みんなのシネマレビュー
レインさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 885
性別 女性

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 夏一番の暑さ、扇風機は壊れ、雨で湿度は増し、「早くかたづけようぜ」の気運が高まるシチュエーション。 生まれも世代も職業も社会的地位も異なる12人の会合は、 社会の縮図。 3回目の投票時に陪審員一人一人の顔を映すんだけれど、顔を見ただけで有罪か無罪かわかり、キャストの人選もよいのかと。 強面の3番(リー・J・コッブ)と4番(E・G・マーシャル、「スーパーマンⅡ」の大統領です♪)を並べた難攻不落の砦みたいなのもある陪審員室での、人命がかかった知力を尽くした論戦は見応えタップリ。 プロデューサーも兼ねるヘンリー・フォンダの8番は情の厚さに加え名探偵のようにスルドく、彼の熱意が伝染して白熱した場を生む手腕は監督シドニー・ルメットのものだけど、陪審員経験のある脚本家のシナリオがよくできているんだね。 聞くに耐えないような発言をする人には、無罪派のみならず同じ有罪派まで背を向けるフェアな精神もよく、推定無罪に持ちこんだ後3番に上着を着せる8番の図は、敵将同士の友情を思わせる。 彼は「自分が勝った」などとは思わず、ただ「終わった」とだけ思っているんだろう。 皆が去ったテーブルには、3番が拾い残した息子の写真の破片が寂しげに残り。 雨上がりの散開がすがすがしく、半世紀たってもリメイクが作られるほど面白い、シンプル・イズ・ベストの見本のような名作。[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-07-10 07:00:03)

2.  ローマの休日 アンは生まれながらに望みもしないのに美しく飾られた牢獄にいるようなもの。彼女の望みが贅沢とは思われない。(ダルトン・トランボは、後年の「ジョニーは戦場へ行った」とは全く違う形で自由から隔てられた若者の物語を書いた)後半が切ないのは楽しい前半からの転調が十分に効いているからだが、この構成は見事だと思う。ジョー・ブラッドレーが金欠の新聞記者というのもこれ以上ない設定だし、友人のカメラマン、アーヴィングも最高である。アーニャはヘアカットとともに袖を巻き上げスカーフを巻くだけでイメージを一新し、美容師マリオ・デ・ラーニ役のパオロ・カルリーニが明るいイタリアンな情緒を添える。「仕方なくしていることだってあるんだよ」とのジョーの言葉は作品の底辺に諦念が流れているのを感じさせるが、ラストは言葉にたよらず感情を細やかに伝えてみせる。たった一日、しかしかけがえのない一日が小国の王女を大きく変えた。そしてまたジョーも。オードリーの笑顔と涙はこれからも観客を魅了し続けるのだろう。[映画館(字幕)] 9点(2009-08-31 01:33:44)(良:3票)

3.  愛情物語(1956) 《ネタバレ》 喜びも哀しみもふくんだ穏やかな夜想曲(ノクターン)を聴くたびにこの映画を思い出す。 成功を手にしながら彼はかならずしも幸運な人間とはいえない。 天使であった最初の妻を失うだけでなく、嵐の夜にようやく開かれた息子の心を抱きしめたのもつかの間、まだ若い自分自身まで。 だがピアノにも家族にも精一杯の愛情を注いだ人生は短くともなんと価値のあることか。 瞬きのうちに風のように飛び去る魂を表現しているかにも思えるひときわ鮮やかなラストは、万感とともにこれ以上の幕切れを見たことがない気さえしてしまう。[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-03-31 20:43:29)(良:1票)

4.  鉄道員(1956) ピエトロ・ジェルミ監督・主演のホームドラマは、古い時代のイタリアの情緒が盛られる。 鉄道員としては優秀ながらワンマンな父に反目する姉と兄、ばかりか姉夫婦の不和など気苦労がたえない母と末っ子の弟。 小さなほころびが大きく裂けていく様はやるせない。 空気を読みとるサンドリーノは環境がそうさせたのだけれど、小さい体に聡い目をして大人たちの間をさまよう。 スト破りもからんだ仕事仲間との軋轢と修復も描かれ、一本気なマルコッチを気づかう同僚リベラーニの大らかな情は得がたいもの。 心境の変化がもたらす展開は「素晴らしき哉、人生!」も思いおよび、ラストの違いはアメリカとイタリアのお国柄だろうけれど、クリスマスの改心ものとしてあちらに劣るものではないと思うので。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-05 07:00:03)(良:1票)

