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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

1.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 20世紀最後の年に作られたクリスマスムービー。いつもは車で帰る主人公が、たまたま歩いて帰ったために、生死の境をさまようような体験をし、その体験で縁ができた黒人があたかも奇妙な能力を持っているように思わせる語り口が秀逸。本当は一人のビジネスマンがイブの夜に夢を見ていただけなのに、この語り口があることで観客は自分が観ているシーンが、偶然出会ったその黒人が引き起こした不思議な現実のように思って見入ってしまう。おまけに、ビデオで自分の過去を回想するというダメ押しがあるので、すっかり夢であることを忘れさせる作りになっているのがうまい。さらに、慣れ親しんだ生活をいっぺんに変えてしまうような思い切った決断ができるのは実は女で、男は今までの生活を一変させるような決断をなかなかできない動物であるという、男と女の本質的な違いを捉えきった脚本なので、ファンタジーでありながら、圧倒的な現実感、というか、身につまされ感がある(女の主人公は、夢の中で一度、現実のラストでもう一度、思い切った決断をしている、対して、男のほうは、終始慣れ親しんできた生活への未練が決断の基礎となっている)。最後のコーヒーを飲みながらの語り合いのサイレントシーンは、作品中では全く見せなかった現実の二人の13年間の別々の人生に思いを馳せさせ、余韻が深い。(2005/12/18追記)天使が誰かについて一晩考えたが、イブの夜の誘いを実家に帰ると断った女以外にはありえないと私は思う。ほとんどすべての出来事は、彼女がくれた時間に起っている。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-17 09:10:16)(良:1票)

2.  ミリオンダラー・ベイビー 師匠が「質問はしないこと」と条件をつけて入門を許したのに、入門者は事あるたびに質問をする。師匠の側も、最初こそたしなめたものの、その後入門者がついつい発してしまう質問に対して毅然とした態度を取ろうとしない。とても不思議である。「タイトル戦はいつ」なんて弟子が師匠に訊いたりしたら私の感覚ではその時点で即刻破門である。どうもアメリカ人の師弟関係というのはよくわからない。それとも、師が男で、弟子が女だからこういうことになってしまうのだろうか、などということを考えはじめてしまったために、どっぷりと感情移入して観る、というわけにはいかなかった。病室の最後の場面で、アドレナリンの量についてとか、器械をはずすとかの説明的な科白が多いのも気になった。一台の携帯電話も使わず、通信手段を、固定電話と手紙というレトロな手段に限定していた本作の演出は非常に成功していたと思うが、そのやり方がいつまで現代のストーリーを描くのに使えるのか思うと、少し暗澹とした気分になった。[映画館(字幕)] 7点(2005-07-01 18:44:46)

3.  散歩する惑星 傑作と評する人が海外に多いこの作品、私には合わなかった。「自由の幻想」を観たときの感じを思い出した。ねずみが飛び出すシーンと、最後、ものすごくいっぱいの人(亡霊か)がいたのにびっくりさせられた。ゲーリングの名前を100歳の元軍人が口にしたのもびっくりだった。4点(2005-01-16 16:36:16)

4.  ヴァキューミング 製作年が2001年。「映画の世紀」とも「戦争の世紀」とも総括される20世紀だが、この作り手は、前世紀の100年を「訪問セールスマンの世紀」と位置づけ、その時代の終わりを一人のセールスマンを通して面白おかしく描いたのがこの作品だと解釈した。1901年がもはや刀の時代ではなかったように、2001年はもはや訪問セールスマンの時代ではない。アナクロニズムの権化のような猛烈セールスマンを持ってきたのは、その時代の終焉を強く印象付けるための演出と思った。古新聞の山の中で一人寂しく息を引き取った老人のシーンがあったのもセールスマンの結末の前振りになっていて見事。また、セールスマンには向きそうもない者のコンテンツがブレークしたこと、この映画に出てくる一番の美人がアジア系であったことも、21世紀がどういう時代なのかを象徴しているように感じた。ところで、この邦題をつけた人は、水洗トイレしか使ったことがない方なのだろうか。もうちょっとなんとかしてほしかった。8点(2005-01-16 12:57:48)

