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1. リンダ リンダ リンダ
《ネタバレ》 押し付けられるわけでもなく、淡々と流れていく高校時代そのものの空気感。
焦点がブレる部分もあり、どこに落としたいのか監督自身迷っているような蛇足的なシーンも見られるが、それが意図的なものなのかあるいは本当に迷っていたのかは分からない。
最後の舞台のみを見つめる牽引者がいなかったことが、私にそう感じさせたのかもしれない。
でもまぁ、実際のバンド活動ってそんなもんだと思うけれども(それがリアルさに繋がってるのかもしれない)みんな「バンドのことだけ」なんてことはないわけだし。
ぶれ幅は大きいが、頭の中でそのシーンをカットすればよくよくまとまった映画だと思う。
あるTVアニメーションの最終話で、この映画のラストをまるまるコピーしたようなコンテが使われたことは有名。もちろんこっちの映画が先。
それだけ魅力的なカットだったともいえる。
本家の「終わらない歌」に乗せて各人のカットが流れるEDは最高だ。[DVD(邦画)] 7点(2007-03-14 10:39:36)《改行有》
2. パッチギ!
井筒映画としては一つの完成系だと思います。ドコを切り取っても楽しめる映画であることは違いありません。
が、です。
それはあくまでも「映画を画面としてのみ観る」場合の感想であって、シナリオやセリフ等々の部分に関しては残念ながら「0点」をつけざるを得ません。
この映画がもたらす大きな、それでいて取り返しのつかない誤解にはマイナス得点をつけても構わないと思います。
国会議事堂は朝鮮人が建てただの、日本に嫌々連れてこられただの…少し調べればバれる嘘がそこかしこに散らばっています。
あえて多くは語りませんが、この映画をみて「日本人はひどいことをした」と感じた方は図書館でも目の前にある箱を使ってでも構いませんから、当時のことを調べてみてください。日本がどれだけの経費と労力を用いて朝鮮半島を建て直したか、その一片でもすぐに見つかるはずです。
韓国や北朝鮮のプロパガンダ映画としてなら10点満点です。
新興宗教が作る「信心の無い奴は愚かだ」系の映画としても10点でしょう。
これは「そういう」映画です。[DVD(邦画)] 0点(2007-03-14 10:21:32)(良:8票) 《改行有》
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