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プロフィール
コメント数 56
性別 女性
年齢 55歳

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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  生きるべきか死ぬべきか 《ネタバレ》 最高に面白かったです。が、これは単純にギャグの笑いを求めると、絶対に!裏切られますよ。そういう次元の笑いじゃないんです。おバカなギャグの笑いとは対極の、映画より劇に近いシェイクスピアの次元の笑いです。って、例え出したら劇中劇で本当にシェイクスピア演ってるんですよね・・・。これストラクチャーがメチャクチャ凝ってます。考えなくてすむようなギャグなんて「ジャンプ!」(笑)以外は何も無いですが、そのかわり観れば観るほど面白さがが分かるスルメのような映画です。少なくともこの映画を抱腹絶倒と言える人は相当の通です。以上の点をわきまえた上でご鑑賞下さい。それにしてもクラーク・ゲイブルの奥様って綺麗だなあ。[ビデオ(字幕)] 10点(2006-05-31 23:14:53)

2.  第三の男 《ネタバレ》 この映画を知らない人でも、実はハリーは・・・。という筋を知っている人は多いんじゃないでしょうか。そして主演:オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ、ジョセフ・コットンという順番で、ガイドブックとかに載っているのを見た人も多いんじゃないでしょうか。・・・でも、主役はどう観てもコットンなんですが・・・これはものすごく損な役回りですねぇ。やることなすこと言うこと全部裏目に出るし、女にはフラれ、警察では相手にされず、猫にはスルーされるし、オウムには噛みつかれるし、子供と野次馬には犯人扱い。そして、出演時間がトータルでも20分足らず(ロングショット込み)のウェルズに美味しいところ全部持っていかれるし・・・。じゃコットンの演技がダメかというと、とんでもない、名演技だし。要するにこの役は、大根だとバカだし、名演しても損、結局どう演じても割に合わないんですね。ホリー本人もアンナに「なぜ私達はいつもかみ合わず口論ばかりなんだろう?」と言っていましたが、それはホリーが無傷の戦勝国のアメリカ人で、ここが他国に蹂躙され、統治されたウィーンだからでしょう。酒場に入ってきた警官に毒づくような、分かりやすい西部劇のガンマンはここではただ間抜けなだけ。抜け目ないハリーは上手く対応できましたが、気が付いたら、観覧車からの点を見ることもできない地下水道で逃げ回っている皮肉。彼はむしろ無意識に、自分を裏返した性格のホリーを死刑執行人に選んだんだと思います。 それにしても、映像の美しい映画です。斜めのアングルと際立った影の使い方、壊れかけた荘厳な石作りの建物。ふとアップになる名もない人物の1人1人までが力強く、あの風船売りのおじいさんに至っては、私にはファンタジーに見えます。チターの弦がふるえる様すら美しいモノクロの映像美。完璧を追求した結果か、面白味に今ひとつ欠けるのは否めませんが、後から味が出てきます。素晴らしいです。[DVD(字幕)] 10点(2005-08-16 15:09:49)(良:4票) 《改行有》

3.  荒野の決闘 《ネタバレ》 墓場や酒場が先に建ち、教会や学校が建設中の未完成の町。一般市民と無法者、賭博師や娼婦が微妙なバランスで共存する。西部劇は大概こんな設定なので、映画としては分かりやすく、娯楽性の高いジャンルですが、この映画はその大筋を崩さずに、芸術の域に達した稀有な作品です。特にいいのは主役のワイアット・アープ役、ヘンリー・フォンダです。ただ、西部劇の王道のヒーロー、ジョン・ウェインと違って渋いです。寡黙であまり感情を出さず、友人になったドクに対しても、打ち解けた感じを見せないものの、ひそかに尊敬し、身体を心配します。町の治安にも銃をあまり使わず、けっして暴君にならない。 そんないぶし銀のような彼が、淑女のクレメンタインに一目惚れして、いきなり可愛くなっちゃいます。いきなり服装を気にして散髪したり、ダンスの申し込みをするのに、ええい言うぞと帽子を投げたり、まるで幼稚園の保母さんに恋した男の子のようです。青空の下のダンスは、足運びがもう最高でした。 もう一人のヒロイン、チワワは一人の男を想いながらも、他の男を受け入れざるをえない弱い女性です。私にはワイアットに毒づく姿が、ドクの言葉とは逆に弱々しく見えました。そして、家族だけの世界で世間から孤立した父親役を演じたウォルター・ブレナンもまたいぶし銀のような名演でした。クライマックスの決闘シーンは、邦題が「静かなる決闘」でも良かったんじゃないかと思うくらい静かです。台詞も少ないし、音楽もない。モノクロなのに青く見える空、決闘の小道具にもなった土煙りが素晴らしい描写です。助太刀に来た3人中2人に身内の問題だからと、銃から弾を抜くところが実直なアープらしいです。 ところで、原題と主題歌にまでなったヒロインの女性がクレジットの4番目というのも、けっこう珍しい映画じゃないでしょうか。まあ、オーマイダーリン、チワワには出来ないでしょうが(笑)。[DVD(字幕)] 10点(2004-07-12 05:05:44)(良:1票) 《改行有》