5.  ストーリーテリング IMDBの平均点がそれなりに高いので自分にセンスがないのかとちょっと鬱屈した気分になったが、これは面白くなかった。個々のネタは凝ったつくりで狙いはわかるが、毒ばっかりで、暖かみが感じられない。深夜放送か何かで、耳だけで聞けばまだ受け付けられるのかもしれない。フィクションの作家が、自分の体験しか書けないのに、ノンフィクションの映像作家が全く自分で思いもしなかったものすごいドキュメンタリーをモノにしてしまう皮肉が描かれているんだけど、どうもねェ。4点(2005-01-16 12:29:50)

6.  ゴスフォード・パーク この時代になって、雉撃ちのシーンを撮ったのは良い悪いは別として天晴れだろう(いろいろ抗議をしてくる団体があると推察する)。撃ち落とされた雉がまとめて戦利品としてぶら下げられていたが、貴族にとっては、雉を撃ち落とすのも、メイドを猟色するのも、ほとんど同じようなものだという前振りになっていたようなのが哀しい。確かに登場人物は多く、誰が誰だかわからないまま観ていくことになるが、最後のほうになるにつれ、だんだん主要な人物が誰で、どういう役回りかがわかるようなつくりになっている。全員を区別できるようになったわけではないが、十分堪能できた。使用人同士の間でも、微妙な序列があるらしいのが面白かった。8点(2004-12-07 22:02:11)

7.  笑の大学 爆笑モノでは決してなく、むしろ、最後のほうにかけては泣けて泣けて仕方がなかった。笑いの作り手の心意気をストレートに見せた脚本に感じ入ってしまった。チャップリンを意識したかのような直球勝負の脚本であり科白である。役所演じる検閲官の向坂が、今までの自分の真面目一方の人生では全く知らなかった世界を知り、そこにどうしようもない魅力を感じていく。なんか既視感がある映像だと思っていたら 「Shall we ダンス?」 に思い当たった。なかなかニクイ配役であった。劇場前での帽子をかぶった役所と、取調室の中での三つ揃いでキマッている役所は、とても同一人物に思えない。その変わりっぷりもなかなか面白かった。稲垣の最後まで様にならない最敬礼のカタチもかえっておかしさを誘ったのではないかと思う。8点(2004-11-02 19:03:43)

8.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 プリアモスがアキレスの野営地にヘクトルを引き取りに来た場面に惹かれた。アキレスの「どうやって来た?」の疑問に、「誰よりも詳しく知っている」とかなんとか短い台詞を言うだけで、さっぱり説明しないのになるほどそうかと納得した気にさせてしまうのが、ピーター・オトゥールのさすがの貫禄である。元になっている伝承通りなのかどうか全然知らないが、この時代を描いた映画で、飛び道具での決着というのには少し拍子抜けがした。6点(2004-06-01 23:10:48)

9.  CUTIE HONEY キューティーハニー くたびれている40代男性向けの映画だと思う。もろもろの事情で、何も考えずにみれ、適度にお色気もあっていやされるおバカな映画が、無性に恋しくなるときがある。そういう心理状態のときに、これはうってつけなのである。吉田日出子らの芸達者な脇役がたいしたことをしてないとか、特撮がウソっぽいとかはもう、どうでもよいのである。リアルタイムで観た原作アニメへのノスタルジーを感じつつぼーとしながらみていると、「ビックリしたなーモウ」などというシーラカンスのようなギャグが飛び出してくるのが自分としてはツボだったりして、大いに目の保養と、疲労回復になった作品だった。最後のほうはちょっぴりジーンとまでしてしまった。いい歳をしてやっぱりバカな私である。6点(2004-05-31 23:35:13)

