりの人妻を、これでもかってくらいにポルノ女優並みにエロエロ演技をしています。ぱっと見は、何てことないシンプルな白い下着でも、ニコールが着るともうそれだけで、裸以上にセクシーです。一挙手一投足が全て芸術的にさえ感じてしまいます。興奮ってよりも、うっとりするセクシーさです。対するトム・クルーズは、真面目で家庭思いだけど、イイ子ぶってて陰で悪い事をしたい欲求、男にありがちな所有欲など、ビル役を好演しています。とにかく財布から札を出し「釣りはいらないよ」って渡すところが、何でも金で解決している上層階級の男性っぽいです。この夫婦を見て思ったのは、あれだけ裕福で可愛い子供もいて何不自由ないのに、新しい刺激や欲求、嫉妬に頭が支配され続けていかなければならないんだなっていう所・・・人間が死ぬまで解くことができない呪いですねw ラスト、夫婦仲がギクシャクした時、妻役のニコールが「私達にはすぐやらなければならないことがある」と言い、続けて「ファックよ」と言います。よく喧嘩の後にする「仲直りエッチ」ってるけど、この場面での台詞ではセックスじゃ無く、ファックという言葉を用いるところが、何だかとてもキューブリックらしく感じました。[DVD(字幕)] 8点(2010-01-08 22:44:15) 10. DEAD OR ALIVE 犯罪者 《ネタバレ》 大物役者・曲者役者が集う、無意味の狂宴です。哀川翔のベルトの腰の位置が高すぎで、なおかつ背広の着丈が長すぎです。何がどうだったのかとか、どうでもよくなるくらいのラスト展開は、まさにアハ体験でした。「バランスが大事だ」って城島の同僚が言ってたけど、、、そのバランスを破壊することを愉しんでる映画です。8点献上します。[DVD(邦画)] 8点(2009-11-13 18:04:03) 11. ダイ・ハード2 《ネタバレ》 好奇心と勇気が人一倍強いマクレーン刑事だけど、その原動力となっているのは正義心。あと家族愛。かなり無茶してるんだけど、自分のできることを精一杯やろうと頑張っているので憎めないんです。テロリストが旅客機を不時着させて乗客全員が命を落とすシーンは、本当に衝撃的です。あの非人道的なシーンから、一気にテロリストへの怒りがマクラーレンと共に見てる側もヒートアップします。テロリスト側の方が一枚も二枚も上手なんだけど、マクレーンの神憑り的なクソ力で何とか危機を脱出する様は、手に汗握ります。ラスト、奥さんの旅客機が助かり、夫婦再会のシーンは、何だかホッとして涙しちゃいましたw[DVD(字幕)] 8点(2009-11-10 20:42:59) 12. トイ・ストーリー2 《ネタバレ》 1作目と同様、安心して楽しめる映画です。ホロっと切ないシーンもあり、笑えるシーンもあり。何と言っても玩具達が冒険する様子がとても面白いです。自分を玩具だと思っていない、勘違いしたバズは滑稽で面白いです。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-25 20:14:39) 13. トイ・ストーリー 《ネタバレ》 童謡「おもちゃのチャチャチャ」をそのままアニメーション化したような映画です。子供向けだと思って侮ってはいけない。大人が見ても十分楽しめる内容です。「子供に飽きられたらどうしよう」ってビクビクしているおもちゃ達・・・。おもちゃ目線での切なる気持ちが良く表れていて、とてもユニークです。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-15 18:42:06) 14. トゥルーライズ 《ネタバレ》 この映画では、シュワちゃんで正解!キアヌ・リーブスでもトム・クルーズでもない。馬鹿さ加減と本気アクション加減に感服しました。何度笑ったことか。そして何度ビビったことか。前半のスパイ活動も良し。中盤の不倫疑惑も良し。後半のたたみかけるアクションも良し。B級スレスレで一歩間違えると駄作になるけど、その際どい境目が、個人的にとても好物です。ジェームズ・キャメロン監督、流石です。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-08 19:03:59) 15. ゴースト/ニューヨークの幻 《ネタバレ》 なんてロマンチックな映画なんだろう。サムとモリーは、本当の愛を育んでいたからこそ、こんなにも絆が深いんでしょう。亡き人を想う気持ち、忘れらない気持ち、そういった感情があるからこそ、人間は魅力的なんだろうな。デミ・ムーアが全てにおいて素敵です。あの涙には完敗です。また、ウーピー・ゴールドバーグがいることによりちょっとコメディ風味が混じっていて、良いバランスだと思います。[DVD(字幕)] 8点(2009-08-25 17:02:45) 16. 12人の優しい日本人 《ネタバレ》 何回笑っただろう。分からないくらいたくさん笑えました。日本人でこういう人、いるいる!って思っちゃうようなキャラクターばかり。しかも、見たことあるけど名前まで分からないな~っていう微妙な役者を起用していて、それも演技力抜群の役者ばかり。この監督さんは全然知らないけど、三谷幸喜なら知ってるので、「三谷幸喜らしいコメディだなぁ~」と感心しました。見るのは2度目だけど、恐らく3度目も4度目も面白いと思っちゃうだろうな~。[DVD(邦画)] 8点(2009-06-26 20:53:33) 17. この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 何年、何十年と同じ風景だったんだろうなと思わせる家屋や人々、パーシーやハナの何てことないしぐさなどが、完璧なまでに美しく撮れていて、とても心にしみる情景になっています。ただ、どうしても腑に落ちない点があります。パーシーの死が、悔しくてしょうがないです・・・。なぜ死ななければいけなかったのだろう。彼女の再出発に対し、なぜあのような形で終止符を打たなければいけなかったのだろう。町のみんなは、パーシーの死を悔み、そして再会や再スタートが始まる予感があり良かったのですが、そのきっかけがパーシーの死による代償と考えると、、、悔しいです。[DVD(字幕)] 8点(2009-06-09 19:32:49)(良:2票) 18. スピード(1994) 《ネタバレ》 タイトルに偽りなし。ハラハラドキドキ感はかなりあるので、心臓に弱い人は見ない方がいいです。15年も前の作品だけど今見ても全然見劣りしない内容です。キアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックを筆頭に、キャストが違和感なくマッチしてます。警察も切羽詰まるとファックを連呼するところが、何か人物に血が通ってる感じがしてとても好印象でしたw[DVD(字幕)] 8点(2009-06-05 18:37:48) 19. ターミネーター2 《ネタバレ》 ここまでスケール感がバカでかい映画はそうそうありません。劇場、TV、DVDと何度も見てるけど、いつ見ても面白いです。ジョン・コナーは実は正義感のある優しい子で、将来リーダーシップになる要素が少し窺えます。ダイソン役の演技がすごく良いです。[DVD(字幕)] 8点(2009-05-26 19:15:20) 20. 遠い空の向こうに 《ネタバレ》 自分でもまさかと思うくらい終盤で感動しました。涙を拭くのも忘れ見入ってしまい、久々にしょっぱさを味わいました。ホーマーと父親の関係は、ありがちなんだけどストレートに心に響きます。ホーマーの人柄は、応援したくなります。[DVD(字幕)] 8点(2009-04-17 20:25:41)
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