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プロフィール |
コメント数 |
15 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
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1. ブルーベルベット
《ネタバレ》 この映画の根底に流れるのは、主人公が惹かれる二人の女性に象徴される光と影の対比。主人公は影側の女性に流されながらも、最終的には光の側にもどってくる。これに事件の真相を探るサスペンス的要素が加わっている、というのがこの作品の簡潔な説明である。なんともありがちな話だが、ひとつだけ他とは違う部分がある。この映画では光側より影側のほうが一層魅力的なのだ。むしろ光側はひどく皮肉った描写をしているようにさえ思える。闇の部分を美しいと思う気持ちがどういう意味を持つのかは分からないが、好きなんだからしょうがない。リンチ最高。あと、主役から脇役まで演技が秀逸。役者のちょっとしたしぐさが味わい深い(ベンとかね)。ヒットした小説を映像化しているだけの日本のダメ映画とは違う。言葉では言い表せない、映画でしか表現できないことやってると思う。感性に訴えかけるっていうのはこういうことだね。9点(2004-10-25 02:09:59)
2. グーニーズ
《ネタバレ》 「スタンド・バイ・ミー」と並んで子供の頃何度も見た映画。これも吹き替えで見たのだが、せりふを暗記するくらい見ていた。子供の頃好きだった映画は、理屈抜きに面白い。それに比べて今は、なんとまぁ斜めに見るようになってしまったのだろう・・・・。余談なんですが、ノーカット版にはハリボテのタコが出てくるらしいですね。あとスロースが最後の場面で男の首根っこをつかんで持ち上げる場面で、なんとかかんとか世界一だかなんだかっていう文字が出てくるのは、僕が録画したものだけなんでしょうか・・・・・。子供だったので漢字が読めず、そのときデータがなにか叫んでいたので、中国語かな?と思ったのを思い出します。減点するところがなにもないので10点。10点(2004-09-04 07:48:55)
3. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 この映画は小学生のころ30回以上繰り返し見ていた。見ていたのは吹き替え版だったのだが、当時は初めから最後まで全員のせりふをそらで言えるんじゃないかってほど、何度も見た。今でもワンシーンくらいなら全部言えそうだ。とにかく大好きな映画で、僕が映画を好きになるきっかけにもなった作品。すべてのシーンが印象的だが、なんといっても最後に家路につくシーンがたまらない。その後彼ら4人は疎遠になっていき、学校でもあいさつをするくらいの仲になってしまい、大人になっても交流はなくなってしまったというエピソードが物悲しくもあるが、この作品全体からは「昔は良かった」的な、大人になった今を否定する冷たさではなく、逆に包み込まれるような暖かさを感じたのを覚えている。大人が子供時代を思い出す内容なのに、僕の周りは、大人になってしまってからこの映画を見た人は「微妙」という評価が多いのはなぜだろう。子供に見せた方がぴったりの映画なのかも。10点。10点(2004-09-04 07:38:27)(良:2票)
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