10.  ムッシュ・カステラの恋 国際的なビジネスをやっているらしい会社の社長、そのボディガード兼運転手(二人いる)が出逢う女とのエピソードを中心に話が展開する。男と女がくっついたり離れたりする映画だが、その理由がどうもわかるようでわからない。それでいてなんとなく印象には残る不思議な映画。6点(2004-05-27 22:35:23)

11.  歌え!フィッシャーマン 完全に盲点をつかれた。登場するのはノルウェーの最果ての漁村のほとんどが年老いた男たちだが、ひとりひとりの台詞が、かめばかむほど味があり、はまってしまった。自分はまだ若いつもりであったが、こういうのにジーンときてしまう歳になってしまったのかという、ちょっとさびしい気持ちもある。年老いても、正装すると人はしゃきっとするのだというのがありありとわかり、服装は大事なんだとあらためて思う。白夜の頃の新緑の白樺並木の美しさと、吹雪の中、まゆげやまつげに雪を積もらせながら合唱するシーンの対照が忘れられない。9点(2004-05-21 16:38:31)

12.  メルシィ!人生 《ネタバレ》 観ていて菊池寛の小説「形」を思い出した。主人公は、実は既に中年に達した男なのだが、いろいろなことがとにかく「初陣」なのである。フランスでさえまだ結構差別が残っているのが窺われるので、日本でこの作品を、ストレートに面白いとはなかなかいいにくい。実際、文字通り、ストレートではない面白さ、がこの作品にはある。観終わって主人公を中心に置き、登場人物全員の差し引き損得勘定を考えると、やはりこれはよく出来た噺なので はないかと思う。誰もクビにならないのがおかしいかな、と一瞬考えたが、パレードの効果で新規顧客層への訴求ができている点と、実地に即した品質管理工程を見せて以来工場見学が好評になったということで、売上増が十分見込まれると予測でき、リストラ枠が消滅してもどうやら辻褄はあっているようだ。9点(2004-05-19 01:39:20)《改行有》

13.  タイムリミット タッチの差で少しだけ早く情報を得て、主人公が機先を制した行動をする展開はそれなりに面白いし、撮り方も悪くないように感じるのだけれども、犯人がいる場所に妻が単身で乗り込んでくるのが不自然だし、最後の心変わりもちょっと私の理解をこえている。6点(2004-04-30 23:02:26)

14.  チルソクの夏 これはいい!満点でもよいのだが、どうしても、女性が主人公のラブ・ストーリーは、男としては満点をつけるのをためらってしまう。話は、1977年に高校二年生(私の少し先輩だ)の、山口県は下関と韓国釜山の高校生が、年に一回の陸上競技大会で交流することから起こる恋を中心とした物語。国境を越えたロミオとジュリエットのような身分違いの恋物語を連想させつつ、そうではなく、非常にアジア的とでもいうか、お互いに「好きです」「愛してる」などという西洋的な言葉をかわさないんだけれども、でも、しっかりしっとりした恋愛映画になっているという、非常に貴重な映画。日本語、ハングル、に加え、英語も交えて意思疎通を図るのがとても現実感がある。いまの日本映画界でこんな作品が出現したのは、もしかすると奇跡なのかもしれない。下関というと、私はふぐしか思い出すものがなかったのだが、この映画で、下関は、一生のうちに一度は旅行に行ってみたい場所のひとつに格上げされた。監督はじめスタッフのロケ地の選定センスは抜群。それだけでも見る価値はあると考える。9点(2004-04-30 22:53:24)(良:2票)

15.  ゲロッパ! 《ネタバレ》 女の人が車を運転するシーンがなぜか記憶に残ってしまう、また、国産の時計を愛用する、ミュージカル好き、落語好きの一人としての感想をば。ひとことでいって、よくできた噺、「だんだんよくなる法華の太鼓」だと思う。確かに、すべっている、ないし、地方限定のギャグ(「お好み焼きよりもんじゃが好き」で東京育ちを示唆、など)が多いので、前半はやや寒いのだが、ファミリーレストランで組の解散を宣言するときに組長がパシリを演じる山本太郎に言った台詞と、タクシーの女運転手と組長のやりとりが頭に残っていれば、最後にかけて、心地よいカタルシスが得られる。途中、やたらカエルという言葉が台詞に出てくるのだが、これが結構ミソなんだな。常盤貴子が「マグロ漁船~」と言い出し、組長が皆に同意を求めるシーンなんか思わず「やったー!」と映画館の中で快哉の叫びをあげたかったのをビデオで本日再見して思い出した。カーテンコールぽいラストの前のナンバーがきちんとサゲになっているのもマル。素直に面白かった。 8点(2004-04-29 14:17:02)(良:1票) 《改行有》

