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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. アリスの恋 「男がいないとダメなのよ」と泣き崩れるアリスの姿、中年女性の情念がよく出ているしっとりした作品ですね。女一人、職を求めてナイトクラブの歌手をしたり、小さなダイナーのウェイトレスをしたりと世間の荒波に揉まれながら、明日をも知れない運命を生きて行かなければならない所は切々としますが、逆にその辺りがアメリカ的たくましさとでも云うのでしょうか。時は丁度ベトナム戦争の最中という時代。女性の自立が叫ばれはじめる時代の幕開けとなった象徴的な作品かも知れません。口の悪いウェイトレスのダイアン・ラッド、若き日のハーヴェイ・カイテルがヤクザなスケコマシ役、ジョディ・フォスターがボーイッシュな小学生がいい味を出しています。8点(2004-03-12 11:47:10) 2. 刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM> 「権力の墓穴」、「二枚のドガの絵」と並んで有無を言わせぬラストで締めくくる痛快さにマル。7点(2003-12-16 01:38:58) 3. フレンジー 主演陣が貧弱ですが、ストーリーの良さがそれをカバーしている。主人公の奥さんを襲う時の犯人の性的変質者ぶりはさすがと言える物。6点(2003-12-16 00:54:46) 4. ペーパー・チェイス 性と学園生活、いわゆるアイビー・リーグの東部名門大のキャンパスに焦点を当てた映画。A.ガーファンクルの演技はやはり素人臭い。アイビー・ファッションに興味のある人にはお手本となるかも。4点(2003-12-15 20:12:38) 5. ナイル殺人事件(1978) ポアロが一同を集めての謎解きのスタイルは毎度ながら面白いです。ただいつも状況証拠がほとんどなのでその辺りが気になる所ではありますが。 7点(2003-12-15 16:19:28) 6. チャイナ・シンドローム ジャック・レモンのシリアスな演技に期待して観た作品。オスカーを取った「セイヴ・ザ・タイガー」の弱々しい経営者の姿から一転して一徹な技術者ぶりが素晴らしい。この作品の前には「フロント・ページ」のようなコメディにも出演しているわけですから、まさに円熟期間の頃なのですね。 7点(2003-12-15 15:20:36) 7. 刑事コロンボ/自縛の紐<TVM> 犯人に向って「あたしゃねえ。あんたが犯人だと思っている」とのように面と向って啖呵を切る作品。これ以外だと「溶ける糸」かな。このシーンを観るだけでも痛快。 6点(2003-12-14 21:36:03) 8. 刑事コロンボ/偶像のレクイエム<TVM> 中盤すぎまで犯人は失敗したという思いを抱かせるプロットは秀逸。往年の名優アン・バクスターは相変わらず美形。6点(2003-12-14 20:33:25)
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