5.  雨に唄えば スタンリー・ドーネンの「雨に唄えば」は前の年の「巴里のアメリカ人」よりも明るく大衆的で、隙なく娯楽をつめこんだエンタメ・ミュージカル☆ ジーン・ケリーが演技もダンスもできるのに対して女性は演技のデビーとダンスのシドに振りわけて、ドナルド・オコーナーもすぐれたボディ芸を見せてくれる。 ストーリーとはあまり関係のないシド・チャリシーとのダンス・シーンは「巴里」に劣らない芸術性も入れるため? あれがあるから子どもっぽくなってない。 そしてやっぱりあのシーン、一般的にはマイナスイメージの雨の日をプラスに変えた功績は大きくて、灰色のレイニー・デイを楽しきものにした映画♪[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-10 07:00:05)(良:1票)

6.  道(1954) 《ネタバレ》 ウディ・アレンがこの映画をとても好きというのは「ギター弾きの恋」を見るとわかり、ジュネの「ロスト・チルドレン」の鎖切り芸人ワンもザンパノへのオマージュが感じられる。 イタリア的な表現は不得手な部分もあるけれど(ジェルソミーナが発症するシーンなどは、哀れっぽすぎて得意ではない)、個性的な2人の対照的なキャラクターやバイクに引かれる古びた小さな「家」は詩情あり、行く先々での大道芸の日々に祭りの光と影。 癒しの言葉を語るキ印が登場、ザンパノが彼を殺すことで均衡が破れ、ジェルソミーナの心にも綻びが生じ、ゆるやかに悲劇的な結末に向かうさまは残酷なまでに人の弱さを見せる。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-06-19 00:00:03)

7.  巴里のアメリカ人 ヴィンセント・ミネリの「巴里のアメリカ人」は芸術性豊か、ガーシュウィンとフレンチアートがふんだんに。 レスリー・キャロンは「あしながおじさん」よりこちらが好き。 端正なアステアより豪快なケリーと相性がよいのか。 美人というよりキュートなバレエダンサー、ちょっとカイリーに似てるかな。 賛否両論終盤20分は肯定派、他じゃこんなの見れないモン。 骨太ジーン・ケリーはロートレックなら骨なしヴァランタンよりショコラ![CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-09 07:00:03)

8.  大人は判ってくれない サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」がさして好かないのと同じような理由で、この映画にもさほど惹かれるわけではなく、孤独な少年の偽らざる心情や行動を表現していようと年令的・環境的な精神不安定からただ反抗しているだけでは。 青い未熟さをフィルムに定着させただけでは。 トリュフォーの子供時代を反映しているだけでは。 だが「ライ麦」の傍らにグラース家の連作があるように、これも単品としてよりも滑稽なドワネル・シリーズのプロローグとして見た場合違った趣がある。 トリュフォーはジャン=ピエール・レオの人生をこれで決定づけてしまったようなもの。 プチ・ドワネル、アントワーヌのやらかすことは青年になっても変わらず無軌道で痛く、監督自身がアンファンであったのだろうと思う。 この手の役柄はレオの定番となり、海岸に佇む少年は時を経てはからずもヌーヴェル・ヴァーグの申し子になるが、彼はまだそれを知らない。 エピローグは(彼の作品ではないが)レオが映画監督を演じる「イルマ・ヴェップ」がいいかもしれない、トリュフォーの分身であったレオはここへきて初めて彼と同化したかに錯覚する。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-30 00:25:56)

