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1. フェリーニのアマルコルド
思春期の主人公とこれをとりまく家族や悪友達、教師と司祭、逞しく美しいイタリア女性達、リミニの街を愛する哲学者、眼の見えないアコーディオン弾き、赤鼻の豆売り…、そして祭とお葬式と結婚式、ファシスト、ムッソリーニの演説、アラブの首長の訪問、豪華客船レックス号の寄港…、様々な出来事、また、季節感に溢れた美しい風景、すべてがノスタルジックな想い出とやさしさに包まれて描かれています。「フェリーニのアマルコルド」とは、天才フェデリコ・フェリーニの夢と想像の世界なのかも知れません。想い出のデリケートなモザイク、コラージュのような感じ。ニーノ・ロータの音楽も哀愁に満ちて美しい。至福の2時間でした。[映画館(字幕)] 10点(2004-01-26 14:48:25)
2. 欲望のあいまいな対象
原作はピエール・ルイスの「女と操り人形」。鬼才、天才のルイス・ブニュエル監督の置土産、凝りに凝った演出です。サスペンスフルで意外な展開には、翻弄され続けました。映像も黄色い陽光に満ち溢れていて、明るく眩しく美しい。芸術性に優れた、極めて完成度の高い傑作です。10点(2003-07-04 18:13:52)
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