16.  オーシャン・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 この映画には3つのお得な点がある。(1)「アラビアのロレンス」を映画館で観たことがない私のような人は、砂漠の美しさ、ならびに、過酷さの絵を大画面で存分に堪能できる。(2)ヴィゴ様がピンで主役を張っているため、「ロード・オブ・ザ・リング」のシリーズと比べて、時間当たりの彼のアップの量が段違いに多く、彼を見に行くならコストパフォーマンスにすぐれている。(3)馬、鷹、ウサギ、イナゴなど、動物や昆虫の登場場面が掛け値なしに素晴らしい。以上のようにお徳用の映画ではあるが、よく練られたストーリー、魅力ある登場人物の絡み合いを映画に期待する私としてはちょっと辛い作品だった。必然性の乏しいキスシーンや濡れ場が無いのは、普通は美点のはずだが、この作品に限っては、そういうシーンが欲しくなるほど、ストーリーが薄かった。4点(2004-04-20 21:37:02)(良:1票)

17.  殺人の追憶 1986年から91年までに起きた連続猟奇的殺人事件が題材の作品。あまりにアナクロな容疑者の取調べ方法など、そんなに昔でない事件にしては話をつくりすぎではないのかと観ているときは感じたが、後で調べると、取調べ中に死亡した容疑者がいて、拷問致死の疑いで警官が懲戒されていたり、精神分裂病になって自殺した容疑者もいたりと、ほとんど事実にもとづいてエピソードが作られているのを知ってびっくりした。ただ、ラジオ番組のエピソードはゴルゴ13に影響された全くの創作ではないかと思っている。列車とトンネルがこれだけ効果的に使われている映画は久しぶり。列車の音、雨の音が印象的だった。酒に酔って捜査課長が嘔吐するシーンは必要なのか?韓国映画の笑わせどころには、まだまだピンと来ないところが多い。8点(2004-04-10 11:14:57)

18.  恋愛適齢期 ダイアン・キートンの、科白と科白のあいだの沈黙の間の取り方、表情の変化の豊かさにただただ魅了されました。素晴らしい映画なんだろうとは思います。が、この映画を語るには私はまだまだ青二才過ぎます。二十年経ったら出直してきます。願わくはそのときまでJTNEWS が発展的に続いていることを。 8点(2004-03-29 23:18:28)(笑:1票) 《改行有》

19.  ゴシカ 幽霊モノとしては、結構オーソドックス(怨みを晴らすために幽霊が出てくる、という意味)な展開なので、思っていたよりも見られる映画だった。しかし、幽霊が出てくる場所やタイミングの必然性が全くといっていいほど考えられていないのが、潔いといえば潔いのだが、やっぱりもうちょっと考えて作ってほしい。女の人が車を運転するシーンが妙に記憶に焼きついてしまう私としては今日からしばらく寝床でうなされて、観たのを後悔することになるかもしれない。 5点(2004-03-23 19:33:09)《改行有》

20.  レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 原題は Once Time Upon A Time in Mexico というらしいが、どういうわけか携帯電話が登場する現代の話。どれだけ血が流れても、何人死んでも私としては一向に構わないが、この手の勧善懲悪モノは、見終わったときにスカッとした気分になれるかどうかが勝負だと思う。これはスカッとしなかった。鎖で繋がった男女が高い建物から、その繋がりを活かして逃亡するシーンはなかなかアイデア賞ものだった。3点(2004-03-23 19:28:34)

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