4.  赤い河 《ネタバレ》 すごい牛臭い映画ですね。まあ、そこが魅力ですが。なんか牛肉の匂いと、風呂に入ってない男の臭いと、家畜の臭いに土埃の臭いがブレンドされて漂ってきそうです・・・(汗)。ダンソンという人は一度、決めたことは絶対に貫く信念を持った男です。それは長所でもあるんですが、悪く言えば、融通の利かない石頭ということで、この牛運びではそのマイナス面が害毒レベルにまでなってしまいました。超頑固親父のダンソンも、どうも育ちのよろしいお坊っちゃまに見えてしまうマシュー君も、2人共ただ後に引けなくなっているだけということは分かってましたが、あのあっさりとした、あっけないオチには驚いたというか、一瞬、思考停止になりました。1万頭もの牛をめぐる、スケールの大きい親子の愛憎劇が、ただの親子ゲンカに・・・。でも、けっこう笑える、あのラストは正解だと思います。お互いを殺したくないことは、殴り合いのケンカになったことでも明白ですし、怒ったのが女性のテスだったから、止まったんでしょうし。2人のポカンとした表情が印象的というか、間抜けに見えてしまいました。それに、あのまま殴らせたら、いったいいつまで続くやら・・・。ただ、こうもあっけなく、めでたく和解してエンドマークだと、処刑された牧童たちがどうにも気の毒ですね。ていうか、みんなムカついたんじゃないかなー。 あと、CGなしで何千頭もの牛を運ぶ場面は、やっぱり凄い迫力です。あの暴走シーンや、馬や馬車も含めた、河渡りシーンはよくぞ撮ってくれました。という高レベルです。そして人間のドラマが牛たちに負けていないところがいいです。グルートとクオの入れ歯の渡しっこや、ストレスで砂糖を盗み舐めするケネリー、途中から悪役になるダンソン、配役すべてが絶妙な味でした。西部劇初挑戦に見えないホークス監督の手腕に感服です。ただ、私的には、いいのか?これで。というラストが1番感服しましたが。[DVD(字幕)] 8点(2009-04-30 15:42:27)《改行有》

5.  カサブランカ 《ネタバレ》 骨格はよくあるメロドラマなんですが、肉付けの良さとタイミングの絶妙さが際立った幸運な映画です。臭い台詞が何故か浮かないボギーと、この頃が最高に美しかったバーグマンが中心で光り輝き、映画全体を彩るサムの歌声と、ちゃっかりした友人のルノー署長、ドイツの名優コンラート・ファイトなどの名脇役がグッジョブで固めています。そして、エキゾチックで危険なカフェの雰囲気の中、少々滑稽な、でも魅力的な客と従業員が、味のある華を添えています。それと、この映画の幸運の一つは監督がマイケル・カーティスだったことだと思います。シナリオ未完成のまま撮影を開始し、なんとか辻褄を合わせるというのは巨匠監督では有り得ないお粗末さですが、職人監督らしいバランス感覚で上手く帳尻を合わせ、出来上がってみれば、主役良し、脇役良し、音楽良し、粋な台詞てんこ盛りという、結果オーライの名作に仕上がりました。さらに、渡りに船の上昇時流に乗って、アカデミーまで獲ってしまうという百年に一度の幸運な映画になりました。こういう例は珍しいと思うので、私は勝手に招運映画と呼んでいます。偶然の傑作B級映画に乾杯です。[DVD(字幕)] 8点(2004-06-02 19:25:11)

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