9.  宝島(1950) スティーブンソンの「宝島」は、簡潔で流麗な文体と海賊シルヴァーの特異なキャラクターで評価されており、このディズニー映画は95分とコンパクトながら、原作ファンをまずまず満足させる出来。 冒頭のビリー・ボーンズのくだりが省かれているので、黒犬がベンボー提督亭に現れた時は彼がボーンズかと見誤ってしまいましたが。 ジム・ホーキンス少年は想像より年少なもののがんばっており、リブシー先生やトリローニさん、スモレット船長もそれらしい風情。 実質的な主役であるジョン・シルヴァー(ロバート・ニュートン)をラストでは大胆に書き変え、彼に残された人間らしさとジムとの絆を強調しており(アニメの「トレジャー・プラネット」も同様にアレンジ)、原作のままではシルヴァーの魅力が十分でないと考えたようで、本ではシルヴァーよりもリブシー先生の方が好きだった自分も納得。 シルヴァーは個性的でも好人物とはいいがたかったからです。 砦のセットなどは「宝島に来た!」と思えていいのですが、ドラマ中心でジムがベン・ガンの皮ボートで漂流したり、ヒスパニオラ号を操舵するシーンがないのはやや物足りない気がしました。[DVD(字幕)] 7点(2009-12-03 02:23:39)

10.  アンネの日記(1959) 映画としては成立しているが、ヴィジュアルもふくめてオリジンからは距離があるといわねばならない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-17 00:29:49)

11.  パリの恋人 Swing out sisterの‘Waiting game’(89)のヴィデオ(YTでも見れます)はこの映画の影響が顕著。いや、彼らだけじゃないでしょうけど。50年代の作品にしてPVの魁(さきがけ)。赤い紗をヒラヒラさせながら階段をおりてきて‘Take a picture!’素敵だ。(華やかな蝶に羽化するまえの、本好きイモ虫ちゃん時代もキライじゃないです) [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-09 05:33:42)《改行有》

12.  ロミオとジュリエット(1954) カステラーニの「ロミ&ジュリ」。 68年版はオリビア・ハッセーの美しさを舞踏会では赤い衣装で目立たせていましたが、この映画では赤い群れの中で白い衣装のジュリエットを際立たせており、原典の「カラスの群れの中に白い鳩が舞い降りたようだ」に近いイメージ。 68年版ではぼかされていたロミオの思い人ロザラインもキャラクターとして登場し、キャピュレット家の霊廟に眠るヒロインのもとを婚約者パリスが訪れる場面もあるなど、原典を重んじた作り。 金髪のジュリエットが新鮮で、イタリア・ロケとパインウッド・スタジオのセットによるヴェローナの街は68年版以上に壮観、一番の見どころかもしれません。 ジュリエットの父キャピュレットがいつも太った俳優さんなのは、おもしろい伝統。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-05 07:00:24)

13.  麗しのサブリナ オードリーの「ローマの休日」の次の作品としてはまずまず?「パリの恋人」と同じイメチェンものですが、ピュアで真面目なイメージの若きオードリーはワイルダーの作りこんだ人工的な世界、恋愛ゲームのような雰囲気にはあまり合わない気がするのですが。(「昼下がりの情事」もね)[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-23 06:43:44)

14.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 愛らしいポーレットは小さなファム・ファタール。かばってくれるミシェルまで困難に追いやってしまうのが痛ましいが、ミシェルがどこまでも彼女のいいなりなのがいい印象を与えず同情はできない。大人の描き方も少し極端すぎはしまいか。子供を起用した反戦映画にはあまり心を摑まれることがない。モノクロ・タイトル・音楽・スチールが「名画」的。ブリジット・フォッセーは「青春のさすらい」で美しく成長した姿を見せる。[地上波(字幕)] 6点(2010-03-05 06:34:59)

15.  昼下りの情事 これね、キモチわるかったです。熟年プレイボーイとウブ嬢ちゃんの遍歴自慢合戦なのが。あの昼下がりの情事の時にアリアーヌがそんな手練れでないのはバレバレのはずだしね。大人に憧れて背のびしてるオードリーは可愛いいオバカさん。ワイルダーの品よさげで実はそうでもない艶笑ラブコメの中でも好かなくて、男性の願望映画に思えるのですけど。[地上波(吹替)] 5点(2010-05-29 01:38:44)(笑:1票)

16.  足ながおじさん これは私にはかなりキビシイです……これと「ピッピ」は少女向け児童書の中でもユーモアとユニークさで上位にあると思うからです。活気に満ちた書簡集を映像にすること自体無理な話ですし、プロットだけ使ったって単なるシンデレラ物にしか見えませんからね。フレッド・アステアもどんなにダンスがお上手でも、ジャービス・ペンデルトンには少しお年では。[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-08 01:04:11)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS